JPH0587063U - 水栓金具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 物品の落下等により外力３が加わっても、破
損することのない水栓金具を提供する。 【構成】 先端部に吐出口１を有する吐出用ノズル２
を、外力３を緩和する緩衝手段４を介して基部５に設
け、吐出用ノズル２の先端部を上下方向に移動可能にし
てあるため、物品の落下等により外力３が加わると、吐
出用ノズル２の先端部が下方に移動して、外力３を緩和
することができるものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、洗面化粧台、流し台、浴室等に使用される水栓金具に関するもので ある。

【０００２】

【従来の技術】

図４に示すように、基部５の前面に、吐出用ノズル２を突設してなる水栓金具 、又、図５に示すように、基部５と、吐出用ノズル２とを連続的に一体にしてな る水栓金具が知られており、センサー６等を設けて、吐水及び止水を自動で行う こともできるものである。

【０００３】 又、図６に示すように、基部５に、吐出用ノズル２を水平方向にのみ回動自在 に設けてなる水栓金具が知られており、吐水口の位置を水平方向の任意の位置に 移動させて使用することができるものである。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記従来の技術においては、緩衝手段４を有していないため、 吐出用ノズル２の先端部付近に物品が落下するなどして外力３が加わると、吐出 用ノズル２が破損したり、基部５が取付け面７から浮き上がったりして、使用に 支障をきたすものである。

【０００５】 そこで本考案は、上記従来の技術における問題を解決するために考案されたも のであり、すなわちその課題は、物品の落下等により外力３が加わっても、破損 することのない水栓金具を提供することである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案の水栓金具においては、先端部に吐出口１を有する吐出用ノズル２を、 外力３を緩和する緩衝手段４を介して基部５に設け、吐出用ノズル２の先端部を 上下方向に移動可能にしてなることを特徴とするものである。

【０００７】

【作用】

本考案の水栓金具においては、物品の落下等により外力３が加わると、吐出用 ノズル２の先端部が下方に移動して、外力３を緩和することができるものである 。

【０００８】

【実施例】

以下、本考案を、図面に示した実施例に基づいて詳細に説明する。

【０００９】 図１の水栓金具は、本考案の一実施例で、先端部に吐出口１を有する吐出用ノ ズル２を、外力３を緩和する緩衝手段４を介して基部５に設け、吐出用ノズル２ の先端部を上下方向に移動可能にしてなることを特徴とするものである。

【００１０】 吐出用ノズル２は、中空に形成されており、先端部には下方に吐水する吐出口 １が設けられているものである。

【００１１】 緩衝手段４は、ゴム製の筒状体からなり、一端を吐出用ノズル２の後端部に接 続するとともに、他端を基部５に接続してなるものである。

【００１２】 基部５は、吐水及び止水を行うハンドル８が上端部に設けられており、前面に 緩衝手段４を介して吐出用ノズル２が設けられるものである。

【００１３】 この水栓金具においては、吐出用ノズル２をゴム製の緩衝手段４を介して基部 ５に設けてあるため、吐出用ノズル２に物品の落下等により外力３が加わっても 、緩衝手段４が変形して吐出用ノズル２の先端部が下方に、更には左右に移動し て、外力３を緩和することができ、吐出用ノズル２が破損したり、基部５が取付 け面７から浮き上がったりすることがないものである。又、緩衝手段４がゴム製 であるため、外力３が除かれた後は、自身で元の状態に復元するものである。な お、この実施例では、緩衝手段４としてゴムを用いたが、軟質系の樹脂、金属製 の蛇腹等を用いても良いものである。

【００１４】 なお、本考案の水栓金具においては、図２に示す実施例の如きであっても良い ものである。すなわち、この実施例の水栓金具においては、先端部に吐出口１を 有する吐出用ノズル２を、外力３を緩和する緩衝手段４を介して基部５に設け、 吐出用ノズル２の先端部を上下方向に移動可能にしてなることを特徴とするもの である。

【００１５】 吐出用ノズル２は、中空に形成されており、先端部には下方に吐水する吐出口 １が設けられているものである。

【００１６】 緩衝手段４は、吐出用ノズル２を鉛直方向に回動自在に軸支する軸受け９と、 吐出用ノズル２を定位置に保持するコイルバネ１０とからなるものである。

【００１７】 基部５は、吐水及び止水を行うハンドル８が上端部に設けられており、前面に 緩衝手段４を介して吐出用ノズル２が設けられるものである。

【００１８】 この水栓金具においては、吐出用ノズル２を、軸受け９とコイルバネ１０とか らなる緩衝手段４を介して基部５に設けてあるため、吐出用ノズル２に物品の落 下等により外力３が加わっても、吐出用ノズル２が下方に回動して、外力３を緩 和することができ、吐出用ノズル２が破損したり、基部５が取付け面７から浮き 上がったりすることがないものである。又、コイルバネ１０が設けられているた め、外力３が除かれた後は、自身で元の状態に復元するものである。

【００１９】 なお、本考案の水栓金具においては、図３に示す実施例の如きであっても良い ものである。すなわち、この実施例の水栓金具においては、先端部に吐出口１を 有する吐出用ノズル２を、外力３を緩和する緩衝手段４を介して基部５に設け、 吐出用ノズル２の先端部を上下方向に移動可能にしてなることを特徴とするもの である。

【００２０】 吐出用ノズル２は、中空に形成されており、先端部には下方に吐水する吐出口 １が設けられているものである。

【００２１】 緩衝手段４は、吐出用ノズル２を鉛直方向に摺動自在に支持する摺動部１１と 、吐出用ノズル２を定位置に保持するコイルバネ１０とからなるものである。

【００２２】 基部５は、吐水及び止水を行うハンドル８が上端部に設けられており、前面に 緩衝手段４を介して吐出用ノズル２が設けられるものである。

【００２３】 この水栓金具においては、吐出用ノズル２を、摺動部１１とコイルバネ１０と からなる緩衝手段４を介して基部５に設けてあるため、吐出用ノズル２に物品の 落下等により外力３が加わっても、吐出用ノズル２が下方に摺動して、外力３を 緩和することができ、吐出用ノズル２が破損したり、基部５が取付け面７から浮 き上がったりすることがないものである。又、コイルバネ１０が設けられている ため、外力３が除かれた後は、自身で元の状態に復元するものである。

【００２４】

【考案の効果】

上述の如く、本考案の水栓金具においては、外力３を緩和する緩衝手段４により 、吐出用ノズル２の先端部を上下方向に移動可能にしてなるものであり、物品の 落下等により外力３が加わっても、吐出用ノズル２の先端部が下方に移動して、 外力３を緩和することができるため、吐出用ノズル２が破損したり、基部５が取 付け面７から浮き上がったりすることがないものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例である水栓金具を示す側面図
である。

【図２】本考案の別の実施例である水栓金具を示す側面
図である。

【図３】本考案の更に別の実施例である水栓金具を示す
側面図である。

【図４】本考案の従来例である水栓金具を示す側面図で
ある。

【図５】本考案の別の従来例である水栓金具を示す側面
図である。

【図６】本考案の更に別の従来例である水栓金具を示す
平面図である。

【符号の説明】

１ 吐出口 ２ 吐出用ノズル ３ 外力 ４ 緩衝手段 ５ 基部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 先端部に吐出口１を有する吐出用ノズル
   ２を、外力３を緩和する緩衝手段４を介して基部５に設
   け、吐出用ノズル２の先端部を上下方向に移動可能にし
   てなることを特徴とする水栓金具。