JP2005139664A - 昇降式吐水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 食器等の汚れを吐水の勢いで洗浄するような使い勝手をする場合でも、水跳ねがシンク外に飛び散りにくい昇降式吐水装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 シンクを有するキッチンの取付面に設置された昇降保持部材と、該昇降保持部材の内部を進退及び回転する昇降パイプと、該昇降パイプの上端部に設置されたスパウトと、該スパウトの該昇降パイプとの非接続側の先端部に設けられた吐水口とを有する昇降式吐水装置において、該昇降パイプを最下部に位置させた時に該吐水口が該シンクの凹形状内部に位置するように構成した。
【選択図】 図6

Description

本発明は、水栓の本体および吐水口が昇降する昇降式吐水装置に関するものである。
従来技術としては、既に特開平11−303166号公報(特許文献1)に開示されているものがある。その構成は、キッチンのシンクの奥の天板101上に取り付けられたスパウト100が回動することにより吐水口102がシンクの上方を移動すると共に、吐水口102がシンクの上方で昇降自在で、且つ回動するスパウト100の半径方向に移動自在としているキッチン用水栓装置である。
このように構成することで、吐水口102の位置を広範囲な空間で設定することができ、柔軟な使い勝手を可能にするとともに、作業者の身長や作業方法等に合わせて吐水口102の位置を自由に変えることができ、作業者にとって最も使い易い吐水口102の位置を選ぶことをできる。その結果、炊事や食器類の洗浄作業時の立ち姿勢における腰等への負担を軽減することができ、腰痛を招くといった問題を解決している。
特開平11−303166号公報(第2頁、第3図)
しかしながら、図9に示す特許文献1に開示されているものは、吐水口が広範囲な空間に設定できるとはいうものの、スパウトがある曲げRを持った一般的な管材等で形成されているので、吐水口を下降させようとしてもその曲げRの始まり箇所までしか下降させることができず、それによって吐水口を下降させる位置には限界があり、天板からある程度の距離を保った位置までしか下降できず、食器等の汚れを吐水の勢いで洗浄するような使い勝手をする場合に、水跳ねがシンク外に飛び散りやすいといった課題を有していた。
そこで、本発明では上記の問題点を解決するため、食器等の汚れを吐水の勢いで洗浄するような使い勝手をする場合でも、水跳ねがシンク外に飛び散りにくい昇降式吐水装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1では、シンクを有するキッチンの取付面に設置された昇降保持部材と、前記昇降保持部材の内部を進退及び回転する昇降パイプと、前記昇降パイプの上端部に設置されたスパウトと、前記スパウトの前記昇降パイプとの非接続側の先端部に設けられた吐水口とを有する昇降式吐水装置において、前記昇降パイプを最下部に位置させた時に前記吐水口が該シンクの凹形状内部に位置するように構成した。
これにより、吐水の勢いで汚れを落とすような使い方をしても、吐水口をシンク凹形状内に位置させておけば、水跳ねがシンク凹形状外に出るのを防止でき、より強い勢いで汚れを落とすことができる。当然、大物洗い等で吐水口空間が必要な場合は昇降パイプを上昇させれば従来通りの使い方も可能となる。
本発明の請求項2では、前記スパウトが前記昇降パイプの進退する軸に対して略直角方向で直線状に突出するようにした。
これにより、昇降させるために必要な空間を最も小さくでき、空間を有効に利用することができる。
本発明の請求項3では、前記吐水口から吐出される水の向きを略鉛直方向から略水平方向に可変保持する回転機構部を前記スパウト又は前記吐水口に設けた。これにより、更に水跳ねしにくい吐水の方向に調整できると共に、シンク凹形状内面に吐水を直接当てることができるので、シンク洗いを楽に行うことができる。
吐水口の位置を広範囲な空間で設定することができ、柔軟な使い勝手を可能にするとともに、吐水の勢いで汚れを落とすような使い方をしても、吐水口をシンク凹形状内に位置させておけば、水跳ねがシンク凹形状外に出るのを防止でき、より強い勢いで汚れを落とすことができる。
以下に図面を参照して本発明をより具体的に説明する。
図1は本件発明の一実施の形態である外観斜視図、図2は本件発明の昇降保持部材の縦断面図である。
図1に示すように、キッチン1にはカウンター2、カウンター2より下方に位置する取付面3、上部が凹形状のシンク4が設けられている。更に取付面3には吐水具5、開閉ハンドル6、温度調整ハンドル7が設けられている。そして吐水具5は昇降保持部材51、昇降パイプ52、スパウト53、吐水口54から構成されている。
昇降保持部材51の詳細は図2に示す公知の構成となっている。すなわち、昇降保持台座511は取付面3に設置され、取付面3の裏側からパッキン512と共にナット513で取付面3を挟み付けて固定している。昇降パイプ52は昇降保持台座511を貫通すると共に、昇降保持台座511内に設けられた抵抗部材514によって動きが規制されている。
詳しくは、抵抗部材514は昇降パイプ52の直径よりも小さい直径を持つ略C形状をしており、更に樹脂等の弾性体で構成されているため、昇降パイプ52の表面に巻き付く程度の摩擦力を発生させて昇降パイプ52を拘束している。尚、昇降パイプ52は円柱形状をしており前述の摩擦力に打ち勝つ力を昇降パイプ52に加えることで昇降と回転が可能となる。さらに、抵抗部材514と昇降パイプ52は係止位置が特に決められるわけではなく、無段階、すなわちどの位置においても係止可能な構成となっている。
昇降パイプ52内には通水路としての通水管521が内挿されており、通水管521の下端部には継手522とホース523が連通接続されている。ホース523は開閉ハンドル6の下部に設けられた公知技術である開閉バルブ部(図示せず)に連通接続されている。他方、開閉バルブ部は温度調整ハンドル7の下部に設けられた湯水混合バルブ部(図示せず)に連通接続されている。更に湯水混合バルブ部には湯及び水を供給する湯供給管(図示せず)及び水供給管(図示せず)が連通接続されている。
以上のように構成することで、図示しない湯供給管及び水供給管から供給された湯水が図示しない湯水混合バルブ部で混合され、その混合水が開閉バルブ部、ホース523、継手522を経由して通水管521に供給されることになる。
次にスパウト53及び吐水口54について説明する。
図3は本件発明のスパウトの縦断面図、図4は同横断面図である。
図3及び図4に示すように、スパウト53の骨格を成すスパウト台座532とブッシュ531とが4本のビス533によって強固に固定されている。更にブッシュ531は昇降パイプ52と強固に固定されている。他方、通水管521は昇降パイプ52内に内挿されると共に、スパウト53の基端と先端部分に2枚の取付板534と各2本のビス535とによってスパウト台座532に強固に固定されている。そして意匠性向上、断熱性向上の目的で上カバー536と下カバー537とでスパウト台座532や通水管521等を覆っている。
このような中空状の構成とすることにより、スパウト53の重量を軽量化できると共に、通水管521内を通る混合水の体積(重量)をより小さくできる。これにより昇降パイプ52を上昇させるための操作力を軽く出来ると共に、昇降パイプ52を拘束している摩擦力がスパウト53の重量に負けて自然落下するといった不具合を軽減することができる。
吐水口54の吐水口本体541と通水管521はOリング542によって回転自在にシールされている。又、通水管521と吐水口本体541との抜け止めは、通水管521に設けられた鍔524と、吐水口本体541に2本のビス544で固定された固定板543によって行われている。これらが回転機構部546として機能することとなる。これにより吐水出口545を通水管521の軸周りに360°どの方向にも回転でき保持することができる。
なお、本実施例において回転機構部546はスパウト53の先端部に設けたが、スパウト53の基端部に設けても同様の効果を奏することは云うまでもないことである。
図5は本件発明の上面図、図6は本件発明のスパウト昇降の動きを示す一部断面図、図7は本件発明のスパウト回転の動きを示す外観斜視図である。
上述のような構成とすることにより、スパウト53は図5、図6、図7に示す如く昇降パイプ52の軸周りに回転可能であると共に、昇降パイプ52の昇降に伴って昇降可能となる。昇降パイプ52が最も下降した状態、すなわちスパウト53の下カバー537と昇降保持台座511が接触した状態において、吐水口54の一部である吐水出口545はシンク4の凹形状内部に位置している。
この状態であれば、吐水の勢いで汚れを落とすような使い方をしても、水跳ねがシンク4の凹形状外に出るのを防止でき、より強い勢いで汚れを落とすことができる。更にスパウト53を回転させることで水跳ねがより飛び散りにくい位置に調整することが可能となる。当然、大物洗い等で吐水口空間が必要な場合は昇降パイプ52を上昇させれば従来通りの使い方も可能となる。
又、スパウト53は昇降パイプ52から直角方向に直線状に突出した形状をしているので、昇降させるために必要な空間を最も小さくでき、空間を有効に利用することができる。特にスパウト53を最も下降させた状態において、カウンター2の厚み内にスパウト53が収まるような状態とできるため、吐水具5の収納といった役目も果たすことができる。
図8は本件発明の吐水口回転の動きを示す一部断面図である。
吐水口54(吐水出口545)を通水管521の軸周りに360°どの方向にも回転でき保持することができるので、図8に示すように吐水口54(吐水出口545)の向きを略水平方向に向けることで、シンク4のシンク凹形状内面に吐水を直接当てることができ、シンク洗いを楽に行うことができると共に、皿洗いなどの場合には水跳ねがより飛び散りにくい位置に吐水の方向を調整することができる。
本件発明の一実施の形態である外観斜視図である。 本件発明の昇降保持部材の縦断面図である。 本件発明のスパウトの縦断面図である。 本件発明のスパウトの横断面図である。 本件発明の上面図である。 本件発明のスパウト昇降の動きを示す一部断面図である。 本件発明のスパウト回転の動きを示す外観斜視図である。 本件発明の吐水口回転の動きを示す一部断面図である。 従来例を示す外観図である。
符号の説明
1…キッチン
2…カウンター
3…取付面
4…シンク
5…吐水具
51…昇降保持部材
52…昇降パイプ
53…スパウト
54…吐水口
514…抵抗部材
521…通水管(通水路)
522…継手
523…ホース
545…吐水出口
546…回転機構部

Claims (3)

  1. シンクを有するキッチンの取付面に設置された昇降保持部材と、前記昇降保持部材の内部を進退及び回転する昇降パイプと、前記昇降パイプの上端部に設置されたスパウトと、前記スパウトの前記昇降パイプとの非接続側の先端部に設けられた吐水口とを有する昇降式吐水装置において、前記昇降パイプを最下部に位置させた時に前記吐水口が該シンクの凹形状内部に位置することを特徴とする昇降式吐水装置。
  2. 前記スパウトが前記昇降パイプの進退する軸に対して略直角方向で直線状に突出したことを特徴とする請求項1に記載の昇降式吐水装置。
  3. 前記吐水口から吐出される水の向きを略鉛直方向から略水平方向に可変保持する回転機構部を前記スパウト又は前記吐水口に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の昇降吐水装置。


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