JP2005149293A - データ転送制御装置、及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 VBUS給電の交代を実現できるデータ転送制御装置及び電子機器の提供。
【解決手段】 転送コントローラ10は、VBUS給電の交代要求パケットを、Bプラグ接続側(Bデバイス側)に送信し、VBUS給電の交代承諾パケットを受信した場合には、VBUS給電の停止を給電スイッチ回路30に指示する。VBUS給電の停止前にVBUS電圧レベルの監視を停止する。転送コントローラ50は、VBUS給電の交代要求パケットをAプラグ接続側(Aデバイス側)から受信し、交代を承諾する場合には、VBUS給電の交代承諾パケットを送信し、VBUS給電の開始を給電スイッチ回路70に指示する。VBUS給電の開始前に、VBUS電圧レベルの監視を停止する。コントロール転送により交代要求パケットや交代承諾パケットを送信する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、データ転送制御装置、及び電子機器に関する。
近年、パーソナルコンピュータと電子機器(周辺機器)とを接続するためのインターフェース規格としてUSB(Universal Serial Bus)規格が注目を集めている。このUSBは、データラインの他にVBUSラインと呼ばれる電源ラインを持つという特徴がある。そしてUSB規格では、Aプラグが接続された側がVBUSラインを使用して電源給電を行うことが規格上義務づけられている。
しかしながら、携帯電話などの携帯型電子機器では、電池駆動で動作するのが一般的である。従ってその電池の消耗を考慮すると、Aプラグが接続された側であっても、携帯型電子機器が電源給電を行うことは避けた方が望ましい。
特開2002−344537号公報
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、VBUS給電の交代を実現できるデータ転送制御装置、及び電子機器を提供することにある。
本発明は、USB(Universal Serial Bus)を介したデータ転送のためのデータ転送制御装置であって、データ転送を制御する転送コントローラと、USBのVBUSラインへの電源給電のスイッチ制御を行う給電スイッチ回路とを含み、前記転送コントローラが、データ転送制御装置がUSBのAプラグ接続側のデータ転送制御装置であってVBUS給電を行っている場合に、VBUS給電の交代要求パケットを、Bプラグ接続側のデータ転送制御装置に送信し、Bプラグ接続側のデータ転送制御装置からVBUS給電の交代承諾パケットを受信した場合には、VBUS給電の停止を前記給電スイッチ回路に指示するデータ転送制御装置に関係する。
本発明では、VBUS給電の交代を要求するパケットが、Bプラグ接続側のデータ転送制御装置(転送コントローラ)に送信される。そしてBプラグ接続側のデータ転送制御装置から、VBUS給電の交代を承諾するパケットが受信されると、Aプラグ接続側の給電スイッチ回路によるVBUS給電が停止される。このようにすることで、VBUS給電をAプラグ接続側からBプラグ接続側に、ネゴシエーションにより交代することが可能になる。従って例えばAプラグ接続側の電子機器が電池駆動で動作し、Bプラグ接続側の電子機器がAC電源で動作する場合などにおいて、Aプラグ接続側の電子機器の電池の消耗を抑制でき、ユーザの利便性を高めることができる。なおAプラグ接続側のデータ転送制御装置とは、Aプラグが接続される電子機器に含まれるデータ転送制御装置を意味し、Bプラグ接続側のデータ転送制御装置とは、Bプラグが接続される電子機器に含まれるデータ転送制御装置を意味する。またデータ転送制御装置は通常のUSB規格に準拠したデータ転送を行うものであってもよいし、いわゆるOTG(USB On−The−Go)に準拠したデータ転送を行うものであってもよい。
また本発明では、VBUSの電圧レベルを監視する監視回路を含み、前記転送コントローラが、VBUS給電の停止を前記給電スイッチ回路に指示する前に、VBUS電圧レベルの監視の停止を前記監視回路に指示するようにしてもよい。
即ちVBUS給電(VBUS給電権)の交代のためにAプラグ接続側がVBUS給電を停止すると、Bプラグ接続側がVBUS給電を正常に開始するまでの間、VBUS電圧レベルの異常状態が監視回路により誤って検出される事態が生じるおそれがある。本発明によればこのような事態を回避できる。
また本発明では、前記転送コントローラが、VBUS給電の停止を前記給電スイッチ回路に指示した後、ウェイト処理を行い、その後にVBUS電圧レベルの監視の再開を前記監視回路に指示するようにしてもよい。
このようにすれば、Bプラグ接続側のVBUS給電によりVBUS電圧レベルが安定するのを待ってから、Bプラグ接続側によるVBUS給電を、Aプラグ側の監視回路を用いて適正に監視できるようになる。
また本発明では、Bプラグ接続側のデータ転送制御装置がVBUS給電を行っている場合に、Bプラグ接続側のデータ転送制装置によるVBUS給電を停止することを上層により指示された場合又はVBUS電圧レベルが動作有効電圧レベルよりもダウンした場合には、前記転送コントローラが、VBUS給電の停止命令パケットをBプラグ接続側のデータ転送制御装置に送信し、VBUS給電の再開を前記給電スイッチ回路に指示するようにしてもよい。
このようにすれば、アプリケーションプログラムやデータ転送制御装置を制御するファームウェアなどの上層から指示があった場合や、VBUS電圧レベルが異常状態になった場合に、Bプラグ接続側によるVBUS給電を停止し、Aプラグ接続側の給電スイッチ回路によるVBUS給電を再開できる。
また本発明では、VBUSの電圧レベルを監視する監視回路を含み、前記転送コントローラが、VBUS給電の再開を前記給電スイッチ回路に指示する前に、VBUS電圧レベルの監視の停止を前記監視回路に指示するようにしてもよい。
このようにVBUS給電の再開前にVBUS電圧レベルの監視を停止するようにすれば、VBUS電圧レベルの異常状態が誤って検出されてしまう事態を防止できる。
また本発明では、前記転送コントローラが、VBUS給電の再開を前記給電スイッチ回路に指示した後、ウェイト処理を行い、その後に、VBUS電圧レベルの監視の再開を前記監視回路に指示するようにしてもよい。
このようにウェイト処理後にVBUS電圧レベルの監視を再開するようにすれば、Aプラグ接続側のVBUS給電が正常に行われているか否かを適正に監視できる。
また本発明では、前記転送コントローラが、前記交代要求パケットをUSBのコントロール転送を用いて送信するようにしてもよい。
なおコントロール転送以外の転送方式で、交代要求パケットを送信するようにしてもよい。
また本発明は、USB(Universal Serial Bus)を介したデータ転送のためのデータ転送制御装置であって、データ転送を制御する転送コントローラと、USBのVBUSラインへの電源給電のスイッチ制御を行う給電スイッチ回路とを含み、前記転送コントローラが、データ転送制御装置がUSBのBプラグ接続側のデータ転送制御装置でありAプラグ接続側のデータ転送制御装置がVBUS給電を行っている場合に、VBUS給電の交代要求パケットをAプラグ接続側のデータ転送制御装置から受信し、交代を承諾する場合には、VBUS給電の交代承諾パケットをAプラグ接続側のデータ転送制御装置に送信し、VBUS給電の開始を前記給電スイッチ回路に指示するデータ転送制御装置に関係する。
本発明では、Aプラグ接続側のデータ転送制御装置(転送コントローラ)からVBUS給電の交代要求パケットが受信され、交代を承諾する場合には、VBUS給電の交代承諾パケットがAプラグ接続側のデータ転送制御装置(転送コントローラ)に送信される。そしてBプラグ接続側の給電スイッチ回路によるVBUS給電が開始される。このようにすることで、VBUS給電をAプラグ接続側からBプラグ接続側に、ネゴシエーションにより交代することが可能になる。従って例えばAプラグ接続側の電子機器が電池駆動で動作し、Bプラグ接続側の電子機器がAC電源で動作する場合などにおいて、Aプラグ接続側の電子機器の電池の消耗を抑制でき、ユーザの利便性を高めることができる。
また本発明では、VBUSの電圧レベルを監視する監視回路を含み、前記転送コントローラが、VBUS給電の開始を前記給電スイッチ回路に指示する前に、VBUS電圧レベルの監視の停止を前記監視回路に指示するようにしてもよい。
このようにVBUS給電の開始前にVBUS電圧レベルの監視を停止するようにすれば、VBUS電圧レベルの異常状態が誤って検出されてしまう事態を防止できる。
また本発明では、前記転送コントローラが、VBUS給電の開始を前記給電スイッチ回路に指示した後、ウェイト処理を行い、その後に、VBUS電圧レベルの監視の再開を前記監視回路に指示するようにしてもよい。
このようにウェイト処理後にVBUS電圧レベルの監視を再開するようにすれば、Bプラグ接続側のVBUS給電が正常に行われているか否かを適正に監視できる。
また本発明では、データ転送制御装置がBプラグ接続側としてVBUS給電を行っている場合に、VBUS給電の停止命令パケットをAプラグ接続側のデータ転送制御装置から受信した場合又はVBUS電圧レベルが動作有効電圧レベルよりもダウンした場合には、前記転送コントローラが、VBUS給電の停止を前記給電スイッチ回路に指示するようにしてもよい。
このようにすれば、VBUS給電の停止命令パケットを受信した場合や、VBUS電圧レベルが異常状態になった場合に、Bプラグ接続側によるVBUS給電を停止できる。
また本発明では、VBUSの電圧レベルを監視する監視回路を含み、前記転送コントローラが、VBUS給電の停止を前記給電スイッチ回路に指示する前に、VBUS電圧レベルの監視の停止を前記監視回路に指示するようにしてもよい。
このようにVBUS給電の停止前にVBUS電圧レベルの監視を停止するようにすれば、VBUS電圧レベルの異常状態が誤って検出されてしまう事態を防止できる。
また本発明では、前記転送コントローラが、VBUS給電の停止を前記給電スイッチ回路に指示した後、ウェイト処理を行い、その後に、VBUS電圧レベルの監視の再開を前記監視回路に指示するようにしてもよい。
このようにウェイト処理後にVBUS電圧レベルの監視を再開するようにすれば、Aプラグ接続側のVBUS給電が正常に行われているか否かを適正に監視できる。
また本発明では、前記転送コントローラが、前記交代承諾パケットをUSBのコントロール転送を用いて送信するようにしてもよい。
なおコントロール転送以外の転送方式で、交代承諾パケットを送信するようにしてもよい。
また本発明は、上記のいずれかのデータ転送制御装置と、前記データ転送制御装置を制御する処理部とを含む電子機器に関係する。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.Aプラグ、Bプラグ
USBではコネクタの規格として図1(A)に示すようなAプラグ、Bプラグ(第1、第2のプラグ)が定義されている。またAプラグが挿入可能な構造を有するAレセプタクルとBプラグが挿入可能な構造を有するBレセプタクルが定義されている。またコネクタ形状を小型化するために、Mini-Aプラグ、Mini-Bプラグ、Mini-Aレセプタクル、Mini-Bレセプタクルが定義されている。更に、ペリフェラル(USBデバイス)に簡易ホスト機能を持たせることができるOTG(USB On−The−Go)では、Mini-Aプラグ及びMini-Bプラグの両方が挿入可能な構造を有するMini-ABレセプタクルが定義されている。
USBではAプラグ(Mini-Aプラグ)に接続された側が、Bプラグ(Mini-Bプラグ)に接続された側に対してVBUS給電を行う。従って図1(B)では、Aプラグ接続側の電子機器(データ転送制御装置)が、Bプラグ接続側の電子機器(データ転送制御装置)にVBUS給電を行うことになる。
なお通常のUSBでは、Aプラグはホスト(USBホスト)に接続され、BプラグはUSBデバイス(ペリフェラル)に接続される。これに対して、OTGでは、Aプラグ接続側はAデバイスと呼ばれ、Bプラグ接続側はBデバイスと呼ばれる。そしてデフォルト状態では、Aデバイスがホストになり、Bデバイスがペリフェラル(USBデバイス)になるが、ホスト交換手順HNP(Host Negotiation Protocol)を用いることでホストとペリフェラルの役割を交換できる。従ってAプラグに接続されたAデバイスがペリフェラルになり、Bプラグに接続されたBデバイスがホストになることも可能となり、いわゆるデュアルロールデバイスを実現できる。
またOTGでは、Mini−ABレセプタクルに挿入されたプラグの種類を判別するため、図1(C)に示すように、VBUS、D+/−、GNDの端子に加えてID端子が定義されている。Mini−AプラグではID端子がGNDに接続され、Mini−BプラグではID端子がオープン状態になる。従って、このID端子を用いて、Mini−ABレセプタクルに挿入されたプラグが、Mini−AプラグなのかMini−Bプラグなのかを判別できる。
2.VBUS給電の交代のネゴシエーション
上述のようにUSBではAプラグ接続側がBプラグ接続側にVBUS給電を行うことが規格上義務づけられている。例えば図2(A)において、携帯型電子機器であるデジタルカメラ300は、通常はUSBのAレセプタクル(Mini-Aレセプタクル、Mini-ABレセプタクル)を備えており、USBケーブルのAプラグが接続される。一方、プリンタ310などの電子機器は、通常はUSBのBレセプタクルを備えており、USBケーブルのBプラグが接続される。従ってこの場合には、Aプラグ接続側(Aデバイス側)であるデジタルカメラ300が、Bプラグ接続側(Bデバイス側)であるプリンタ310に対してVBUS給電(VBUSラインへの電源供給)を行わなければならない。
ところが、デジタルカメラ300は通常は電池駆動であるため、デジタルカメラ300側がVBUS給電を行うと、電池を直ぐに消耗してしまい、ユーザの利便性に欠ける。一方、プリンタ310はAC電源を備えているため、プリンタ310がVBUS給電を行うことにはあまり問題がない。
そこで本実施形態では、VBUS給電を行う側をネゴシエーションにより決定して交代する手法を採用している。即ちアプリケーションプログラムやフォームウェアなどがVBUS給電の交代についてのネゴシエーションを指示すると、Aプラグ接続側とBプラグ接続側のいずれによりVBUS給電を行うかについてのネゴシエーションが開始される。そして、このネゴシエーションにより、VBUSの給電側が決定され、その給電側によりVBUS給電が行われる。このようにすることで、図2(B)に示すように、AC電源を備えるプリンタ310がデジタルカメラ300にVBUS給電を行うことが可能になり、デジタルカメラ300の電池消耗を抑制できるようになる。
3.構成
図3に本実施形態の手法を実現できるデータ転送制御装置の構成例を示す。Aプラグ接続側(Aデバイス側)のデータ転送制御装置(Aプラグに接続される電子機器に含まれるデータ転送制御装置)は、転送コントローラ10、給電スイッチ回路30、監視回路40を含む。ここで転送コントローラ10はUSBを介したデータ転送を制御するためのコントローラであり、トランシーバ12、SIE(Serial Interface Engine)14、データバッファ16、VBUSコントローラ18、処理部20(CPU)を含む。なおこれらの機能(回路)ブロックの一部を省略した構成にしてもよい。
トランシーバ12は、差動データ信号D+、D−を用いてUSBのデータを送受信する回路であり、USBの物理層回路を含む。より具体的にはトランシーバ12は、D+、D−のラインステート(J、K、SE0等)の生成、シリアル/パラレル変換、パラレル/シリアル変換、ビットスタッフィング、ビットアンスタッフィング、NRZIデコード、NRZIエンコードなどを行う。
SIE14は、USBのパケット転送のための種々の処理を行う回路である。このSIE14には、図示しないパケットハンドラ回路、サスペンド&レジューム制御回路、トランザクション管理回路などを含めることができる。
データバッファ16は、USBを介して転送されるデータ(送信データ又は受信データ)を一時的に格納(バッファリング)するためバッファ(FIFO)である。このデータバッファ16はRAM(Random Access Memory)などのメモリにより構成できる。
VBUSコントローラ18はVBUS給電やVBUS電圧レベル監視のためのコントローラである。具体的にはVBUSコントローラ18は、給電スイッチ回路30でのVBUS給電を制御したり、監視回路40でのVBUS電圧監視を制御する。
処理部20(CPU)は、転送コントローラ10内の各回路ブロックを制御したり、データ転送制御のためのソフトウェア処理を行う。この処理部20は、VBUS給電の交代のネゴシエーション処理を行うネゴシエーション部22を含む。このネゴシエーション部22の機能は、CPU(プロセッサ)などのハードウェアと、ファームウェアやアプリケーションプログラムなどのソフトウェアにより実現される。
給電スイッチ回路30は、VBUSラインへの電源給電のスイッチ制御を行う回路である。具体的には給電スイッチ回路30は、トランジスタ等で構成されるスイッチ素子SAを含む。そしてVBUSコントローラ18からのスイッチ信号SSAがアクティブになるとスイッチ素子SAがオンになり、電源VCCがVBUSラインに接続される。これによりVCCによるVBUS給電が開始される。一方、スイッチ信号SSAが非アクティブになるとスイッチ素子SAがオフになり、電源VCCとVBUSラインの間の接続が遮断される。これによりVBUS給電が停止される。なお電源VCCは、電池(充電式蓄電池)により供給することもできるし、AC電源により供給することもできる。
監視回路40はVBUSの電圧レベルを監視する回路である。具体的には監視回路40はコンパレータCPAを含む。このコンパレータCPAはVBUS電圧レベルと基準電圧レベルVR(例えば4.4Vなどの動作有効電圧レベル)とを比較し、VBUS電圧レベルがVRよりも低くなると、検出信号VDAをアクティブにする。
例えばUSB(OTG)では、電流供給能力の低いローパワーデバイスの場合には、VBUS電圧レベルを4.4V〜5.25Vの範囲に維持しなければならない。また電流供給能力の高いハイパワーデバイスの場合には、VBUS電圧レベルを4.75V〜5.25Vの範囲に維持しなければならない。従って、いずれにせよVBUS電圧レベルが4.4V(動作有効電圧レベル)よりも小さくなった状態は異常状態であり、監視回路40はVBUSの電圧レベルを監視して、この異常状態を検出し、検出信号VDAをアクティブにする。
Bプラグ接続側(Bデバイス側)のデータ転送制御装置(Bプラグに接続される電子機器に含まれるデータ転送制御装置)は、転送コントローラ50、給電スイッチ回路70、監視回路80を含む。また転送コントローラ50は、トランシーバ52、SIE54、データバッファ56、VBUSコントローラ58、処理部60(CPU)を含む。なおこれらの機能(回路)ブロックの一部を省略した構成にしてもよい。これらのBプラグ接続側の転送コントローラ50、トランシーバ52、SIE54、データバッファ56、VBUSコントローラ58、処理部60、給電スイッチ回路70、監視回路80等の構成及び動作は、Aプラグ接続側の転送コントローラ10、トランシーバ12、SIE14、データバッファ16、VBUSコントローラ18、処理部20、給電スイッチ回路30、監視回路40等の構成及び動作と、ネゴシエーション処理などを除いてほぼ同様であるため、説明を省略する。
なおAプラグ接続側やBプラグ接続側のデータ転送制御装置をUSBのOTG規格に準拠させる場合には、ホストの役割として動作するホスト動作のステートとペリフェラルの役割として動作するペリフェラル動作のステートを含む複数のステートの制御を行うステートコントローラと、ホスト動作時においてホストとしてのデータ転送を行うホストコントローラと、ペリフェラル動作時においてペリフェラルとしてのデータ転送を行うペリフェラルコントローラを、データ転送制御装置に含ませればよい。
4.動作
次に本実施形態のデータ転送制御装置の動作の概要について説明する。本実施形態ではAプラグ接続側(Aデバイス側)の転送コントローラ10が、VBUS給電の交代時に、VBUS給電の交代要求パケットをBプラグ接続側(Bデバイス側)のデータ転送制御装置(転送コントローラ50)に送信する。そしてBプラグ接続側のデータ転送制御装置(転送コントローラ50)からVBUS給電の交代承諾パケットを受信した場合には、転送コントローラ10は、VBUS給電の停止を給電スイッチ回路30に指示する。
具体的には、転送コントローラ10のトランシーバ12、SIE14などが、例えばUSBのコントロール転送により、交代要求パケットの送信や交代承諾パケットの受信を行う。そして交代承諾パケットが受信されると、VBUSコントローラ18がスイッチ信号SSAを非アクティブにして、スイッチ素子SAをオフにする。これにより、Aプラグ接続側によるVBUS給電が停止される。なお、これらの一連のネゴシエーション処理はネゴシエーション部22の制御のもとで行われる。
一方、Bプラグ接続側の転送コントローラ50は、VBUS給電の交代要求パケットをAデイバス側のデータ転送制御装置(転送コントローラ10)から受信する。そしてVBUS給電の交代を承諾する場合には、VBUS給電の交代承諾パケットをAプラグ接続側のデータ転送制御装置(転送コントローラ10)に送信する。そしてVBUS給電の開始を給電スイッチ回路70に指示する。
具体的には、転送コントローラ50のトランシーバ52、SIE54などが、例えばUSBのコントロール転送により、交代要求パケットの受信や交代承諾パケットの送信を行う。そしてVBUS給電の交代を承諾した場合には、VBUSコントローラ58がスイッチ信号SSBをアクティブにして、スイッチ素子SBをオンにする。これにより、Bプラグ接続側によるVBUS給電が開始される。なお、これらの一連のネゴシエーション処理はネゴシエーション部62の制御のもとで行われる。
以上のようにすることで本実施形態では、Aプラグ接続側からBプラグ接続側へのVBUS給電の交代に成功している。これにより図2(B)に示すように、Bプラグ接続のプリンタ310が、Aプラグ接続のデジタルカメラ300にVBUS給電を行うことが可能になる。従って、プリンタ310がAC電源を有する場合には、このAC電源を利用して、電池駆動のデジタルカメラ300にVBUS給電することが可能になり、デジタルカメラ300の電池消耗を抑制できる。しかも本実施形態では、このようなVBUS給電の交代が、パケット転送を用いたネゴシエーション処理により実現される。従って、相手の電子機器がAC電源を有するか否かなどを確認し合いながらVBUS給電を交代できるため、安全且つ確実なVBUS給電の交代を実現できる。またVBUS給電の交代のためのファームウェアやアプリケーションプログラムなどをデータ転送制御装置に実装するだけで、VBUS給電の交代を実現できるという利点もある。なおVBUS給電の交代要求や交代承諾をパケット転送以外の手法(例えばデータラインの電圧レベルの変化等)で伝えるようにしてもよい。
次に本実施形態のデータ転送制御装置の動作の詳細について図4〜図7のフローチャート及び図8、図9の状態遷移図を用いて説明する。
図4、図5はAプラグ接続側のデータ転送制御装置の動作フローである。まずAプラグ接続側がVBUS給電している状態で(ステップS1)、Bプラグ接続側に対してVBUS給電の交代要求パケットを送信する(ステップS2)。そしてBプラグ接続側から交代承諾パケットを受信した場合には(ステップS3)、VBUS動作有効電圧レベルの監視を停止する(ステップS4)。即ちVBUS電圧レベルの監視の停止を監視回路40に指示する。
次にVBUS給電を停止し、VBUS電圧レベル安定のためのウェイト処理を行う(ステップS5)。即ちVBUS給電の停止(スイッチ素子SAのオフ)を給電スイッチ回路30に指示する。またVBUS電圧レベルが安定するのを待つために、所与の規定時間だけ処理をウェイトする。そして規定時間の経過後、VBUS電圧レベルが動作有効電圧レベルに達していた場合には(ステップS6)、動作有効電圧レベルの監視を再開する(ステップS7)。即ちVBUS電圧レベルの監視の再開を監視回路40に指示する。このようにしてBプラグ接続側がVBUSを給電している状態になる(ステップS8)。
一方、規定時間の経過後、VBUS電圧レベルが動作有効電圧レベルに達していなかった場合には(ステップS6)、Aプラグ接続側によるVBUS給電を再開する(ステップS9)。即ちVBUS給電の再開(スイッチ素子SAのオン)を給電スイッチ回路30に指示する。そしてVBUS電圧レベルが安定するのを待つために、所与の規定時間だけ処理をウェイトし(ステップS10)、その後、動作有効電圧レベルの監視を再開する(ステップS7)。このようにしてAプラグ接続側がVBUSを給電している状態になる(ステップS11)。
図4に示すように本実施形態では、VBUS給電の停止前に、VBUS電圧レベルの監視を停止している(ステップS4、S5)。そしてVBUS給電の停止後に、ウェイト処理を行い、その後にVBUS電圧レベルの監視を再開している(ステップS5、S6、S7)。
即ちVBUS給電の交代のためにAプラグ接続側がVBUS給電を停止すると、Bプラグ接続側によるVBUS給電が正常に行われるまでの間、VBUS電圧レベルが不安定になる。この時に、VBUS電圧レベルの監視を通常どおりに行ってしまうと、VBUS電圧レベルの異常状態が誤って検出されてしまうおそれがある。
そこで本実施形態ではVBUS給電の停止前にVBUS電圧レベルの監視を停止しており、これにより、VBUS電圧レベルの異常状態が誤って検出されてしまう事態を防止できる。また本実施形態ではウェイト処理後にVBUS電圧レベルの監視を再開しており、これにより、Bプラグ接続側のVBUS給電が正常に行われているか否かを適正に監視できる。このようにすることで本実施形態では、VBUS給電の交代を実現しながらも、VBUS電圧レベルに関するUSB規格の要求を満たすことに成功している。
次に図5の動作フローについて説明する。Bプラグ接続側がVBUS給電している状態で(ステップS21)、Bプラグ接続側によるVBUS給電を停止することを上層(アプリケーション層等)により指示された場合(ステップS22)や、VBUS動作有効電圧レベルがダウンした場合には(ステップS23)には、VBUS動作電圧レベルの異常が検出され、次にVBUS動作有効電圧レベルの監視を停止する(ステップS24)。即ちVBUS電圧レベルの監視の停止を監視回路40に指示する。
次に、Bプラグ接続側に対してVBUS給電の停止命令パケットを送信して(ステップS25)、Aプラグ接続側によるVBUS給電を再開する(ステップS26)。即ちVBUS給電の停止命令を発行して、VBUS給電の再開を給電スイッチ回路30に指示する。そしてVBUS電圧レベルが安定するのを待つために、処理をウェイトする(ステップS27)。その後、VBUS動作有効電圧レベルの監視を再開する(ステップS28)。即ちVBUS電圧レベルの監視の再開を監視回路40に指示する。このようにしてAプラグ接続側がVBUSを給電している状態になる(ステップS29)。
本実施形態では、Bプラグ接続側によるVBUS給電を停止することが、上層により指示された場合や、VBUS電圧レベルが動作有効電圧レベルよりもダウンした場合には、VBUS給電の停止命令パケットがBプラグ接続側に送信される(ステップS22、S23、S25)。そしてAプラグ接続側によるVBUS給電が再開される(ステップS26)。
このようにすれば、アプリケーションプログラムやファームウェアなどで、Bプラグ接続側給電の停止意思が発生した場合や、VBUS電圧レベルが異常状態になった場合に、Bプラグ接続側によるVBUS給電を停止し、Aプラグ接続側によるVBUS給電に戻すことができる。従って、Bプラグ接続側のVBUS給電に異常事態が発生した場合には、Aプラグ接続側がVBUS給電することで、この異常事態を回避できる。また例えばBプラグ接続側がVBUS給電することでBプラグ接続側の電池残量が無くなったような場合に、Aプラグ接続側のアプリケーションプログラムの指示によりBプラグ接続側のVBUS給電を停止し、Aプラグ接続側の電池でVBUS給電を行うことなども可能になる。
また本実施形態では、VBUS給電の再開前に、VBUS電圧レベルの監視が停止される(ステップS24、S26)。そしてVBUS給電の再開後、ウェイト処理が行われ、その後にVBUS電圧レベルの監視が再開される(ステップS26、S27、S28)。
このようにVBUS給電の再開前にVBUS電圧レベルの監視を停止するようにすれば、VBUS電圧レベルの異常状態が誤って検出されてしまう事態を防止できる。またウェイト処理後にVBUS電圧レベルの監視を再開するようにすれば、Aプラグ接続側のVBUS給電が正常に行われているか否かを適正に監視できる。
図6、図7は、Bプラグ接続側のデータ転送制御装置の動作フローである。まずAプラグ接続側がVBUS給電している状態で(ステップS31)、Aプラグ接続側からVBUS給電の交代要求パケットを受信する(ステップS32)。そしてBプラグ接続側がVBUS給電を承諾する場合には(ステップS33)、Aプラグ接続側に対して交代承諾パケットを送信する(ステップS34)。
次に、VBUS動作有効電圧レベルの監視を停止する(ステップS35)。即ちVBUS電圧レベルの監視の停止を監視回路80に指示する。そしてBプラグ接続側によるVBUS給電を開始し、VBUS電圧レベル安定のためのウェイト処理を行う(ステップS36)。即ちVBUS給電の開始(スイッチ素子SBのオン)を給電スイッチ回路70に指示する。またVBUS電圧レベルが安定するのを待つために、所与の規定時間だけ処理をウェイトする。そして規定時間の経過後、動作有効電圧レベルの監視を再開する(ステップS37)。即ちVBUS電圧レベルの監視の再開を監視回路80に指示する。このようにしてBプラグ接続側がVBUSを給電している状態になる(ステップS38)。
一方、Bプラグ接続側がVBUS給電を承諾しない場合には(ステップS33)、Aプラグ接続側に対してVBUS給電の拒否パケットを送信する(ステップS39)。このようにしてAプラグ接続側がVBUSを給電している状態になる(ステップS40)。
図6に示すように本実施形態では、VBUS給電の開始前に、VBUS電圧レベルの監視を停止している(ステップS35、S36)。そしてVBUS給電の開始後に、ウェイト処理を行い、その後にVBUS電圧レベルの監視を再開している(ステップS36、S37)。
このようにVBUS給電の開始前にVBUS電圧レベルの監視を停止するようにすれば、VBUS電圧レベルの異常状態が誤って検出されてしまう事態を防止できる。またウェイト処理後にVBUS電圧レベルの監視を再開するようにすれば、Bプラグ接続側のVBUS給電が正常に行われているか否かを適正に監視できる。
次に図7の動作フローについて説明する。Bプラグ接続側がVBUS給電している状態で(ステップS41)、Aプラグ接続側から給電停止命令パケットを受信した場合、或いはVBUS動作有効電圧レベルがダウンした場合には(ステップS42)には、VBUS動作有効電圧レベルの監視を停止する(ステップS43)。即ちVBUS電圧レベルの監視の停止を監視回路80に指示する。そしてBプラグ接続側によるVBUS給電を停止する(ステップS44)。即ちVBUS給電の停止を給電スイッチ回路70に指示する。
次に、VBUS電圧レベルが安定するのを待つために、処理をウェイトする(ステップS45)。その後、VBUS動作有効電圧レベルの監視を再開する(ステップS46)。即ちVBUS電圧レベルの監視の再開を監視回路80に指示する。このようにしてAプラグ接続側がVBUSを給電している状態になる(ステップS47)。
本実施形態によれば、VBUS給電の停止命令パケットをAプラグ接続側から受信した場合又はVBUS電圧レベルが動作有効電圧レベルよりもダウンした場合には、VBUS給電が停止される(ステップS42、S44)。
このようにすれば、Aプラグ接続側のアプリケーションプログラムやファームウェアなどで、Bプラグ接続側の給電の停止意思が発生した場合や、VBUS電圧レベルが異常状態になった場合に、Bプラグ接続側によるVBUS給電を停止できる。これにより、Bプラグ接続側のVBUS給電の異常事態の回避等を実現できる。
また本実施形態では、VBUS給電の停止前に、VBUS電圧レベルの監視が停止される(ステップS43、S44)。そしてVBUS給電の停止後、ウェイト処理が行われ、その後にVBUS電圧レベルの監視が再開される(ステップS44、S45、S46)。
このようにVBUS給電の停止前にVBUS電圧レベルの監視を停止するようにすれば、VBUS電圧レベルの異常状態が誤って検出されてしまう事態を防止できる。またウェイト処理後にVBUS電圧レベルの監視を再開するようにすれば、Aプラグ接続側のVBUS給電が正常に行われているか否かを適正に監視できる。
図8にAプラグ接続側の動作を表す状態遷移図を示す。まずAプラグ接続側VBUS給電状態で(ステートS51)、給電交代要求が発行されると、Bプラグ接続側からの給電交代要求の返答を待つ(ステートS52)。そして拒否の返答が来た場合には、Aプラグ接続側VBUS給電状態のままとなる(ステートS51)。一方、承諾の返答が来た場合には、Aプラグ接続側によるVBUS給電を停止し、Bプラグ接続側の給電によりVBUS電圧レベルが安定するのをウェイトする(ステートS53)。そしてVBUS電圧レベルが有効(valid)である場合には、Bプラグ接続側VBUS給電状態になる(ステートS54)。
一方、ステートS53、S54で、VBUS電圧レベルが非有効(non valid)である場合には、Aプラグ接続側によるVBUS給電を開始し、Aプラグ接続側給電によりVBUS電圧レベルが安定するのをウェイトする(ステートS55)。そしてVBUS電圧レベルが非有効である場合には、異常状態(ステートS56)であると判断される。一方、VBUS電圧レベルが有効である場合には、Aプラグ接続側VBUS給電状態になる(ステートS51)。
図9にBプラグ接続側の動作を表す状態遷移図を示す。まずAプラグ接続側VBUS給電状態で(ステートS61)、Aプラグ接続側から給電交代要求を受信し、それを承諾してVBUS給電を開始すると、Bプラグ接続側VBUS給電状態になる(ステートS62)。一方、給電交代要求を拒否した場合には、Aプラグ接続側VBUS給電状態のままとなる(ステートS61)。
Bプラグ接続側VBUS給電状態(ステートS62)で、VBUS電圧レベルが非有効になった場合又はAプラグ接続側から給電停止命令を受信した場合には、VBUS給電を停止し、Aプラグ接続側の給電によりVBUS電圧レベルが安定するのをウェイトする(ステートS63)。そしてVBUS電圧レベルが有効である場合には、Aプラグ接続側VBUS給電状態になる(ステートS61)。一方、VBUS電圧レベルが非有効である場合には、Bプラグ接続側アイドル状態(動作停止)になる(ステートS64)。
5.コントロール転送の利用
VBUS給電の交代要求パケットの送信や、VBUS給電の交代承諾パケットの送信は、USBのコントロール転送を用いて行うことができる。
図10にUSBのコントロール転送を模式的に示す。なお図10において、「H→D」は、ホストからUSBデバイス(ターゲット、ペリフェラル)にパケットを転送することを意味し、「H←D」は、USBデバイスからホストにパケットを転送することを意味する。そしてUSBでは通常の場合、Aプラグ接続側がホストであり、Bプラグ接続側がUSBデバイスである。但し、OTGの場合には、HNP(Host Negotiation Protocol)によりホストとUSBデバイス(ペリフェラル)の役割を交換することで、Aプラグ接続側であるAデバイスがUSBデバイスになり、Bプラグ接続側であるBデバイスがホストになることもできる。
コントロール転送は、ホストとUSBデバイスとの間でコントロールエンドポイント(エンドポイント番号が0のエンドポイント)を介して行われる制御用の転送モードである。このコントロール転送は図10に示すように、ホストがUSBデバイスにデバイスリクエストを送るセットアップステージと、デバイスリクエストで指定される転送方向でデータを転送するデータステージと、データ転送が成功したか否かを伝えるステータスステージとにより構成される。
コントロール転送のセットアップステージでは、ホスト(H)がSETUPトークンパケットを生成して、USBデバイス(D)に送信する。次に、デバイスリクエストを含むSETUPデータのパケットを、ホストがUSBデバイスに送信する。SETUPデータパケットを受信したUSBデバイスは、ACK(ACKnowledgement)のハンドシェークパケットをホストに送信する。USBデバイスからACKのハンドシェークパケットが返ってくると、ホストはセットアップステージを終了する。
セットアップステージが終了するとデータステージに移行する。なおデータステージが無いデバイスリクエストでは、データステージは省略されてステータスステージに移行する。
データステージでの転送方向が「IN」であるデバイスリクエストでは、データステージにおいてホストがINトランザクションを発生し、USBデバイスからホストにデータが転送される。一方、 データステージでの転送方向が「OUT」であるデバイスリクエストでは、データステージにおいてホストがOUTトランザクションを発生し、ホストからUSBデバイスにデータが転送される。そしてデータステージが終了するとステータスステージに移行する。
ステータスステージでは、データステージがINトランザクションであった場合には、ホストからOUTトークンが発行されて、ホストからUSBデバイスにゼロ長のOUTデータのパケットが送信される。一方、データステージがOUTトランザクションであった場合には、ホストからINトークンが発行されて、USBデバイスからホストにゼロ長のINデータのパケットが送信される。
例えば交代要求パケットを送信する場合には、Aプラグ接続側であるホストが、交代要求を知らせるデータをOUTデータに含ませて、Bプラグ接続側であるUSBデバイスに送信すればよい。即ち交代要求パケットをOUTデータパケットで送信する。一方、交代承諾パケットを送信する場合には、Bプラグ接続側であるUSBデバイスが、交代承諾を知らせるデータをINデータに含ませて、Aプラグ接続側であるホストに送信すればよい。即ち交代承諾パケットをINトークンパケットで送信する。
またOTGによりホストとペリフェラル(USBデバイス)の役割を交換し、Aプラグ接続側であるAデバイスがペリフェラルになり、Bプラグ接続側であるBデバイスがホストになった場合には、交代要求パケットをINトークンパケットで送信し、交代承諾パケットをOUTトークンパケットで送信すればよい。
なおOTGのHNP(Host Negotiation Protocol)により、Aデバイス(Aプラグ接続側)がペリフェラルになり、Bデバイス(Bプラグ接続側)がホストになった場合に、トークンは、ホストであるBデバイスしか発行出来なくなる。また本実施形態のネゴシエーション手法では、Aデバイスが主導でVBUSのネゴシエーションを開始する事が前提になっている。以上により、VBUSのネゴシエーションは、Aデバイスがホストになった時に行われることが必要である。
この場合、OTGの規定では、Aデバイスはいつでもホストとして動作することが許されている。即ちHNPによりAデバイスがペリフェラルになった場合にも、Aデバイスはいつでもホスト動作権(ホストとして動作する権利)を取り戻すことができる。従って、Aデバイスが、HNPによりペリフェラルとして動作している時には、Aデバイスが、HNPにより一旦ホスト動作権を取り戻してから、本実施形態の手法によりVBUSのネゴシエーション(VBUS給電交代のネゴシエーション)を行う。その後、再度、HNPにより、Aデバイスがペリフェラル動作モードに移行すればよい。
以上のようにコントロール転送を利用して、交代要求パケットや交代承諾パケットを送信するようにすれば、VBUS給電の交代を安全且つ確実に行うことが可能になるという利点がある。
6.電子機器
図11に本実施形態のデータ転送制御装置を含む電子機器の構成例を示す。この電子機器200は、本実施形態で説明したデータ転送制御装置210、ASICなどで構成されるアプリケーション層デバイス220、CPU230、ROM240、RAM250、表示部260、操作部270を含む。なおこれらの機能ブロックの一部を省略する構成としてもよい。
ここでアプリケーション層デバイス220は、例えばハードディスクドライブ、光ディスクドライブ、或いはプリンタを制御するデバイスや、MPEGエンコーダ、MPEGデコーダ等を含むデバイスなどである。処理部230(CPU)はデータ転送制御装置210や電子機器全体の制御を行う。ROM240は制御プログラムや各種データを記憶する。RAM250は処理部230やデータ転送制御装置210のワーク領域やデータ格納領域として機能する。表示部260は種々の情報をユーザに表示する。操作部270はユーザが電子機器を操作するためのものである。
なお図11ではDMAバスとCPUバスが分離されているが、これらを共通化してもよい。またデータ転送制御装置210を制御する処理部と、電子機器を制御する処理部とを別々に設けてもよい。また本実施形態が適用できる電子機器としては、光ディスクドライブ(CD−ROM、DVD)、光磁気ディスクドライブ(MO)、ハードディスクドライブ、TV、TVチューナ、VTR、ビデオカメラ、オーディオ機器、電話機、プロジェクタ、パーソナルコンピュータ、電子手帳、或いはワードプロセッサなどの種々のものがある。
なお、本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、本発明のデータ転送制御装置の構成は図3等で説明した構成に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。また本発明のデータ転送制御装置の動作も図4〜図9等で説明した動作に限定されない。
また、明細書や図面中の記載において広義又は同義な用語(Aプラグ接続側、Bプラグ接続側等)として引用された用語は、明細書や図面中の他の記載においても広義又は同義な用語(Aデバイス側、Bデバイス側等)に置き換えることができる。
図1(A)(B)(C)はUSBのAプラグ、Bプラグの説明図。 図2(A)(B)は本実施形態のVBUS給電交代手法の説明図。 本実施形態のデータ転送制御装置の構成例。 Aプラグ接続側のデータ転送制御装置の動作フロー。 Aプラグ接続側のデータ転送制御装置の動作フロー。 Bプラグ接続側のデータ転送制御装置の動作フロー。 Bプラグ接続側のデータ転送制御装置の動作フロー。 Aプラグ接続側のデータ転送制御装置の状態遷移図。 Bプラグ接続側のデータ転送制御装置の状態遷移図。 USBのコントロール転送の説明図。 電子機器の構成例。
符号の説明
10 転送コントローラ、12 トランシーバ、14 SIE、16 データバッファ、
18 VBUSコントローラ、20 処理部(CPU)、22 ネゴシエーション部、
30 給電スイッチ回路、40 監視回路、
50 転送コントローラ、52 トランシーバ、54 SIE、56 データバッファ、
58 VBUSコントローラ、60 処理部(CPU)、62 ネゴシエーション部、
70 給電スイッチ回路、80 監視回路、

Claims (15)

  1. USB(Universal Serial Bus)を介したデータ転送のためのデータ転送制御装置であって、
    データ転送を制御する転送コントローラと、
    USBのVBUSラインへの電源給電のスイッチ制御を行う給電スイッチ回路とを含み、
    前記転送コントローラが、
    データ転送制御装置がUSBのAプラグ接続側のデータ転送制御装置であってVBUS給電を行っている場合に、VBUS給電の交代要求パケットをBプラグ接続側のデータ転送制御装置に送信し、Bプラグ接続側のデータ転送制御装置からVBUS給電の交代承諾パケットを受信した場合には、VBUS給電の停止を前記給電スイッチ回路に指示することを特徴とするデータ転送制御装置。
  2. 請求項1において、
    VBUSの電圧レベルを監視する監視回路を含み、
    前記転送コントローラが、
    VBUS給電の停止を前記給電スイッチ回路に指示する前に、VBUS電圧レベルの監視の停止を前記監視回路に指示することを特徴とするデータ転送制御装置。
  3. 請求項2において、
    前記転送コントローラが、
    VBUS給電の停止を前記給電スイッチ回路に指示した後、ウェイト処理を行い、その後にVBUS電圧レベルの監視の再開を前記監視回路に指示することを特徴とするデータ転送制御装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    Bプラグ接続側のデータ転送制御装置がVBUS給電を行っている場合に、
    Bプラグ接続側のデータ転送制装置によるVBUS給電を停止することを上層により指示された場合又はVBUS電圧レベルが動作有効電圧レベルよりもダウンした場合には、前記転送コントローラが、VBUS給電の停止命令パケットをBプラグ接続側のデータ転送制御装置に送信し、VBUS給電の再開を前記給電スイッチ回路に指示することを特徴とするデータ転送制御装置。
  5. 請求項4において、
    VBUSの電圧レベルを監視する監視回路を含み、
    前記転送コントローラが、
    VBUS給電の再開を前記給電スイッチ回路に指示する前に、VBUS電圧レベルの監視の停止を前記監視回路に指示することを特徴とするデータ転送制御装置。
  6. 請求項5において、
    前記転送コントローラが、
    VBUS給電の再開を前記給電スイッチ回路に指示した後、ウェイト処理を行い、その後に、VBUS電圧レベルの監視の再開を前記監視回路に指示することを特徴とするデータ転送制御装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかにおいて、
    前記転送コントローラが、
    前記交代要求パケットをUSBのコントロール転送を用いて送信することを特徴とするデータ転送制御装置。
  8. USB(Universal Serial Bus)を介したデータ転送のためのデータ転送制御装置であって、
    データ転送を制御する転送コントローラと、
    USBのVBUSラインへの電源給電のスイッチ制御を行う給電スイッチ回路とを含み、
    前記転送コントローラが、
    データ転送制御装置がUSBのBプラグ接続側のデータ転送制御装置でありAプラグ接続側のデータ転送制御装置がVBUS給電を行っている場合に、VBUS給電の交代要求パケットをAプラグ接続側のデータ転送制御装置から受信し、交代を承諾する場合には、VBUS給電の交代承諾パケットをAプラグ接続側のデータ転送制御装置に送信し、VBUS給電の開始を前記給電スイッチ回路に指示することを特徴とするデータ転送制御装置。
  9. 請求項8において、
    VBUSの電圧レベルを監視する監視回路を含み、
    前記転送コントローラが、
    VBUS給電の開始を前記給電スイッチ回路に指示する前に、VBUS電圧レベルの監視の停止を前記監視回路に指示することを特徴とするデータ転送制御装置。
  10. 請求項9において、
    前記転送コントローラが、
    VBUS給電の開始を前記給電スイッチ回路に指示した後、ウェイト処理を行い、その後に、VBUS電圧レベルの監視の再開を前記監視回路に指示することを特徴とするデータ転送制御装置。
  11. 請求項8乃至10のいずれかにおいて、
    データ転送制御装置がBプラグ接続側としてVBUS給電を行っている場合に、
    VBUS給電の停止命令パケットをAプラグ接続側のデータ転送制御装置から受信した場合又はVBUS電圧レベルが動作有効電圧レベルよりもダウンした場合には、前記転送コントローラが、VBUS給電の停止を前記給電スイッチ回路に指示することを特徴とするデータ転送制御装置。
  12. 請求項11において、
    VBUSの電圧レベルを監視する監視回路を含み、
    前記転送コントローラが、
    VBUS給電の停止を前記給電スイッチ回路に指示する前に、VBUS電圧レベルの監視の停止を前記監視回路に指示することを特徴とするデータ転送制御装置。
  13. 請求項12において、
    前記転送コントローラが、
    VBUS給電の停止を前記給電スイッチ回路に指示した後、ウェイト処理を行い、その後に、VBUS電圧レベルの監視の再開を前記監視回路に指示することを特徴とするデータ転送制御装置。
  14. 請求項8乃至13のいずれかにおいて、
    前記転送コントローラが、
    前記交代承諾パケットをUSBのコントロール転送を用いて送信することを特徴とするデータ転送制御装置。
  15. 請求項1乃至14のいずれかのデータ転送制御装置と、
    前記データ転送制御装置を制御する処理部と、
    を含むことを特徴とする電子機器。
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