JP2005148503A - 画像表示装置、画像表示方法及び画像表示方法のプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 画像表示装置、画像表示方法及び画像表示方法のプログラムに関し、例えば車両に搭載して地図データ等を表示する画像表示装置に適用して、振動による視認性の劣化を簡易な構成により有効に回避することができるようにする。
【解決手段】 本発明は、画像データを蓄積する画像メモリ23の読み出し制御において、振動による画像表示手段の表示画面に対するユーザーの視点の変位に追従させて、画像表示手段で表示する画像の位置を変化させると共に、画像メモリ23の書き込みの制御において、振動によるユーザーの視点の変位に追従可能に画像メモリ23に書き込む画像データによる画像の大きさを可変する。
【選択図】図1
【解決手段】 本発明は、画像データを蓄積する画像メモリ23の読み出し制御において、振動による画像表示手段の表示画面に対するユーザーの視点の変位に追従させて、画像表示手段で表示する画像の位置を変化させると共に、画像メモリ23の書き込みの制御において、振動によるユーザーの視点の変位に追従可能に画像メモリ23に書き込む画像データによる画像の大きさを可変する。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像表示装置、画像表示方法及び画像表示方法のプログラムに関し、例えば車両に搭載して地図データ等を表示する画像表示装置に適用することができる。本発明は、画像データを蓄積する画像メモリの読み出し制御において、振動による画像表示手段の表示画面に対するユーザーの視点の変位に追従させて、画像表示手段で表示する画像の位置を変化させると共に、画像メモリの書き込みの制御において、振動によるユーザーの視点の変位に追従可能に画像メモリに書き込む画像データによる画像の大きさを可変することにより、振動による視認性の劣化を簡易な構成により有効に回避することができるようにする。
従来、カーナビゲーション装置においては、GPS(Global Positioning System )システムにより現在位置を検出すると共に、この現在位置から目的地までのルートを検索し、このルートによりユーザーを画像及び又は音声により道案内するようになされている。カーナビゲーション装置においては、この画像による道案内において、現在位置の地名等を表示し、さらに交差点に近づくと進路変更等を指示するマークを表示し、これにより使い勝手を向上するようになされている。
このようなカーナビゲーション装置等の車載装置においては、振動の影響を避け得ないことにより、防振機構を採用して振動による損傷、誤動作を有効に回避するようになされており、例えば特開平7−182455号公報においては、このような防振機構に係る構成が提案されるようになされている。
これに対して携帯型のカメラ一体型ビデオテープレコーダにおいては、振動を打ち消すように画像データを切り出して出力することにより、いわゆる手振れ補正するようになされている。
ところでカーナビゲーション装置においては、画面が振動しても視認性が劣化しないように、現在位置を示すマーク、目標を示すマーク等を十分な大きさにより表示するようになされている。しかしながらカーナビゲーション装置においては、走行中に地図を表示して同乗者がこの地図を確認する場合等もある。このような場合に、表示画面が振動すると、著しく表示画面が見辛くなる。これにより振動による視認性の劣化を簡易な構成により有効に回避することが望まれる。
特開平7−182455号公報
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、振動による視認性の劣化を簡易な構成により有効に回避することができる画像表示装置、画像表示方法及び画像表示方法のプログラムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため請求項1の発明においては、画像を表示してユーザーに所望の画像を提供する画像表示装置に適用して、画像を表示する画像表示手段と、画像の画像データを蓄積する画像メモリと、画像メモリを制御して、画像メモリに蓄積した画像データを画像表示手段に出力するメモリ制御手段と、振動の大きさを検出して振動情報を出力する振動検出手段と、予測される振動の大きさを検出して振動予測情報を出力する振動予測情報取得手段とを備え、メモリ制御手段は、画像メモリの読み出しの制御において、振動情報に基づいて、振動による画像表示手段の表示画面に対するユーザーの視点の変位に追従させて、画像表示手段で表示する画像の位置を変化させ、画像メモリの書き込みの制御において、振動予測情報に基づいて、ユーザーの視点の変位に追従可能に画像メモリに書き込む画像データによる画像の大きさを可変する。
また請求項11の発明においては、画像を表示してユーザーに所望の画像を提供する画像表示方法に適用して、画像を画像表示手段に表示する画像表示のステップと、画像メモリを制御して、画像の画像データを画像メモリに蓄積し、画像メモリに蓄積した画像データを画像表示手段に出力するメモリ制御のステップと、振動の大きさを検出して振動情報を出力する振動検出のステップと、予測される振動の大きさを検出して振動予測情報を出力する振動予測情報取得のステップとを備え、メモリ制御のステップは、画像メモリの読み出しの制御において、振動情報に基づいて、振動による画像表示手段の表示画面に対するユーザーの視点の変位に追従させて、画像表示手段で表示する画像の位置を変化させ、画像メモリの書き込みの制御において、振動予測情報に基づいて、ユーザーの視点の変位に追従可能に画像メモリに書き込む画像データによる画像の大きさを可変する。
また請求項12の発明においては、コンピュータに所定の処理手順を実行させることにより、画像を表示してユーザーに所望の画像を提供する画像表示方法のプログラムに適用して、処理手順が、画像を画像表示手段に表示する画像表示のステップと、画像メモリを制御して、画像の画像データを画像メモリに蓄積し、画像メモリに蓄積した画像データを画像表示手段に出力するメモリ制御のステップと、振動の大きさを検出して振動情報を出力する振動検出のステップと、予測される振動の大きさを検出して振動予測情報を出力する振動予測情報取得のステップとを有し、メモリ制御のステップは、画像メモリの読み出しの制御において、振動情報に基づいて、振動による画像表示手段の表示画面に対するユーザーの視点の変位に追従させて、画像表示手段で表示する画像の位置を変化させ、画像メモリの書き込みの制御において、振動予測情報に基づいて、ユーザーの視点の変位に追従可能に画像メモリに書き込む画像データによる画像の大きさを可変する。
請求項1の構成により、画像表示手段に画像を表示してユーザーに所望の情報を提供する画像表示装置に適用して、画像データを蓄積する画像メモリの読み出し制御において、振動による画像表示手段の表示画面に対するユーザーの視点の変位に追従させて、画像表示手段で表示する画像の位置を変化させると共に、画像メモリの書き込みの制御において、振動によるユーザーの視点の変位に追従可能に画像メモリに書き込む画像データによる画像の大きさを可変することにより、画像メモリを有効に利用して視点の変化に追従させて画像を表示し得、これにより振動による視認性の劣化を簡易な構成により有効に回避することができる。
これにより請求項11、請求項12の構成によれば、振動による視認性の劣化を簡易な構成により有効に回避することができる画像表示方法及び画像表示方法のプログラムを提供することができる。
本発明によれば、画像データを蓄積する画像メモリの読み出し制御において、振動による画像表示手段の表示画面に対するユーザーの視点の変位に追従させて、画像表示手段で表示する画像の位置を変化させると共に、画像メモリの書き込みの制御において、振動によるユーザーの視点の変位に追従可能に画像メモリに書き込む画像データによる画像の大きさを可変することにより、振動による視認性の劣化を簡易な構成により有効に回避することができる。
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施例を詳述する。
(1)実施例1の構成
図2は、本発明の実施例1に係る画像表示装置としてのカーナビゲーション装置を示す斜視図である。このカーナビゲーション装置1は、携帯して使用できるように構成され、これにより例えば家庭、車内、屋外等で地図を確認して道案内に利用し、さらには音楽、映画等を楽しむことができるようになされている。このため車内で使用する場合には、車両のダッシュボード等に取り付けられた車載用の載置台2Aに設置して種々に利用できるようになされ、また屋内で使用する場合には、屋内用の載置台2Bに設置して種々に利用できるようになされている。
図2は、本発明の実施例1に係る画像表示装置としてのカーナビゲーション装置を示す斜視図である。このカーナビゲーション装置1は、携帯して使用できるように構成され、これにより例えば家庭、車内、屋外等で地図を確認して道案内に利用し、さらには音楽、映画等を楽しむことができるようになされている。このため車内で使用する場合には、車両のダッシュボード等に取り付けられた車載用の載置台2Aに設置して種々に利用できるようになされ、また屋内で使用する場合には、屋内用の載置台2Bに設置して種々に利用できるようになされている。
このためカーナビゲーション装置1は、薄板形状により形成され、表面に液晶表示パネルによる表示部3、電源スイッチ4等が配置されるようになされている。また下側端面に、載置台2A、2Bを介して電源等を入力する電源端子5、載置台2A、2Bを介して車両等との間で種々の情報を入出力する通信端子6が設けられるようになされている。また背面は、曲面により形成され、その端部に車載の載置台2Aへの設置を検出するスイッチ7が設けられるようになされている。なおカーナビゲーション装置1は、これらの他に、リモートコマンダーの操作を検出する受光部、音声等を出力するスピーカ等が設けられるようになされている。
このカーナビゲーション装置1の構成に対応して、車載用の載置台2Aは、カーナビゲーション装置1を斜めに保持できるように、カーナビゲーション装置1に対向する部位がカーナビゲーション装置1の背面形状に対応する曲面形状により形成され、図示しない爪によりカーナビゲーション装置1の保持機構が構成されるようになされている。これにより載置台2Aは、矢印Aにより示すように、カーナビゲーション装置1を持ち来してスライドさせることにより、カーナビゲーション装置1に爪が引っ掛かり、カーナビゲーション装置1をセットできるようになされている。またこの爪を退避させてスライドさせることにより、載置台2Aから取り外して携帯できるようになされている。
また車載用の載置台2Aにおいては、背面の曲面の、カーナビゲーション装置1のスイッチ7に対応する箇所に突起8が設けられるようになされ、これにより車載用の載置台2Aにおいは、カーナビゲーション装置1の載置により、突起8がスイッチ7を押圧して、カーナビゲーション装置1で車両への搭載を検出できるようになされている。
また車両用の載置台2Aは、電源供給用端子9、通信用端子10が設けられ、これらの端子9、10がケーブルを介して車両の所定箇所に接続されるようになされている。載置台2Aは、カーナビゲーション装置1を保持するとこれらの端子9、10がカーナビゲーション装置1の対応する端子5、6にそれぞれ接触するようになされ、これによりカーナビゲーション装置1に車両の電源を供給し、またカーナビゲーション装置1との間で種々のデータを入出力できるようになされている。
これに対して家庭用の載置台2Bには、カーナビゲーション装置1を載置する部位に突起8が設けられない点、カーナビゲーション装置1にコンピュータ等からの電源を供給し、またコンピュータ等との間で種々のデータを入出力し得るように構成される点を除いて、車載用の載置台2Aと同一に構成されるようになされている。
図3は、カーナビゲーション装置1の構成を示すブロック図である。このカーナビゲーション装置1において、操作入力部12は、ユーザーの操作を検出して演算処理部13に通知する。具体的に、操作入力部12は、電源スイッチ4、リモートコマンダーの受信部等により構成され、これによりこのカーナビゲーション装置1では、電源スイッチ4の操作により電源を操作し、さらにリモートコマンダーの操作により動作の切り換え等を実行できるようになされている。なお操作入力部12は、これらの他に、表示部3に設けたタッチパネル、マイクの音声を取得する音声入力手段、撮像装置による画像入力手段等により構成することもできる。なお音声入力手段、画像入力手段等による場合、入力された音声、画像を処理する音声認識処理、画像認識処理を演算処理部13により実行することが必要になる。
位置検出部14は、現在位置及びカーナビゲーション装置1の向きを基準にした方位を検出して演算処理部13に通知する。このカーナビゲーション装置1において、位置検出部14は、GPS(Global Positioning System )測位装置により構成されるようになされ、これにより道案内に利用できるようになされている。
通信部15は、直接の又はLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network )を介した他の機器との通信手段であり、例えばUSB(Universal Serial Bus)等による有線通信手段、携帯電話、 Bluetooth等による無線通信手段、メモリカード等によるオフライン通信手段等により構成される。
2次記憶部16は、記録再生可能な大容量の記憶手段であり、この実施例では、ハードディスク装置、光ディスク装置により構成される。この2次記憶部16は、地図データ、音楽コンテンツのデータ、映画等による映像コンテンツのデータ、各種検索用のデータ、通信部15における携帯電話の機能の制御に供するPOI(Point Of Interface)のデータ等を記録して保持するようになされている。
これらによりカーナビゲーション装置1では、光ディスク等により、又は各種のネットワークにより、映像コンテンツ、音楽コンテンツを取得できるようになされ、さらには地図により現在位置を表示するために必要な情報を取得できるようになされている。
設置場所検出センサ18は、カーナビゲーション装置1がセットされてなる設置場所を検出して演算処理部13に通知する。具体的に設置場所検出センサ18は、車両に搭載してなる載置台2Aへの装着により動作を切り換えるスイッチであり、この実施例では車載用の載置台2Aに設けられた突起8により押圧されるスイッチ7により構成されるようになされている。これによりカーナビゲーション装置1では、設置場所を検出できるようになされている。
これに対して振動検出センサ19は、加速度センサにより形成され、このカーナビゲーション装置1に加わる垂直方向及び水平方向の振動を検出し、検出結果を演算処理部13に通知する。これによりカーナビゲーション装置1では、この振動検出センサ19の検出結果に基づいて静止画の表示を制御することにより、振動による視認性の劣化を有効に回避するようになされている。
出力部21は、演算処理部13による各種処理結果をユーザーに伝達する。このカーナビゲーション装置1において、出力部21は、画像出力手段である表示部3、音声出力手段であるスピーカにより構成される。このうち画像出力手段においては、表示に供する画像データを画像出力制御部22に内蔵の画像メモリ23に展開し、演算処理部13の制御によるこの画像メモリ23のアドレス制御により、この画像メモリ23に展開した画像データを表示部3に出力し、これにより地図等の静止画像、映像コンテンツによる動画像を表示する。
このような画像の表示において、出力部21は、表示部3における画素数に比して多くの画像データを蓄積し得るように画像メモリ23の容量が設定され、また地図等の静止画像を表示する場合、図4に示すように、表示部3において表示に供する領域AR3に対して、上下左右に大きな領域AR23の分、画像データを蓄積するようになされ、さらにこの蓄積した画像データによる静止画像を部分的に切り出して出力するようになされている。またこのようにして表示に供する画像データを切り出すようにして出力して、演算処理部13による指示により、画像メモリ23の読み出し制御によるアドレス制御を切り換え、切り出す領域AR3を可変し、これにより表示部3における静止画像の表示位置を上下左右に変位させることができるようになされている。なおこの図4における地図の表示において、黒塗りによる三角は現在位置、向きを示すマークであり、画面左上のマークは方位を示し、続く右側の表示は走行中の道路のレーンを示すマークである。
演算処理部13は、このカーナビゲーション装置1の動作を制御するコンピュータであり、ランダムアクセスメモリ(RAM)31にワークエリアを確保してリードオンリメモリ(ROM)30に記録された処理プログラムを中央処理ユニット(CPU)32により実行する。演算処理部13は、この処理によりインターフェース(I/F)部34を介して検出される操作入力部12の操作により動作を切り換え、またインターフェース部34を介して処理結果を出力部21に出力する。なおこのような処理プログラムにおいては、電池によりバックアップされたSRAM、フラッシュメモリ等による不揮発性メモリ35に記録するようにしてもよく、この場合は、2次記憶部16より提供される処理プログラム、又は通信部15でダウンロードした処理プログラムにより不揮発性メモリ35の内容を更新して、この演算処理部13により実行するプログラムをアップデートすることができる。なおこの実施例においては、この処理プログラムがリードオンリメモリ30に記録されていることにより、事前に、この演算処理部13に処理プログラムが記録されて出荷されるようになされている。
この処理手順の実行により中央処理ユニット32は、ユーザーによるリモートコマンダーの操作により、音楽コンテンツ、映像コンテンツの再生が指示されると、2次記憶部16に記録されている音楽コンテンツ、映像コンテンツの一覧を表示部3に表示し、この一覧の表示におけるコンテンツの選択により、対応するコンテンツを再生して出力部21から出力する。またユーザーにより地図の表示が指示されると、2次記憶部16に記録されている地図データを再生して処理することにより、ユーザーの指示した箇所の地図を表示部3に表示する。またユーザーにより道案内が指示されると、位置検出部14で検出される現在位置の位置情報を基準にして目的地までのルート検索処理を実行し、この処理結果により表示部3に地図を表示してユーザーを道案内する。また有名レストラン等の検索がユーザーにより指示されると、同様に2次記憶部16に記録された検索用データを検索し、検索結果を表示部3に表示する。また同様のユーザーによる指示に応じて通信部15を介してネットワーク等に接続し、電子メールを取得して表示部3に表示し、また所望するホームページを表示する。またユーザーの操作により2次記憶部16に保持した地図データ、検索データ等をアップデートする。
これらの制御において、演算処理部13は、映像コンテンツを表示する場合、2次記憶部16より得られる画像データを画像出力制御部22の画像メモリ23を介して表示部3に順次出力することにより、この映像コンテンツにより動画像を表示する。これに対して地図、メニュー等の静止画像を表示する場合、表示に供する画像データを生成して画像出力制御部22の画像メモリ23に展開し、このとき、図4について上述した画像メモリ23の構成に対応して、表示部3における表示領域AR3より上下左右に余分の領域AR23を表示できるように、画像データを生成して画像メモリ23に展開する。
またこのようにして画像データを生成して、図5に示す処理手順の実行により、このカーナビゲーション装置1の搭載位置に応じて、視認性の劣化を有効に回避するように、画像出力制御部22における動作を制御する。
すなわち演算処理部13は、ユーザーにより電源スイッチ4が操作されると、ステップSP1からステップSP2に移り、全体の電源を立ち上げた後、ステップSP3に移り、背面に設けられたスイッチ7により設置場所を判定する。ここでこのスイッチ7がオン状態に保持されている場合、設置場所は車内であることにより、表示部3における静止画像の表示においては、車両の走行による振動により視認性が劣化する恐れがある。このため演算処理部13は、この場合、ステップSP3からステップSP4に移り、ブレ補正をオンに設定する。
ここでブレ補正は、振動による視認性の劣化を有効に回避する補正処理であり、演算処理部13は、このブレ補正のオンによりステップSP5に移り、振動検出センサ19により垂直方向の振動量を検出する。また続くステップSP6において、振動検出センサ19により水平方向の振動量を検出する。なおこのカーナビゲーション装置1では、この振動検出センサ19が加速度センサであることにより、このようにして検出される振動量は、それぞれ垂直方向及び水平方向の加速度である。これにより演算処理部13は、垂直方向及び水平方向の各々について、振動の大きさを示す振動情報を検出する。
続いて演算処理部13は、ステップSP7に移り、このステップSP5及びステップSP6で検出した振動量により画像出力制御部22における読み出し制御による読み出しアドレス制御の切り換えを指示し、これにより表示部3における静止画像の表示を変位させる。演算処理部13においては、この処理より、振動検出センサ19で検出した垂直方向、水平方向の振動量により、表示部3における表示画面に対して変化するユーザーの視点に追従するように、表示部3における静止画像の表示を変位させる。また振動量を一定のしきい値により判定し、所定値以上の大きな振動があった場合についてのみ、静止画像の表示を変位させる。
すなわち図6(A)及び(B)に示すように、垂直方向に小さな振動の場合、何ら表示位置を変位させないのに対し、図7(A)及び(B)に示すように、上方向に大きな振動があった場合、矢印Aにより示すように、画像メモリ23から切り出して表示する領域AR3を上方向に変位させ、またこれとは逆に、上方向に大きな振動があった場合、図8(A)及び(B)において矢印Aにより示すように、画像メモリ23から切り出して表示する領域AR3を下方向に変位させる。
また図9(A)及び(B)に示すように、水平方向に小さな振動の場合、何ら表示位置を変位させないのに対し、図10(A)及び(B)に示すように、左方向に大きな振動があった場合、矢印Aにより示すように、画像メモリ23から切り出して表示する領域AR3を左方向に変位させ、またこれとは逆に、右方向に大きな振動があった場合、図11(A)及び(B)において矢印Aにより示すように、画像メモリ23から切り出して表示する領域AR3を右方向に変位させる。
演算処理部13は、これらの処理において、静止画像上に表示するマークにあっては、現在位置等の背景に対応するマークを除いて、このような静止画像における表示位置の変位に追従して表示位置が変化しないように、すなわちこれらのマークについては、一定の位置に表示するように、画像出力制御部22における読み出し制御によるアドレス制御の切り換えに対応するように、画像メモリ23への書き込みアドレスを変化させる。これによりこのカーナビゲーション装置1では、視認性について劣化の恐れの無いマークの表示については、このようなブレ補正の処理を省略するようになされている。
かくするにつき演算処理部13は、このようにして静止画像の表示を変位させると、ステップSP8に移り、静止画像の表示を終了する操作がユーザーにより実行されたか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP4に戻る。これに対してユーザーにより静止画像の表示を中止する旨の操作が実行されると、ステップSP8からステップSP9に移ってこの処理手順を終了する。
これに対してステップSP3で否定結果が得られると、この場合、カーナビゲーション装置1においては、自宅等で使用され、車両に搭載した場合のように振動が加わらないことにより、ステップSP3からステップSP10に移り、ブレ補正をオフに設定した後、ステップSP9に移ってこの処理手順を終了する。これにより演算処理部13は、画像メモリ制御部22と共に、画像メモリ23を制御して、画像メモリ23に蓄積した画像データを画像表示手段に出力するメモリ制御手段を構成し、この画像メモリ23の読み出しの制御において、振動情報に基づいて、振動による画像表示手段の表示画面に対するユーザーの視点の変位に追従させて、画像表示手段で表示する画像の位置を変化させるようになされている。
(1−1)画像メモリの書き込みの制御
このような画像メモリ23の読み出しの制御に対して、演算処理部13は、予測される振動の大きさに基づいて、ユーザーの視点の変位に追従可能に画像メモリ23に書き込む画像データによる画像の大きさを可変し、これにより画像データの書き込みに係る無駄な処理を有効に回避する。
このような画像メモリ23の読み出しの制御に対して、演算処理部13は、予測される振動の大きさに基づいて、ユーザーの視点の変位に追従可能に画像メモリ23に書き込む画像データによる画像の大きさを可変し、これにより画像データの書き込みに係る無駄な処理を有効に回避する。
すなわち図12(A)及び(B)は、カーナビゲーション装置1に加わる垂直方向の振動を示す特性曲線図である。図12(A)は、カーナビゲーション装置1に加わる垂直方向の振動の最大振幅Wが大きい場合を示し、このような場合にあって、ユーザーの視点の変位に追従可能に画像データを読み出す場合、図13(A)に示すように、画像メモリ23に書き込む画像データによる領域AR23の大きさを大きくすることが必要になる。またこれとは逆に、図12(B)は、カーナビゲーション装置1に加わる垂直方向の振動の最大振幅Wが小さい場合を示し、このような場合にあっては、図13(B)に示すように、画像メモリ23に書き込む画像データによる領域AR23を小さくしても、ユーザーの視点の変位に追従可能に画像メモリ23に保持した画像データを読み出すことができる。
しかしてこのような垂直方向に係る振動の多少においては、路面の状態により大きく変化し、例えば図14(A)に示すように、未舗装道路を走行する場合に、振動が大きくなり、図14(B)に示すように、舗装道路を走行する場合に、振動が小さくなる。なおここで図14においては、現在位置、進行方向を三角の印により示す。
このような関係は、垂直方向のみならず、水平方向についても発生する。すなわち図15(A)及び(B)は、現在位置による道路の形状を示す略線図である。図15(A)は、頻繁に左右に曲折した道路R1を示し、このような道路にあっては水平方向の振動が大きいことが予測され、また図15(B)は、比較的カーブの緩やかな道路R2を示し、このような道路にあっては水平方向が振動の小さいものと予測される。
これにより図16(A)に示すように、頻繁に曲折した道路R1にあっては、画像メモリ23に書き込む画像データによる領域AR23の大きさを水平方向に大きくすることが必要になる。また図16(B)に示すように、比較的カーブの緩やかな道路R2にあっては、画像メモリ23に書き込む画像データによる領域AR23を水平方向に小さくしても、ユーザーの視点の変位に追従可能に画像メモリ23に保持した画像データを読み出すことができる。
これらの関係により、この実施例において、2次記憶部16は、ナビゲーションに供する地図データに対応付けして、各道路の種別で予測される振動の大きさを示す振動予測情報を蓄積して保持する。すなわち図17は、この2次記憶部16に保持された振動予測情報を示す図表である。この振動予測情報は、各道路の種別により、予測される振動の大きさが垂直方向及び水平方向に記録されて形成される。
ここでこの実施例において、振動予測情報は、標準的な設定、表示画面サイズに係るナビゲーション装置で予測される振動量が、この表示画面サイズで必要とされる読み出しの制御に係る振動の最大補正量により示されるようになされている。すなわちこのような振動量においては、車両のサスペンション等によっても変化し、またカーナビゲーション装置1の取り付け方法によっても変化する。また表示画面のサイズによっても変化する。これによりこの実施例では、標準的な設定、表示画面サイズに係るナビゲーション装置においては、2次記憶部16に保持された振動予測情報を直接利用できるようになされ、その分、処理を簡略化できるようになされている。また必要に応じてこの2次記憶部16に保持された振動予測情報を補正して、各車両に応じて予測される振動の量を検出できるようになされている。
しかしてこの図17に示す例においては、道路の種別によりアスファルトの舗装道路に分類される道路にあっては、垂直方向(縦方向)及び水平方向(横方向)にそれぞれ2.3〔mm〕及び0.3〔mm〕の振動が予測され、道路の種別により砂利道に分類される道路では、それぞれ垂直方向(縦方向)及び水平方向(横方向)に6.3〔mm〕及び1.4〔mm〕の振動が予測されることが示されるようになされている。
演算処理部13は、さらにこのようにして路面の状態で予測される振動量に対して、地図データに基づいて道路の直線性を計算して道路の形状より予測される振動量を求め、この計算値により2次記憶部16から検出した振動予測情報を補正するようになされている。かくして図15(A)に示したように、左右に曲折した道路R1にあっては、水平方向に大きな予測振動量を得ることができ、これに対して図15(B)に示したように、比較的カーブの緩やかな道路R2にあっては水平方向に小さな予測振動量を得ることができるようになされている。
これにより演算処理部13は、この予測振動量に基づいて画像メモリ23の書き込みを制御し、画像メモリ23への無駄な書き込みの処理を有効に回避する。またこのような道路に関する情報にあっては、種々に変化することにより、ユーザーによる指示により、又は定期的な処理により、通信部15の制御により所定のサーバーより最新の情報を取得して2次記憶部16に記録された振動予測情報に係る各道路の種別の情報を更新する。またこのようにして2次記憶部16に保持される振動予測情報に対して、この車両に固有の補正係数を図示しないメモリに記録して保持する。なおこの補正係数にあっては、事前の設定によりこのメモリに記録されるようになされている。
図1は、この演算処理部13における画像メモリ23の書き込みの制御に係る処理手順を示すフローチャートである。図5について上述したブレ補正オンの場合に、図5の処理手順と同時並列的にこの処理手順を実行する。
すなわち演算処理部13は、所定時間毎(例えば60秒毎)に、又は位置検出部14による移動の検出周期毎に、ステップSP11からステップSP12に移り、位置検出部14で検出される現在位置及び方位を取得した後、続くステップSP13に移る。ここで演算処理部13は、2次記憶部16に保持した地図データから現在位置に対応した道路の情報を検出し、またこの道路の情報により対応する振動予測情報を検出する。
続くステップSP14において、演算処理部13は、このようにして検出した振動予測情報による振動量を道路の形状により予測される振動量、補正係数により補正した後、続くステップSP15において、この補正係数により補正した振動量により画像メモリ23のバッファ領域を変更する必要が有るか否か判断する。ここでバッファ領域は、書き込みに係る画像データによる領域AR23から読み出しに係る画像データの領域AR3を減算した垂直方向及び水平方向の画像データに係る画像メモリ23の領域である。
ここで前回の処理手順により検出された補正した振動量に対して、今回の処理に係るステップSP14で検出した振動量が変化している場合、演算処理部13は、ステップSP15からステップSP16に移り、このステップSP14で検出した振動量に対応するように画像メモリ23のバッファ領域を設定した後、ステップSP17に移り、このバッファ領域の変更に対応するように画像メモリ23に画像データを格納した後、ステップSP18に移ってこの処理手順を終了する。
これに対してステップSP15で否定結果が得られると、ステップSP17に移って画像メモリ23に画像データを格納した後、ステップSP18に移ってこの処理手順を終了する。
これらの処理に対応して演算処理部13は、予測される振動量に応じて画像メモリ23に書き込む画像データによる画像の大きさを可変するようになされている。またこのような画像メモリ23に書き込む画像データによる画像の大きさの可変に対応して、画像メモリ23に確保してなる画像データの書き込み用の領域を可変するようになされている。
演算処理部13は、このような領域の可変により発生する画像メモリ23の空き領域を他の処理に利用するようになされ、これにより画像メモリ23のメモリ領域を有効利用するようになされている。具体的に、この実施例において、演算処理部13は、この空き領域を表示画像の別レイヤーとして管理し、この別レイヤーを車両の現在位置等に係るマークの表示に供するようになされ、又は表示部3に表示する画像をスクロールする際のキャッシング用に用いるようになされている。
しかしてこの実施例においては、画像メモリ23を制御してこの画像メモリ23に蓄積した画像データを表示部3に出力するメモリ制御手段は、演算処理部13及び画像出力制御部22により構成され、また振動の大きさを検出して振動情報を出力する振動検出手段は、振動検出センサ19により構成される。
(2)実施例1の動作
以上の構成において、このカーナビゲーション装置1では、ユーザーによる指示により、位置検出部14で検出される現在位置に基づいて2次記憶部16から対応する地図データが読み出され、この読み出した地図データにより表示に供する画像の画像データが演算処理部13で生成され、この画像データが画像メモリ23を介して表示部3に出力される。これによりこのカーナビゲーション装置1では、例えば道案内に供する各種の画像が表示部3により表示される。
以上の構成において、このカーナビゲーション装置1では、ユーザーによる指示により、位置検出部14で検出される現在位置に基づいて2次記憶部16から対応する地図データが読み出され、この読み出した地図データにより表示に供する画像の画像データが演算処理部13で生成され、この画像データが画像メモリ23を介して表示部3に出力される。これによりこのカーナビゲーション装置1では、例えば道案内に供する各種の画像が表示部3により表示される。
このようにして道案内に供する画像等を表示するカーナビゲーション装置1においては、設置場所検出センサ18により設置場所が検出され、車内に設置されている場合には、ブレ補正の処理が実行され、このブレ補正の処理により、振動によるユーザーの視点の変位に追従して表示部3で表示される画像の表示位置が変位するように制御され、振動による視認性の劣化が回避される。
すなわちこのブレ補正において、このカーナビゲーション装置1では、このブレ補正に供する分、表示に供する画像データによる画像に対して、上下左右に余分な画像表示に係る画像データが画像メモリ23に格納される。またこの画像メモリ23に保持した画像データによる画像を切り出すようにして画像メモリ23に保持した画像データが読み出されて表示部3の表示に供される。カーナビゲーション装置1では、振動検出センサ19により垂直方向、水平方向の振動量が検出され、この検出した振動量により振動を打ち消すように、画像メモリ23より切り出す画像の領域が可変され、これにより振動によるユーザーの視点の変位に追従して表示部3で表示される画像の表示位置が変位される。
このような画像メモリ23からの画像データの読み出しの制御と同時並列的に、位置検出部14で検出される現在位置による2次記憶部16の検索により、現在位置の道路の種別に応じて予測される振動の大きさが振動予測情報として検出され、また地図データに基づいて現在走行中の道路の直線性により道路の形状により予測される振動量が検出される。またこの振動予測情報による振動の大きさが、道路の形状により予測される振動量により補正され、さらにはこの車両に応じた補正係数により補正され、これらにより現在走行中の道路を続いて走行する場合に、予測される振動量が検出される。
この検出結果により、このカーナビゲーション装置1では、画像メモリ23の読み出し制御による画像の切り出しに応じて、画像メモリ23に書き込む画像データによる画像の大きさが可変制御される。すなわち表示部3が垂直方向に大きく振動することが予測される場合にあっては、画像メモリ23への書き込みに係る画像データによる領域AR23が、上下方向に大きく設定される。これとは逆に垂直方向に小さく振動することが予測される場合にあっては、画像データによる領域AR23が、上下方向に小さく設定される。また水平方向に大きく振動することが予測される場合にあっては、画像データによる領域AR23が、左右方向に大きく設定され、水平方向に小さく振動することが予測される場合にあっては、領域AR23が左右方向に小さく設定される。
このように設定された領域AR23に係る画像データを画像メモリ23に格納するように、カーナビゲーション装置1では、演算処理部13による画像メモリ23への書き込み処理が可変制御され、これにより無駄な画像データに係る処理が低減されて、その分、簡易な構成により振動によるユーザーの視点の変位に追従して表示部3で表示される画像の表示位置が変位されて、振動による視認性の劣化が有効に回避される。
このようにして領域AR23を可変するにつき、カーナビゲーション装置1では、この領域AR23の大きさの可変に対応して、画像メモリ23において画像データを格納する領域の大きさが可変制御され、この制御により余る空き領域が各種の処理に利用される。これによりこのカーナビゲーション装置1では、この画像メモリ23に係るメモリ領域を有効に利用することができる。
(3)実施例1の効果
以上の構成によれば、画像データを蓄積する画像メモリ23の読み出し制御において、振動による画像表示手段の表示画面に対するユーザーの視点の変位に追従させて、画像表示手段で表示する画像の位置を変化させると共に、画像メモリ23の書き込みの制御において、振動によるユーザーの視点の変位に追従可能に画像メモリ23に書き込む画像データによる画像の大きさを可変することにより、振動による視認性の劣化を簡易な構成により有効に回避することができる。
以上の構成によれば、画像データを蓄積する画像メモリ23の読み出し制御において、振動による画像表示手段の表示画面に対するユーザーの視点の変位に追従させて、画像表示手段で表示する画像の位置を変化させると共に、画像メモリ23の書き込みの制御において、振動によるユーザーの視点の変位に追従可能に画像メモリ23に書き込む画像データによる画像の大きさを可変することにより、振動による視認性の劣化を簡易な構成により有効に回避することができる。
またこのように、画像メモリ23に書き込む画像の大きさの可変に応じて、画像データの書き込みに供する画像メモリ23の領域を可変することにより、例えばこの可変により余る領域を他の処理に割り当てて、メモリ空間を有効に利用することができる。
すなわちこの画像メモリ23に書き込む画像の大きさの可変により生じる空き領域を、他の処理に割り当てることにより、メモリ空間を有効に利用することができる。
また位置検出手段である位置検出部14の検出結果に基づいて、振動予測情報を蓄積した情報蓄積手段である2次記憶部16より現在位置に対応する振動予測情報を検索することにより、カーナビゲーション装置1に係る構成を有効に利用して、簡易な構成により振動による視認性の劣化を防止することができきる。
具体的に、ナビゲーションの処理に供する地図データに対応付けて、振動予測情報を蓄積して保持することにより、カーナビゲーション装置1に係る構成を有効に利用して、現在位置に係る振動予測情報を簡易かつ確実に検出することができる。
またこのようにして検出した振動予測情報を、車両の状態に応じて補正して使用することにより、車両への取り付け等により種々に異なる振動について、十分な余裕をもって画像メモリ23に画像データを格納し得、これによりこのように種々に異なる振動についても、振動による視認性の劣化を防止することができる。
この実施例においては、画像メモリ23の書き込みの制御において、画像データの書き込みに供する領域が一定値となるように、画像メモリ23に書き込む画像の大きさを水平方向及び垂直方向で相補的に変化させる。なおこの実施例においては、このような画像メモリ23への書き込みに係る制御が異なる点を除いて、実施例1に係るカーナビゲーション装置1と同一に構成されることにより、以下において、図2について上述したカーナビゲーション装置1の構成を流用して説明し、重複した説明は省略する。
すなわち演算処理部13は、振動検出センサ19の検出結果に基づいて、水平方向に比して垂直方向に振動の振幅が大きいと予測される場合には、図18(A)に示すように、画像メモリ23に書き込む画像の大きさを左右方向に小さくし、その分上下方向の大きさを大きくする。またこれとは逆に、垂直方向に比して水平方向に振動の振幅が大きいと予測される場合、図18(B)に示すように、画像メモリ23に書き込む画像の大きさを左右方向に大きくし、その分上下方向の大きさを小さくする。
このため演算処理部13は、図19の処理手順の実行により画像メモリ23への画像データの書き込みを制御する。すなわち演算処理部13は、ユーザーにより電源スイッチが操作されてブレ補正を開始すると、所定時間毎(例えば60秒毎)に、ステップSP21からステップSP22に移り、振動検出センサ19の検出結果を取得する。演算処理部13は、この振動検出センサ19の検出結果による振動量を、過去に取得した所定個数の振動量検出結果との間で区分積分することにより、現在と同様の振動が今後も継続するものとして、振動予測情報を検出する。
ここで演算処理部13は、続いてステップSP23に移り、ステップSP22で計算した振動予測情報による水平方向の振動量を垂直方向の振動量により割り算することにより、水平方向及び垂直方向の振動量についての比率を計算する。またこの計算した比率と、ランダムアクセスメモリ31に保持してなる直前の処理に係る比率とを比較し、この比率の変化の有無により、画像メモリ23に書き込む画像の大きさを変化させるか否か判断する。
ここで比率の変化が所定値以上の場合、演算処理部13は、ステップSP23からステップSP24に移り、ステップSP22で検出した振動量より、画像メモリ23に書き込む画像データによる画像の大きさを水平方向及び垂直方向について計算する。この計算において、演算処理部13は、画像メモリ23より読み出す画像の大きさを基準にして、画像メモリ23に余分に格納する画像の大きさを始めに計算することにより、このステップSP24においては、画像メモリ23におけるバッファ領域に係る大きさを計算した後、続くステップSP25において、このバッファ領域に係る画像の大きさを画像メモリ23より読み出す画像の大きさに加算することにより、画像メモリ23に格納する画像の縦横比を計算する。
このようにして画像メモリ23に格納する画像の大きさを計算すると、演算処理部13は、ステップSP26に移り、この大きさにより画像データを生成し、続くステップSP27において、この生成した画像データを画像メモリ23に転送した後、ステップSP28に移ってこの処理手順を終了する。
これに対して垂直方向の振動量と水平方向の振動量との比率が一定値より小さい場合、演算処理部13は、画像メモリ23に格納する画像の大きさを変更しないものとしてステップSP23からステップSP28に移り、この処理手順を終了する。
以上の構成によれば、画像メモリ23の書き込みの制御において、画像データの書き込みに供する領域が一定値となるように、水平方向及び垂直方向で画像の大きさを相補的に変化させるようにしても、実施例1と同様の効果を得ることができる。
また振動検出手段である振動検出センサ19により検出される振動情報に基づいて振動予測情報を生成することにより、振動予測情報を記録して保持しなくても、実施例1と同様の効果を得ることができる。
この実施例においては、実施例2と同様に、画像メモリ23の書き込みの制御において、画像データの書き込みに供する領域が一定値となるように、水平方向及び垂直方向で画像の大きさを相補的に変化させる。この処理において、この実施例では、水平方向と垂直方向との振動量の比率を判定して現在の振動を区分し、この区分に応じて画像データの書き込みに供する領域が一定値となるように、水平方向及び垂直方向で画像の大きさを相補的に変化させる。なおこの実施例においては、このような画像メモリ23への書き込みに係る制御が異なる点を除いて、実施例2に係るカーナビゲーション装置1と同一に構成されることにより、以下においても、図3について上述したカーナビゲーション装置1の構成を流用して説明し、重複した説明は省略する。
図20は、この区分を示す図表であり。この実施例において、画像メモリ23は、600000ピクセル分の画像データを書き込み得るように構成される。この図20において、パターン1の区分は、垂直方向に比して水平方向の振動量が大きい場合に適用される区分であり、この場合、演算処理部13は、垂直方向(縦方向)に960ピクセル分、水平方向(横方向)に625ピクセル分の画像データを画像メモリ23に格納する。またパターン2の区分は、水平方向と垂直方向との振動量がほぼ等しい場合であり、この場合、演算処理部13は、垂直方向(縦方向)に1000ピクセル分、水平方向(横方向)に600ピクセル分の画像データを画像メモリ23に格納する。またパターン3の区分は、水平方向に比して垂直方向の振動量が大きい場合であり、この場合、演算処理部13は、垂直方向(縦方向)に1200ピクセル分、水平方向(横方向)に500ピクセル分の画像データを画像メモリ23に格納する。
これらの区分に対応して演算処理部13は、画像メモリ23への画像データの書き込み時、振動検出センサ19で検出される振動量により、現在の振動が、パターン1〜パターン3の何れに該当するか判定し、この判定により、画像メモリ23への画像データの書き込みを制御する。
この実施例によれば、現在の振動量を区分し、この区分により、画像メモリ23に書き込む画像データのデータ量を一定値に設定して、画像メモリ23に書き込む画像の大きさを水平方向及び垂直方向に相補的に変化させることにより、一段と簡易な処理により実施例2と同様の効果を得ることができる。
この実施例においては、図21の処理手順の実行により、演算処理部13への読み込みに係るデータ転送速度が一定値以下の場合、画像メモリ23に書き込む画像の大きさを小さくする。なおこの実施例においては、このような画像メモリ23への書き込みに係る制御が異なる点を除いて、実施例1に係るカーナビゲーション装置1と同一に構成されることにより、以下においても、図3について上述したカーナビゲーション装置1の構成を流用して説明し、重複した説明は省略する。
すなわちこの実施例において、画像メモリ23は、PCI(Peripheral Component Interconnect)バスを介して画像データを入力するようになされ、これにより画像データのデータ量が多い場合にあっては、2次記憶部16からの読み込み速度、バスの転送速度が、表示部3への表示速度に追い付かない場合が発生し、この場合には各種の処理に支障を来すことになる。これによりこの実施例では、このような場合には、画像メモリ23に転送する画像データのデータ量が少なくなるように、画像メモリ23に書き込む画像の大きさを小さくし、ブレ補正に対して、表示部3への画像表示等を優先させる。
図21は、このような処理に係る演算処理部13の処理手順を示すフローチャートである。演算処理部13においては、現在位置の検出処理等に係るデータを2次記憶部16から読み込む毎に、又はこの読み込みの所定回数毎に、この処理手順を実行する。演算処理部13は、この処理手順を開始すると、ステップSP31からステップSP32に移り、この処理手順のトリガであるデータの読み込みを2次記憶部16から実行し、続くステップSP33において、このステップSP32に係るデータの読み込みについて、読み込みのコマンドを発行した後、データが読み込まれるまでの経過時間の判定により、ステップSP32に係るデータの読み込み速度が適当であるか否か、すなわちPCIバスの渋滞の有無を判断する。
図21は、このような処理に係る演算処理部13の処理手順を示すフローチャートである。演算処理部13においては、現在位置の検出処理等に係るデータを2次記憶部16から読み込む毎に、又はこの読み込みの所定回数毎に、この処理手順を実行する。演算処理部13は、この処理手順を開始すると、ステップSP31からステップSP32に移り、この処理手順のトリガであるデータの読み込みを2次記憶部16から実行し、続くステップSP33において、このステップSP32に係るデータの読み込みについて、読み込みのコマンドを発行した後、データが読み込まれるまでの経過時間の判定により、ステップSP32に係るデータの読み込み速度が適当であるか否か、すなわちPCIバスの渋滞の有無を判断する。
ここで演算処理部13は、データの読み込み速度が遅い場合、演算処理部13は、ステップSP33からステップSP34に移り、ここでステップSP32のデータの読み込みに係るデータ転送速度から画像メモリ23に書き込む画像データによる画像の大きさを計算する。また続くステップSP35において、このステップSP34の計算結果による画像メモリに格納する画像の大きさを設定した後、ステップSP36に移ってこの処理手順を終了する。
これに対してステップSP33で渋滞が発生していないとの判断結果が得られた場合、ステップSP33からステップSP36に移ってこの処理手順を終了する。
しかして演算処理部13においては、この処理手順の実行により設定された画像メモリ23へ書き込む画像の大きさを拘束条件に設定して、実施例1〜実施例3について上述したようにして画像メモリ23に書き込む画像の大きさを可変するようになされている。
この実施例によれば、演算処理部13への読み込みに係るデータ転送速度が一定値以下の場合、画像メモリ23に書き込む画像の大きさを小さくすることにより、カーナビゲーション装置1の本来の機能を優先させて、振動による視認性の劣化を有効に回避することができる。
この実施例においては、実施例1について上述した道路の種類に応じた振動予測情報に代えて、道路毎に設定された振動予測情報により画像メモリ23に書き込む画像の大きさを可変する。なおこの実施例においては、この振動予測情報に関連する構成が異なる点を除いて、実施例1に係るカーナビゲーション装置1と同一に構成されることにより、以下においても、図3について上述したカーナビゲーション装置1の構成を流用して説明し、重複した説明は省略する。
すなわちこの実施例においては、図22に示すように、各道路を識別する道路IDによりナビゲーションの処理に供する地図データと対応付けられて、各道路毎に、垂直方向及び水平方向に予測される振動の大きさによる振動予測情報が2次記憶部16に保持されるようになされている。すなわち道路IDが「100010」である道路においては、垂直方向(縦方向)及び水平方向(横方向)にそれぞれ1.4〔mm〕及び0.2〔mm〕の振動量が振動予測情報として記録され、また道路IDが「100011」である道路においては、垂直方向(縦方向)及び水平方向(横方向)にそれぞれ2.4〔mm〕及び0.9〔mm〕の振動量が振動予測情報として記録されるようになされている。なおこの実施例においても、標準の状態を基準にして振動量が記録されるようになされている。
このような道路毎の振動予測量に対応して、演算処理部13は、現在位置で検出される現在走行中の道路について、2次記憶部16から振動予測量を検出する。またこの検出結果をこの車両に固有の係数により補正し、この補正結果により画像メモリ23に書き込む画像の大きさを設定する。
この実施例によれば、道路毎に、振動予測情報を2次記憶部16に記録することにより、一段と簡易な処理により確実に画像メモリ23の読み出しの処理に対応するように、画像メモリ23に書き込む画像の大きさを設定することができる。
なお上述の実施例1においては、事前に設定された車両に固有の係数により振動予測情報を補正する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、画像メモリ23への画像データの書き込みと画像データの読み出しとの処理の比較により、この補正用の係数を変更するようにして、いわゆる学習機能により車両の個性に対応するように、画像メモリ23に書き込む画像の大きさを可変するようにしてもよい。
また上述の実施例1においては、事前に設定された車両に固有の係数により振動予測情報を補正して画像メモリ23に書き込む画像の大きさを可変する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば走行速度等の各種走行の条件によっても振動量が変化することにより、さらには乱暴な運転によっても振動量が変化することにより、これらの条件を加味して振動予測情報を補正して処理するようにしてもよい。なおこのような条件に係る情報としては、車両の速度センサにより検出される車速等の車両の挙動に関する情報、アクセル操作、ブレーキ操作、ハンドル操作等の車両の操作に係る情報等、車両に関する各種の情報を適用することができる。この場合、挙動に関する情報を検出する手段としては、車輪の回転数を検出する車速センサ、車体の回転角速度を検出する振動ジャイロセンサ、車両の加速度を検出する加速度センサ、車両の振動を検出する振動センサ等の挙動センサ41(図3)を用いることができ、また車両の操作に係る情報を検出する手段としては、アクセル開度センサ、ブレーキランプスイッチ、パーキングブレーキスイッチ、ハンドル舵角センサ等の操作系センサ42(図3)を用いることができる。
また上述の実施例1においては、2次記憶部16に保持された振動予測情報を用いて画像メモリ23に書き込む画像の大きさを設定する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、CCD(Charge Coupled Device)カメラ等の撮像手段により前方の道路を撮像した結果に基づいてカーブの度合い等による振動量を予測して画像メモリ23に書き込む画像の大きさを設定するようにしてもよい。
また上述の実施例においては、垂直方向及び水平方向の双方について、表示位置を変位させる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、実用上十分に視認性を確保し得る場合には、垂直方向又は水平方向の一方についてのみ、表示位置を変位させるようにしてもよい。
また上述の実施例においては、地図データ等の静止画像を表示する場合に、視点の変位に追従させて表示位置を変化させる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、動画像を表示する場合、さらにはゲーム、映画等の種々のコンテンツを表示する場合にも広く適用することができる。
また上述の実施例においては、事前に処理プログラムをリードオンリメモリに記録して提供する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、インターネット等のネットワークを介してダウンロードしたプログラムのインストールによりこの種の処理手順を実行する場合、さらには各種の記録媒体により提供されるプログラムのインストールによりこの種の処理手順を実行する場合等にも広く適用することができる。なおこのような記録媒体としては、磁気ディスク、光ディスク、磁気テープ等の記録媒体を適用することができる。
また上述の実施例においては、本発明をカーナビゲーション装置に適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、車載用のテレビジョン受信機等の車載用機器の画像表示装置、さらには携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance)等の携帯型の画像表示装置において画像を表示する場合に広く適用することができる。
本発明は画像表示装置、画像表示方法及び画像表示方法のプログラムに関し、例えば地図データを表示して道案内するカーナビゲーション装置に適用することができる。
1……カーナビゲーション装置、2A、2B……載置台、3……表示部、13……演算処理部、18……設置場所検出センサ、19……振動検出センサ、22……画像出力制御部、23……画像メモリ
Claims (12)
- 画像を表示してユーザーに所望の画像を提供する画像表示装置において、
前記画像を表示する画像表示手段と、
前記画像の画像データを蓄積する画像メモリと、
前記画像メモリを制御して、前記画像メモリに蓄積した前記画像データを前記画像表示手段に出力するメモリ制御手段と、
振動の大きさを検出して振動情報を出力する振動検出手段と、
予測される振動の大きさを検出して振動予測情報を出力する振動予測情報取得手段とを備え、
前記メモリ制御手段は、
前記画像メモリの読み出しの制御において、
前記振動情報に基づいて、前記振動による前記画像表示手段の表示画面に対する前記ユーザーの視点の変位に追従させて、前記画像表示手段で表示する前記画像の位置を変化させ、
前記画像メモリの書き込みの制御において、
前記振動予測情報に基づいて、前記ユーザーの視点の変位に追従可能に前記画像メモリに書き込む前記画像データによる画像の大きさを可変する
ことを特徴とする画像表示装置。 - 前記メモリ制御手段は、
前記画像メモリに書き込む前記画像の大きさの可変に応じて、前記画像データの書き込みに供する前記画像メモリの領域を可変する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。 - 前記メモリ制御手段は、
前記画像メモリに書き込む前記画像の大きさの可変により生じる空き領域を、他の処理に割り当てる
ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。 - 前記振動検出手段は、
前記画像表示手段による表示画面の水平方向及び垂直方向について、前記振動情報を検出し、
前記振動予測情報取得手段は、
前記画像表示手段による表示画面の水平方向及び垂直方向について、前記振動予測情報を検出し、
前記メモリ制御手段は、
前記画像メモリの読み出しの制御において、
前記画像の位置を水平方向及び垂直方向に変化させ、
前記画像メモリの書き込みの制御において、
前記画像の大きさを水平方向及び垂直方向に変化させる
ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。 - 前記メモリ制御手段は、
前記画像メモリの書き込みの制御において、
前記画像データの書き込みに供する領域が一定値となるように、水平方向及び垂直方向で前記画像の大きさを相補的に変化させる
ことを特徴とする請求項4に記載の画像表示装置。 - 前記画像メモリは、
所定のバスを介して前記画像データを入出力し、
前記メモリ制御手段は、
前記バスを介して入力されるデータの転送速度が所定値以下の場合、前記画像メモリの書き込み制御に係る前記画像の大きさを小さくする
ことを特徴とする請求項4に記載の画像表示装置。 - 前記振動予測情報取得手段は、
前記振動予測情報を蓄積した情報蓄積手段と、
現在位置を検出する位置検出手段と、
前記位置検出手段による検出結果に基づいて、前記情報蓄積手段から前記現在位置に対応する前記振動予測情報を検索する情報検索手段とを有する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。 - 前記情報蓄積手段は、
ナビゲーションの処理に供する地図データを蓄積して保持し、
前記地図データに対応付けて、前記振動予測情報を蓄積して保持する
ことを特徴とする請求項7に記載の画像表示装置。 - 前記画像表示装置は、
車両に搭載されて前記画像を表示し、
前記振動予測情報取得手段は、
前記情報蓄積手段から取得した前記振動予測情報を、前記車両の状態に応じて補正して前記メモリ制御手段に出力する
ことを特徴とする請求項7に記載の画像表示装置。 - 前記振動予測情報取得手段は、
前記振動情報に基づいて前記振動予測情報を生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。 - 画像を表示してユーザーに所望の画像を提供する画像表示方法において、
前記画像を画像表示手段に表示する画像表示のステップと、
画像メモリを制御して、前記画像の画像データを前記画像メモリに蓄積し、前記画像メモリに蓄積した前記画像データを前記画像表示手段に出力するメモリ制御のステップと、
振動の大きさを検出して振動情報を出力する振動検出のステップと、
予測される振動の大きさを検出して振動予測情報を出力する振動予測情報取得のステップとを備え、
前記メモリ制御のステップは、
前記画像メモリの読み出しの制御において、
前記振動情報に基づいて、前記振動による前記画像表示手段の表示画面に対する前記ユーザーの視点の変位に追従させて、前記画像表示手段で表示する前記画像の位置を変化させ、
前記画像メモリの書き込みの制御において、
前記振動予測情報に基づいて、前記ユーザーの視点の変位に追従可能に前記画像メモリに書き込む前記画像データによる画像の大きさを可変する
ことを特徴とする画像表示方法。 - コンピュータに所定の処理手順を実行させることにより、画像を表示してユーザーに所望の画像を提供する画像表示方法のプログラムにおいて、
前記処理手順が、
前記画像を画像表示手段に表示する画像表示のステップと、
画像メモリを制御して、前記画像の画像データを前記画像メモリに蓄積し、前記画像メモリに蓄積した前記画像データを前記画像表示手段に出力するメモリ制御のステップと、
振動の大きさを検出して振動情報を出力する振動検出のステップと、
予測される振動の大きさを検出して振動予測情報を出力する振動予測情報取得のステップとを有し、
前記メモリ制御のステップは、
前記画像メモリの読み出しの制御において、
前記振動情報に基づいて、前記振動による前記画像表示手段の表示画面に対する前記ユーザーの視点の変位に追従させて、前記画像表示手段で表示する前記画像の位置を変化させ、
前記画像メモリの書き込みの制御において、
前記振動予測情報に基づいて、前記ユーザーの視点の変位に追従可能に前記画像メモリに書き込む前記画像データによる画像の大きさを可変する
ことを特徴とする画像表示方法のプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003387374A JP2005148503A (ja) | 2003-11-18 | 2003-11-18 | 画像表示装置、画像表示方法及び画像表示方法のプログラム |
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JP2003387374A JP2005148503A (ja) | 2003-11-18 | 2003-11-18 | 画像表示装置、画像表示方法及び画像表示方法のプログラム |
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JP (1) | JP2005148503A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011139472A (ja) * | 2009-12-30 | 2011-07-14 | Hon Hai Precision Industry Co Ltd | 振れ補正機能を有する移動電子デバイス及びその振れ補正方法 |
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2003
- 2003-11-18 JP JP2003387374A patent/JP2005148503A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011139472A (ja) * | 2009-12-30 | 2011-07-14 | Hon Hai Precision Industry Co Ltd | 振れ補正機能を有する移動電子デバイス及びその振れ補正方法 |
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