JP2005147207A - 自在継手用ブーツ - Google Patents

自在継手用ブーツ Download PDF

Info

Publication number
JP2005147207A
JP2005147207A JP2003383102A JP2003383102A JP2005147207A JP 2005147207 A JP2005147207 A JP 2005147207A JP 2003383102 A JP2003383102 A JP 2003383102A JP 2003383102 A JP2003383102 A JP 2003383102A JP 2005147207 A JP2005147207 A JP 2005147207A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boot
universal joint
cover
diameter
bent portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003383102A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Sato
義孝 佐藤
Kenichi Mori
健一 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Corp
Original Assignee
Showa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Corp filed Critical Showa Corp
Priority to JP2003383102A priority Critical patent/JP2005147207A/ja
Publication of JP2005147207A publication Critical patent/JP2005147207A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sealing Devices (AREA)
  • Diaphragms And Bellows (AREA)

Abstract

【課題】 自在継手用ブーツにおいて、ブーツの内圧変化等に起因する屈曲部の破損を回避するとともに、ブーツの内部へのダスト、泥水等の侵入を防止すること。
【解決手段】 2つのシャフト11、12を連結する自在継手20の接続空間50を密封可能にするものであり、可撓性材料からなり、一方のシャフト11側に取付けられる大径取付部61と、他方のシャフト12側に取付けられる小径取付部62と、大径取付部61と小径取付部62の間の屈曲部63とを有する自在継手用ブーツ60において、前記屈曲部63の外周を被うカバー70を備えたもの。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プロペラシャフト等に用いて好適な自在継手用ブーツに関する。
従来の車両において、エンジンの出力を後輪に伝達するプロペラシャフトは軸方向に分割され、分割された前後2本のシャフトを自在継手で連結している。そして、自在継手の接続空間へのダスト、泥水等の侵入を防止するためのブーツを用い、ブーツの一端の大径取付部を一方のシャフト側の被取付部材に取付け、ブーツの他端の小径嵌合部を他方のシャフト側の被取付部材に取付けている。
従来の自在継手用ブーツでは、自在継手の発熱に基づく温度上昇によるブーツの内圧変化に起因して生ずるブーツの異常膨張、破損を回避するため、特許文献1に記載の如く、ブーツの被取付部材への嵌合部にブーツの内外を連通させる溝状の内圧調整用通路を設けている。
特開平8-28704
特許文献1の自在継手用ブーツは、被取付部材へのブーツの嵌合部に設けられる溝状の内圧調整用通路が常時開き状態にあるから、車両の水没時等にブーツの内部(自在継手の接続空間)の温度低下に伴う内圧低下により浸水を生ずるおそれがある。
本発明の課題は、自在継手用ブーツにおいて、ブーツの内圧変化等に起因する屈曲部の破損を回避するとともに、ブーツの内部へのダスト、泥水等の侵入を防止することにある。
請求項1の発明は、2つのシャフトを連結する自在継手の接続空間を密封可能にするものであり、可撓性材料からなり、一方のシャフト側に取付けられる大径取付部と、他方のシャフト側に取付けられる小径取付部と、大径取付部と小径取付部の間の屈曲部とを有する自在継手用ブーツにおいて、前記屈曲部の外周を被うカバーを備えたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記カバーが屈曲部の外周を被包する筒状カバーであるようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項2の発明において更に、前記カバーの基端部を大径取付部の外周から一方のシャフト側に取付け、該カバーを屈曲部の軸方向の全域に添わせてなるようにしたものである。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において更に、前記屈曲部が概ね円錐状をなすようにしたものである。
(請求項1)
(a)自在継手の発熱に基づく温度上昇によるブーツの内圧変化や、高速回転のブーツに作用する遠心力に起因する、屈曲部の外方へ向かう膨張変形が、カバーによって制止される。ブーツの屈曲部の異常膨張、破損を回避できる。
(b)ブーツの屈曲部の異常膨張をカバーによって防止するものであり、ブーツに内圧調整用通路を設けることを必要としないから、ブーツの内部へのダスト、泥水等の侵入を確実に防止できる。
(請求項2)
(c)カバーが筒状をなしてブーツの屈曲部の外周を被包するから、ブーツの屈曲部の膨張変形を確実に制止できるし、ブーツの屈曲部を飛石等による破損から保護できる。
(請求項3)
(d)カバーをブーツの屈曲部の軸方向の全域に沿わせるように設けたから、ブーツの全体で、ブーツの屈曲部の異常膨張による破損を回避し、ブーツの屈曲部を飛石等による破損から保護できる。
(e)カバーの基端部によりブーツの大径取付部を一方のシャフト側に挟持でき、大径取付部のための取付部材として別部品を必要としない。
(請求項4)
(f)ブーツの屈曲部が大径取付部から小径取付部に向けて概ね円錐状をなし、屈曲部の全体が外部空間に臨むことから、飛石等による屈曲部の破損を生じ易い場合にも、カバーによりこの屈曲部を容易に保護できる。
図1は自在継手用ブーツを示す断面図、図2はブーツの通常状態を示す断面図、図3はブーツの膨張状態を示す断面図である。
図1は、エンジン側と後輪側の一方に接続される第1プロペラシャフト11と、エンジン側と後輪側の他方に接続される第2プロペラシャフト12を、等速自在継手(スライダブルジョイント)20により連結した部分を示している。
自在継手20は、第1プロペラシャフト11に接続されたアウタ21と、第2プロペラシャフト12に接続されたシャフトスタブ22の先端部に形成したインナ23とを有し、アウタ21に設けた溝21Aとインナ23(内輪23A)に設けた溝23Bにボール24を嵌入して構成される。24Aは保持器である。
第2プロペラシャフト12のシャフトスタブ22は、センタベアリング25を介して環状支持部材30に回転自在に支持され、この環状支持部材30は車体側に固着されたブラケット31を介して弾性的に支持されている。
自在継手20にあっては、環状支持部材30に嵌合されたセンタベアリング25をシャフトスタブ22に装填し、この状態で、シャフトスタブ22にストッパピース40を圧入する。ストッパピース40の後端部はセンタベアリング25の前端面に衝合する。
ストッパピース40は前端部の側に大径フランジ部41と小径フランジ部42を備える。ストッパピース40の大径フランジ部41は環状支持部材30の前端開口を覆い、センタベアリング25を収容している環状支持部材30の内部への直接的な水の侵入を防止する。また、大径フランジ部41と環状支持部材30の隙間から侵入した水は、大径フランジ部41と小径フランジ部42の間の環状溝43にガイドされて下方へ落下し、環状支持部材30の内部への水の侵入を阻止する。
更に、自在継手20にあっては、アウタ21とインナ23の接続空間(グリース充填室)50を、ブーツ60を用いて密封し、ボール24の摺動性、耐久性を向上するためのグリースをこの接続空間50に封入する。ブーツ60は、接続空間50へのダスト、泥水等の侵入を防止する。
ブーツ60は、図2、図3に示す如く、ゴム状弾性体等の可撓性材料からなり、第1プロペラシャフト11の側のアウタ21の先端の環状取付溝21Bに液密に係着される大径カップ状の大径取付部61(芯金61Aを有する)と、第2プロペラシャフト12の側のインナ23の外周嵌着部23Cに嵌着され、ブーツバンド64で該外周嵌着部23Cに固定的かつ液密的に取付けられる小円筒状の小径取付部62を有する。更に、ブーツ60は、大径取付部61と小径取付部62の間の蛇腹状屈曲部63を有し、この屈曲部63を大径取付部61から小径取付部62に向けて小径になる概ね円錐状とする。
ブーツ60は、屈曲部63の外周を被包する筒状のカバー70を付帯的に備える。カバー70は、鋼、アルミ、ステンレス板等の金属板を概ね円筒状に成形したものであり、大径基端部71と、中径筒部72と、先端折返し部73とを有する。
カバー70は、大径基端部71をブーツ60の大径取付部61の外周からアウタ21の先端側外周に被着し、アウタ21の先端寄りの環状取付溝21Cに加締固定される、片持ち状態で取付けられる。ブーツ60の大径取付部61は、カバー70の大径基端部71とアウタ21の外周との間に挟持される。カバー70は、大径基端部71と中径筒部72の間の段差部74で、ブーツ60の大径取付部61をアウタ21の先端面との間に挟み、中径筒部72をブーツ60の屈曲部63の周囲に環状間隙を介して該屈曲部63の軸方向の全域に添わせるように延在する。中径筒部72は、屈曲部63の蛇腹状外形に概ね対応する凸部72Aをその軸方向中間部に備える。先端折返し部73は、中径筒部72の先端を外側に折り返したものであり、ブーツ60を傷つけない。
カバー70は、(a)自在継手20が通常状態にあるときには、ブーツ60の屈曲部63の周囲に環状間隙を形成し(図2)、屈曲部63がシャフト11、12の交差角の変化に応じて自在に変位し得ることの妨げとならないように、(b)自在継手20の発熱に基づく温度上昇等によるブーツ60の内圧変化等により屈曲部63が膨張変形したときには、屈曲部63の外周に接し(図3)、屈曲部63の異常膨張を抑えるように、中径筒部72の形状を定めてある。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)自在継手20の発熱に基づく温度上昇によるブーツ60の内圧変化や、高速回転のブーツ60に作用する遠心力に起因する、屈曲部63の外方へ向かう膨張変形が、カバー70によって制止される。ブーツ60の屈曲部63の異常膨張、破損を回避できる。
(b)ブーツ60の屈曲部63の異常膨張をカバー70によって防止するものであり、ブーツ60に内圧調整用通路を設けることを必要としないから、ブーツ60の内部へのダスト、泥水等の侵入を確実に防止できる。
(c)カバー70が筒状をなしてブーツ60の屈曲部63の外周を被包するから、ブーツ60の屈曲部63の膨張変形を確実に制止できるし、ブーツ60の屈曲部63を飛石等による破損から保護できる。
(d)カバー70をブーツ60の屈曲部63の軸方向の全域に沿わせるように設けたから、ブーツ60の全体で、ブーツ60の屈曲部63の異常膨張による破損を回避し、ブーツ60の屈曲部63を飛石等による破損から保護できる。
(e)カバー70の大径基端部71によりブーツ60の大径取付部61を一方のシャフト11側に挟持でき、大径取付部61のための取付部材として別部品を必要としない。
(f)ブーツ60の屈曲部63が大径取付部61から小径取付部62に向けて概ね円錐状をなし、屈曲部63の全体が外部空間に臨むことから、飛石等による屈曲部63の破損を生じ易い場合にも、カバー70によりこの屈曲部63を容易に保護できる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、カバーは、樹脂製でも良いし、取付けはブーツの小径取付部が取付けられる他方のシャフト側に片持ち状態で取付けられ、該カバーを屈曲部の軸方向の全域に添わせるものでも良い。また、カバーは必ずしも全周に連続する筒状体をなすことを要しない。
図1は自在継手用ブーツを示す断面図である。 図2はブーツの通常状態を示す断面図である。 図3はブーツの膨張状態を示す断面図である。
符号の説明
11、12 シャフト
20 自在継手
50 接続空間
60 ブーツ
61 大径取付部
62 小径取付部
63 屈曲部
70 カバー
71 基端部

Claims (4)

  1. 2つのシャフトを連結する自在継手の接続空間を密封可能にするものであり、
    可撓性材料からなり、一方のシャフト側に取付けられる大径取付部と、他方のシャフト側に取付けられる小径取付部と、大径取付部と小径取付部の間の屈曲部とを有する自在継手用ブーツにおいて、
    前記屈曲部の外周を被うカバーを備えたことを特徴とする自在継手用ブーツ。
  2. 前記カバーが屈曲部の外周を被包する筒状カバーである請求項1に記載の自在継手用ブーツ。
  3. 前記カバーの基端部を大径取付部の外周から一方のシャフト側に取付け、該カバーを屈曲部の軸方向の全域に添わせてなる請求項2に記載の自在継手用ブーツ。
  4. 前記屈曲部が概ね円錐状をなす請求項1〜3のいずれかに記載の自在継手用ブーツ。
JP2003383102A 2003-11-12 2003-11-12 自在継手用ブーツ Withdrawn JP2005147207A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003383102A JP2005147207A (ja) 2003-11-12 2003-11-12 自在継手用ブーツ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003383102A JP2005147207A (ja) 2003-11-12 2003-11-12 自在継手用ブーツ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005147207A true JP2005147207A (ja) 2005-06-09

Family

ID=34691958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003383102A Withdrawn JP2005147207A (ja) 2003-11-12 2003-11-12 自在継手用ブーツ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005147207A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007255486A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Ntn Corp 継手アッセンブリーおよびこれを備えたアクスルモジュール
JP2007321805A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Ntn Corp 継手アッセンブリ体
JP2013108563A (ja) * 2011-11-21 2013-06-06 Toyoda Gosei Co Ltd 可変圧縮比エンジンのブーツシール構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007255486A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Ntn Corp 継手アッセンブリーおよびこれを備えたアクスルモジュール
JP2007321805A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Ntn Corp 継手アッセンブリ体
JP2013108563A (ja) * 2011-11-21 2013-06-06 Toyoda Gosei Co Ltd 可変圧縮比エンジンのブーツシール構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6219609B2 (ja)
JP2005147207A (ja) 自在継手用ブーツ
JP4956599B2 (ja) プロペラシャフトの支持構造
JP4773733B2 (ja) プロペラシャフトの支持構造
JP6084611B2 (ja) 密封装置
JP2005147208A (ja) 自在継手用ブーツ
JP4173439B2 (ja) 自在継手用ブーツの水等浸入防止構造
US7357725B2 (en) Boot for constant velocity universal joint
JP4247105B2 (ja) 自在継手用ブーツの水等浸入防止構造
JP2005133803A (ja) 自在継手用ブーツ
JP4739913B2 (ja) プロペラシャフト支持構造
RU2009102945A (ru) Шарнирное и/или опорное устройство
JP2008057592A (ja) 自在継手
JP2004150484A (ja) 転がり軸受の密封装置
JP4758316B2 (ja) 自在継手
JP2007308072A (ja) 自動車用プロペラシャフト
JP2019082198A (ja) シール機構を備える装置
JP2005282700A (ja) 自在継手用ブーツの水等浸入防止構造
JP2005226775A (ja) 自在継手用ブーツ
JP4685706B2 (ja) 自動車用プロペラシャフト
JP2006329276A (ja) プロペラシャフト支持構造
JP6867078B2 (ja) 動力伝達軸
JP2020079626A (ja) ブーツアダプタ
JP2008082510A (ja) 自在継手
JP2008290670A (ja) 自動車用プロペラシャフト

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070206