JP2005138949A - 移載装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】移載装置で物品を収納する際の収納棚における作業空間を小さくすることができる移載装置を提供する。
【解決手段】収納庫21の収納棚22aから収納庫23の収納棚24aへ物品30を移載させる移載装置であって、物品30が載置された本体31を収納棚22aから収納棚24aに移動させる走行台車27と、本体31の両側面近傍に設けられるとともに、物品30の両側面を挟持・離隔且つ伸縮自在に設けられたフォーク33a,33bと、本体31上に設けられるとともに、フォーク33a,33bの伸縮方向と同方向に物品30を移動させるコンベア32とを備えた移載装置であり、これにより、物品30を収納する際、収納棚22a,24aにおける作業空間を小さくすることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】収納庫21の収納棚22aから収納庫23の収納棚24aへ物品30を移載させる移載装置であって、物品30が載置された本体31を収納棚22aから収納棚24aに移動させる走行台車27と、本体31の両側面近傍に設けられるとともに、物品30の両側面を挟持・離隔且つ伸縮自在に設けられたフォーク33a,33bと、本体31上に設けられるとともに、フォーク33a,33bの伸縮方向と同方向に物品30を移動させるコンベア32とを備えた移載装置であり、これにより、物品30を収納する際、収納棚22a,24aにおける作業空間を小さくすることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、物品を移載する移載装置に関するものである。
以下、従来の移載装置について説明する。従来の移載装置は図29の平面断面図、図30の側面断面図に示すように、入出庫ステーション20と収納棚1との間で物品2を移載するものであり、収納棚1と収納棚3の間にレール4が敷設されている。そして、このレール4上を走行台車5が走行するようになっている。
この走行台車5には2本のマスト6が立設されており、このマスト6内に昇降部7が設けられている。そして、この昇降部7はレール4に対して直角方向に上下する。
ここで、昇降部7の上面に本体8が設けられており、この本体8に設けられた挟持搬送部9が収納棚1から物品2をすくう(引き込む)わけである。即ち、図31(a)に示すように、本体8の両側面に設けられた挟持搬送部9が収納棚1方向(矢印方向)に進む。次に、図31(b)に示すように、挟持搬送部9は矢印方向に動いて物品2を挟持する。そして、図31(c)に示すように、挟持搬送部9の搬送ベルト10を回転させて物品2を本体8方向に引き込む。このようにして、収納棚1に収納されていた物品2は、移載装置の本体8上に載置される。
物品2が本体8上にセットされると、走行台車5はレール4上を走行するとともに、昇降部7が上下して目的とする入出庫ステーション20の前で停止する。そして、本体8上の物品2を入出庫ステーション20に荷降ろし(払い出し)するわけである。この荷おろし動作については、図31の各動作を逆にたどって、本体8上の物品2を入出庫ステーション20に荷おろしする。なお、これらの動作は制御部11(図29)で制御される。
ここで、挟持搬送部9について図32を用いて説明する。図32において、本体8の両側面に挟持搬送部9が設けられている。この挟持搬送部9は、回転軸12a,12bに設けられたギア13a,13bにより、その動力がギア14a,14bに伝達される。そして、このギア14a,14bの回転は駆動プーリ15a,15bを回転させて搬送ベルト10a,10bに伝達させる。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2002−205806号公報
しかしながら、このような従来の移載装置の挟持搬送部9を構成する搬送ベルト部19は幅が大きくなるものであった。即ち、この搬送ベルト部19の幅は、駆動プーリ15aの直径と、この駆動プーリ15aに架けられた搬送ベルト10aの厚み16aが必要であった。そして、その他に物品2を挟持・離隔するためのスペース17aが必要であった。
また、この搬送ベルト部19は本体8の両側にあるので、この2倍のスペースが必要である。従って、収納棚1,3の横寸法は物品2の横方向の寸法2aの他に、1つの搬送ベルト部19のスペースと物品2を挟持・離隔するためのスペース17aの2倍のスペースを必要としていた。このことから、物品2を収納する収納棚1,3として大きくて無駄な作業空間を設けなければならないという問題があった。
本発明は、上記問題を解決したもので、収納棚に設ける作業空間を小さくした移載装置を提供することを目的としたものである。
この目的を達成するために本発明の移載装置は、本体の両側面近傍に設けられるとともに、物品の両側面を挟持・離隔且つ長手方向に対して伸縮自在なフォークを設けたものである。これにより、収納棚に設ける作業空間を小さくすることができる。
本発明の請求項1に記載の発明は、物品が載置される本体の両側面近傍に設けられるとともに、前記物品の両側面を挟持・離隔且つ長手方向に対して伸縮自在に設けられたフォークと、前記本体上に設けられるとともに、前記フォークの伸縮方向と同方向に前記物品を移動させるコンベアとを備えたことを特徴とする移載装置であり、これにより、本体の両側面近傍に設けられるとともに、物品の両側面を挟持・離隔且つ長手方向に対して伸縮自在なフォークを設けているので、従来のように、駆動プーリや搬送ベルトを用いたものが必要とするスペースより、極端に小さいスペースとなり、収納棚に設ける作業空間を小さくすることができる。
また、フォークの伸縮方向と同方向に物品を移動させるコンベアを有しているので、物品を確実に移動するとともに移動スピードを早くすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1の発明において、本体の端であって、物品の移載対象側に物品を検知する検知手段を設け、移載対象に載置されている前記物品をフォークで挟持して前記本体側へ移動させるとともに、前記検知手段が前記物品を検知した時点でコンベアを駆動し、前記物品全体が前記本体内に入ったことを検知した時点で前記コンベアの駆動を停止させて前記物品を前記本体へ引き込むことを特徴とする移載装置であり、検知手段を有しているので物品を確実に本体内に引き込むことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1の発明において、本体の端であって、物品の移載対象側に前記物品を検知する検知手段を設け、フォークを前記物品の前記移載対象と反対側の端に移動させて、前記フォークで前記物品を挟持し前記移載対象へ移動させるとともに、前記検知手段が前記物品を検知している間コンベアを駆動して前記物品を前記本体から払い出すことを特徴とする移載装置であり、検知手段が物品を検知している間、コンベアを駆動させることができるので、物品の払い出しスピードを早くすることができる。
また、フォークを前記本体の端に移動させているので、フォークが本体からはみだすことはなく、移載装置の通る通路幅を狭くすることができる。
また、フォークを前記本体の端に移動させているので、フォークが本体からはみだすことはなく、移載装置の通る通路幅を狭くすることができる。
以上のように本発明によれば、本体の両側面近傍に設けられるとともに、物品の両側面を挟持・離隔且つ長手方向に対して伸縮自在なフォークを設けているので、従来のように、駆動プーリや搬送ベルトを用いたものが必要とするスペースより、極端に小さいスペースとなり、収納棚に設ける作業空間を小さくすることができる。
また、フォークの伸縮方向と同方向に物品を移動させるコンベアを有しているので、物品を確実に移動させることができるとともに移動スピードを早くすることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は本発明の移載装置を搭載したスタッカークレーンの平面断面図であり、図2は側面断面図である。図1、図2において、21は収納庫であり、この収納庫21内には複数の収納棚22が設けられている。23は、収納庫21に対向して収納庫21と平行に設けられた収納庫である。そして、この収納庫23内にも複数の収納棚24が設けられている。25は入出庫ステーションであり、収納庫23の列に並んで設けられている。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は本発明の移載装置を搭載したスタッカークレーンの平面断面図であり、図2は側面断面図である。図1、図2において、21は収納庫であり、この収納庫21内には複数の収納棚22が設けられている。23は、収納庫21に対向して収納庫21と平行に設けられた収納庫である。そして、この収納庫23内にも複数の収納棚24が設けられている。25は入出庫ステーションであり、収納庫23の列に並んで設けられている。
26aは下レールであり、26bは上レールである。そして、共に収納庫21と23の中間であって、かつ収納庫21,23と平行に敷設されている。そして、このレール26a内を走行台車27が走行するものである。なお、この走行台車27にはマスト28a,28bが立設されており、このマスト28a,28bは下レール26aと上レール26bとの間を滑動する。
29は、走行台車27上に設けられるとともに、マスト28a,28b内を昇降する昇降部である。そして、この昇降部29上には移載装置の本体31が設けられている。また、この本体31には、物品30を収納庫21または23側へ移動させるコンベア32が設けられるとともに、この本体31の両側面近傍にも物品30を収納庫21または23側へ移動させるフォーク33a,33bが設けられている。また、本体31の収納庫21側には物品30を検知する赤外線センサ(検知手段の一例として用いた)34aが設けられるとともに、本体31の収納庫23側にも物品30を検知する赤外線センサ34bが設けられている。
このように、レール26a,26bとマスト28a,28bとコンベア32およびフォーク33a,33bの移動方向は互いに直角方向となっている。即ちX方向、Y方向、Z方向になっている。
35は制御部であり、レール26a,26b上をX方向に移動する走行台車27の制御と、マスト28a,28b内をY方向に昇降する昇降部29の制御と、コンベア32およびフォーク33a,33bのZ方向への制御と、フォーク33a,33bによる物品30の挟持・離隔の制御を行っている。そして、その動力には夫々モータ等を用いるとともに、制御信号は無線(電波)で行っている。なお、これは有線であっても良い。
以上のように構成された移載装置について、その一具体例を以下に説明する。先ず、入出庫ステーション25に物品30が置かれると、走行台車27はレール26aを走行して、入出庫ステーション25の前で停止する。そこで、入出庫ステーション25上の物品30を本体31へ荷すくい(引き込み)する。(この荷すくいの動作に関しては後述する。)
そして、走行台車27は、物品30を収納すべき収納庫21の収納棚22の内、目的とする収納棚22aの前に本体31が来るように停止する。なお、この走行台車27のX方向への走行中に、昇降部29はY方向に移動し、目的とする収納棚22aの前に本体31が来るように停止する。そして、コンベア32とフォーク33a,33bを用いて物品30を収納棚22aへ荷おろし(払い出し)する。(この荷おろしの動作については後述する。)
次に、収納庫21の物品30を収納庫23に移す動作について説明する。即ち、走行台車27はレール26aを走行して、収納庫21の収納棚22の内、目的とすべき収納棚22aの前で停止する。そこで、収納棚22aの物品30を本体31へ荷すくいする。
そして、走行台車27は、物品30を収納する収納庫23の収納棚24の内、目的とする収納棚24aの前に本体31が来るように停止する。なお、この走行台車27のX方向への走行中に、昇降部29はY方向に移動し、目的とする収納棚24aの前に本体31が来るように停止する。ここで、コンベア32とフォーク33a,33bを用いて物品30を収納棚24aへ荷おろしする。
そして、走行台車27は、物品30を収納する収納庫23の収納棚24の内、目的とする収納棚24aの前に本体31が来るように停止する。なお、この走行台車27のX方向への走行中に、昇降部29はY方向に移動し、目的とする収納棚24aの前に本体31が来るように停止する。ここで、コンベア32とフォーク33a,33bを用いて物品30を収納棚24aへ荷おろしする。
最後に、収納庫23の物品30を入出庫ステーション25に移す動作について説明する。即ち、走行台車27はレール26aを走行して、収納庫23の収納棚24の内、目的とする収納棚24aの前で停止する。そこで、収納棚24aの物品30を本体31へ荷すくいする。
そして、走行台車27は、物品30を荷おろしすべき入出庫ステーション25の前に本体31が来るように停止する。なお、この走行台車27のX方向への走行中に、昇降部29はY方向に移動し入出庫ステーション25の前に本体31が来るように停止する。 そして、コンベア32とフォーク33a,33bを用いて物品30を入出庫ステーション25へ荷おろしする。
図3は、移載装置を搭載した昇降部29の要部断面図である。図3において、29は昇降部であり、この昇降部29の上面には物品30を載置する本体31が設けられている。40は搬送ベルト42を駆動する駆動プーリであり、コンベア駆動モータとギアを介して連結されている。また、41は本体31の両端に設けられた従動プーリであり、この従動プーリ41と駆動プーリ40には搬送ベルト42が懸架されてコンベア32を形成している。なお、コンベア32はベルトコンベアでなくてもよく、ローラーコンベアやチェーンコンベア等でもよい。
ここで、駆動プーリ40が43a方向に回転すると、搬送ベルト42が43b方向へ移動し、この搬送ベルト42の上に載置された物品30は43b方向に移動する。また、駆動プーリ40が44a方向に回転すると、搬送ベルト42が44b方向へ移動し、この搬送ベルト42の上に載置された物品30は44b方向に移動する。
なお、駆動プーリ40の外周と搬送ベルト42の内側(即ち、駆動プーリ40と搬送ベルト42の接触面)は摩擦抵抗を大きくしておくことが重要である。また、搬送ベルト42の外側(即ち、物品30との接触面)も粗面に形成して摩擦抵抗を大きくしておくことが重要である。
次に、フォーク33について説明する。なお、本体31の両側にあるフォーク33aと33bをまとめてフォーク33として説明する。45はフォーク33を駆動する駆動プーリであり、ギアを介してフォーク駆動モータに連結されている。また、46は本体31の両端に設けられた従動プーリであり、この従動プーリ46と駆動プーリ45にはベルト47が懸架されている。
ここで、駆動プーリ45が48a方向に回転すると、ベルト47が48b方向へ移動する。そうすると、本体31の両側面近傍に設けられるとともにこのベルト47に固着点49で固定されたフォーク33がガイド50内を48b方向に移動する。また、駆動プーリ45が51a方向に回転すると、ベルト47が51b方向へ移動しフォーク33がガイド50内を51b方向に移動する。ここで、駆動プーリ45の外周とベルト47の内側(即ち、駆動プーリ45と搬送ベルト47の接触面)は摩擦抵抗を大きくしておくことが重要であり、本実施の形態ではタイミングベルトを使用している。
図4は、フォーク33とその近傍を前面からみた断面図である。図4において、本体31の両側に設けられたガイド50内をフォーク33a,33bが図4において手前あるいは後方向に滑動する。42はコンベア32を構成する搬送ベルトであり、この搬送ベルト42の上に物品30が載置される。ここで、56a,56bは夫々フォーク33a,33bの厚みである。また、57a,57bは物品30を挟持するために必要なスペースである。
ここで、物品30を挟持するためのスペース57a,57bは従来例における物品2を挟持するためのスペース17a,17bと同じ(略50mm)であるが、フォーク56a,56bの厚みは略10mmで良く、従来例における挟持搬送部9を構成する搬送ベルト部19のスペース(即ち、駆動プーリ15aと搬送ベルト10aの厚み)に比べて、著しく狭いスペースで良いことになる。すなわち、物品30を収納棚22,24に出し入れするときのスペースが著しく少なくて良いことになり、小さな作業空間で良いことになる。このことは、収納棚22,24の横寸法を小さくすることができ、収納庫21,23を小さくすることにつながる。また、収納庫21,23が同じ大きさならば、多くの物品30を収納することができる。
ここで、フォーク33a,33bとガイド50との間はベアリングとか遊動車を設けて摩擦抵抗を小さくすることが重要であり、フォーク33a,33bが物品30に当接する側の面は粗面仕上げをして物品30との間の摩擦抵抗を大きくしておくことが重要である。
図5は、フォーク33a,33bが物品30を挟持・離隔する動作を説明するための平面図である。図5において、60は、フォーク33aと33bの略中央に設けられるとともに、支点61を中心に回動するバーである。このバー60の一方の端は連結棒62aを介してフォーク33aに連結されている。また、このバー60の他方の端は連結棒62bを介してフォーク33bに連結されている。
このバー60の一方の端は油圧ポンプ63で矢印64方向に押圧制御が可能となっている。また、このバー60の他方の端はバネ65で矢印66方向に付勢されている。従って、油圧ポンプ63でバー60に圧力を加えることにより、フォーク33a,33bは矢印B方向に移動し、物品30を挟持する。また、油圧ポンプ63の圧力を減圧するとフォーク33a,33bはバネ65の力で元の位置に戻る。なお、このフォーク33a,33bはガイド50内を滑動するわけである。ここで、ガイド50はフォーク33a,33bと共に矢印B方向には移動するが、本体31に固定されていてZ方向に移動することはない。
なお、本実施形態では、フォーク33a,33bの挟持のための動力として、油圧ポンプ63を用いたが、これは油圧ポンプ63に限ることはなく、モータとこれに連結されたカムを用いても良い。また、ボールネジやチェーンを用いることもできる。
以下、荷すくい、荷おろしの動作について説明する。図6は、荷すくいを説明するための第1の状態を示す平面図である。図6において、本体31は、荷すくいをしようとする物品30の収納された収納棚22aの前面に来る。32はコンベアであり、33a,33bは本体31の両側面近傍に設けられるとともにガイド50内を滑動するフォークである。
そして、図7に示すように、フォーク33a,33bは駆動プーリ45を回転させて物品30の側面まで持っていく。次に、図8に示すように、油圧ポンプ63を動作させてフォーク33a,33bで物品30を挟持する。そして、フォーク33a,33bで本体31に向けて矢印B方向に引き込むとともに、物品30が赤外線センサ34aにかかるとコンベア32も駆動プーリ40が回転して引き込み動作を開始する。このようにして図9に示すように、フォーク33a,33bはコンベア32と協働して物品30を本体31内に引き込む。
フォーク33a,33bが本体31の端まで来ると、図10に示すようにフォーク33a,33bは物品30からバネ65の力により離隔し、フォーク33a,33bは本体31の端から突出しないように停止する。そして、今度はコンベア32のみの動力で物品30を引き込む。このフォーク33a,33bの停止位置は、別の検知センサを設けてフォーク33a,33bの停止位置を決めることもできるし、駆動プーリ45の回転数で決定することもできる。
赤外線センサ34aが物品30を検知しなくなったところで、図11に示すようにコンベア32を停止させる。そして、フォーク33a,33bは初期状態(ガイド50の略中央)に戻しておく。また、このとき本体31の反対側の端にある赤外線センサ34bも物品30を検知していないことが重要である。両方の赤外線センサ34a,34bが物品30を検知しないことで、物品30は本体31内にあることが判る。従って、この状態になると、次の動作に移ることができる。即ち、昇降台29を昇降させたり、走行台車27を走行させて物品30を荷おろしする収納棚24aの前面まで運ぶことができる。
次に、荷おろしについて説明する。物品30を載置した本体31が目的とする収納棚24aの前面に来ると、図12に示すように、コンベア32で物品30を収納棚24a方向へ払い出すとともにフォーク33a,33bは収納棚24aと反対側に移動させる。このときフォーク33a,33bは本体31から突出しないように制御する必要がある。この制御はフォーク33a,33bの停止位置を別の検知センサを設けてフォーク33a,33bの停止位置を決めることもできるし、駆動プーリ45の回転数で決定しても良い。
そして、図13に示すように、フォーク33a,33bで物品30の後端30aを挟持する。そして、フォーク33a,33bとコンベア32で物品30を収納棚24a方向に払い出す。
そして、図13に示すように、フォーク33a,33bで物品30の後端30aを挟持する。そして、フォーク33a,33bとコンベア32で物品30を収納棚24a方向に払い出す。
赤外線センサ34bが物品30を検出しなくなると、図14に示すようにコンベア32は停止し、フォーク33a,33bのみで物品30を収納棚24a側へ払い出して収納する。そして物品30の収納が終了すると図15に示すようにフォーク33a,33bは物品30から離隔する。そして、図16に示すように、物品30は収納棚24aに収納されているので、フォーク33a,33bは初期状態に戻る。
(第2の実施形態)
第2の実施形態における移載装置は、フォークが2段になっていることが、第1の実施形態と異なる。従って、第1の実施形態と同一物品に付いては同一符号を付して説明を簡略化している。即ち、第1の実施形態においては、フォーク33a,33bは1段であった。しかし、第2の実施形態では、親フォーク71a,71bと子フォーク72a,72bと2段になっていることで第1の実施形態と相違している。第2の実施形態では、親フォーク71a,71bと子フォーク72a,72bを有しているので、物品30を挟持して移動させる距離を大きくすることができる。このことは、コンベア32が無くても親フォーク71a,71bと子フォーク72a,72bのみでも物品30の荷すくい、荷おろしができることを意味している。しかし、本実施形態では、荷すくい荷おろしを早く確実に行うためコンベア32も併用している。
第2の実施形態における移載装置は、フォークが2段になっていることが、第1の実施形態と異なる。従って、第1の実施形態と同一物品に付いては同一符号を付して説明を簡略化している。即ち、第1の実施形態においては、フォーク33a,33bは1段であった。しかし、第2の実施形態では、親フォーク71a,71bと子フォーク72a,72bと2段になっていることで第1の実施形態と相違している。第2の実施形態では、親フォーク71a,71bと子フォーク72a,72bを有しているので、物品30を挟持して移動させる距離を大きくすることができる。このことは、コンベア32が無くても親フォーク71a,71bと子フォーク72a,72bのみでも物品30の荷すくい、荷おろしができることを意味している。しかし、本実施形態では、荷すくい荷おろしを早く確実に行うためコンベア32も併用している。
次に図17を用いて、親フォーク71と子フォーク72の動作原理を説明する。図17において、50はその内部に親フォーク71が滑動するガイドであり、親フォーク71内には更に子フォーク72が滑動可能に設けられている。そして親フォーク71の両端には、遊動プーリ73,74が設けられている。75はベルトであり、一端がガイド50の固定点76に固定されるとともに、親フォーク73の一端に設けられた遊動プーリ74を介して、子フォーク72の固定点77に固定されている。
また、78はもう一つのベルトであり、一端がガイド50の固定点79に固定されるとともに、親フォーク73の他端に設けられた遊動プーリ73を介して、子フォーク72の固定点80に固定されている。
このように、ベルト75とベルト78がいわゆる2回のタスキ掛け(ガイド50と親フォーク71との間、及び親フォーク71と子フォーク72との間)されることにより、親フォーク71が81a方向に「1」移動すると、子フォーク72は同方向に「2」移動することになる。即ち、フォークの伸縮度が増すわけである。反対方向に関しても同様である。即ち、親フォーク71が81b方向に「1」移動すると、子フォーク72は同方向に「2」移動することになる。したがって、第1の実施形態のフォーク33a,33bの移動速度と比較すれば倍速とすることができる。
なお、ここでも第1の実施形態と同様であって、親フォーク71と子フォーク72とガイド50との間には、夫々ベアリングとか遊動車を設けて摩擦抵抗を小さくすることが重要である。また、子フォーク72の物品30との当接面は粗面仕上げをして物品30との間の摩擦抵抗を大きくしておくことが重要である。
次に、前記2段フォークを用いた移載装置を用いて、収納棚22aの物品30をすくい、この物品30を収納棚24aに荷おろしする動作について説明する。図18は、荷すくいを説明するための第1の状態を示す平面図である。図18において、本体31は、荷すくいをしようとする物品30の収納された収納棚22aの前面に来て停止している。32はコンベアであり、71a,72a,71b,72bは本体31の両側面近傍に設けられるとともにガイド50内を滑動する親子フォークである。なお、この親子フォーク71a,72a,71b,72bは、ガイド50の略中央の初期状態にある。
そして、図19に示すように、親子フォーク71a,72a,71b,72bを駆動プーリ45の回転により物品30の側面まで持っていく。次に、図20に示すように、油圧ポンプ63を作動させて子フォーク72a,72bで物品30を挟持する。そして、親子フォーク71a,72a,71b,72bは本体31に向けて物品30を矢印B方向に引き込むとともに、物品30が赤外線センサ34aにかかるとコンベア32も駆動プーリ40を回転させて物品30の引き込み動作が開始する。このようにして図21及び図22に示すように、親子フォーク71a,72a,71b,72bとコンベア32と協働して物品30を本体31内に引き込む。
親フォーク71a,71bが本体31の逆の端まで来ると、図23に示すように親フォーク71a,71bは本体31の端から突出しないようにして停止する。
赤外線センサ34aが物品30を検知しなくなったところで、コンベア32は停止する。そして、親子フォーク71a,72a,71b,72bを初期状態に戻しておく。また、このとき本体31の反対側の端にある赤外線センサ34bも物品30を検知していないことが必要である。両方の赤外線センサ34a,34bが物品30を検知しないことで、物品30は本体31内にあることが判る。従って、この状態にすると、次の動作に移ることができる。即ち、昇降台29を昇降させたり、走行台車27を走行させて物品30を荷おろしする収納棚24aの前面まで運ぶことができる。
次に、荷おろしについて説明する。物品30を載置した本体31が目的とする収納棚24aの前面に来ると、図24に示すように、親子フォーク71a,72a,71b,72bを収納棚24aと反対側に移動させる。このとき親子フォーク71a,72a,71b,72bは本体31から突出しない。
そして、図25に示すように、子フォーク72a,72bで物品30の後端30aを挟持する。そして、図26に示すように親子フォーク71a,72a,71b,72bとコンベア32で物品30を収納棚24a方向に払い出す。赤外線センサ34bが物品30を検出しなくなると、コンベア32は停止し、親子フォーク71a,72a,71b,72bのみで物品30を収納棚24aに収納する。物品30の収納が終了すると図27に示すように子フォーク72a,72bは物品30から離隔する。そして、図28に示すように、物品30は収納棚24aに収納してあるので、親子フォーク71a,72a,71b,72bは、初期状態に戻る。
21 収納庫
22 収納棚
23 収納庫
24 収納棚
27 走行台車
30 物品
31 本体
32 コンベア
33a フォーク
33b フォーク
22 収納棚
23 収納庫
24 収納棚
27 走行台車
30 物品
31 本体
32 コンベア
33a フォーク
33b フォーク
Claims (3)
- 物品が載置される本体の両側面近傍に設けられるとともに、前記物品の両側面を挟持・離隔且つ長手方向に対して伸縮自在に設けられたフォークと、前記本体上に設けられるとともに、前記フォークの伸縮方向と同方向に前記物品を移動させるコンベアとを備えたことを特徴とする移載装置。
- 本体の端であって、物品の移載対象側に物品を検知する検知手段を設け、移載対象に載置されている前記物品をフォークで挟持して前記本体側へ移動させるとともに、前記検知手段が前記物品を検知した時点でコンベアを駆動し、前記物品全体が前記本体内に入ったことを検知した時点で前記コンベアの駆動を停止させて前記物品を前記本体へ引き込むことを特徴とする請求項1に記載の移載装置。
- 本体の端であって、物品の移載対象側に前記物品を検知する検知手段を設け、フォークを前記物品の前記移載対象と反対側の端に移動させて、前記フォークで前記物品を挟持し前記移載対象へ移動させるとともに、前記検知手段が前記物品を検知している間コンベアを駆動して前記物品を前記本体から払い出すことを特徴とする請求項1に記載の移載装置。
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JP2003376834A JP2005138949A (ja) | 2003-11-06 | 2003-11-06 | 移載装置 |
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