JP2005143662A - 液体式マッサージ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 モータを反転させることなくノズルを揺動させるノズル駆動機構を備えた液体式マッサージ装置を提供する。
【解決手段】 液体式マッサージ装置10は、水槽11と、水槽11の上側開口を覆うシート12と、水槽11内を前後方向に移動する移動台車20と、移動台車20上に設置された水中ポンプ21と、水中ポンプ21の吐出部23に接続されたノズル機構30とを備えている。ノズル機構30は、左右一対のノズル31を備えている。各ノズル31の後側には、ピニオン32が設けられている。左右のピニオン32同士は、噛み合っている。右側のピニオン32と、駆動モータ51によって間接的に回転駆動されるピニオン56とは、クランクシャフト60によって連結されている。ピニオン56が一方向に回転すると、クランクシャフト60は略上下方向に往復運動し、ピニオン32の回動に伴ってノズル31が揺動する。
【選択図】 図3


Description

本発明は、液体式マッサージ装置に関する。
従来より、水槽と当該水槽の上部開口を覆うシートとを有するウォーターベッドと、水槽内から前記シートに向かって水を噴射するノズルとを備え、シート上に横たわる利用者にシートを介して水を噴射することによってマッサージを施す液体式マッサージ装置が知られている。また、利用者のマッサージ感を高めるため、ノズルを揺動させるノズル駆動機構を備えた液体式マッサージ装置も知られている(例えば特許文献1参照)。
図20に示すように、特許文献1に開示されたマッサージ装置では、台車107の上部に軸支持体107e,107eが立設され、この軸支持体107e,107eには、ノズル105が固着された一対の歯車193,193が軸支されている。また、台車107の上部には、従動プーリ181が回動自在に配設されている。この従動プーリ181には、ギア194が同軸状に連結されている。左右の両歯車193,193は噛み合っており、更に、左側の歯車193はギア194に噛合している。
従動プーリ181には、図示しないモータによって当該従動プーリ181を正逆回転させる駆動機構(図示せず)が連結されている。そして、この駆動機構が従動プーリ181を正逆回転させることによって、ギア194は正逆回転する。ギア194は歯車193と噛合しているので、結局、ギア194の正逆回転にしたがって歯車193,193は正逆回転し、ノズル105,105は揺動する。
特再表WO97/29728号公報(図14)
しかしながら、上記マッサージ装置では、ノズル105,105を揺動させるために、従動プーリ181を正逆回転させる必要があった。そのため、駆動機構のモータの回転方向を頻繁に切り換える必要があった。ところが、このような装置では、モータを反転させる際にモータの機構部に負担がかかりやすく、モータの耐久性が低かった。また、回転方向を反転させる度に、ギア194や歯車193等の噛合部分に大きな力が加わるため、ギア194や歯車193等が破損しやすいという課題があった。さらに、モータの反転時にタイムラグが生じ、ノズルを円滑に揺動させることは困難であった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、モータを反転させることなくノズルを揺動させるノズル駆動機構を備えた液体式マッサージ装置を提供することにある。
本発明に係る液体式マッサージ装置は、上側が開口し且つ内部に水が貯留され、前後方向に延びる水槽と、前記水槽の開口を覆い、前記水槽の長手方向に横たわる利用者の体を支持するシートと、前記水槽内の水を吸い込み且つ吐出するポンプと、前記ポンプから吐出された水を前記シートの裏面に噴射し、所定の揺動軸回りに揺動自在なノズルと、モータと、前記モータによって回転駆動され、所定の回転軸回りに回転する回転体と、一端が前記ノズルにおける前記揺動軸から偏心した位置に回転自在に連結され、他端が前記回転体における前記回転軸から偏心した位置に回転自在に連結され、前記回転体の一方向の回転運動を前記ノズルの揺動運動に変換するクランクシャフトと、を備えたものである。
上記液体式マッサージ装置では、回転体の回転運動がノズルの揺動運動に変換されるので、モータが一方向に回転することによって、ノズルは連続的に揺動する。そのため、モータの回転方向を切り換えなくてもノズルを揺動させることができる。したがって、モータの機構部にかかる負担は小さく、モータの耐久性が向上する。また、モータによって回転駆動される回転体には回転方向を変更させるための荷重が加わらないので、回転体は破損しにくい。また、モータの反転に伴うタイムラグは発生しないので、ノズルの揺動動作は円滑に行われる。
前記ノズルは、前後方向に延びる水平軸回りに揺動するように構成されていることが好ましい。
このことにより、シートに対する噴流の衝突位置(利用者の体に与えられる噴流圧の位置)は、利用者の体の幅方向に往復移動する。その結果、好適なマッサージが行われる。
あるいは、前記ノズルは、鉛直軸回りに揺動するように構成されていてもよい。
このことにより、シートに対する噴流の衝突位置は、鉛直軸回りに揺動する。その結果、好適なマッサージが行われる。
前記液体式マッサージ装置は、前記ノズルの揺動角に応じて前記ノズルからの水の噴射をON/OFFする制御器を備えていることが好ましい。
このように、ノズルの揺動と水の噴射のON/OFFとを組み合わせることによって、多様なマッサージ動作が可能となる。
前記液体式マッサージ装置は、前記ノズルの揺動角に応じて前記ノズルからの水の噴射をON/OFFする制御器と、前記ノズルを前後方向に移動させる移動機構を備え、前記制御器は、前記ノズルの前後位置に応じて、前記ノズルからの水の噴射をON/OFFする基準となるノズル揺動角を変更し、前記シートに噴射される噴流の揺動幅を前後位置によって変化させることが好ましい。
利用者の体に加えるべき噴流圧の範囲は、利用者の体の部位によって異なっている。また、利用者の体が載っていない部分のシートには、噴流を噴射する必要はない。上記液体式マッサージ装置によれば、水の噴射をON/OFFする基準となるノズル揺動角は、ノズルの前後方向(すなわち、利用者の身長方向)の位置によって変更される。そのため、噴流の揺動幅は前後位置によって異なり、利用者の体の部位に応じて調整される。その結果、マッサージ感を向上させることができる。また、利用者の体が載っていない部分のシートに噴流を噴射することを防止することができる。したがって、無駄な噴射に伴う騒音を低減することができる。また、運転の効率化が図られる。
前記液体式マッサージ装置は、前記ノズルからの水の噴射力を調整する噴射力調整手段と、前記ノズルの揺動角に応じて前記ノズルからの水の噴射力が変化するように前記噴射力調整手段を制御する制御器と、を備えていることが好ましい。
このことにより、ノズルの揺動と水の噴射力の強弱とを組み合わせることによって、多様なマッサージ動作が可能となる。
前記液体式マッサージ装置は、前記ノズルからの水の噴射力を調整する噴射力調整手段と、前記ノズルの揺動角に応じて前記ノズルからの水の噴射力が変化するように前記噴射力調整手段を制御する制御器とを備え、前記制御器は、前記ノズルからの噴流がシートの左右方向中央部から外側部に向かうにしたがって前記ノズルの噴射力を増加させていってもよい。
このことにより、利用者は、ノズルからの噴流によって、体の中央部から外側に向かう押圧力を受け、いわゆる揉み広げ式のマッサージが行われる。
あるいは、前記制御器は、前記ノズルからの噴流がシートの左右方向の外側部から中央部に向かうにしたがって前記ノズルの噴射力を増加させていってもよい。
このことにより、利用者は、ノズルからの噴流によって、体の外側から中央部に向かう押圧力を受け、いわゆる揉み寄せ式のマッサージが行われる。
前記モータは、正逆回転自在に構成され、前記ノズルは、第1ノズルと、当該第1ノズルと種類の異なる第2ノズルとを備え、前記第1ノズル及び前記第2ノズルのうちいずれか一方から水を噴射するように構成され、前記モータの回転方向が切り換えられると前記第1ノズルと前記第2ノズルとを切り換える切換機構を備えていてもよい。
このことにより、モータの回転方向の切換に伴って、水を噴射するためのノズルは、第1ノズルから第2ノズルへ、あるいは、第2ノズルから第1ノズルへと切り換えられる。したがって、モータの回転方向を選択することによって、種類の異なる2種類のノズルを選択的に使用することができる。
前記ノズルには、前記ポンプの吐出側と前記第1ノズルの流路とを連通するとともに前記ポンプの吐出側と前記第2ノズルの流路とを連通し、前記第1ノズルの流路及び前記第2ノズルの流路と略直交する方向に延びる主流路が区画形成され、前記切換機構は、前記主流路の内周面に沿った筒状に形成されると共に前記主流路に挿入され、少なくとも周方向に異なった位置に第1開口及び第2開口が形成された切換弁と、前記切換弁を前記モータに回動自在に連結し、前記モータの回転方向の切換にしたがって前記第1開口が前記第1ノズルの流路につながる第1状態と前記第2開口が前記第2ノズルの流路につながる第2状態との間で前記切換弁を回動させる連結機構と、を備えていてもよい。
このことにより、モータが回転すると、その回転力は連結機構を通じて切換弁に伝達される。そして、モータの回転に伴って切換弁が回動し、モータの回転方向によって、切換弁は第1状態又は第2状態となる。切換弁が第1状態になると、ポンプの吐出側は第1ノズルの流路と連通し、ポンプから吐出された水は第1ノズルから噴射される。一方、切換弁が第2状態になると、ポンプの吐出側は第2ノズルの流路と連通し、ポンプから吐出された水は第2ノズルから噴射される。したがって、モータの回転方向を選択することによって、第1ノズル又は第2ノズルが選択されることになる。
本発明によれば、モータによって回転駆動される回転体とノズルとをクランクシャフトで連結し、回転体の一方向への回転運動をノズルの揺動運転に変換することとしたので、モータの回転方向を切り換えることなくノズルを揺動させることができる。したがって、モータの機構部に対する負担を軽減し、モータの耐久性を向上させることができる。また、回転方向を反転させることに伴う装置の摩耗や破損を防止することができる。さらに、モータの回転方向の切換に伴うタイムラグの発生を回避することができ、ノズルを円滑に揺動させることができる。
ノズルを前後方向に延びる水平軸回りに揺動させることとすれば、シートに対する噴流の衝突位置を利用者の体の幅方向に往復移動させることができ、好適なマッサージを施すことができる。
また、ノズルを鉛直軸回りに揺動させることとすれば、シートに対する噴流の衝突位置を鉛直軸回りに揺動させることができ、好適なマッサージを施すことができる。
ノズルからの水の噴射をノズルの揺動角に応じてON/OFFすることとすれば、多様なマッサージ動作が可能となる。
シートに噴射される噴流の揺動幅を前後位置によって変化させることとすれば、利用者の体の部位によって揺動幅を調整することができ、マッサージ感を向上させることができる。また、不必要な位置に噴流を噴射することを防止でき、騒音の低減及び運転の効率化を図ることができる。
ノズルの噴射力をノズルの揺動角に応じて調整することとすれば、より多様なマッサージ動作が可能となる。
ノズルからの噴流がシートの左右方向中央部から外側部に向かうにしたがってノズルの噴射力を増加させることとすれば、いわゆる揉み広げ式のマッサージを行うことができる。
ノズルからの噴流がシートの外側部から中央部に向かうにしたがってノズルの噴射力を増加させることとすれば、いわゆる揉み寄せ式のマッサージを行うことができる。
互いに種類の異なる第1及び第2のノズルを設け、モータの回転方向の切換に伴って第1ノズルと第2ノズルとを切り換えることとすれば、2種類のノズルを選択的に使用することができる。
第1状態と第2状態との間で回動することによってノズル内の主流路を第1ノズルの流路又は第2ノズルの流路に連通させる切換弁と、モータの正逆回転に伴って上記切換弁を回動させる連結機構とを備えることとすれば、モータの回転方向の切換によって第1ノズル又は第2ノズルを自動的に選択する機構が実現される。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
<実施形態1>
図1〜図3に示すように、液体式マッサージ装置(以下、マッサージ装置という)10は、横たわった利用者90をマッサージするウォーターベッド型のマッサージ装置である。マッサージ装置10は、水を貯留する水槽11と、水槽11の外側を囲む水槽ケーシング13とを備えている。
水槽11は金属(例えば、ステンレス、アルミニウム、銅等)によって構成されていることが好ましく、ここでは水槽11はステンレスで構成されている。水槽11の上側は開口しており、この開口は、利用者90の体を支持するシート12によって覆われている。シート12は人の体重を支えるのに十分な引張強度を有しており、シート12の周囲部は水槽11の縁部に固定されている。これにより、水槽11の上側開口を覆うシート12によって、利用者90の体はしっかりと支えられる。
水槽11の上側開口は、利用者90の体よりも一回り大きく形成されている。すなわち、水槽11の長手方向の長さは、少なくとも利用者90の頸部から足部までの長さよりも長く、水槽11の幅方向の長さは、利用者90の肩幅よりも長い。図3に示すように、水槽11は、下方に向かうにしたがって幅が段階的に狭くなるように、上下に複数の段差部が設けられている。各段差部は、水槽11の長手方向に延びている。そして、一部の段差部は、移動台車20の前後移動を案内するガイドレール15を構成している。
図1に示すように、移動台車20上には、水中ポンプ21が固定されている。水中ポンプ21の吐出部23には、左右一対の可動式ノズル31(図3参照)を備えたノズル機構30が接続されている。ノズル機構30は、水中ポンプ21の真上に配置されている。ノズル機構30の各ノズル31は、上方に開口している。ノズル機構30は水中ポンプ21に固定され、水中ポンプ21は移動台車20に固定されているので、移動台車20は水中ポンプ21とノズル機構30とを一体的に移動させることになる。
なお、本実施形態では水中ポンプ21及びノズル機構30の全体が水中に浸漬されているが、少なくとも水中ポンプ21の吸入部22が水中に浸漬されていればよく、水槽11内の水は必ずしも水槽11の全体を満たしている必要はない。液体式マッサージ装置10のウォーターベッドは、水槽11の全体に水が満たされたいわゆる満水式のウォーターベッドに限らず、水槽11内の水とシート12との間に空気層が介在する非満水式のウォーターベッドであってもよい。
図3に示すように、各ノズル31の後部には、前後方向に延びる水平軸回りに回転自在なピニオン32が固定されている。左側のノズル31のピニオン32と右側のノズル31のピニオン32とは、互いに噛み合っている。したがって、左側のピニオン32と右側のピニオン32とは、逆向きに回転することになる。
移動台車20の左右両側部には、車輪24が前後に取り付けられている。図3に示すように、これら車輪24はガイドレール15の底面上に配置されている。車輪24は、ガイドレール15の側面(段差部の一部)によって左右方向の移動が規制されながら、ガイドレール15の底面上を走行する。
図1に示すように、移動台車20の左側側部には、上方に突出する突片25が設けられている。そして、この突片25には、搬送用のベルト40が固定されている。水槽11の左側の前後には、第1回転ローラ41及び第2回転ローラ42がそれぞれ設けられている。ベルト40は、第1回転ローラ41と第2回転ローラ42とに架け渡されている。図2に示すように、第2回転ローラ42よりも後方における水槽11と水槽ケーシング13との間には、駆動モータ43が設置されている。図1に示すように、駆動モータ43と第2回転ローラ42とには、駆動ベルト44が架け渡されている。これにより、駆動モータ43の回転にしたがって第2回転ローラ42が回転し、ベルト40は第1回転ローラ41と第2回転ローラ42との間で走行する。その結果、移動台車20は、水槽11の長手方向(前後方向)に沿って前進又は後退する。
駆動モータ43、駆動ベルト44、回転ローラ41,42、ベルト40、及び移動台車20は、水中ポンプ21及びノズル機構30を一体的に移動させる移動機構を構成している。
図2に示すように、水槽11内の右側には、水槽11の長手方向に延び且つ水平軸回りに回転自在な回転棒54が設けられている。水槽11内の右側の前部には、回転棒54を回転自在に支持する軸受55が設けられている。一方、水槽11内の右側の後部には、回転棒54を回転自在に支持すると共に回転棒54を回転させる回転ローラ52が設けられている。水槽11の右側後部における水槽ケーシング13と水槽11との間には、駆動モータ51が設置されている。図3に示すように、駆動モータ51と回転ローラ52とは、駆動ベルト53によって連結されている。
右側のノズル31のピニオン32には、クランクシャフト60の一端が回転自在に連結されている。なお、クランクシャフト60は、ピニオン32の前面における外周側部分に連結されており、ピニオン32の回転軸から偏心した位置に連結されている。クランクシャフト60の他端には、ピニオン32よりも小径のピニオン56が連結されている。クランクシャフト60は、ピニオン56の前面における外周側部分に連結されており、ピニオン56の回転軸から偏心した位置に連結されている。ピニオン56の側方には、回転棒54が嵌合されたピニオン54aが配置されている。ピニオン54aとピニオン56とは噛み合っており、ピニオン56はピニオン54aの回転にしたがって回転するように構成されている。
以上の構成により、駆動モータ51が一方向に回転すると、その回転力は駆動ベルト53及び回転ローラ52を介して回転棒54に伝達され、回転棒54は一方向に回転する。そして、回転棒54の回転に伴ってピニオン54aが回転し、ピニオン54aと噛合するピニオン56も一方向に回転する。ピニオン56が一方向に回転すると、クランクシャフト60が略上下方向に往復運動し、ノズル31のピニオン32は揺動する。その結果、ノズル31は前後方向に延びる水平軸回りに揺動し、ノズル31から噴射される噴流がシート12と衝突する位置は、左右方向(すなわち、利用者90の体の幅方向)に揺動する。なお、左右の両ノズル31のピニオン32は互いに噛合しているので、左右のノズル31は互いに逆方向に揺動する。
図4に示すように、マッサージ装置10は、水中ポンプ21と駆動モータ43と駆動モータ51とを制御するコントローラ70を備えている。マッサージ装置10の運転時には、コントローラ70によって水中ポンプ21、駆動モータ43及び駆動モータ51が駆動され、制御される。その結果、ノズル機構30は、利用者90の頭部と足部との間を適宜移動しながら、揺動する各ノズル31からシート12に向かって水を噴射する。ノズル31から噴射される水は噴流となり、シート12を介して利用者90の体の一部を押圧する。そして、利用者90の体は、前後方向に移動し且つ左右に揺動する噴流によって、揉みほぐされる。
なお、本マッサージ装置10は、例えば、整骨院等の医院や、福祉施設等において好適に用いられる。ただし、本マッサージ装置10の設置場所は何ら限定されるものではなく、本マッサージ装置10を任意の場所で使用することが可能である。
以上のように、本マッサージ装置10によれば、駆動モータ51によって間接的に回転駆動されるピニオン56とノズル31のピニオン32とをクランクシャフト60を介して連結し、いわゆるクランク機構を利用して、ピニオン56の一方向の回転運動をノズル31の揺動運転に変換することとした。したがって、本マッサージ装置10によれば、駆動モータ51の回転方向を切り換えなくてもノズル31を揺動させることができる。
駆動モータ51の回転方向を切り換える必要がないので、駆動モータ51の機構部にかかる負担を軽減することができ、駆動モータ51の耐久性を向上させることができる。また、駆動モータ51とノズル31との間の伝達機構、すなわち、駆動ベルト53、回転ローラ52、回転棒54、ピニオン54a、ピニオン56、及びピニオン32には、反転による大きな力は加わらないので、摩耗や破損が起こりにくい。したがって、それら伝達機構の耐久性が向上する。また、駆動モータ51の回転方向を切り換える必要がないので、回転方向の切換に伴うタイムラグは生じない。したがって、ノズル31を円滑に揺動させることができる。
<実施形態2>
実施形態2に係るマッサージ装置10は、実施形態1において、ノズル31の噴射タイミングを制御することにより、マッサージの高度化や運転の高効率化等を図ったものである。マッサージ装置10の機械的構造は実施形態1と同様であるので、その説明は省略する。
本マッサージ装置では、ノズル31の揺動量が一定であっても、ノズル31からの水の噴射タイミングを制御することにより、シート12に対する噴流の衝突位置の揺動幅(以下、噴流の揺動幅という)は変化する。例えば、水中ポンプ21を常にON状態にしておけば、噴流の揺動幅はノズルの揺動幅と一致する。これに対し、ノズル31がシート12の中央部を向いているときにのみ水中ポンプ21をON状態にすると、噴流の揺動幅は小さくなる。
例えば、図5に示すように、ノズル31の揺動角(ノズル31の長手方向が鉛直軸となす角度であり、右側のノズル31にあっては時計回り方向を正方向、左側のノズル31にあっては反時計回り方向を正方向とする。)が小さいとき、つまりノズル31がシート12の中央部を向いているときには、水中ポンプ21をON状態にする。これにより、ノズル31からシート12に向かって水が噴射される。そして、図6及び図7に示すように、ノズル31の揺動角が徐々に大きくなり(噴流の衝突位置が徐々にシート12の中央部から外側部に移行し)、ノズル31の揺動角が所定量を越えると、水中ポンプ21は一時的にOFF状態にされ、ノズル31からの水の噴射は停止する(図7参照)。その結果、ノズル31は水を噴射しない状態で揺動を続けることになる。その後、ノズル31の揺動角が再び所定量以下になると、図8に示すように、水中ポンプ21は再びON状態にされ、ノズル31から水が噴射される。なお、水中ポンプ21のON/OFFは、コントローラ70によって行われる。
噴流の揺動幅は、利用者90の体の部位に応じて変化させることが好ましい。例えば、肩部や腰部の幅は、足部の幅よりも大きいからである。本マッサージ装置10では、利用者90は前後方向に横たわっている。したがって、噴流の揺動幅を前後位置によって変化させることが好ましい。
そこで、本実施形態では、ノズル31の前後位置に応じて、噴流の揺動幅を調整することとした。具体的には、噴流の揺動幅を小さくする場合には、水中ポンプ21のON/OFFの基準となる揺動角を小さめに設定し、逆に、噴流の揺動幅を大きくする場合には、水中ポンプ21のON/OFFの基準となる揺動角を大きめに設定する。このようにしてコントローラ70は、噴流の揺動幅が利用者90の体に応じた幅になるように、ノズル31の前後位置に応じて、水中ポンプ21のON/OFFのタイミングを制御する。
したがって、本実施形態によれば、利用者90の体の部位に応じて噴流の揺動幅を調整することができるので、マッサージ感を向上させることができる。また、不要な位置に噴流を噴射することを防止でき、運転の効率化を図ることができる。また、無駄な噴射を回避することができるので、その分騒音の低減を図ることができる。
なお、本実施形態では、水中ポンプ21自体をON/OFFすることによってノズル31からの水の噴射をON/OFFすることとした。しかし、ノズル31からの水の噴射をON/OFFする機構は、水中ポンプ21をON/OFFするものに限定される訳ではない。例えば、ノズル機構30の流路に開閉弁(例えば電磁弁)を設け、この開閉弁を開閉することによって水の噴射をON/OFFさせてもよい。
上記実施形態では、水中ポンプ21をON/OFFすることによって、ノズル31からの水の噴射をON/OFFしていた。しかし、水中ポンプ21をON/OFFする代わりに、水中ポンプ21の運転に強弱をつけ(つまり、水中ポンプ21の吐出力に強弱をつけ)、水の噴射を実質的にON/OFFさせるようにしてもよい。このことにより、水中ポンプ21の運転を停止させることなく、水の噴射を実質的にON/OFFすることができる。なお、水中ポンプ21の運転に強弱をつける手段としては、例えば以下の実施形態3にて説明するように、インバータ等を好適に用いることができる。
<実施形態3>
実施形態2は、ノズル31の揺動とともに水の噴射をON/OFFするものであった。これに対し、実施形態3は、ノズル31の揺動とともに噴流の強弱を調整するものである。
図9に示すように、実施形態3に係るマッサージ装置10は、水中ポンプ21の周波数制御を行うインバータ71を備えている。コントローラ70はインバータ71の周波数を制御し、これによって水中ポンプ21からの水の吐出量(又は吐出圧)が調整される。その結果、ノズル31からの噴流の強弱が制御される。
このように、本実施形態によれば、ノズル31の揺動と噴流の強弱とを組み合わせることによって、多様なマッサージを実行することができる。
例えば、ノズル31の向きがシート12の中央部から外側部に移行するにしたがって噴流を徐々に強めていくこととすれば、利用者90に対し、体の中央から外側に向かって徐々に押圧力を増しながら力が加えられるようなマッサージ感を与えることができ、いわゆる揉み広げ式のマッサージを実行することができる(図10(a)参照)。
また、ノズル31の向きがシート12の外側部から中央部に移行するにしたがって噴流を徐々に強めていくこととすれば、利用者90に対し、体の外側から中央に向かって徐々に押圧力を増しながら力が加えられるようなマッサージ感を与えることができ、いわゆる揉み寄せ式のマッサージを実行することができる(図10(b)参照)。
したがって、本実施形態によれば、より高度なマッサージを施すことが可能となる。
<実施形態4>
実施形態4に係るマッサージ装置10は、ノズルが鉛直軸回りに揺動するようにノズル機構30に変更を加えたものである。実施形態1と同様の部分には同様の符号を付し、その説明は省略する。
図11及び図12に示すように、本実施形態に係るノズル機構30は、左右一対の中空円盤型のノズル83を備えている。各ノズル83の下面の中心部には、水中ポンプ21からの吐出水を吸入する吸入口85が形成され、各ノズル83の上面における中心から偏心した位置には、吐出口84が形成されている。各ノズル83の外周面には、縦溝が形成されている。そして、両ノズル83の外周面の縦溝同士は噛合しており、一方のノズル83が回転すると、他方のノズル83は逆方向に回転するように構成されている。
図11に示すように、回転棒54に固定されたピニオン54aには、鉛直軸回りに回転するピニオン80が噛合している。ピニオン80の外周面には傾斜溝が形成されており、ピニオン54aが水平軸回りに回転すると、ピニオン80は鉛直軸回りに回転するようになっている。ピニオン80の中心部には、上方に延びる回転軸86が固定され、回転軸86の上部には回転軸86よりも大径の回転体81が固定されている。
図12に示すように、回転体81と右側のノズル83とは、クランクシャフト82によって連結されている。クランクシャフト82の一端は、回転体81における中心から偏心した位置に、回転自在に接続されている。クランクシャフト82の他端は、右側のノズル83における中心から偏心した位置に、回転自在に接続されている。なお、回転体81は、ノズル83よりも小径に形成されている。
上記の構成により、駆動モータ51が一方向に回転すると、その回転力は駆動ベルト53及び回転ローラ52を介して回転棒54に伝達され、回転棒54は一方向に回転する。そして、回転棒54の回転に伴ってピニオン54aが回転し、ピニオン54aと噛合するピニオン80も一方向に回転する。ピニオン80が一方向に回転すると、回転軸86を介してピニオン80に固定された回転体81も、一方向に回転する。そして、回転体81が一方向に回転すると、クランクシャフト82が略前後方向に往復運動し、ノズル83は鉛直軸回りに揺動する。その結果、ノズル83の吐出口84は鉛直軸回りに揺動し、ノズル83から噴射される噴流がシート12と衝突する位置は、鉛直軸回りに揺動する。なお、左右の両ノズル83は互いに噛合しているので、左右のノズル83は互いに逆方向に揺動する。
本実施形態においても、ノズル83の揺動に際して、駆動モータ51の回転方向を切り換える必要はない。したがって、実施形態1と同様の効果を得ることができる。
<実施形態5>
図13〜図19に示す実施形態5に係るマッサージ装置10は、駆動モータ51の回転方向を選択することによって、2種類のノズルを選択的に利用するようにしたものである。
図14に示すように、本実施形態のノズル機構30は、左右一対の第1ノズル63と、左右一対の第2ノズル64とを備えている。第1ノズル63と第2ノズル64とは、互いにノズルの種類が異なっている。第2ノズル64は第1ノズル63の後方に配置されている。
図15に示すように、第1ノズル63は、下方から上方に向かって真っ直ぐに延びる流路が区画形成されたノズルである。一方、第2ノズル64は、下方から上方に向かって螺旋状に延びる流路が区画形成されたノズルである。第2ノズル64の上面の中心部には、回転自在なピン64aが固定されている。当該ピン64aにより、第2ノズル64は鉛直軸回りに回転自在に支持されている。第2ノズル64は、水中ポンプ21から吐出された水が螺旋状の流路を流れることによって、当該水から圧力を受け、鉛直軸回りに回転するように構成されている。なお、第2ノズル64の流路の下端部は、第2ノズル64の下面の中心部に開口している。したがって、第2ノズル64が鉛直軸回りに回転しても、その流路の下端部の位置は変化しないようになっている。
ノズル機構30は、水中ポンプ21の吐出部23に接続された本体ブロック30aと、本体ブロック30aの前側に回転自在に接続された左右一対のピニオン65と、各ピニオン65に固定されたノズルブロック73とを備えている。図14に示すように、本体ブロック30aの内部には、水中ポンプ21の吐出部23と各ノズルブロック73の流路とをつなぐ分岐流路77が区画形成されている。
図15に示すように、各ノズルブロック73の内部には、前後方向に延びる主流路77aが区画形成され、この主流路77a内には略円筒状の切換弁74が挿入されている。切換弁74の周壁には、前後方向位置が第1ノズル63の流路と同一位置にある第1開口75と、前後方向位置が第2ノズル64の流路と同一位置にある第2開口76とが形成されている。第1開口75と第2開口76とは、切換弁74の周方向に異なった位置に設けられている。切換弁74は、第1開口75が第1ノズル63の流路と連続する第1状態と、第2開口76が第2ノズル64の流路と連続する第2状態との間で、正逆回転自在に構成されている。
切換弁74の前側には、切換弁74の所定量以上の回転を阻止するストッパー79が設けられている。ストッパー79の前側にはピニオン62が設けられ、ピニオン62の前側には、ピニオン62を後方に付勢する皿ばね78が配置されている。切換弁74の前側は前方に突出する回転軸74aを形成しており、この回転軸74aはピニオン62の中心部を貫通している。回転軸74aはストッパー79及び皿ばね78に固定されており、皿ばね78及びストッパー79と一体となって回転する。一方、ピニオン62は回転軸74aには固定されておらず、回転軸74aに対して空回り自在に構成されている。
ピニオン62は皿ばね78とストッパー79との間に挟み込まれているので、ピニオン62が回転すると、皿ばね78及びストッパー79はピニオン62との間に発生する摩擦力によって、ピニオン62と共に回転する。したがって、ピニオン62が回転すると、切換弁74の回転軸74aも回転し、切換弁74は第1状態と第2状態との間で回転する。しかし、切換弁74の回転量が所定量になると(つまり、切換弁74が第1状態から第2状態になると、あるいは、第2状態から第1状態になると)、ストッパー79の回転が阻止され、切換弁74の回転は停止する。一方、ピニオン62は、皿ばね78及びストッパー79との間に生じる摩擦力に打ち勝って、回転を続けることになる。なお、これらピニオン62,皿ばね78、及びストッパー79は、切換弁74を駆動モータ51に間接的に連結するとともに切換弁74を第1状態と第2状態との間で回動させる連結機構を構成している。
切換弁74が一方向に回転して第1状態から第2状態に移行すると、第1ノズル63の流路は閉鎖され、第2ノズル64の流路は開放される。一方、切換弁74が逆方向に回転して第2状態から第1状態に移行すると、第1ノズル63の流路は開放され、第2ノズル64の流路は閉鎖される。このような切換弁74の回転によって、第1ノズル63又は第2ノズル64が選択され、ノズルの切換が実行される。
図16に示すように、実施形態1と同様、回転棒54にはピニオン54aが固定されている。本実施形態では、ピニオン54aの側方には、中間ピニオン61が噛合されている。中間ピニオン61の中心部には、前後方向に延びる回転軸66が固定されている。そして、回転軸66における中間ピニオン61の後方には、回転体67が固定されている。回転体67における回転軸66から偏心した位置には、クランクシャフト68が回転自在に連結されている(図19参照)。
図17に示すように、ピニオン54aが時計回り方向に回転すると、ピニオン54aに噛合した中間ピニオン61は反時計回り方向に回転する。その結果、中間ピニオン61に噛合した右側のピニオン62は時計回り方向に回転し、左側のピニオン62は反時計回り方向に回転する。そして、ピニオン62の回転にしたがって切換弁74が回転し、第2状態から第1状態へと移行する。その結果、ノズルブロック73の分岐流路77と第1ノズル63の流路とが連通する。これにより、水を噴射するノズルは、第2ノズル64から第1ノズル63に切り替わる。
一方、図18に示すように、ピニオン54aが反時計回り方向に回転すると、ピニオン54aに噛合したピニオン61は時計回り方向に回転する。その結果、ピニオン61に噛合した右側のピニオン62は反時計回り方向に回転し、左側のピニオン62は時計回り方向に回転する。そして、ピニオン62の回転にしたがって切換弁74が回転し、第1状態から第2状態へと移行する。その結果、ノズルブロック73の分岐流路77と第2ノズル64の流路とが連通する。これにより、水を噴射するノズルは、第1ノズル63から第2ノズル64に切り替わる。
前述したように、各ノズルブロック73の後部にはピニオン65が固定されており、各ノズルブロック73はピニオン65と共に揺動する。図19に示すように、左右のピニオン65は噛合しており、互いに逆方向に回転する。回転体67に連結されたクランクシャフト68の一端は、右側のピニオン65に回転自在に連結されている。クランクシャフト68は、ピニオン65の前面における回転軸から偏心した位置に連結されている。なお、ピニオン65は、回転体67よりも大径に形成されている。
したがって、回転体67が一方向に回転すると、クランクシャフト68は略上下方向に往復運動し、ピニオン65は正逆方向に回動する。その結果、ノズルブロック73は、水平軸回りに揺動する。第1ノズル63及び第2ノズル64はノズルブロック73に固定されているので、ノズルブロック73の揺動に伴って第1ノズル63及び第2ノズル64も揺動する。なお、回転体67がどちらの方向に回転したとしても、クランクシャフト68は略上下方向に往復運動する。したがって、第1ノズル63及び第2ノズル64の揺動は、回転体67の回転方向(図19の時計回り方向又は反時計回り方向)には依存しない。
以上の構成により、駆動モータ51が一方向に回転すると、切換弁74によって第1ノズル63及び第2ノズル64のいずれか一方のノズルが選択されるとともに、当該ノズルは揺動する。また、駆動モータ51が逆方向に回転すると、切換弁74によって他方のノズルが選択されるとともに、当該ノズルは揺動する。したがって、本実施形態によれば、駆動モータ51の回転方向を選択することによって、第1ノズル63及び第2ノズル64のいずれか一方を選択的に使用することができる。また、駆動モータ51の回転駆動力を利用して切換弁74を回動させるので、切換弁74を作動させるための専用の動力源は不要である。
<その他の実施形態>
前記各実施形態では、ノズルに水を供給するポンプとして、水中ポンプ21が用いられていた。しかし、マッサージ装置10のポンプは水中ポンプ21に限定されるものではない。水槽11の外部にポンプを設置し、ホース等を介してポンプの吸入側を水槽11内と連通する一方、ポンプの吐出側をノズル機構30と連通するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、液体式マッサージ装置について有用である。
実施形態1に係る液体式マッサージ装置の縦断面図である。 実施形態1に係る液体式マッサージ装置において、シートを取り除いた状態の平面図である。 実施形態1に係る液体式マッサージ装置の横断面図である。 実施形態1に係る液体式マッサージ装置の制御系統のブロック図である。 実施形態2に係る液体式マッサージ装置の動作を説明するための横断面図である。 実施形態2に係る液体式マッサージ装置の動作を説明するための横断面図である。 実施形態2に係る液体式マッサージ装置の動作を説明するための横断面図である。 実施形態2に係る液体式マッサージ装置の動作を説明するための横断面図である。 実施形態3に係る液体式マッサージ装置の制御系統のブロック図である。 マッサージ動作を説明する図であり、(a)はいわゆる揉み広げ式のマッサージ動作、(b)はいわゆる揉み寄せ式のマッサージ動作の説明図である。 実施形態4に係る液体式マッサージ装置の横断面図である。 実施形態4に係るノズル機構の平面図である。 実施形態5に係る液体式マッサージ装置の横断面図である。 実施形態5に係るノズル機構の平面図である。 実施形態5に係るノズル機構の縦断面図である。 実施形態5に係るクランク機構の部分平面図である。 図14のB−B線断面図である。 図14のB−B線断面図である。 図14のA−A線断面図である。 従来の液体式マッサージ装置の横断面図である。
符号の説明
10 液体式マッサージ装置
11 水槽
12 シート
13 水槽ケーシング
20 移動台車
21 水中ポンプ(ポンプ)
30 ノズル機構
31 ノズル
32 ピニオン
40 ベルト
51 駆動モータ
52 回転ローラ
53 駆動ベルト
54 回転棒
56 ピニオン(回転体)
60 クランクシャフト
70 コントローラ(制御器)
71 インバータ(噴射力調整手段)
90 利用者

Claims (10)

  1. 上側が開口し且つ内部に水が貯留され、前後方向に延びる水槽と、
    前記水槽の開口を覆い、前記水槽の長手方向に横たわる利用者の体を支持するシートと、
    前記水槽内の水を吸い込み且つ吐出するポンプと、
    前記ポンプから吐出された水を前記シートの裏面に噴射し、所定の揺動軸回りに揺動自在なノズルと、
    モータと、
    前記モータによって回転駆動され、所定の回転軸回りに回転する回転体と、
    一端が前記ノズルにおける前記揺動軸から偏心した位置に回転自在に連結され、他端が前記回転体における前記回転軸から偏心した位置に回転自在に連結され、前記回転体の一方向の回転運動を前記ノズルの揺動運動に変換するクランクシャフトと、
    を備えた液体式マッサージ装置。
  2. 前記ノズルは、前後方向に延びる水平軸回りに揺動するように構成されている請求項1に記載の液体式マッサージ装置。
  3. 前記ノズルは、鉛直軸回りに揺動するように構成されている請求項1に記載の液体式マッサージ装置。
  4. 前記ノズルの揺動角に応じて前記ノズルからの水の噴射をON/OFFする制御器を備えている請求項2又は3に記載の液体式マッサージ装置。
  5. 前記ノズルの揺動角に応じて前記ノズルからの水の噴射をON/OFFする制御器と、
    前記ノズルを前後方向に移動させる移動機構とを備え、
    前記制御器は、前記ノズルの前後位置に応じて、前記ノズルからの水の噴射をON/OFFする基準となるノズル揺動角を変更し、前記シートに噴射される噴流の揺動幅を前後位置によって変化させる請求項2に記載の液体式マッサージ装置。
  6. 前記ノズルからの水の噴射力を調整する噴射力調整手段と、
    前記ノズルの揺動角に応じて前記ノズルからの水の噴射力が変化するように前記噴射力調整手段を制御する制御器と、
    を備えている請求項2又は3に記載の液体式マッサージ装置。
  7. 前記ノズルからの水の噴射力を調整する噴射力調整手段と、
    前記ノズルの揺動角に応じて前記ノズルからの水の噴射力が変化するように前記噴射力調整手段を制御する制御器とを備え、
    前記制御器は、前記ノズルからの噴流がシートの左右方向中央部から外側部に向かうにしたがって前記ノズルの噴射力を増加させる請求項2に記載の液体式マッサージ装置。
  8. 前記ノズルからの水の噴射力を調整する噴射力調整手段と、
    前記ノズルの揺動角に応じて前記ノズルからの水の噴射力が変化するように前記噴射力調整手段を制御する制御器とを備え、
    前記制御器は、前記ノズルからの噴流がシートの左右方向の外側部から中央部に向かうにしたがって前記ノズルの噴射力を増加させる請求項2に記載の液体式マッサージ装置。
  9. 前記モータは、正逆回転自在に構成され、
    前記ノズルは、第1ノズルと、当該第1ノズルと種類の異なる第2ノズルとを備え、前記第1ノズル及び前記第2ノズルのうちいずれか一方から水を噴射するように構成され、
    前記モータの回転方向が切り換えられると前記第1ノズルと前記第2ノズルとを切り換える切換機構を備えている請求項1に記載の液体式マッサージ装置。
  10. 前記ノズルには、前記ポンプの吐出側と前記第1ノズルの流路とを連通するとともに前記ポンプの吐出側と前記第2ノズルの流路とを連通し、前記第1ノズルの流路及び前記第2ノズルの流路と略直交する方向に延びる主流路が区画形成され、
    前記切換機構は、
    前記主流路の内周面に沿った筒状に形成されると共に前記主流路に挿入され、少なくとも周方向に異なった位置に第1開口及び第2開口が形成された切換弁と、
    前記切換弁を前記モータに回動自在に連結し、前記モータの回転方向の切換にしたがって前記第1開口が前記第1ノズルの流路につながる第1状態と前記第2開口が前記第2ノズルの流路につながる第2状態との間で前記切換弁を回動させる連結機構と、
    を備えている請求項9に記載の液体式マッサージ装置。
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