JP2005141598A - 料金収受方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両通行料金を収受するための料金収受方法において、経済的負担の小さい機器構成を実現することが可能な料金収受方法を提供すること。
【解決手段】車両に固有に付属され、少なくとも車種情報が書き換え不能に保持されたプリペイドICカードに入口情報を書き込むステップと、入口情報が書き込まれたプリペイドICカードから残額情報と入口情報および車種情報とを読み出すステップと、読み出された入口情報および車種情報を用いて利用料金情報を生成し、かつ該生成された利用料金情報に基づき読み出された残額情報を更新して新たな残額情報を生成するステップと、生成された新たな残額情報をプリペイドICカードに書き込むステップとを具備する。
【選択図】図3
【解決手段】車両に固有に付属され、少なくとも車種情報が書き換え不能に保持されたプリペイドICカードに入口情報を書き込むステップと、入口情報が書き込まれたプリペイドICカードから残額情報と入口情報および車種情報とを読み出すステップと、読み出された入口情報および車種情報を用いて利用料金情報を生成し、かつ該生成された利用料金情報に基づき読み出された残額情報を更新して新たな残額情報を生成するステップと、生成された新たな残額情報をプリペイドICカードに書き込むステップとを具備する。
【選択図】図3
Description
本発明は、車両通行料金を収受するための料金収受方法に係り、特に、経済的負担の小さい機器構成を実現するのに好適な料金収受方法に関する。
自動車専用道などでの料金支払いのため従来の磁気カードに代わり非接触ICカードの利用が考えられている。このような非接触ICカードの一例として例えば特開平5−12291号公報記載のものがある。この例では、非接触ICカードは車内に設置されたカード読み取り書き込み装置を介して車線側の制御装置との通信を行う。また非接触ICカードはクレジットタイプのいわゆるポストペイドカードである。
これに対して、車内にカード読み取り書き込み装置を設けることなく、かつカードタイプとしてプリペイド方式を採用したものを考えることもできる。例えば、カード読み取り書き込み装置が料金所などに備え付けられており、料金収受員または利用者がその装置にカードをかざして利用料金の収受を行わせる形態である。カードには必要に応じて専用装置を用いてあらかじめまとまった金額を収容(チャージ)しておくことができる。このような形態は現在運用されているETC(electronic toll collection)システムに比較すると利用者側の経済的負担が小さく有用と考えられる。
特開平5−12291号公報
プリペイドICカードを利用する形態を含めて料金収受で必須となる事項に車種判別(小型車、中型車、大型車、特大車などの判別)とこれに基づいた料金計算がある。車種判別は、有料道路の入口、出口の車線などに備えつけられた装置により自動化されている場合もあるが、その場合には装置を設ける負担が避けられず、また判別精度などの問題から人手を要し、自動化装置を設置しなければ人手(目視)により判別するので人的な別の負担が生じる。
本発明は、上記の事情を考慮してなされたもので、車両通行料金を収受するための料金収受方法において、経済的負担の小さい機器構成を実現することが可能な料金収受方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る料金収受方法は、車両に固有に付属され、少なくとも車種情報が書き換え不能に保持されたプリペイドICカードに入口情報を書き込むステップと、前記入口情報が書き込まれたプリペイドICカードから残額情報と前記入口情報および前記車種情報とを読み出すステップと、前記読み出された入口情報および車種情報を用いて利用料金情報を生成し、かつ該生成された利用料金情報に基づき前記読み出された残額情報を更新して新たな残額情報を生成するステップと、前記生成された新たな残額情報を前記プリペイドICカードに書き込むステップとを具備することを特徴とする。
すなわち、プリペイドICカードが車両に固有に付属される点、および同カードに少なくとも車種情報が書き換え不能に保持される点がそれぞれ特徴であり、このようなプリペイドICカードを用いて、入口情報の書き込み読み出し、車種情報の読み出し、利用料金情報の生成、新たな残額情報の生成・書き込みを行う。これにより、車種判別は不要になり経済的負担の小さい機器構成の料金収受を実現することができる。
なお、プリペイドICカードが車両に固有に付属されるための(すなわち、他の車両についての料金収受においては実質的に使用不可とする)方法は多種考えられる。例えば、そのプリペイドICカードがその車両のドアキー、エンジンキー、ハンドル施錠/解除キーなどの機能(そのうちひとつでもよい)を有していて、そのプリペイドICカードがないとその車両を使用することができないようにされている場合である。このようにしてその車両に固有に付属されるようなプリペイドICカードであれば車種情報が書き換え不能に保持されても車種の異なる別の車両で使用されることは事実上ないと考えられるので不正使用の問題がほぼ生じない。
本発明によれば、車種判別が不要になるので経済的負担の小さい機器構成の料金収受方法を提供することができる。
本発明に係る料金収受方法の実施態様として、前記入口情報が書き込まれたプリペイドICカードに通過情報を書き込むステップと、前記通過情報が書き込まれたプリペイドICカードから前記通過情報を読み出すステップとをさらに具備し、新たな残額情報を生成する前記ステップが、前記利用料金情報を生成するときに前記読み出された入口情報および車種情報に加えて前記読み出された通過情報をも用いる、としてもよい。通過情報の書き込み読み出しより、経由ルートの違いで利用料金の異なる道路にも対応できる。
また、実施態様として、前記プリペイドICカードの残額を積み増すべく前記プリペイドICカードに金額相当を収容するステップをさらに具備するようにしてもよい。金額相当の収容によりカード本体を捨てずに繰り返し料金支払いに使用するものである。
また、ここで、金額相当を収容する前記ステップに引き続いて前記金額の受領証を発行するステップをさらに具備するようにしてもよい。利用者への便宜のため受領証を発行するものである。
また、実施態様として、入口情報を書き込む前記ステップが、前記プリペイドICカードと書き込み装置との間で非接触でなされ、残額情報と前記入口情報および前記車種情報とを読み出す前記ステップが、前記プリペイドICカードと読み出し装置との間で非接触でなされ、新たな残額情報を書き込む前記ステップが、前記プリペイドICカードと書き込み装置との間で非接触でなされるようにしてもよい。これは、すなわち、プリペイドICカードとして非接触タイプのものを用いる場合である。非接触タイプのプリペイドICカードを用いると、カードからの読み出し書き込みのときのその状態として課せられる規制が小さくなり、カードからの読み出し書き込みがより円滑になる。
以上を踏まえ、以下では本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る料金収受方法で用いる非接触ICカードとこれを付属する車両との関係を示す概念図である。
図1に示すように、非接触ICカード10は車両1ごとに固有に付属されるものであり、例えば、車両1のドアキー、エンジンキー、ハンドル施錠/解除キーなどの機能のひとつ以上を有している。非接触ICカード10はその固有に保持される情報が他のカードとは異なっており、カード読み取り装置50がそれを読み取って識別し他のカードがこれらの機能をこの車両1で発揮することはできない。
カード読み取り装置50は、例えば非接触で(ただし接触で通信するとしてもよい。)非接触ICカード10と通信することが可能なように車両1に備えられている。ここで、非接触ICカード10を例えばドアキーとして使うときには、これを車外からカード読み取り装置50に近づけて非接触ICカード10と通信し、施錠の旨または解除の旨を伝える。カード読み取り装置50は、その旨に従いドア施錠または解除の動作のための信号出力を行う。
また、非接触ICカード10をエンジンキーまたはハンドル施錠/解除キーとして使うときには、車内から非接触ICカード10をカード読み取り装置5に近づけて同様な通信を行う。カード読み取り装置50は、その旨に従いエンジン始動またはハンドル施錠/解除動作のための信号出力を行う。または、非接触ICカード10は非接触でカード読み取り装置50と通信可能ではあるが、カード読み取り装置50内に挿入してエンジンキーまたはハンドル施錠/解除キーとして用いるようにしてもよい。
このように非接触ICカード10は車両1に固有に付属され、その車両1にとっては必要不可欠であるものの他の車両に対しては何の意味も持たないという存在のものである。非接触ICカード10の内部構成については次以降で説明を行う。また車両1に備えつけることが可能なカード読み取り装置50についてはその内部構成の例などをさらに後述する(図5)。
図2は、本発明の一実施形態に係る料金収受方法における有料道路入口または通過バリアでの動作を説明するためのブロック図である。有料道路入口または通過バリアでは、利用者は上記のような車両固有の非接触ICカード10を使って入口機器(または通過バリア機器、以下同)20との通信を行い、非接触ICカード10に入口情報または通過情報を取得させる。
入口機器20は、縁石29から車線側に向けて非接触ICカード10用の電磁波を放射するように備え付けられている。入口機器20には、通信部21、入口情報保持部22が最低限設けられる。入口機器20は、動作や処理内容の管理のため、上位の処理を行う上位機器と通信回線を介して接続されていてもよい。入口機器10と非接触で通信する非接触ICカード10には、固有情報保持部11、車種情報保持部12、入口情報保持部13、出口情報保持部14、通過情報保持部15、残額情報保持部16、制御部17、アンテナ18が設けられる。
入口機器20の通信部21は、非接触ICカード10に向けてごく限られた空間に電磁波を照射し、また非接触ICカード10から発せられる電磁波を検知・受信するものである。照射する電磁波、検知する電磁波には必要に応じて通信情報が重畳されている。入口情報(または通過情報、以下同)保持部22は、入口情報(通過情報)を保持する記憶領域である。入口情報は、例えばインター名、入場時刻など、通過情報は、例えば通過バリア名、通過時刻などであり、通信部21を介して非接触ICカード10側に送信される。ただし、従来のように入口情報(または通過情報)の一部として車種情報の送信は行わない。すなわち、車種情報を生成することを要しないので車種判別装置は不要である。
非接触ICカード10の固有情報保持部11は、この非接触ICカード10に固有の情報を保持しておく記憶領域である。固有情報は、書き換え不能に保持され、制御部17の制御のもとアンテナ18を介して入口機器20側に送信される。図では、送信された固有情報を入口機器20側がどのように扱うのかについての構成が示されていないが、例えば道路事業者側がカード使用を管理する目的に使える。この固有情報は、非接触ICカード10が車両に対しては各種のキーとして機能することを踏まえると、すでに説明したキーとしての固有情報をそのまま用いることもでき、またはそれとは別に用意され保持された料金支払い用の固有情報を用いるとしてもよい。
車種情報保持部12は、この非接触ICカード10を付属する車両の車種を示す情報を書き換え不能に保持する記憶領域である。非接触ICカード10は特定の車両に固有に付属されるから車種情報が書き換え不能であることは当然と言える。車種情報は、制御部17の制御により読み出される。通常(対距離料金システムで)は出口で読み出される。
入口情報保持部13は、入口機器(ここでの説明では通過バリア機器は含まない)20側から送信された入口情報を保持しておく記憶領域である。入口情報は、制御部17の制御により読み書きされる。通常は、入口で書込まれ出口で読み出され(かつ消去され)る。履歴として蓄積記録するようにしてもよい。
出口情報保持部14は、後述する料金収受処理機30(出口に設けられる)側から送信された出口情報を保持しておく記憶領域である。出口情報は、例えばインター名、退場時刻、収受料金などであり、制御部17の制御により読み書きされる。通常は、出口で書込まれる。読み出しは利用者などが過去の退場出口、料金などを知りたい場合などに行う。履歴として蓄積記録するようにしてもよい。
通過情報保持部15は、通過バリア機器(ここでの説明では入口機器は含まない)20側から送信された通過情報を保持しておく記憶領域である。通過情報は、制御部17の制御により読み書きされる。通常は、通過バリアで書き込まれ出口で読み出され(かつ消去され)る。履歴として蓄積記録するようにしてもよい。
残額情報保持部16は、この非接触ICカード10が現在保持する残額を情報として記憶する領域である。残額情報は、制御部17の制御により書き換えられる。通常は出口で引き去り書き換えられ、所定のチャージ処理装置(後述する。図4)によりチャージすれば積み増し書き換えられる。
制御部17は、アンテナ18を介する入口機器20や後述する料金収受処理機、チャージ処理装置との情報通信を制御するものであり、必要に応じて上記の各保持部11、12、13、14、15、16へアクセスを行う。
アンテナ16は、入口機器20や後述する料金収受処理機30からの電磁波を感知してその含まれる情報を制御部17に導きかつ制御部17の制御処理の結果を入口機器20や料金収受処理機、チャージ処理装置に送信するものである。なお、入口機器20や後述する料金収受処理機、カード読み取り装置からの電磁波をアンテナ18で受信しこれを電気エネルギに変換することで非接触ICカード10が消費する電力を賄うことができる。
図3は、本発明の一実施形態に係る料金収受方法における有料道路出口での動作を説明するためのブロック図である。図2に示した構成要素と同じものには同一番号を付しその説明を省略する。料金収受処理機30は、ブース39内に設けられ、利用者から料金収受員に手渡された非接触ICカード10または利用者自身が手に持った非接触ICカード10により料金収受を行う。料金収受処理機30には、図示するように、通信部31、料金収受処理部32、表示部33が最低限設けられる。料金収受処理機30は、動作や処理内容の管理のため、上位の処理を行う上位機器と通信回線を介して接続されていてもよい。
通信部31は、非接触ICカード10に向けてごく限られた空間に電磁波を照射し、また非接触ICカード10から発せられる電磁波を検知・受信するものである。照射する電磁波、検知する電磁波には必要に応じて通信情報が重畳されている。
料金収受処理部32は、非接触ICカード10から得られた入口情報、車種情報、(および通過情報)に基づいて利用料金情報を生成し、さらにこれを用いて非接触ICカード10から得られた残額情報を更新して新たな(すなわち引き去り後の)残額情報を生成するものである。生成された新たな残額情報は、通信部31を介して非接触ICカード10に送信・書き込みされる。
表示部33は、料金収受処理部32の処理内容などを利用者や料金収受員の便宜のため表示するものである。表示される内容には、例えば利用料金、入口インター名、車種、新たな残額、時刻などがあり得る。
図2および図3に示したブロック図の構成による料金収受方法によれば、非接触ICカード10を用いて、車種判別装置を必要としない簡易な構成により料金収受処理を行うことができる。ここで、非接触ICカード10が非接触タイプでなく接触タイプのものであっても同様な利点がある。接触タイプの場合には、電気的な接触による情報のやり取りを図るように装置構成を変える。なお、上記実施形態では対距離料金システムの場合を説明したが均一料金システムの場合も同様な考えが適用可能である。この場合には入口情報(および通過情報)の読み取りなく、利用料金情報の生成、新たな残額情報の生成・書き込みという各段階を経ることになる。
次に、上記説明した非接触ICカード10に金額相当を収容するためのチャージ処理装置について図4を参照して説明する。図4は、本発明の一実施形態に係る料金収受方法で用いる非接触ICカード10およびこれに金額相当を収容する装置(チャージ処理装置)の構成を示すブロック図である。図4においてすでに説明した構成要素には同一符号を付しその説明を省略する。
図4に示すように、このチャージ処理装置40は、カード受付部41、通信部42、処理部43、入金部/受領証発行部44、表示部/入力部45を有する。チャージ処理装置40は、動作や処理内容の管理のため、上位の処理を行う上位機器と通信回線を介して接続されていてもよい。
カード受付部41は、例えば挿入口を有し非接触ICカード10を受け付けて保持するものである。保持された状態において通信部42と電磁波により信号のやり取りを行う。通信部42は、カード受付部41に保持された非接触ICカード10に向けて電磁波を照射し、また非接触ICカード10から発せられる電磁波を検知・受信するものである。照射する電磁波、検知する電磁波には必要に応じて通信情報が重畳されている。
処理部43は、通信部42、入金部/受領証発行部44、表示部/入力部45のそれぞれと情報のやり取りを行いそれに基づき必要な処理を行うものである。入金部/受領証発行部44は、入金(現金)を受け付け、その金額情報を処理部43に送り、また処理部43からの指示により入金に相当する受領証の発行を行うものである。表示部/入力部45は、処理部43が行う処理の内容などを表示しかつそれによる利用者の選択の入力を受け付けるものである。
動作の流れの一例を説明する。利用者が非接触ICカード10をカード受付部41の挿入口に挿入すると、残額情報が吸い上げられこれが通信部42を介して処理部43に保持されるとともに、通信部42、処理部43を介して受け付けの旨が表示部/入力部45に表示される。そこで、利用者は、金額相当の収容の旨を表示部/入力部45から入力すると、処理部43を介して入金部/受領証発行部44が紙幣または貨幣を受け付ける状態になる。
入金部/受領証発行部44に紙幣または貨幣が投入されるとここで金額が認識され認識された金額の情報が処理部43に送られる。表示部/入力部45には投入金額が表示される。利用者が、表示部/入力部45からその金額の収容を指示・入力すると、処理部43は保持されていた残額情報の額に投入金額を加えた新たな(すなわち積み増し後の)残額情報を生成する。新たな残額情報は、通信部42を介してカード受付部41に保持された非接触ICカード10に送信・書き込みされる。そして、カード受付部41は保持していた非接触ICカード10をイジェクトする。
以上により、利用者は、非接触ICカード10の残額を積み増す便宜を得ることができる。なお、非接触ICカード10のイジェクトに伴い自動的に、またはこれと表示部/入力部45からの入力・指示に基づいて、入金部/受領証発行部44から受領証を発行するようにしてもよい。さらに利用者の便宜のためである。また、このチャージ処理装置40の機能として、履歴化された入口情報、出口情報などの読み取りおよび表示機能をさらに付加してもよい。以上述べたようなチャージ処理装置40は、利用者のため例えばサービスエリアや道路事業者関連施設などに設けることができる。
次に、図1において説明した、車両1に備えつけることが可能なカード読み取り装置50の内部構成の例を図5を参照して説明する。図5は、本発明の一実施形態に係る料金収受方法で用いる非接触ICカード10および車両内に設けられるカード読み取り装置の構成を示すブロック図であり、すでに説明した構成要素には同一符号を付しその説明を省略する。
図5に示すように、このカード読み取り装置50は、カード受付部51、通信部(受付部用)52、通信部(非接触用)53、処理部54、表示部55、入力部56、出力部57を有する。カード読み取り装置50は車両1内に備え付けられるが、例えば車両1のダッシュボードなどに埋め込まれて外観がないようにされていてもよく、または装置として外観を有し車両1にあとから付加・設置可能にされていてもよい。
カード受付部51は、例えば挿入口を有し非接触ICカード10を受け付けて保持するものである。保持された状態において通信部(受付部用)52と電磁波により信号のやり取りを行う。通信部(受付部用)52は、カード受付部51に保持された非接触ICカード10に向けて電磁波を照射し、また非接触ICカード10から発せられる電磁波を検知・受信するものである。照射する電磁波、検知する電磁波には必要に応じて通信情報が重畳されている。
通信部(非接触用)53は、非接触ICカード10に向けてごく限られた空間に電磁波を照射し、また非接触ICカード10から発せられる電磁波を検知・受信するものである。照射する電磁波、検知する電磁波には必要に応じて通信情報が重畳されている。ここで通信部が通信部(受付部用)52と通信部(非接触用)53とふたつあるのは、非接触ICカード10をドアキーとして用いるときには通信部(非接触用)53を利用し、非接触ICカード10をエンジンキーまたはハンドル施錠/解除キーとして用いるときに通信部(受付部用)52を利用するよう意図するからである。
処理部54は、通信部52、53を介して非接触ICカード10と情報をやり取りして各処理を行うものである。そのため必要な情報または処理後の情報を表示部55に表示し、また入力部56から入力された指示情報を受け取る。処理の結果は出力部57に送られる。
より具体的には、処理として、非接触ICカード10に固有の情報を識別して必要な情報を生成する。生成された情報は、出力部57に送られる。「必要な情報」は、そのときの状況に応じて例えばドアを施錠/解除すべき指示情報、エンジンを始動/停止すべき指示情報、ハンドルを施錠/解除すべき指示情報などである。状況を認識させるためには入力部56から利用者が入力を行うようにしてもよい。
より具体的には、処理として、非接触ICカード10に固有の情報を識別して必要な情報を生成する。生成された情報は、出力部57に送られる。「必要な情報」は、そのときの状況に応じて例えばドアを施錠/解除すべき指示情報、エンジンを始動/停止すべき指示情報、ハンドルを施錠/解除すべき指示情報などである。状況を認識させるためには入力部56から利用者が入力を行うようにしてもよい。
表示部55は、処理部54からの制御により表示すべき情報を表示するものであり、例えばディスプレイである。入力部56は、車両1の利用者などがこのカード読み取り装置50に動作の指示を入力するためのマンマシンインターフェースであり、例えばボタン、タッチパネルなどである。出力部57は、処理部54からの指示に従い、ドア施錠/解除、エンジン始動/停止、ハンドル施錠/解除などのための信号をこの装置50の外部に出力するものである。出力された信号は車両各部の該当個所に送られる。その該当個所では例えば施錠/解除用のアクチュエータに入力される。
上記のような構成のカード読み取り装置50は、以上のようい例えばドアキー、エンジンキー、ハンドル施錠/解除キーなどとして非接触ICカード10を利用する場合に必要となるものである。これに加えて、非接触ICカード10を料金支払い用として使用することに備え、非接触ICカード10に記録・保持される情報の読み取り装置として使用できるようにする。すなわち、入口情報、出口情報、通過情報、残額情報などを非接触ICカード10との通信により取得して、入力部56からの指示により表示部55にそれらを表示するものである。これにより、利用者は、料金支払い用として使用される非接触ICカード10に保持された情報を必要に応じて知る便宜を得る。
また、このようなカード読み取り装置50を、ETCシステムの車載器として兼用とするように構成することも可能である。さらに、その場合に、このカード読み取り装置50を、プリペイドICカードとしての非接触ICカード10と入口機器20や料金収受処理機30との通信を中継する装置として利用することも考えられる。この場合には、非接触ICカード10を一々入口機器20や料金収受処理機30にかざす必要がなくなる。
1…車両、10…非接触ICカード、11…固有情報保持部、12…車種情報保持部、13…入口情報保持部、14…出口情報保持部、15…通過情報保持部、16…残額情報保持部、17…制御部、18…アンテナ、20…入口機器(通過バリア機器)、21…通信部、22…入口情報(通過情報)保持部、29…縁石、30…料金収受処理機、31…通信部、32…料金収受処理部、33…表示部、39…ブース、40…チャージ処理装置、41…カード受付部、42…通信部、43…処理部、44…入金部/受領証発行部、45…表示部/入力部、50…カード読み取り装置、51…カード受付部、52…通信部(受付部用)、53…通信部(非接触用)、54…処理部、55…表示部、56…入力部、57…出力部。
Claims (8)
- 車両に固有に付属され、少なくとも車種情報が書き換え不能に保持されたプリペイドICカードに入口情報を書き込むステップと、
前記入口情報が書き込まれたプリペイドICカードから残額情報と前記入口情報および前記車種情報とを読み出すステップと、
前記読み出された入口情報および車種情報を用いて利用料金情報を生成し、かつ該生成された利用料金情報に基づき前記読み出された残額情報を更新して新たな残額情報を生成するステップと、
前記生成された新たな残額情報を前記プリペイドICカードに書き込むステップと
を具備することを特徴とする料金収受方法。 - 前記入口情報が書き込まれたプリペイドICカードに通過情報を書き込むステップと、
前記通過情報が書き込まれたプリペイドICカードから前記通過情報を読み出すステップとをさらに具備し、
新たな残額情報を生成する前記ステップが、前記利用料金情報を生成するときに前記読み出された入口情報および車種情報に加えて前記読み出された通過情報をも用いること
を特徴とする請求項1記載の料金収受方法。 - 前記プリペイドICカードの残額を積み増すべく前記プリペイドICカードに金額相当を収容するステップをさらに具備することを特徴とする請求項1記載の料金収受方法。
- 金額相当を収容する前記ステップに引き続いて前記金額の受領証を発行するステップをさらに具備することを特徴とする請求項3記載の料金収受方法。
- 入口情報を書き込む前記ステップが、前記プリペイドICカードと書き込み装置との間で非接触でなされ、
残額情報と前記入口情報および前記車種情報とを読み出す前記ステップが、前記プリペイドICカードと読み出し装置との間で非接触でなされ、
新たな残額情報を書き込む前記ステップが、前記プリペイドICカードと書き込み装置との間で非接触でなされること
を特徴とする請求項1記載の料金収受方法。 - 車両に固有に付属され、少なくとも車種情報が書き換え不能に保持された前記プリペイドICカードが、少なくとも前記車両のドアキーとして機能するものであることを特徴とする請求項1記載の料金収受方法。
- 車両に固有に付属され、少なくとも車種情報が書き換え不能に保持された前記プリペイドICカードが、少なくとも前記車両のエンジンキーとして機能するものであることを特徴とする請求項1記載の料金収受方法。
- 車両に固有に付属され、少なくとも車種情報が書き換え不能に保持された前記プリペイドICカードが、少なくとも前記車両のハンドル施錠/解除キーとして機能するものであることを特徴とする請求項1記載の料金収受方法。
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- 2003-11-07 JP JP2003379159A patent/JP2005141598A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006350624A (ja) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Fujitsu Ten Ltd | 車載用情報端末装置及び情報センター |
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