JP2005141818A - 光ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光ディスク装置において、光ディスクの同期信号を確実に検出する。
【解決手段】光ディスク10の同期信号として、マークとスペースを交互に配置する。光ディスク装置10のエンコード/デコード回路36は、同期信号の交互配置規則を利用し、検出した同期信号の検証を行う。例えば、前回の同期フレームで検出した同期信号がマークであった場合、今回の同期信号はスペースであり、今回検出した同期信号の極性がスペースである場合には、正しい同期信号であると判定する。
【選択図】図1
【解決手段】光ディスク10の同期信号として、マークとスペースを交互に配置する。光ディスク装置10のエンコード/デコード回路36は、同期信号の交互配置規則を利用し、検出した同期信号の検証を行う。例えば、前回の同期フレームで検出した同期信号がマークであった場合、今回の同期信号はスペースであり、今回検出した同期信号の極性がスペースである場合には、正しい同期信号であると判定する。
【選択図】図1
Description
本発明は光ディスク装置、特に同期情報が特定の規則に従って形成された光ディスクを再生する装置に関する。
従来より、光ディスク装置においてはOPC(Optimum Power Control)およびROPC(Running Optimum Power Control)と呼ばれる技術により記録パワーの最適化を図りデータを記録している。OPCでは、データの記録に先立ち、光ディスクの所定領域(PCA)において記録パワーを種々変化させてテストデータを記録し、該テストデータを再生してその再生信号品質(例えばβ値)が最良となる記録パワーを選択して最適記録パワーとする。一方、ROPCでは、光ディスクの記録膜感度が面内で必ずしも一様でないことを考慮し、OPCで決定された最適記録パワーでデータを実際に記録する際、データ記録時の戻り光量をモニタし、この戻り光量が一定値となるように記録パワーをフィードバック制御するものである。一般に、戻り光量はレベルBの光量が用いられ、このレベルBは記録パワーを照射したときにピットが形成された場合に得られる戻り光量(ピットで回折された記録パワーの戻り光量)である。具体的には、レベルBの戻り光量が一定値よりも小さいときにはピットが過剰に形成されていると判定して記録パワーを低下させ、レベルBの戻り光量が一定値よりも大きいときにはピットが十分形成されていないとして記録パワーを増大させる。
ここで、CD−R/RW等においては、3T〜11Tのピット長を有するデータを記録するが、短いピット長において戻り光量をモニタしフィードバック制御することは困難であることに鑑み、最長の11Tを記録する際の戻り光量を検出してROPCを実行している。CD−R/RWにおいては、11Tは同期情報(SYNC)に含まれ、各フレーム毎に11Tが常に2回連続して出現する規格となっているため、11Tはどちらか一方が必ずマーク(記録パワーを照射してピットを形成する部分)となるため、11Tを用いて周期的に(つまり周期的に挿入される同期情報のタイミングで)ROPCを実行し、周期的に記録パワーの最適化を図ることができる。
ところが、DVD−R/RW等においては、CD−R等と同様に3T〜11Tのピット長を形成するが、同期情報としては14Tが用いられ、14TはCD−Rのように2回連続(マークとスペースが対として)で挿入されるものではなく、1フレーム(93バイト)内に1回のみ挿入される規格となっている。そして、14Tをマーク、スペースのいずれにするかは任意であり、例えば14Tを全てスペースとした場合には、この最長の14Tでピットが形成されないためROPCを実行することができず、結果として周期的に記録パワーを最適化できず記録品質を維持することが困難となる問題があった。もちろん、14Tを全てマークとすることでROPCを可能とすることも考えられるが、14Tを全てマークとした場合、DSV値が増大して低周波数成分が増大するおそれがある。ここで、DSV(Digital Sum Value)とは、2つの状態をとるビット列の一方の状態(例えば1)を+1、他方の状態(例えば0)を−1としてビット列の先頭から累積した値であり、DSV値が小さければ低周波成分(DC成分)が小さいことになり、記録再生品質が向上する。
このような事情に鑑み、下記に示す従来技術では、同期情報としてマークとスペースが交互に配置されるように設定する技術が記載されている。この技術によれば、マークの同期情報においてROPC等を周期的に実行して記録パワーの最適化を図ることが可能となる。
このように、同期情報として交互にマークとスペースが配置されるように形成することで、ROPC等を周期的に実行し、かつ、DSV値も抑制して再生信号の低周波成分を抑えることが可能であるが、さらに、同期情報が従来のようにマークあるいはスペースのいずれかが任意に出現するのではなく、交互という所定の規則で出現するため、多様な再生処理が可能となることが期待される。
本発明の目的は、マークとスペースが交互に配置された光ディスクに対してデータの再生を行う際に、上記規則を利用して再生処理を実行する光ディスク装置を提供することにある。
本発明は、所定情報単位毎に1回のみ同期情報を有する光ディスクからデータを再生する光ディスク装置であって、前記同期情報は、交互にマークとスペースが配置されるように形成されており、前記装置は、前記光ディスクにレーザ光を照射する手段と、前記光ディスクからの反射レーザ光を受光し、再生信号として出力する手段と、前記再生信号から前記同期情報を抽出する手段と、抽出した前記同期情報を、前記マークと前記スペースの交互配置規則を用いて検証する手段とを有する。
また、本発明は、所定情報単位毎に1回のみ同期情報を有する光ディスクからデータを再生する光ディスク装置であって、前記同期情報は、交互にマークとスペースが配置されるように形成されており、前記装置は、前記光ディスクにレーザ光を照射する手段と、前記光ディスクからの反射レーザ光を受光し、再生信号として出力する手段と、前記再生信号から前記同期情報を抽出する手段と、抽出したマークの同期情報とスペースの同期情報との長さを比較し、比較結果に応じて再生特性を変化させてデータを再生する手段とを有する。
本発明においては、同期情報がマーク、スペースがランダムに出現するのではなく、交互にマーク、スペース、マーク、スペース、・・と出現することに鑑み、次に出現する同期情報の極性を予測し、検出した同期情報の検証や再生特性の調整に利用する。再生特性の調整は任意であるが、マークの長さとスペースの長さの比率から記録時のパワーの大小を判断して再生時の光学定数ないし回路定数を増減させる、あるいは再生時の基準クロックの周期を増減させる等が可能である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について、光ディスクにデータを記録し、かつ再生する装置について説明する。なお、本発明の特徴はデータ再生処理にあるため、光ディスクからデータを再生する再生専用機としてもよい。
図1には、本実施形態に係る光ディスク装置の全体構成図が示されている。光ディスク10はスピンドルモータ(SPM)12により回転駆動される。スピンドルモータSPM12は、ドライバ14で駆動され、ドライバ14はサーボプロセッサ30により所望の回転速度となるようにサーボ制御される。
光ピックアップ16は、レーザ光を光ディスク10に照射するためのレーザダイオード(LD)や光ディスク10からの反射光を受光して電気信号に変換するフォトディテクタ(PD)を含み、光ディスク10に対向配置される。光ピックアップ16はスレッドモータ18により光ディスク10の半径方向に駆動され、スレッドモータ18はドライバ20で駆動される。ドライバ20は、ドライバ14と同様にサーボプロセッサ30によりサーボ制御される。また、光ピックアップ16のLDはドライバ22により駆動され、ドライバ22はオートパワーコントロール回路(APC)24により駆動電流が所望の値となるように制御される。
光ディスク10にデータを記録する際には、ホスト装置からの記録すべきデータはインターフェースI/F40を介してエンコード/デコード回路36に供給される。エンコード/デコード回路36は、記録すべきデータをバッファメモリ38に格納し、当該記録すべきデータをエンコードして変調データとしてライトストラテジ回路42に供給する。変調方式としては、DVDにおける8−16変調方式の他、8−12変調方式等を用いることができるが、本実施形態では一例として8−12変調方式で変調するものとする。変調データとしては、変調前のある範囲のデータ(例えば0〜87)についてはDSV値の異なる2種類の変調データ(代用変換テーブル)を用意し、それ以後のデータについては単一の変調データを用意してもよい。全ての範囲のデータについて単一の変調データのみを用意してもよい。ライトストラテジ回路42は、変調データを所定の記録ストラテジに従ってマルチパルス(パルストレーン)に変換し、記録データとしてドライバ22に供給する。記録ストラテジは、例えばマルチパルスにおける先頭パルスのパルス幅や後続パルスのパルス幅、パルスデューティから構成される。記録データによりパワー変調されたレーザ光は光ピックアップ16のLDから照射されて光ディスク10にデータが記録される。データを記録した後、光ピックアップ16は再生パワーのレーザ光を照射して当該記録データを再生し、RF回路26に供給する。RF回路26は再生信号を2値化回路34に供給し、2値化された変調データはエンコード/デコード回路36に供給される。エンコード/デコード回路36は、変調データをデコードし、バッファメモリ38に記憶されている記録データと照合する。ベリファイの結果はシステムコントローラ32に供給される。システムコントローラ32はベリファイの結果に応じて引き続きデータを記録するか、あるいは交替処理を実行するかを決定する。
また、データを記録するに際しては、システムコントローラ32は従来と同様にOPC及びROPCを実行する。すなわち、記録に先立ってシステムコントローラ32はエンコード/デコード回路36にテストデータを供給し、記録パワーを複数段に変化させて該テストデータを光ディスク10のテストエリアに記録する。そして、記録されたテストデータを再生パワーで再生し、そのときの再生RF信号のβ値等から最適の記録パワーを選択して記録パワーとする。さらに、システムコントローラ32は、データ記録時の戻り光量を周期的に検出し、そのレベル(いわゆるレベルB)が予め定められメモリに記憶されている一定値と一致するか否かを判定し、一致しない場合にはその大小関係に応じて記録パワーを増減調整する。すなわち、戻り光量が一定値以下である場合には記録パワーが過剰であるとして記録パワーを低下させ、戻り光量が一定値を超える場合には記録パワーが不足しているものとして記録パワーを増大させる。あるいは、上記のOPCで選択された最適記録パワーPo及びこの記録パワーPoでテストデータを記録した時の戻り光量のレベルBの値Boをメモリに記憶し、これらの値と、データ記録時の検出されたレベルB値を用いて、Bo/Pon=B/Pn=一定(但し、nは正の有理数)となるように記録パワーを調整する。本実施形態におけるROPCは、同期情報に含まれる最長ピット長の形成時に実行され、13Tの「マーク」の同期情報を形成する場合にROPCを実行するものとする。このため、エンコード/デコード回路36は、13Tの同期情報が交互に「マーク」と「スペース」となるように設定して光ディスク10に記録する。具体的には、同期情報の特定制御ビットのビット値を交互に0と1に変化させることで交互に「マーク」と「スペース」に設定する。
一方、光ディスク10に記録されたデータを再生する際には、光ピックアップ16のLDから再生パワーのレーザ光が照射され、その反射光がPDで電気信号に変換されて出力される。光ピックアップ16からの再生信号はRF回路26に供給される。RF回路26は、再生信号からフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号を生成し、サーボプロセッサ30に供給する。サーボプロセッサ30は、これらのエラー信号に基づいて光ピックアップ16をサーボ制御し、光ピックアップ16をオンフォーカス状態及びオントラック状態に維持する。また、RF回路26は、再生信号に含まれるアドレス信号をアドレスデコード回路28に供給する。アドレスデコード回路28はアドレス信号から光ディスク10のアドレスデータを復調し、サーボプロセッサ30やシステムコントローラ32に供給する。
また、RF回路26は、再生RF信号を2値化回路34に供給する。2値化回路34は、再生信号を2値化し、得られた変調信号をエンコード/デコード回路36に供給する。エンコード/デコード回路36では、2値化信号から同期信号を抽出し、さらにデータ部分を復調しエラー訂正して再生データを得、当該再生データをインタフェースI/F40を介してパーソナルコンピュータなどのホスト装置に出力する。なお、再生データをホスト装置に出力する際には、エンコード/デコード回路36はバッファメモリ38に再生データを一旦蓄積した後に出力する。
以上のような構成において、エンコード/デコード回路36にて同期信号を抽出する際に、光ディスク10の同期信号が、交互にマーク、スペース、マーク、スペース、・・と形成されているという規則を利用する。すなわち、最初に出現する(最初の同期フレーム)のはマークの同期信号であるからエンコード/デコード回路36は検出した13Tの同期信号がマークの信号であるか否かを確認し、マークの信号である場合には確かに13Tの同期信号であると判定する。同様に、2回目(2番目の同期フレーム)に出現するのはスペースの同期信号であるからエンコード/デコード回路36は検出した13Tの同期信号がスペースの信号であるか否かを確認し、スペースの信号である場合には確かに13Tの同期信号であると判定する。
以下、本実施形態における同期信号について説明する。
図2には、光ディスク10の物理セクタの構成が示されている。光ディスク10の各物理セクタは26個の同期フレームから構成され、各同期フレームの先頭に1個の同期信号(SYあるいはSYNC)50が形成される。同期信号(SY)50は同期フレームを識別するために複数種類、例えばSY0〜SY3の4種類用意され、それぞれの同期信号50は24ビットで構成されるものとする。データ部分は8−12変調データが記録され、NRZI(Non Return to Zero Invert:非ゼロ復帰記録)方式で記録される。NRZI方式では、変調コードビット値1では直前の値を反転し、変調コードビット値0では直前の値を維持する方式である。変調データは、3T〜11Tあるいは2T〜11T等のデータ長で記録される。
図3には、同期フレームを識別するための4種類の同期信号SY0〜SY3の一例が示されている。なお、各同期信号SY0〜SY3にはそれぞれステート0あるいはステート1,2の2種類のデータが用意され、直前のコードデータ値(8−12変換された8ビット単位のコード)に応じていずれかの種類が選択される。図においては、一例としてステート0における同期信号が示されている。
図において、例えばSY0の同期信号は「1000#0 010000 000000 001001」となっているが、「#」は制御ビットとして機能する。最初の7ビットの「1000#0 0」は制御ビットを含む可変部分であり、それ以降の「10000 000000 001001」はデータ値が固定された固定部分である。また、SY1の同期信号は「10100# 010000 000000 001001」となっており、「#」は同様に制御ビットとして機能する。制御ビット「#」においてはビット値として0または1のいずれかの値が設定され、NRZI方式と相俟って同期信号の極性(マーク/スペース)を決定する。#=1の場合をプライマリ同期信号、#=0の場合をセカンダリ同期信号と称する。なお、同期信号についてプライマリ同期信号とセカンダリ同期信号を用意する構成は例えばDVDにおいて知られている。一般に、プライマリ同期信号とセカンダリ同期信号との関係は、プライマリ同期信号が「マーク」になる場合にはセカンダリ同期信号は「スペース」になり、プライマリ同期信号が「スペース」になる場合にはセカンダリ同期信号は「マーク」にとなる関係である。DVDにおけるプライマリ同期信号、セカンダリ同期信号については、例えば特開2001−266348号公報等に記載されている。
図4及び図5には、制御ビット「#」のビット値と極性との関係が示されている。図4は、SY0における制御ビットと極性との関係であり、制御ビット「#」の値が0(セカンダリ)である場合には直前の値0(Low)を維持するため0(Low)のままであり、次の1(固定部分を規定する最初の1)で直前の値0(Low)を反転して1(High)となり、13Tの同期信号は1(High)、すなわち「マーク」として記録される。「マーク」の部分では記録パワーのレーザ光が照射されピットが形成されることは既述した通りである。次の1で再び直前の値1(High)を反転するため0(Low)となり、さらに同期信号の最下位のビットの「1」において0(Low)が反転されて1(High)となる。
同期信号に続いて変調データ部が存在し、変調データのビット値1で反転され、0でそのまま維持されてデータが記録される。
一方、制御ビット「#」の値が1(プライマリ)である場合には前の値0(Low)を反転するため1(High)となり、次の1(固定部分を規定する最初の1)で再び直前の値1(High)を反転して0(Low)となり、13Tの同期信号は0(Low)、すなわち「スペース」として記録される。次の1で再び直前の値0(Low)を反転するため1(High)となり、さらに同期信号の最下位のビット「1」において1(High)が反転されて0(Low)となる。
図5はSY1における制御ビットと極性との関係であり、SY0の場合と同様に「#」のビット値が0であるか1であるかにより極性が決定される。また、制御ビット「#」が0の場合と1の場合とで1の数が変化するため、制御ビット「#」のビット値により極性だけでなくDSV値も変化し、したがってDSV値も制御できる。
このように、制御ビットを設定することで、同期信号を交互にマーク、スペース、マーク、スペース、・・に設定でき、かかる規則に従って同期信号が形成された光ディスク10から同期信号を再生し抽出する際には、この規則を逆に利用して抽出すればよい。すなわち、上述したように、交互にマークとスペースが形成されているから、前回の同期信号がマークであった場合、今度の同期信号はスペースであることが予め予想されるから、エンコード/デコード回路36は、検出された13Tの同期信号がスペースの同期信号であるか否かを検証し、スペースの同期信号であれば検出した同期信号が確かに正しい同期信号であると判定することができる。なお、マークであるかスペースであるかは、2値化器34からの2値化信号が1であるか0であるかで簡単に判別できる。同期信号の検証は、エンコード/デコード回路36で行うのではなく、システムコントローラ32で実行してもよい。すなわち、エンコード/デコード回路36で同期信号を検出するとともに当該同期信号の極性(マーク/スペースのいずれであるか)を検出してシステムコントローラ32に供給し、システムコントローラ32が今回の同期信号の極性を判定し、交互規則に合致しているか否かを判定する。
また、最初にマーク、次にスペース、その次にマークと配列しているため、奇数番目の同期フレームにはマークの同期信号が出現し、偶数番目の同期フレームにはスペースの同期信号が出現することになるから、これを利用して検出した同期信号が何番目の同期信号かの判定に用いることもできる。SY0〜SY3は所定の順番で配列しており、順次カウントしていくことで何番目の同期信号であるかを検出することが可能であるが、例えば6番目に検出した同期信号がスペースである場合、確かに6番目の同期信号であると検証することができる。逆に、6番目に検出した同期信号がマークであった場合、何らかのエラーが生じたと判定することができる。
さらに、マークの同期信号の長さとスペースの同期信号の長さをそれぞれ検出し、長さの比率に応じて再生信号特性を補正することも好適である。同期信号は13Tで形成されるが、記録パワーの変動や膜の感度特性のばらつき等により、必ずしも正確に13Tで形成されるとは限らず多少増減する。その結果、例えばマークの同期信号がスペースの同期信号よりも長い場合(本来であればマークの長さ:スペースの長さ=1:1であるところ、例えばマークの長さ:スペースの長さ=1.2:1となる等)、マークの同期信号を検出する際の基準クロックをスペースの同期信号を検出する際の基準クロックよりもその周期を長くする等も可能である。すなわち、マーク用の基準クロックとスペース用の基準クロックを生成し、マーク時にはマーク用基準クロックを用いて同期信号を検出し、スペース時にはスペース用の基準クロックを用いて同期信号を検出する。基準クロックは、再生信号をPLLに供給して生成するため、マーク用のPLLとスペース用のPLLを用意し、これら2つのPLLを交互に切り替えて使用してもよい。これにより、同期信号の誤検出を防止することができる。
あるいは、マークの長さがスペースに比べて長い場合、同期信号記録時の記録パワーが過大である可能性があるため、再生ゲインを調整する(再生ゲインを低くする)等も好適である。
また、同期信号を検出するためにウインドウゲート信号を用いる場合、このウィンドウゲート信号のタイミングあるいは長さあるいは遅延量をマーク時とスペース時で変化させることも好適である。ウィンドウゲート信号を用いて同期信号を検出する技術は公知であり、例えば特開平2−306472号公報にも開示されている。簡単に説明すると、同期信号が検出された場合、次の同期信号が検出されると予想されるタイミングでウィンドウゲート信号をHとし、このウィンドウゲート信号がHである期間において次の同期信号を検出するものである。マークの長さとスペースの長さの比率を検出し、この比率に応じてウィンドウゲート信号がHとなる期間を変化させる。例えば、マークの長さがスペースの長さに比べて長い場合、次の同期信号がマークである場合にはウィンドウゲート信号がHとなる期間を所定量あるいは所定比率だけ長くする等である。これにより、マークあるいはスペースの同期信号検出率を向上させることができる。ウィンドウゲート信号を発生させる回路は、例えば同期信号検出をトリガとして所定値までカウントするカウンタと、このカウンタのカウントアップにより所定幅を有するパルスを発生するマルチバイブレータで構成できる。所定幅としてマーク用幅とスペース用幅を用い、これらを交互に切り替えればよい。
10 光ディスク、32 システムコントローラ、34 2値化器、36 エンコード/デコード回路。
Claims (2)
- 所定情報単位毎に1回のみ同期情報を有する光ディスクからデータを再生する光ディスク装置であって、前記同期情報は、交互にマークとスペースが配置されるように形成されており、前記装置は、
前記光ディスクにレーザ光を照射する手段と、
前記光ディスクからの反射レーザ光を受光し、再生信号として出力する手段と、
前記再生信号から前記同期情報を抽出する手段と、
抽出した前記同期情報を、前記マークと前記スペースの交互配置規則を用いて検証する手段と、
を有することを特徴とする光ディスク装置。 - 所定情報単位毎に1回のみ同期情報を有する光ディスクからデータを再生する光ディスク装置であって、前記同期情報は、交互にマークとスペースが配置されるように形成されており、前記装置は、
前記光ディスクにレーザ光を照射する手段と、
前記光ディスクからの反射レーザ光を受光し、再生信号として出力する手段と、
前記再生信号から前記同期情報を抽出する手段と、
抽出したマークの同期情報とスペースの同期情報との長さを比較し、比較結果に応じて再生特性を変化させてデータを再生する手段と、
を有することを特徴とする光ディスク装置。
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