JP2005146996A - オイルポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】 吐出ポートの低圧状態での脈圧と高圧状態での脈圧を共に確実に低減する。
【解決手段】 エンジンの駆動によって複数のポンプ室14の容積を連続的に増減変化させ、吸入ポート15から吸い込んだオイルを吐出ポート16に吐出する。このようなオイルポンプ1において、連通孔17を介して吐出ポート15に導通するオイルチャンバ18を、複数のハウジング構成ブロックに跨るように設け、オイルチャンバ18に臨む合わせ面のうちの、連通孔17の延長線上に位置される高圧作用部aを、その高圧作用部aの前後でハウジング構成ブロック相互を締結する二つのボルト締結部23A,23Bの間で、かつ、この二つの締結部23A,23Bのボルト中心oA,oBを結ぶ線分pの外側に配置する。高圧状態での脈圧は、高圧作用部aにできる隙間からのオイルの漏れによって低減する。
【選択図】 図1
【解決手段】 エンジンの駆動によって複数のポンプ室14の容積を連続的に増減変化させ、吸入ポート15から吸い込んだオイルを吐出ポート16に吐出する。このようなオイルポンプ1において、連通孔17を介して吐出ポート15に導通するオイルチャンバ18を、複数のハウジング構成ブロックに跨るように設け、オイルチャンバ18に臨む合わせ面のうちの、連通孔17の延長線上に位置される高圧作用部aを、その高圧作用部aの前後でハウジング構成ブロック相互を締結する二つのボルト締結部23A,23Bの間で、かつ、この二つの締結部23A,23Bのボルト中心oA,oBを結ぶ線分pの外側に配置する。高圧状態での脈圧は、高圧作用部aにできる隙間からのオイルの漏れによって低減する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、エンジン駆動されるオイルポンプに関し、とりわけ、吐出ポートの脈圧を低減する機能を備えたオイルポンプに関する。
この種のオイルポンプとして、特許文献1に記載されるようなものが案出されている。
このオイルポンプは、トロコイド形のポンプであり、インナロータとアウタロータの間の複数のポンプ室がエンジンの駆動力を受けて連続的に容積を増減変化させ、吸入ポートで吸い込んだオイルをポンプ室で加圧して吐出ポートに吐出する基本構成となっている。そして、吐出ポートの上部には閉溝が形成され、その閉溝の上部がエアを溜めるエアチャンバとなっている。
このオイルポンプは、吐出ポートに閉溝によるエアチャンバが形成されているため、複数のポンプ室が吐出ポートに順次開口し、オイルを吐き出すことによって発生する脈圧はエアチャンバによるダンピング作用によって吸収することができる。
実開平2−43482号公報
しかし、この従来のオイルポンプは、エアチャンバを成す閉溝が吐出ポートに単に開口しただけの構造であるため、吐出ポートに低圧状態で脈圧が発生したときにはエアの作用によってその脈圧を確実に低減できるが、高圧状態で脈圧が発生したときには、その脈圧を充分に低減することができない。
そこで本発明は、吐出ポートの低圧状態での脈圧と高圧状態での脈圧を共に確実に低減することのできるオイルポンプを提供しようとするものである。
上述した課題を解決するための手段として、本発明は、連通路を介して吐出ポートに導通するオイルチャンバを、複数のハウジング構成ブロックに跨るようにして設け、前記オイルチャンバに臨むハウジング構成ブロック相互の合わせ面のうちの、前記連通路の延長線上に位置される高圧作用部を、その高圧作用部の前後でハウジング構成ブロック相互を締結する二つのボルト締結部の間で、かつ、この二つの締結部のボルト中心を結ぶ線分の外側に配置するようにした。
この発明の場合、吐出ポートに低圧状態で脈圧が生じたときには、オイルチャンバ内のオイルに若干混入しているエアの弾性によって脈圧を低減し、高圧状態で脈圧が生じたときには、チャンバ内で最も圧力の高くなる高圧作用部の合わせ面からオイルを外部に漏出させ、それによって脈圧を低減する。この高圧作用部の合わせ面は二つの締結部のボルト中心を結ぶ線分の外側に配置されているため、オイルチャンバ内の圧力が高まると、ハウジング構成ブロックの壁が前記線分の外側部分で容易に変形し、その合わせ面の間に隙間ができる。
また、請求項2に記載のように、ポンプハウジングの少なくとも前記高圧作用部の外側部分はオイルパン内に配置することが望ましい。
この場合、高圧作用部から外部に漏れ出たオイルはオイルパン内に戻されるため、エンジン周囲の他の部材にオイルが飛散したり、オイルの損失を招くことがない。
また、請求項3に記載のように、高圧作用部の合わせ面を成す少なくとも一方のハウジング構成ブロックの壁を、オイルチャンバ内に臨む面が合わせ面に向かって外向きに傾斜するように形成しても良い。
この場合、オイルチャンバ内のオイルの圧力が高圧作用部付近に作用すると、その圧力がハウジング構成ブロックの壁の傾斜を大きくするように作用して、その壁の変形を容易にする。
本発明は、低圧状態で発生する吐出ポートの脈圧をオイルチャンバ内の混入エアの弾性によって低減することができると共に、高圧状態で発生する吐出ポートの脈圧を高圧作用部からのオイルの漏れ作用によって確実に低減することができる。
次に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
この実施形態のオイルポンプ1は、図2,図3に示すように車両用エンジンのバランサ装置2に取付けられ、バランサ装置2の支持フレーム3から突出したバランサシャフト4Bの前端部が駆動軸5とされている。
バランサ装置2は、図2に示す同期ギヤ6A,6Bで噛合って相反方向に同期回転する一対のバランサシャフト4A,4Bを有し、一方のシャフト4Aがエンジンのクランクシャフトにチェーン(図示せず)を介して連係され、他方のシャフト4Bがオイルポンプ1を駆動するようになっている。このバランサ装置2の両シャフト4A,4Bは、クランクシャフトの2倍の速度で回転し、両シャフト4A,4Bに設けられたウェイトの回転によってエンジンの2次振動を低減する。また、このバランサ装置2は、前記オイルポンプ1も含め全体がエンジン底部の図示しないオイルパンの内部に配置されている。
オイルポンプ1のポンプハウジング7は、バランサ装置2の支持フレーム3の前端部に一体に形成された略矩形状のベースブロック8と、このベースブロック8の前面に取付けられたカバーブロック9とから成り、両ブロック8,9の外周縁部が複数のボルト10…によって結合されている。尚、この実施形態の場合、ベースブロック8とカバーブロック9はアルミニウム合金によって形成されている。
このオイルポンプ1のポンプ本体はトロコイド形のポンプによって構成され、駆動軸5に一体回転可能に取付けられたインナロータ11と、前記カバーブロック9の凹部12に回転可能に収容されたアウタロータ13とを備えている。インナロータ11はトロコイド曲線から成る複数の外歯を有し、アウタロータ13は同様にトロコイド曲線から成りインナロータ11の外歯よりも一つ分歯数の多い内歯を有している。
インナロータ11はアウタロータ13の内周側に偏心して配置され、外歯が最偏心位置でアウタロータ13の内側に噛合されると共に、残余の部分が円周方向の複数個所で内歯に対して滑り接触するようになっている。そして、インナロータ11とアウタロータ13の接触部間に形成された複数の空間部はポンプ室14を成し、これらのポンプ室14がインナロータ11の回転に伴なって容積を連続的に増減変化させるようになっている。
ポンプ本体(11,13)は、図1に示すように、横長のポンプハウジング7の一端側上部に偏寄して配置されており、ポンプハウジング7内のポンプ本体(11,13)の下方側には、オイルパン内のオイルをポンプ本体(11,13)の吸入領域に吸い入れる吸入ポート15が形成されている。また、ポンプハウジング7には、ポンプ本体(11,13)の吐出領域から吐出されたオイルを図外の吐出通路に誘導する吐出ポート16が形成されている。この吐出ポート16は、ポンプ本体(11,13)から一方のバランサシャフト4Aの突出端を略V字状に迂回して斜め上方に延出し、その延出端が吐出通路に接続されている。
また、ポンプハウジング7には、図1に示すように連通孔17(本発明における連通路)を介して吐出ポート16に導通するオイルチャンバ18が形成されている。このオイルチャンバ18は、吐出ポート16の上方延出領域16aの下方側に同ポート16に略沿って形成され、連通孔17の端部はオイルチャンバ18の鉛直上方側位置にて吐出ポート16に連通している。このオイルチャンバ18の共振周波数は吐出ポート16の共振周波数と合致しないようにずらしてある。
吐出ポート16とオイルチャンバ18は、図4に示すように、ベースブロック8とカバーブロック9の接合部間に半割り状に形成されている。そして、オイルチャンバ18は、吐出ポート16の上方延出領域16aに沿って略直方体状に形成され、上方延出領域16aに沿うチャンバ18の上壁21と下壁22は水平方向に対して傾斜し、上壁21の上端部に前記連通孔17が形成されている。連通孔17はオイルチャンバ18の断面よりも小断面に形成され、その連通孔17の延長線が前記チャンバ18の下壁22に略直角に交差するようになっている。
ここで、オイルチャンバ18の下壁22は夫々ベースブロック8とカバーブロック9が突き合わされて成るが、以下では、説明の都合上、ベースブロック8側の下壁構成部を第1壁22a、カバーブロック9側の下壁構成部を第2壁22bと呼ぶものとする。
ベースブロック8とカバーブロック9の合わせ面のうちの、前記第1壁22aと第2壁22bの突き合わせ部分は、前記連通孔17の延長線上に位置されているため、連通孔17に導入されるオイルの圧力が直接最も大きく作用する。この部分は本発明における高圧作用部a(図1参照)を構成している。
また、ベースブロック8とカバーブロック9は、前述のように両者の外周部が複数のボルト10によって結合されているが、オイルチャンバ形成部の周辺部は、オイルチャンバ18の長手方向の前後に設けられた一対のボルト締結部23A,23Bで結合されている。前記第1壁22aと第2壁22bの合わせ面である高圧作用部aは、この一対のボルト締結部23A,23Bの間で、かつ、締結部23A,23Bのボルト中心oA,oBを結ぶ線分pの外側に配置されている。また、第1壁22aと第2壁22bのオイルチャンバ18に臨む内面は、図4に示すように両者の合わせ面(高圧作用部a)に向かって外向きに傾斜して形成されている。
尚、図1中19は、吐出ポート16と吸入ポート15を連通する戻し通路20に介装されたリリフー弁である。
このオイルポンプ1は以上のような構成であるため、エンジンの始動に伴なってバランサシャフト4Bが回転すると、インナロータ11の回転によって複数のポンプ室14の容積が連続的に変化し、吸入ポート15から吸い上げたオイルを吐出ポート16に連続的に吐出する。このとき、吐出されたオイルは脈圧を含むが、その脈圧はオイルチャンバ18によって以下のようにして低減される。
即ち、吐出ポート16の脈圧が低圧状態で生じたときには、オイルチャンバ18は連通孔17以外の部分をほぼ密閉されているため、チャンバ18内のオイルに混入しているエアの弾性によって通常のオイルチャンバと同様に脈圧を低減する。また、このオイルポンプ1は、ベースブロック8とカバーブロック9の合わせ面のうちの、オイルチャンバ18の高圧作用部aを成す部分が、隣接するボルト締結部23A,23Bの間で、両締結部23A,23Bのボルト中心oA,oBを結ぶ線分pの外側に位置されるように構成されているため、吐出ポート16の脈圧が高圧状態で生じたときには、連通孔17から導入される高圧のオイルがチャンバ18内の第1壁22aと第2壁22bに直接作用し、このとき両壁22a,22bが図5に示すように外側に変形することによって高圧作用部aに僅かな隙間ができ、その隙間から高圧のオイルがポンプハウジング7の外部に漏れ出る。吐出ポート16の高圧条件下での脈圧はこのオイルの漏れによって確実に低減される。
特に、この実施形態においては、第1,第2壁22a,22bを成すベースブロック8とカバーブロック9が変形の容易なアルミニウム合金によって形成されているうえ、第1,第2壁22a,22bのオイルチャンバ18内に臨む内面が合わせ面方向に向かって外向きに傾斜して、オイルの圧力を受けて外側に変形(外開き変形)し易くなっているため、高圧条件下での脈圧発生時にはチャンバ18から外部にオイルを確実に漏れ出させることができる。
また、この実施形態においては、オイルポンプ1がバランサ装置2と共にエンジンのオイルパン内に配置されているため、脈圧低減時にポンプハウジング7から漏れ出たオイルはオイルパン18内に確実に回収される。したがって、この実施形態の場合、漏れ出たオイルがエンジン外部に飛散することがないうえ、オイルの損失を少なくすることができる。
尚、この発明の実施形態は以上で説明したものに限るものでなく、例えば、以上の実施形態ではポンプ本体をトロコイド形のポンプで構成したが、複数のポンプ室が連続的に容積を増減変化させるものであれば、ベーン形のポンプ等であっても良い。また、オイルポンプの駆動は、必ずしもバランサシャフトに直結して行う必要はないが、この実施形態のようにクランクシャフトの倍速度で回転するバランサシャフトで駆動されるものにあっては、高周波の脈圧が発生し易いため、本発明のオイルチャンバによる対策は特に有効となる。
次に、上述した実施形態の記載内容から把握し得る前記請求項に記載された発明以外の発明について、以下にその効果と共に記載する。
(イ) 前記高圧作用部の合わせ面を成すハウジング構成ブロックの少なくとも一方を、アルミニウム合金で形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のオイルポンプ。
この場合、ハウジング構成ブロックが変形し易いため、オイルチャンバ内に高圧の脈圧が作用したときにそのチャンバ内のオイルを確実に外部に逃すことが可能となる。
(ロ) クランクシャフトの2倍の速度で回転して、エンジンの2次振動を打ち消すバランサシャフトによって駆動されることを特徴とする請求項1〜3、前記(イ)のいずれかに記載のオイルポンプ。
この場合、ポンプ軸がバランサシャフトと共にクランクシャフトの倍速度で回転するため、脈圧周波数が全体的に高くなり、脈圧レベルも大きくなるが、このオイルポンプは高圧状態でオイルチャンバ内に脈圧が作用したときに、チャンバに臨む合わせ面の高圧作用部の隙間からオイルを外部に逃すことで脈圧を低減するものであるため、前記のように脈圧レベルが大きくなる条件下において特に大きな効果を発揮する。
(ハ) 外周にトロコイド曲線形状の複数の外歯が設けられ、駆動軸によって回転駆動されるインナロータと、このインナロータの外周側に偏心して配置され、内周に前記インナロータが噛合するトロコイド曲線形状の複数の内歯が設けられたアウタロータと、を備えたトロコイド形のポンプであることを特徴とする請求項1〜3、前記(イ),(ロ)のいずれかに記載のオイルポンプ。
この場合、インナロータとアウタロータの間に形成される複数のポンプ室が駆動軸の回転に伴なって吐出ポートに順次開口しオイルを吐き出すが、このとき、吐出ポートに生じる脈圧はオイルチャンバによって確実に低減することができる。
1…オイルポンプ
7…ポンプハウジング
8…ベースブロック(ハウジング構成ブロック)
9…カバーブロック(ハウジング構成ブロック)
14…ポンプ室
15…吸入ポート
16…吐出ポート
17…連通孔(連通路)
18…オイルチャンバ
23A,23B…ボルト締結部
a…高圧作用部
oA,oB…ボルト中心
p…線分
7…ポンプハウジング
8…ベースブロック(ハウジング構成ブロック)
9…カバーブロック(ハウジング構成ブロック)
14…ポンプ室
15…吸入ポート
16…吐出ポート
17…連通孔(連通路)
18…オイルチャンバ
23A,23B…ボルト締結部
a…高圧作用部
oA,oB…ボルト中心
p…線分
Claims (3)
- エンジンによる駆動によって複数のポンプ室が連続的に容積を増減変化させ、吸入ポートで吸い込んだオイルを加圧して吐出ポートから吐出するオイルポンプであって、吐出ポート形成部を含むポンプハウジングが、複数のハウジング構成ブロックをボルト締結した構造とされたものにおいて、
連通路を介して前記吐出ポートに導通するオイルチャンバを、前記複数のハウジング構成ブロックに跨るようにして設け、
前記オイルチャンバに臨むハウジング構成ブロック相互の合わせ面のうちの、前記連通路の延長線上に位置される高圧作用部を、その高圧作用部の前後でハウジング構成ブロック相互を締結する二つのボルト締結部の間で、かつ、この二つの締結部のボルト中心を結ぶ線分の外側に配置したことを特徴とするオイルポンプ。 - ポンプハウジングの少なくとも前記高圧作用部の外側部分をオイルパン内に配置したことを特徴とする請求項1に記載のオイルポンプ。
- 前記高圧作用部の合わせ面を成す少なくとも一方のハウジング構成ブロックの壁を、オイルチャンバ内に臨む面が合わせ面に向かって外向きに傾斜するように形成したことを特徴とする請求項1または2に記載のオイルポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003386129A JP2005146996A (ja) | 2003-11-17 | 2003-11-17 | オイルポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003386129A JP2005146996A (ja) | 2003-11-17 | 2003-11-17 | オイルポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005146996A true JP2005146996A (ja) | 2005-06-09 |
Family
ID=34693893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003386129A Pending JP2005146996A (ja) | 2003-11-17 | 2003-11-17 | オイルポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005146996A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101163776B1 (ko) | 2005-08-19 | 2012-07-06 | 현대자동차주식회사 | 맥동압을 감소시키기 위한 오일펌프 케이스 커버 구조 |
-
2003
- 2003-11-17 JP JP2003386129A patent/JP2005146996A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101163776B1 (ko) | 2005-08-19 | 2012-07-06 | 현대자동차주식회사 | 맥동압을 감소시키기 위한 오일펌프 케이스 커버 구조 |
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