JP5282738B2 - スケジューリング方法及び無線基地局及び無線端末 - Google Patents

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Description

本発明は、無線基地局と複数の無線端末とを備えた無線通信システムにおける無線リソースのスケジューリング方法及びそれを用いた無線基地局及び無線端末に関する。
近年、無線通信技術の1つとして、IEEE802.16が注目されている。IEEE802.16では、電話回線や光ファイバ回線などの代わりに、通信事業者とユーザ宅との間を無線接続し、都市部や特定地域のLAN(Local Area Network)などを相互に接続する広域ネットワークであるMAN(Metropolitan Area Network)を無線化するWireless MANを構築する手法として開発された技術で、1台の無線基地局で、最大70メガビット/秒程度の伝送速度で半径約50km程度のエリアをカバーすることができるとされている。
現在、IEEE802.16 Working Groupにおいて、主に固定通信用途向けの802.16d仕様(非特許文献1参照)とモバイル通信用途向けの802.16e仕様(非特許文献2参照)が標準化されている。
また、802.16d/e仕様に基づく通信機器及びシステムの相互接続性を確保するための業界団体であるWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access) Forumにおいて、802.16d/eに基づく無線通信システムにおける無線周波数の再利用形態の1つとして、FFR(Fractional Frequency Reuse)が開示されている(非特許文献3参照)。
無線通信システムにおける各セルにて使用する周波数の再利用形態の代表的なものとして、例えば図1に示すように、使用可能な周波数をF1、F2、F3の3つに分割し、各周波数をセル1、セル2、セル3でそれぞれ排他的に使用する3周波繰り返し方法(以下、Reuse3と呼ぶ)、また、例えば図2示すように使用可能な周波数帯域を各セルで共通に使用することを許容する1周波繰り返し方法(以下、Reuse1と呼ぶ)等がある。
なお、各セルが3つのセクタに更に分割される構成の場合には、セルをセクタと読み替えても同様のことが言える。このため、以降、セルに統一して説明を行う。
使用可能な周波数帯域が同じである時、各セルの最大スループットは、Reuse3に比べReuse1では3倍となる。一方、セル間の干渉の影響についてみると、Reuse1では各セルで同じ周波数を使用することを許容しているため、例えばセル1は隣接セルであるセル2及びセル3からの干渉を受け、特にセルのエリア境界付近に位置する無線端末(Mobile Station、以下、MSと呼ぶ)ほどその影響が大きくなる。
しかしReuse3では、例えばセル1の場合、隣接するセル2及びセル3は異なる周波数を用いているため、干渉の影響が少ない。また、例えばセル2を挟んだ先の周波数F1のセル1'(図示せず)においてセル1と同じF1の周波数を使用していたとしても、隣接セルであるセル2及びセル3などに比べ距離が離れているため、セル2を挟んだ先の周波数F1のセル1'からの干渉波がセル1に到達するまでの減衰も大きくなり、干渉の影響はReuse1の場合に比べ非常に小さくなる。つまり、Reuse1では、セル境界付近に位置するMSは隣接セルからの干渉波の影響により無線チャネル品質が劣化して通信が困難となるため、カバレッジが狭くなるが、Reuse3ではそのような問題がないため、カバレッジを広くすることが可能である。
FFRは、このように、第1の時間帯では、隣接する基地局はそれぞれ異なる周波数を利用し、第2の時間帯では隣接する基地局間で共通する周波数利用することを許容するものであり、この例では、Reuse1及びReuse3を組合せて双方の利点を活かすことで、Reuse3と同様な広いカバレッジ維持しつつ、システム全体のスループットをReuse1にできるだけ近づけるよう向上させている。
図3に、FFRを適用した場合のOFDMA無線フレームの上りサブフレームの一例を示す。なお、IEEE802.16d/eの場合には、プリアンブル、FCH(Frame Control Header)、DL−MAP、UL−MAPその他の制御情報領域が存在するが、この図では省略している。
また、TDD(Time Division Duplexing)では下りリンク(Downlink;無線基地局から無線端末への下り方向)のサブフレーム、上りリンク(Uplink;無線端末から無線基地局への上り方向)のサブフレームに分割されるが、この図では簡単のため、共通的な構成例として1つのみ示している。横軸はシンボル(1シンボルでは1回の変調が行われる)を単位とする時間方向を、縦軸はサブチャネル(複数のサブキャリアで構成する周波数グループ)を単位とする周波数方向を表している。図3に示すように、例えば時間方向でサブフレームを2分割し、一方をReuse3ゾーンとして、他方をReuse1ゾーンとして用いることができる。Reuse3ゾーンでは、使用可能なサブチャネルを周波数軸方向にF1、F2、F3の3つに分割し、3つのセルで排他的に用い、Reuse1ゾーンでは、サブチャネルを共通に利用する。この時のセル1〜3の周波数再利用形態の様子を図4に示す。Reuse3ゾーンを用いている時間帯では、セル1、セル2、セル3はそれぞれF1、F2、F3を排他的に使用しており、セル境界付近のMSまでカバーすることができる。また、Reuse1ゾーンを用いている時間帯では、主に隣接セルからの干渉の影響があっても通信が可能なセル中心付近に位置するMSをカバーすることになる。
IEEE Std 802.16(tm)−2004 IEEE Std 802.16e(tm)−2005 Mobile WiMAX - Part I: A Technical Overview and Performance Evaluation(August,2006)
上述のFFRによれば、広いカバレッジと共に高スループットを実現することが可能である。またFFRは、無線基地局(Base Station、以下、BSと呼ぶ)からMSへの下りリンク、MSからBSへの上りリンクのいずれにおいても、適用することが可能である。特に、IEEE802.16d/eにおける上りリンクでは、OFDMAフレーム内の上りサブフレーム領域に、MSからBSへのフィードバック情報やコンテンションアクセスを行うための特別な制御領域を設ける必要があり、その分、MSのユーザデータ送信のために使用できる無線リソースは少なくなってしまう。そのため、下りリンク以上に上りリンクにおけるスループットの向上は重要な課題である。
しかしながら、上りリンクにおいてFFRを適用する場合には、次のような課題が生じる。上りリンクの場合、上りデータの送信に用いるBurst Profile(変調方式と符号化方式の組合せを表す送信パラメータ、以下BPと呼ぶ)が同じであっても、セル中心から遠い距離に位置するMSは、大きな送信電力で上り無線信号を送信する必要がある。また、セル中心から同じ距離に位置するMSであっても、多くの上りデータを送信するために高速なBPを用いるためには、大きな送信電力が必要となる。下りリンクの場合には、無線信号を送信する元である1つの基地局と他の基地局との間の距離は十分離れており、セル中心付近では、Reuse1であっても隣接セルからの干渉の影響が少なく、無線チャネル品質が比較的良好なため、高速なBPを用いて下りデータを送信することが可能である。
一方、上りリンクの場合には、MSが送信元となるため、当該MSと無線通信を行っている基地局に隣接する他の基地局と、当該MSとの間の距離が、基地局間の距離に比べて短くなりがちであり、干渉を発生させやすい。また、MSが用いるBPが高速になるほど、その送信電力も大きくなるため、同一の周波数を使用している隣接セルへの干渉波もそれだけ大きくなってしまう。
この上りフレーム送信における干渉発生の様子を図5に示す。MS1及びMS2は、セル1及びセル2にそれぞれ接続しており、セル中心(BS)からの距離はMS2の方が遠いものとする。ここで、MS1、MS2共にReuse1ゾーンを用いて通信を行い、MS1はQPSK1/2(変調方式がQPSKで、エラー訂正符号の割合が50%の符号化方式)、MS2は16QAM1/2(変調方式が16QAMで、エラー訂正符号の割合が50%の符号化方式)を使用するものとする。
MS2は、MS1に比べ、通信相手であるBSからの距離も遠く、使用するBPも高速であるため、より強い送信電力で上り無線信号を送信する必要がある。このため、MS2の送信信号は、干渉波として隣接するセル1やセル3へも伝搬し、同じReuse1を使っているMS1の送信信号がセル1のBSにて受信される際、その受信品質を劣化させることとなる。このように、上りリンクの場合には、干渉による無線チャネル品質の劣化を引き起こし、システム全体のスループットがかえって低下する恐れがあるという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、無線端末の送信電力を考慮して干渉の抑制を図ったスケジューリング方法及び無線基地局及び無線端末を提供することを総括的な目的とする。
本発明においては、第1の時間帯では、隣接する他の無線基地局とは異なる周波数帯域を用いて無線端末と無線通信を行い、第2の時間帯では、隣接する他の無線基地局と共通する周波数帯を用いて無線端末と無線通信を行い得る無線基地局において、該第1の時間帯で無線通信を行う無線端末については、上り送信に適用するバーストプロファイルを変更しない又は適用したバーストプロファイルに対応する無線通信速度以下の無線通信速度に対応するバーストプロファイルを割当てる制御部を備えたことを特徴とする無線基地局を用いる。
また、本発明においては、第1の時間帯では、隣接する他の無線基地局とは異なる周波数帯域を用いて無線端末と無線通信を行い、第2の時間帯では、隣接する他の無線基地局と共通する周波数帯を用いて無線端末と無線通信を行い得る無線基地局において、該第1の時間帯で無線通信を行う無線端末に割当てを許容する上り送信用のバーストプロファイルの最大無線通信速度を、前記第2の時間帯で無線通信を行う無線端末に割当を許容する上り送信用のバーストプロファイルの最大無線通信速度より低速なものに制限する制御部を備えた、ことを特徴とする無線基地局を用いる。
また、本発明においては、第1の時間帯では、隣接する他の無線基地局とは異なる周波数帯域を用いて無線端末と無線通信を行い、第2の時間帯では、隣接する他の無線基地局と共通する周波数帯を用いて無線端末と無線通信を行い得る無線基地局において、該第1の時間帯で無線通信を行う無線端末に割当てを許容する上り送信用のバーストプロファイルを、下り送信用のバーストプロファイルと同速度又は該下り送信用のバーストプロファイルより低速なものに制限する制御部を備えた、ことを特徴とする無線基地局を用いる。
このようなスケジューリング方法によれば、無線端末の送信電力を考慮しすることで干渉の発生を抑制することができる。
ひいては、スループットの向上を実現することができる。
3周波繰り返し方法を説明するための図である。 1周波繰り返し方法を説明するための図である。 FFRを適用した場合のOFDMA無線フレームの上りサブフレームの一例を示す図である。 FFRによる周波数再利用形態の様子を示す図である。 上りフレーム送信における干渉発生の様子を示す図である。 送信電力の調整を説明するための図である。 MSとその送信電力の対応情報を示す図である。 本発明の第1のスケジューリング方法について説明するための図である。 本発明の第2のスケジューリング方法について説明するための図である OFDMA無線フレームの一例の構成図である。 無線基地局装置の一実施形態の構成図である。 初期接続時及び周期的な送信電力調整を行うためのレンジング手順を示す図である。 計測情報の通知を行うための計測情報通知手順を示す図である。 第1実施形態におけるスケジューリング手順を説明するための図である。 上りサブフレームの無線リソース割当結果を示す図である。 第2実施形態におけるスケジューリング手順を説明するための図である。 上りサブフレームの無線リソース割当結果を示す図である。 ネゴシエーション手順を説明するための図である。 第1実施形態及び第2実施形態のスケジューリングのフローチャートである。 第1実施形態及び第2実施形態のスケジューリングの他のフローチャートである。 第3実施形態におけるスケジューリング手順を説明するための図である。 上りサブフレームの無線リソース割当結果を示す図である。 第4実施形態におけるスケジューリング手順を説明するための図である。 第3実施形態及び第4実施形態のスケジューリングのフローチャートである。 シンボル単位での多値位相変調とゲート電圧と送信出力との関係を示す図である。 第3実施形態及び第4実施形態のスケジューリングのフローチャートの別の例である。 第1乃至第4実施形態のスケジューリングにおけるフローチャートの変形例である。 第1乃至第4実施形態のスケジューリングにおけるフローチャートの別の変形例である。 第1乃至第4実施形態における上りサブフレームのReuse1ゾーンでのスロット割当方法の変形例を説明するため図である。
符号の説明
20 無線基地局装置
21 アンテナ
22 無線インタフェース
23 ネットワークインタフェース
24 パケット識別/バッファ部
25 スケジューラ
26 PDU生成部
27 送信処理部
29 受信処理部
30 制御メッセージ抽出部
31 SDU再生部
32 無線チャネル計測部
33 送信電力制御部
34 制御メッセージ生成部
41 スロット割当部
42 送信パラメータ決定部
43 帯域要求管理部
44 記憶部
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。
第1案では、第1の時間帯では、隣接する他の無線基地局とは異なる周波数帯域を用いて無線端末と無線通信を行い、第2の時間帯では、隣接する他の無線基地局と共通する周波数帯を用いて無線端末と無線通信を行い得る無線基地局において、該第1の時間帯で無線通信を行う無線端末については、上りリンクに適用するバーストプロファイルを変更しない又は適用したバーストプロファイルに対応する無線通信速度以下の無線通信速度に対応するバーストプロファイルを割当てる制御部を備えるようにする。
第2案では、第1の時間帯では、隣接する他の無線基地局とは異なる周波数帯域を用いて無線端末と無線通信を行い、第2の時間帯では、隣接する他の無線基地局と共通する周波数帯を用いて無線端末と無線通信を行い得る無線基地局において、該第1の時間帯で無線通信を行う無線端末に割当てを許容する上りリンク用のバーストプロファイルの最大無線通信速度を、前記第2の時間帯で無線通信を行う無線端末に割当を許容する上りリンク用のバーストプロファイルの最大無線通信速度より低速なものに制限する制御部を備えるようにする。
第3案では、第1の時間帯では、隣接する他の無線基地局とは異なる周波数帯域を用いて無線端末と無線通信を行い、第2の時間帯では、隣接する他の無線基地局と共通する周波数帯を用いて無線端末と無線通信を行い得る無線基地局において、該第1の時間帯で無線通信を行う無線端末に割当てを許容する上りリンク用のバーストプロファイルを、下りリンク用のバーストプロファイルと同速度又は該下りリンク用のバーストプロファイルより低速なものに制限する制御部を備えるようにする。
以下、更に詳細に実施形態について説明する。
この実施形態では、図6に示すように、BSと各MSは、初期接続時又は定期的に、送信電力制御が実行される。BSは、各MSが送信する信号を受信し、無線チャネル品質、例えばCINR(Carrier to Interference and Noise Ratio)を計測する。BSは、受信CINRがある所定の値(ここではcinr)以下となるように、各MSに対して送信信号の送信電力の増減を指示する。この所定の受信CINRは、例えば低速だがエラーに強いBPSK、又はQPSK1/2(符号化レート1/2)などを用いている場合に、所定のエラー率(例えば10−1)が満足されるCINRとすることがある。
MS1の送信電力はTp1(単位はdBmなど)、MS2の送信電力はTp2にそれぞれ制御され、BSでの受信品質はいずれも「cinr」となっている。このように各MSの送信電力を調整することで、BSは図7に示すようなMSとその送信電力の対応情報を把握する。
図8を用いて、第1のスケジューリング方法について説明する。
まず、Reuse1ゾーンからMSに対して、送信電力の小さなMSから順に、上りフレームに関する無線リソースを割当てて行く。ここで、無線リソースとは、例えばnシンボル×mサブチャネルなどで定義されるフレーム上のスロット(又はブロックとも言う)のことである。この割当においては、小さい送信電力でも用いることが可能な低速な送信パラメータとしてのBP、例えばQPSK1/2を用いるとして、必要なスロット数を算出して割当を行う。図8では、MS1及びMS2に対して、Reuse1ゾーンの無線リソースが割当てられている。なお、MSは、一度Reuse1ゾーンの無線リソースが割当てられたとしても、BSから離れることにより、上述した送信電力制御により、送信電力が増大し、所定の閾値を越えた場合には、Reuse3ゾーンの無線リソースが割当てられる。
次に、まだ割当が済んでいないMSに対して、Reuse3ゾーンの無線リソースの割当を行う。この際、Reuse3の場合には前述のように隣接セルへの干渉の影響が少ないことを利用して、より高速なBPを用いるかどうかの判定を行い、所定の条件を満足する場合にはQPSK1/2よりも高速なBP(例えば、16QAM1/2)を選択して無線リソースの割当を行う。
高速なBPを用いる条件としては、例えば以下のようなケースである。
1)MSでの消費電力、又は同一周波数を使用する2つ先のセルへの干渉を考慮して決定した、ある閾値(固定値)となる送信電力を超えない範囲で、MSの送信電力を増加させることでQPSK1/2より高速なBPを使用可能である場合。
2)個々のMSの性能として最大可能な最大送信電力までの範囲で、MSの送信電力を増加させることでQPSK1/2より高速なBPを使用可能である場合。
いずれのケースも、条件を満たすMSが複数存在する場合には、より高速なBPが使えるMS(例えば64QAM1/2まで使用可能なMSと、16QAM1/2まで使用可能なMSでは、前者のMS)から、また同一のBPを使用可能なMSについては、そのBPを使用するために必要な送信電力がより小さいMSから、順に無線リソースの割当を行う。図8では、MS3のみが上記のような条件を満足し、より高速な16QAM1/2を用いてReuse3ゾーンの無線リソースの割当が行われており、MS4はQPSK1/2を用いてReuse3ゾーンの無線リソースが割当てられている。
なお、Reuse1ゾーンに割当てられたMSについては、BPを変更しない又は一度割当てたBPをより高速なものに変更しないことが望ましい。
また、Reuse1ゾーンに割当てられたMSについては、下りリンクに割当てるBPに対して上りリンクに割当てるBPが同じ無線通信速度又はそれ以下又はそれ未満の無線通信速度となる制御を行うこともできる。例えば、下りリンクにQPSKを適用する場合は、上りリンクには16QAMは使用させず、QPSKとする。また、下りリンクに16QAMを適用する場合には、上りリンクには、16QAM又はQPSKを適用するように制御するのである。これよれば、上りリンクによる干渉が抑制される。
また、図5の例において、Reuseゾーン1については、割当てを許容するバーストプロファイルの最大速度をQPSK1/2に制限し、Reuseゾーン3において割当てを許容するバーストプロファイルの最大速度をQPSK1/2よりも高速な16QAM1/2にすることもできる。これにより、干渉を引き起こし易いReuseゾーン1の上りリンクについて干渉を抑制する仕組みを導入することができる。
また、Reuseゾーン1を割当てたMSに対しては、送信電力の増加を行わないように規制することもできる。その際、最大送信電力より小さい所定の送信電力以下に送信電力を規制するようにすることもできる。
図9を用いて、第2のスケジューリング方法について説明する。初期接続時又は定期的に行う送信電力の調整は、第1のスケジューリング方法の場合と同様とする。
まず、Reuse1ゾーンからMSに対して、送信電力の小さなMSから順に、上りサブフレーム上の無線リソースを割当てて行く。この際、Reuse1であっても、ある閾値となる送信電力を超えない範囲では、より高速なBPを用いるかどうかの判定を行い、所定の条件を満足する場合にはQPSK1/2よりも高速なBPを選択して無線リソースの割当を行う。この閾値は、Reuse1でも隣接セルへの干渉の影響が無視できるほど小さいとみなせる限界の送信電力を意味し、Reuse1ゾーンを使用する場合についての最大送信電力と言える。言い換えれば、例えばBSの比較的近くに位置するMSで、QPSK1/2を使用するのに必要な送信電力が小さいMSは、Reuse1ゾーンの無線リソースを割当てられた場合には、この閾値まで送信電力を上げても良いことになる。
図9では、MS1のみが上記のような条件を満足し、より高速な16QAM1/2を用いてReuse1ゾーンの無線リソースの割当が行われており、MS2はQPSK1/2で用いてReuse1ゾーンの無線リソースが割当てられている。
なお、Reuse3ゾーンの無線リソースの割当については、前述の第1のスケジューリング方法におけるReuse3ゾーンの割当と同様である。図9では、MS3のみが条件を満足し、より高速な16QAM1/2を用いてReuse3ゾーンの無線リソースの割当が行われており、MS4はQPSK1/2で用いてReuse3ゾーンの無線リソースが割当てられている。
図10に、OFDMA無線フレームの一例の構成図を示す。同図中、横軸はOFDMAシンボル番号(OFDMA symbol number)を示しており、時間軸方向を示している。縦軸はサブチャネル論理番号(subchannel logical number)を示している。
OFDMAのフレームは、下りリンクのサブフレーム、及び、上りリンクのサブフレーム、及び、TTG(Transmit/Receive Transition Gap)、及び、RTG(Receive/Transmit Transition Gap)から構成される。
更に、DLサブフレームは、プリアンブル(Preamble)、FCH(Frame Control Header)、DL−MAP、UL−MAP、複数のDLバースト(DL burst)から構成される。プリアンブルは、無線端末がフレーム同期を実現するために必要なプリアンブルパターンを含む。FCHは、使用するサブチャネルや直後に位置するDL−MAPに関する情報が含まれる。DL−MAPは、DLサブフレームのDLバーストのマッピング情報を含み、これを受信し、解析することによって、無線端末は、UL−MAP(DLバースト#1で送信)、DLバースト(#2〜#6)を識別することができる。
UL−MAPは、ULサブフレームのレンジング領域(Ranging Region)及びULバーストのマッピング情報を含む。これを読むことによって、無線端末は、レンジング領域及びULバースト(#1〜#4)を識別することができる。
バーストとは、MS宛の下りユーザデータや制御メッセージ、及びMS発の上りユーザデータや制御メッセージについて、無線フレームにおける下りサブフレーム及び上りサブフレーム上のスロットの割当及び配置であり、同一の変調方式と同一のFEC(Forward Error Correction;前方エラー訂正)の組合せを有する領域であり、DL−MAP/UL−MAPが、各バーストの変調方式とFECの組合せを指定する。
ところで、無線基地局がスケジューリングした結果は、毎フレームにおいて、DLサブフレーム先頭に設定されるDL−MAP,UL−MAPを用いて全ての無線端末に通知される。
なお、第1、第2のスケジューリング方法において、高速なBPを選択した場合には、初期接続時又は定期的に行われる電力制御により調整した送信電力よりも大きな送信電力で無線信号を送信する必要がある。これには、BSからMSへ明示的にBPと共に送信電力(絶対値又は増加分の差分)を通知するか、BPのみを通知して、MSが自身でBPとそれに必要な送信電力増加分の対応情報に基づいて送信電力を決定しても良い。
具体的には、第1の方法としては、UL−MAPに含まれる情報であるPower Control IEによって明示的にBSから該当MSに対し、「XdB増加(Xは任意の値)」のように指示を出す。該当MSは、この指示に基づいて送信パワーを増加させる。
第2の方法として、UL−MAPで、MSに対して割当てられたスロット数と使用するBPを通知する。MSは、通知されたBPが高速なものに変更されていた場合は、BPとBSでの受信C/Nの対応テーブル(後述する図14(B)等)から、何dBパワーを増加させる必要があるかをMS自ら判断し、自律的にパワーを増加させる。
<無線基地局の構成>
図11は、無線基地局装置の一実施形態の構成図を示す。同図中、無線基地局装置20は、通信インタフェースとしてアンテナ21を具備し、MSとの間で無線信号の送受信を行う無線インタフェース22と、上位ネットワークにおけるルータ等の装置(図示せず)との間で主にパケットの送受信を行うネットワークインタフェース23を有する。
ネットワークインタフェース23を介して受信したMS宛の下りパケットは、パケット識別/バッファ部24に供給されて、MS及びコネクション単位で識別した上でSDU(Service Data Unit)としてバッファに一時的に保持される。
その後、スケジューラ25により下りサブフレーム内のスロットが割当てられると、パケット識別/バッファ部24から出力されるSDUはPDU生成部26に供給されてSDU/PDU変換(MACヘッダやCRCの付与、フラグメント、パッキングなど)を行われ、送信処理部27での符号化、変調、無線フレーム生成を行った後、無線インタフェース22で無線信号に変換されてMSへ送信される。
逆に、無線インタフェース22を介して受信したMS発の上り無線信号は、受信処理部29で受信フレーム抽出、復調、復号化を行われ、上りサブフレーム内のPDUの抽出を行う。この後、制御メッセージ抽出部30において制御メッセージとユーザデータの振分けを行う。
ユーザデータの場合には、SDU再生部31でのPDU/SDU変換(デフラグメント、デパッキング、MACヘッダやCRCの除去)を行った後、ネットワークインタフェース23より上位ネットワーク側に転送される。
MSの送信電力や最大送信電力などの情報、またMSからのユーザデータ送信のための上り帯域要求などは、制御メッセージ抽出部30において制御メッセージとして抽出され、スケジューラ(制御部)25に供給されてスケジューリングに用いられる。先のバーストプロファイルの設定制御は、このスケジューラ(制御部)25によるバーストプロファウルの選択制御により実行することができる。制御すべき内容は先に説明したとおりである。
また、各MSの上りCINRの測定及び調整は、無線チャネル計測部32、送信電力制御部33、制御メッセージ生成部34にて行われる。無線チャネル計測部32では、受信処理部29にて受信したMSの受信信号から上りCINRやRSSIなどの無線チャネル品質に関するパラメータを算出する。送信電力制御部33では、無線チャネル計測部32で算出した上りCINRが所定のCINRとなるように、MSの送信電力を増減するための補正値を決定する。なお、Reuseゾーン1の無線端末に対する送信電力の増加を行わないにように規制制御することや、最大送信電力より小さい所定の送信電力以下となるように規制制御することもできる。制御メッセージ生成部34では、送信電力制御部33にて決定された補正値をMSへ通知するため、制御メッセージ(IEEE802.16d/eではREP−REQ)を生成して、スケジューラに対して送信を要求する。
スケジューラ25は、MS宛の下りユーザデータや制御メッセージ、及びMS発の上りユーザデータや制御メッセージについて、無線フレームにおける下りサブフレーム及び上りサブフレーム上のスロットの割当及び配置を決定する。前述のように、IEEE802.16d/eでは割当られたスロットの集合及び配置をバーストと呼び、このバーストのマップ情報としてDL−MAP及びUL−MAPが下り及び上りサブフレーム用にそれぞれ生成される。即ち、スケジューラ25は、マップ情報を制御することで、送受信に用いる無線リソースを制御している。
PDU生成部26及び送信処理部27では、このDL−MAPに基づいて下りサブフレームを生成する。またUL−MAPは下り制御メッセージとして全MSで受信され、各MSはUL−MAPの情報に基づき、自身が割当てられたスロットを用いて上りユーザデータ及び制御メッセージを送信する。
上述のスケジューリングを実現するため、スケジューラ25はスロット割当部41、送信パラメータ決定部42、帯域要求管理部43、記憶部44を有している。
記憶部44は、MSからの制御メッセージにより取得した送信電力や最大送信電力、Reuse1及びReuse3ゾーンでの送信電力の閾値、CINRと使用可能な送信パラメータ(BP)の対応情報、無線フレームの構成情報(下りサブフレーム及び上りサブフレームのサイズ、Reuse1及びReuse3ゾーンのサイズ及び配置等)など、スケジューリングの際に参照される情報を保持する。
帯域要求管理部43は、MSからの明示的な要求メッセージ又はBSによる自律的な割当に基づいて、各MSのコネクションについて送信待ちの帯域要求の有無やサイズを管理する。送信待ち帯域要求の情報は、新たな要求が発生する都度、またスケジューリングによって割当が行われる都度、更新される。
送信パラメータ決定部42は、MSの送信電力や無線チャネル品質や、送信待ちの帯域要求の量に基づいて、使用する変調方式や符号化方式(IEEE802.16d/eではこの組合せBP;Burst Profileと呼ぶ)を決定する。
スロット割当部41は、帯域要求管理部43にて管理される未割当の帯域要求、送信パラメータ決定部42にて決定された各MSで使用可能な送信パラメータ、無線フレーム構成情報に基づき、Reuse1及びReuse3ゾーンにおけるスロットを使用させるMSと、割当てるスロット数を決定する。
<第1実施形態;Reuse1ゾーンはMSの電力増加なし、Reuse3ゾーンは閾値までの電力増加あり>
図12は、IEEE802.16d/eにおいて初期接続時及び周期的な送信電力調整を行うためのレンジング手順を示している。図中の括弧付き数字は以下の説明と対応する。
(1)MSは、Initial Ranging Code(初期接続時)又はPeriodic Ranging Code(周期実行時)を選択し、ULサブフレームに設定されるCDMA Ranging Region内の任意のスロット(Ranging Opportunity)を用いて送信する。
(2)BSは、MSからRanging Codeを受信し、その際の受信信号のタイミングや通信品質(CINR)を計測する。補正が必要な場合には、補正値を示すTiming AdjustやPower Level Adjust情報を含め、応答としてRNG−RSPメッセージをMSへ送信する。
(3)続いてBSは、上りサブフレームの割当マップ情報であるUL−MAPにおいてCDMA Allocation IEを設定し、MSが(4)のRNG−REQを送信するための上りサブフレーム内のスロットを割当てる。
(4)MSは、(3)のCDMA Allocation IEで割当てられたスロットを用いて、RNG−REQメッセージを送信する。このメッセージ送信の際には、(2)で通知された送信電力やタイミングを補正した上で、指定されたスロットを使って送信を行う。RNG−REQメッセージには、MACアドレス、MACバージョン(IEEE802.16d又はIEEE802.16e)などが含まれる。
(5)BSは、MSからのRNG−REQについて、受信信号のタイミングや受信品質を再度計測し、指定したスロットのタイミング、所望の受信品質で受信されたことを確認する。OKの場合には、以降使用するMSの制御用チャネルの識別子であるBasic CID(Channel Identifier)などを含めたRNG−RSP(StatusはSuccess)をMSへ送信する。受信タイミングや送信電力について再度補正が必要な場合には、補正値情報を含めたRNG−RSP(Status=Continue)を送信し、MSに対して再度RNG−REQを送信するよう指示する。
このレンジング手順により、MSから送信される信号がBSにて所定のCINRで受信されるよう、MSにおける送信電力が制御される。
図13は、IEEE802.16d/eにおいてMSからBSへ無線チャネル品質に関する計測情報の通知を行うための計測情報通知手順を示している。図中の括弧付き数字は以下の説明と対応する。
(1)BSは、MSへREP−REQメッセージを送信し、無線チャネル品質に関する情報の通知を要求する。REP−REQメッセージには、Report typeパラメータが含まれており、通知すべき情報の種類を指定することができる。例えば、MSでの現在の送信電力値を通知させる場合には、ビット7(Include current Tx power report)を1に設定する。
(2)MSは、REP−REQで指定された項目について、REP−RSPメッセージを送信して情報をBSへ通知する。送信電力値は、1バイトのCurrent Tx power TLVを用いて−64〜43.5dBm(0.5dBm刻み)で通知される。
この計測情報通知手順手順により、BSはMSにおけるその時点での送信電力の大きさを知ることができる。
図14を用いて第1実施形態におけるスケジューリング手順を説明する。図15に、この時の上りサブフレームの無線リソース割当結果を示す。図中の括弧付き数字は以下の説明と対応する。
ここで、BSは、図12の手順を用いて、所定のCINRとしてQPSK1/2での受信に必要な6dBとなるよう、MS1〜MS8に対して送信電力の調整を行っている。また、図13の手順を用いて、各MSの現在の送信電力値を図14(A)に示すように把握している。
また、BSは、送信パラメータであるBPと、そのBPを用いて上りバーストを受信するのに必要なCINRの対応を保持している。図14(B)では、QPSK1/2、16QAM1/2、64QAM1/2を用いるために必要なCINRは、それぞれ6dB、12dB、18dBである。見方を変えれば、これは例えば16QAM1/2で上りバーストを送信する際には、QPSK1/2で送信する場合に比べて12−6=6dBほどCINRが高い必要があり、CINRを高くするためには、送信信号(搬送波)の送信電力を大きくすることを意味する。
なお、変調方式と符号化(FEC)方式の組合せであるBPの種類は、もちろん上記以外にも定義されても良い。また、このBPと受信CINRの対応情報は、BSだけでなく、MSでも保持していても良い。
更に、BSはReuse3ゾーンを用いるMSの送信電力の閾値情報を図14(C)に示すように保持している。ここでは、その閾値は20dBmとなっているが、この閾値は無線通信システムを用いてサービスを提供するオペレータやBSのベンダによって設定される。
また、図15に示す上りサブフレームは、IEEE802.16eで用いられるOFDMAフレームを想定しているが、簡単のため、MSからBSへのフィードバック情報やコンテンションアクセスを行うための制御領域は省略している。また、IEEE802.16d/eでは、PUSC、Optional PUSC、FUSC(下りのみ)、Band AMCなどのPermutationが規定されている。Permutationに応じて、データ用及びパイロット信号用のサブキャリア数や、サブチャネルを構成するサブキャリアの数が異なる。また、PUSC、FUSCは、論理的なサブキャリアのインデックスと物理的なサブキャリアの周波数の順番が対応していないのに対し、Band AMCでは、論理的なサブキャリアのインデックスと物理的なサブキャリアの周波数の順番が対応しており、周波数軸上で連続したサブキャリアによりサブチャネルが構成されている。
Permutationの種類によって、隣接セルにおいて同じスロットを用いて送信された無線信号の干渉の発生確率は異なることが予想されるが、いずれのPermutationにおいても本発明のスケジューリングによる効果は得ることができる。よって、図15に示す上りサブフレームにおいて、Reuse1ゾーン及びReuse3ゾーンそれぞれは、いずれのPermutationを適用していても良い。
(1)BSは、現在の送信電力が小さいMSから順に、所定のCINRで使用可能なBPとしてQPSK1/2を用いて、上りサブフレームにおけるReuse1ゾーンのスロットを割当てて行く。BSは、各MSについて、帯域要求(Bandwidth Request)などの手順により要求される割当待ちの上りデータ帯域をバイト単位で管理しており、使用するBPに基づいて必要なスロット数へ換算し、スロットの割当を行う。この例では、図15に示すようにMS1からMS4までが、Reuse1ゾーンにおいてQPSK1/2を用いて割当てられ、Reuse1ゾーンのスロットが全て割当済みとなっている。
(2)まだ割当待ちの帯域要求を持つMSが存在する場合には、更にReuse3ゾーンを用いてスロットを割当てるMSの選択を行う。BSは、まだ割当がまだであるMS5から順に、送信電力を、閾値である20dBmを超えない範囲で増加させた場合に、QPSK1/2よりも高速なBPが使用可能かどうかを判定する。この実施形態では、各MSと使用可能な最速のBPは、それぞれ以下のようになる。
MS5:20−8=12dBなので、QPSK1/2から64QAM1/2(増加分:18−6=12dB)に変更可能。
MS6:20−9=11dBなので、QPSK1/2から16QAM1/2(増加分:12−6=6dB)に変更可能。
MS7:20−15=5dBなので、QPSK1/2のみ使用可能。
MS8:20−20=0dBなので、QPSK1/2のみ使用可能。
(3)上記判定に基づき、BSはMS5から順に、できる限り高速なBPを用いて、上りサブフレームにおけるReuse3ゾーンのスロットを割当てて行く。この例では、図15に示すようにMS5及びMS6が、Reuse3ゾーンにおいてそれぞれ64QAM1/2、16QAM1/2を用いて割当てられ、Reuse3ゾーンのスロットが全て割当済みとなり、スケジューリングが完了する。
<第2実施形態;Reuse1ゾーンはMSの電力増加なし、Reuse3ゾーンはMSの最大送信電力までの電力増加あり>
図16を用いて第2実施形態におけるスケジューリング手順を説明する。図17に、この時の上りサブフレームの無線リソース割当結果を示す。図中の括弧付き数字は以下の説明と対応する。
ここで、BSは、第1実施形態の場合と同様に、図12の手順を用いて、所定のCINRとしてQPSK1/2での受信に必要な6dBとなるよう、MS1〜MS8に対して送信電力の調整を行っている。また、図13の手順を用いて、各MSの現在の送信電力値を図16(A)に示すように把握しているとする。また、BS又はBSとMSは、図16(B)に示すように、BPと受信CINRの対応情報を保持している。
第1実施形態との違いとして、図16(A)に示すように、BSは各MSのその時点での送信電力に加え、各MSが最大送信可能な電力値を保持している。この最大送信電力は、個々のMSの能力に基づく固有値であるため、MSの製造ベンダや機種によってMS毎に異なる値となることが考えられる。最大送信電力が大きなMSは、それだけBSから離れた位置においても通信が可能であることになる。MSの最大送信電力の取得については後述する。
(1)BSは、現在の送信電力が小さいMSから順に、所定のCINRで使用可能なQPSK1/2を用いて、上りサブフレームにおけるReuse1ゾーンのスロットを割当てて行く。BSは、各MSについて、帯域要求(Bandwidth Request)などの手順により要求される割当待ちの上りデータ帯域をバイト単位で管理しており、使用するBPに基づいて必要なスロット数へ換算し、スロットの割当を行う。この例では、図17に示すようにMS1からMS4までが、Reuse1ゾーンにおいてQPSK1/2を用いて割当てられ、Reuse1ゾーンのスロットが全て割当済みとなっている。
(2)まだ割当待ちの帯域要求を持つMSが存在する場合には、更にReuse3ゾーンを用いてスロットを割当てるMSの選択を行う。BSは、まだ割当がまだであるMS5からMS8について、各MSの最大送信電力を超えない範囲で送信電力を増加させた場合に、QPSK1/2よりも高速なBPが使用可能かどうかを判定する。この実施形態では、各MSと使用可能な最速のBPは、それぞれ以下のようになる。
MS5:20−8=12dBなので、QPSK1/2から64QAM1/2(増加分:18−6=12dB)に変更可能。
MS6:20−9=11dBなので、QPSK1/2から16QAM1/2(増加分:12−6=6dB)に変更可能。
MS7:30−15=15dBなので、QPSK1/2から64QAM1/2(増加分:18−6=12dB)に変更可能。
MS8:25−20=5dBなので、QPSK1/2のみ使用可能。
(3)上記判定に基づき、BSはMS5からMS8のうち、より高速なBPが使用可能なMS5及びMS7を優先的に上りサブフレームにおけるReuse3ゾーンのスロットを割当てて行く。ここで、MS5とMS7は、いずれも64QAM1/2が使用可能であるが、64QAM1/2を使用した場合の送信電力は、MS5は8(現在の送信電力)+12(増加分)=20dBm、MS7は15(現在の送信電力)+12(増加分)=27dBmとなる。
なお、BSは、同じBPを使用可能なMSが複数存在する場合、送信電力がより小さいMSから順に割当を行っても良い。これは、全体の上りスループットが同じであるならば、なるべくMSの消費電力が少なくて済むように割当対象のMSを選択するためである。もちろん、この他に、単純にMSの番号が小さい順や、送信待ちの帯域要求の量が大きい順に割当を行っても良い。この実施形態では、図17に示すようにMS5及びMS7が、Reuse3ゾーンにおいて共に64QAM1/2を用いて割当てられ、Reuse3ゾーンのスロットが全て割当済みとなり、スケジューリングが完了する。
図18に、IEEE802.16d/eにおいてMSのCapabilityに関する情報をBSへ通知し、使用するパラメータのネゴシエーションを行うためのBasic Capability negotiation手順を示している。このネゴシエーション手順は、MSがIEEE802.16d/eネットワークに接続する際に行われ、この手順によりMSの最大送信電力を取得することができる。
(1)MSは、SBC−REQメッセージを送信し、BSとの通信において使用する無線パラメータのネゴシエーションを依頼する。SBC−REQメッセージには、変調方式毎に送信可能な最大送信電力を示すMaximum Tx powerパラメータやその他のパラメータが含まれる。
(2)BSは、受信したSBC−REQメッセージに含まれるパラメータに基づき、必要な情報を保持すると共に、MSとの通信に使用する最終的なパラメータについて合意、決定した結果をSBC−RSPメッセージによりMSへ通知する。
<第1実施形態及び第2実施形態のスケジューリングのフローチャート>
図19は、第1実施形態及び第2実施形態のスケジューリングのフローチャートを示す。
同図中、ステップS1では、BSに接続しているMSのうち、送信待ちの帯域要求があり、かつ、今回の上りサブフレームに対するスケジューリングにおいて、まだスロット割当が行われておらず、かつ、その時点での送信電力が最小のMSを抽出している。
ステップS2では該当端末が抽出されたか否かを判別し、ステップS3ではReuse1ゾーンの空きリソースがあるか否かを判別する。
ステップS4では、図15又は図17に示したように上りサブフレームの先頭サブチャネルから割当を行っても良いし、後述する図29のようにReuse3ゾーンで使用する周波数と同じサブチャネルから割当を行っても良い。
ステップS3でReuse1ゾーンの空きリソースがなくなるとステップS5に進む。ステップS5でReuse3ゾーンの空きリソースがあるか否かを判別したのち、ステップS6では、MSの送信電力をある閾値以下の範囲で増加させた場合に使用可能なBPのうち、最速のBPの選択を行っている。この閾値は、第1実施形態ではBSが保持するReuse3ゾーンでの送信電力の閾値、第2実施形態では各MSの最大送信電力となる。そして、ステップS7により、Reuse3ゾーンのスロット割当が行われる。
ステップS1の抽出条件を満たす全てのMSについてスロット割当が行われ、該当するMSがなくなった場合、もしくはReuse1及びReuse3ゾーンの全スロットが割当済みとなった場合、スケジューリングは終了となる。
図20は、第1実施形態及び第2実施形態のスケジューリングの他のフローチャートを示す。
同図中、ステップS1〜S4では、図19のフローと同様にReuse1ゾーンのスロット割当が行われる。
Reuse1ゾーンのスロットが全て割当済みとなった場合、ステップS5〜S12でReuse3ゾーンのスロットについて割当が行われる。ここで、まずステップS5において、まだ割当が行われていないMSについての送信待ち帯域要求の総和を算出する。ステップS6において、QPSK1/2を用いる場合のスロット数に換算した上で、Reuse3ゾーンの全スロット数を越えないかどうかを判別する。
ここで、超えない場合(判定結果=Y)には、ステップS7において、割当がまだの残りの全MSについて、QPSK1/2のままでReuse3ゾーンのスロットを割当て、スケジューリングは終了となる。この場合、MSは高速なBPを用いる必要がないため、小さい送信電力、つまり少ない消費電力で上りデータを送信することができ、またBSのスケジューリング処理量も少なくなるため、プロセッサの負荷を低減することができる。
ステップS6で超える場合(判定結果=N)には、ステップS8〜S12により、図19と同様なReuse3ゾーンのスロット割当が行われる。すなわち、ステップS8で、送信待ちの帯域要求があり、かつ、まだスロット割当が行われておらず、かつ、その時点での送信電力が最小のMSを抽出し、ステップS9で該当端末が抽出された場合、図19のステップS5〜S7に対応するステップS10〜S12を実行する。
<第3実施形態;Reuse1ゾーンはMSの閾値までの電力増加あり、Reuse3ゾーンはMSの閾値までの電力増加あり>
図21を用いて第3実施形態におけるスケジューリング手順を説明する。また、図22に、この時の上りサブフレームの無線リソース割当結果を示す。図中の括弧付き数字は以下の説明と対応する。
ここで、BSは、図12の手順を用いて、所定のCINRとしてQPSK1/2での受信に必要な6dBとなるよう、MS1〜MS8に対して送信電力の調整を行っている。また、図13の手順を用いて、各MSの現在の送信電力値を図21(A)に示すように把握している。また、BS又はBSとMSは、図21(B)に示すように、BPと受信CINRの対応情報を保持している。
第1実施形態との違いとして、BSは、Reuse3ゾーンでのMSの送信電力の閾値に加え、Reuse1ゾーンにおける送信電力の閾値も保持し、図9の説明で述べたように、Reuse1ゾーンであっても閾値となる送信電力を超えない範囲では、より高速なBPを用いるかどうかの判定を行う。そして、所定の条件を満足する場合にはQPSK1/2よりも高速なBPを選択して無線リソースの割当を行う。また、BSは、図21(C),(D)に示すように、Reuse1ゾーンでの送信電力の閾値として10dBm、Reuse3ゾーンでの送信電力の閾値として20dBmを、それぞれ保持している。
(1)BSは、現在の送信電力が小さいMSから順に、まずReuse1ゾーンを用いてスロットを割当てるMSの選択を行う。Reuse1ゾーンでの送信電力を閾値である10dBmを超えない範囲で増加させた場合に、QPSK1/2よりも高速なBPが使用可能かどうかを判定する。この実施形態では、各MSと使用可能な最速のBPは、それぞれ以下のようになる。ここで判定の対象となるのは、現時点での送信電力が10dBmを超えていないMS1からMS6までとなる。
MS1:10−3=7dBなので、QPSK1/2から16QAM1/2(増加分:12−6=6dB)に変更可能。
MS2:10−4=6dBなので、QPSK1/2から16QAM1/2(増加分:12−6=6dB)に変更可能。
MS3:10−5=5dBなので、QPSK1/2のみ使用可能。
MS4:10−6=4dBなので、QPSK1/2のみ使用可能。
MS5:10−8=2dBなので、QPSK1/2のみ使用可能。
MS6:10−9=1dBなので、QPSK1/2のみ使用可能。
(2)上記の判定に基づき、BSはMS1から順に、できる限り高速なBPを用いて、上りサブフレームにおけるReuse1ゾーンのスロットを割当てて行く。
この実施形態では、図22に示すようにMS1及びMS2は16QAM1/2で、MS3、MS4、MS5はQPSK1/2を用いてスロットを割当てられ、Reuse1ゾーンのスロットが全て割当済みとなっている。
MS6は、(1)の判定の対象となったが、Reuse1ゾーンの全てのスロットがMS1からMS5への割当により割当済みとなったため、(3)にて改めてReuse3ゾーンのスロット割当候補となる。
(3)まだ割当待ちの帯域要求を持つMSが存在する場合には、更にReuse3ゾーンを用いてスロットを割当てるMSの選択を行う。BSは、まだ割当がまだであるMS6から順に、送信電力を閾値である20dBmを超えない範囲で増加させた場合に、QPSK1/2よりも高速なBPが使用可能かどうかを判定する。この実施形態では、各MSと使用可能な最速のBPは、それぞれ以下のようになる。
MS6:20−9=11dBなので、QPSK1/2から16QAM1/2(増加分:12−6=6dB)に変更可能。
MS7:20−15=5dBなので、QPSK1/2のみ使用可能。
MS8:20−20=0dBなので、QPSK1/2のみ使用可能。
(4)上記の判定に基づき、BSはMS6から順に、できる限り高速なBPを用いて、上りサブフレームにおけるReuse3ゾーンのスロットを割当てて行く。この実施形態では、図22に示すようにMS6及びMS7が、Reuse3ゾーンにおいてそれぞれ64QAM1/2、16QAM1/2を用いて割当てられ、Reuse3ゾーンのスロットが全て割当済みとなり、スケジューリングが完了する。
<第4実施形態;Reuse1ゾーンはMSの閾値までの電力増加あり、Reuse3ゾーンはMSの最大送信電力までの電力増加あり>
図23を用いて第4実施形態におけるスケジューリング手順を説明する。また図24に、この時の上りサブフレームの無線リソース割当結果を示す。図中の括弧付き数字は以下の説明と対応する。
ここで、BSは、図12の手順を用いて、所定のCINRとしてQPSK1/2での受信に必要な6dBとなるよう、MS1〜MS8に対して送信電力の調整を行っている。また、図13の手順を用いて、各MSの現在の送信電力値を図23(A)に示すように把握している。また、BS又はBSとMSは、図23(B)に示すようにBPと受信CINRの対応情報を保持している。
また、第2実施形態と同様に、BSは、各MSのその時点での送信電力に加え、MSが最大送信可能な電力値を図23(A)に示すように保持している。第2実施形態との違いとして、BSは、MSが最大送信可能な電力値に加え、Reuse1ゾーンにおける送信電力の閾値も保持し、図9の説明で述べたように、Reuse1ゾーンであっても閾値となる送信電力を超えない範囲では、より高速なBPを用いるかどうかの判定を行い、所定の条件を満足する場合にはQPSK1/2よりも高速なBPを選択して無線リソースの割当を行う。また、BSは、図23(C)に示すように、Reuse1ゾーンでの送信電力の閾値として10dBmを保持している。
(1)BSは、現在の送信電力が小さいMSから順に、まずReuse1ゾーンを用いてスロットを割当てるMSの選択を行う。Reuse1ゾーンでの送信電力を閾値である10dBmを超えない範囲で増加させた場合に、QPSK1/2よりも高速なBPが使用可能かどうかを判定する。この例では、各MSと使用可能な最速のBPは、それぞれ以下のようになる。ここで判定の対象となるのは、現時点での送信電力が10dBmを超えていないMS1からMS6までとなる。
MS1:10−3=7dBなので、QPSK1/2から16QAM1/2(増加分:12−6=6dB)に変更可能。
MS2:10−4=6dBなので、QPSK1/2から16QAM1/2(増加分:12−6=6dB)に変更可能。
MS3:10−5=5dBなので、QPSK1/2のみ使用可能。
MS4:10−6=4dBなので、QPSK1/2のみ使用可能。
MS5:10−8=2dBなので、QPSK1/2のみ使用可能。
MS6:10−9=1dBなので、QPSK1/2のみ使用可能。
(2)上記の判定に基づき、BSはMS1から順に、できる限り高速なBPを用いて、上りサブフレームにおけるReuse1ゾーンのスロットを割当てて行く。この例では、図24に示すようにMS1及びMS2は16QAM1/2で、MS3、MS4、MS5はQPSK1/2を用いてスロットを割当てられ、Reuse1ゾーンのスロットが全て割当済みとなっている。
MS6は、(1)での判定の対象となったが、Reuse1ゾーンの全てのスロットがMS1からMS5に割当てられたため、(3)にて改めてReuse3ゾーンのスロット割当候補となる。
(3)まだ割当待ちの帯域要求を持つMSが存在する場合には、更にReuse3ゾーンを用いてスロットを割当てるMSの選択を行う。BSは、まだ割当がまだであるMS6からMS8について、各MSの最大送信電力を超えない範囲で送信電力を増加させた場合に、QPSK1/2よりも高速なBPが使用可能かどうかを判定する。この例では、各MSと使用可能な最速のBPは、それぞれ以下のようになる。
MS6:20−9=11dBなので、QPSK1/2から16QAM1/2(増加分:12−6=6dB)に変更可能。
MS7:30−15=15dBなので、QPSK1/2から64QAM1/2(増加分:18−6=12dB)に変更可能。
MS8:25−20=5dBなので、QPSK1/2のみ使用可能。
(4)上記の判定に基づき、BSはMS6からMS8のうち、より高速なBPが使用可能なMS7及びMS6を優先的に上りサブフレームにおけるReuse3ゾーンのスロットを割当てて行く。この例では、図24に示すようにMS7及びMS6が、Reuse3ゾーンにおいてそれぞれ64QAM1/2、16QAM1/2を用いて割当てられ、Reuse3ゾーンのスロットが全て割当済みとなり、スケジューリングが完了する。
<第3実施形態及び第4実施形態のスケジューリングのフローチャート>
図25は、第3実施形態及び第4実施形態のスケジューリングのフローチャートを示す。
同図中、ステップS1〜S5により、Reuse1ゾーンのスロット割当が行われる。図19との違いは、ステップS4及びS5において、MSの送信電力をReuse1ゾーンにおける閾値以下の範囲で増加させた場合に使用可能なBPのうち、最速のBPの選択を行い、Reuse1ゾーンのスロットを割当てている点である。
こののちステップS6〜S8により、Reuse3ゾーンのスロット割当が行われる。ステップS6では、MSの送信電力をある閾値以下の範囲で増加させた場合に使用可能なBPのうち、最速のBPの選択を行っている。この閾値は、第3実施形態の場合ではBSが保持するReuse3ゾーンでの送信電力の閾値、第4実施形態の場合では各MSの最大送信電力となる。
ステップS1の抽出条件を満たす全てのMSについてスロット割当が行われ、該当するMSがなくなった場合、もしくはReuse1及びReuse3ゾーンの全スロットが割当済みとなった場合、スケジューリングは終了となる。
図26は、第3実施形態及び第4実施形態のスケジューリングのフローチャートの別の例を示す。
同図中、ステップS1〜S5では、図25のフローと同様にReuse1ゾーンのスロット割当が行われる。
Reuse1ゾーンのスロットが全て割当済みとなった場合、ステップS6〜S13でReuse3ゾーンのスロットについて割当が行われる。ここで、まずステップS6において、まだ割当が行われていないMSについての送信待ち帯域要求の総和を算出し、ステップS7において、QPSK1/2を用いる場合のスロット数に換算した上で、Reuse3ゾーンの全スロット数を越えないかどうかを判定する。
ここで、超えない場合(判定結果=Y)には、ステップS8において、割当がまだの残りの全MSについて、QPSK1/2のままでReuse3ゾーンのスロットを割当て、スケジューリングは終了となる。この場合、MSは高速なBPを用いる必要がないため、小さい送信電力、つまり少ない消費電力で上りデータを送信することができ、またBSのスケジューリング処理量も少なくなるため、プロセッサの負荷を低減することができる。
ステップS7で超える場合(判定結果=N)には、ステップS9〜S13により、図25と同様なReuse3ゾーンのスロット割当が行われる。すなわち、ステップS9で、送信待ちの帯域要求があり、かつ、まだスロット割当が行われておらず、かつ、その時点での送信電力が最小のMSを抽出し、ステップS10で該当端末が抽出された場合、図25のステップS6〜S8に対応するステップS11〜S13を実行する。
<フローチャートの変形例>
図27は、第1乃至第4実施形態のスケジューリングにおけるフローチャートの変形例を示す。図20におけるステップS5〜S7、及び図26のフローチャートにおけるステップS6〜S8では、Reuse3ゾーンのスロット割当を開始する前に、割当未の全ての送信待ち帯域要求が、QPSK1/2のままでReuse3ゾーンに割当可能かを判定している。図27では、図19、図20、図25、図26におけるReuse1ゾーンからのスロット割当を開始する前に、同様の判定を行うものである。
図27において、ステップS21においてスロット割当開始前の全ての送信待ち帯域要求の総和を算出し、ステップS22において、QPSK1/2を用いる場合のスロット数に換算した上で、Reuse3ゾーンの全スロット数を越えないかどうかを判定する。ここで、超えない場合(判定結果=Y)には、ステップS23において、全MSについて、QPSK1/2のままでReuse3ゾーンのスロットを割当、スケジューリングは終了となる。
ステップS22で超える場合(判定結果=N)には、図19、図20、図25、図26のいずれかのフローチャートを実行し、Reuse1ゾーンからのスロット割当を開始する。
Reuse3ゾーンのスロット数はReuse1ゾーンに比べ少ないと考えられるため、例えば通信中のMSの数が少なく、送信待ち帯域要求の総和が小さい場合でなければ、ステップS21〜S23だけでスケジューリングが終了することはない。しかし、図27のようなフローチャートとすることで、FFRを適用している場合であっても、Reuse3ゾーンのみで全ての送信待ち帯域要求に対してスロットを割当てることが可能な場合には、Reuse3ゾーンのみを用いてスロット割当を行った方が、セル間での干渉の影響を受けることもなく、またBSのスケジューリング処理量も少なくなるため、プロセッサの負荷を低減することができる。
図28は、第1乃至第4実施形態のスケジューリングにおけるフローチャートの別の変形例を示す。図27と同様に、図19、図20、図25、図26によるReuse1ゾーンからのスロット割当を開始する前に、Reuse3ゾーンのみで全ての送信待ち帯域要求についてスロットを割当てることが可能かの判定を行っている。
図27との違いは、図28のステップS22において、MSの送信電力をQPSK1/2ではなく、Reuse3での送信電力の閾値又はMSの最大送信電力以下の範囲で増加させた場合に使用可能な最速のBPを選択し、ステップS23において、ステップS22で選択したBPを用いる場合のスロット数に換算した上で、Reuse3ゾーンの全スロット数を越えないかどうかを判定し、越えないと判定されたときにステップS24において、全MSについてステップS22で選択したBPを用いReuse3ゾーンのスロットを割当てている点である。
全MSがQPSK1/2を用いる図27に比べ、高速なBPを用いることで必要なスロット数がより少なくなるため、Reuse3ゾーンのスロット数がより少ない場合でも、Reuse3ゾーンのみを用いてスロット割当を行うことができる確率が高くなる。ただし、図27の場合よりは、高速なBPを用いるMSの送信電力、即ち消費電力は増加し、BSのスケジューリング処理量が多くなる。
<Reuse1ゾーンでのスロット割当方法の変形例>
図29は、第1乃至第4実施形態における上りサブフレームのReuse1ゾーンでのスロット割当方法の変形例を説明するため図を示す。なお、各上りサブフレームの横軸はシンボルを、縦軸はサブチャネルを意味している。
ここで、各上りサブフレームでは、右半分がReuse1ゾーン、左半分はReuse3ゾーンであり、Reuse3ゾーンではセル1はF1部分、セル2はF2部分、セル3はF3部分のサブチャネルを排他的に使用し、Reuse1ゾーンはセル1、セル2、セル3ともF1、F2、F3全てのサブチャネルを共通に使用している。
通常、Reuse1ゾーンのスロットを割当てる際には、図15、図17、図22、図24で示したように、セルによらず同一のサブチャネル、例えばインデックスが最小のサブチャネル(図中の一番上のサブチャネル)から順に使用することが考えられる。
しかし、例えばセル1、セル2、セル3においてReuse1ゾーンに対し割当が行われたスロット数がReuse1ゾーンの全スロット数の1/3程度であった場合などは、Reuse1ゾーン内で使用しているサブチャネルができるだけ排他的になるようにスロットの割当を行った方が、Reuse1ゾーンであってもReuse3ゾーンのように隣接セル間の干渉を回避することが期待できる。
また、Reuse1ゾーンに対し割当てられるスロット数が全スロット数の1/3より多かったとしても、極力排他的な順番でスロットを割当てた方が、隣接セル間で同じサブチャネルが同時に使用される確率、即ち干渉が発生する確率の低減につながる。
このため、例えばセル1は、図29(A)に示すように、Reuse3で使用するF1と同じ周波数の(1)の部分からスロット割当を開始し、次に、F2と同じ周波数の(2)の部分にスロット割当を行い、最後に、F3と同じ周波数の(3)の部分にスロット割当を行う。
また、セル2は、図29(B)に示すように、Reuse3で使用するF2と同じ周波数の(2)の部分からスロット割当を開始し、次に、F3と同じ周波数の(3)の部分にスロット割当を行い、最後に、F1と同じ周波数の(1)の部分にスロット割当を行う。
また、セル3は、図29(C)に示すように、Reuse3で使用するF3と同じ周波数の(3)の部分からスロット割当を開始し、次に、F1と同じ周波数の(1)の部分にスロット割当を行い、最後に、F2と同じ周波数の(2)の部分にスロット割当を行う。
上記各実施形態によれば、無線通信システムにおいて、上りリンクにFFRを適用し、隣接セルへの干渉の発生を回避しながら、MSに対し極力高速なBPを選択し、適切なReuse1ゾーン又はReuse3ゾーンの無線リソースを割当てることが可能となる。このため、干渉による受信エラーを起こすことなく、セル全体での送信可能な上りデータ量の総和、即ち上りリンクのスループットが向上する。
なお、上記各実施形態では、Reuse3ゾーン又はReuse1ゾーン及びReuse3におけるMSの送信電力を所定の閾値又はMSの最大送信電力まで増加させているが、この他にも、Reuse1ゾーンだけでMSの送信電力を所定の閾値又はMSの最大送信電力まで増加させることも可能である。

Claims (10)

  1. 第1の時間帯では、隣接する他の無線基地局とは異なる周波数帯域を用いて無線端末と無線通信を行い、第2の時間帯では、隣接する他の無線基地局と共通する周波数帯を用いて無線端末と無線通信を行い得る無線基地局において、
    該第1の時間帯で無線通信を行う無線端末については、上り送信に適用するバーストプロファイルを変更しない又は適用したバーストプロファイルに対応する無線通信速度以下の無線通信速度に対応するバーストプロファイルを割当てる制御部を備えた、
    ことを特徴とする無線基地局。
  2. 第1の時間帯では、隣接する他の無線基地局とは異なる周波数帯域を用いて無線端末と無線通信を行い、第2の時間帯では、隣接する他の無線基地局と共通する周波数帯を用いて無線端末と無線通信を行い得る無線基地局において、
    該第1の時間帯で無線通信を行う無線端末に割当てを許容する上り送信用のバーストプロファイルの最大無線通信速度を、前記第2の時間帯で無線通信を行う無線端末に割当を許容する上り送信用のバーストプロファイルの最大無線通信速度より低速なものに制限する制御部を備えた、
    ことを特徴とする無線基地局。
  3. 第1の時間帯では、隣接する他の無線基地局とは異なる周波数帯域を用いて無線端末と無線通信を行い、第2の時間帯では、隣接する他の無線基地局と共通する周波数帯を用いて無線端末と無線通信を行い得る無線基地局において、
    該第1の時間帯で無線通信を行う無線端末に割当てを許容する上り送信用のバーストプロファイルを、下り送信用のバーストプロファイルと同速度又は該下り送信用のバーストプロファイルより低速なものに制限する制御部を備えた、
    ことを特徴とする無線基地局。
  4. 第1の時間帯では、隣接する他の無線基地局とは異なる周波数帯域を用いて無線端末と無線通信を行い、第2の時間帯では、隣接する他の無線基地局と共通する周波数帯を用いて無線端末と無線通信を行い得る無線基地局において、
    該第1の時間帯で無線通信を行う無線端末に対しては、送信電力の増加を規制する又は最大送信電力よりも小さい所定の送信電力以下となるように規制する制御部を備えた、
    ことを特徴とする無線基地局。
  5. 第1の時間帯では、隣接する他の無線基地局とは異なる周波数帯域を用いて無線端末と無線通信を行い、第2の時間帯では、隣接する他の無線基地局と共通する周波数帯を用いて無線端末と無線通信を行い得る無線基地局との間で、該第1の時間帯で無線通信を行う無線端末であって、
    上り送信に適用するバーストプロファイルを変更しない又は適用したバーストプロファイルに対応する無線通信速度以下の無線通信速度に対応するバーストプロファイルを前記無線基地局から割当てられる、
    ことを特徴とする無線端末。
  6. 第1の時間帯では、隣接する他の無線基地局とは異なる周波数帯域を用いて無線端末と無線通信を行い、第2の時間帯では、隣接する他の無線基地局と共通する周波数帯を用いて無線端末と無線通信を行い得る無線基地局との間で、該第1の時間帯で無線通信を行う無線端末であって、
    割当てを許容する上り送信用のバーストプロファイルの最大無線通信速度を、前記第2の時間帯で無線通信を行う無線端末に割当を許容する上り送信用のバーストプロファイルの最大無線通信速度より低速なものに前記無線基地局から制限される、
    ことを特徴とする無線端末。
  7. 第1の時間帯では、隣接する他の無線基地局とは異なる周波数帯域を用いて無線端末と無線通信を行い、第2の時間帯では、隣接する他の無線基地局と共通する周波数帯を用いて無線端末と無線通信を行い得る無線基地局との間で、該第1の時間帯で無線通信を行う無線端末であって、
    割当てを許容する上り送信用のバーストプロファイルを、下り送信用のバーストプロファイルと同速度又は該下り送信用のバーストプロファイルより低速なものに前記無線基地局から制限される、
    ことを特徴とする無線端末。
  8. 無線基地局と複数の無線端末とを備えた無線通信システムにおける無線リソースのスケジューリング方法であって、
    前記複数の無線端末のいずれかに、第1の時間帯において隣接する他の無線基地局と共通に周波数を使用する第1無線リソースを割当て、
    前記複数の無線端末のうち前記第1無線リソースを割当てられていない無線端末それぞれに、第2の時間帯において隣接する他の無線基地局と排他的に周波数を使用する第2無線リソースを割当て、
    変調方式と符号化方式の組合せを表す第1送信パラメータを用いて前記複数の無線端末の送信する無線信号が前記無線基地局において所定の品質で受信されるよう、前記複数の無線端末それぞれの第1送信電力を制御し、
    前記複数の無線端末それぞれに、前記第1送信パラメータより通信速度が高速の第2送信パラメータの使用が閾値以下の第2送信電力で可能であるかを判定し、
    前記第1無線リソースの割当て及び第2無線リソースの割当ての少なくともいずれか一方で,前記判定結果に基づいて、前記第1送信パラメータと第1送信電力又は前記第2送信パラメータと第2送信電力を使用する前記第1又は第2無線リソースを前記複数の無線端末それぞれに割当てることを特徴とするスケジューリング方法。
  9. 請求項8記載のスケジューリング方法において、
    前記第1無線リソースの割当ては、複数の無線端末それぞれの前記第1送信電力が小さい順に、前記第1送信パラメータと第1送信電力を使用する前記第1無線リソースを割当て、
    前記第2無線リソースの割当ては、前記判定結果に基づいて、前記複数の無線端末のうち前記第1無線リソースを割当てられていない複数の無線端末の前記第1送信電力が小さい順に、前記第1送信パラメータと第1送信電力又は前記第2送信パラメータと第2送信電力を使用する前記第2無線リソースを割当てる
    ことを特徴とするスケジューリング方法。
  10. 複数の無線端末と共に無線通信システムを構成する無線基地局であって、
    前記複数の無線端末のいずれかに、隣接する他の無線基地局と共通に周波数を使用する第1無線リソースを割当てる第1割当手段と、前記複数の無線端末のうち前記第1無線リソースを割当てられていない無線端末それぞれに、隣接する他の無線基地局と排他的に周波数を使用する第2無線リソースを割当てる第2割当手段を有する無線基地局において、
    変調方式と符号化方式の組合せを表す第1送信パラメータを用いて前記複数の無線端末の送信する無線信号が前記無線基地局において所定の品質で受信されるよう、前記複数の無線端末それぞれの第1送信電力を制御する制御手段と、
    前記複数の無線端末それぞれに、前記第1送信パラメータより通信速度が高速の第2送信パラメータの使用が閾値以下の第2送信電力で可能であるかを判定する判定手段とを有し、
    前記第1及び第2割当手段の少なくともいずれか一方で,前記判定手段の判定結果に基づいて、前記第1送信パラメータと第1送信電力又は前記第2送信パラメータと第2送信電力を使用する前記第1又は第2無線リソースを前記複数の無線端末それぞれに割当て
    前記第1割当手段は、複数の無線端末それぞれの前記第1送信電力が小さい順に、前記第1送信パラメータと第1送信電力を使用する前記第1無線リソースを割当て、
    第2割当手段は、前記判定手段の判定結果に基づいて、前記複数の無線端末のうち前記第1無線リソースを割当てられていない複数の無線端末の前記第1送信電力が小さい順に、前記第1送信パラメータと第1送信電力又は前記第2送信パラメータと第2送信電力を使用する前記第2無線リソースを割当てる
    ことを特徴とする無線基地局。
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