JP2005139796A - 建材 - Google Patents

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Abstract

【課題】十分な温感効果を発揮するとともに、相手材の破壊等を防止可能な建材を提供する。
【解決手段】建材としての床タイルは、セラミックス製の基部11と、この基部11の表面側で基部11と一体に設けられ、海綿状をなす海綿層14とを備えている。海綿層14は、無数の中空粒子2が芯となり、各中空粒子2がマトリックスの骨格14aによって繋がれることにより三次元網目状又は海綿状に構成され、骨格14a間にも気孔14bが確保されている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、人が表面に触れて冷たさや熱さを感じ難い温感効果を有するとともに、相手材からの衝撃を吸収して相手材とセラミックス製の基部との破壊等を防止できる建材に関する。
一般的な建材であるタイルは、セラミックス製の基部と、この基部の表面側で基部と一体に設けられ、釉薬が溶融することによって形成された釉薬層とからなる。このタイルはおよそ以下の製造方法によって製造される。まず、粘土等のセラミックス原料によって素地を得る。そして、この素地の表面側に釉薬によって施釉層を施釉し、施釉品とする。この後、この施釉品を焼成する。こうして得られるタイルは、基部が無機系のセラミックス製であり、釉薬層が非晶質又は結晶質のガラス質からなるため、内装材等の建材として、優れた耐熱性、耐薬品性等による優れた耐久性を発揮する。また、このタイルは釉薬層によって優れた意匠性も発揮する。
しかし、この種の一般的なタイルは、冬場にそれが日陰にあり、人がその表面に触れた場合には冷たさを感じやすく、夏場にそれが日なたにあり、人がその表面に触れた場合には熱さを感じやすいという不具合がある。
このため、上記釉薬層を多孔質にした建材が特許文献1に提案されている。この建材は多孔質の釉薬層が熱伝導率を低下させる。このため、この建材は、冬場にそれが日陰にあり、人がその表面に触れた場合にも冷たさを感じ難く、夏場にそれが日なたにあり、人がその表面に触れた場合にも熱さを感じ難いという温感効果を生じる。
特開平5−17271号公報
しかし、上記特許文献1開示の建材は、釉薬層の各気孔が熱伝導率を下げているにすぎず、温感効果が十分でない。
また、この建材の上に貴重品等の相手材を落下させてしまった場合、釉薬層が緻密なガラス質であることから、釉薬層が相手材の衝撃をそのまま相手材に跳ね返し、相手材を破壊等してしまう。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、十分な温感効果を発揮するとともに、相手材の破壊等を防止可能な建材を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の建材は、セラミックス製の基部と、該基部の表面側で該基部と一体に設けられ、海綿状をなす海綿層とを備えたことを特徴とする。
本発明の建材では、海綿層が多量の空気を確保しているため、釉薬層を多孔質にした建材と比較して、熱伝導率をより下げている。このため、この建材に人が接触した場合、冬場には体から建材への熱の移動が小さくて冷感を十分に抑えることができ、夏場には建材から体への熱の移動が小さくて熱感を十分に抑えることができ、十分な温感を付与できる。
また、この建材は、海綿層が押圧により座屈変形するため、相手材の衝撃を吸収し、相手材の破壊等を防止することができる。
したがって、この建材は、十分な温感効果を発揮するとともに、相手材の破壊等を防止することができる。
海綿層は海綿状、換言すれば三次元網目構造をなしている。海綿層の厚みは0.1mm以上であることが好ましい。0.1mm以上であれば、満足できる温感効果及び衝撃吸収性が得られる。海綿層の厚みを増減することで、温感、表面硬度、強度等を調整できる。これにより、タイル等、建材に合ったJIS規格に適合させることが容易である。
海綿層の表面側には海綿層と一体に設けられて意匠性を付与する表面層を備えていることが好ましい。この場合、表面層によって建材の意匠性を上げることができる。表面層は海綿層よりも気孔率が小さいことが好ましい。気孔率は、表面層や海綿層の一定容積中における気孔の総容積の割合をいう。二次元的に考え、表面層や海綿層の一定面積中における気孔の総面積の割合で換算することも可能である。この建材は、表面層が硬質になってキズが付き難くなるとともに、より優れた意匠性を発揮できる。表面層の気孔率を海綿層の気孔率より小さくするためには、気孔体等の気孔の数、気孔体の粒径を調整することができる。気孔体を含ませることにより海綿層に気孔を形成する場合、海綿層及び表面層がともに気孔体を含むことから、同一の気孔体を用いることにより製造工程を簡略化することができ、製造コストの低廉化を実現できる。
海綿層は、無数の粒子が芯となり、各粒子がマトリックスの骨格によって繋がれることにより海綿状に構成され、骨格間にも気孔が確保されていることが好ましい。粒子は、後述する中空粒子、多孔質粒子、中空繊維等の内部に気孔をもつ気孔体でもよく、内部に気孔をもたないアルミナ粉末等の中実体でもよい。
中空粒子とは、非吸水性の球状又は略球状の殻内に気孔をもつ粒子である。気孔内は、空気等の気体が充満していてもよく、真空であってもよい。無機系の中空粒子として、粒径が数50μm程度のガラスバルーン、シリカバルーン、石英ガラスバルーン、フライアッシュ、シラスバルーン、アルミナバルーン等を採用することができる。多孔質粒子とは、内部に密閉された気孔をもつ粒子である。この多孔質粒子としては、特開平4−2675、特開2002−285695等に開示された粒子を採用することができる。中空繊維とは、内部に気孔をもつ繊維である。気孔内は、空気等の気体が充満していてもよく、真空であってもよい。無機系の中空繊維として、直径が数10μm程度の中空ガラス繊維、中空シリカ繊維、中空石英ガラス繊維等を採用することができる。
粒子は、非吸水性の殻内に気孔をもつ中空粒子であることが好ましい。この場合、中空粒子の気孔も熱伝導率を下げ、より十分な温感を付与できる。また、押圧によって中空粒子自体も変形し、より相手材の破壊等を防止しやすい。
海綿層は、奥側と表面側とが気孔の少ない高密度層により一体に挟まれていることが好ましい。上記表面層も高密度層であり得る。この場合、海綿層は海綿状であることからそれ自体では強度が低くならざるを得ないが、この海綿層の奥側と表面側とが気孔の少ない高密度層により挟まれていることにより、相手材との衝突前の十分な強度を発揮することができる。また、海綿層と高密度層とが一体になっているため、両者は強固に結合され、相手材との衝突前の全体の強度も向上する。
気孔率の異なる海綿層は奥側から表面側に複数あることができる。この場合、温感効果及び相手衝撃吸収性が高まる。
以下、本発明を具体化した実施例1〜6を図面を参照しつつ説明する。
実施例1では、建材として、以下の製造方法により、床タイルを製造する。まず、粘土が35質量部、長石が30質量部、陶石が25質量部及び陶磁器くずが15質量部の公知の第1セラミックス原料を用意する。
また、表1に組成を示す中空粒子B1〜4を用意する。これらの中空粒子B1〜4はフライアッシュバルーンであり、中空粒子B1、B2の融点は1600°C程度、中空粒子B3、B4の融点は1400°C程度である。これらの中空粒子B1〜4は、市販のフライアッシュを水に投入して浮上させたものである。
そして、長石が36質量部、炭酸カルシウムが13質量部、粘土が10質量部、アルミナが10質量部、炭酸バリウムが9質量部、珪砂が8質量部、亜鉛華が7質量部、カレットが7質量部及び中空粒子B1が50質量部の第2セラミックス原料を用意する。なお、中空粒子B1を100〜150重量部加えることもできる。
次いで、成形型内の底部に第1セラミックス原料を投入した後、この第1セラミックス原料の上に第2セラミックス原料を投入し、これら第1、2セラミックス原料を成形する。これにより、図1に示すように、素地1を得る。この素地1は、第1セラミックス原料による第1部1aと、この第1部1aの表面側で第1部1aと一体に設けられ、第2セラミックス原料による第2部1bとからなる。第2部1bには、中空粒子B1からなる中空粒子2が分散されている。中空粒子2は、非吸水性の球状の殻2a内に気孔2bをもつ粒子である。気孔2b内には、空気が充満している。
この後、長石が36質量部、炭酸カルシウムが13質量部、粘土が10質量部、アルミナが10質量部、炭酸バリウムが9質量部、珪砂が8質量部、亜鉛華が7質量部、カレットが7質量部、中空粒子B1が20質量部及び適宜の水の第1釉薬を用意する。なお、水の添加量は、スプレー式の方法により施釉する場合には140質量部にする等、施釉方法に合わせて調整する。そして、図2に示すように、公知のスプレー式、スクリーン式、どぼづけ式等の通常の方法により、素地1の表面側にこの第1釉薬を施釉し、第1施釉層3を施釉する。第1施釉層3にも、中空粒子B1からなる中空粒子2が分散されている。
また、長石が36質量部、炭酸カルシウムが13質量部、粘土が10質量部、アルミナが10質量部、炭酸バリウムが9質量部、珪砂が8質量部、亜鉛華が7質量部、カレットが7質量部、中空粒子B1が100質量部及び適宜の水の第2釉薬を用意する。そして、図3に示すように、第1施釉層3の表面側にこの第2釉薬を施釉し、第2施釉層4を施釉する。この際、スプレーを用い、比較的弱い圧力で第2釉薬を第1施釉層3の表面側に施釉する。このため、第2釉薬は、空気を含みながら三次元網目状又は海綿状の第2施釉層4を構成する。第2施釉層4にも、中空粒子B1からなる中空粒子2が分散されている。
さらに、長石が36質量部、炭酸カルシウムが13質量部、粘土が10質量部、アルミナが10質量部、炭酸バリウムが9質量部、珪砂が8質量部、亜鉛華が7質量部、カレットが7質量部、中空粒子B1が20質量部及び適宜の水の第3釉薬を用意する。そして、図4に示すように、公知のスプレー式、スクリーン式、どぼづけ式等の通常の方法により、第2釉薬層4の表面側にこの第3釉薬を施釉し、第3施釉層5を施釉する。第3施釉層5にも、中空粒子B1からなる中空粒子2が分散されている。
こうして、同種の中空粒子B1を用いることにより製造工程を簡略化することができ、製造コストの低廉化を実現できる。また、中空粒子B1を用いていることから、第1〜3釉薬内で中空粒子B1が均一に分散しやすく、製造工程を簡略化することができ、製造コストの低廉化を実現できる。
こうして得られた施釉品を1220°Cで60分間焼成し、図5に示す建材としての床タイルを得る。この床タイルは、セラミックス製の基部11と、この基部11の表面側で基部11と一体に設けられた釉薬層12とからなる。
基部11は、第1部1aが焼結してなる焼結部11aと、第2部1bが焼結してなる断熱層11bとからなる。焼結部11aは、厚みが10mm、気孔率が5%未満である。断熱層11bは、厚みが0.5mm、気孔率が平均40%である。
また、釉薬層12は、第1施釉層3が溶融することによって形成された第1高強度層13と、第2施釉層4が溶融することによって形成された海綿層14と、第3施釉層5が溶融することによって形成された表面層としての第2高強度層15とからなる。第1高強度層13の厚みは0.1mm、海綿層14の厚みは0.5mm、第2高強度層15の厚みは0.2mmである。釉薬層12において、中空粒子2以外の原料は、無機バインダとして、非晶質又は結晶質のガラス質からなるマトリックスを構成している。特に、海綿層14は、無数の中空粒子2が芯となり、各中空粒子2がマトリックスの骨格14aによって繋がれることにより三次元網目状又は海綿状に構成され、骨格14a間にも気孔14bが確保されている。第1高強度層13の気孔率は平均20%、海綿層14の気孔率は平均70%、第2高強度層15の気孔率は平均20%である。
この床タイルの断面写真を図6に示し、そのa部の拡大断面写真を図7に示し、そのb部の拡大断面写真を図8に示す。また、第3施釉層5を形成することなく製造した床タイルの断面写真を図9及び図10に示し、それらのa部の拡大断面写真を図11及び図12に示し、それらのb部の拡大断面写真を図13及び図14に示す。
以上の構成からなるこの床タイルは、内装材等の建材として、優れた耐熱性、耐薬品性等による優れた耐久性を発揮する。また、この床タイルは第2高強度層15によって優れた意匠性も発揮する。
また、この床タイルは、断熱層11b及び海綿層14が無機系でありながら中空粒子2の気孔2b及び気孔14bを有して低い熱伝導率を実現している。特に、海綿層14が多量の空気を確保している。また、この床タイルは、海綿層14の表面側で人が直接触れる第2高強度層15も中空粒子2の気孔2bを有していることから、第2高強度層15に気孔が全くないものと比較して、第2高強度層15自体も直接的な熱伝導率を下げている。このため、この床タイルに人が接触した場合、冬場には体から床タイルへの熱の移動が小さくて冷感を十分に抑えることができ、夏場には床タイルから体への熱の移動が小さくて熱感を十分に抑えることができ、十分な温感を付与できる。
さらに、この床タイルの上に貴重品等の相手材を落下させてしまった場合であっても、海綿層14がその衝撃によって座屈変形するため、相手材の衝撃を吸収し、相手材の破壊等を防止することができる。
したがって、この床タイルは、十分な温感効果を発揮するとともに、相手材の破壊等を防止することができる。
また、この床タイルは、海綿層14の表面側に第2高強度層15を備えており、この第2高強度層15によって意匠性が向上している。
さらに、この床タイルでは、海綿層14の奥側と海綿層14の表面側とが気孔の少ない第1、2高密度層13、15により一体に挟まれているため、相手材との衝突前の十分な強度を発揮することができる。また、海綿層14と第1、2高密度層13、15とが一体になっているため、両者は強固に結合され、相手材との衝突前の全体の強度も向上している。
なお、中空粒子B1に変え、表1に組成を示す同様の中空粒子B2〜4を用いることも可能である。中空粒子B2は、粒度範囲が20〜75μm(75μm以上が2%以下)、平均粒径が45μmである。中空粒子B3は、粒度範囲が10〜150μm(150μm以上が2%以下)、平均粒径が68μmである。中空粒子B4は、粒度範囲が10〜300μm(300μm以上が3%以下)、平均粒径が120μmである。
実施例2では、第1、3釉薬として、長石が36質量部、炭酸カルシウムが13質量部、粘土が10質量部、アルミナが10質量部、炭酸バリウムが9質量部、珪砂が8質量部、亜鉛華が7質量部、カレットが7質量部が100質量部及び適宜の水とし、中空粒子B1を含ませないこととした。これら第1、3釉薬により第1、3釉薬層を形成し、図15に示すように、第1、2高強度層16、17を形成する。他の構成及び条件は実施例1と同様である。
こうして得られる床タイルにおいては、第1、2高強度層16、17に中空粒子2が含まれていないことから、温感効果はやや劣るものの、他の作用効果は実施例1と同様に奏することができる。
実施例3では、第2釉薬として、中空粒子2に代え、中空繊維17を用いる。この第2釉薬により第2釉薬層を形成し、図16に示すように、海綿層18を形成する。他の構成及び条件は実施例2と同様である。こうして得られる床タイルにおいても、実施例2と同様の作用効果を奏することができる。
実施例4では、第2釉薬として、中空粒子2に代え、多孔質粒子19を用いる。この第2釉薬により第2釉薬層を形成し、図17に示すように、海綿層20を形成する。他の構成及び条件は実施例2と同様である。こうして得られる床タイルにおいても、実施例2と同様の作用効果を奏することができる。
実施例5では、第2釉薬として、中空粒子2に代え、アルミナ粉末21を用いる。この第2釉薬により第2釉薬層を形成し、図18に示すように、海綿層22を形成する。他の構成及び条件は実施例2と同様である。こうして得られる床タイルにおいても、実施例2と同様の作用効果を奏することができる。
実施例6では、第1セラミックス原料からなる素地上に実施例2の第1釉薬又は第3釉薬により第1施釉層を形成し、この第1施釉層上に実施例1の第2釉薬により第2施釉層を形成し、この第2施釉層上に再度実施例2の第1釉薬又は第3釉薬により第3施釉層を形成し、この第3施釉層上に再度実施例1の第2釉薬により第4施釉層を形成し、この第4施釉層上に再々度実施例2の第1釉薬又は第3釉薬により第5施釉層を形成する。そして、この施釉品を焼成し、図19に示す床タイルを得る。他の構成及び条件は実施例1と同様である。
この床タイルは、素地が焼結してなる基部としての焼結部11aと、この焼結部11aの表面側で焼結部11aと一体に設けられた釉薬層12とからなる。釉薬層12は、第1施釉層が溶融することによって形成された第1高強度層16と、第2施釉層が溶融することによって形成された第1海綿層14と、第3施釉層が溶融することによって形成された第2高強度層16と、第4施釉層が溶融することによって形成された第2海綿層14と、第5施釉層が溶融することによって形成された表面層としての第3高強度層16とからなる。この床タイルは、奥側から表面側に2層の第1、2海綿層14、14があるため、高い温感効果及び相手衝撃吸収性を発揮することができる。他の作用効果は実施例1と同様である。
本発明の建材は、床タイル、壁タイル等に具体化可能である。特に、建材を床タイルに具体化することが好ましい。室内のリビング、キッチン、浴室等にこの床タイルを施工すれば、人が裸足でその上に居るとしても、温感効果によってここちよく過ごすことが可能になるとともに、貴重品等の破損等を有効に防止することができる。
実施例1に係る床タイルを製造するための素地を示す模式拡大断面図である。 実施例1に係る床タイルを製造するための素地及び第1施釉層を示す模式拡大断面図である。 実施例1に係る床タイルを製造するための素地、第1施釉層及び第2施釉層を示す模式拡大断面図である。 実施例1に係る床タイルを製造するための素地、第1施釉層、第2施釉層及び第3施釉層を示す模式拡大断面図である。 実施例1に係る床タイルの模式拡大断面図である。 実施例1に係る床タイルの断面を示す35倍の顕微鏡写真である。 実施例1に係り、図6のa部を拡大して示す100倍の顕微鏡写真である。 実施例1に係り、図6のb部を拡大して示す100倍の顕微鏡写真である。 実施例1の変形例に係る床タイルの断面を示す35倍の顕微鏡写真である。 実施例1の変形例に係る床タイルの断面を示す100倍の顕微鏡写真である。 実施例1に係り、図9のa部を拡大して示す100倍の顕微鏡写真である。 実施例1に係り、図10のa部を拡大して示す35倍の顕微鏡写真である。 実施例1に係り、図9のb部を拡大して示す100倍の顕微鏡写真である。 実施例1に係り、図10のb部を拡大して示す100倍の顕微鏡写真である。 実施例2に係る床タイルの模式拡大断面図である。 実施例3に係る床タイルの模式拡大断面図である。 実施例4に係る床タイルの模式拡大断面図である。 実施例5に係る床タイルの模式拡大断面図である。 実施例6に係る床タイルの模式拡大断面図である。
符号の説明
11…基部(11a…焼結部)
14、18、20、22…海綿層
15、16…表面層
2…中空粒子
14a…骨格
2b、14b…気孔
2a…殻
13、15、16…高密度層

Claims (6)

  1. セラミックス製の基部と、該基部の表面側で該基部と一体に設けられ、海綿状をなす海綿層とを備えたことを特徴とする建材。
  2. 前記海綿層の表面側には該海綿層と一体に設けられて意匠性を付与する表面層を備えていることを特徴とする請求項1記載の建材。
  3. 前記海綿層は、無数の粒子が芯となり、各該粒子がマトリックスの骨格によって繋がれることにより海綿状に構成され、該骨格間にも気孔が確保されていることを特徴とする請求項1記載の建材。
  4. 前記粒子は、非吸水性の殻内に気孔をもつ中空粒子であることを特徴とする請求項3記載の建材。
  5. 前記海綿層は、奥側と表面側とが気孔の少ない高密度層により一体に挟まれていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の建材。
  6. 前記海綿層は奥側から表面側に複数あることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の建材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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