JP2003262964A - アルミニウム製感光ドラム基体の製造方法 - Google Patents

アルミニウム製感光ドラム基体の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充分な脱脂洗浄を行うことができ、かつ持続
的に安全で安価に使用できる脱脂洗浄を行う工程を有す
るアルミニウム製感光ドラム基体の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 引抜き油を用いて引抜き加工で所定の直
径、肉厚に成形し、所定の長さに切断し、予備洗浄、面
取り加工を行ったアルミニウム製感光ドラム基体用管材
に、前洗浄、次いで、食塩0.05質量%〜1質量%の
食塩水を電気分解して生成したpH10〜12のアルカ
リイオン水を用い、温度40〜60℃、洗浄時間5分
(300秒)以内、超音波振動を付与して脱脂洗浄を行
い、さらに市水リンス、純水リンスに順に洗浄、熱風乾
燥を行った後、必要に応じて表面仕上加工を行い、アル
ミニウム製感光ドラム基体を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミニウム製感
光ドラム基体の製造方法に係り、特に成形されたアルミ
ニウム(以下「アルミニウム」はアルミニウムまたはア
ルミニウム合金を示す)製の感光ドラム基体用管材を予
備洗浄し、次いで脱脂洗浄を行う工程を有するアルミニ
ウム製感光ドラム基体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、アルミニウム製感光ドラム基体
は、無切削式のものでは主に、図5の工程に示すよう
に、引抜き油を用いて引抜き加工を行い、所定の直径、
肉厚に成形されたアルミニウムの素管を所定の長さに切
断、予備洗浄、面取り加工を行い、これを感光ドラム基
体用管材とし、次いで塩素系有機化合物、アルカリ性水
溶液、界面活性剤または炭化水素系洗浄剤により脱脂洗
浄を行い、これに必要に応じて研削、研磨等の表面仕上
げ加工を施した後、検査を経て製品となる。引抜き加工
によりアルミニウム製感光ドラム基体用のアルミニウム
の素管を製造する際に高粘度の引抜き油を使用する。こ
の高粘度の引抜き油は、充分に脱脂洗浄する必要があ
る。アルミニウム製感光ドラム基体の脱脂洗浄が不十分
であると、感光ドラム基体を感光ドラム製造工程に投入
する際に、感光膜の下地がうまく乗らない、感光膜の下
地の密着性が悪い、塗工液が油によって汚染される等の
問題が生ずる。
【0003】そこで、アルミニウム製感光ドラム基体と
なる管材の脱脂方法として、トリクロロエチレン、ジク
ロロメタン等の塩素系有機化合物を使用する方法、水酸
化ナトリウム等のアルカリ性水溶液によるアルカリ洗
浄、合成界面活性剤による方法、あるいは炭化水素系の
洗浄剤による方法などが実施されている。しかし、トリ
クロロエチレン、ジクロロメタン等の塩素系有機化合物
は、環境問題から使用が制限されている。またアルカリ
洗浄に用いる水酸化ナトリウムは劇物であり、取扱いに
は注意を要するものである。また合成界面活性剤には人
体に対して慢性毒性を持った物質が含まれており取扱い
には注意を要するものである。また炭化水素系の洗浄剤
は可燃物であり、防火対策が必要となり、そのための設
備コストが増大する等の問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、アルミニウ
ム製感光ドラム基体を無切削方式で製造する際に、アル
ミニウム製の感光ドラム基体用管材の充分な脱脂洗浄を
行い、下地塗工、感光層塗工に適した表面性状を付与す
ることができ、かつ環境への影響、取扱いの観点から将
来にわたって持続的に安全で安価に使用できるものを用
いて脱脂洗浄を行う工程を有するアルミニウム製感光ド
ラム基体の製造方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、成形されたアルミニウム製の感光ドラ
ム基体用管材を予備洗浄し、次いで脱脂洗浄を行う工程
を有するアルミニウム製感光ドラム基体の製造方法にお
いて、脱脂洗浄を行う洗浄液として、pH10〜12の
アルカリイオン水を用い、温度40〜60℃で脱脂洗浄
を行うことを特徴とするアルミニウム製感光ドラム基体
の製造方法である。また、本発明のアルミニウム製感光
ドラム基体の製造方法は、成形されたアルミニウム製の
感光ドラム基体用管材の予備洗浄が、pH7〜12のア
ルカリイオン水の洗浄液で行われることを特徴とするも
のである。また、本発明のアルミニウム製感光ドラム基
体の製造方法は、pH10〜12のアルカリイオン水の
洗浄液が、食塩水を電気分解してマイナス極側に生成し
たものであることを特徴とするものである。また、本発
明のアルミニウム製感光ドラム基体の製造方法は、電気
分解する食塩水が、食塩0.05質量%〜1質量%(以
下「質量%」を単に「%」と略記す)の食塩水であるこ
とを特徴とするものである。
【0006】また、本発明のアルミニウム製感光ドラム
基体の製造方法は、脱脂洗浄が予備洗浄したアルミニウ
ム製の感光ドラム基体用管材をpH10〜12のアルカ
リイオン水の洗浄液に浸漬して行うことを特徴とするも
のである。また、本発明のアルミニウム製感光ドラム基
体の製造方法は、浸漬による脱脂洗浄の洗浄時間が10
0秒〜300秒であることを特徴とするものである。ま
た、本発明のアルミニウム製感光ドラム基体の製造方法
は、浸漬による脱脂洗浄が、0.2〜20kW/m
強度の超音波振動を付与することを特徴とするものであ
る。さらに、本発明のアルミニウム製感光ドラム基体の
製造方法は、成形されたアルミニウム製の感光ドラム基
体用管材が潤滑油を使用して無切削加工で成形されたこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明のアルミニウム製感光ドラム基体の製造
方法においては、脱脂洗浄を行う洗浄液としてpH10
〜12のアルカリイオン水を用い、温度40〜60℃で
脱脂洗浄を行うことにより、充分な脱脂洗浄を行うこと
ができ、下地塗工、感光層塗工に適した表面性状を付与
することができるものである。洗浄液のアルカリイオン
水のpHが10未満では脱脂が不十分であり、pHが1
2を越えるとアルミニウム製感光ドラム基体のエッチン
グが顕著になりアルミニウム製感光ドラム基体の表面が
粗面になるので、pH10〜12のアルカリイオン水を
用いる。また脱脂洗浄を行う温度は40℃未満の場合に
は脱脂が不十分であり、60℃を越えるとアルミニウム
製感光ドラム基体にアルミニウム水和物(ベーマイト)
の皮膜が生成して変色するので、温度40℃〜60℃で
脱脂洗浄を行うものである。
【0008】
【発明の実態の形態】本発明のアルミニウム製感光ドラ
ム基体の製造方法の工程を例示すると、図1の工程に示
すように、引抜き油を用いて引抜き加工で所定の直径、
肉厚に成形し、所定の長さに切断、予備洗浄、面取り加
工を行い、この感光ドラム基体用管材に、次いでpH1
0〜12のアルカリイオン水を用い、温度40〜60℃
洗浄時間5分(300秒)以内で脱脂洗浄を行い、アル
ミニウム製感光ドラム基体を製造するものである。アル
ミニウム製の感光ドラム基体用管材の成形を無切削加工
で成形する場合、無切削加工として引抜き加工を行って
所定の肉厚のアルミニウム製の感光ドラム基体用の管材
に成形する。引抜き油として動粘度1500cSt(セ
ンチストークス、1cSt=10−6/s)の引抜
用潤滑油を使用する。所定の肉厚に引抜き加工した後、
アルミニウム製の感光ドラム基体用の管材を所定の長さ
に切断する。
【0009】次いで、アルミニウム製の感光ドラム基体
用の管材の予備洗浄を行う。予備洗浄は、好ましくはp
H7〜12のアルカリイオン水による浸漬法またはシャ
ワー法である。予備洗浄において、アルカリイオン水の
pH7〜12とするのは、pH7未満では予備洗浄とし
ては不十分なものであり、またpHが12を越えると予
備洗浄であってもアルミニウム製感光ドラム基体のエッ
チングが顕著になり、その表面が粗面になるので、予備
洗浄ではpH7〜12のアルカリイオン水を用いること
が好ましい。なお、脱脂洗浄ではpH10〜12のアル
カリイオン水を用いて洗浄するものであるが、予備洗浄
ではpHが7まで低下したアルカリイオン水でも洗浄で
きる。また、予備洗浄は、灯油、炭化水素系洗浄剤、水
で行われる。例えば、ポリブテンを主成分とした動粘度
100cSt以上の引抜用潤滑油を使用して引抜き加工
を行った場合に灯油中に30秒間以上、浸漬して予備洗
浄を行う。また、アルミニウム製の感光ドラム基体用管
材の予備洗浄として、水酸化ナトリウム等のアルカリ洗
浄、合成界面活性剤による方法等によってもよいが、そ
の取扱いや環境問題には充分な注意をする必要がある。
【0010】次に、予備洗浄したアルミニウム製の感光
ドラム基体用管を面取り機にかけることによって、両端
の面取加工を行う。さらにそれを脱脂洗浄工程へと持っ
ていく。脱脂洗浄工程は、詳しく小工程に分けて示す
と、前洗浄、洗浄、市水リンス、純水リンス、温純水引
上げ、そして熱風乾燥である。前洗浄は市水のシャワー
により行われる。次に洗浄は、pH10〜12のアルカ
リイオン水を用い、温度40〜60℃で、浸漬法により
行われる。洗浄の時間は100秒〜300秒で行うこと
が好ましい。pH10〜12のアルカリイオン水による
洗浄時間が100秒以下では、下地塗工、感光層塗工等
の感光層の形成のための充分な脱脂洗浄を行うことがで
きない。また300秒以上では、アルミニウム製感光ド
ラム基体のエッチングが顕著になり、アルミニウム製感
光ドラム基体の表面が粗面になるので、下地塗工、感光
層塗工等の感光層の形成に適さない状態になるので、浸
漬による洗浄時間は100秒〜300秒で行うものであ
る。また、超音波振動を付与することにより洗浄力を高
めることができる。アルミニウム製感光ドラム基体がエ
ロージョンを起こし、表面が粗面化されるのを防ぐため
に、付与する超音波振動の強度は0.2〜20kW/m
とするが、好ましくは0.5〜10kW/mであ
る。
【0011】次に、市水リンスは市水(水道水)に浸漬
し常温で行う。次に、純水リンスは純水に浸漬し常温で
行う。次に温純水引上げは70℃の純水に浸漬した状態
から一定速度でアルミニウム製の感光ドラム基体用管材
を引上げ、水切りを行う。最後に、熱風乾燥は約100
℃の熱風を送ることにより、残っている水分を蒸発させ
る。このようにして充分に脱脂洗浄されたアルミニウム
製の感光ドラム基体用管材に、必要に応じて研削、研磨
等の表面仕上加工を行い、検査を経てアルミニウム製感
光ドラム基体を製造するものである。予備洗浄したアル
ミニウム製の感光ドラム基体用管材をpH10〜12の
アルカリイオン水の洗浄液に浸漬して脱脂洗浄する工程
について具体的に例示すると、前洗浄は市水のシャワー
(60秒)、pH10〜12のアルカリイオン水の温度
40〜60℃の洗浄槽は3つの槽、市水リンスは2つの
槽、純水リンスは2つの槽である。洗浄槽の材料はステ
ンレス鋼を使用し、シールの材質はフッ素ゴムを使用す
る。pH10〜12のアルカリイオン水の洗浄液の洗浄
槽にアルミニウム製の感光ドラム基体用管材を搬送する
方法としては、バスケット等の治具を用いて複数本のア
ルミニウム製の感光ドラム基体用管材を同時に搬送して
槽に出し入れする方法により行う。
【0012】洗浄工程は、市水シャワーによる前洗浄、
3つの脱脂洗浄槽、2つの市水リンス槽、2つの純水リ
ンス槽に順に入れて洗浄、リンス、熱風乾燥を行うもの
である。また、それぞれの時間は、例えば、市水シャワ
ー60秒、脱脂洗浄180秒(60秒×3槽)、市水リ
ンス120秒(60秒×2槽)、純水リンス120秒
(60秒×2槽)、温純水引上乾燥60秒、熱風乾燥6
0秒というものである。また、リンスを充分に行うため
には、バブリング、あるいは、超音波振動の付与が効果
的である。
【0013】図2は本発明のアルミニウム製感光ドラム
基体の製造方法についての実施形態の工程を詳細に示し
た図で、所定の肉厚に引抜き加工されて所定の長さに切
断、予備洗浄、面取り加工を行ったアルミニウム製の感
光ドラム基体用の管材11をバスケット12に設けた、
図示しないピンに挿入、固定し、そのバスケット12
を、ピックアンドプレース式により搬送するものであ
る。図3(a)の側面図、(b)の正面図にシャワー法
による予備洗浄の実施形態を示す。複数本のアルミニウ
ム製感光ドラム基体用管材13をベルトコンベヤ15上
のピン14に挿入・固定して矢印方向に送りながら、上
方のシャワーノズル17よりpH7〜12のアルカリイ
オン水を噴出して予備洗浄を行うものである。アルミニ
ウム製感光ドラム基体用管材13を搬送するピン14へ
の挿入・固定及びその取り外しは、例えばロボットハン
ド18、19により行う。
【0014】図2に示すように、バスケット12に入れ
たアルミニウム製の感光ドラム基体用の管材11は、前
洗浄槽1でシャワー法により前洗浄が行われる。次い
で、pH10〜12のアルカリイオン水の温度40〜6
0℃の3つの洗浄槽2、3、4で洗浄が行われる。洗浄
の時間は洗浄槽2、3、4の合計で100秒〜300秒
である。3つの洗浄槽2、3、4には、0.2〜20k
W/m、好ましくは0.5〜10kW/mの強度の
超音波振動が付与される。超音波振動の強度を高めるた
めに複数台の超音波の振動子を入れてもよい。pH10
〜12のアルカリイオン水で洗浄された後、2つの市水
リンス槽5、6及び2つの純水リンス槽7、8でリンス
を行う。2つの市水リンス槽5、6ではバブリングさせ
てリンスを行い、2つの純水リンス槽7、8では超音波
振動を付与してリンスを行う。次いで温純水引上槽9で
温純水引上乾燥を行い、乾燥槽10で熱風乾燥を行う。
温純水引上槽9での等速引上げ速度は、表面張力により
水切が行われるような速度、例えば、2〜10mm/
s、好ましくは5mm/sである。このような工程で、
アルミニウム製の感光ドラム基体用の管材11は、例え
ば、直径30mm、長さ260mm、肉厚0.7mmの
管材の場合、油分約0.2g/本(4g/m)から油
分0.0001g/本(2mg/m)以下に洗浄する
ことができるものである。
【0015】また、洗浄槽のpH10〜12のアルカリ
イオン水の洗浄液は、循環ポンプによって、フィルター
等を用いて、汚れを取り除いた後に再利用する。循環流
量は、20〜120L/minが適当である。フィルタ
ーは、1〜50μmのものを適宜使用する。また、洗浄
槽のアルカリイオン水の洗浄力を維持するために以下の
ようにする。洗浄の有無に関わらず、空気中の対イオン
との結合により、pHの劣化が起こるので、洗浄液の温
度50℃の場合には、一日につき、洗浄液の総量の10
%を新液と入替える。洗浄液の劣化は、液温が高いほど
促進されるので、その入替え量は、液温に応じて変える
必要がある。
【0016】また、洗浄を行うことにより、新液の補充
が必要となる。アルミニウム製感光ドラム基体用管材を
洗浄することによる持ち出し量は、単位表面積当たり、
約40g/mであるが、洗浄により劣化する洗浄力を
補うために必要な補充量は、除去すべき油分1g当た
り、約1L(リットル)である。それらを合計して、ア
ルミニウム製感光ドラム基体用管材の寸法及び付着油分
によって、補充量を算出する。アルカリイオン水の洗浄
力が維持されていることを確認するために、pHセンサ
ーによって、循環流路中の洗浄液のpHを常時、または
間欠的に測定し、pHが10〜12の管理範囲に入って
いることを確認する。もし、上述の入替え及び補充を行
っているにもかかわらず、pHが10〜12の管理範囲
を逸脱する場合には、洗浄液の状態が異常であるので、
もはや、その洗浄液を使用することはできない。
【0017】本発明のアルミニウム製感光ドラム基体の
製造方法における脱脂洗浄を行う洗浄液としてpH10
〜12のアルカリイオン水は、食塩水を電気分解してマ
イナス極側に生成するpH10〜12のアルカリイオン
水である。食塩0.05%〜1%の食塩水を電気分解し
てマイナス極側に生成したpH10〜12のアルカリイ
オン水には、充分な洗浄力があり、またその洗浄力には
持続性がある。例えば各濃度の食塩水を電気分解してア
ルカリイオン水を生成し、開放容器にて保管した場合、
1週間以上保管してもpHは洗浄に好適な範囲内(pH
10以上)に保持される。一方、0.05%未満の食塩
水を電気分解した場合には一週間未満でpHが10未満
まで低下してしまうため、洗浄力が落ちやすく、連続操
業に適した洗浄力の持続性が得られない。また食塩1%
以上の食塩水を電気分解することはコスト高になるの
で、電気分解を行う食塩水の食塩濃度は0.05%〜1
%が好ましく、0.1%〜0.5%がより好ましい。
【0018】本発明のアルミニウム製感光ドラム基体の
製造方法における脱脂洗浄を行う洗浄液としてのpH1
0〜12のアルカリイオン水は、例えば、水道水または
地下水を原水とし、軟水機を用いてカルシウムイオンと
マグネシウムイオンをあらかじめ除去しておき、食塩を
添加した濃度0.05%〜1%の食塩水を電解槽の電極
としてはチタン−白金電極を使用してマイナス極側に生
成したものである。例えば、アルカリイオン水生成機
(α−2000(株)アマノ)を用いてマイナス極側に
生成させるものである。
【0019】また、pH10〜12のアルカリイオン水
の生成と、同時にpH2〜4の酸性水が生成される。こ
のアルカリイオン水生成時の副生成物である酸性水は、
pH10〜12のアルカリイオン水の洗浄廃液の処理に
用いる。図4に示すように、アルカリイオン水生成機で
マイナス極側に生成したpH10〜12のアルカリイオ
ン水は洗浄装置でアルミニウム製感光ドラム基体用管材
の洗浄に用いられる。副生成物である酸性水は、洗浄廃
液を処理する中和槽に加えられ、アルカリイオン水の洗
浄廃液を中和させる。さらに油水分離、凝集沈殿等を行
い、排出基準を満足させた後に排出する。
【0020】
【実施例】本発明の実施例について表1〜表6に示し説
明する。アルミニウム製(アルミニウム合金A300
3)の無切削式感光ドラム基体用管材は、動粘度150
0cStの引抜用潤滑剤を使用して引抜き加工を行い、
これを切断し、予備洗浄はpH8〜9のアルカリイオン
水のシャワーにより30秒間行った。これに面取り加工
を行い、直径30mm、肉厚0.7mm、長さ260m
mのものに成形した。脱脂洗浄の洗浄槽のアルカリイオ
ン水は、アルカリイオン水生成機(α−2000(株)
アマノ)を用いて、水道水または地下水を原水とし、軟
水機を用いてカルシウムイオンとマグネシウムイオンを
あらかじめ除去し、食塩を添加して約0.1%の濃度の
食塩水を電極としてはチタン−白金電極を使用して電解
を行い、マイナス極側に生成させるものである。また、
脱脂洗浄の洗浄槽の温度は60℃で、強度10kW/m
の超音波振動を付与した。
【0021】脱脂洗浄を行う場合に、アルカリイオン水
のpHを変え、また洗浄時間(秒)を50秒〜900秒
で変え、洗浄したアルミニウム製の感光ドラム基体用管
材の表面状態を調べた結果を表1〜表4に示した。残存
油分の測定は、溶媒抽出赤外吸収法を用いた。表面粗さ
は、レーザー変位測定器により測定し、全面がRmax
で2μm以下の場合を○、部分的に2μmを超える場合
を△、全面が2μmを超える場合を×で表示した。酸化
膜厚(nm)は、オージェ電子分光法によって測定し
た。
【0022】表1は、pH12.0のアルカリイオン水
で脱脂洗浄を行った場合で、好適な洗浄時間である50
秒〜300秒では、残存油分(mg/m)は「2.5
以下」、変色は「なし」、表面粗さは「○」、酸化膜厚
(nm)は「3.1」であり、アルミニウム製感光ドラ
ム基体の表面が充分に脱脂洗浄され、粗面化、変色もな
く、感光層の形成に適する状態であった。これに対し
て、洗浄時間600秒、900秒では茶色に変色し、表
面粗さは「×」、「×」であり、アルミニウム製感光ド
ラム基体の表面状態として下地塗工、感光層塗工等の感
光層の形成に適さないものであった。
【0023】表2は、pH11.0のアルカリイオン水
で脱脂洗浄を行った場合で、洗浄時間100秒〜300
秒では、残存油分(mg/m)は「2.5以下」、変
色は「なし」、表面粗さは「○」、酸化膜厚(nm)は
「3.1」であり、アルミニウム製感光ドラム基体の表
面が充分な脱脂洗浄がなされ、粗面化、変色もなく、感
光層の形成に適する状態であった。これに対して、洗浄
時間50秒では残存油分(mg/m)は「4.4」
で、洗浄時間100秒〜300秒に比してやや劣ってい
た。また洗浄時間600秒、900秒では茶色に変色
し、表面粗さは「△」、「×」であり、アルミニウム製
感光ドラム基体の表面状態として下地塗工、感光層塗工
等の感光層の形成に適さないものであった。
【0024】表3は、pH10.0のアルカリイオン水
で脱脂洗浄を行った場合で、洗浄時間100秒〜300
秒では、残存油分(mg/m)は「2.5以下」、変
色は「なし」、表面粗さは「○」、酸化膜厚(nm)は
「3.1」であり、アルミニウム製感光ドラム基体の表
面が充分に脱脂洗浄され、粗面化、変色もなく、感光層
の形成に適する状態であった。これに対して、洗浄時間
50秒では残存油分(mg/m)は「6.0」で、洗
浄時間100秒〜300秒に比して劣り、表面が白色に
変色した。また洗浄時間900秒では表面が茶色に変色
し、表面粗さは「△」であり、アルミニウム製感光ドラ
ム基体の表面状態として下地塗工、感光層塗工等の感光
層の形成に適さないものであった。
【0025】表4は、比較例として、pH9.0のアル
カリイオン水で脱脂洗浄を行った場合を示したもので、
残存油分(mg/m)は多く、また、表面が白色や茶
色に変色し、アルミニウム製感光ドラム基体の表面状態
として下地塗工、感光層塗工等の感光層の形成に適さな
いものであった。表1〜表4から明らかなように、アル
カリイオン水はpH10〜12が適しており、また洗浄
時間は100秒〜300秒が好ましいものであった。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【0026】表5は、本発明による脱脂洗浄と、ジクロ
ロメタンを使用した脱脂洗浄、合成界面活性剤による脱
脂洗浄について示したものである。表面粗さμm(レー
ザー表面粗さ計)、残存油分mg/m(溶媒抽出赤外
吸収法)、表面張力mN/m(濡れ試薬法)、酸化膜厚
みnm(オージェ電子分光法)、複写機画質について比
較したところ、表5のデータが示すように、本発明のp
H10〜12のアルカリイオン水で温度40〜60℃で
脱脂洗浄を行ったものは、ジクロロメタン、合成界面活
性剤による洗浄と遜色なく、充分な脱脂洗浄が行われて
いて、下地塗工、感光層塗工に適した表面性状が付与さ
れているものであった。
【表5】
【0027】表6は、アルカリイオン水を生成させる食
塩水の濃度と洗浄持続性についてアルカリイオン水のp
H10未満に低下するまでの日数で示したものである。
【表6】
【0028】表6から明らかなように、食塩の濃度が
0.01%では、電気分解により生成したアルカリイオ
ン水のpHは10.7で、pH10未満に低下するまで
の日数は2日であった。食塩の濃度を0.03,0.0
5,0.1,0.3,0.4,0.5,1.0(%)と
変えて調べたところ、pH10未満に低下するまでの日
数はそれぞれ4,5,7,18,22,32,32であ
った。したがって、一週間連続の操業を考えると、食塩
濃度を0.1%から0.5%とするのが好ましい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアルミニ
ウム製感光ドラム基体の製造方法によれば、脱脂洗浄を
行う洗浄液としてpH10〜12のアルカリイオン水を
用い、温度40〜60℃で脱脂洗浄を行うことにより、
無切削感光ドラム基体の充分な脱脂洗浄を行うことがで
き、下地塗工、感光層塗工等の感光層の形成に適した表
面性状を付与することができる。また、環境問題がな
く、取扱い易く、安全で安価に脱脂洗浄を行うことがで
きるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実態形態の工程を示した図
【図2】 本発明の実態形態の脱脂洗浄工程を詳細に示
した図
【図3】 本発明の実態形態の予備洗浄を示した図
【図4】 本発明の実態形態の洗浄廃液処理を示した図
【図5】 従来例の工程を示した図
【符号の説明】
1 前洗浄槽 2、3、4 脱脂洗浄槽 5、6 市水リンス槽 7、8 純水リンス槽 9 温純水引上槽 10 乾燥槽 11、13 感光ドラム基体用管材 12 バスケット 14 ピン 15 ベルトコンベヤ 17 シャワーノズル 18、19 ロボットハンド
フロントページの続き (72)発明者 田中 克宜 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 池谷 直之 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 2H068 AA54 CA32 EA04 EA05 EA07 4K021 AA09 BA02 BA03 BB01 DC15 4K053 PA10 PA18 QA05 RA07 RA21 RA32 SA06 SA18 TA01 TA12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形されたアルミニウムまたはアルミニ
    ウム合金製の感光ドラム基体用管材を予備洗浄し、次い
    で脱脂洗浄を行う工程を有するアルミニウム製感光ドラ
    ム基体の製造方法において、脱脂洗浄を行う洗浄液とし
    て、pH10〜12のアルカリイオン水を用い、温度4
    0〜60℃で脱脂洗浄を行うことを特徴とするアルミニ
    ウムまたはアルミニウム合金製感光ドラム基体の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 成形されたアルミニウムまたはアルミニ
    ウム合金製の感光ドラム基体用管材の予備洗浄が、pH
    7〜12のアルカリイオン水の洗浄液で行われることを
    特徴とする請求項1に記載のアルミニウムまたはアルミ
    ニウム合金製感光ドラム基体の製造方法。
  3. 【請求項3】 pH10〜12のアルカリイオン水の洗
    浄液は、食塩水を電気分解してマイナス極側に生成した
    ものであることを特徴とする請求項1または2に記載の
    アルミニウムまたはアルミニウム合金製感光ドラム基体
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 電気分解する食塩水は、食塩0.05質
    量%〜1質量%の食塩水であることを特徴とする請求項
    3に記載のアルミニウムまたはアルミニウム合金製感光
    ドラム基体の製造方法。
  5. 【請求項5】 脱脂洗浄が、予備洗浄したアルミニウム
    またはアルミニウム合金製の感光ドラム基体用管材をp
    H10〜12のアルカリイオン水の洗浄液に浸漬して行
    うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のア
    ルミニウムまたはアルミニウム合金製感光ドラム基体の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 浸漬による脱脂洗浄は、洗浄時間が10
    0秒〜300秒であることを特徴とする請求項5に記載
    のアルミニウムまたはアルミニウム合金製感光ドラム基
    体の製造方法。
  7. 【請求項7】 浸漬による脱脂洗浄は、0.2〜20k
    W/mの強度の超音波振動を付与することを特徴とす
    る請求項5または6に記載のアルミニウムまたはアルミ
    ニウム合金製感光ドラム基体の製造方法。
  8. 【請求項8】 成形されたアルミニウムまたはアルミニ
    ウム合金製の感光ドラム基体用管材は、潤滑油を使用し
    て無切削加工で成形されたことを特徴とする請求項1〜
    7のいずれかに記載のアルミニウムまたはアルミニウム
    合金製感光ドラム基体の製造方法。
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