JP2005145230A - トラクタのpto軸駆動構造 - Google Patents

トラクタのpto軸駆動構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2005145230A
JP2005145230A JP2003385487A JP2003385487A JP2005145230A JP 2005145230 A JP2005145230 A JP 2005145230A JP 2003385487 A JP2003385487 A JP 2003385487A JP 2003385487 A JP2003385487 A JP 2003385487A JP 2005145230 A JP2005145230 A JP 2005145230A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pto
ground
shaft
lever
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003385487A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4475926B2 (ja
Inventor
Masao Takagi
高木  政夫
Keishiro Nishi
啓四郎 西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2003385487A priority Critical patent/JP4475926B2/ja
Publication of JP2005145230A publication Critical patent/JP2005145230A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4475926B2 publication Critical patent/JP4475926B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 グランドPTO入り切りが可能なトラクタのPTO軸駆動構造において、PTO軸の慣性回転阻止機能を合理的に発揮させることができるようにする。
【解決手段】 「グランドPTO入り」モードと「グランドPTO切り」モードとを選択するPT0モード切換え手段よりも伝動上手にPTOクラッチとPTOブレーキとを配備するとともに、PTOブレーキとPT0モード切換え手段との間にPTO変速機構を介在し、グランドPTOレバー55が「グランドPTO入り」位置に操作されている状態ではPTO変速レバー48が変速位置に操作されることを牽制阻止し、PTO変速レバー48が変速位置に操作されている状態ではグランドPTOレバー55が「グランドPTO入り」位置に切換え操作されることを牽制阻止する相互牽制手段を備えてある。
【選択図】 図6

Description

本発明は、機体後部のミッションケース後端に後部PTO軸を備えたトラクタのPTO軸駆動構造に関する。
後部PTO軸は一般には走行伝動系とは独立したPTO伝動系から動力伝達を受けるよう構成されているのであるが、後部PTO軸を走行速度と同調した速度で駆動する、いわゆるグランドPTOモードに切換え可能に構成されたものもある。後部PTO軸の駆動モードを切換え選択可能なトラクタでは、例えば、機体後部に連結した移植装置を走行速度と同調した速度で駆動することができるので、走行速度が変化しても走行方向での植付けピッチ(株間)を設定値に維持することができるものであり、また、機体後部に連結した駆動型トレーラの車輪をトラクタ本機の走行速度と同調した速度で駆動することがき、確実な推進力を発揮させての運搬作を行うことが可能となる。
後部PTO軸を走行系とは関係無く駆動する「グランドPTO切り」モードと、走行速度と同調した速度で駆動する「グランドPTO入り」モードとに切換え可能とする手段としては、走行伝動系と並列に配備されたPTO伝動系の途中に、コンスタントメッシュ形式の伝動切換え機構を設け、POT軸に常時連動されたシフトスリーブを正方向にシフト操作してPTO伝動系の伝動部材に咬合させることで、「グランドPTO切り」モードをもたらし、また、前記シフトスリーブを逆方向シフト操作して走行伝動系に連動された伝動部材に咬合させるとともにPTO伝動系の伝動部材から離脱させることで、「グランドPTO入り」モードをもたらすように構成した構造のものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平5−162550号公報(段落0009,図1〜図4)
「グランドPTO切り」モードにして後部PTO軸を本来のPTO伝動系で駆動する場合には、後部PTO軸に連動連結した作業装置を高速で駆動することが多く、後部PTO軸への伝動を遮断しても作業装置が慣性で回転し続けることになり、作業装置がロータリ耕耘装置の場合、地上に持上げてその駆動を断っても慣性回転して耕耘爪に付着した土を周囲に撒き散らす。また、作業装置が草刈装置の場合には、刈取らない草までも慣性回転によって切断してしまうおそれがある。
一般に、PTO軸の慣性回転を阻止する手段としては、PTO伝動系にPTOクラッチとPTOブレーキを導入して、PTOクラッチに切り作動に連動してPTOブレーキを制動作動させる構成が採用されるのであるが、グランドPTO入り切りが可能な上記PTO伝動構造においては作業装置の慣性回転については未だ考慮されておらず、実用性を高めるためには作業装置の慣性回転を阻止する機能を備えることが望ましい。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、グランドPTO入り切りが可能なPTO軸駆動構造において、後部PTO軸に連動連結された作業装置の慣性回転阻止機能を合理的に発揮させることができるようにすることを主たる目的としている。
第1の発明は、機体後部のミッションケース後端に後部PTO軸を備えたトラクタのPTO軸駆動構造において、
走行用変速機構を経た変速動力を前記後部PTO軸に伝達する「グランドPTO入り」モードと、走行用変速機構と並列に配備されたPTO伝動系の動力を前記後部PTO軸に伝達する「グランドPTO切り」モードとを選択するPT0モード切換え手段を備え、このPT0モード切換え手段より伝動上手において前記PTO伝動系を断続するPTOクラッチ、および、該PTOクラッチのクラッチ切り作動に連動してその伝動下手側に制動をかけるPTOブレーキとを備えるとともに、前記PTOブレーキとPT0モード切換え手段との間のPT0伝動系にPTO変速機構を介在し、
PT0モード切換え手段を切換え操作するグランドPTOレバーが「グランドPTO入り」位置に操作されている状態では前記PTO変速機構を切換え操作するPTO変速レバーが中立位置から変速位置に操作されることを牽制阻止し、前記PTO変速レバーが変速位置に操作されている状態ではグランドPTOレバーが「グランドPTO切り」位置から「グランドPTO入り」位置に切換え操作されることを牽制阻止する相互牽制手段を備えてあることを特徴とする。
上記構成によると、後部PTO軸でロータリ耕耘装置や草刈装置などの通常の作業装置を駆動する時にはグランドPTOレバーを「グランドPTO切り」位置に操作しておくことになり、この「グランドPTO切り」モードではPTO変速レバーを用いてPTO変速機構を任意に変速操作することができる。また、「グランドPTO切り」モードではPTOクラッチを切り操作することで後部PTO軸への動力伝達を随時遮断することができるとともに、動力伝達が断たれた後部PT0軸はによって直ちに制動され、作業装置の回転慣性で後部PT0軸が回転されることが阻止される。
ここで、PTO変速機構はPTOクラッチおよびPTOブレーキの伝動下手側に位置しているので、PTOクラッチを切ってPTOブレーキが制動作動している状態でも、PTO変速機構を中立にすることで後部PTO軸を外力で自由に回転操作することができ、作業装置の入力軸と後部PTO軸を連動連結する際のスプライン合わせなどの回転位相合わせを容易に行うことができる。
また、後部PTO軸で移植装置や駆動型トレーラを駆動するときにはPTO変速レバーを中立に位置させた状態でグランドPTOレバーを「グランドPTO入り」位置に操作する。これによってPTOクラッチの入り切りに関係なくPTO伝動系から後部PTO軸への動力伝達がPTO変速機構において遮断され、走行系の動力が後部PTO軸に伝達される。
この場合、走行を停止すると後部PTO軸も駆動停止状態となるので、後部PTO軸制動用のブレーキは不要である。また、走行を停止して上記のように後部PTO軸を手回しで回動操作したい場合には、PT0モード切換え手段を中立に保持して、PTO伝動系および走行系のいずれに対しても後部PTO軸が絶縁される状態を現出すればよい。
従って、本第1発明によると、「グランドPTO入り」モードと「グランドPTO切り」モードを選択使用することができる機能を備えるものでありながら、「グランドPTO切り」モードにおいてのみPTOクラッチおよびPTOブレーキが機能する状態をもたらして、後部PTO軸に連動連結された作業装置の慣性回転阻止機能を合理的に発揮させることができるとともに、必要に応じて後部PTO軸の回転位相合わせを容易に行うこともでき、実用上の利便性に優れたものとなった。
第2の発明は、上記第1の発明において、前記相互牽制手段をミッションケースの横外側に配備してあるものである。
上記構成によると、相互牽制手段はミッションケース外に配備されているので、牽制作動具合を外部から目視確認できるとともに、組立て後の点検や部品交換などのメンテナンスが容易に行える。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に、本発明に係るPTO軸駆動構造を備えたキャビン付きトラクタの全体側面が示されている。このトラクタは、エンジン1、クラッチハウジング2、および、ミッションケース3を直結してなるモノボディ型の車体の前後に、操向自在な前輪4と、向き固定の主推進車輪としての後輪5とを軸支装着した4輪駆動型に構成されており、ミッションケース後部に備えた3点リンク機構6に各種作業装置を駆動昇降可能に連結することができるとともに、図示されない後部ヒッチにトレーラなどを連結できるように構成され、かつ、運転部を覆うキャビン7が立設されている。
図10,11に示すように、前記キャビン7におけるフロントガラス7aの左右下部には前輪4等を見通すための足元窓7bが配備されている。この足元窓7bは、その下端のヒンジ38を介して小角度だけ前方に揺動開放可能に構成されるとともに、その上部に備えられた屈折リンク式のロックレバー39によって閉じロックされるようになっており、走行中に足元窓7bを開けることで外気をキャビン内に導入することができるようになっている。従って、足元窓7bを開けるとともにキャビン背面に備えられたハッチバック式の後部窓7cを開くと、キャビン内の換気を効率良く行うことができ、エアコンが装備されないキャビンを搭載したトラクタにおいても、良好に換気しながら快適に夏場での走行を行うことができる。
図3に、伝動系統の概略が示されている。前記エンジン1の出力は、主クラッチ8を介して主軸9に伝達され、この主軸9に伝達された動力がミッションケース3において走行系とPTO系とに分岐される。
走行系に分岐された動力は、4段の変速を行う主ギヤ変速機構10、前後進切換え機構11、および、副ギヤ変速機構12を含んだ走行用変速機構を経て最終変速軸であるベベルピニオンギヤ軸13に伝達され、デフ機構14を介して左右の後輪5に伝達される。
なお、主ギヤ変速機構10としては、2つのシフトスリーブ15,16を前後に選択シフトして4段の変速を行うシンクロメッシュ式変速機構が採用され、また、前後進切換え機構11もシフトスリーブ17を前後にシフトして正逆転切換えを行うシンクロメッシュ式変速機構が採用され、また、副ギヤ変速機構12はシフトスリーブ18を前後にシフトして高低2段の変速を行うコンスタントメッシュ式変速機構が採用されており、主ギヤ変速機構10を操作する主変速レバー19、および、副ギヤ変速機構12を操作する副変速レバー20が運転座席21の左脇に配備されているとともに、前後進切換え機構11を操作する前後進切換えレバー22はステアリングハンドル23の左脇に配備されている。
PTO系に分岐された動力は、ブレーキ付きのPTOクラッ25、および、PTO変速機構27を介してミッションケース後端に突設された後部PTO軸27に伝達される。
PTOクラッチ25は、図5に示すように、駆動側のクラッチボス28、従動側のクラッチドラム29、クラッチボス28およびクラッチドラム29にそれぞれ係合され交互に重合された摩擦板30、クラッチドラム29に内嵌装着したピストン部材31、復帰用バネ32、等から構成された油圧操作式の多板クラッチが採用されており、圧油の供給によってピストン部材31を復帰用バネ32に抗して進出変位させることで摩擦板30群が圧接されて「クラッチ入り」状態がもたらされ、圧油が排出されると内装バネ32によってピストン部材31が押し戻されることで摩擦板30群の圧接が解除されて「クラッチ切り」状態がもたらされるようになっている。そして、このPTOクラッチ25への圧油給排を司るロータリ式の切換え弁33がミッションケース3の右外側面に取付けられるとともに、この切換え弁31を操作するPTOクラッチレバー34が運転座席21の右側後方箇所に前後揺動可能に配備されている。なお、図6に示すように、切換え弁33の回転スプール33aに連結した操作アーム35とPTOクラッチレバー34とがレリーズワイヤ36で連動連結されている。
また、PTOクラッチ25には、従動側部材であるクラッチドラム29に作用するPTOブレーキ40が装備されている。このPTOブレーキ40は、前記ピストン部材31に貫通ピン41を介して一体変位可能に連結された摩擦板42と、クラッチドラム29に遊嵌されるとともにミッションケース側に回転不能に支持された制動板43とから構成されており、PTOクラッチ25に圧油が供給されてピストン部材31が図中右方に進出移動する「クラッチ入り」状態では、図5に示すように、摩擦板42がピストン部材31と一体に後退移動して制動板43から離反することで「ブレーキ解除」状態がもたらされ、PTOクラッチ25から圧油が抜かれてピストン部材31が図中左方に後退移動する「クラッチ切り」状態では、摩擦板42がバネ付勢されて後退移動するピストン部材31と一体に移動して制動板43に弾性圧接されて「ブレーキ作動」状態がもたらされるようになっており、PTOクラッチ25が切られると直ちにクラッチドラム29に制動がかけられ、クラッチドラム29に連動連結された後部PTO軸27が回転しつづけることが阻止されるようになっている。従って、PTO軸27に高速回転する作業装置が連動連結された場合、PTOクラッチ25が切り操作された際に、PTO軸27が作業装置の回転慣性によって回転し続けることが未然に回避される。
なお、摩擦板42とクラッチドラム29との間には補助バネ44が介在されており、PTOクラッチ25に内装された復帰用バネ32と補助バネ44との弾性付勢力で摩擦板42が制動板43に強力に圧接されて所望の制動力がもたらされるようになっている。
図9に示すように、前記PTO変速機構26は、シフトスリーブ45をシフトフォーク46によって前後にシフトして高低2段の変速を行うコンスタントメッシュ式変速機構が採用されており、そのシフトフォーク46をシフト操作するようミッションケース3の右側壁に貫通装着された回動操作軸47と、運転座席21の右脇に支点a周りに揺動可能に配備されたPTO変速レバー48とが操作ロッド49で連動連結されている。
PTO変速機構26の出力側伝動軸51は、走行系伝動軸であるベベルピニオン軸13の近くにおいて平行に配備されて後部PTO軸27と同芯状に突合せ連結されており、この出力側伝動軸51に遊嵌装着したギヤG1がベベルピニオン軸13に固着した動力取出しギヤG2に咬合されるとともに前記ギヤG1のボスに咬合離脱可能なシフトスリーブ52が前記出力側伝動軸51にスプライン嵌合装着されている。
このシフトスリーブ52は、シフトスリー52が後方にシフトされてギヤG1のボスに咬合されると、ベベルピニオン軸13から取り出された走行系の動力がギヤG2,G1、および、シフトスリーブ52を介して出力側伝動軸51に伝達されて、後部PTO軸27が走行速度と同調した速度で駆動される状態、つまり「グランドPTO入り」状態がもたらされ、また、図4に示すように、シフトスリーブ52が前方にシフトされてギヤG1のボスから離脱されていると、後部PTO軸27に走行系の動力が伝達されるのが断たれてPTO変速機構26の出力側伝動軸51から後部PTO軸27にPTO変速機構26を経たPTO系の動力が伝達される状態、つまり、「グランドPTO切り」状態がもたらされるようになっている。
図8に示すように、前記シフトスリーブ52をシフト操作するシフトフォーク53は、ミッションケース3の右側壁に貫通装着した操作軸54に係合操作されるものであり、かつ、この操作軸54に連結したグランドPTOレバー55が運転座席21の右脇に支点b周りに前後揺動自在に配備されている。
ここで、上記のように後部PTO軸27が走行速度と同調した速度で駆動される「グランドPTO入り」がもたらされる場合、二重伝動を避けるために後部PTO軸27をPTO伝動系から遮断しておく必要があり、そこで、グランドPTOレバー55とPTO変速レバー48とがミッションケース外において以下のような相互牽制手段で連係されている。
つまり、図6に示すように、PTO変速レバー48とグランドPTOレバー55の基部からそれぞれ牽制アーム56,57が突設され、グランドPTOレバー55の牽制アーム57には牽制溝58が形成されるとともに、PTO変速レバー48の牽制アーム56には前記牽制溝58に係合する牽制ピン59が設けられている。ここで、前記牽制溝58は、グランドPTOレバー55の支点bを中心とする部分円弧状の第1長孔58aと、これに略直交する第2長孔58bとから構成されており、かつ、この第2長孔58bは、グランドPTOレバー55が「グランドPTO切り」位置にある時、PTO変速レバー48の支点aを中心とする部分円弧状に形成されている。
図6は、PTO変速レバー48が「中立」位置にあるとともに、グランドPTOレバー55が「グランドPTO切り」位置にある状態を示しており、この時、前記牽制ピン59が牽制溝58の交差部位に位置している。
この状態では牽制ピン59が牽制溝58の第1長孔58aあるいは第2長孔58bのいずれへも移行可能であるから、図7(イ)に示すように、PTO変速レバー48を「中立」位置に保持した状態でグランドPTOレバー55を「グランドPTO入り」位置に切換え操作したり、あるいは、図7(ロ)に示すように、グランドPTOレバー55を「グランドPTO切り」位置の保持した状態でPTO変速レバー48を「低速」位置あるいは「高速」位置に切換え操作することが可能となる。
そして、図7(イ)に示す「グランドPTO入り」状態では、牽制ピン59が第1長孔58aの奥端に移行しているので、PTO変速レバー48を「低速」あるいは「高速」位置に操作することが牽制阻止され、逆に、図7(ロ)に示すPTO変速が「低速」あるいは「高速」にある時には、牽制ピン59が第2長孔58bの奥端に移行しているので、グランドPTOレバー55を「グランドPTO入り」に操作することが牽制阻止される。このようにして、PTO系と走行系からの動力伝達が同時に行われる状態が現出されることが、その操作機構において牽制阻止されているのである。
従って、「グランドPTO切り」状態で後部PTO軸27を駆動する場合には、後部PTO軸27が「低速」あるいは「高速」に選択されているPTO変速機構26を介してPTOクラッチ25に連動連結されているので、上記のようにPTOクラッチ切り操作に伴って後部PTO軸27に制動が働くことになるが、「グランドPTO入り」状態で後部PTO軸27を駆動する場合には、後部PTO軸27が「中立」に保持されているPTO変速機構26を介してPTOクラッチ25と隔絶されるので、走行中に後部PTO軸27を停止するにはグランドPTOレバー55を「グランドPTO切り」位置に切換え操作すればよい。
なお、上記実施例では後部PTO軸27のみを装備した仕様のトラクタについて説明したが、後部PTO軸27に連動連結されたミッドPTO軸をミッションケース3の下腹部から前方に向けて突設した仕様で実施することもできる。
トラクタの全体側面図 キャビンを省略した運転部周りの平面図 伝動系の概略側面図 伝動系の要部を示す縦断側面図 PTOクラッチの縦断側面図 グランドPTOレバーとPTO変速レバーとの相互牽制手段を示す側面図 相互牽制手段の作動状態を示す側面図 相互牽制手段の正面図 PTO変速操作部の縦断正面図 キャビンの正面図 足元窓の開閉構造を示す縦断側面図
符号の説明
3 ミッションケース
10 走行用変速機構(主ギヤ変速機構)
11 走行用変速機構(前後進切換え機構)
12 走行用変速機構(副ギヤ変速機構)
25 PTOクラッチ
26 PTO変速機構
27 後部PTO軸
40 PTOブレーキ
48 PTO変速レバー
55 グランドPTOレバー

Claims (2)

  1. 機体後部のミッションケース後端に後部PTO軸を備えたトラクタのPTO軸駆動構造において、
    走行用変速機構を経た変速動力を前記後部PTO軸に伝達する「グランドPTO入り」モードと、走行用変速機構と並列に配備されたPTO伝動系の動力を前記後部PTO軸に伝達する「グランドPTO切り」モードとを選択するPT0モード切換え手段を備え、このPT0モード切換え手段より伝動上手において前記PTO伝動系を断続するPTOクラッチ、および、該PTOクラッチのクラッチ切り作動に連動してその伝動下手側に制動をかけるPTOブレーキとを備えるとともに、前記PTOブレーキとPT0モード切換え手段との間のPT0伝動系にPTO変速機構を介在し、
    PT0モード切換え手段を切換え操作するグランドPTOレバーが「グランドPTO入り」位置に操作されている状態では前記PTO変速機構を切換え操作するPTO変速レバーが中立位置から変速位置に操作されることを牽制阻止し、前記PTO変速レバーが変速位置に操作されている状態ではグランドPTOレバーが「グランドPTO切り」位置から「グランドPTO入り」位置に切換え操作されることを牽制阻止する相互牽制手段を備えてあることを特徴とするトラクタのPTO軸駆動構造。
  2. 前記相互牽制手段をミッションケースの横外側に配備してある請求項1記載のトラクタのPTO軸駆動構造。
JP2003385487A 2003-11-14 2003-11-14 トラクタのpto軸駆動構造 Expired - Lifetime JP4475926B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003385487A JP4475926B2 (ja) 2003-11-14 2003-11-14 トラクタのpto軸駆動構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003385487A JP4475926B2 (ja) 2003-11-14 2003-11-14 トラクタのpto軸駆動構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005145230A true JP2005145230A (ja) 2005-06-09
JP4475926B2 JP4475926B2 (ja) 2010-06-09

Family

ID=34693534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003385487A Expired - Lifetime JP4475926B2 (ja) 2003-11-14 2003-11-14 トラクタのpto軸駆動構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4475926B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100714813B1 (ko) 2005-07-28 2007-05-04 이세키노우키가부시키가이샤 작업차량의 변속조작장치
KR100814524B1 (ko) 2006-03-31 2008-03-17 가부시끼 가이샤 구보다 작업기의 pto 클러치 조작 구조
JP2008137436A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Kubota Corp トラクタのpto構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100714813B1 (ko) 2005-07-28 2007-05-04 이세키노우키가부시키가이샤 작업차량의 변속조작장치
KR100814524B1 (ko) 2006-03-31 2008-03-17 가부시끼 가이샤 구보다 작업기의 pto 클러치 조작 구조
JP2008137436A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Kubota Corp トラクタのpto構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP4475926B2 (ja) 2010-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6499111B2 (ja) 作業車両
US9056548B2 (en) Work vehicle
US9885416B2 (en) Transmission assembly for a self-propelled machine, of the type that can be positioned between the primary motor shaft and the wheels of said machine
JP4475926B2 (ja) トラクタのpto軸駆動構造
JP2006341738A (ja) 作業車の走行伝動構造
JP5910708B2 (ja) 作業車両
JP4563014B2 (ja) 農作業機
JP3960879B2 (ja) 水田作業機
JP5767542B2 (ja) 作業車の走行伝動切り換え構造
JP2010195095A (ja) 作業車
JP4471601B2 (ja) トラクタのpto軸駆動構造
JP2000351386A5 (ja)
JP3847129B2 (ja) 作業車の操作構造
JP4454141B2 (ja) 作業車
JPH06141601A (ja) 作業車両
JP4176265B2 (ja) 動力耕耘機の運転操作装置
JP2004067019A5 (ja)
JPS6230508Y2 (ja)
JP5038338B2 (ja) 歩行型管理機
JPH02133235A (ja) トラクターのptoクラッチ機構
JP2005137255A (ja) 乗用型作業車
JPS63306924A (ja) 4輪駆動トラクタ−の前輪増速機構
JP2003080964A (ja) トラクタのpto操作装置
JP2513763Y2 (ja) 四輪駆動車輌の前輪増速装置
JP5955210B2 (ja) 作業車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070719

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080703

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100225

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100309

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4475926

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319

Year of fee payment: 4

EXPY Cancellation because of completion of term