JP2005139832A - 折り戸 - Google Patents

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哲也 木村
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Abstract

【課題】 複数の戸体がジグザグ状に折り畳まれて開口部を開放する折り戸において、戸体の連結部が戸面からはみ出さず、しかも、指挟み防止がなされたものに構成する。
【解決手段】 パネル体3同志のあいだに配される中間框材8を、パネル体3と同様の板厚を有した矩形状とし、閉鎖姿勢におけるパネル体3と中間框材8との対向間に所定間隙Sを形成し、該間隙Sにパネル体3の左右框材6、7と中間框材8との連結部Cを形成し、閉鎖姿勢の折り戸1の戸面が略面一状になるように構成する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、開口部に建付けられて、複数の戸体が折り畳まれることで開口部の開放をする折り戸の技術分野に属するものである。
一般に、開口部を開閉する戸体のなかには、複数の戸体を揺動自在に連結し、戸体が左右方向に並列して開口部を閉鎖する閉鎖姿勢と、戸体がジグザグ状に折り畳まれて開口部を開放する開放姿勢とに変姿するように構成された折り戸がある。このものにおいて、戸体同志の揺動自在な連結を蝶番により実現することが提唱されるが、このようにした場合、折り戸を閉鎖姿勢としたとき蝶番のヒンジ部が戸面から突出して意匠的に劣るという問題がある。
この改善策として、戸体と戸体のあいだに中間框材を設け、該中間框材の左右方向内方側に、ヒンジ状の連結片である揺動支軸を設ける一方、戸体の左右端縁部に前記揺動支軸を軸承する軸受け片部を形成し、揺動支軸が軸受け片部に対し所定揺動範囲で揺動自在となるように構成することにより、軸承部が折り戸の戸面から突出しないようにしたものが提唱されている。
実開平1−173289号公報
ところて、このような折り戸において、開放姿勢から閉鎖姿勢に変姿させる場合に、隣接する戸体の左右側片同志は閉鎖姿勢になるに従い近接して、互いに対向する位置関係となるため、指挟みに対する配慮が要求されるが、前記従来のものでは、開放姿勢で中間框材が外方に突出する状態となっており、戸体の左右端縁部同志のあいだだけでなく、該中間框材の左右側片とこれに連結する各戸体の左右端縁部とのあいだにそれぞれ指挟みの惧れがあるが、これに対する配慮は何らなされておらず、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、複数の戸体のあいだに中間框材を揺動自在に連結し、戸体が左右方向に並列して開口部を閉鎖する閉鎖姿勢と、戸体がジグザグ状に折り畳まれて開口部を開放する開放姿勢とに変姿する折り戸において、中間框材を、戸体と略同様の見込み幅を有した矩形状とする一方、閉鎖姿勢における戸体と中間框材との対向間に所定間隙を形成し、該所定間隙に、戸体側に形成される揺動支軸部と、該揺動支軸部が軸承される中間框材側の軸受け片部とにより構成される連結部が、中間框材の屋内外何れか一方に偏寄して配設されているものである。
そして、このようにすることにより、閉鎖姿勢における戸面を面一状として、意匠性が高められるうえ、指挟み防止効果を得ることができる。
請求項2の発明は、請求項1において、戸体と中間框材とのあいだの所定間隙は、略指一本分以上に相当するものとし、戸体の左右側片の屋内外他方側には、前記所定間隙を封止する緩衝材が設けられているものであり、このようにすることにより、指挟み防止を効果的に行うことができる。
請求項3の発明は、請求項1または2において、連結部は、戸体の揺動支軸部と屋内外一方の側片部とのあいだに形成される戸体側円弧片部と、中間框材の軸受け片部の他方側に形成される中間框材側円弧片部とを備え、これら円弧片部同志は、揺動支軸部の軸受け片部における揺動に伴い摺動するように構成されているものであり、このようにすることにより、揺動支軸部の軸受け片部における揺動作動を、軸ズレがなく、円滑、かつ、安定したものにすることができる。
請求項4の発明は、請求項3において、中間框材側円弧片部は、摺動方向中間部に戸体側円弧片部から離間する膨出部が形成されているものであり、このようにすることにより、揺動作動が円滑、かつ、軽快なものにできる。
請求項1の発明とすることにより、閉鎖姿勢における戸面が面一状で、高い意匠性を備え、しかも、指挟み防止がなされた折り戸にすることができる。
請求項2の発明とすることにより、指挟み防止をさらに効果的に行うことができる。
請求項3の発明とすることにより、揺動支軸部の軸受け片部における揺動作動を、軸ズレがなく、円滑、かつ、安定したものにすることができる。
請求項4の発明とすることにより、揺動作動が円滑、かつ、軽快なものにできる。
次ぎに、本発明の実施の形態について、図1〜図11の各図面に基づいて説明する。
図面において、1は建築物の開口部に建て付けられた折り戸であって、該折り戸1は、開口部四周に設けられた矩形状のドア枠2に、複数(本実施の形態では四枚)のパネル体(戸体)3の上下方向側縁部を揺動自在に連結して構成されたドア体4を吊持し、後述するように、各パネル体3が左右方向に並列して開口部を閉鎖する閉鎖姿勢と、各パネル体3がジグザグ状に折畳まれて屋内外方向を向き、開口部を開放する開放姿勢とに変姿するように構成されていることは、従来通りのものである。
前記ドア枠2を構成する上枠体2aには、屋内外方向に対向するレール部2bが形成されており、該レール部2bには、屋内外方向、および、レール長方向に対向する状態で都合四個のローラ5aを備えたローラユニット5が転動自在に走行するように構成されている。尚、ローラユニット5は、一対のローラ5aを軸承する支軸5bの二本が、レール長方向に並んで支架される本体部5cを備えて構成され、前記本体部5cの支軸5b支架部のあいだには、パネル体3連結用の連結凹部5dが形成されている。
一方、ドア体4を構成する各パネル体3は、本実施の形態では無色透明のガラス板材3aと、該ガラス板材3aの四周に一体的に固着されるアルミ型材で形成された上下の框材3b、3c、および、左右の框材6、7とを備えて構成されている。そして、これら左右の框材6、7は、後述するように、隣接するパネル体3の左右框材6、7とのあいだに中間框材8が介装され、中間框材8の屋内外何れか一方に位置し、左右框材6、7と中間框材8とのあいだに設けられる連結部Cを基準として、中間框材8に対して略90度の揺動範囲において揺動自在になるように連結されている。
ここで、本実施の形態において、ドア体4は四枚のパネル体3を備え、図5に示すように、左側から一枚目と二枚目とのパネル体3のあいだ、そして、三枚目と四枚目とのパネル体3のあいだについては、屋内側に連結部Cが位置する中間框材8に対し、左右框材6、7が屋内側部位において揺動自在に連結されており、二枚目と三枚目とのパネル体3のあいだについては、屋外側に連結部Cが位置する中間框材8に対し、左右框材6、7が屋外側部位において揺動自在に連結されるように設定され、中間框材8の連結部Cが屋内外交互に位置するようになっている。尚、一枚目と四枚目とのパネル体3の左右端部は、それぞれ左右の端框材9、10が連結されるが、これらのあいだについても、後述するように、前記各左右框材6、7と中間框材8との連結と同様の連結部Cが屋外側に位置して設けられており、これによって、左右端框材9、10に連結される各パネル体3が揺動自在となるように構成されている。
そして、このように連結されたドア体4において、前記屋外側の連結部Cにおいて連結された中間框材(二枚目、三枚目のパネル体3のあいだの中間框材)8と、左右の端框材9、10の上端面には、連結ボルト11が高さ調整自在な状態で上方に突設されており、該連結ボルト11を、前記上枠体2aに形成されたレール部2bを走行するローラユニット5の本体部5cに形成の連結凹部5dに、抜け止め板5eを介して係止せしめることにより、ドア体4の上枠体レール部2aへの連結がなされるように設定されている。また、前記ローラユニット5が連結される中間框材8と、左右の端框材9、10の下端には、下方に突出してガイド片12が形成されている。
そして、前記中間框材8と左右の端框材9、10とに設けられた連結ボルト11をローラユニット5に連結するとともに、前記各ガイド片12を、ドア枠2を構成する下枠体2cに形成されるガイド溝Hに移動自在に遊嵌させることにより、ドア体4のドア枠2への取り付けがなされるように設定されている。
ここで、下枠体2cは、上方が開口する溝幅の広い凹部2dが長尺状に一体型成形されたものに構成されており、該凹部2dの屋外側溝側面に埋め込み材13を着脱自在に配すことにより、ガイド片12を遊嵌するガイド溝Hの溝幅を、凹部2dの溝幅よりも幅狭にするように設定されている。これによって、下枠体2cは、通常の使用状態においては凹部2dに埋め込み材13を埋め込んで幅狭なガイド溝Hとし、ガイド片12を安定した状態で移動案内するが、メンテナンス時等では、埋め込み材13を治具等を用いて取り外すことにより、幅広な凹部2dを露出させて該凹部2d内における掃除を、簡単かつ容易に行えるように配慮されている。
そして、ドア体4を構成する右端框材10に設けられたハンドル14を把持し、左右方向に移動させることで、各パネル体3との連結部Cが形成された中間框材8、左右端框材9、10のうち、一つおきに連結されたローラユニット5のローラ5aがレール部2bを走行する一方で、下方に設けられたガイド片12が、ガイド溝Hにガイドされて左右方向に移動するように設定されている。これによって、ドア体4は、中間框材8に対してパネル体3が左右隣接状に位置し、各パネル面が左右方向に並列してドア枠2内(開口部)を閉鎖する閉鎖姿勢と、各パネル体3が中間框材8を基準としてそれぞれ略90度揺動し、ローラユニット5とガイド片12とが設けられない中間框材8(屋内側に連結部Cが設けられている中間框材8)が屋外側に突出し、ローラユニット5とガイド片12とが設けられている中間框材8(屋外側に連結部Cが設けられた中間框材8)と、左右端框材9、10とが上下枠体2a、2cに位置する(ガイド溝Hにガイドされる)状態で各パネル体3がジグザグ状に折り畳まれ、ドア枠2の左右何れか一方(本実施の形態では図1において左側)においてパネル体3が屋内外方向を向き、ドア枠2内を開放する開放姿勢とのあいだを姿勢変姿するように設定されている。
さて、各パネル体3の左右に設けられる左右框材6、7であるが、左右框材6、7は、同様の構成のものを、左右方向に180度の回転、あるいは、上下方向に180度の回転をさせることにより連結部Cの配設方向が変わり、このように配設方向を変えることで、各連結部Cの位置が所定の位置になるように構成されている。一方、中間框材8は、同様の構成のものを、左右方向に180度回転させることで連結部Cの位置が屋内外何れかに位置するように構成されている。そこで、左右框材6、7と中間框材8との詳細な説明としては、屋内側に連結部Cが設けられる中間框材8に連結する左右框材6、7について、図8、9に基づいて説明する。
まず、左右框材6、7は、略角筒状の本体部6a、7aを備え、中間框材8との連結側とは反対の側片部に、ガラス板材3aを嵌着するための板材支持部6b、7bが上下方向に長い開口状に形成されている。そして、本体部6a、7aの中間框材8側部位には、屋内側片部に続く状態で突出する延長片部6c、7cが上下方向一体に形成されているが、該延長片部6c、7cは本体部6a、7aの屋内側片部と面一状に形成されており、延長片部6c、7cの先端部に左右框材6、7側の連結部Cが形成されている。前記連結部Cは、延長片部6c、7cの先端部から、屋外側に向けて折曲形成される円弧片部6d、7dを備えて構成されており、該円弧片部6d、7dは、所定の曲率を有し、略90度の回転角度の円弧状片に形成されている。前記円弧片部6d、7dには、該円弧片部6d、7dの軸芯部に向けて延出し、該延出先端に、円弧片部6d、7dの円中心となる円柱状の揺動支軸部6e、7eが形成されている。このように形成された揺動支軸部6e、7eは、本体部6a、7aとは所定の間隙を存して位置し、かつ、延長片部6c、7cよりも屋外側に変位して設けられている。さらに、前記揺動支軸部6e、7eの外周には、外径側に向けて同芯状に突出する規制凸部6f、7fが形成されており、本発明の規制手段を構成するように設定されている。
また、本体部6a、7aの中間框材8側を向く片部の屋外側には、それぞれ嵌着溝6g、7gが形成されており、ここに、ゴム質弾性材からなり、弾性変形自在な緩衝材15が嵌着されている。該緩衝材15は、ドア体4が閉鎖姿勢になることに伴い、後述するように、本体部6a、7aとは所定間隙Sを存して配設される中間框材8の左右側片部8a、8bの屋外側部位に当接して、前記所定間隙Sを封止するように寸法設定されている。
一方、中間框材8は、左右框材6、7と略同様の見込み幅(屋内外方向寸法(板厚))を有した矩形状に形成されており、左右側片部8a、8b、および、屋内外側片部8c、8dを備えて構成されている。これによって、ドア体4の閉鎖姿勢において、屋外側面に面する左右框材本体部6、7の屋外側片部、緩衝材15の屋外側片部、そして、中間框材8の屋外側片部8dとが略面一状になるように設定され、これによって、意匠性が向上するように配慮されている。
そして、中間框材8は、閉鎖姿勢の左右框材6、7の嵌着溝6g、7gとのあいだに左右方向所定間隙Sを存して配設されるが、該所定間隙Sは、人の指一本分以上の隙間に設定されており、該所定間隙Sに指が入り込んでも支障のない大きさとなっている。これによって、ドア体4が開放姿勢から閉鎖姿勢に変姿して、パネル体3左右側片と中間框材8の左右側片部8a、8bとの連結部Cが形成されない側(屋外側)部位が次第に近接対向する過程で、該対向部位に指が挟まれるようなことがないように構成されている(図10参照)。
一方、中間框材8は、左右側片部8a、8bの屋内側部位に連結部Cが形成されている。
つまり、中間框材8の屋内側片部8cの左右には、屋内側片部8cと面一状の延長片部8eがそれぞれ左右外方に向けて突出形成されており、該延長片部8eと、左右側片部8a、8bとのコーナー部に、凹溝状の軸受け片部8fがそれぞれ形成されている。そして、これら軸受け片部8fに、左右框材6、7側の揺動支軸部6e、7eが摺動自在に内嵌しており、これら揺動支軸部6e、7eが軸受け片部8fにおいて揺動(摺動)することにより、左右框材6、7が揺動支軸部6e、7eを支点とする中間框材8に対する屋内外方向の揺動がなされ、これに基づいて、ドア体4の閉鎖姿勢と開放姿勢とのあいだの揺動変姿がなされるように設定されている。このとき、連結部Cは、左右框材本体部6a、7aと中間框材8との対向間に位置して設けられており、ドア体4の閉鎖姿勢において、連結部Cが屋内側に突出することはなく、屋内側に面する左右框材6、7の屋内側片部と中間框材8の屋内側片部8cとが略面一状になって、意匠的に優れたものになっている。
ここで、前記各軸受け片部8fには、さらに溝深状の副凹溝部8gが形成されており、該副凹溝部8gに、揺動支軸部6e、7eの外周から突出する規制凸部6f、7fが摺動自在に内嵌するように設定されている。そして、前記副凹溝部8gは、周回り方向の溝長さが略90度の回転角度に相当するように設定されており、揺動支軸部6e、7eが軸受け片部8fを揺動作動する場合に、規制凸部6f、7fが副凹溝部8gの周回り方向溝端面に当接することにより揺動を規制するように設定されている。これによって、左右框材6、7は、開放姿勢と閉鎖姿勢とのあいだの略90度の揺動範囲に規制された状態で揺動するように設定されており、このようにして規制手段が構成されている。
一方、中間框材8の左右側片部8c、8bには、前記左右框材揺動支軸部6e、7eと同芯状の円弧状片で構成される円弧片部8jが形成されており、左右框材6、7が揺動するとき、円弧片部8jの内周面に左右框材円弧片部6d、7dの外周が摺接する状態で揺動するように設定されている。そして、揺動支軸部6e、7eが軸受け片部8fにおいて揺動作動をすることに基づいて、左右框材円弧片部6d、7dの外周面と中間框材円弧片部8jとが摺動するように設定されており、これによって、揺動支軸部6e、7eによる摺動作動が軸芯ズレのない、より安定した作動になるように設定されている。尚、中間框材円弧片部8jは、周回り方向中間部に外径側に突出する膨出部8kが形成されており、これによって、左右框材円弧片部6d、7dとの摺接面が小さくなって、より円滑な摺動がなされるように設定されている。
さらに、左端框材9と右端框材10とは、屋外側において左右框材6、7の揺動支軸部6e、7eと規制凸部6f、7fとを摺動自在に内嵌する軸受け片部9a、10a、副凹溝部9b、10b、そして、円弧片部6d、7dを摺動自在に内嵌する円弧片部9c、10cとがそれぞれ形成され、左右框材6、7と中間框材8とのあいだに形成される連結部Cと同様の構成であって、揺動支軸部6e、7eの揺動規制がなされる状態での連結部Cに構成されている。これによって、左右框材6、7は、左右端框材9、10に対し、屋外側方向に向く揺動が可能となるように設定されている。
尚、16は、ドア体4の開放姿勢において屋外側に突出する中間框材8に設けられるグレモン錠16であって、該グレモン錠16は、中間框材8屋内側の上下方向中間部に設けられたハンドル16aと、ハンドル16aの操作により中間框材8の上下端面から上下方向にそれぞれ突出するガイド片16bとにより構成されている。そして、ドア体4を閉鎖姿勢としたとき、前記ハンドル16aを操作してガイド片16bを上下に突出させることにより、ガイド片16bがドア枠2の上枠体2aのレール部2b間、および、下枠体2cに形成されたガイド溝Hにそれぞれ係合するように設定されており、これによって、ドア体4の閉鎖姿勢において、全ての中間框材8がレール部2bおよびガイド溝Hにそれぞれガイドされる状態となって、耐風性が高められるようになっている。
叙述の如く構成された本形態において、ドア体4は、複数のパネル体3の左右端縁部を連結してジグザグ状に折畳まれる状態で開口部の開放をする構成となっているが、このものでは、パネル体3とパネル体3とのあいだに中間框材8が連結されており、パネル体3の左右框材6、7と中間框材8とのあいだに設けられる連結部Cが、左右框材本体部6a、7aと左右側片部8a、8bとの対向間に形成された所定間隙Sのあいだに位置して設けられている。この結果、これら連結部Cが、パネル体3および中間框材8の板厚を越えて屋内外何れにも突出することがなく、ドア体4を閉鎖姿勢としたときに、ドア体4のドア面が屋内外何れにおいても略面一状となって、意匠的に優れたものにできる。
そのうえ、本発明が実施されたものにおいては、ドア体4を閉鎖姿勢とした状態において、左右框材本体部6a、7aと中間框材8の左右側片部8a、8bとのあいだには、人の指が入ってもけがをしない程度の所定間隙Sが設けられている。このため、揺動支点となる連結部Cが設けられるのとは屋内外方向反対側において、ドア体4が開放姿勢から閉鎖姿勢に変姿するとき、左右框材本体部6a、7aと中間框材8の左右側片部8a、8bとのあいだが次第に対向間隔を狭めることになるが、閉鎖姿勢となったとしても所定間隙Sが確保されるため、ここに指が入ってしまったとしても挟まれることがなく、中間框材8を持ってドア体4の開閉操作をすることも可能となって、操作性のよい折り戸1とすることができる。
しかもこのものでは、揺動支軸部6e、7eが軸受け片部8fにおいて揺動する場合に、該揺動部の外径側において左右框材側円弧片部6d、7dと中間框材側円弧片8jとの摺動がなされる構成となっているので、揺動作動が軸ズレしてしまうような不具合がなく揺動作動が安定し、ドア体4を円滑に開閉作動させることができる。
さらに、前記揺動作動において、中間框材側円弧片8jには膨出部8kが形成されていて左右框材側円弧片部6d、7dとの摺接面が少なくなるようになっているので、左右框材側円弧片部6d、7dと中間框材側円弧片8jとの摺動作動がより円滑、かつ、軽快に行えることになって、ドア体4の開閉作動をさらに動きのよいものにできる。
また、このものでは、揺動支軸部6e、7eの軸受け片部8fにおける揺動の範囲を規制するための規制手段が設けられているため、隣接するパネル体3同志が不用意にぶつかり合ってしまうような不具合がなく、静粛な開閉作動の折り戸1とすることができる。
しかも、このものでは、連結部Cの屋内外方向反対側部位には緩衝材15が設けられているため、指が挟まれていたとして緩衝材15による緩衝効果を受けることができる。
さらには、図10に示すように、屋外側から左框材6と中間框材8との対向間に指が入り込んだ場合に、閉鎖作動により屋外側に向けて変位する状態で摺動する左框材側円弧状片6dが、中間框材側円弧片部8jの内側に位置していて、坂町側円弧状片6dによる挟み込みの惧れはない。しかも、屋外側に位置する中間框材側円弧片部8jは屋外側に向けて円弧状に形成されているので、左框材6が中間框材8の右側片部8bに近接したとき、これらのあいだに侵入している指を円弧片部8jに沿って屋外側に押し出すように作用するため、指は両框材6、8間から抜け出す方向に押しやられることになって、さらなる、指挟み防止としての優れた効果を得ることができる。
そのうえ、左框材6と中間框材8とのあいだに配される緩衝材15は左框材6側に設けられているので、緩衝材15がこれらのあいだに侵入している指に近接することにより、指を屋外側に押しやる方向から当接することになって、指の挟み込みを示唆して事前に防衛できるという効果を得ることができる。
また、ドア枠2を構成する下枠体2cに形成されるガイド溝Hは、埋め込み材13が埋め込まれている構成であるので、埋め込み材13を取り外すことで溝幅を広くすることができて、掃除をするのが簡単で、メンテナンス性のよい折り戸1にすることができる。
折り戸の正面図である。 折り戸の開閉状態を説明する斜視図である。 折り戸の開閉状態を説明する斜視図である。 折り戸の側面断面図である。 折り戸の平面断面図である。 ドア体の上枠体への取付け状態を説明する斜視図である。 下枠体を説明する分解斜視図である。 ドア体の閉鎖姿勢を示す一部平面断面図である。 左右框材と中間框材との連結状態を説明する平面断面図である。 左右框材と中間框材との連結状態と、指挟み防止を説明する平面断面図である。 左右框材と中間框材との連結状態を説明する斜視図である。
符号の説明
1 折り畳み式ドア装置
2 ドア枠
3 パネル体
4 ドア体
5 ローラユニット
6 左框材
6d 円弧片部
6e 揺動支軸部
6f 規制凸部
7 右框材
8 中間框材
8f 軸受け片部
8g 副凹溝部
9 左端框材
12 ガイド片
13 埋め込み材
15 緩衝材

Claims (4)

  1. 複数の戸体のあいだに中間框材を揺動自在に連結し、戸体が左右方向に並列して開口部を閉鎖する閉鎖姿勢と、戸体がジグザグ状に折り畳まれて開口部を開放する開放姿勢とに変姿する折り戸において、中間框材を、戸体と略同様の見込み幅を有した矩形状とする一方、閉鎖姿勢における戸体と中間框材との対向間に所定間隙を形成し、該所定間隙に、戸体側に形成される揺動支軸部と、該揺動支軸部が軸承される中間框材側の軸受け片部とにより構成される連結部が、中間框材の屋内外何れか一方に偏寄して配設されている折り戸。
  2. 請求項1において、戸体と中間框材とのあいだの所定間隙は、略指一本分以上に相当するものとし、戸体の左右側片の屋内外他方側には、前記所定間隙を封止する緩衝材が設けられている折り戸。
  3. 請求項1または2において、連結部は、戸体の揺動支軸部と屋内外一方の側片部とのあいだに形成される戸体側円弧片部と、中間框材の軸受け片部の他方側に形成される中間框材側円弧片部とを備え、これら円弧片部同志は、揺動支軸部の軸受け片部における揺動に伴い摺動するように構成されている折り戸。
  4. 請求項3において、中間框材側円弧片部は、摺動方向中間部に戸体側円弧片部から離間する膨出部が形成されている折り戸。
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