JP4411456B2 - 金型洗浄方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ガラス用金型洗浄方法(以下、単に、金型洗浄方法と称する場合がある。)に関し、より詳細には、金型(成形用金型と称する場合もある。)の内面に1000℃以上の高温条件で生成して、付着する炭化物に対しても、優れた洗浄性を示すことができるガラス容器等の成形用金型の洗浄に適した洗浄方法に関する。
従来、1000〜2000℃程度の溶融ガラス(ガラスゴブ)から、ガラス容器等を成形する際には、成形用金型の内面に離型剤を予め塗布する必要がある。かかる成形用金型の温度は1000℃以上の高温条件となるために、塗布した離型剤が酸化劣化して、炭化物が容易に生成されて、内面に付着しやすくなる。そして、このような炭化物が生成して、付着すると、ガラス容器等の成形用金型からの離型性が低下するばかりか、ガラス容器等の成形不良につながるという問題が見られた。そのため、成形用金型を、製造装置から定期的に取り外して洗浄し、生成して付着した炭化物を除去しなければならなかった。
かかる場合に、成形用金型を傷めずに、炭化物を効率的に除去することが望まれるが、合成樹脂用金型の洗浄方法ではあるものの、電解洗浄液を収容する薬液槽と、この薬液槽内の電解洗浄液に超音波振動を発生させる振動子と、内部に樹脂成形用金型からなる被洗浄物を収容し、該被洗浄物と共に薬液槽内に装着して電解洗浄液に浸漬される導電性を有する被洗浄物保持具と、電解洗浄液内に浸漬する電極とを備え、被洗浄物に対して超音波振動を付与しながら、電解洗浄液に通電して、水素ガスを発生させる構成とし、かつ、電解洗浄液として、水酸化ナトリウムと、EDTAと、グルコン酸ナトリウムと、アンモニアと、を用いる洗浄方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、同様に、脱脂処理機構、電解洗浄液循環機構を有する電解洗浄機構、電解洗浄液を被洗浄物である合成樹脂成型用金型から除去するリンス機構から構成される合成樹脂成型用金型電解洗浄装置を構成し、電解洗浄機構内に、電解洗浄液を収容する洗浄槽内に超音波振動を発生させる振動子と、合成樹脂成型用金型を収納して電解洗浄液に吊り下げ浸漬する金属製金型収納容器と、容器吊り下げ具を設け、金属製金型収納容器には絶縁材を介して電極を取り付けた金属棒を設置し、金属製金型収納容器を電源の陰極(−)に接続すると共に、金属棒に取り付けた電極を電源の陽極(+)に接続することにより、電解洗浄液を介して通電し、合成樹脂成型用金型の電解洗浄を行う洗浄方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−164533号公報 (特許請求の範囲) 特開2001−241000号公報 (特許請求の範囲)
しかしながら、特許文献1および特許文献2に開示されたいずれの洗浄方法も、電解方式および超音波振動を同時併用しており、電解洗浄液から発生した水素ガスが、超音波振動によって、発火するおそれがあり、安全性や取り扱い性に劣るという問題が見られた。
また、1000℃以上の高温条件で生成して、付着する炭化物に対しては、いずれの洗浄方法を用いた場合であっても、洗浄性が不十分であって、洗浄時間が長くかかる上に、金型表面において、電解洗浄液によるアルカリ焼けが発生しやすいという新たな問題が見られた。そのために、出力電圧を低く、狭い範囲に厳密に制限しなければならず、ますます洗浄性が不十分となるという問題が見られた。
さらに、電解方式および超音波振動を同時併用した場合に限るわけではないものの、洗浄後に、リンス処理を施したとしても、洗浄した金型がさび付きやすく、洗浄後に長時間保持できないという問題が見られた。
そこで、本発明の発明者らは、上記の問題に鑑み鋭意検討したところ、所定の電解工程および振動洗浄工程を交互に実施することにより、電解洗浄工程で発生する水素ガスの安全性の問題が少なく、1000℃以上の高温条件で金型表面に生成して付着する炭化物に対しても、優れた洗浄効果が発揮されることを見出したものである。
すなわち、本発明の目的は、安全性や洗浄性に優れた金型洗浄方法を提供することである。
本発明によれば、電解洗浄液に対する通電装置および振動装置を備えた金型洗浄装置によるガラス用金型の洗浄方法であって、
通電装置を利用して、電解洗浄液に通電し、金型を電解洗浄するための電解洗浄工程と、
振動装置を利用して、電解洗浄液を介し、金型に対して超音波振動を付与するための振動洗浄工程と、を設けるとともに、当該電解洗浄工程および振動洗浄工程を、実質的に交互に実施するガラス用金型洗浄方法が提供され、上述した問題点を解決することができる。
より具体的には、電解洗浄液に対する通電装置および振動装置を備えた金型洗浄装置によるガラス用金型洗浄方法であって、金型洗浄装置として、電解洗浄液を収容し、金型を洗浄するための洗浄槽と、この洗浄槽内において超音波振動を発生させるための振動装置と、金型を収容した状態で、洗浄槽内に装着して電解洗浄液に浸漬される導電性かつ網目状の金型保持具と、電解洗浄液内に浸漬する電極と、を備えた金型洗浄装置を用い、通電装置を利用して、電解洗浄液に通電し、金型を電解洗浄するための電解洗浄工程と、振動装置を利用して、電解洗浄液を介し、金型に対して超音波振動を付与するための振動洗浄工程と、を設けるとともに、当該電解洗浄工程および振動洗浄工程を、交互に実施し、電解洗浄工程の時間をT1(分)とし、振動洗浄工程の時間をT2(分)としたときに、T1>T2の関係を満足することを特徴とするガラス用金型洗浄方法である。
また、本発明の金型洗浄方法を実施するにあたり、電解洗浄工程の時間T1(分)を0.1〜60分の範囲内の値とし、振動洗浄工程の時間T2(分)を0.05〜20分の範囲内の値とし、電解洗浄工程の時間(T1)と、前記振動洗浄工程の時間(T2)とが、下記関係式(1)を満足することが好ましい。
T1=1.5×T2〜2.5×T2 (1)
また、本発明のガラス用金型洗浄方法を実施するにあたり、電解洗浄工程および振動洗浄工程を複数回繰り返して、交互に実施することが好ましい。
より具体的には、電解洗浄工程および振動洗浄工程を2〜5回繰り返して、交互に実施することが好ましい。
また、本発明の金型洗浄方法を実施するにあたり、電解洗浄液中に、界面活性剤を、電解洗浄液の全体量に対して、0.1〜30重量%の範囲で添加することが好ましい。

また、本発明の金型洗浄方法を実施するにあたり、電解洗浄液の温度を20〜80℃の範囲内の値とすることが好ましい。
また、本発明の金型洗浄方法を実施するにあたり、電解洗浄液のpH値を10〜13の範囲内の値とすることが好ましい。
また、本発明の金型洗浄方法を実施するにあたり、電解洗浄工程および振動洗浄工程の後に、水洗工程をさらに設けることが好ましい。
また、本発明の金型洗浄方法を実施するにあたり、電解洗浄工程および振動洗浄工程の後に、防錆処理工程をさらに設けることが好ましい。
本発明の金型洗浄方法によれば、所定の電解洗浄工程および振動洗浄工程を、実質的に交互に実施することより、電解洗浄工程で発生する水素ガスの問題が少なく、1000℃以上の高温条件で金型表面に対して付着した炭化物に対しても、優れた洗浄効果が発揮できる金型洗浄方法を提供することができる。
また、本発明の金型洗浄方法によれば、金型洗浄装置として、電解洗浄液を収容し、金型を洗浄するための洗浄槽と、この洗浄槽内において超音波振動を発生させるための振動装置と、金型を収容した状態で、洗浄槽内に装着して電解洗浄液に浸漬される導電性かつ網目状の金型保持具と、電解洗浄液内に浸漬する電極と、を備えた金型洗浄装置を用いることにより、金型の形状や大きさ等の相違にかかわらず、簡易な構造の金型洗浄装置によって、金型表面に対して付着した炭化物を効率的に洗浄することができる。
また、本発明の金型洗浄方法によれば、所定の電解洗浄工程および振動洗浄工程を複数回繰り返して、交互に実施することにより、複雑な形態の金型であっても、その金型表面に対して、特に強固に付着した炭化物を効率的に洗浄することができる。また、一度の振動洗浄工程および電解洗浄工程により洗浄除去する場合と比較して、金型に対する損傷を著しく少なくすることができる。
また、本発明の金型洗浄方法によれば、所定の電解洗浄工程および振動洗浄工程の時間をそれぞれ関係付けて制限することにより、金型表面に対して強固に付着した炭化物についても、効率的に洗浄することができる。
また、本発明の金型洗浄方法によれば、電解洗浄液の温度を所定範囲とすることにより、金型表面に対して強固に付着した炭化物についても、迅速に洗浄することができる。
また、本発明の金型洗浄方法によれば、電解洗浄液のpH値を所定範囲とすることにより、金型表面に対して強固に付着した炭化物についても、効率的に洗浄することができる。
また、本発明の金型洗浄方法によれば、所定の水洗工程をさらに設けることにより、金型表面に残留する炭化物や洗浄剤についても、効率的に除去することができる。
また、本発明の金型洗浄方法によれば、所定の防錆処理工程をさらに設けることにより、金型表面における錆の発生を有効に防止することができ、結果として、洗浄後、所定時間が経過した後においても、すぐにガラス容器等の成形用金型として使用できる。
[実施形態]
本実施形態は、電解洗浄液に対する通電装置および振動装置を備えた金型洗浄装置によるガラス用金型の洗浄方法であって、通電装置を利用して、電解洗浄液に通電し、金型を電解洗浄するための電解洗浄工程と、振動装置を利用して、電解洗浄液を介し、金型に対して超音波振動を付与するための振動洗浄工程と、を設けるとともに、当該電解洗浄工程および振動洗浄工程を、実質的に交互に実施するガラス用金型洗浄方法である。
より具体的には、電解洗浄液に対する通電装置および振動装置を備えた金型洗浄装置によるガラス用金型洗浄方法であって、金型洗浄装置として、電解洗浄液を収容し、金型を洗浄するための洗浄槽と、この洗浄槽内において超音波振動を発生させるための振動装置と、金型を収容した状態で、洗浄槽内に装着して電解洗浄液に浸漬される導電性かつ網目状の金型保持具と、電解洗浄液内に浸漬する電極と、を備えた金型洗浄装置を用い、通電装置を利用して、電解洗浄液に通電し、金型を電解洗浄するための電解洗浄工程と、振動装置を利用して、電解洗浄液を介し、金型に対して超音波振動を付与するための振動洗浄工程と、を設けるとともに、当該電解洗浄工程および振動洗浄工程を、交互に実施し、電解洗浄工程の時間をT1(分)とし、振動洗浄工程の時間をT2(分)としたときに、T1>T2の関係を満足することを特徴とするガラス用金型洗浄方法である。

1.洗浄方法
(1)交互実施
振動装置を利用して、電解洗浄液を介し、金型に対して超音波振動を付与するための振動洗浄工程と、通電装置を利用して、電解洗浄液に通電し、金型を電解洗浄するための電解洗浄工程とを設けて、当該振動洗浄工程および電解洗浄工程を、実質的に交互に実施することを特徴とする。
この理由は、電解洗浄工程を実施することにより、金型表面に対して強固に付着した炭化物を、金型表面から浮かすことができるためである。次いで、振動洗浄工程を実施することにより、金型表面に強固に付着した炭化物に対して、電解洗浄液を十分に浸透させることができ、さらに、金型表面から浮かした炭化物を、最終的には金型表面から、容易かつ迅速に除去できるためである。
また、電解洗浄工程および振動洗浄工程を同時実施せず、間隔をあけて交互に実施することにより、電解工程で発生する水素ガスの発火問題等を十分に防止することができるためである。したがって、電解洗浄工程に続いて振動洗浄工程を実施する場合には、発生した水素ガスがある程度飛散した後に実施するように、所定間隔をあけることが好ましい。
また、電解洗浄工程および振動洗浄工程を複数回繰り返して、例えば、2〜5回、交互に実施することが好ましい。
この理由は、金型表面に付着した炭化物の付着程度や付着量が異なる場合があるが、これらの付着程度等に対応させて、電解洗浄工程および振動洗浄工程をそれぞれ交互に複数回実施することにより、金型表面から炭化物を、十分かつ迅速に除去することができるためである。
なお、電解洗浄工程および振動洗浄工程を複数回繰り返す場合には、電解工程で発生する水素ガスの貯留に十分注意する必要がある。したがって、電解洗浄液中の水素濃度やpH値、あるいは電気伝導度が、それぞれ所定範囲内の値であることを確認した後に、振動洗浄工程を実施することが好ましい。
(2)金型洗浄装置
金型洗浄装置として、図1(a)および(b)に、その側面図および平面図をそれぞれ示すように、電解洗浄液を収容し、金型を洗浄するための洗浄槽12と、金型を収容した状態で、洗浄槽12内に装着して電解洗浄液に浸漬される導電性かつ網目状の金型保持具14と、電解洗浄液内に浸漬する電極板(図示せず)と、この洗浄槽12内において超音波振動を発生させるための振動装置20と、を備えた金型洗浄装置10を用いることが好ましい。
また、図2(a)および(b)に、金型を収容した状態で、洗浄槽12内に装着して電解洗浄液に浸漬される導電性かつ網目状の金型保持具14の一例としての斜視図および平面図を示す。
さらに、図3(a)に、電解洗浄液内に浸漬する電極板22の一例としての平面図を示し、図3(b)に、洗浄槽12内における電極板22の取り付け例を示す。なお、電解洗浄液に対して均一に電圧がかかるように、かかる電極板22は、図3(a)に示すように横方向に、複数突起22aを有するくし型の平面形状をしていることが好ましい、また、その端部において、洗浄槽12の壁に沿って固定できるように折り曲げられているとともに、外部電源との接続部22dを残して絶縁物22cが被覆してあることが好ましい。
したがって、電解洗浄液を収容した洗浄槽12の内部に、外部電源における陽極(+)と接続した電極板22を浸漬すると共に、外部電源における陰極(−)と接続した金型保持具14を浸漬し、電解洗浄液を介して通電させることにより、電解洗浄液より気泡状の電解ガスを発生させ、この電解ガスにより電解洗浄液を撹拌させながら、金型から付着物を浮き上がらせて、金型の洗浄を行うことができる。
(3)洗浄条件
(3)−1 電解洗浄液
電解洗浄液の種類はとくに制限されるものではないが、例えば、洗浄用ビルダーを所定量の範囲で添加することが好ましい。例えば、炭酸ソーダ、重炭酸ソーダ、メタケイ酸ソーダ、ピロリン酸ソーダ、トリポリリン酸ソーダ、硫酸ソーダ、苛性ソーダ、苛性カリウム、オルトリン酸ソーダ、亜硫酸ソーダ、炭酸カリウム、重炭酸カリウム、メタケイ酸カリウム、ピロリン酸カリウム、トリポリリン酸カリウム、硫酸カリウム、苛性カリウム、オルトリン酸カリウム、亜硫酸カリウム等の一種単独または二種以上の組み合わせが挙げられる。
これらの洗浄用ビルダーのうち、とくにピロリン酸ソーダ、トリポリリン酸ソーダ、苛性ソーダ、ピロリン酸カリウム、トリポリリン酸カリウム、および苛性カリウムが、比較的少量の添加、例えば、電解洗浄液の全体量に対して、10重量%以下の添加量において、優れた洗浄効果を発揮できることから好ましい種類である。
また、金属イオンをキレート化することができ、電解洗浄液による洗浄性を著しく上げるために、グルコン酸ソーダ(C6117Na)を、電解洗浄液の全体量に対して、0.1〜50重量%の範囲で添加することが好ましく、0.1〜1重量%の範囲で添加することがより好ましい。
また、電解洗浄液中に、汚染物の再付着を有効に防止するために、界面活性剤、例えば、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤等を、電解洗浄液の全体量に対して、0.1〜30重量%の範囲で添加することが好ましく、0.1〜10重量%の範囲で添加することがより好ましい。
また、電解洗浄液の電気伝導度(室温)を10〜2,000μS/cmの範囲内の値とすることが好ましい。
この理由は、かかる電気伝導度が、10μS/cm未満の値になると、電解洗浄液の洗浄性が著しく低下する場合があるためである。一方、かかる電気伝導度が、2,000μS/cmを超えると、被洗浄物である金型を侵す場合があるためである。
したがって、電解洗浄液の電気伝導度を50〜1,500μS/cmの範囲内の値とすることがより好ましく、100〜1,000μS/cmの範囲内の値とすることがさらに好ましい。
(3)−2 時間
また、電解洗浄工程の時間をT1(分)とし、振動洗浄工程の時間をT2(分)としたときに、T1>T2の関係を満足することが好ましい。
この理由は、電解洗浄するには多少長めに時間をかける一方、多少短めに振動を与えることにより、電解洗浄液を浸透させたり、金型表面から浮かした炭化物を除去したりすることが容易にでき、洗浄工程全体の所要時間を、比較的短くすることができるためである。
ここで、電解洗浄工程の時間T1(分)を、通常、0.1〜60分の範囲内の値とすることが好ましい。また、振動洗浄工程の時間T2(分)を、通常、0.05〜20分の範囲内の値とすることが好ましい。さらに、トータルの洗浄時間を短くするために、電解洗浄工程の時間(T1)と、振動洗浄工程の時間(T2)とが、下記関係式(1)を満足することがより好ましい。
T1=1.5×T2〜2.5×T2 (1)
(3)−3 温度
また、電解洗浄液の温度を20〜80℃の範囲内の値とすることが好ましい。
この理由は、電解洗浄液の温度が20℃未満となると、電解洗浄液の浸透性が低下し、炭化物に対する洗浄性が著しく低下する場合があるためである。一方、かかる電解洗浄液の温度が80℃を越えると、金型において、いわゆるアルカリ焼けが発生しやすくなるためである。
したがって、洗浄する金型の大きさや炭化物の付着量にもよるが、電解洗浄液の温度を30〜70℃の範囲内の値とすることがより好ましく、40〜60℃の範囲内の値とすることがさらに好ましい。
(3)−4 pH値
電解洗浄液のpH値を10〜13の範囲内の値とすることが好ましい。
この理由は、電解洗浄液のpH値が10未満となると、炭化物に対する洗浄性が著しく低下する場合があるためである。一方、かかる電解洗浄液のpH値が13を越えると、金型において、いわゆるアルカリ焼けが発生しやすくなるためである。
したがって、電解洗浄液のpH値を11.5〜12.5の範囲内の値とすることがより好ましい。
なお、電解洗浄液のpH値を所定範囲に調整するにあたり、洗浄用ビルダーやグルコン酸ソーダの添加量を調整したり、あるいは、pH調整剤として、アミン化合物等を添加したりすることも好ましい。
(4)水洗工程
振動洗浄工程および電解洗浄工程の後に、金型に対する水洗工程をさらに設けることが好ましい。
この理由は、かかる水洗工程をさらに設けることにより、金型表面に残留する炭化物や洗浄剤についても、効率的に除去することができるためである。
ここで、水洗工程の実施条件としては、室温水または40〜80℃の温水を収容した水槽に浸漬したり、あるいはその状態で振動を付与したり、さらには、金型に対して、シャワー洗浄することが好ましい。
(5)防錆処理工程
振動洗浄工程および電解洗浄工程の後に、防錆処理工程をさらに設けることが好ましい。
この理由は、金型表面における錆の発生を有効に防止することができ、結果として、洗浄後、所定時間が経過した後においても、すぐにガラス容器等の成形用金型として使用できるためである。
ここで、防錆処理工程に使用する防錆処理剤としては、グリコール化合物や、当該グリコール化合物のエーテル化物、水溶性アミド化合物あるいはアルコールおよびアルコール/水混合物を主成分としたものであることが好ましい。
この理由は、グリコール化合物や水溶性アミド化合物等を使用することにより、安全性が高い一方、取り扱いが容易となるばかりか、成形用金型の周囲に所定の被膜を形成して、所定時間内であれば、成形用金型の酸化を有効に防止することができるためである。
より具体的には、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノオクチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノプロピルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノヘキシルエーテル、トリエチレングリコールモノオクチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノヘキシルエーテル、プロピレングリコールモノオクチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノヘキシルエーテル、ジプロピレングリコールモノオクチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノプロピルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノヘキシルエーテル、トリプロピレングリコールモノオクチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジプロピルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールジヘキシルエーテル、ジエチレングリコールジオクチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジエチルエーテル、トリエチレングリコールジプロピルエーテル、トリエチレングリコールジブチルエーテル、トリエチレングリコールジヘキシルエーテル、トリエチレングリコールジオクチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコールジプロピルエーテル、プロピレングリコールジブチルエーテル、プロピレングリコールジヘキシルエーテル、プロピレングリコールジオクチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル、ジプロピレングリコールジプロピルエーテル、ジプロピレングリコールジブチルエーテル、ジプロピレングリコールジヘキシルエーテル、ジプロピレングリコールジオクチルエーテル、トリプロピレングリコールジメチルエーテル、トリプロピレングリコールジエチルエーテル、トリプロピレングリコールジプロピルエーテル、トリプロピレングリコールジブチルエーテル、トリプロピレングリコールジヘキシルエーテル、トリプロピレングリコールジオクチルエーテル等の一種単独または二種以上の組み合わせが挙げられる。
また、好ましい水溶性アミド化合物としては、具体的に、2−ピロリドン、N−アルキル−2−ピロリドン(例えば、N−メチル−2−ピロリドン、N−エチル−2−ピロリドン、N−プロピル−2−ピロリドン)、5−アルキル−2−ピロリドン(例えば、5−メチル−2−ピロリドン、5−エチル−2−ピロリドン、5−プロピル−2−ピロリドン)、N−ビニル−2−ピロリドン等の一種単独または二種以上の組み合わせが挙げられる。
さらに、好ましいアルコールとしては、具体的に、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等の一種単独または二種以上の組み合わせが挙げられる。
2.金型
洗浄対象としての金型の形状は特に制限されるものでないが、化粧ビンや薬用ビン等のガラス容器の用途に対応したガラス成形用金型であることが好ましい。
すなわち、洗浄された金型を繰り返し使用した場合であっても、ガラス容器等が精度良く得られることから、ボトルネック型のガラスビン、矩形状のガラスビン、円筒状のガラスビン、異形のガラスビン、矩形状のガラス箱、円筒状のガラス箱、異形のガラス箱等のガラス容器の用途に対応した金型が具体的に挙げられる。さらに、このような金型から得られるガラス容器の形状に関して、得られるガラス容器の外周部に沿って肉厚部を設けたり、あるいはガラス容器の外周部の一部に面取り部を設けたりした、比較的複雑な形態であっても良い。
なお、金型に導入されて、このようなガラス容器を構成するガラスの種類についても特に制限されるものでなく、例えば、ソーダ石灰ガラス、ホウ珪酸ガラス、鉛ガラス、リン酸塩ガラス、アルミノ珪酸塩ガラス等が挙げられる。
以下に実施例を掲げて、本発明の内容を更に詳しく説明する。ただし、本発明の技術的
範囲は、これら実施例のみの記載に限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において適宜変更することができる。
[実施例1]
(1)予備洗浄
1200℃の溶融ガラスから、所定形状の化粧ビンを1万個製造した後の成形用金型、すなわち、内面に離型剤の炭化物が強固に付着した成形用金型に対して、第1の予備洗浄を実施した。すなわち、洗浄液として、濃度1%の水酸化ナトリウム(NaOH)および濃度1.5%のグルコン酸ナトリウムを含む水溶液が収容された第1の予備洗浄槽に、60℃、1時間の条件で浸漬した。
次いで、成形用金型に対して、第2の予備洗浄を実施した。すなわち、洗浄液として、濃度1%の水酸化ナトリウム(NaOH)および濃度1.5%のグルコン酸ナトリウムを含む水溶液が収容された第2の予備洗浄槽に、60℃、1時間の条件で浸漬した。
なお、かかる予備洗浄は必須工程ではないが、成形用金型の付着した炭化物を概略的に除去することに効果を発揮するばかりか、炭化物以外のごみ等を除去するのにも効果的である。
(2)電解洗浄および超音波洗浄
図1に示す金型洗浄装置内の洗浄槽に、電解洗浄液としてのアルカリ溶液を所定量収容した状態で加温して、50℃に保持した。次いで、図2に示す金型保持具の内部に、予備洗浄が終了した成形用金型を収容した状態で金型洗浄装置内の洗浄槽に装着した。
なお、電解洗浄液としては、濃度1%の水酸化ナトリウム(NaOH)および濃度1.5%のグルコン酸ナトリウムを含む水溶液を使用した。
次いで、図3に示す電極板を、金型洗浄装置の壁に沿ってさらに装着した。その後、直流5V、600Wの条件で、15分間通電し、電解洗浄を実施した。次いで、交流28KHz、1200Wの条件で、10分間、超音波振動による超音波洗浄を実施した。そして、かかる電解洗浄および超音波洗浄を交互に、合計3回繰り返した。
(3)水洗浄および防錆処理
次いで、電解洗浄および超音波洗浄が終了した成形用金型に対して、水洗浄および防錆処理を順次に実施した。
すなわち、60℃の水槽の中に、電解洗浄および超音波洗浄が終了した成形用金型を、1時間の条件で浸漬した。
次いで、防錆剤として、ジエチレングリコールモノメチルエーテルを用い、常温20℃、15〜60分の条件で成形用金型を浸漬させて、防錆処理を実施した。
(4)洗浄性評価
洗浄済みの成形用金型の内面を目視観察し、離型剤の炭化物が全く付着していないことを確認した。
また、実験的に、5個の金型につき、(1)予備洗浄〜(3)水洗浄および防錆処理を100回繰り返したが、成形用金型の外観観察によって、アルカリ焼けが特に発生していないことを確認した。
一方、繰り返し実験で使用した成形用金型を1週間、室温状態に保持したが、成形用金型の外観観察によって、錆が全く発生していないことを確認した。
[実施例2]
実施例1における1回の電解洗浄時間を12分とし、超音波洗浄時間を3分としたほかは、実施例1と全く同様に、洗浄試験等を実施した。
その結果、洗浄済みの成形用金型の内面を目視観察し、離型剤の炭化物が全く付着していないことを確認した。
また、5個の金型につき、(1)予備洗浄〜(3)水洗浄および防錆処理を100回繰り返したが、成形用金型の外観観察によって、アルカリ焼けが特に発生していないことを確認した。
さらに、繰り返し実験で使用した成形用金型を1週間、室温状態に保持したが、成形用金型の外観観察によって、錆が全く発生していないことを確認した。
[比較例1]
実施例1において、電解洗浄および超音波洗浄を同時に45分間実施したところ、洗浄性評価において、成形用金型の内面に離型剤の炭化物が一部付着していることを確認した。
また、実験的に、5個の金型につき、(1)予備洗浄〜(3)水洗浄および防錆処理を、100回繰り返したところ、成形用金型の外観観察によって、アルカリ焼けが発生していることを確認した。
さらに、繰り返し実験で使用した成形用金型を1週間、室温状態に保持したところ、成形用金型の外観観察によって、錆が一部発生していることを確認した。
よって、電解洗浄および超音波洗浄を同時した場合、同一の防錆剤を使用しても、発揮される防錆処理の効果に差があることが確認された。
本発明の洗浄方法によれば、電解洗浄および超音波洗浄を交互に実施することにより、成形用金型の内面に、1000℃以上の高温条件で生成し、そのまま付着した炭化物に対して優れた洗浄性を示すことが確認された。
また、本発明の洗浄方法によれば、所定の洗浄後に、所定のリンス処理および防錆処理をすぐに施すことにより、防錆処理が顕著に発揮されて、成形用金型を、例えば、168時間以上保管したとしても、錆等の発生がなく、そのまま使用することができる。
したがって、本発明の洗浄方法は、成形用金型の内面に離型剤を塗布した状態で、1000〜2000℃程度の溶融ガラスからガラス容器等を製造する際の成形用金型の洗浄に好適に使用することができる。
金型洗浄装置を説明するために供する図である。 金型洗浄装置内に収容する金型保持具を説明するために供する図である。 金型洗浄装置内に使用する電極板を説明するために供する図である。
符号の説明
10:金型洗浄装置
12:洗浄槽
14:金型保持具
20:振動装置
22:電極板

Claims (8)

  1. 電解洗浄液に対する通電装置および振動装置を備えた金型洗浄装置によるガラス用金型洗浄方法であって、
    前記金型洗浄装置として、前記電解洗浄液を収容し、前記金型を洗浄するための洗浄槽と、この洗浄槽内において超音波振動を発生させるための振動装置と、前記金型を収容した状態で、洗浄槽内に装着して電解洗浄液に浸漬される導電性かつ網目状の金型保持具と、前記電解洗浄液内に浸漬する電極と、を備えた金型洗浄装置を用い、
    前記通電装置を利用して、前記電解洗浄液に通電し、前記金型を電解洗浄するための電解洗浄工程と、
    前記振動装置を利用して、前記電解洗浄液を介し、前記金型に対して超音波振動を付与するための振動洗浄工程と、を設けるとともに、
    当該電解洗浄工程および振動洗浄工程を、交互に実施し、前記電解洗浄工程の時間をT1(分)とし、前記振動洗浄工程の時間をT2(分)としたときに、T1>T2の関係を満足することを特徴とするガラス用金型洗浄方法
  2. 前記電解洗浄工程の時間T1(分)を0.1〜60分の範囲内の値とし、前記振動洗浄工程の時間T2(分)を0.05〜20分の範囲内の値とし、前記電解洗浄工程の時間(T1)と、前記振動洗浄工程の時間(T2)とが、下記関係式(1)を満足することを特徴とする請求項1に記載のガラス用金型洗浄方法。
    T1=1.5×T2〜2.5×T2 (1)
  3. 前記電解洗浄工程および振動洗浄工程を2〜5回繰り返して、交互に実施することを特徴とする請求項1または2に記載のガラス用金型洗浄方法
  4. 前記電解洗浄液中に、界面活性剤を、電解洗浄液の全体量に対して、0.1〜30重量%の範囲で添加することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のガラス用金型洗浄方法。
  5. 前記電解洗浄液の温度を20〜80℃の範囲内の値とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のガラス用金型洗浄方法
  6. 前記電解洗浄液のpH値を10〜13の範囲内の値とすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のガラス用金型洗浄方法
  7. 前記電解洗浄工程および振動洗浄工程の後に、水洗工程をさらに設けることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のガラス用金型洗浄方法
  8. 前記電解洗浄工程および振動洗浄工程の後に、防錆処理工程をさらに設けることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のガラス用金型洗浄方法
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