JP2005137959A - 超臨界水反応装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】反応器の耐食性向上とコストダウンを図ることができる超臨界水反応装置を提供すること。
【解決手段】超臨界水を収容する反応器2を備え、該反応器2内に被処理液を導入してこれを酸化剤によって酸化分解する超臨界水反応装置において、前記反応器2を、その内部の温度分布に応じて異なる複数の材質で構成する。例えば、反応容器21を高温域と遷移域及び低温域の3つの温度領域に縦方向に3分割し、それぞれの領域に対応する上部材42、中間部材43及び下部材44を構成する各材質として各温度域に対して最適なもの(つまり、その温度域で高い耐食性を示すもの)を選定する。具体的には、上部材42の材質をTi、中間部材43の材質をIr、下部材44の材質をTaとする。
【選択図】図2

Description

本発明は、有機物を含む被処理液を超臨界水処理するための超臨界水反応装置に関するものである。
有機物を超臨界水中において酸化分解する方法は知られている。即ち、この方法は、超臨界水の反応媒体的性質を利用した超臨界水反応により、従来技術では分解することが困難であった難分解性の有害なPCB(ポリ塩化ビフェニール)、ダイオキシン、有機塩素系溶剤等の有機物を分解して二酸化炭素、水、無機塩等の無害な生成物に転化する方法である。
ここで、超臨界水とは、超臨界状態、つまり水の臨界点を超えた状態にある水を言い、具体的には、水の臨界温度(374.1℃)以上の温度で、且つ、水の臨界圧力(22.04MPa)以上の圧力下にある状態の水を言う。
而して、超臨界水は、有機物を溶解する溶解能が高く、有機化合物に多い非極性物質をも完全に溶解することができる一方、金属、塩等の無機物に対する溶解能は著しく低い。又、超臨界水は、酸素や窒素等のガスと任意の割合で混合して単一層を構成することができる。
ところで、超臨界水処理を行う超臨界水反応装置は、超臨界水を収容する反応器を備え、該反応器内に被処理液を導入してこれを酸化剤によって酸化分解するが、反応器内での反応圧力は非常に高く、有機物中に塩素等のハロゲン原子が含まれている場合には、腐食性の高いハロゲン化水素が発生する。従って、反応器には、高い耐圧性のならず、高い耐食性が要求される。
特に、反応器内に超臨界水域と亜臨界水域とを形成する2ゾーン方式を採用する超臨界水反応装置にあっては、反応器内では高温域である超臨界水域と塩を溶解する低温域である亜臨界水域が共存するため、反応器は広範な温度分布を有する。このため、反応器の材質として広範な温度分布全域をカバーする耐食材を選定することは困難である。又、臨界温度付近は腐食性が強いため、耐食性の高い高価な材料が必要となるが、反応器全体を高価な材料で構成するとコストアップを招くという問題があった。
そこで、反応器壁の表層にイリジウム層を耐食層として設けたり(特許文献1参照)、反応器壁の表層を石英ガラス層で被覆したり(特許文献2参照)、反応器壁の表層をチタン又はチタン合金から成るチタン層と該チタン層上に積層した酸化イリジウム層との複合耐食層で被覆する(特許文献3参照)等の提案が本出願人によってなされている。
特開2001−300290号公報 特開2002−001089号公報 特開2002−361069号公報
しかしながら、特許文献1に記載された構成、つまり、反応器壁の表層にイリジウム層を耐食層として設ける構成では、高価で加工性に劣るイリジウムを使用するため、反応器のコストがアップするとともに、その製作が困難であるという問題がある。
又、特許文献2に記載された構成、つまり、反応器壁の表層を石英ガラス層で被覆する構成では、石英ガラスが高い耐食性を示すために良好な結果が得られる反面、石英ガラスは機械的衝撃に弱く、加工性に劣るため、反応器の耐久性に問題があるとともに、反応器の製造が困難であるという問題がある。
更に、特許文献3に記載された構成、つまり、反応器壁の表層をチタン又はチタン合金から成るチタン層と該チタン層上に積層した酸化イリジウム層との複合耐食層で被覆する構成では、コストメリットが得られる反面、層同士の接着強度やシール部分の構造に対する信頼性が確定していないという問題が残されている。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、反応器の耐食性向上とコストダウンを図ることができる超臨界水反応装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、超臨界水を収容する反応器を備え、該反応器内に被処理液を導入してこれを酸化剤によって酸化分解する超臨界水反応装置において、前記反応器を、その内部の温度分布に応じて異なる複数の材質で構成したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記反応器を、内筒と外筒とで二重筒構造を成し、内筒と外筒との間の空間に圧力バランス用ガスを供給して内筒内の圧力と前記空間の圧力をバランスさせる圧力バランス型反応器で構成するとともに、前記内筒を、その内部の温度分布に応じて異なる複数の材質で構成したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記反応器内に超臨界水域と亜臨界水を形成する2ゾーン方式を採用することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記反応器を、その内部の温度領域によって高温域と遷移域及び低温域に3分割し、各温度域に属する部材の材質として、その温度域に対して最適なものを選定することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記反応器の高温域に属する部材の材質をTi又はTiとIrOの積層とし、遷移域に属する部材の材質をIr、Pt、Ru、Rh又はTiとIrOの積層とし、低温域に属する部材の材質をTaとしたことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記反応器を、その内部の温度領域によって高温域と(遷移域+低温域)とに2分割し、各温度域に属する部材の材質として、その温度域に対して最適なものを選定することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、前記反応器の高温域に属する部材の材質をTi又はTiとIrOの積層とし、(遷移域+低温域)に属する部材の材質をTa又はIrとするか、高温域に属する部材の材質をTiとし、(遷移域+低温域)に属する部材の材質をTiとIrOの積層としたことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記反応器を、その内部の温度領域によって(高温域+遷移域)と低温域とに2分割し、各温度域に属する部材の材質として、その温度域に対して最適なものを選定することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の発明において、前記反応器の(高温域+遷移域)に属する部材の材質をTi又はTiとIrOの積層とし、低温域に属する部材の材質をTa又はIrとしたことを特徴とする。
本発明によれば、反応器を、その内部の温度分布に応じて異なる複数の材質で構成したため、合理的な設計が可能となり、反応器に高い耐食性を確保しつつ、該反応器のコストダウンを図ることができる。例えば、反応器を高温域と遷移域及び低温域の3つの温度領域に縦方向に3分割し、それぞれの領域に対応する部材を構成する各材質として各温度域に対して最適なもの(つまり、その温度域で高い耐食性を示すもの)を選定すれば、常温〜650℃の温度範囲で高い耐食性を示す高価なIr(イリジウム)等の貴金属で反応器全体を構成する場合に比して合理的な設計が可能となる。
又、反応器として圧力バランス型の反応器を採用すれば、該反応器の肉厚を薄くすることができ、これによっても反応器のコストダウンを図ることができる。
更に、反応器を各温度領域に応じて複数に分割し、複数の分割片を互いに連結して反応器を構成すれば、腐食の進行によって交換が必要になった分割片のみを新しいものと交換することができ、このことによっても反応器のコストダウンを図ることができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
先ず、本発明に係る超臨界水反応装置の基本構成及び作用を図1に示すフローシートに基づいて説明する。
図1に示す超臨界水反応装置1は、超臨界水を収容する耐圧密閉型の縦型反応器2を備え、該反応器2内に被処理液を導入してこれを酸化剤によって酸化分解する装置であって、反応器2内に超臨界水域と亜臨界水域を形成する2ゾーン方式を採用している。即ち、反応器2の上部には、超臨界水を滞留させている超臨界水域が形成され、この超臨界水域では超臨界条件が維持されている。そして、反応器2の下部には、亜臨界水域が仮想的界面を介して形成され、この亜臨界水域には水の臨界温度よりも低い温度の亜臨界水が滞留している。
又、本実施の形態に係る超臨界水反応装置1は、超臨界水反応に供する被処理液を前記反応器2に供給する供給系統として、インバータ制御又はストローク制御によって吐出量の調整が可能な被処理液ポンプ3と、酸化剤及び圧力バランス用ガスとしての空気を圧送するための空気圧縮機4とを備えている。
そして、前記被処理液ポンプ3の吐出側から導出する被処理液管5は、前記反応器2の上部に接続され、反応器2が後述する圧力バランス型反応器の場合は、前記空気圧縮機4の吐出側から導出する空気送入管6からは2本の空気送入枝管7,8がそれぞれ分岐されており、一方の空気送入枝管7は反応器2の上部に接続され、他方の空気送入枝管8は反応器2の下部に接続されている。尚、反応器2が圧力バランス型反応器でない場合は、空気送入枝管8は必要ない。
又、前記反応器2の底部には補給水管9が接続されており、必要に応じて補給水が補給水管9を経て反応器2内に補給される。尚、補給水を不図示の加熱器によって所望の温度に加熱するようにしても良い。
更に、本実施の形態に係る超臨界水反応装置1には、被処理液の反応器2への送入流量を調整することによって反応器2内の反応温度を所定値(例えば、550℃)に制御するための温度制御装置(TC)10が設けられている。この温度制御装置10は、温度計(TI)11によって計測された反応器2内の温度に基づいて前記被処理液ポンプ3の吐出量を調整することによって、反応器2内の反応温度を所定の範囲(例えば、550℃〜650℃)の設定値に制御するものである。
而して、本実施の形態に係る超臨界水反応装置1においては、有機物を含む被処理液は、前記被処理液ポンプ3によって被処理液管5を経て前記反応器2に送入され、前記空気圧縮機4によって前記空気送入管6へと吐出される空気の一部は、酸化剤として前記空気送入枝管7を経て反応器2内の上部に送入され、残りの空気は、前記空気送入枝管8を経て反応器2内の底部に送入される。
酸化剤である空気と共に反応器2内に供給された被処理液は、後述するノズル37(図2参照)を用いることにより空気によって下方に向けてアトマイジングされ、反応器2内の超臨界水域に噴霧される。そして、噴霧された処理液中の例えば有機塩素系化合物は、超臨界水域における超臨界水反応によって瞬時に酸化分解される。超臨界反応の結果、被処理液に含有された有機塩素系化合物は、主として無害な水と二酸化炭素に転化して処理流体と共に超臨界水域から処理流体管12を通って反応器2外へと排出される。又、超臨界水域の超臨界水中に固形物として析出する塩は、反応器2内下部の亜臨界水域に沈降する。そして、塩が溶解している亜臨界水は、排水として亜臨界水域から排水管13を通って反応器2外へと排出される。
ここで、前記処理流体管12は反応器2の上部から導出し、その途中には中和急冷部14が設けられており、この中和急冷部14において注入管15から処理流体にアルカリ水溶液が注入されることによって、処理流体が所定温度(450℃以下、好ましくは350℃以下)に中和冷却される。
ところで、処理流体管12の前記中和冷却部14の下流側には、中和冷却された処理流体を更に冷却する冷却器16と、反応器2内の圧力を設定値(例えば、23MPa)に制御する圧力制御弁17と、処理流体をガスと液体とに分離するための気液分離器18が順次設けられている。
ここで、上記圧力制御弁17の開度は圧力制御装置(PC)19によって制御されるが、該圧力制御装置19は、圧力計(PI)20によって計測された反応器2内の圧力(実際には、処理流体管12を流れる処理流体の圧力)に基づいて前記圧力制御弁17の開度を調整する。
次に、前記反応器2の構成の詳細を図2〜図5に基づいて説明する。
図2は反応器の縦断面図、図3は図2のA部(ノズル先端部)拡大詳細図、図4は図3のB−B線断面図、図5は図2のC部拡大詳細図である。
本実施の形態に係る反応器2は、圧力バランス型反応器であって、内筒である反応容器21と外筒である耐圧容器22とで2重筒構造を成し、反応容器21と耐圧容器22との間の環状空間Sに圧力バランス用ガスを供給することによって反応容器21の内圧と環状空間Sの圧力をバランスさせるものである。尚、圧力バランス型反応器の詳細は特許第3368410号公報に記載されている。
円筒状の前記耐圧容器22の上下端に一体に形成されたフランジ22a,22bには、蓋体23,24が間にシールリング(図示せず)をそれぞれ介在させて複数のボルト(図示せず)とこれに螺合するナット(図示せず)によって気密に取り付けられており、該耐圧容器22は耐圧密閉型の縦型容器を構成している。
そして、耐圧容器22の内部には、縦型密閉式の前記反応容器21が同心状に収容されており、この反応容器21内の上部には、超臨界水を滞留させている超臨界水域が形成され、下部には、亜臨界水域が仮想的界面を介して形成されている。
又、下方の前記蓋体24には、前記空気送入枝管8、前記排水管13及び前記補給水管9がそれぞれ貫設されており、空気送入枝管8は反応容器21と耐圧容器22の環状空間Sの下部に開口し、排水管13と補給水管9は反応容器21内に開口している。
更に、反応容器21の上部には前記処理流体管12が接続されている。
ところで、上方の前記蓋体23の中央部にはガイド筒32が挿通立設されており、このガイド筒32の蓋体23から上方へ延出する上端に取り付けられたフランジ32aには蓋体33が複数のボルト(図示せず)とこれに螺合するナット(図示せず)によって気密に取り付けられている。
他方、前記反応容器21の頂部には円孔状の開口部21aが形成されており、この開口部21aにはパイプ36が接続され、このパイプ36は、前記ガイド筒32内を上方へと延び、その上端はガイド筒32内の上部に開口している。従って、反応容器21内と前記環状空間Sとは、パイプ36及び開口部21aを介して互いに連通しており、これによって両者の圧力はバランスしている。
そして、前記蓋体33にはノズル37が貫通固定されており、このノズル37は前記パイプ36内を通って下方へと延び、反応容器21の上部に開口する開口部21aから反応容器21内へと挿入されており、その先端部(下端部)は反応容器21内の中心上部に開口している。
ここで、図3及び図4に示すように、ノズル37は3つのパイプ37a,37b,37cによって3重管構造を成しており、その内部には3つの通路38,39,40が形成されている。そして、パイプ37a内に形成される中心の通路38には前記被処理液管5が接続され、その外側の環状の通路39には補助燃料供給管41(図2参照)が接続され、最外側の環状の通路40には前記空気送入枝管7が接続されている。
而して、有機物を含む被処理液は、被処理液管5からノズル37の通路38へと供給され、酸化剤としての空気は、空気送入枝管7からノズル37の通路40へと供給される。尚、当該超臨界水反応装置1の起動初期には、前記補助燃料供給管41からIPA(イソプロピルアルコール)等の補助燃料がノズル37の通路39へと供給される。
従って、反応器2の反応容器21内には、ノズル37の先端部から被処理液と空気及び起動初期には補助燃料が供給されるが、被処理液は、空気によって下方に向けてアトマイジングされ、反応容器21内の超臨界水域に噴霧される。そして、前述のように、噴霧された処理液中の例えば有機塩素系化合物は、超臨界水域における超臨界水反応によって瞬時に酸化分解される。超臨界反応の結果、被処理液に含有された有機塩素系化合物は、主として無害な水と二酸化炭素に転化して処理流体と共に超臨界水域から処理流体管12を通って反応容器21外へと排出される。又、超臨界水域の超臨界水中に固形物として析出する塩Eは、反応容器21内下部の亜臨界水域に沈降する。そして、塩Eが溶解している亜臨界水は、排水として亜臨界水域から排水管13を通って反応容器21外へと排出される。
ここで、本実施の形態では、表1に示すように、酸化剤として空気を使用し、温度40℃の空気を50kg/Hrの流量で反応容器21に供給した。
又、被処理液として、Cl濃度が1wt%の温度20℃の廃液乳化液を10kg/Hrの流量で反応容器に供給するとともに、2wt%の温度20℃のNaCl水溶液を5kg/Hrの流量で反応容器21に供給して超臨界水処理に供した。
Figure 2005137959
而して、本実施の形態において、反応容器21内の高さ方向の温度分布を測定した結果、表2に示すような結果が得られ、これを図示すると図6に示すようになった。
Figure 2005137959




表2及び図6から明らかなように、反応容器21内の温度は最大値600℃、最小値204℃を示す高さ方向の分布を有しているが、その温度分布は超臨界水域を中心とする温度500℃以上の高温域と、亜臨界水域を中心とする温度300℃未満の低温域と、超臨界域から亜臨界域に遷移する温度300℃〜500℃の遷移域の3つの領域に区画することができる。
ところで、上述した高温域、遷移域及び低温域の温度範囲は1つの例であり、本発明における各域の温度範囲は以下のように定義される。
即ち、高温域は400℃以上、好ましくは450℃以上を指し、低温域は350℃以下、好ましくは300℃以下を指す。又、遷移域はこのように定義した高温域と低温域の温度範囲の間の温度範囲を指す。
而して、本実施の形態では、図2に示すように、反応容器21を上記3つの温度領域、即ち、高温域と遷移域及び低温域に縦方向に3分割し、それぞれの領域に対応する部材を上部材42、中間部材43及び下部材44として構成するとともに、これらの上部材42、中間部材43、下部材44を構成する各材質として各温度域に対して最適なもの(つまり、その温度域で高い耐食性を示すもの)を選定した。
ところで、反応容器21の内壁の腐食は、水の臨界温度(374.1℃)の近辺の温度域で最も激しいことは従来から知られている。従って、本実施の形態では、反応容器21の遷移域に対応する中間部材43の内壁を構成する材質として、常温〜650℃の温度範囲で高い耐食性を示すIr(イリジウム)を選定した。具体的には、図5に示すように、中間部材43を耐食材43aと支持材43bの2層構造とし、耐食材43aを厚さ2mmのIrで構成し、支持材43bをIrよりも安価な厚さ4mmのTi(チタン)で構成した。
ところで、Tiは400℃以下の温度、特に300℃では腐食速度が極めて高い反面、それ以上の高温領域では高い耐食性を示すため、本実施の形態では、反応容器21の高温域に対応する上部材42の材質としてTi(ASTM Gr7)を選定した。
逆に、Ta(タンタル)は400℃以上の高温領域では腐食速度が極めて高い反面、400℃以下の温度領域では高い耐食性を示すため、本実施の形態では、反応容器21の低温域に対応する下部材44の材質としてIrよりも安価なTaを選定した。
而して、3分割された上部材42と中間部材43及び下部材44とは、それらの上下端に形成されたフランジ部に係合する各2枚の連結リングを複数のボルトとナットによって結合することによって互いに連結され、これによって1つの反応容器21が構成される。例えば、図5に上部材42と中間部材43との接合構造を示すが、上部材42と中間部材43は、これらのフランジ部にそれぞれ係合する各連結リング45,46を複数のボルト47とナット48によって結合することによって互いに連結される。
尚、本実施の形態では、最も高価なIrを使用する中間部材43を耐食材43aと支持材43bの2層構造としたが、該中間部材43の全体をIrで構成しても良い。又、上部材42と下部材44は、これら全体をそれぞれTi、Taの一体構造として構成したが、これらを中間部材43と同様に耐食材と支持材とで構成し、耐食内をそれぞれTi、Taで構成するようにしても良い。
ところで、本実施の形態においては、反応器21として圧力バランス型反応器を採用し、前述のように、反応器2に供給される圧力バランス用の空気によって反応容器21の圧力と耐圧容器22と反応容器21との間の環状空間Sの圧力とはバランスしているため、反応容器21は反応域を区画する耐食性の高い隔壁として機能し、これには高い耐圧強度が不要となり、該反応容器21を薄肉に形成することができる。本実施の形態では、反応容器21を構成する上部材42と中間部材43及び下部材44の肉厚を6mmとした。
これに対して、耐圧容器22とこれの上下に被着された蓋体23,24には、超臨界水処理時の非常に高い圧力(例えば、23MPa)が作用するため、これらの肉厚としては高圧に耐えるに足るものである必要があり、反応容器21の肉厚に対して非常に厚くなる。尚、本実施の形態では、耐圧容器22と蓋体23,24をCr・Mo(クロム・モリブデン)鋼等の高張力鋼で構成した。
以上のように、本実施の形態では、反応容器21を高温域と遷移域及び低温域の3つの温度領域に縦方向に3分割し、それぞれの領域に対応する上部材42、中間部材43及び下部材44を構成する各材質として各温度域に対して最適なもの(つまり、その温度域で高い耐食性を示すもの)を選定したため、常温〜650℃の温度範囲で高い耐食性を示す高価なIr(イリジウム)等の貴金属で反応容器21全体を構成する場合に比して合理的な設計が可能となり、中間部材43以外の上部材42、下部材44にはIrよりも安価な材料(Ti、Ta)を用いることができ、この結果、反応容器21に高い耐食性を確保しつつ、該反応容器21のコストダウンを図ることができる。
又、本実施の形態では、反応器2として圧力バランス型反応器を採用したため、反応容器21の肉厚を薄く(具体的には、6mm)することができ、これによっても反応器2のコストダウンを図ることができる。
更に、本実施の形態では、反応容器21を3分割された上部材42と中間部材43及び下部材44を互いに連結して構成したため、腐食の進行によって交換が必要になった部材のみを新しいものと交換することができ、このことによっても反応容器21のコストダウンを図ることができる。
ところで、本実施の形態では、反応容器21を構成する上部材42、中間部材43及び下部材44の材質として、Ti(ASTM Gr7)、Ir(Ti)、Taを選定したが、これらの材質としては他に表3に示すような種々の組み合わせが考えられる。
尚、本発明におけるTiとは、Tiの純品及びTiと微量のパラジウム等との合金も含む。表3に示したASTM Gr7,Gr12、JIS 12種はこのような微量の金属を含む合金である。又、表3に示したIr、Pt、Ru、Rh、Taにおいても、これらの金属と微量の他の金属との合金も含まれる。
Figure 2005137959


即ち、高温域の部材の材質としてTi(ASTM Gr7)以外にTi(ASTM Gr12)、Ti(JIS 12種)、TiとIrO(酸化イリジウム)の積層を選定した。尚、TiとIrOの積層とは、支持材としてのTiと耐食材としてのIrOを公知のCVD法等で積層させたものであり、表3では「Ti+IrO」として表示した。これらに対して遷移域の部材の材質としてIr以外にPt(白金)、Ru(ルテニウム)、Rh(ロジウム)、TiとIrOの積層を組み合わせることができる。又、低温域の部材の材質はTaに固定される。
又、反応容器21を高温域と(遷移域+低温域)とに2分割し、高温域の部材の材質としてTi(ASTM Gr7)、Ti(ASTM Gr12)、Ti(JIS 12種)又はTiとIrOの積層を選定し、(遷移域+低温域)の部材の材質としてTa又はIr、或はTiとIrOの積層を選定しても良い。
或は、反応容器21を(高温域+遷移域)と低温域とに2分割し、(高温域+遷移域)の部材の材質としてTi(ASTM Gr7)、Ti(ASTM Gr12)、Ti(JIS 12種)又はTiとIrOの積層を選定し、低温域の部材の材質としてTa又はIrを選定しても良い。
尚、本実施の形態では、反応(反応容器)内に超臨界水域と亜臨界水域を形成する2ゾーン方式を採用し、反応器として圧力バランス型反応器を用いた超臨界水反応装置について本発明を適用した場合について説明したが、本発明は他の任意の超臨界水反応装置に対しても同様に適用して前記と同様の効果を得ることができることは勿論である。
本発明は、有機物を含む被処理液を超臨界水処理するための超臨界水反応装置の反応器の合理的な設計を可能として、反応器に高い耐食性を確保しつつ、該反応器のコストダウンを図ることができ、圧力バランス型反応器の他、他の任意の反応器の設計に対して有用である。
本発明に係る超臨界水反応装置の構成を示すフローシートである。 本発明に係る超臨界水反応装置の反応器の縦断面図である。 図2のA部(ノズル先端部)拡大詳細図である。 図3のB−B線断面図である。 図2のC部拡大詳細図である。 反応器の反応容器内の高さ方向の温度分布を示す図である。
符号の説明
1 超臨界水反応装置
2 反応器
3 被処理液ポンプ
4 空気圧縮機
5 被処理液管
6 空気送入管
7,8 空気送入枝管
9 補給水管
10 温度制御装置(TC)
11 温度計(TI)
12 処理流体管
13 排水管
14 中和急冷部
15 注入管
16 冷却器
17 圧力制御弁
18 気液分離器
19 圧力制御装置(PC)
20 圧力計(PI)
21 反応容器(内筒)
22 耐圧容器(外筒)
36 パイプ
37 ノズル
41 補助燃料供給管
42 上部材
43 中間部材
44 下部材
S 環状空間

Claims (9)

  1. 超臨界水を収容する反応器を備え、該反応器内に被処理液を導入してこれを酸化剤によって酸化分解する超臨界水反応装置において、
    前記反応器を、その内部の温度分布に応じて異なる複数の材質で構成したことを特徴とする超臨界水反応装置。
  2. 前記反応器を、内筒と外筒とで二重筒構造を成し、内筒と外筒との間の空間に圧力バランス用ガスを供給して内筒内の圧力と前記空間の圧力をバランスさせる圧力バランス型反応器で構成するとともに、前記内筒を、その内部の温度分布に応じて異なる複数の材質で構成したことを特徴とする請求項1記載の超臨界水反応装置。
  3. 前記反応器内に超臨界水域と亜臨界水を形成する2ゾーン方式を採用することを特徴とする請求項1又は2記載の超臨界水反応装置。
  4. 前記反応器を、その内部の温度領域によって高温域と遷移域及び低温域に3分割し、各温度域に属する部材の材質として、その温度域に対して最適なものを選定することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の超臨界水反応装置。
  5. 前記反応器の高温域に属する部材の材質をTi又はTiとIrOの積層とし、遷移域に属する部材の材質をIr、Pt、Ru、Rh又はTiとIrO積層とし、低温域に属する部材の材質をTaとしたことを特徴とする請求項4記載の超臨界水反応装置。
  6. 前記反応器を、その内部の温度領域によって高温域と(遷移域+低温域)とに2分割し、各温度域に属する部材の材質として、その温度域に対して最適なものを選定することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の超臨界水反応装置。
  7. 前記反応器の高温域に属する部材の材質をTi又はTiとIrOの積層とし、(遷移域+低温域)に属する部材の材質をTa又はIrとするか、高温域に属する部材の材質をTiとし、(遷移域+低温域)に属する部材の材質をTiとIrOの積層としたことを特徴とする請求項6記載の超臨界水反応装置。
  8. 前記反応器を、その内部の温度領域によって(高温域+遷移域)と低温域とに2分割し、各温度域に属する部材の材質として、その温度域に対して最適なものを選定することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の超臨界水反応装置。
  9. 前記反応器の(高温域+遷移域)に属する部材の材質をTi又はTiとIrOの積層とし、低温域に属する部材の材質をTa又はIrとしたことを特徴とする請求項8記載の超臨界水反応装置。
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