JP2005138046A - 金型、押出しピン、ダイス、それらの付帯部品、および類似部品の付着物洗浄方法 - Google Patents

金型、押出しピン、ダイス、それらの付帯部品、および類似部品の付着物洗浄方法 Download PDF

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Abstract

【課題】金型、押出しピン、ダイス、それらの付属部品および類似部品の付着物の洗浄方法を提供する。
【解決手段】非鉄金属・合金の金型鋳造、ダイカスト用金型、押出しピン、引抜き・押出し加工用ダイスおよびそれらの付帯部品の付着物洗浄処理において、アルカリ系洗浄液を満たした浴槽へ被処理品を浸漬するとともに被処理品に直流電気を流すことを特徴とする金型、押出しピン、ダイス、そららの付帯部品、および類似部品の付着物洗浄方法である。
【選択図】なし

Description

本発明は、非鉄金属・合金の金型鋳造、ダイカスト用金型、押出しピン、それらの付帯部品、および引抜き・押出し加工用ダイスと付帯部品、および類似部品について付着物の洗浄処理方法の改善に関する。
非鉄金属・合金の金型鋳造、ダイカスト、引抜き・押出し加工において、金型、押出しピン、ダイス、それらの付帯部品、および類似部品には使用時間の経過あるいは他の理由により原材料である金属の付着や、塗型剤、離型剤、潤滑剤などの残渣による付着が発生し、それらを総称する付着物は製品肌に欠陥を残したり、操業の阻害を招くものとなっている。
なお、付帯部品としてはたとえば金型用中子のようなものがあげられる。
このような金型、押出しピン、ダイス、それらの付帯部品、および類似部品(以下被処理品という。)の付着物を除去する処理方法としてやすり、砥材による研磨やバーナーによる溶解除去があるが、これらは被処理品を損傷したり、酸化、脱炭等の悪影響をおよぼすため近年は酸もしくはアルカリ系薬剤よりなり、これに防錆剤などの補助剤を加えたものが洗浄液として各種市販され、これを満たした浴槽に被処理品を浸漬保持して付着物を洗浄除去する処理方法が広く採用されている。
上記酸系薬剤よりなる洗浄液による浸漬処理法にあっては、被処理品の酸による酸化腐食を免れず、また、アルカリ系薬剤の場合は被処理品を酸化しない利点があるものの、付着の程度によっては薬剤〜付着物間の反応生成物による被膜形成のため付着物が溶解ないしは剥離によって除去しきれぬうちに反応が中絶され、残存物除去のため結局は研磨、ブラスト、もしくはバーナーを用いざるを得なくなることから、改善すべき課題として対応が求められている。
本発明は上記の課題を解決する金型、押出しピン、ダイス、それらの付帯部品、および類似部品の付着物洗浄方法を提供するものであって、次ぎの構成を有する。
すなわち、非鉄金属・合金の金型鋳造、ダイカスト用金型、押出しピン、引抜き・押出し加工用ダイス、それらの付帯部品、および類似部品の付着物洗浄処理において、アルカリ系洗浄液を満たした浴槽へ被処理品を浸漬し、被処理品に直流電流を流すこと、あるいはまた、さらに処理中にその極性を変換することを特徴とする金型、押出しピン、ダイス、そらの付帯部品、および類似部品の付着物洗浄方法である。
本発明によれば金型、押出しピン、ダイス、それらの付帯部品、および類似部品の付着物の洗浄処理において、被処理品の洗浄液への浸漬と直流電気の通電を併用することによって洗浄反応が中絶することなく付着層が消滅するまで持続するため、従来残存層除去のためにとられていたバーナー、やすり等による補助的手段が不要となる。
また、反応持続の対応策としてとられる洗浄液中アルカリ成分の高濃度化も回避できるばかりか、適正な通電条件の選定による低濃度化も可能であることから生産コスト、環境の改善におよぼす効果は大きい。
本発明において、アルカリ系洗浄液は在来既存の市販品を使用できるものとする。すなわち、苛性ソーダ、苛性カリ、リン酸ソーダ等を主成分とした洗浄剤が、前記被処理品の付着物を洗浄、除去するために、それぞれ常温から約90℃までの適宜浴温で浸漬使用するものとして市販されている。ここに、酸系のものは前述の酸化による害を避けるために使用しないものとする。
あるいはまた、市販品によらずアルカリ系薬剤単味を適宜の濃度に希釈したものを洗浄液として使用するも、本発明の目的は達成されるものとする。
次いで本発明の主たる構成要件である直流電気の通電について、被処理品を直流電源の一つの極に、また洗浄液を該電源の他の極にむすぶ回路を形成するものとし、その形態には次ぎのものがあげられる。
A.金属製浴槽の場合
1 浴槽内に被処理品を載置し、浴槽と浴槽内の電極板をそれぞれ直流電源の二極にむすぶ。
2浴槽内に被処理品を懸架し、浴槽と懸架体をそれぞれ直流電源の二極にむす
ぶ。
B.非金属製浴槽の場合
1浴槽底部に電極板を敷設してその上に被処理品を載置し、該電極板と槽内の
他の電極板をそれぞれ直流電源の二極にむすぶ。
2浴槽内に被処理品を懸架し、これと浴槽内電極板をそれぞれ直流電源の二極にむすぶ。
以上の形態において、直流電源の極性は正逆いずれでもよく、また中途で切り換えるもよしとする。これはいずれの場合でもアルカリ系薬剤による溶解あるいは剥離による洗浄除去反応が中絶することなく、付着物を完全に除去するとする本発明の目的が達成できるからである。
ここに、極性の中途変換を用いるのは、長時間同じ極性に保持したときに、被
処理品が負極の場合はめっき現象が、また正極の場合は被処理品近傍の酸濃度上昇に伴う酸化腐食現象の派生に対応するためである。
また、直流電気の強さ、浴電圧についてはとくに限定しないが、所期の目的を達するのにそれほど大きな電流を必要とせず、浴電圧は電流値に付随して定まることは明らかである。
実施例
本発明の実施例を次ぎに説明する。
JIS ADC12のダイカストに使用してアルミニウム合金の付着した押出しピン(JIS SKD61製、最大径10mm、長さ100mm)の洗浄において、ステンレス製1lビーカーに苛性ソーダを主成分とし金型洗浄剤として市販されている薬剤700ccを入れて60℃に加温し、次いで直流電源の正極にむすんだ該押出しピンをこれに浸漬するとともに該ビーカーを同電源の負極にむすび2Aの直流電気を流して1時間保持した。
その結果、単にアルカリ系薬剤への浸漬のみによっては溶解除去しきれなかった付着金属が完全に除去され、被処理品の素地には侵食のような欠陥もみられなかった。
JIS AC4Cの金型鋳造に使用して燒結塗型剤の付着した金型用中子(JIS SKD61製、約15x4x10mm)の洗浄において、ステンレス製5lビーカーに苛性カリを主成分とし金型洗浄剤として市販されている薬剤4lを入れて
80℃に加温し、次いで直流電源の負極にむすんだ該中子をこれに浸漬するとともに該ビーカーを同電源の正極にむすび、5分ごとに正負を切り換えながら20Aの
直流電気をながして2時間保持した。
その結果、実施例1におけると同様に付着物はきれいに除去されて欠陥も残らなかった。
以上詳細に説明したように、本発明は容易に実施され、しかもすぐれた効果をもたらすため、非鉄金属産業において利用の可能性は極めて大きい。

Claims (2)

  1. 非鉄金属・合金の金型鋳造、ダイカスト用金型、押出しピン、引抜き・押出し加工用ダイス、それらの付帯部品、および類似部品の付着物洗浄処理において、アルカリ系洗浄液を満たした浴槽へ被処理品を浸漬し、被処理品に直流電気を流すことを特徴とする金型、押出しピン、ダイス、それらの付帯部品、および類似部品の付着物洗浄方法。
  2. 非鉄金属・合金の金型鋳造、ダイカスト用金型、押出しピン、引抜き・押出し加工用ダイス、それらの付帯部品、および類似部品の付着物洗浄処理において、アルカリ系洗浄液を満たした浴槽へ被処理品を浸漬して被処理品に直流電気を流し、かつ処理中にその極性を変換することを特徴とする金型、押出しピン、ダイス、それらの付帯部品、および類似部品の付着物洗浄方法。

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007301462A (ja) * 2006-05-10 2007-11-22 Asahi Breweries Ltd タンク構造部の洗浄方法
US9038708B1 (en) 2014-06-18 2015-05-26 Newton Engine Corporation Foundry mixture and related methods for casting and cleaning cast metal parts
US9963799B2 (en) 2014-06-18 2018-05-08 York Innovators Group, Llc Foundry mixture and related methods for casting and cleaning cast metal parts

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