JP2005144062A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】深い興趣を遊技者に与えるようにする。
【解決手段】ステージ部40は、落下部42と移流部46a,46bとを有し、収容室60a,60bは、仕切り壁部50をはさんでステージ部40の奥側に形成され、仕切り壁部50には、流入窓部52a,52bが形成され、揺動体80a,80bは、収容室60a,60b内において第1揺動端位置と第2揺動端位置との間を揺動するものであり、基準位置に位置する状態で流入窓部52a,52bを流入阻止状態とし、第1揺動端位置及び第2揺動端位置に位置する状態で流入窓部52a,52bを流入許容状態とし、第1流出位置に位置する状態で、第1支持面81に支持されたパチンコ球を収容室60a,60bから流出路38に導き、第2流出位置に位置する状態で、第2支持面82に支持されたパチンコ球を収容室60a,60bからステージ部40に導くものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、パチンコ機等の弾球遊技機に関するものである。
従来より、弾球遊技機のセンター役物には、ステージ部に対して振分け機構を有しているものがある。すなわち、そのタイプのセンター役物では、ステージ部に流入した遊技球が、そのステージ部上を転動した後に、振分け機構によって複数の方面に流出するようにされている。
例えば、特許文献1に記載のものでは、センター役物(弾球遊技機)の幅方向に延びる回転軸線を中心に回転可能に振分け回動板が設けられている。振分け回動板の第1面は案内面とされ、第2面は分散面とされている。
そして、振分け回動板が回転することに伴って、その第1面(案内面)が上側になっている場合には、その案内面上に乗載した遊技球が、所定の方面に流出するように案内される。一方、その第2面(分散面)が上側になっている場合には、その分散面上に乗載した遊技球は、所定の方面に流出するように案内されることはなく、種々の方面に分散して流出する。
しかしながら、特許文献1に記載のセンター役物(弾球遊技機)では、遊技球の流れに2つのパターンしかなく、遊技者に対してあまり深い興趣を与えることができなかった。
特開平10−57554公報
本発明は、役物においてさらに深い興趣を遊技者に与えることができる弾球遊技機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、役物を有する弾球遊技機であって、前記役物は、ステージ部と、収容室と、揺動体と、流出路とを有し、前記ステージ部は、左右方向に延び、遊技球が落下して当該役物の外部に流出する落下部と、前記収容室に対応する移流部とを有し、前記収容室は、仕切り部をはさんで前記ステージ部の奥側に形成され、前記仕切り部には、前記移流部から前記収容室の内部に遊技球が流入するための流入部が形成され、前記流出路は、前記ステージ部よりも下側において遊技球が当該役物の外部に流出するものであり、前記揺動体は、当該役物の奥行方向成分を有する方向の揺動軸線をほぼ基準として一対の第1支持部と第2支持部とを有し、前記収容室内において前記揺動軸線を中心として基準位置を基準に少なくとも一対の第1離隔位置と第2離隔位置との間を揺動するものであり、前記基準位置に位置する状態で前記流入部を流入阻止状態とし、前記第1離隔位置及び前記第2離隔位置に位置する状態で前記流入部を流入許容状態とし、前記基準位置よりも前記第1離隔位置の側の第1流出位置に位置する状態で、前記第1支持部に支持された遊技球を前記収容室から前記流出路に導き、前記基準位置よりも前記第2離隔位置の側の第2流出位置に位置する状態で、前記第2支持部に支持された遊技球を前記収容室から前記ステージ部に導くものである、弾球遊技機である。
「少なくとも一対の第1離隔位置と第2離隔位置との間を揺動する」には、第1離隔位置/第2離隔位置が各々第1揺動端位置/第2揺動端位置(揺動体の一対の揺動端位置)に一致する場合に限らず、基準位置と第1揺動端位置との間(その両端を含まない)に第1離隔位置があり、基準位置と第2揺動端位置との間(その両端を含まない)に第2離隔位置がある場合がある。
「前記基準位置よりも前記第1離隔位置の側の第1流出位置に位置する」には、第1流出位置が第1離隔位置に一致する場合や、基準位置と第1離隔位置との間(その両端部は含まない)の位置に該当する場合に限らず、揺動体が第1離隔位置よりもさらに基準位置から離隔する位置まで揺動する場合(すなわち、第1揺動端位置が第1離隔位置よりもさらに基準位置から離隔する位置にある場合)においては、第1流出位置が第1離隔位置と第1揺動端位置との間(第1揺動端位置を含む)に該当する場合も含まれる。
このことは、「前記基準位置よりも前記第2離隔位置の側の第2流出位置に位置する」についても同様である。
「前記流出路に導き、」には、直接的に流出路に導く場合に限らず、間接的に流出路に導く場合、すなわち、流出路に至る位置に導く場合も含まれる。
同様に、「前記ステージ部に導く」には、直接的にステージ部に導く場合に限らず、間接的にステージ部に導く場合、すなわち、ステージ部に至る位置に導く場合も含まれる。
上記発明の弾球遊技機では、ステージ部を転動してその移流部に至った遊技球は、その時点における揺動体の状態及びその遊技球の勢いによって、次のような種々のパターンで移動する。
遊技球が移流部に至った時点において揺動体が基準位置等の流入阻止状態にある場合には、その遊技球は、収容室内に流入することなく、ステージ部を転動した後に、落下部から当該役物の外部へ流出する場合がある。
また、遊技球が移流部に至った時点において揺動体が基準位置等の流入許容状態にあっても、その遊技球にステージ部に沿った方向に大きな勢いがある場合には、上述と同様に、その遊技球は、収容室内に流入することなく、ステージ部を転動した後に、落下部から当該役物の外部へ流出する。
以上が第1のパターンである。
遊技球が移流部に位置する時点において、揺動体が第1離隔位置又は第2離隔位置等の流入許容状態にあるとともに、遊技球にステージ部に沿った方向に大きな勢いがない場合には、その遊技球は、移流部から収容室内に流入する(第2・第3のパターン)。
なお、ここで、「遊技球が移流部に位置する時点において、」とは、遊技球が移流部に至った時点においては揺動体が流入阻止状態にあり、遊技球が移流部に所定の時間の間留まった後に揺動体が流入許容状態になる場合も含まれる。
上述のうち、遊技球が揺動体が第2離隔位置にある場合に収容室内に流入した遊技球は、揺動体が第1離隔位置に向けて揺動することに伴って、第1支持部によって支持されて変位する。そして、揺動体が基準位置よりも第1離隔位置の側の第1流出位置に位置する状態で、その遊技球は、第1支持部によって流出路に向けて導かれ、流出路から当該役物の外部へ流出する。
これが第2のパターンである。
上述のうち、遊技球が揺動体が第1離隔位置にある場合に収容室内に流入した遊技球は、揺動体が第2離隔位置に向けて揺動することに伴って、第2支持部によって支持されて変位する。そして、揺動体が基準位置よりも第2離隔位置の側の第2流出位置に位置する状態で、その遊技球は、第2支持部によってステージ部に向けて導かれ、ステージ部に戻る。
これが第3のパターンである。
第3のパターンの場合においては、遊技球は、ステージ部に戻った後に、上述の第1〜第3のパターンのいずれかのパターンで移動する。
以上のように、上記の発明の弾球遊技機(役物)では、揺動体の状態及びその遊技球の勢いによって遊技球の流れに大きな多様性があり、遊技者に対して深い興趣を与えることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の弾球遊技機であって、前記第1支持部と前記第2支持部とは前記揺動軸線をほぼ基準として所定の角度を隔てて遠心的に形成され、前記揺動体が前記第1流出位置に位置する状態で、前記第1支持部が前記揺動軸線から離隔する方向に向かうにつれて徐々に下方に向かうように傾斜し、前記揺動体が前記第2流出位置に位置する状態で、前記第2支持部が前記揺動軸線から離隔する方向に向かうにつれて徐々に下方に向かうように傾斜するものである、弾球遊技機である。
上記の発明の弾球遊技機では、揺動体が第1流出位置に位置する状態においては、遊技球は、第1支持部(揺動軸線から離隔する方向に向かうにつれて徐々に下方に向かうように傾斜する)に沿って流下する。
同様に、揺動体が第2流出位置に位置する状態においては、遊技球は、第2支持部(揺動軸線から離隔する方向に向かうにつれて徐々に下方に向かうように傾斜する)に沿って流下する。
このようにして、上記の発明の弾球遊技機では、揺動体が第1流出位置/第2流出位置に位置する状態で、遊技球は、第1支持部/第2支持部に沿って流下(流出)して、流出路/ステージ部に円滑に至ることになる。
以上のように、上記の発明の弾球遊技機では、請求項1に係る発明の作用及び効果がより具体的に得られる。
以上のように、本発明の弾球遊技機では、遊技球の流れに大きな多様性が生じ、遊技者に対して深い興趣を与えることができる。
次に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、このパチンコ機(弾球遊技機)はほぼ鉛直な遊技盤10を有し、その下方には、ハンドル12や賞球払い出し装置(図示省略)が設けられている。ハンドル12は、パチンコ球(遊技球)の発射操作をするものであり、賞球払い出し装置は、各入賞口(後述)にパチンコ球が入賞した場合にパチンコ球を賞球として払い出すものである。
遊技盤10には、外側レール15及び内側レール16が設けられており、内側レール16の内側が遊技領域(符号省略)とされ、外側レール15と内側レール16の間の部分が、発射された直後のパチンコ球が通る通路(符号省略)とされている。そして、遊技者がハンドル12を操作することによって発射されたパチンコ球は、通路を通り、遊技領域へと導かれるのである。
遊技盤10(遊技領域)には、多数の釘(図示省略)や風車26が設けられているとともに、複数の普通入賞口20が設けられている。普通入賞口20にパチンコ球が入った場合には、例えば6又は13個のパチンコ球が賞球として賞球払い出し装置から払い出される。
遊技盤10のほぼ中央にはセンター役物30が設けられている。センター役物30の下方には始動入賞口22が設けられ、その下方には大入賞口24が設けられている。
センター役物30には、表示部32が設けられている。表示部32は液晶等によって構成され、種々の図柄が表示される。
すなわち、始動入賞口22にパチンコ球が入る(これを入賞という)と、表示部32における図柄が所定の時間変動表示され、その後、最終的な図柄が静止表示される。静止表示された図柄には「当たり」と「はずれ」があり、「当たり」の場合(例えば「777」)には、大入賞口24が所定の回数開くようにされている。例えば、16回開き、1回当たり10個のパチンコ球が入るまで開いたままとなる。そして、1個のパチンコ球の入賞に対して、15個のパチンコ球が賞球として賞球払い出し装置から払い出される。これをセンター役物30が遊技者に与える特別な利益ということとする。
次に、図2〜図4等に基づいて、センター役物30について詳しく説明する。
センター役物30は、複数の部材がビスによって結合されて形成されており、左右対称の形状を有している。
センター役物30のうちの下部のうちの手前側の部分には、ステージ部40が形成されている。ステージ部40は、左右方向に延びている。
ステージ部40は、全般的に、左右の各端部から中央部に向かうにつれて徐々に若干下方に向かうように傾斜している。
ステージ部40の各端部の側には、流下部35a,35bが形成されている。流下部35a,35bは、その上流側においてほぼ鉛直であり、上流側から下流側(ステージ部40の側)に向かうにつれて水平からの傾斜角度が徐々に緩くなり、ステージ部40に連なっている。
ステージ部40の中央部には、落下部42が形成されている。落下部42は、凹状とされ、奥側から手前側に向かうにつれて徐々に若干下方に向かうように傾斜している。
ステージ部40のうちの落下部42以外の部分における手前側の縁部には、落下防止部44が形成されている。落下防止部44は、前板部34の一部であり、ステージ部40(その底面)よりも若干上方に突出している。落下防止部44によって、ステージ部40上のパチンコ球が手前側(センター役物30の外側)に落下することが防止されている。
また、前板部34(その一部)によって、流下部35a,35bにおけるパチンコ球が手前側に流出することが防止されている。
ステージ部40の奥側には、左右一対の収容室60a,60bが設けられている。両収容室60a,60bの間の部分には、流出用落下部68が形成されている。
両収容室60a,60b及び流出用落下部68とステージ部40との間には、それらを仕切るように、仕切り壁部50(仕切り部)が立設されている。各収容室60a,60bには、各々、揺動体80a,80bが収容されている。各揺動体80a,80bは、扇形状の厚肉板状をしている。各収容室60a,60b及び各揺動体80a,80bについては、後に詳述する。
両流下部35a,35b及び両収容室60a,60b及び流出用落下部68の背後には、背壁部90が配設されている。
ステージ部40には、左右一対の移流部46a,46bが形成されている。各移流部46a,46bは、各収容室60a,60bに対応して形成されている。
各移流部46a,46bは、凹状とされ、手前側から奥側に向かうにつれて徐々に若干下方に向かうように傾斜している。
ステージ部40(移流部46a,46bを除く)の奥側においては、仕切り壁部50によって、ステージ部40上のパチンコ球の奥側の限界位置が規定されている。
仕切り壁部50には、移流部46a,46bに各々対応して、流入窓部52a,52b(流入部)が形成されている。
各流入窓部52a,52bによって、各移流部46a,46bと各収容室60a,60bの内部とが連通状態とされ、各移流部46a,46bに位置するパチンコ球が各収容室60a,60b内に流入可能である(実際に流入し得るか否かは、後述するように、各揺動体80a,80bの状態による)。
ステージ部40よりも下側には、流出路38が形成されている。流出路38は、前板部34において開口するとともに、センター役物30の奥行方向にほぼ沿って延びている。
次に、各収容室60a,60b及び各揺動体80a,80bについて詳述する。
前述したように、仕切り壁部50は、両収容室60a,60b及び流出用落下部68とステージ部40とを仕切るように立設されている。すなわち、両収容室60a,60bは、仕切り壁部50をはさんでステージ部40の奥側に形成されている。
各収容室60a,60bの底部(符号省略)は、各揺動体80a,80bに対応して、ほぼ半円状の帯状をしている。
各収容室60a,60bのうちのセンター役物30としての左右方向の中央部の側には、第1上方突出部71が形成されている。流出用落下部68(前述)は、両収容室60a,60bの両第1上方突出部71の間に形成されているともいえる。
各第1上方突出部71の上面は、各収容室60a,60bから流出用落下部68に向かうにつれて、徐々に下方に向かうように傾斜している。流出用落下部68は、鉛直下方に延び、流出路38に連通している。
各収容室60a,60bのうちのセンター役物30としての左右の各端部の側には、第2上方突出部72が形成されている。各第2上方突出部72の外側には、流下部35a,35b(その下流端部)が存在している。
各第2上方突出部72の上面は、各収容室60a,60bから流下部35a,35b(その下流端部)に向かうにつれて、徐々に下方に向かうように傾斜している。各第2上方突出部72のうちの流下部35a,35b(その下流端部)の側の縁部(外側下縁部74ということとする)は、奥側から手前側に向かうにつれて、センター役物30としての左右方向の各端部の側から中央部の側に向かうように、斜めに形成されている。
左右一対の各揺動体80a,80bは、扇形状の厚肉板状をしており(このことは前述)、円弧面部85,一対の第1支持面81(第1支持部)・第2支持面82(第2支持部)を有している。
第1支持面81及び第2支持面82は、揺動体80a,80bの頂点部(符号省略)を基準に直角に近い鈍角の角度を隔てて形成されている。
各揺動体80a,80bは、その頂点部(又はその近傍)においてセンター役物30の奥行方向に延びる揺動軸線(揺動軸は図示省略)を中心として、揺動可能とされている。すなわち、第1支持面81と第2支持面82とは、揺動軸線をほぼ基準として所定の角度(直角に近い鈍角)を隔てて遠心的に形成されているともいえる。
各揺動体80a,80bは、モータ88a,88b及び図示しない機構によって、中立的な基準位置(図2(a)(b)の右半部,図5A)を基準に、第1揺動端位置(図3(B),図7A)と第2揺動端位置(図4(B),図6A)との間を揺動する。
両揺動体80a,80bは相互に関連して揺動してもよいし、各々独立的に揺動してもよい。本実施形態では、両揺動体80a,80bが対称的に揺動するようにされている。
各揺動体80a,80bが基準位置に位置する状態(図2(a)(b)の右半部,図5A)では、その各揺動体80a,80bによって流入窓部52a,52bが完全に閉塞される。
一方、各揺動体80a,80bが第1揺動端位置(図3(B),図7A)及び第2揺動端位置(図4(B),図6A)に位置する状態では、流入窓部52a,52bがほぼ完全に開放される。
また、各揺動体80a,80bには、基準位置(図2(a)(b)の右半部,図5A)と第1揺動端位置(図3(B),図7A)との間の位置として、第1流下位置(第1流出位置)がある(図3(A),図6D)。
各揺動体80a,80bが第1流下位置にある状態では、第1支持面81はほぼ水平になる。正確には、第1支持面81は、その基端部(揺動体80a,80bの頂点部)から先端部(揺動体80a,80bの遠心端部)に向かうにつれて徐々に下方に向かうように傾斜する。それとともに、第1支持面81の先端部は、第1上方突出部71(その揺動体80a,80bの側の端部の上面)とほぼ同一高さに位置する。
同様に、各揺動体80a,80bには、基準位置(図2(a)(b)の右半部,図5A)と第2揺動端位置(図4(B),図6A)との間の位置として、第2流下位置(第2流出位置)がある(図4(A),図7D)。
各揺動体80a,80bが第2流下位置にある状態では、第2支持面82はほぼ水平になる。正確には、第2支持面82は、その基端部(揺動体80a,80bの頂点部)から先端部(揺動体80a,80bの遠心端部)に向かうにつれて徐々に下方に向かうように傾斜する。それとともに、第2支持面82の先端部は、第2上方突出部72(その揺動体80a,80bの側の端部の上面)と同一高さに位置する。
各揺動体80a,80bは、基準位置(図2(a)(b)の右半部等)を基準として第1揺動端位置(図3(B)等)と第2揺動端位置(図4(B)等)との間を揺動するのであるが(このことは上述)、揺動体80a,80bが第2揺動端位置(図4(B),図6A)又はその近傍にある状態では、開放状態の流入窓部52a,52bを経てパチンコ球が収容室60a,60b内に流入可能である。そして、収容室60a,60b内に流入したパチンコ球は、収容室60a,60b内に揺動体80a,80bの第1支持面81の側に位置することになる(図6B)。この状態を第1流入許容状態ということとする。
また、揺動体80a,80bが第1揺動端位置(図3(B),図7A)又はその近傍にある状態では、開放状態の流入窓部52a,52bを経てパチンコ球が収容室60a,60b内に流入可能である。そして、収容室60a,60b内に流入したパチンコ球は、収容室60a,60b内に揺動体80a,80bの第2支持面82の側に位置することになる(図7B)。この状態を第2流入許容状態ということとする。
第1流入許容状態及び第2流入許容状態をあわせて流入許容状態ということとする。
なお、本実施形態では、第1揺動端位置が本発明の第1離隔位置にも該当し、第2揺動端位置が本発明の第2離隔位置にも該当する。
また、揺動体80a,80bが基準位置(図2(a)(b)の右半部,図5A)等、上述以外の位置にある状態では、流入窓部52a,52bが閉塞状態(又は一部閉塞状態)とされて、パチンコ球は、流入窓部52a,52bを経て収容室60a,60b内に流入する(完全に流入する)ことが阻止される。その状態を流入阻止状態ということとする。
なお、流入阻止状態においても、パチンコ球は、流入窓部52a,52bにおいて収容室60a,60b内に対して部分的に流入することは可能である。
次に、このパチンコ機の作用及び効果について、図5A〜図7Dに基づいて説明する。
遊技盤(図1参照)上を転動したパチンコ球(遊技球)が左側の流下部35aに流入した場合を説明する。なお、前述したように、このセンター役物30は左右対称の構造を有しているため、右側の流下部35bに流入した場合も同様である。
図5A,図6A,図7Aに示すように、パチンコ球Bは、流下部35aを流下し、ステージ部40(その左端部)に到達する。そして、そのパチンコ球Bは、それまでの勢い等に基づいて、ステージ部40を右方向に転動し、移流部46aに至る。
そして、図5A→図5Bに示すように、パチンコ球Bが移流部46aに位置する時点で揺動体80aが流入阻止状態にある場合には、パチンコ球Bは移流部46aから奥側に流入することが阻止され、原則としてさらに右方向に転動し、落下部42から流出する。
なお、パチンコ球Bが移流部46aに位置する時点で揺動体80aが流入許容状態にある場合においても、パチンコ球Bに右方向への大きな勢いがある場合には、そのパチンコ球Bは移流部46aを通過して落下部42から流出する。また、落下部42を右方向に通過した後に左方向に戻って、落下部42から流出する場合もあり得る。
以上が第1のパターンである。
図6A,図7Aに示すように、パチンコ球Bが左側の移流部46aに位置する時点で左側の揺動体80aが流入許容状態にある場合であってパチンコ球Bにそれほどの勢いがない場合(第2のパターン・第3のパターン)には、図6B,図7Bに示すように、パチンコ球Bは、左側の移流部46aから左側の流入窓部52aを通って左側の収容室60a内に流入する。その場合について以下に詳述する。
なお、パチンコ球Bが左側の移流部46aに位置する時点で左側の揺動体80aが流入阻止状態に位置していたりパチンコ球Bに右方向に大きな勢いがあって、そのパチンコ球Bが左側の移流部46aを通過した後に右側の移流部46bから右側の収容室60b内(揺動体80aが流入許容状態に位置する場合)に流入する場合もあり、それらの場合も同様である。
また、図5A中に2点鎖線で示すように、パチンコ球Bが左側の移流部46aに到達した時点で左側の揺動体80aが流入阻止状態にある場合でも、パチンコ球Bにそれほどの勢いがなく、パチンコ球Bが移流部46aを奥側に流れ、流入窓部52aにおいて収容室60a内に部分的に流入し、流入阻止状態の揺動体80aによってそれ以上の流入が阻止され、その状態でパチンコ球Bが停止する場合もある。その場合は、図6B,図7Bに示すように、揺動体80aが流入許容状態となった後に、パチンコ球Bは収容室60a内に流入(完全に流入)する。これも、第2のパターン及び第3のパターンに該当する。
図6A→図6Bに示すように、揺動体80aが流入許容状態にあってパチンコ球Bが収容室60a内に流入する場合のうち、揺動体80aが第1流入許容状態にあってパチンコ球Bが収容室60a内に流入した場合(第2のパターン)は、次のとおりである。
図6B→図6C→図6Dに示すように、第2揺動端位置(又はその近傍)に位置する揺動体80aが第1揺動端位置に向けて揺動することに伴って、パチンコ球Bは、揺動体80aの第1支持面81に支持されて移動する。
すなわち、揺動体80aが第2揺動端位置(又はその近傍)(図6B)から基準位置(図6C)を経て、第1流下位置(図6D)に到達することによって、パチンコ球Bは、第1支持面81を流下して、第1上方突出部71の上面に移行する。
そして、そのパチンコ球Bは、第1上方突出部71の上面を流出用落下部68に向けて(すなわち図中右方向に)流下し、流出用落下部68を落下し、流出路38からセンター役物30の外部へ流出する(図2(c)も参照)。
以上が第2のパターンである。
図7A→図7Bに示すように、揺動体80aが流入許容状態にあってパチンコ球Bが収容室60a内に流入する場合のうち、揺動体80aが第2流入許容状態にあってパチンコ球Bが収容室60a内に流入した場合(第3のパターン)は、次のとおりである。
図7B→図7C→図7Dに示すように、第1揺動端位置(又はその近傍)に位置する揺動体80aが第2揺動端位置に向けて揺動することに伴って、パチンコ球Bは、揺動体80aの第2支持面82に支持されて移動する。
すなわち、揺動体80aが第1揺動端位置(又はその近傍)(図7B)から基準位置(図7C)を経て、第2流下位置(図7D)に到達することによって、パチンコ球Bは、第2支持面82を流下して、第2上方突出部72の上面に移行する。
そして、そのパチンコ球Bは、第2上方突出部72の上面を流下部35a(その下端部)に向けて(すなわち図中左方向)流下し、流下部35a(その下端部)に落下する。
その後、そのパチンコ球Bは、第2上方突出部72の外側下縁部74に沿って流れ、ステージ部40(その左端部)に移行する。
以上が第3のパターンである。
そして、そのパチンコ球Bは、再度、揺動体80aの状態等に基づいて、上述の第1〜第3のいずれかのパターンで流れる。
以上のように、このパチンコ機(センター役物30)では、パチンコ球Bが移流部46aに至った時点における揺動体80aの状態及びパチンコ球Bの勢いによって異なるパターンで、そのパチンコ球Bがセンター役物30内を転動する。
このように、このパチンコ機では、パチンコ球Bの流れに大きな多様性があり、遊技者に対して深い興趣を与えることができる。
なお、上記のものはあくまで本発明の一実施形態にすぎず、当業者の知識に基づいて種々の変更を加えた態様で本発明を実施できることはもちろんである。
本発明の一実施形態のパチンコ機の正面図である。 本発明の一実施形態のパチンコ機のセンター役物を示す図である。(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)は拡大縦断面図である。(a)及び(b)において、左半部には、揺動体が第2揺動端位置にある状態が示され、右半部には、揺動体が基準位置にある状態が示されている。 本発明の一実施形態のパチンコ機のセンター役物を示す斜視図である。(A)は各揺動体が第1流下位置にある状態を示し、(B)は各揺動体が第1揺動端位置にある状態を示す。 本発明の一実施形態のパチンコ機のセンター役物を示す斜視図である。(A)は各揺動体が第2流下位置にある状態を示し、(B)は各揺動体が第2揺動端位置にある状態を示す。 本発明の一実施形態のパチンコ機(センター役物)の作用を説明する図である。(a)は平面図であり、(b)は正面図である(このことは、図5B〜図7Dにおいても同様である)。第1のパターンを示す(このことは図5Bにおいても同様である)。 本発明の一実施形態のパチンコ機(センター役物)の作用を説明する図である。図5Aの次の段階を示す。 本発明の一実施形態のパチンコ機(センター役物)の作用を説明する図である。第2のパターンを示す(このことは図6B〜図6Dにおいても同様である)。 本発明の一実施形態のパチンコ機(センター役物)の作用を説明する図である。図6Aの次の段階を示す。 本発明の一実施形態のパチンコ機(センター役物)の作用を説明する図である。図6Bの次の段階を示す。 本発明の一実施形態のパチンコ機(センター役物)の作用を説明する図である。図6Cの次の段階を示す。 本発明の一実施形態のパチンコ機(センター役物)の作用を説明する図である。第3のパターンを示す(このことは図7B〜図7Dにおいても同様である)。 本発明の一実施形態のパチンコ機(センター役物)の作用を説明する図である。図7Aの次の段階を示す。 本発明の一実施形態のパチンコ機(センター役物)の作用を説明する図である。図7Bの次の段階を示す。 本発明の一実施形態のパチンコ機(センター役物)の作用を説明する図である。図7Cの次の段階を示す。
符号の説明
30 センター役物(役物)
38 流出路
40 ステージ部
42 落下部
46a,46b 移流部
50 仕切り壁部(仕切り部)
52a,52b 流入窓部(流入部)
60a,60b 収容室
80a,80b 揺動体
81 第1支持面(第1支持部)
82 第2支持面(第2支持部)
B パチンコ球(遊技球)

Claims (2)

  1. 役物を有する弾球遊技機であって、
    前記役物は、ステージ部と、収容室と、揺動体と、流出路とを有し、
    前記ステージ部は、左右方向に延び、遊技球が落下して当該役物の外部に流出する落下部と、前記収容室に対応する移流部とを有し、
    前記収容室は、仕切り部をはさんで前記ステージ部の奥側に形成され、前記仕切り部には、前記移流部から前記収容室の内部に遊技球が流入するための流入部が形成され、
    前記流出路は、前記ステージ部よりも下側において遊技球が当該役物の外部に流出するものであり、
    前記揺動体は、
    当該役物の奥行方向成分を有する方向の揺動軸線をほぼ基準として一対の第1支持部と第2支持部とを有し、前記収容室内において前記揺動軸線を中心として基準位置を基準に少なくとも一対の第1離隔位置と第2離隔位置との間を揺動するものであり、
    前記基準位置に位置する状態で前記流入部を流入阻止状態とし、前記第1離隔位置及び前記第2離隔位置に位置する状態で前記流入部を流入許容状態とし、
    前記基準位置よりも前記第1離隔位置の側の第1流出位置に位置する状態で、前記第1支持部に支持された遊技球を前記収容室から前記流出路に導き、
    前記基準位置よりも前記第2離隔位置の側の第2流出位置に位置する状態で、前記第2支持部に支持された遊技球を前記収容室から前記ステージ部に導くものである、
    弾球遊技機。
  2. 請求項1に記載の弾球遊技機であって、
    前記第1支持部と前記第2支持部とは前記揺動軸線をほぼ基準として所定の角度を隔てて遠心的に形成され、
    前記揺動体が前記第1流出位置に位置する状態で、前記第1支持部が前記揺動軸線から離隔する方向に向かうにつれて徐々に下方に向かうように傾斜し、
    前記揺動体が前記第2流出位置に位置する状態で、前記第2支持部が前記揺動軸線から離隔する方向に向かうにつれて徐々に下方に向かうように傾斜するものである、
    弾球遊技機。
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