JP2006340047A - 電子装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 デバイスがホストコンピュータに接続されたときに、デバイスの電源にかかわらずホストコンピュータがデバイスを正常に認識することができるようにする。
【解決手段】 USBホストとUSBファンクションとが接続され(ステップS1のY)、USBホストとUSBファンクションの接続を認識するエニュメレーション期間中は(ステップS2のY)、省電力モードでUSBファンクション(デジタルカメラ)を駆動する(ステップS3)。この省電力モードにおいては、USBホストからVBus経由で最低限必ず供給される電力(+5V、100mA)でUSBファンクション(デジタルカメラ)を駆動可能とする。すなわち、デジタルカメラの撮影関係のユニットや表示部111への電源供給は停止し、デジタルカメラはそのCPUの動作周波数を引き下げる。
【選択図】 図3
【解決手段】 USBホストとUSBファンクションとが接続され(ステップS1のY)、USBホストとUSBファンクションの接続を認識するエニュメレーション期間中は(ステップS2のY)、省電力モードでUSBファンクション(デジタルカメラ)を駆動する(ステップS3)。この省電力モードにおいては、USBホストからVBus経由で最低限必ず供給される電力(+5V、100mA)でUSBファンクション(デジタルカメラ)を駆動可能とする。すなわち、デジタルカメラの撮影関係のユニットや表示部111への電源供給は停止し、デジタルカメラはそのCPUの動作周波数を引き下げる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、USBなどの通信システムでホスト装置と接続される電子装置に関する。
デジタルカメラをプリンタに接続してダイレクトプリントを行う際には、プリンタはホストとして動作する必要がある。そして、デバイスであるデジタルカメラが着脱可能なバッテリーで電力要件として自己原電で動く場合は、印刷作業中のバッテリー切れによりプリント作業中にシャットダウンしてしまう場合が考えられる。
そこで、特許文献1には、プリンタと通信手段を介してダイレクトに接続可能なデジタルカメラであって、プリンタと接続した初期段階において、通信手段を介してダイレクトプリント機能の有無を示す認証情報をプリンタへ通知する通知手段と、認証情報の通知に対するプリンタ側における認証に基づいて、前記プリンタ側より電力供給を受ける電力受信手段と、を備える技術について開示されている。
また、特許文献2には、USB搭載電子カメラにUSBケーブルが接続されたことを検知させるための専用信号ピンを設け、当該専用信号ピンにUSBケーブルが接続されると、USB搭載電子カメラのCPUは、当該接続を認識し、CPUは、電子カメラが記録処理をしていないときのみ、ホストに接続可能を通知することにより実行することにより、ホストと、接続エラーを発生させずに、必要最低限の消費電力でUSBデータ転送をすることを目的としたUSB搭載電子カメラについて開示されている。
USB(Universal Serial Bus)を搭載したホストコンピュータにおいては、このホストコンピュータがデバイスの接続を認識する際には、USB製品毎に一意に割り当てられたUSB ID情報や、そのデバイスが実装するクラス情報(マスストレージクラス、プリンタークラス等)をホストコンピュータがデバイスから取得する。
もし、この認識の途中でデバイスの電源がオフされると、ホストコンピュータはデバイスを正常に認識することができず、USB IDやクラス情報等を正常に取得することが出来ない。
そして、USB IDやクラス情報等が正常に取得出来ないと、デバイスに対応するドライバをホストコンピュータ上に割り当てることが出来ないため、デバイスをホストホストコンピュータに接続出来ない、又はドライバのインストールが正常に行われない等の不具合を引き起こすことになる。
もし、この認識の途中でデバイスの電源がオフされると、ホストコンピュータはデバイスを正常に認識することができず、USB IDやクラス情報等を正常に取得することが出来ない。
そして、USB IDやクラス情報等が正常に取得出来ないと、デバイスに対応するドライバをホストコンピュータ上に割り当てることが出来ないため、デバイスをホストホストコンピュータに接続出来ない、又はドライバのインストールが正常に行われない等の不具合を引き起こすことになる。
そこで、ホストコンピュータがデバイスの接続を認識している期間中は、デバイスの電源をオフしない、オフされないようにする技術手段が必要となる。
本発明の目的は、デバイスがホストコンピュータに接続されたときに、デバイスの電源にかかわらずホストコンピュータがデバイスを正常に認識することができるようにすることである。
請求項1に記載の発明は、ホスト装置と有線接続することにより当該ホスト装置とのデータの送受信を行い又当該ホスト装置からの電力供給を受ける通信システムを備えている電子装置において、少なくとも前記ホスト装置が本電子装置の接続を認識している期間中は、前記ホスト装置からの電力供給で本電子装置を駆動できる程度に本電子装置の電力消費量を低減する省電力モードに移行させ前記ホスト装置からの電力供給で本電子装置を駆動させる移行手段を備えていることを特徴とする電子装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子装置において、前記ホスト装置からの電力供給以外の他の電源ソースと、前記移行手段により前記省電力モードへの移行後前記期間が終了したときは前記他の電源ソースにより本電子装置を駆動させる復帰手段と、を備えていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の電子装置において、前記ホスト装置からの電力供給以外の他の電源ソースとなるバッテリーと、前記移行手段により前記省電力モードへの移行後前記期間が終了したときは前記バッテリーの残容量と予め設定されている閾値とを比較する比較手段と、前記比較により前記残容量が前記閾値以上であるときは前記バッテリーの電力により本電子装置を駆動させる復帰手段と、前記比較により前記残容量が前記閾値未満であるときは前記省電力モードを維持する支持手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、ホストコンピュータが電子装置の接続を認識している期間中は、電子装置はホストコンピュータから電力の供給を受け、この電力でも駆動しうる省電力モードで電子装置は運転されるので、ホストコンピュータの電源がオフされない限りは、ACアダプタやバッテリーなどの他の電源ソースからの電力供給が遮断されても、ホストコンピュータは電子装置を正常に認識することができる。
まず、USB(Universal Serial Bus)規格の概略について説明し、その後、USB規格を用いた本発明の実施形態について説明する。
[USB規格の概要]
USBホストとその周辺機器とを接続するインターフェイス(I/F)としては、USB規格が多用されている。USBは、パーソナルコンピュータ(USBホスト)と周辺機器との通信I/Fとして制定された規格である。USBでは、データ転送はUSBホスト主導で行ない、周辺機器はUSBホストからの要求に応じる形でデータの送受信を行なう。
USBは、複数のUSBデバイスを1台のUSBホストに接続する。USBデバイスには2つの型、ハブとファンクションとがある。
ハブは、USBのために追加接続可能な接続ポイントを提供する。
ファンクションは、システムに対して、例えば、ISDN接続、デジタルジョイスティック、スピーカ、キーボード、マウス、デジタルカメラ等の機能を提供する。ファンクションは、データ又はUSBに関する制御情報を送受信するUSBデバイスである。そして、ファンクションは、ハブのポートに接続されるケーブルを伴った周辺機器として扱われる。
[USB規格の概要]
USBホストとその周辺機器とを接続するインターフェイス(I/F)としては、USB規格が多用されている。USBは、パーソナルコンピュータ(USBホスト)と周辺機器との通信I/Fとして制定された規格である。USBでは、データ転送はUSBホスト主導で行ない、周辺機器はUSBホストからの要求に応じる形でデータの送受信を行なう。
USBは、複数のUSBデバイスを1台のUSBホストに接続する。USBデバイスには2つの型、ハブとファンクションとがある。
ハブは、USBのために追加接続可能な接続ポイントを提供する。
ファンクションは、システムに対して、例えば、ISDN接続、デジタルジョイスティック、スピーカ、キーボード、マウス、デジタルカメラ等の機能を提供する。ファンクションは、データ又はUSBに関する制御情報を送受信するUSBデバイスである。そして、ファンクションは、ハブのポートに接続されるケーブルを伴った周辺機器として扱われる。
また、1本のUSBケーブルを有する複数のファンクションと、1つの組み込みハブとを、1個の物理的パッケージとしてもよい。これは複合デバイスとして知られている。この複合デバイスは、ホストにとって、1個または複数個のUSBデバイスが固定的に接続されたハブとして取り扱われる。ファンクションの例としては、プリンタ、モニタ、マウス、キーボード、オーディオCDプレーヤ、テーププレーヤ、ISDN接続、デジタルカメラ等が挙げられる。
すべてのバストランザクション(バス上で送受信するデータ)は、最大3つのパケットの転送に関わる。トランザクションの型および方向を示すUSBパケット、USBデバイスアドレス、及びエンドポイント番号を送信するときに、各トランザクションは開始される。このパケットはトークンパケットと呼ばれる。このトークンパケットにより指定されるUSBデバイスは、当該トークンパケットの適当なアドレスフィールドをデコードすることにより、自分自身を選択する。あるトランザクションにおいて、データはUSBホストからデバイスへ、またはデバイスからUSBホストへ転送される。データ転送の方法はトークンパケットに指定される。トランザクションのソースは、その転送が成功したか否かを示すデータパケットを送信する。
トランザクションの型には、次の4種類がある。
(1)デバイスのコンフィギュレーション(configuration)又はメッセージ転送に使われる、コントロール転送
(2)マウス・キーボード等のイベント通知に使われる、インタラプト転送
(3)デジタルカメラ等で撮影された大量データの転送を確実に行うために使われる、バルク転送
(4)データの転送の確実性を犠牲にして配送時間を保証する転送方式である、アイソクロナス転送
これら4つの転送形態を、エンドポイントという形で取り扱う。
(1)デバイスのコンフィギュレーション(configuration)又はメッセージ転送に使われる、コントロール転送
(2)マウス・キーボード等のイベント通知に使われる、インタラプト転送
(3)デジタルカメラ等で撮影された大量データの転送を確実に行うために使われる、バルク転送
(4)データの転送の確実性を犠牲にして配送時間を保証する転送方式である、アイソクロナス転送
これら4つの転送形態を、エンドポイントという形で取り扱う。
USBホストは、USBデバイスと通信を開始する際に、USBデバイスを認識する。その認識フェーズは「エニュメレーション」(Enumeration)と呼ばれる。USBホストはUSBデバイスと通信可能とするために、そのデバイスの製品種別や、対応している通信手順(通信プロトコル)等を検知して、その機器を動作させることが可能なドライバをホスト上に割り当てる。
また、USBホスト以外の最大126個のファンクションを識別するため各ファンクションにアドレスを割り付ける。ファンクションのアドレスの初期値は0であり、USBホストはハブの構成する接続形態に従って各バスのポートを1つずつ有効にしながらアドレス0のデバイスに対してセットアップ動作を行い、アドレスを割り付ける。ファンクションをセットアップするためにUSBホストからファンクションのエンドポイント0に対し、コントロール転送によりUSBホストからのリクエストが送られる。このようなファンクションに対するリクエストはデバイスリクエストと呼ばれる。
各ファンクションは、どのような機能(通信プロトコルの種別情報含む)を有するかを記載するディスクリプタと呼ばれる識別子情報を保持している。ホストは識別子情報の内容をデバイスリクエストで読みだし、その内容を変更、選択することができる。最終的にSet Configurationデバイスリクエストでファンクションの構成を選択した時点でファンクションのエンドポイント0以外の構成が決定され、これらの機能を使うことができるようになる。
USBでは、USBホストからUSBデバイスに電力を供給可能である。エニュメレーションで、ホスト、デバイス間で通信信号路が確立されると、ホストはデバイスに対し、100mAまでの電流を供給する(電圧は+5Vである。)。エニュメレーション中にデバイスがホストに返答するデバイスの構成情報(コンフィギュレーションディスクリプタ)で、デバイスが必要とする電流値(最大500mA)をホストに申告することが出来る。USBホストは要求された電力値を供給可能であれば、デバイスに供給する。要求した電流値が供給されない場合であっても、最低限の電流値である100mA以下であれば供給される。
[本発明の実施形態]
図1は、本実施形態にかかるUSBシステムの構成の概要を示すブロック図である。
図1に示すように、USBシステム1は、USBホスト2とUSBファンクション3とで構成され、図1においては、USBホスト2、USBファンクション3がそれぞれ備えている通信システムについて図示している。
図1は、本実施形態にかかるUSBシステムの構成の概要を示すブロック図である。
図1に示すように、USBシステム1は、USBホスト2とUSBファンクション3とで構成され、図1においては、USBホスト2、USBファンクション3がそれぞれ備えている通信システムについて図示している。
USBホスト2は例えばPCなどであり、USBホスト2が備えているUSBハードウエア11は、SIE(Serial Interface Engine)12とUSBホストコントローラ13とから構成される。SIE12はUSB仕様で規定されている差動信号を解釈する装置であり、USBバス14を介してUSBファンクション3と有線接続されている。
USBホスト2のUSBハードウエア11は階層構造をもつUSBドライバ15から操作される。そして、USBドライバ15を介してUSBホスト2上のアプリケーション16はUSBファンクション3と通信を行い、様々な機能を達成することができる。
USBファンクション(デバイス)3は、例えばデジタルカメラなどの電子装置であり、USBの通信を行うUSBハードウエア21はSIE22とUSBファンクションコントローラ23とから構成される。
USBホスト2のUSBハードウエア11は階層構造をもつUSBドライバ15から操作される。そして、USBドライバ15を介してUSBホスト2上のアプリケーション16はUSBファンクション3と通信を行い、様々な機能を達成することができる。
USBファンクション(デバイス)3は、例えばデジタルカメラなどの電子装置であり、USBの通信を行うUSBハードウエア21はSIE22とUSBファンクションコントローラ23とから構成される。
USBハードウエア21はUSBドライバ25により管理されており、デバイス機能よりアクセスされる。デバイス機能26は、例えばUSBファンクション3がデジタルカメラの場合ならUSBドライバ25を介してUSBホスト2側からの画像データの転送要求をする等、所望の動作を行う。
図2は、USBファンクション(デバイス)3の一例であるデジタルカメラ101の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、デジタルカメラ101は、被写体画像をCCD202で受光し、電気信号に変換する。このCCD202の出力画像信号は、CDS(相関2重サンプリング)回路103を介してA/D変換回路104で最適なサンプリング周波数(例えばNTSC信号のサブキャリア周発数の整数倍)でディジタル信号に変換される。CCD202、CDS回路103、A/D変換回路104は駆動装置117により駆動される。
ディジタル信号に変換された画像信号は、ディジタル信号処理回路105でガンマ補正、色分離等の通常のカメラ信号処理がなされ、Y(輝度)、Cb、Cr(色差)信号が作成される。この画像信号は、ディジタル信号処理回路105で圧縮符号化される。この圧縮符号化された画像データはメモリ106に記録される。メモリ106は、デジタルカメラ101本体に内蔵されていても、デジタルカメラ101本体に対して着脱可能であってもよい。
図2に示すように、デジタルカメラ101は、被写体画像をCCD202で受光し、電気信号に変換する。このCCD202の出力画像信号は、CDS(相関2重サンプリング)回路103を介してA/D変換回路104で最適なサンプリング周波数(例えばNTSC信号のサブキャリア周発数の整数倍)でディジタル信号に変換される。CCD202、CDS回路103、A/D変換回路104は駆動装置117により駆動される。
ディジタル信号に変換された画像信号は、ディジタル信号処理回路105でガンマ補正、色分離等の通常のカメラ信号処理がなされ、Y(輝度)、Cb、Cr(色差)信号が作成される。この画像信号は、ディジタル信号処理回路105で圧縮符号化される。この圧縮符号化された画像データはメモリ106に記録される。メモリ106は、デジタルカメラ101本体に内蔵されていても、デジタルカメラ101本体に対して着脱可能であってもよい。
CPU107はデジタルカメラ101の全体を集中的に制御する。CPU107がデジタルカメラ101を制御するプログラムはROM108に格納されている。各種設定情報もROM108に格納されている。RAM109はCPU107のワークエリアとなる。
操作部110は、画像データの撮影や、撮影した画像データの再生操作など、各種の操作を可能とし、複数個のボタンを備えている。表示部111には、撮影した画像データや文字情報等が表示される。
デジタルカメラ101の電源は、バッテリー112からDC−DCコンバータ113に入力され、デジタルカメラ101の各部に供給される。また、ACアダプタ114経由でDC−DCコンバータ113に電源を供給することも可能である。
操作部110は、画像データの撮影や、撮影した画像データの再生操作など、各種の操作を可能とし、複数個のボタンを備えている。表示部111には、撮影した画像データや文字情報等が表示される。
デジタルカメラ101の電源は、バッテリー112からDC−DCコンバータ113に入力され、デジタルカメラ101の各部に供給される。また、ACアダプタ114経由でDC−DCコンバータ113に電源を供給することも可能である。
USBファンクションコントローラ23は、CPU107によりROM108に格納されたプログラムに基づいて制御される。USBファンクションコントローラ23は、データ信号線115を経由し、USBケーブル(USBバス14)が接続することでUSBホスト(PC)2と接続し、通信することが可能である。また、USBファンクションコントローラ23は、USBホスト2からの電源供給信号線であるVBus116経由でDC−DCコンバータ113に電源を供給することも可能である。
ここで、上述の3系統電源(バッテリー112、ACアダプタ114、VBus116)のうち、バッテリー112経由、及びACアダプタ114経由の電源は自己電源ということにする。また、VBus116経由の電源はバス電源(USBホスト2から供給される電源)ということにする。
CPU107はDC−DCコンバータ113を制御し、デジタルカメラ101の動作状態に応じて各部への電源供給を制御する。例えば、画像を撮影する場合は撮影に関係するユニット(CCD102等)への電源供給は必須であるが、USBファンクションコントローラ21への電源供給が不要な場合もある。その逆に、USBホスト2とのデータ通信を目的とする場合は、図1に示す通信系統への電源供給は必須であるが、撮影に関係するユニット(CCD102等)への電源供給が不要な場合もある。また、表示部111への電源供給も不要である場合がある。
そこで、撮影関係のユニットであるCCD102、CDS103、A/D104、駆動装置117へDC−DCコンバータ113から電力を供給するライン121には、当該ライン121を開閉するスイッチ122が設けられ、CPU107の制御信号によってオン、オフする。
表示部111に対しても同様にDC−DCコンバータ113から電力を供給するライン123には、当該ライン123を開閉するスイッチ124が設けられ、CPU107の制御信号によってオン、オフする。
表示部111に対しても同様にDC−DCコンバータ113から電力を供給するライン123には、当該ライン123を開閉するスイッチ124が設けられ、CPU107の制御信号によってオン、オフする。
このようにデジタルカメラ101では、スイッチ122,124を開くことにより、撮影関係のユニットや表示部111への給電を停止して省電力を図ることができるが、デジタルカメラ101では、加えて、CPU107の動作周波数(動作クロック)を引き下げ、更なる省電力な状態も取り得る。このようにデジタルカメラ101では、その動作状態に応じた省電力状態、いわば低消費電力状態のモードをとることができ、このモードの動作状態の管理はCPU107が行う。
3系統の電源(バッテリー112、ACアダプタ114、VBus116)は電圧検知部118にも接続されていて、電圧検知部118は各系統の電源の電圧値を検出し、その検出信号はCPU107に出力される。
3系統の電源(バッテリー112、ACアダプタ114、VBus116)は電圧検知部118にも接続されていて、電圧検知部118は各系統の電源の電圧値を検出し、その検出信号はCPU107に出力される。
デジタルカメラ101は、その駆動可能な電源電圧の閾値をROM108に格納している。そして、電圧検知部118で検出する電源(バッテリー112経由、ACアダプタ114経由、VBus116経由)の電圧値がこの閾値を下回ると、デジタルカメラ101内部の各部への電源供給を停止し、駆動を停止する。この閾値と検出電圧との比較判断はCPUが行う。
3系統電源のうち、バッテリー112経由の電源は駆動する為に引き出せる電流量が有限であり、効率的な電流の利用が求められる。その為、前述の駆動停止用の閾値より高い値で、バッテリー112の残容量が残り少なくなった場合を検出する為の閾値も用意されている。そして、バッテリー112の残容量が残り少なくなったと判断した場合は、表示部111にその旨を表示する。
CPUは3系統のどの電源が接続されているのか認識可能であり、複数の電源が接続されていれば、任意の電源ソースを選択可能でもある。特に、VBus116経由の電源供給駆動から、バッテリー112経由もしくはACアダプタ114経由の電源供給駆動に切り替える際は、USBホスト2からの指示でVBus116の電源供給を切り替えるのではなく、CPU107自身で制御して切り替える。
また、USBホスト2はPCに限らず、ホスト機能を有した、例えばプリンタなどであっても構わない。ホスト機能を有したプリンタとの組み合わせで、デジタルカメラ101で撮影した画像データをデジタルカメラ101から直接にプリンタで印刷可能であり、これはPictBridgeと称される機能である。
また、USBホスト2はPCに限らず、ホスト機能を有した、例えばプリンタなどであっても構わない。ホスト機能を有したプリンタとの組み合わせで、デジタルカメラ101で撮影した画像データをデジタルカメラ101から直接にプリンタで印刷可能であり、これはPictBridgeと称される機能である。
以上のような装置構成において、USBファンクション3(デジタルカメラ101)は、図3にフローチャートで示すような省電力モードの機能を備えている。
すなわち、図3に示すように、CPU107は、USBホスト2とUSBファンクション3とが接続され(ステップS1のY)、USBホスト2とUSBファンクション3の接続を認識するエニュメレーション期間中は(ステップS2のY)、省電力モードでUSBファンクション3(デジタルカメラ101)を駆動する(ステップS3)。この省電力モードにおいては、USBホスト2からVBus116経由で最低限必ず供給される電力(+5V、100mA)でUSBファンクション3(デジタルカメラ101)を駆動可能とする。すなわち、このVBus116経由で最低限必ず供給される電力でUSBファンクション3(デジタルカメラ101)を駆動可能とすべく、撮影関係のユニットや表示部111への電源供給は停止し(スイッチ122やスイッチ124を開く)、CPU107の動作周波数を引き下げることで実現することができる。
もちろん、USBホスト2とUSBファンクション3の接続を認識するエニュメレーション期間の前後においても当該省電力モードに移行する期間があってもよい。
すなわち、図3に示すように、CPU107は、USBホスト2とUSBファンクション3とが接続され(ステップS1のY)、USBホスト2とUSBファンクション3の接続を認識するエニュメレーション期間中は(ステップS2のY)、省電力モードでUSBファンクション3(デジタルカメラ101)を駆動する(ステップS3)。この省電力モードにおいては、USBホスト2からVBus116経由で最低限必ず供給される電力(+5V、100mA)でUSBファンクション3(デジタルカメラ101)を駆動可能とする。すなわち、このVBus116経由で最低限必ず供給される電力でUSBファンクション3(デジタルカメラ101)を駆動可能とすべく、撮影関係のユニットや表示部111への電源供給は停止し(スイッチ122やスイッチ124を開く)、CPU107の動作周波数を引き下げることで実現することができる。
もちろん、USBホスト2とUSBファンクション3の接続を認識するエニュメレーション期間の前後においても当該省電力モードに移行する期間があってもよい。
これにより、エニュメレーション期間中は、USBファンクション3(デジタルカメラ101)はUSBホスト2からVBus116経由で供給される電力で駆動されるので、USBホスト2の電源がオフされない限りは、ACアダプタ114やバッテリー112からの電力供給が遮断されても、USBホスト2はUSBファンクション3を正常に認識することができ、USB IDやクラス情報等を正常に取得することが出来る。
そして、エニュメレーション期間が終了したときは(ステップS2のN)、USBホスト2からの指示ではなく、CPU107自身で制御して、バス電源からバス電源以外の他の電源である自己電源(ACアダプタ114もしくはバッテリー112)に電源ソースを切り替え(ステップS4)、省電力モードから復帰させる(スイッチ122,124を閉じて撮影関係のユニットや表示部111への電源供給を行う)(ステップS5)。
したがって、USBホスト2がUSBファンクション3を正常に認識した後は、撮影関係のユニットや表示部111が使用可能になる。
そして、エニュメレーション期間が終了したときは(ステップS2のN)、USBホスト2からの指示ではなく、CPU107自身で制御して、バス電源からバス電源以外の他の電源である自己電源(ACアダプタ114もしくはバッテリー112)に電源ソースを切り替え(ステップS4)、省電力モードから復帰させる(スイッチ122,124を閉じて撮影関係のユニットや表示部111への電源供給を行う)(ステップS5)。
したがって、USBホスト2がUSBファンクション3を正常に認識した後は、撮影関係のユニットや表示部111が使用可能になる。
前述の場合に、自己電源がバッテリー112である場合には(ACアダプタ114が商用交流電源に接続されていない)、バッテリー112の残容量が少ないと自己電源(バッテリー112)に電源ソースを切り替えることができない。
そこで、自己電源がバッテリー112である場合には、図3の処理に代えて図4の処理を行うようにしてもよい。
図4において、ステップS1〜S3は図3と同様であるため、詳細な説明は省略する。図4の処理では、エニュメレーション期間が終了したときは(ステップS2のN)、電圧検知部118によるバッテリー112の端子電圧の検出などによりバッテリー112の残容量を検出し、この残容量が予め設定されている閾値以上であれば(ステップS11のY)、電源ソースをバッテリー112に切り替えて(ステップS12)、省電力モードから復帰させる(スイッチ122,124を閉じて撮影関係のユニットや表示部111への電源供給を行う)(ステップS13)。バッテリー112の残容量が閾値未満であれば(ステップS11のN)、省電力モードを維持して、引き続きバス電源(VBus116)からの供給電力によりUSBファンクション3を駆動する(ステップS14)。
図4において、ステップS1〜S3は図3と同様であるため、詳細な説明は省略する。図4の処理では、エニュメレーション期間が終了したときは(ステップS2のN)、電圧検知部118によるバッテリー112の端子電圧の検出などによりバッテリー112の残容量を検出し、この残容量が予め設定されている閾値以上であれば(ステップS11のY)、電源ソースをバッテリー112に切り替えて(ステップS12)、省電力モードから復帰させる(スイッチ122,124を閉じて撮影関係のユニットや表示部111への電源供給を行う)(ステップS13)。バッテリー112の残容量が閾値未満であれば(ステップS11のN)、省電力モードを維持して、引き続きバス電源(VBus116)からの供給電力によりUSBファンクション3を駆動する(ステップS14)。
2 ホストコンピュータ
3 電子装置
21 通信システム
112 バッテリー、電源
114 電源
3 電子装置
21 通信システム
112 バッテリー、電源
114 電源
Claims (3)
- ホスト装置と有線接続することにより当該ホスト装置とのデータの送受信を行い又当該ホスト装置からの電力供給を受ける通信システムを備えている電子装置において、
少なくとも前記ホスト装置が本電子装置の接続を認識している期間中は、前記ホスト装置からの電力供給で本電子装置を駆動できる程度に本電子装置の電力消費量を低減する省電力モードに移行させ前記ホスト装置からの電力供給で本電子装置を駆動させる移行手段を備えていることを特徴とする電子装置。 - 前記ホスト装置からの電力供給以外の他の電源ソースと、
前記移行手段により前記省電力モードへの移行後前記期間が終了したときは前記他の電源ソースにより本電子装置を駆動させる復帰手段と、
を備えていることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。 - 前記ホスト装置からの電力供給以外の他の電源ソースとなるバッテリーと、
前記移行手段により前記省電力モードへの移行後前記期間が終了したときは前記バッテリーの残容量と予め設定されている閾値とを比較する比較手段と、
前記比較により前記残容量が前記閾値以上であるときは前記バッテリーの電力により本電子装置を駆動させる復帰手段と、
前記比較により前記残容量が前記閾値未満であるときは前記省電力モードを維持する支持手段と、
を備えていることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010152531A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Seiko Epson Corp | 所定のインタフェースに対応し複数の動作モードを有する装置の制御 |
JP2017010122A (ja) * | 2015-06-17 | 2017-01-12 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷システム、印刷装置、印刷システムの制御方法および印刷装置の制御方法 |
CN108881684A (zh) * | 2018-06-29 | 2018-11-23 | 联想(北京)有限公司 | 一种信息处理方法及电子设备 |
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2005
- 2005-06-02 JP JP2005162362A patent/JP2006340047A/ja active Pending
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