JP2005142935A - 無線通信システム、無線制御方法および制御装置 - Google Patents

無線通信システム、無線制御方法および制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】端末側に負担をかけずに、受信電力が落ち込んだサブキャリアに対する電力の補償が容易に行える無線通信システムを提供する。
【解決手段】基地局X、Yに接続されたセル制御装置は、これら基地局を介して端末TEa〜TEcのそれぞれで測定された、複数のサブキャリア信号のそれぞれの信号電力値を取得し、基地局Xと端末TEaとの間の通信に用いられているマルチキャリア信号のうち端末TEaが送受信するデータを伝送する複数のサブキャリア(1)〜(3)のなかに、端末TEaで測定された信号電力値が予め定められた閾値以下であるサブキャリア(3)を検知したとき、基地局Yからサブキャリア(3)を用いて端末TEa宛ての送信データを送信させる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、無線通信システムに関し、特に直交周波数分割多重方式(OFDM)を使用するセルラーシステムに関する。
OFDMシステムでは、複数のサブキャリアを用いて通信を行うため、通信帯域の一部の帯域で極端に伝送路状態が悪化するいわゆるノッチ状態が発生した場合に、そのノッチ周波数に該当するサブキャリアがまるごと受信できなくなるという欠陥がある。これを解決するために、受信サブキャリアの伝送路特性を測定し、その逆特性を送信サブキャリアにかけることで、ノッチ状態の補償・補完を行うものもある(例えば、特許文献1参照)。
ノッチ状態とは、サブキャリア信号の受信時の電力が所定の閾値以下になった状態を呼ぶこととする。
特開2002−237795公報
しかしながら、上記の従来技術は、上りと下りで伝送路特性が一致する必要があるため、上下の周波数帯域が同じTDD方式のシステムでしか適用できないという問題があった。さらに送信サブキャリアに逆特性をかけるための除算回路がサブキャリアと同数必要となり、端末及び基地局の回路規模が大きくなるという欠陥もあった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、OFDM変調を行うセルラーシステムなどの無線通信システムにおいて、端末側に負担をかけずに、伝送路状態により受信電力が落ち込んだサブキャリアに対して、電力の補償を容易に行うための無線通信システム、無線通信制御方法、基地局、端末、複数の基地局に接続してこれら複数の基地局に対し制御を行う制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、基地局と端末との間で複数のサブキャリア信号からなるマルチキャリア信号を用いて通信を行う無線通信システムであって、前記端末は、複数の基地局のうちの1つである第1の基地局から送信された前記マルチキャリア信号の各サブキャリア信号の信号電力値を測定する手段と、測定された前記各サブキャリア信号の信号電力値を前記第1の基地局へ送信する手段とを具備し、前記複数の基地局に接続された制御装置は、前記第1の基地局を介して、前記端末で測定された前記各サブキャリア信号の信号電力値を取得する手段と、前記第1の基地局から送信される前記マルチキャリア信号のなかに前記端末で測定された前記信号電力値が予め定められた閾値以下であるサブキャリア信号を検知したとき、前記複数の基地局のうちの他の基地局のなかから、前記信号電力値が前記閾値以下のサブキャリア信号と同じ周波数帯の空きのサブキャリア信号をもつ第2の基地局を選択する手段と、前記第1の基地局からの前記マルチキャリア信号による前記端末への送信データの送信を維持しながら、前記空きのサブキャリア信号を用いて当該送信データを送信するよう前記第2の基地局を制御する制御手段とを具備する。
本発明は、基地局と端末との間で複数のサブキャリア信号からなるマルチキャリア信号を用いて通信を行う無線通信システムであって、前記端末は、複数の基地局のうちの1つである第1の基地局から送信された前記マルチキャリア信号の各サブキャリア信号の信号電力値を測定する手段と、測定された前記各サブキャリア信号の信号電力値を前記マルチキャリア信号を用いて前記第1の基地局へ送信する手段とを具備し、前記複数の基地局に接続された制御装置は、前記第1の基地局を介して、前記端末で測定された前記各サブキャリア信号の信号電力値を取得する手段と、前記第1の基地局から送信される前記マルチキャリア信号のなかに前記端末で測定された前記信号電力値が予め定められた閾値以下であるサブキャリア信号を検知したとき、前記複数の基地局のうちの他の基地局のなかから、前記信号電力値が前記閾値以下のサブキャリア信号と同じ周波数帯の空きのサブキャリア信号をもつ第2の基地局を選択する手段と、前記第1の基地局からの前記マルチキャリア信号による前記端末への送信データの送信を維持しながら、前記空きのサブキャリア信号に前記端末宛ての送信データを当該第1の端末に割り当てられた拡散符号を用いて多重化して送信するよう前記第2の基地局を制御する制御手段とを具備する。
本発明によれば、端末側に負担をかけずに、受信電力が落ち込んだサブキャリアに対して電力の補償が容易に行える。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係るシステムであって、各基地局が形成する通信エリア(セル・セクタ)内に存在する移動通信端末間で基地局を介して通信を行うシステムの概略構成例を示したものである。図1に示すシステムは、例えば、OFDM(直交周波数分割多重orthogonal frequency division multiplexing)などの複数のサブキャリア信号からなるマルチキャリア信号(広帯域無線信号)を用いるマルチキャリア移動通信システムであって、基地局と移動通信端末(以下、簡単に端末と呼ぶ)との間で複数のサブキャリアからなるマルチキャリア信号を用いてデータの送受信を行うようになっている。ここでは、OFDMマルチキャリア移動通信システムの場合を例にとり説明する。
図1において、基地局X、Y、152〜154は、それぞれマルチキャリア移動通信システムの基地局であり、端末TEa〜TEcは、それぞれマルチキャリア移動通信システムの端末である。基地局X、Yは、セル制御装置100に接続され、セル制御装置100は、基幹ネットワーク110に接続されている。セル制御装置100は、基幹ネットワーク110を介して、他の基地局152や他のセル制御装置151と通信を行う。基地局Xは通信エリア101を形成し、基地局Yは通信エリア102を形成する。通信エリア101と通信エリア102は一部重複している。また、基地局152は通信エリア103を形成し、基地局153は通信エリア104を形成し、基地局154は通信エリア105を形成する。基地局153と基地局154はセル制御装置151に接続されている。基地局152とセル制御装置151は、基幹ネットワーク110に接続されている。
図1のシステムは、例えば、8つのサブキャリア信号(サブキャリア)からなるマルチキャリア信号(OFDM信号)により通信を行うものとする。ここでは、8つのサブキャリアの識別情報として「1」〜「8」の番号を用い、この番号を用いて各サブキャリアをサブキャリア(1)〜(8)と表す。各通信エリア内の端末には、8つのサブキャリアのうちの一部の複数のサブキャリアが割り当てられ、この割り当てられたサブキャリアで当該通信エリアを形成する基地局との間で通信を行う。例えば、図1では、端末TEaはサブキャリア(1)〜(3)を用いて基地局Xとの間で通信を行う。また、端末TEbはサブキャリア(4)〜(5)を用いて基地局Yとの間で通信を行い、端末TEcはサブキャリア(6)〜(8)を用いて基地局Yとの間で通信を行う。
端末TEaは、通信エリア101と通信エリア102の重複するエリアに存在し、基地局Xと基地局Yの両方からのマルチキャリア信号を受信することが可能である。一方、端末TEbと端末TEcは、通信エリア102内に存在する。
セル制御装置100、151は、それぞれ、隣接する通信エリアを形成する(あるいは一部重複する通信エリアを形成する)複数の基地局を接続して、これら複数の基地局と基幹ネットワーク110との間のインターフェースを司るようになっている。具体的には、これら複数の基地局の通信エリア内に存在する端末が他の基地局の通信エリアに存在する通信相手との間で通信を行うために、基幹ネットワーク110のプロトコルを用いてデータ転送を行う。さらに、これら接続された複数の基地局のそれぞれが、その通信エリア内の端末と通信を行う際に用いるサブキャリアの番号と、各端末により測定された各サブキャリアの受信電力値を記憶し、これらを基に、後述するように、端末と基地局との間の伝送路の状況に応じて、端末側で高品質で安定した受信が行えるようにするための制御を行うようになっている。
図4は、端末TEa〜TEcの構成例を示したものである。端末は、基地局からのマルチキャリア信号(この場合OFDM下り信号)をアンテナ301で受信すると、周波数変換部302でRF(radio frequency)からIF、IFからベースバンド信号(BB)の周波数へと周波数変換処理を行う。その後、AD変換部303によってデジタル信号に変換した受信信号は、S/P変換部304でシリアルデータから、FFT窓の幅と同じ幅の並列データに変換される。当該並列データからはガードインターバル除去部305でガードインターバルが除去される。その後、FFT部306で高速フーリエ変換(FFT)を施し、周波数領域に変換され、8つのサブキャリア信号が抽出される。
サブキャリア電力測定部307は、抽出された各サブキャリア信号の電力を測定し、測定結果であるサブキャリア電力情報を変調部310に出力する。一方各サブキャリア信号は、P/S変換部308に出力され、並列データから直列データに変換されて、復調された受信データとして、コントローラ300へ渡される。なお、8つのサブキャリア信号のうち当該端末が受信すべきサブキャリア以外のサブキャリアは、サブキャリア電力測定部307で電力測定を行った後のいずれかの処理部で切り捨てる。例えば、端末TEaの場合、端末TEaにはサブキャリア(1)〜(3)が割り当てられているから、それ以外の以外のサブキャリアは端末TEaには必要ないので切り捨てる。
コントローラ300から出力される送信データは変調部310へ入力する。変調部310には、サブキャリア電力測定部307から出力されたサブキャリア電力情報も入力する。変調部310では、当該送信データと当該サブキャリア電力情報を含む直列データを並列データに変換(S/P変換)してから、逆FFT(IFFT)を施し(周波数領域から時間領域へと変換し)、当該端末に割り当てられたサブキャリアに重畳する。そしてガードインターバルを追加した後に直列の信号に変換し出力する。変調部310から出力されたデジタル信号はDA変換部311でアナログ信号(ベースバンド信号)に変換され、周波数変換部312でRFに変換し、アンテナ301から基地局へと送出される。
サブキャリア電力情報は、各端末で受信されたOFDM信号の各サブキャリアの信号電力の測定値が含まれている。
図3は、基地局X、Y、152〜154の構成例を示したものである。
基地局は、当該基地局の通信エリア内に存在する各端末からのマルチキャリア信号(この場合上りOFDM信号)をアンテナ201で受信すると、周波数変換部202でRFからベースバンド信号の周波数に変換した後、AD変換部203でアナログ信号からデジタル信号へ変換し、復調部204へ出力する。復調部204では、入力された直列の信号をFFT窓の幅と同じ幅の並列データに変換し、当該並列データからガードインターバルを除去した後に、高速フーリエ変換(FFT)を施し、周波数領域に変換され、8つのサブキャリア信号が抽出される。各サブキャリア信号を並列データから直列データに変換して、復調された受信データとして、コントローラ200へ渡される。この受信データには、サブキャリア電力情報と送信データが含まれているので、コントローラ200は、サブキャリア電力情報と送信データとをセル制御装置へ送信する。
コントローラ200から出力される端末への送信データは、S/P変換部210で並列データに変換される。サブキャリア選択部211では当該送信データを重畳するサブキャリアを選択し(例えば、基地局はその通信エリア内の各端末に割り当てられたサブキャリアの番号を記録したリストを記憶して、このリストを基にサブキャリアを選択する。また、後述するように、セル制御装置から指示されたサブキャリアを選択する。)、IFFT部212において、当該並列データに対し逆FFT(IFFT)を施し(周波数領域から時間領域へと変換し)、当該端末に対し選択された(割り当てられた)サブキャリアに重畳される。そして、ガードインターバル追加部213において、サブキャリア信号にガードインターバルを追加した後に、P/S変換部214で直列の信号に変換される。P/S変換部214から出力されるデジタル信号はDA変換部215でアナログ信号(ベースバンド信号)に変換され、周波数変換部2162でRFに変換し、アンテナ201から端末へと送出される。
図2は、セル制御装置100の構成例を示したものである。なお、ここでは、セル制御装置100の構成について説明するが、他のセル制御装置(例えば、セル制御装置151)も同様である。
図2に示すように、セル制御装置100は、サブキャリア管理部121とデータ経路スイッチ122と記憶部123とから構成されている。
データ経路スイッチ122には、基地局X、Yが接続され、これら各基地局から送信された、各端末から送信された送信データとサブキャリア電力情報がデータ経路スイッチ122から入力し、さらに、サブキャリア管理部121へ渡される。
サブキャリア管理部121は、上記送信データはそのまま基幹ネットワーク110を通して、当該送信データの宛先の端末の存在する通信エリアの基地局へ送信される。サブキャリア管理部121は、各端末のサブキャリア電力情報を基に、サブキャリア管理リストに更新する。
例えば、セル制御装置100には、基地局X、Yが接続されているので、これら各基地局と通信を行っている端末TEa〜TEcのそれぞれからは、図6に示すようなサブキャリア電力情報が得られる。図6に示すように、各端末から送信されるサブキャリア電力情報には、当該端末で測定された受信サブキャリアの電力値(単位dB)が含まれている。なお、図6では、端末TEa〜TEcのそれぞれのサブキャリア電力情報をまとめて、テーブル形式で表している。
セル制御装置100の記憶部123に記憶されているサブキャリア電力リストを図7に示す。図7に示すように、サブキャリア電力リストには、各サブキャリアについて、当該セル制御装置100に接続されている基地局X、Yで利用されているサブキャリアと、各基地局X、Yの通信を行っている各端末TEa〜TEcのそれぞれに割り当てられているサブキャリアと各端末で測定されたサブキャリア信号の電力値が記録されている。サブキャリア管理部121は、例えば、ここでは、図6に示したサブキャリア電力情報を基に、当該サブキャリア電力情報に含まれている電力値をサブキャリア管理リストに記録する。
このように、サブキャリア管理リストは、セル制御装置100に接続されている基地局について、サブキャリアごとに、当該サブキャリアを使って通信している端末の識別情報が記録されており、さらに、各端末で測定された各サブキャリア信号の電力値が記録されている。このサブキャリア管理リストを基に、サブキャリア管理部121は、端末TEa〜TEcのそれぞれで通信に用いられているサブキャリア信号のなかにノッチ状態のサブキャリアがあるか否かをチェックし、ノッチ状態のサブキャリアを検出したときには、当該サブキャリアの信号電力を補償するための補完用のサブキャリアを送信する基地局の選択および当該選択された基地局に対する制御を行うようになっている。
セル制御装置100のサブキャリア管理部121では、例えば、端末Aで受信すべきサブキャリア(3)がノッチ状態であるとき、基地局Yからのサブキャリアで補完するかを決定し、補完する場合にはデータ経路スイッチ122に対して、基地局Xに送っている端末TEa宛ての送信データを、基地局Yにも送るように指示する。補完を行うかどうかの判断は、本システムの仕様で定められた通信精度を最低限満たすために必要な電力値を閾値として、それをサブキャリア電力が下回るかどうかで判断する。基地局Yのコントローラ200は、端末TEa宛ての送信データを受け取り、セル制御装置100に指示されたように、サブキャリア選択部211で補完用のサブキャリアを選択させ、補完用のサブキャリアで送信するデータと他の端末へのデータとを一緒にIFFT部212へ渡す。例えば、この場合、基地局Yがサブキャリア(3)で端末TEaへの送信を行う。これにより、無線通信システム全体の伝送容量を大きく損なうことなしに端末TEaのサブキャリア(3)の伝送路特性を補完することで受信精度を向上させることが可能となる。
ここでノッチ状態のサブキャリアの検出と、その補完について、図5、図9を参照して説明する。
前述したように、基地局Xに接続している端末TEaは、サブキャリア(1)〜(3)を利用して基地局Xと通信を行っている(図5(b)参照)。また、基地局Yに接続している端末TEbはサブキャリア(4)〜(5)を利用して基地局Yと通信を行い、基地局Yに接続している端末TEcはサブキャリア(6)〜(8)を利用して基地局Yと通信を行う(図5(c)参照)。
このとき、図5(a)に示すように、端末TEa(のサブキャリア電力測定部307)で測定された基地局Xからの下りOFDM信号のサブキャリア(3)の信号電力が所定の閾値よりも低かったとする。すなわち、セル制御装置100において、基地局Xと端末TEaとの間の通信に用いられているサブキャリア(3)がノッチ状態であることが検出されると、セル制御装置100では、図7に示したサブキャリア管理リストを参照して、(セル制御装置100に接続されている複数の基地局のうち)基地局X以外の基地局(この場合、基地局Y)でノッチ状態のサブキャリアと同じ周波数帯のサブキャリア(すなわち、サブキャリア(3))が未使用であるか否かをチェックする。基地局Yでサブキャリア(3)が未使用であるときには、セル制御装置100は、当該基地局Yからのサブキャリア(3)を基地局Xからのサブキャリア(3)の補完用のサブキャリアとして選択する。基地局Yでは、基地局Xからサブキャリア(3)により端末TEaへ送信するデータと同じデータを、この補完用のサブキャリア(サブキャリア(3))で送信する。
一般にOFDM変調方式は、図9に示すように、IFFT後の信号の後半をコピーして前に付加することでガードインターバルを構成する。これにより、受信側はマルチパスによる遅延波があっても、隣接シンボルが干渉しない部分をFFTで周波数領域に変換することで、簡単にマルチパスを合成して復調することが可能である。そしてこのガードインターバルはマルチパスの遅延より長く設定されることが多く、これは端末と基地局のそれぞれのクロックずれなどに起因する位相ずれなどよりはるかに長い。
上記例の場合、端末TEaでは、基地局XからのOFDM信号の他に、基地局YからのOFDM信号も受信することができ、しかも、端末TEaで受信する基地局XからのOFDM信号と基地局YからのOFDM信号との遅延が上記ガードインターバルより短い場合には、端末TEaからは基地局YからのOFDM信号はマルチパスの1つとしてみえることになる。従って、基地局Xからサブキャリア(3)により端末TEaへ送信するデータと同じデータを、基地局Yからのサブキャリア(3)でも送信することにより、端末TEaでは、基地局Xからのサブキャリア(3)と基地局Yからのサブキャリア(3)との合成信号を受信することになり、その結果、端末TEaでは、所望の(所定の閾値以上の)電力値のサブキャリア信号が得られることになる。すなわち、基地局Xからのサブキャリア(3)の信号電力を基地局Yからのサブキャリア(3)で補完できることになる。OFDM変調方式では、厳密な位相同期を意識せず容易に端末TEaへのサブキャリア補完が可能となる。
本実施形態は、この原理を利用し、セル制御装置100は、自身に接続されている基地局から送信されるOFDM信号ならば、端末TEaが受信できるものと仮定し、図1の場合、端末TEaは、基地局Xと基地局YとからのOFDM信号を受信できるので、上述したように、基地局Xからのサブキャリア(3)の信号電力を基地局Yからのサブキャリア(3)で補完できる。
なお、端末と基地局との間で送受信されるデータは、8つのサブキャリアのうち当該端末に割り当てられた複数のサブキャリアに分割して送信される場合と、分割せずに当該割り当てられた複数のサブキャリアのそれぞれで同じデータを送信する場合とがあるが、本実施形態では、いずれの場合も適用可能であり、いずれか一方に限定するものではない。
次に、図10〜図11に示すフローチャートを参照して、図1のシステムにおける制御手順について説明する。ここでは、端末TEaと基地局Xとの間の通信に利用しているサブキャリア(3)にノッチ状態が生じた場合を例にとり説明する。
端末TEaは、OFDM信号を受信して、各サブキャリアの信号電力を測定し(ステップS1)、サブキャリア毎の電力測定値を含む図6に示したようなサブキャリア電力情報を通信相手への送信データとともにサブキャリア(1)〜(3)を用いて基地局Xへ送信する(ステップS2)。基地局Xは、端末TEaから送信されたOFDM信号を受信し(ステップS3)、復調して(ステップS4)、サブキャリア(1)〜(3)で送信されてきたサブキャリア電力情報と送信データを得ると、これらをセル制御装置100へ送信する。
一方、基地局Yも、基地局Xと同様にして、サブキャリア(4)〜(5)からは端末TEbから送信された送信データとサブキャリア電力情報を得、サブキャリア(6)〜(8)からは端末TEcから送信された送信データとサブキャリア電力情報を得るので、それらをセル制御装置100へ送信する。
セル制御装置100では、基地局X、Yのそれぞれから送信された(各端末からの)送信データとサブキャリア電力情報を受信すると(図11のステップS11)、送信データは当該送信データの宛先に対応する基地局あるいはセル制御装置へ転送する(ステップS12)。また、受信した図6に示すようなサブキャリア電力情報を基に、図7に示すようにサブキャリア電力リストを更新する(ステップS13)。
サブキャリア管理部121は、サブキャリア管理リストを基に、各端末に割り当てられているサブキャリアのなかに、当該端末で測定された電力値が予め定められた閾値Th1(例えば、「−10dB」)以下であるようなサブキャリア、すなわち、ノッチ状態のサブキャリアがあるか調べる(ステップS14)。この場合、図7からも明らかなように、端末TEaで測定されたサブキャリア(3)の電力値は「−15dB」であり、上記閾値Th1より低い。従って、ステップS15へ進み、サブキャリア電力リストから、セル制御装置100に接続されている基地局X以外の基地局(この場合、基地局Y)に、サブキャリア(3)と同じ周波数帯の未使用のサブキャリア(すなわち、番号「3」のサブキャリア)を探索する。この場合、図7からも明らかなように、基地局Yでのサブキャリア(3)は未使用であるので、当該サブキャリア(3)を補完用のサブキャリアとして選択する(ステップS16)。
図8は、基地局Yでのサブキャリア(3)が端末TEaが受信する基地局Xでのサブキャリア(3)の補完用のサブキャリアとして選択されたときにサブキャリア管理部121により更新されたサブキャリア電力リストの一例を示したものである。図8に示したサブキャリア電力リストでは、基地局Yでのサブキャリア(3)が端末TEaのための補完用のサブキャリアとして選択された旨が記録されている。
セル制御装置100は、基地局Yへ番号「3」のサブキャリアを補完用のサブキャリアとして使用する旨を通知し(ステップS17)、基地局Xへ端末TEa宛ての送信データを送信するとともに、基地局Yにも送信する(ステップS18)。
基地局Yでは、セル制御装置100から、サブキャリア(3)を補完用のサブキャリアとして使用する旨の通知を受信し(ステップS19)、さらに、端末TEa宛ての送信データを受信する(ステップS20)。これらを受けて、基地局Yのコントローラ200は、端末TEa宛ての送信データを送信するために、サブキャリア選択部211にサブキャリア(3)を選択させ、端末TEa宛ての送信データをIFFT部212でIFFTを施し、当該サブキャリア(3)に端末TEa宛ての送信データを重畳する。そして、前述したように、サブキャリア信号にガードインターバルを追加した後に、直列の信号、さらにアナログ信号(ベースバンド信号)、RFに変換されて、アンテナ201から端末TEaへと送出される(ステップS21)。
なお、本実施形態では、端末と基地局との間で送受信されるデータは、8つのサブキャリアのうち当該端末に割り当てられた複数のサブキャリアに分割して送信される場合と、分割せずに当該割り当てられた複数のサブキャリアのそれぞれで同じデータをコピーして送信する場合とがある。前者の場合、ステップS18で、セル制御装置100から基地局Yへ送信される端末TEa宛ての送信データは、サブキャリア(3)で送信する部分のみでもよい。あるいは、基地局Xへ送信した端末TEa宛ての送信データと同じものであってもよいが、この場合には、基地局Yでは、受け取った端末TEa宛ての送信データのうち、サブキャリア(3)で送信すべきもののみを送信する。一方、後者の場合、ステップS18で、セル制御装置100から基地局Yへ送信される端末TEa宛ての送信データは、基地局Xへ送信した端末TEa宛ての送信データと同じ、全データであり、基地局Yは、受け取った端末TEa宛ての送信データを全てサブキャリア(3)で送信する。
以上説明したように、上記実施形態によれば、基地局X、Yに接続されたセル制御装置100は、これら基地局を介して、複数の端末TEa〜TEcのそれぞれで測定された、複数のサブキャリア信号のそれぞれの信号電力値を取得し、基地局Xと端末TEaとの間の通信に用いられているマルチキャリア信号のうち端末TEaが送受信するデータを伝送する複数のサブキャリア(1)〜(3)のなかに、端末TEaで測定された信号電力値が予め定められた閾値以下である第1のサブキャリア信号(サブキャリア(3))を検知したとき、基地局Yからも、当該第1のサブキャリア信号と同じ周波数帯で空きのサブキャリア信号を用いて端末TEa宛ての送信データを送信させることにより、端末TEaでは、基地局Xから送信されたサブキャリア(3)と基地局Yから送信されたサブキャリア(3)との合成信号を受信することになり、その結果、端末TEaでは、所望の(所定の閾値以上の)電力値のサブキャリア信号が得られることになり、端末TEaでの受信品質の改善が図れる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、基地局から端末への下り回線において、OFDM変調を行い、CDMA(code division multiple access)方式でユーザ多重しているシステム(例えば、OFCDM(orthogonal frequency and code division multiplexing)方式のシステム)を想定する。
OFCDM方式の場合、基地局からのデータはOFDM信号のサブキャリアごとに直交符号(拡散符号)をもちいて拡散されており、各サブキャリア内に各端末へのチャネルが積み重なったイメージで送信されている(例えば、図13(a)(b)参照)。このため、拡散符号を用いることで1つのサブキャリアに複数の端末への送信データを多重化することが可能である。
システム全体の構成例を図12に示す。なお、図12において図1と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。すなわち、図12では、通信エリア101には、端末TEaのほかに、端末TEb、TEcが存在しており、それらが基地局Xと通信を行い、通信エリア102には、端末TEd、TEeが存在し、これらが基地局Yと通信を行っている。
各端末TEa〜TEeは、図13に示すようにサブキャリアごとに拡散符号を用いて多重されている。ここでのOFDM信号は、例えば4つのサブキャリア(サブキャリア(1)〜サブキャリア(4)からなり、それぞれ異なる3つの拡散符号を用いて最大3ユーザのデータを4つのサブキャリアのそれぞれに拡散して多重化する場合を示している。基地局Xは端末TEa〜TEcと通信しており、基地局Yは端末TEdと端末TEeと通信を行っている。各端末への通信チャネルは異なる拡散符号が割り当てられているため干渉しない。
図14は、第2の実施形態に係る基地局X、Y、152〜154の構成例を示したものである。なお、図3と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。すなわち、図14では、各サブキャリアに異なる拡散符号で複数の(例えばここでは最大3つの)端末それぞれへのデータを拡散して多重するため、サブキャリア選択部211とIFFT部212の間に各サブキャリアに対応した複数の拡散符号発生器221−1〜221−nと、乗算器222−1〜222−nが設けられている。なお、ここでは、サブキャリアが全部で4つであるので、例えばn=4とする。
このような構成により、基地局は、当該基地局の通信エリア内に存在する各端末からのマルチキャリア信号をアンテナ201で受信すると、周波数変換部202でRFからベースバンド信号の周波数に変換した後、AD変換部203でアナログ信号からデジタル信号へ変換し、復調部204へ出力する。復調部204では、入力された直列の信号をFFT窓の幅と同じ幅の並列データに変換し、当該並列データからガードインターバルを除去した後に、高速フーリエ変換(FFT)を施し、周波数領域に変換され、4つのサブキャリア信号が抽出される。各サブキャリアから各端末に割り当てられている拡散符号を用いて復調した後に、各サブキャリア信号を並列データから直列データに変換して、復調された受信データとして、コントローラ200へ渡される。この受信データには、各端末からのサブキャリア電力情報と送信データが含まれているので、コントローラ200は、サブキャリア電力情報と送信データとをセル制御装置へ送信する。
一方、コントローラ200から出力される各端末への送信データは、S/P変換部210で並列データに変換される。サブキャリア選択部211では当該送信データを重畳するサブキャリアを選択し(例えば、ここでは、4つの全サブキャリアを選択する)、拡散符号発生器221−1〜221−4と、乗算器222−1〜222−4で各端末に割り当てられた拡散符号で各サブキャリアに拡散した後、IFFT部212において、当該並列データに対し逆FFT(IFFT)を施し(周波数領域から時間領域へと変換し)、各サブキャリアに重畳される。そして、ガードインターバル追加部213において、サブキャリア信号にガードインターバルを追加した後に、P/S変換部214で直列の信号に変換される。P/S変換部214から出力されるデジタル信号はDA変換部215でアナログ信号(ベースバンド信号)に変換され、周波数変換部2162でRFに変換し、アンテナ201から端末へと送出される。
図15は、第2の実施形態に係る端末TEa〜TEeの構成例を示したものである。なお、図15において、図4と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。すなわち、図15では、各サブキャリアには異なる拡散符号で複数の(例えばここでは最大3つの)端末それぞれへのデータを拡散して多重されているため、各サブキャリアから、当該端末に割り当てられている拡散符号で変調されている当該端末宛てのデータを復調するために、FFT部306とサブキャリア電力測定部307の間に各サブキャリアに対応した複数の拡散符号発生器321−1〜321−nと、乗算器322−1〜322−nが設けられている。なお、ここではサブキャリアの数は4つなので、例えばn=4とする。
このような構成により、端末TEa〜TEeでは、アンテナ301でマルチキャリア信号を受信すると、周波数変換部302でRF(radio frequency)からIF、IFからベースバンド信号(BB)の周波数へと周波数変換処理を行う。その後、AD変換部303によってデジタル信号に変換した受信信号は、S/P変換部304でシリアルデータから、FFT窓の幅と同じ幅の並列データに変換される。当該並列データからはガードインターバル除去部305でガードインターバルが除去される。その後、FFT部306で高速フーリエ変換(FFT)を施し、周波数領域に変換され、4つのサブキャリア信号が抽出される。拡散符号発生器321−1〜221−4と、乗算器322−1〜322−4で、各サブキャリアから当該端末宛てのデータを復調した後にサブキャリア電力測定部307で各サブキャリア信号の電力を測定し、測定結果であるサブキャリア電力情報を変調部310に出力する。一方各サブキャリア信号は、P/S変換部308に出力され、並列データから直列データに変換されて、復調された受信データとして、コントローラ300へ渡される。
一方、コントローラ300から出力される送信データは変調部310へ入力する。変調部310には、サブキャリア電力測定部307から出力されたサブキャリア電力情報も入力する。変調部310では、当該送信データと当該サブキャリア電力情報を含む直列データを並列データに変換(S/P変換)してから、当該端末に割り当てられた拡散符号で各サブキャリアに拡散した後、逆FFT(IFFT)を施し(周波数領域から時間領域へと変換し)、各サブキャリアに重畳する。そしてガードインターバルを追加した後に直列の信号に変換し出力する。変調部310から出力されたデジタル信号はDA変換部311でアナログ信号(ベースバンド信号)に変換され、周波数変換部312でRFに変換し、アンテナ301から基地局へと送出される。
第1の実施形態と同様に、端末TEaが基地局Yに近い基地局Xのエリア境界付近にいると想定する。端末TEa〜TEcは第1の実施形態と同様に、基地局Xからデータ受信と各サブキャリアの電力を測定し、サブキャリア電力情報をセル制御装置100に伝達する。端末TEa、基地局X、基地局Y、セル制御装置100の処理動作は図10、図11に示すフローチャートとほぼ同様である。異なる部分についてのみ、以下説明する。
セル制御装置100は、図11のステップS13において、各端末から送信されたサブキャリア電力情報から図16に示すようなサブキャリア電力リストを作成する。図17に示すサブキャリア電力リストについて、図7に示した電力リストと異なる点についてのみ説明する。第1の実施形態と異なるのは、各サブキャリアには、最大3ユーザ(端末)のデータが多重化されている点である。従って、図16に示すサブキャリア電力リストでは、各サブキャリアには、当該サブキャリアに多重化されている端末の識別情報と、当該端末で測定されたサブキャリア信号の電力値が記録されている。
このとき、図17(a)に示すように、端末TEa(のサブキャリア電力測定部307)で測定された基地局Xからのサブキャリア(3)の信号電力が所定の閾値よりも低かったとする。すなわち、セル制御装置100において、基地局Xと端末TEaとの間の通信に用いられているサブキャリア(3)がノッチ状態であることが検出されると(図11のステップS14)、セル制御装置100では、図16に示したサブキャリア管理リストを参照して、(セル制御装置100に接続されている複数の基地局のうち)基地局X以外の基地局(この場合、基地局Y)でノッチ状態のサブキャリアと同じ周波数帯のサブキャリア(すなわち、サブキャリア(3))に空きがあるか否か、さらに、端末TEaに割り当てられている拡散符号が使用されていないかをチェックする(ステップS15)。基地局Yでサブキャリア(3)に空きがあり、さらに、端末TEaに割り当てられている拡散符号が基地局Yで使用されていないときには、セル制御装置100は、当該基地局Yからのサブキャリア(3)を基地局Xからのサブキャリア(3)の補完用のサブキャリアとして選択する(ステップS16)。基地局Yでは、基地局Xからサブキャリア(3)により端末TEaへ送信するデータと同じデータを、端末TEaに予め割り当てられている拡散符号を用いて変調して、当該補完用のサブキャリア(サブキャリア(3))で送信する。
なお、ここでは、説明の簡単のために、セル制御装置100に接続されている複数の基地局では、それぞれ各端末に異なる拡散符号を割り当てるものとする(複数の端末で同じ拡散符号が割り当てられることがないものとする)。
この場合、セル制御装置100のサブキャリア管理部121は、図16に示したようなサブキャリア管理リストを基に、各端末で測定された電力値が予め定められた閾値Th1(例えば、「−10dB」)以下であるようなサブキャリア、すなわち、ノッチ状態のサブキャリアがあるか調べる(ステップS14)。この場合、図16からも明らかなように、端末TEaで測定されたサブキャリア(3)の電力値は「−15dB」であり、上記閾値Th1より低い。従って、ステップS15へ進み、サブキャリア電力リストから、セル制御装置100に接続されている基地局X以外の基地局(この場合、基地局Y)に、空きのあるサブキャリア(3)が存在するかを探索する。この場合、図16からも明らかなように、基地局Yでのサブキャリア(3)には空きがあるので、当該サブキャリア(3)を補完用のサブキャリアとして選択する(ステップS16)。
図18は、基地局Yでのサブキャリア(3)が端末TEaが受信する基地局Xでのサブキャリア(3)の補完用のサブキャリアとして選択されたときにサブキャリア管理部121により更新されたサブキャリア電力リストの一例を示したものである。図18に示したサブキャリア電力リストでは、基地局Yでのサブキャリア(3)が端末TEaのための補完用のサブキャリアとして選択された旨が記録されている。
セル制御装置100は、データ経路スイッチ122を介して、基地局Yへ番号「3」のサブキャリアを補完用のサブキャリアとして使用する旨と、端末TEaで使用している拡散符号を通知し(ステップS17)、基地局Xへ端末TEa宛ての送信データを送信するとともに、基地局Yにも送信する(ステップS18)。
基地局Yでは、セル制御装置100から、サブキャリア(3)を補完用のサブキャリアとして使用する旨の通知と、端末TEaで使用している拡散符号の通知を受信し(ステップS19)、さらに、端末TEa宛ての送信データを受信する(ステップS20)。これらを受けて、基地局Yのコントローラ200は、端末TEa宛ての送信データを送信するために、端末TEa宛ての送信データを当該端末TEaの拡散符号を用いて変調するとともに、IFFT部212でIFFTを施し、当該サブキャリア(3)に端末TEa宛ての送信データを重畳する。そして、前述したように、サブキャリア信号にガードインターバルを追加した後に、直列の信号、さらにアナログ信号(ベースバンド信号)、RFに変換されて、アンテナ201から端末TEaへと送出される(ステップS21)。
なお、セル制御装置100に接続されている複数の基地局のそれぞれが別個にそのエリア内の各端末に拡散符号を割り当てる場合には、複数の端末で同じ拡散符号が割り当てられることがあり得る。この場合には、セル制御装置100は、サブキャリア電力リストにさらに、各端末に割り当てられている拡散符号を記録しておく必要がある。そして、基地局Yのサブキャリア(3)に空きがあり、さらに、端末TEaで使用している拡散符号が基地局Yと通信している端末で使用されていないときに、当該サブキャリア(3)を補完用のサブキャリアとして選択すればよい。
このようにして、無線通信システム全体の伝送容量を大きく損なうことなしに端末Aのサブキャリア(3)の伝送路特性を補完することで受信精度を向上させることが可能となる。
以上説明したように、上記第2の実施形態によれば、基地局X、Yに接続されたセル制御装置100は、これら基地局を介して、複数の端末TEa〜TEeのそれぞれで測定された、複数のサブキャリア信号のそれぞれの信号電力値を取得し、基地局Xと端末TEaとの間の通信に用いられているマルチキャリア信号のうち端末TEaが送受信するデータを伝送する複数のサブキャリア(1)〜(4)のなかに、端末TEaで測定された信号電力値が予め定められた閾値以下である第1のサブキャリア信号(サブキャリア(3))を検知したとき、基地局Yからも、当該第1のサブキャリア信号と同じ周波数帯の空きのサブキャリア信号(サブキャリア(3))に端末TEa宛ての送信データを端末TEaに割り当てられた拡散符号を用いて多重化して送信させることにより、端末TEaでは、基地局Xから送信されたサブキャリア(3)と基地局Yから送信されたサブキャリア(3)との合成信号を受信することになり、その結果、端末TEaでは、所望の(所定の閾値以上の)電力値のサブキャリア信号が得られることになり、端末TEaでの受信品質の改善が図れる。
特に、OFDM方式とOFCDM方式とを比較すると、OFCDM方式の方がより多くの端末データを多重化することができ、チャネル割り当ての柔軟性が高いため、通信システム全体の伝送容量を大きく損なうことなく、より効果的に電力補償が行える。
本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す図。 セル制御装置の構成例を示す図。 基地局装置の構成例を示す図。 端末の構成例を示す図。 ノッチ状態のサブキャリアの検出とその補完について説明するための図。 サブキャリア電力情報の一例を示した図。 サブキャリア電力リストの一例を示した図。 補完用のサブキャリアを選択した後に更新されたサブキャリア電力リストの一例を示した図。 ノッチ状態のサブキャリアの検出とその補完について説明するための図。 端末と基地局の処理動作を説明するためのフローチャート。 セル制御装置の処理動作を説明するためのフローチャート。 本発明の第2の実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す図。 OFCDM方式の場合に、各サブキャリアに多重化された端末データを概念的に示した図。 基地局の構成例を示した図。 端末の構成例を示した図。 サブキャリア電力リストの他の例を示した図。 ノッチ状態のサブキャリアの検出とその補完について説明するための図。 補完用のサブキャリアを選択した後に更新されたサブキャリア電力リストの他の例を示した図。
符号の説明
X、Y…基地局、TEa〜TEe…端末、100、151…セル制御装置、101〜105…通信エリア(セル)、121…サブキャリア管理部、122…データ経路スイッチ、123…記憶部、200、300…コントローラ、201、301…アンテナ、202、302…周波数変換部、203、303…AD変換部、204…復調部、210…S/P変換部、211…サブキャリア選択部、212…IFFT部、213…ガードインターバル追加部、214…P/S変換部、215、311…DA変換部、216、312…周波数変換部、304…S/P変換部、305…ガードインターバル除去部、306…FFT部、307…サブキャリア電力測定部、308…P/S変換部、310…変調部、221−1〜221−n…拡散符号発生器、222−1〜222−n…乗算器、321−1〜321−n…拡散符号発生器、322−1〜322−n…乗算器。

Claims (6)

  1. 基地局と端末との間で複数のサブキャリア信号からなるマルチキャリア信号を用いて通信を行う無線通信システムであって、
    複数の基地局に接続された制御装置を有し、
    前記端末は、前記複数の基地局のうちの1つである第1の基地局から送信された前記マルチキャリア信号の各サブキャリア信号の信号電力値を測定する手段と、
    測定された前記各サブキャリア信号の信号電力値を前記第1の基地局へ送信する手段とを具備し、
    前記制御装置は、
    前記第1の基地局を介して、前記端末で測定された前記各サブキャリア信号の信号電力値を取得する手段と、
    前記第1の基地局から送信される前記マルチキャリア信号のなかに前記端末で測定された前記信号電力値が予め定められた閾値以下であるサブキャリア信号を検知したとき、前記複数の基地局のうちの他の基地局のなかから、前記信号電力値が前記閾値以下のサブキャリア信号と同じ周波数帯の空きのサブキャリア信号をもつ第2の基地局を選択する手段と、
    前記第1の基地局からの前記マルチキャリア信号による前記端末への送信データの送信を維持しながら、前記空きのサブキャリア信号を用いて当該送信データを送信するよう前記第2の基地局を制御する制御手段とを具備したことを特徴とする無線通信システム。
  2. 基地局と端末との間で複数のサブキャリア信号からなるマルチキャリア信号を用いて通信を行う無線通信システムであって、
    複数の基地局に接続された制御装置を有し、
    前記端末は、前記複数の基地局のうちの1つである第1の基地局から送信された前記マルチキャリア信号の各サブキャリア信号の信号電力値を測定する手段と、
    測定された前記各サブキャリア信号の信号電力値を前記第1の基地局へ送信する手段とを具備し、
    前記制御装置は、
    前記第1の基地局を介して、前記端末で測定された前記各サブキャリア信号の信号電力値を取得する手段と、
    前記第1の基地局から送信される前記マルチキャリア信号のなかに前記端末で測定された前記信号電力値が予め定められた閾値以下であるサブキャリア信号を検知したとき、前記複数の基地局のうちの他の基地局のなかから、前記信号電力値が前記閾値以下のサブキャリア信号と同じ周波数帯の空きのサブキャリア信号をもつ第2の基地局を選択する手段と、
    前記第1の基地局からの前記マルチキャリア信号による前記端末への送信データの送信を維持しながら、前記空きのサブキャリア信号に前記端末宛ての送信データを当該第1の端末に割り当てられた拡散符号を用いて多重化して送信するよう前記第2の基地局を制御する制御手段とを具備したことを特徴とする無線通信システム。
  3. 基地局と端末との間で複数のサブキャリア信号からなるマルチキャリア信号を用いて通信を行う際の無線通信制御方法であって、
    前記端末において、第1の基地局から送信された前記マルチキャリア信号の各サブキャリア信号の信号電力値を測定する第1のステップと、
    前記第1の基地局を含む複数の基地局に接続された制御装置において、
    前記端末から前記各サブキャリア信号の信号電力値を取得する第2のステップと、
    前記第1の基地局から送信される前記マルチキャリア信号のなかに前記端末で測定された前記信号電力値が予め定められた閾値以下であるサブキャリア信号を検知したとき、前記複数の基地局のうちの前記第1の基地局を除く他の基地局のなかから、前記信号電力値が前記閾値以下のサブキャリア信号と同じ周波数帯の空きのサブキャリア信号をもつ第2の基地局を選択する第3のステップと、
    前記第1の基地局からの前記マルチキャリア信号による前記端末への送信データの送信を維持しながら、前記空きのサブキャリア信号を用いて当該送信データを送信するよう前記第2の基地局を制御する第4のステップと、
    を有することを特徴とする無線通信制御方法。
  4. 基地局と端末との間で複数のサブキャリア信号からなるマルチキャリア信号を用いて通信を行う際の無線通信制御方法であって、
    前記端末において、第1の基地局から送信された前記マルチキャリア信号の各サブキャリア信号の信号電力値を測定する第1のステップと、
    前記第1の基地局を含む複数の基地局に接続された制御装置において、
    前記端末から前記各サブキャリア信号の信号電力値を取得する第2のステップと、
    前記第1の基地局から送信される前記マルチキャリア信号のなかに前記端末で測定された前記信号電力値が予め定められた閾値以下であるサブキャリア信号を検知したとき、前記複数の基地局のうちの前記第1の基地局を除く他の基地局のなかから、前記信号電力値が前記閾値以下のサブキャリア信号と同じ周波数帯の空きのサブキャリア信号をもつ第2の基地局を選択する第3のステップと、
    前記第1の基地局からの前記マルチキャリア信号による前記端末への送信データの送信を維持しながら、前記空きのサブキャリア信号に前記端末宛ての送信データを当該第1の端末に割り当てられた拡散符号を用いて多重化して送信するよう前記第2の基地局を制御する第4のステップとを有することを特徴とする無線通信制御方法。
  5. 複数のサブキャリア信号からなるマルチキャリア信号を用いて端末と通信を行う複数の基地局に接続された制御装置であって、
    前記端末で測定された、前記複数の基地局のうちの1つである第1の基地局から送信された前記マルチキャリア信号の各サブキャリア信号の信号電力値を取得する手段と、
    前記第1の基地局から送信される前記マルチキャリア信号のなかに前記端末で測定された前記信号電力値が予め定められた閾値以下であるサブキャリア信号を検知したとき、前記複数の基地局のうちの他の基地局のなかから、前記信号電力値が前記閾値以下のサブキャリア信号と同じ周波数帯の空きのサブキャリア信号をもつ第2の基地局を選択する手段と、
    前記第1の基地局からの前記マルチキャリア信号による前記端末への送信データの送信を維持しながら、前記空きのサブキャリア信号を用いて当該送信データを送信するよう前記第2の基地局を制御する制御手段と、
    を具備したことを特徴とする制御装置。
  6. 複数のサブキャリア信号からなるマルチキャリア信号を用いて端末と通信を行う複数の基地局に接続された制御装置であって、
    前記端末で測定された、前記複数の基地局のうちの1つである第1の基地局から送信された前記マルチキャリア信号の各サブキャリア信号の信号電力値を取得する手段と、
    前記第1の基地局から送信される前記マルチキャリア信号のなかに前記端末で測定された前記信号電力値が予め定められた閾値以下であるサブキャリア信号を検知したとき、前記複数の基地局のうちの他の基地局のなかから、前記信号電力値が前記閾値以下のサブキャリア信号と同じ周波数帯の空きのサブキャリア信号をもつ第2の基地局を選択する手段と、
    前記第1の基地局からの前記マルチキャリア信号による前記端末への送信データの送信を維持しながら、前記空きのサブキャリア信号に前記端末宛ての送信データを当該第1の端末に割り当てられた拡散符号を用いて多重化して送信するよう前記第2の基地局を制御する制御手段と、
    を具備したことを特徴とする制御装置。
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