JP2010233087A - 基地局制御装置及び基地局制御方法 - Google Patents

基地局制御装置及び基地局制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010233087A
JP2010233087A JP2009080109A JP2009080109A JP2010233087A JP 2010233087 A JP2010233087 A JP 2010233087A JP 2009080109 A JP2009080109 A JP 2009080109A JP 2009080109 A JP2009080109 A JP 2009080109A JP 2010233087 A JP2010233087 A JP 2010233087A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
mobile station
mobile
radio resources
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009080109A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5186423B2 (ja
Inventor
Masa Fushiki
雅 伏木
Hisafumi Kaneko
尚史 金子
Takashi Inoue
隆 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Research Inc
Original Assignee
KDDI R&D Laboratories Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI R&D Laboratories Inc filed Critical KDDI R&D Laboratories Inc
Priority to JP2009080109A priority Critical patent/JP5186423B2/ja
Publication of JP2010233087A publication Critical patent/JP2010233087A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5186423B2 publication Critical patent/JP5186423B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】複数の基地局が連携して一移動局と通信することで移動局個々の通信品質の向上を図ると共に、セルラ移動通信システム全体の無線リソースの利用効率の低下を防ぐ。
【解決手段】基地局コントローラは、移動局の無線リソース必要性を表す評価値を移動局毎に算出し(S2)、該評価値に基づいて、無線リソースを割り当てる移動局を選択し(S4,S5)、該選択された移動局の通信方法であるシングルサイト接続又はマルチサイト接続のいずれかに応じた無線リソースを、該移動局と通信を行う基地局で確保する(S8,S11)。
【選択図】図3

Description

本発明は、基地局制御装置及び基地局制御方法に関する。
近年、日本国内の携帯電話サービスにおいては、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)およびCDMA2000(Code Division Multiple Access 2000)に代表されるIMT−2000(International Mobile Telecommunications 2000)と称される第3世代移動通信システムが普及してきている。さらに、そのIMT−2000の高度化システムおよびIMT−2000の次世代システムとして、IMT−Advancedと称される第4世代移動通信システムに関する標準規格が策定されつつある。
IMT−Advancedは、低速移動時に1Gbpsの伝送速度を、高速移動時には100Mbpsの伝送速度をそれぞれ実現することを目標としている。このような高速通信を実現するためには、広帯域な周波数帯を使用した通信方式を利用することが必要になるが、そのような通信方式の一つとして、直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:OFDMA)方式が知られている。OFDMA方式は、広帯域の周波数帯をサブキャリアと称する直交した狭帯域に分割し、各サブキャリアで情報を伝送する方式である。このOFDMA方式によれば、無線装置で生じる周波数特性をサブキャリア毎に補正したり、又、伝送路で生じる周波数特性の時間変動に対して適応的に周波数多重伝送および周波数分割多元接続を行ったりすることができることから、広帯域通信を実現する有力な伝送方式の一つとして注目されている。
また、複数のアンテナを用いた伝送路マルチ化(Multiple Input Multiple Output:MIMO)技術は、送信側の複数のアンテナから個別に送信された信号を受信側の複数のアンテナで受信し、その受信信号から空間信号分離することで周波数利用効率の向上を図る技術として注目されている。
セルラ移動通信システムは、複数の基地局を配置し、各基地局の通信エリア(セル)によって連続的な通信サービスエリアを構築するものであるが、セルラ移動通信システムに対し、OFDMA方式やMIMO技術を用いた通信方式を適用する場合、使用可能な周波数領域の制限により、全周波数帯域を各セルに割当てる指針が考えられる。この場合、基地局近傍に位置する移動局については、通信基地局からの所望信号が高いレベルで受信できると共に、隣接する基地局からの無線信号が距離減衰によりレベル低下するため、高い通信品質を確保でき、広帯域通信の効果としてユーザースループットの高速化が期待できる。しかし、セル境界に位置する移動局については、所望信号のレベルが距離減衰により低下するだけでなく、隣接基地局の無線信号が通信信号と同レベルの干渉信号となり、通信品質を大きく劣化させるため、広帯域通信の効果が十分に得られないという課題がある。この課題は、移動局よりも基地局の送信電力が大きいため、特に下り回線(基地局から移動局方向の回線)で顕著になる。
その課題に対し、例えば特許文献1,2,3に対処方法が開示されている。この従来技術では、複数の基地局を制御する基地局コントローラを設け、基地局コントローラが、セル境界にいる移動局に対し複数の基地局が連携してMIMO技術等を用いた通信を行うように、複数の基地局を制御する。
特開2007−134844号公報 特開2007−043332号公報 国際公開第2006/016485号パンフレット
しかし、上述した従来技術では、セルラ移動通信システム全体の無線リソースの効率的な利用を図ることが課題である。セル境界にいる移動局に対し複数の基地局が連携してMIMO技術等を用いた通信を行うと、その瞬間は該複数の基地局の無線リソースを当該移動局が占有することになるので、セルラ移動通信システム全体としては無線リソースの利用効率が低下する。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、複数の基地局が連携して一移動局と通信することで移動局個々の通信品質の向上を図ると共に、セルラ移動通信システム全体の無線リソースの利用効率の低下を防ぐことのできる基地局制御装置及び基地局制御方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る基地局制御装置は、複数の基地局を配置し、各基地局の通信エリアによって連続的な通信サービスエリアを構築するセルラ移動通信システムにおいて、複数の基地局を制御する基地局制御装置であって、移動局の無線リソース必要性を表す評価値を移動局毎に算出する評価値算出手段と、前記評価値に基づいて、無線リソースを割り当てるグループを選択するグループ選択手段と、該選択されたグループに含まれる移動局の中から無線リソースを割り当てる移動局を選択する移動局選択手段と、該選択された移動局の通信方法であるシングルサイト接続又はマルチサイト接続のいずれかに応じた無線リソースを、該移動局と通信を行う基地局で確保する無線リソース割当手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る基地局制御装置においては、前記評価値は、移動局の平均スループット値がスループット要求値を満たしているかを表すものであり、前記移動局選択手段は、平均スループット値がスループット要求値を満たしていない移動局を優先することを特徴とする。
本発明に係る基地局制御装置においては、前記移動局選択手段は、平均スループット値がスループット要求値を満たしていない移動局の中から、無線品質が最も良い移動局を選択することを特徴とする。
本発明に係る基地局制御装置においては、前記移動局選択手段は、全移動局の平均スループット値がスループット要求値を満たす場合には、プロポーショナル・フェアネスの評価式を用いた移動局の選択を行うことを特徴とする。
本発明に係る基地局制御方法は、複数の基地局を配置し、各基地局の通信エリアによって連続的な通信サービスエリアを構築するセルラ移動通信システムにおいて、複数の基地局を制御する基地局制御方法であって、移動局の無線リソース必要性を表す評価値を移動局毎に算出するステップと、前記評価値に基づいて、無線リソースを割り当てるグループを選択するステップと、該選択されたグループに含まれる移動局の中から無線リソースを割り当てる移動局を選択するステップと、該選択された移動局の通信方法であるシングルサイト接続又はマルチサイト接続のいずれかに応じた無線リソースを、該移動局と通信を行う基地局で確保するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、複数の基地局が連携して一移動局と通信することで移動局個々の通信品質の向上を図ると共に、セルラ移動通信システム全体の無線リソースの利用効率の低下を防ぐことができるという効果が得られる。
本発明の一実施形態に係るセルラ移動通信システムの概略構成図である。 同実施形態に係るセル構成の例である。 本発明の一実施形態に係る基地局制御方法のフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る論理リソーステーブルの概念図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るセルラ移動通信システムの概略構成図である。図1において、セルラ移動通信システムは、各々セルを提供する複数の基地局1、基地局1に無線接続して通信する移動局(ユーザ端末)2、及び、複数の基地局1を制御する基地局コントローラ10を有する。図1には、2台の基地局1(基地局識別子がA,Bであるもの)並びに、基地局1(A)が提供するセル3A及び基地局1(B)が提供するセル3Bが、例示されている。
各基地局1は、バックボーンネットワーク4を介してコアネットワーク5に接続される。バックボーンネットワーク4及びコアネットワーク5は、それぞれルータ6を有する。基地局コントローラ10は、バックボーンネットワーク4内に設けられ、各基地局1と有線で接続される。
本実施形態に係るセルラ移動通信システムにおいて、基地局1及びユーザ端末2は複数のアンテナを備え、基地局1とユーザ端末2が、1対1で通信する場合も、複数の基地局1が連携してユーザ端末2と通信する場合も、MIMO技術を用いた伝送(MIMO伝送)を行うことが可能である。MIMO伝送の種類(MIMOモード)としては、最大比合成送信ダイバーシチ等の送信ダイバーシチ、時空間符号化、固有ビーム空間多重方式等の空間多重、及び、それらの組合せなどがある。
また、本実施形態に係るセルラ移動通信システムにおいて、基地局1とユーザ端末2間の多元接続方式にはOFDMA方式を用いる。本実施形態では、論理的な無線リソースと物理的な無線リソースとの対応関係(マッピングの仕方)は、全ての基地局で共通であるとする。OFDMAとMIMO伝送を利用する場合、無線リソースは、時間領域と周波数領域と空間領域とから構成される。一ユーザ端末2に対し複数の基地局1が連携したMIMO伝送を行う場合、それら基地局には同じ無線リソースを割り当てる必要がある。
基地局コントローラ10は、制御対象の基地局1の情報及び該基地局1に接続するユーザ端末2の情報を各基地局1から取得する。基地局コントローラ10は、制御対象の基地局1の全てついて、その無線リソースの割当を一括で行う。基地局コントローラ10は、無線リソース割当結果を各基地局1へ送信する。
図2は、本実施形態に係るセル構成の例である。図2の例では、セル内をセクタに分割していないが、本発明はセル内をセクタに分割する場合にも適用可能である。図2において、各基地局1(A〜G)は、基地局コントローラ10と有線で通信可能である。各基地局1(A〜G)は、それぞれセル3A〜3Gを提供する。ユーザ端末2は、在圏するセルの基地局1と無線接続し、通信することができる。複数のセルの重複部分(セル境界)に在るユーザ端末2は、その複数のセルの基地局1と無線接続し、通信することができる。さらに、セル境界に在るユーザ端末2は、複数の基地局1が連携したMIMO伝送により、下り回線の通信を行うことができる。
以下、本実施形態に係る基地局制御方法を説明する。なお、以下の説明において、「シングルサイト接続」とは一ユーザ端末と一基地局で1対1の通信を行うことを指し、「マルチサイト接続」とは一ユーザ端末と複数の基地局で1対多の通信を行うことを指す。
図3は、本実施形態に係る基地局制御方法のフローチャートである。以下、図3を参照して、本実施形態に係る基地局制御方法を説明する。
ステップS1:ユーザ端末2のMIMOモード等を決定する。ユーザ端末2のMIMOモード等の決定方法としては、以下の二通りの方法1,2が挙げられる。
(方法1)
ユーザ端末2が、接続先の基地局(以下、接続基地局と称する)1と、接続基地局1以外で自端末の周辺に在る基地局(以下、周辺基地局と称する)1とについて、無線受信品質を取得する。そして、ユーザ端末2が、その無線受信品質を用いて、基地局1の連携の有無、連携有の場合には連携する基地局(以下、連携基地局と称する)1の組合せ、及び、MIMOモードを決定する。ユーザ端末2は、基地局1の連携の有無、連携有の場合には連携基地局1の組合せ、及び、MIMOモードを、接続基地局1を介して基地局コントローラ10へ通知する。
(方法2)
ユーザ端末2が、接続基地局1と周辺基地局1とについて、無線受信品質を取得する。ユーザ端末2は、接続基地局1と周辺基地局1の各無線受信品質を、接続基地局1を介して基地局コントローラ10へ通知する。そして、基地局コントローラ10が、ユーザ端末2毎に、その無線受信品質を用いて、基地局1の連携の有無、連携有の場合には連携基地局1の組合せ、及び、MIMOモードを決定する。
無線受信品質は、無線区間における受信品質を表す情報である。無線受信品質としては、例えば、搬送波対干渉波及び雑音電力比(Carrier to Interference and Noise power Ratio:CINR)、受信信号強度(Received Signal Strength Indicator:RSSI)などが利用可能である。
なお、CINRの測定においては、所望基地局を決める際、各基地局1に係るRSSI及び基地局1間のRSSIの差に対してそれぞれ基準値を設定し、基準値を満たすRSSI及びRSSI差を持つ基地局1を所望基地局とする。そして、所望基地局とそれ以外の基地局1の組毎に、CINRの測定を行う。ここで、複数の基地局1が連携した通信を行う場合、該複数の基地局1を所望基地局としてCINRの測定を行う。
また、基地局1の連携の有無の判断およびMIMOモードの決定は、例えば、各基地局1に係るRSSIと基地局1間のRSSIの差などを用いて行う。このとき、基地局1の連携の有無の判断方法として、例えば、RSSIの閾値Tha,Thb(但し、Thb<Tha)を設定し、RSSIが閾値Tha以上である基地局1を連携対象としてもよい。さらに、RSSIが閾値Thb以上閾値Tha未満である基地局1が、当該基地局連携通信に割当てられる無線リソースにおいて、当該基地局連携通信に対し干渉を抑制するため、電波を送信しないようにしてもよい。この場合、干渉の抑制のために電波を送信しない基地局1も、実際にユーザ端末2と通信する基地局1と共に、当該基地局連携通信に係る連携基地局に含めてもよい。
ステップS2:基地局コントローラ10が、ユーザ端末2の評価値を計算する。この評価値の計算対象のユーザ端末2は、基地局コントローラ10の制御対象の基地局1に属する全ユーザ端末2である。基地局コントローラ10は、端末識別子iのユーザ端末2の評価値Mを(1)式で計算する。
Figure 2010233087
但し、max(a,b)はaとbの内の大きい方の値である。tは(1)式の計算時刻である。Rreqはユーザ端末2に提供する通信速度(スループット)の要求値(所定値)である。スループット要求値Rreqとしては、例えば、セル境界にあるユーザ端末2で満たすべきスループット値を設定する。Rave(i)(t)は時刻tにおけるユーザ端末2(i)に係る平均スループット値である。
上記評価値Mは、スループット要求値Rreqが平均スループット値Rave(i)(t)以下である場合には1となり、スループット要求値Rreqが平均スループット値Rave(i)(t)よりも大きい場合には1よりも大きい値となる。
ステップS3:基地局コントローラ10が、全ユーザ端末2(i)の評価値Mが1であるか否かを判断する。この結果、全ユーザ端末2(i)の評価値Mが1である場合はステップS4に進み、そうでない場合はステップS5に進む。
ステップS4:基地局コントローラ10は、全ユーザ端末2(i)の評価値Mが1である場合、制御対象の基地局1に属する全ユーザ端末2の中から、割当対象の無線フレームに係る無線リソースを割り当てるユーザ端末2を選択する。このユーザ端末選択方法としては、例えば(2)式で表されるプロポーショナル・フェアネスの評価式を利用し、該評価式の値が最大となるユーザ端末2を選択する。
Figure 2010233087
但し、Rinst(i)(t)は時刻tにおけるユーザ端末2(i)に係る瞬時スループット値である。γはフェアネスファクター(デフォルト値は1)である。
なお、ステップS4でのユーザ端末選択方法は、プロポーショナル・フェアネスに限定されるものではなく、セルラ移動通信システムの運用方針に応じた方法を用いればよい。
ステップS5:基地局コントローラ10は、全ユーザ端末2(i)の評価値Mが1ではない場合、評価値Mが1よりも大きいユーザ端末2(i)の中から、割当対象の無線フレームに係る無線リソースを割り当てるユーザ端末2を選択する。このユーザ端末選択方法としては、例えば、評価値Mが1よりも大きいユーザ端末2(i)の中から、瞬時スループット値Rinst(i)(t)が最大であるユーザ端末2(i)を選択する。これにより、無線リソースの利用効率の向上を図ることとする。なお、瞬時スループット値Rinst(i)(t)が最大であるということは、当該ユーザ端末2(i)の無線品質が最も良いということを表す。
ステップS6:基地局コントローラ10が、ステップS4又はS5で選択したユーザ端末(以下、選択ユーザ端末と称する)2に対し、ステップS1で決定された基地局連携の有無、連携有の場合には連携基地局1の組合せ、及び、MIMOモードに基づいて、無線リソースが割り当て可能か否かを判断する。例えば、連携基地局数が2である場合、各連携基地局1が同一の未割当の無線リソースを有していないと、選択ユーザ端末2に対して無線リソースを割り当てることができない。ステップS6の結果、無線リソースが割り当て可能ならばステップS7に進み、一方、無線リソースが割り当て不可能ならば選択ユーザ端末2に無線リソースを割り当てず、ステップS2に戻る。
ステップS7:基地局コントローラ10が、選択ユーザ端末2がシングルサイト接続を行うのか、もしくはマルチサイト接続を行うのかを判断する。選択ユーザ端末2がシングルサイト接続を行う場合には(ステップS7、YES)、ステップS9に進む。一方、マルチサイト接続を行う場合には(ステップS7、NO)、ステップS8に進む。
ステップS8:基地局コントローラ10が、マルチサイト接続を行う選択ユーザ端末2に必要な無線リソース量を確保するべく、論理リソーステーブルへのマッピングを行う。
図4は、本実施形態に係る論理リソーステーブルの概念図である。基地局コントローラ10は、制御対象の基地局1毎に、論理リソーステーブルを有する。論理リソーステーブルは、一無線フレームにおける無線リソースの割り当て結果を保持するためのものである。図4において、横軸は時間軸であってOFDMAシンボル単位の刻みである。縦軸は周波数軸であってサブキャリア単位の刻みである。所定のサブキャリア数n×所定のOFDMAシンボル数mからなる矩形領域に相当する無線リソース量のことを、スロットと称する。スロットは、OFDMAシンボル数mの整数倍が一無線フレームのOFDMAシンボル数となるように定義される。無線リソースの割り当ては、スロット単位で行われる。
基地局コントローラ10は、マルチサイト接続を行う選択ユーザ端末2に必要な無線リソース量に相当するスロット数分を、該選択ユーザ端末2とマルチサイト接続する各連携基地局1の論理リソーステーブルにおいて同じ無線リソース領域にマッピングする。これにより、マルチサイト接続を行う選択ユーザ端末2に必要な無線リソース量が、該当する各連携基地局1において確保される。
ステップS9:基地局コントローラ10が、シングルサイト接続を行う選択ユーザ端末2の情報をメモリに保持する。ここで保持される情報は、選択ユーザ端末2の識別子、選択ユーザ端末2に必要な無線リソース量などの情報である。
ステップS9では、まだ、選択ユーザ端末2に割り当てるスロットの論理リソーステーブルへのマッピング(どの無線リソース領域を選択ユーザ端末2に割り当てるかの記録)を行わないが、選択ユーザ端末2に必要な無線リソース量を確保するために、基地局コントローラ10が、選択ユーザ端末2に必要な無線リソース量に相当するスロット数をメモリに記憶すると共に、選択ユーザ端末2とシングルサイト接続する基地局1の割当可能スロット残数から選択ユーザ端末2に割り当てるスロット数を減算する。
ステップS10:ステップS8又はS9の後、基地局コントローラ10は、制御対象の各基地局1の論理リソーステーブルにおける割当可能スロット残数を参照し、まだ割り当て可能な無線リソースが残っているかを調べる。この結果、割り当て可能な無線リソースが残っている場合にはステップS2に戻り、一方、割り当て可能な無線リソースがない場合にはステップS11に進む。
ステップS11:基地局コントローラ10が、ステップS9で保持した情報に基づいて、シングルサイト接続を行う選択ユーザ端末2に割り当てるスロット数分を、該選択ユーザ端末2とシングルサイト接続する基地局1の論理リソーステーブルにおいてマッピングする。これにより、シングルサイト接続を行う選択ユーザ端末2に必要な無線リソース量が、該当する基地局1において確保される。
このように、論理リソーステーブルへのマッピングは、マルチサイト接続分を先に行い、その後、シングルサイト接続分を行うことにより、無線リソースを効率的に利用することが可能となる。これは、マルチサイト接続分は複数の連携基地局1で共通の無線リソースを確保しなければならないが、シングルサイト接続分は単独の基地局1で未割り当ての無線リソースを割り当てればよく、シングルサイト接続分のほうが無線リソース割当の自由度が大きいからである。
基地局コントローラ10は、制御対象の各基地局1に対し、該当する論理リソーステーブルの無線リソース割当結果を送る。
上述したように本実施形態によれば、平均スループット値がスループット要求値を満たしていないユーザ端末2に対して、優先的に無線リソースを割り当てることができる。さらに、ユーザ端末2の通信方法(シングルサイト接続又はマルチサイト接続)に応じた無線リソース割当を行うことができる。これにより、複数の基地局が連携して一移動局と通信することで移動局個々の通信品質の向上を図ると共に、セルラ移動通信システム全体の無線リソースの利用効率の低下を防ぐことができるという効果が得られる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明に係る評価値は、移動局がどのくらい無線リソースを必要としているか(移動局の無線リソース必要性)を表すものであればよく、上述の実施形態に限定されない。例えば、本発明に係る評価値としては、移動局の平均スループット値の大きさの度合い、移動局の無線状況の度合い、移動局が要求するQoS(Quality of Service)の度合いなどが利用可能である。
1…基地局、2…移動局(ユーザ端末)、10…基地局コントローラ

Claims (5)

  1. 複数の基地局を配置し、各基地局の通信エリアによって連続的な通信サービスエリアを構築するセルラ移動通信システムにおいて、複数の基地局を制御する基地局制御装置であって、
    移動局の無線リソース必要性を表す評価値を移動局毎に算出する評価値算出手段と、
    前記評価値に基づいて、無線リソースを割り当てるグループを選択するグループ選択手段と、
    該選択されたグループに含まれる移動局の中から無線リソースを割り当てる移動局を選択する移動局選択手段と、
    該選択された移動局の通信方法であるシングルサイト接続又はマルチサイト接続のいずれかに応じた無線リソースを、該移動局と通信を行う基地局で確保する無線リソース割当手段と、
    を備えたことを特徴とする基地局制御装置。
  2. 前記評価値は、移動局の平均スループット値がスループット要求値を満たしているかを表すものであり、
    前記移動局選択手段は、平均スループット値がスループット要求値を満たしていない移動局を優先することを特徴とする請求項1に記載の基地局制御装置。
  3. 前記移動局選択手段は、平均スループット値がスループット要求値を満たしていない移動局の中から、無線品質が最も良い移動局を選択することを特徴とする請求項2に記載の基地局制御装置。
  4. 前記移動局選択手段は、全移動局の平均スループット値がスループット要求値を満たす場合には、プロポーショナル・フェアネスの評価式を用いた移動局の選択を行うことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の基地局制御装置。
  5. 複数の基地局を配置し、各基地局の通信エリアによって連続的な通信サービスエリアを構築するセルラ移動通信システムにおいて、複数の基地局を制御する基地局制御方法であって、
    移動局の無線リソース必要性を表す評価値を移動局毎に算出するステップと、
    前記評価値に基づいて、無線リソースを割り当てるグループを選択するステップと、
    該選択されたグループに含まれる移動局の中から無線リソースを割り当てる移動局を選択するステップと、
    該選択された移動局の通信方法であるシングルサイト接続又はマルチサイト接続のいずれかに応じた無線リソースを、該移動局と通信を行う基地局で確保するステップと、
    を含むことを特徴とする基地局制御方法。
JP2009080109A 2009-03-27 2009-03-27 基地局制御装置及び基地局制御方法 Expired - Fee Related JP5186423B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009080109A JP5186423B2 (ja) 2009-03-27 2009-03-27 基地局制御装置及び基地局制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009080109A JP5186423B2 (ja) 2009-03-27 2009-03-27 基地局制御装置及び基地局制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010233087A true JP2010233087A (ja) 2010-10-14
JP5186423B2 JP5186423B2 (ja) 2013-04-17

Family

ID=43048463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009080109A Expired - Fee Related JP5186423B2 (ja) 2009-03-27 2009-03-27 基地局制御装置及び基地局制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5186423B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013544039A (ja) * 2010-10-22 2013-12-09 日本電気株式会社 無線通信システム、基地局、管理サーバ及び無線通信方法
WO2023135708A1 (ja) * 2022-01-13 2023-07-20 日本電気株式会社 制御装置、制御方法、及び、記録媒体

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003209887A (ja) * 2002-01-17 2003-07-25 Nec Corp 無線基地局におけるパケットスケジューリング方法、パケット転送装置およびパケットスケジューリングプログラム
JP2005101783A (ja) * 2003-09-24 2005-04-14 Nec Corp 移動通信システム、無線基地局、スケジューリング装置及びそれに用いるスケジューリング方法
JP2005142935A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Toshiba Corp 無線通信システム、無線制御方法および制御装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003209887A (ja) * 2002-01-17 2003-07-25 Nec Corp 無線基地局におけるパケットスケジューリング方法、パケット転送装置およびパケットスケジューリングプログラム
JP2005101783A (ja) * 2003-09-24 2005-04-14 Nec Corp 移動通信システム、無線基地局、スケジューリング装置及びそれに用いるスケジューリング方法
JP2005142935A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Toshiba Corp 無線通信システム、無線制御方法および制御装置

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6012040001; Potevio: 'Further discussion of frequency plan scheme on CoMP-SU-MIMO' 3GPP TSG-RAN WG1#56b R1-091415 , 20090317 *

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013544039A (ja) * 2010-10-22 2013-12-09 日本電気株式会社 無線通信システム、基地局、管理サーバ及び無線通信方法
US9432850B2 (en) 2010-10-22 2016-08-30 Nec Corporation Wireless communication system, base station, management server, and wireless communication method
WO2023135708A1 (ja) * 2022-01-13 2023-07-20 日本電気株式会社 制御装置、制御方法、及び、記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP5186423B2 (ja) 2013-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Lee et al. A survey of radio resource management for spectrum aggregation in LTE-advanced
JP4991833B2 (ja) マルチセル無線通信システムにおける動的リソース配分方法および装置
EP2465281B1 (en) Communication system, communication apparatus, communication method and computer program product
US8891417B2 (en) Radio communication system, base station apparatus, and radio communication method
KR101421294B1 (ko) 유선 중계국을 활용한 셀룰러 시스템에서 스케줄링 방법 및장치
US8767580B2 (en) Femtocell resource management for interference mitigation
JP5282738B2 (ja) スケジューリング方法及び無線基地局及び無線端末
JP5322906B2 (ja) 基地局装置およびスケジューリング方法
US9844048B2 (en) Resource allocation system and control method
JP2010206794A (ja) 基地局のセットを含むマルチセル直交周波数分割多元接続ネットワークの性能を最適化する方法
CN110663281A (zh) 用于在无线通信系统中为基站终端分配资源的方法以及使用所述方法的通信设备
JP5250841B2 (ja) 基地局制御装置及び基地局連携通信制御方法
JP5272915B2 (ja) 無線通信装置及びそのスケジューリング方法
WO2010096946A1 (zh) 资源调度方法、调度器和基站
JP5250840B2 (ja) 基地局制御装置及び基地局連携通信制御方法
JP2011142375A (ja) 基地局制御装置及び無線リソース割当方法
JP5150539B2 (ja) 基地局制御装置及び基地局連携通信制御方法
JP5186423B2 (ja) 基地局制御装置及び基地局制御方法
US8837348B2 (en) Relay transmission method and device
JP5097719B2 (ja) 基地局制御装置及び基地局制御方法
JP5162513B2 (ja) 基地局制御装置及び基地局制御方法
KR101607494B1 (ko) D2d 통신 시스템 및 그것을 이용한 자원 및 전력 할당 방법
WO2024109613A1 (zh) 一种通信方法、装置及存储介质
JP5150544B2 (ja) 基地局制御装置及び基地局制御方法
JP2010114676A (ja) 並列チャネルに対する電力割当方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110912

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121022

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20121023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160125

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees