JP2005136951A - 光波長多重通信に用いられる光パケットルーティング装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 光パケットルーティング装置1に入力されるヘッダ部2とペイロード部3を含む光パケット4を電気信号に変換するO/E変換手段5と,変換した電気信号に基づき,ヘッダ部に含まれる情報を検出するヘッダ部検出手段6と,ヘッダ部に関する情報に基づき,対応する光ラベル7を生成する光ラベル生成手段8と,電気信号をパラレル信号9に変換するシリアル/パラレル変換手段10と,伝送速度を調整した電気信号11を得る伝送速度調整手段12と,電気信号を光信号13に変換するE/O変換手段14と,光ラベル7と光信号13とを合わせ,光波長多重信号15を得る光波長多重信号生成手段16とにより解決する。
【選択図】 図1
Description
前記光パケットルーティング装置に入力される光パケットを電気信号に変換するためのO/E変換手段と,前記O/E変換手段が変換した電気信号に基づき,前記光パケットルーティング装置に入力される光パケットのヘッダ部を検知し,ヘッダ部の長さや,ヘッダ部に含まれる情報を検出するためのヘッダ部検出手段と,前記ヘッダ部検出手段が検出した光パケットのヘッダ部に関する情報に基づいて,当該光パケットのヘッダ部に対応する光ラベルを生成するための光ラベル生成手段と,前記O/E変換手段が変換した電気信号を,パラレル信号に変換するためのシリアル/パラレル変換手段と,前記シリアル/パラレル変換手段が変換した電気信号の伝送速度を調整するための伝送速度調整手段と,前記伝送速度調整手段が伝送速度を調整した電気信号を光信号に変換するためのE/O変換手段と,前記光ラベル生成手段が生成する光ラベルと,前記E/O変換手段が変換する光信号とを合わせ,光波長多重信号を得るための光波長多重信号生成手段とを具備する。
図1は,本発明の光パケットルーティング装置の基本構成例を示す図である。図1に示されるように,本発明の光パケットルーティング装置は,光波長多重通信に用いられる光パケットルーティング装置(1)であって,前記光パケットルーティング装置に入力されるヘッダ部(2)とペイロード部(3)を含む光パケット(4)を電気信号に変換するためのO/E変換手段(5)と,前記O/E変換手段(5)が変換した電気信号に基づき,前記光パケットルーティング装置(1)に入力される光パケットのヘッダ部(2)を構成する光パケットのヘッダ部を検知し,ヘッダ部の長さや,ヘッダ部に含まれる情報を検出するためのヘッダ部検出手段(6)と,前記ヘッダ部検出手段が検出した光パケットのヘッダ部に関する情報に基づいて,当該光パケットのヘッダ部に対応する光ラベル(7)を生成するための光ラベル生成手段(8)と,前記O/E変換手段が変換した電気信号を,パラレル信号(9)に変換するためのシリアル/パラレル変換手段(10)と,前記シリアル/パラレル変換手段が変換した電気信号の伝送速度を調整し,伝送速度を調整した電気信号(11)を得るための伝送速度調整手段(12)と,前記伝送速度調整手段が伝送速度を調整した電気信号を光信号(13)に変換するためのE/O変換手段(14)と,前記光ラベル生成手段が生成する光ラベル(7)と,前記E/O変換手段が変換する光信号(13)とを合わせ,光波長多重信号(15)を得るための光波長多重信号生成手段(16)とを具備する。なお,この態様の光パケットルーティング装置は,進入エッジノードを構成する。以下,本発明の光パケットルーティング装置の各構成要素について説明する。
O/E変換手段(5)は,光信号を電気信号に変換するための手段であり,本発明では光パケットルーティング装置に入力される光パケット(4)(ヘッダ部(2)とペイロード部(3)を含む。)を電気信号に変換するための手段である。O/E変換手段としては公知のO/E変換器を採用できる。
ヘッダ部検出手段(6)は,光パケットルーティング装置(1)に入力される光パケットのヘッダ部(2)を構成する光パケットのヘッダ部を検知し,ヘッダ部の長さや,ヘッダ部に含まれる情報を検出するための手段である。このヘッダ部検出手段は,図1に示されるようにO/E変換手段が電気信号に変換したヘッダ部に関する情報から所定の情報を検出する。ヘッダ部検出手段としては,公知のヘッダ部検出器を採用でき,特に限定されない。
光ラベル生成手段(8)は,ヘッダ部検出手段が検出した光パケットのヘッダ部に関する情報に基づいて,光パケットのヘッダ部に対応する光ラベル(7)を生成するため手段である。光ラベル生成手段として,予め光パケットのヘッダ部に対応する光ラベル一覧が整理されているデータベースであるヘッダ部・光ラベル対応表から,ヘッダ部検出手段が検出した光パケットのヘッダ部に対応する光ラベルを作成する装置が挙げられる。光ラベル生成手段の具体例としては,特開2002−84228号公報に開示されるようなラベル書換装置や,複数のマルチセクションファイバブラッグ格子を用いて多波長ラベルを作成するものが挙げられる。
シリアル/パラレル変換手段(10)は,O/E変換手段が変換した電気信号を,パラレル信号(9)に変換する手段である。シリアル/パラレル変換手段としては,公知のMUX(マルチプレクサ)など公知のシリアル/パラレル変換装置を用いることができる。
伝送速度調整手段(12)は,シリアル/パラレル変換手段が変換した電気信号の伝送速度を調整(圧縮)し,伝送速度を調整した電気信号(11)を得るための手段である。伝送速度調整手段としては,電気信号の伝送速度を高める公知の伝送速度調整装置を採用できる。伝送速度調整装置は,好ましくはパラレル信号ごとに設けられる。伝送速度調整装置としては,例えばシリアル/パラレル変換装置と,FIFO(先入れ先出し)装置と,パラレル/シリアル変換装置とを含むものが挙げられる。FIFO装置の書き込み速度よりも,呼び出し速度を速くすることで,電気信号の伝送速度が速くなる。
E/O変換手段(14)は,伝送速度調整手段が伝送速度を調整した電気信号を光信号に変換するための手段である。E/O変換手段としては,公知のE/O変換器を採用できる。E/O変換器は,好ましくはパラレル信号ごとに設けられる。
光波長多重信号生成手段(16)は,光ラベル生成手段が生成する光ラベル(7)と,E/O変換手段が変換する光信号(13)とを合わせ,光波長多重信号(15)を得るための手段である。光波長多重信号生成手段としては,アレー導波路回折格子(AWG)などの波長多重回路(WDM),WDMモジュール,光カプラ,またはそれらの組み合わせ,などを採用できる。
本発明の光パケットルーティング装置は,前記光パケットルーティング装置が,ヘッダ部とペイロード部とを含む光パケットを受信する受信工程と,前記O/E変換手段が,前記受信工程で受信した光パケットを電気信号に変換するO/E変換工程と,前記光パケットルーティング装置のヘッダ部検出手段が,前記O/E変換工程で,前記O/E変換手段が変換した電気信号から,光パケットのヘッダ部を検知し,ヘッダ部の長さや,ヘッダ部に含まれる情報を検出するヘッダ部検出工程と,前記光ラベル生成手段が,前記ヘッダ部検出工程で前記ヘッダ部検出手段が検出した光パケットのヘッダ部に関する情報に基づいて,当該光パケットのヘッダ部に対応する光ラベルを生成する光ラベル生成工程と,前記シリアル/パラレル変換手段が,前記O/E変換工程で,前記O/E変換手段が変換した電気信号を,前記受信工程で受信した光パケットより遅い伝送速度を有する複数のパラレル信号に変換するシリ/パラ工程と,前記伝送速度調整手段が,前記シリ/パラ工程で前記シリ/パラ工程でシリアル/パラレル変換手段が変換した電気信号の伝送速度を調整(圧縮)し,電気信号の伝送速度を元の光パルスの伝送速度/又はそれ以上まで高める伝送速度調整工程と,前記E/O変換手段が,前記伝送速度調整工程で前記伝送速度調整手段が伝送速度を調整したそれぞれの電気信号を異なる波長を有する光信号群に変換するE/O変換工程と,前記光波長多重信号生成手段が,光ラベル生成工程で前記光ラベル生成手段が生成した光ラベルと,前記E/O変換工程で,前記E/O変換手段が変換した光信号群とを合わせ,光波長多重信号を得る光波長多重信号取得工程とにより,光波長多重通信信号を得る。以下,本発明の本発明の光パケットルーティング装置の各動作について説明する。
受信工程は,光パケットルーティング装置が,ヘッダ部とペイロード部とを含む光パケットを受信する工程である。通常光パケットは,単一の波長から構成されており,宛先等に関する情報を含むヘッダ部と,正味のデータが配置される部分であるペイロード部とを含む。
O/E変換工程は,O/E変換手段が,受信工程で受信した光パケットを電気信号に変換する工程である。
ヘッダ部検出工程は,ヘッダ部検出手段が,O/E変換工程でO/E変換手段が変換した電気信号から,光パケットのヘッダ部を検知し,ヘッダ部の長さや,ヘッダ部に含まれる情報を検出する工程である。
光ラベル生成工程は,光ラベル生成手段が,ヘッダ部検出工程でヘッダ部検出手段が検出した光パケットのヘッダ部に関する情報に基づいて,光パケットのヘッダ部に対応する光ラベルを生成する工程である。
シリ/パラ工程は,シリアル/パラレル変換手段が,O/E変換工程でO/E変換手段が変換した電気信号を,受信工程で受信した光パケットより遅い伝送速度を有する複数のパラレル信号に変換し,逆多重化する工程である。
伝送速度調整工程は,伝送速度調整手段が,シリ/パラ工程でシリアル/パラレル変換手段が変換した電気信号の伝送速度を調整し,電気信号の伝送速度を元の光信号の伝送速度/又はそれ以上の伝送速度まで高める工程である。
E/O変換工程は,E/O変換手段が,伝送速度調整工程で伝送速度調整手段が伝送速度調整したそれぞれの電気信号を異なる波長を有する光信号群に変換する工程である。
光波長多重信号取得工程では,光波長多重信号生成手段が,光ラベル生成工程で光ラベル生成手段が生成した光ラベルと,E/O変換工程でE/O変換手段が変換した光信号群とを合わせ,光波長多重信号を得る工程である。光ラベルを圧縮されたパケットに付加するので,本発明は,圧縮のための時間以外に元々の光パケットに遅延を与えないという効果がある。一方,光パケットは多重化されたので,ペイロードの継続時間が,多重化分だけ縮小される。すなわち,Wp個の光波長多重された場合は,ペイロードの継続時間が,1/Wpと縮小される。このように,本発明の光パケットルーティング装置を用いれば,高効率に光パケット情報を転送できるという効果がある。
図3は,本発明の光パケットルーティング装置の別の態様の基本構成を示す概略図である。図3に示されるように,この態様の光パケットルーティング装置(51)は,光波長多重通信に用いられる光パケットルーティング装置であって,前記光パケットルーティング装置に入力される多重化された複数の光信号を光ラベル部とペイロード部とに分離するための分離手段(52)と,前記分離手段が分離したペイロード部を電気信号に変換するためのO/E変換手段と(53),前記O/E変換手段が変換した電気信号に基づき,それぞれの光信号が到達したかどうかを検知するための信号検出手段(54)と,前記信号検出手段が光信号の到達を検知した場合には,その光信号に関するフラグをたて,その電気信号を記憶し,前記光パケットルーティング装置に入力される多重化された複数の光信号のうち全ての光信号に関するフラグが立った場合に,これらの電気信号を順に出力するための出力手段(55)とを具備し,スキューを補正するためのスキュー補正手段(56)と,前記スキュー補正手段が出力した電気信号の伝送速度を調整するための伝送速度調整手段(57)と,前記伝送速度調整手段が伝送速度を調整した電気信号を光信号に変換するためのE/O変換手段(58)とを具備する。
分離手段は,前記光パケットルーティング装置に入力される多重化された複数の光信号を光ラベル部とペイロード部とに分離するための手段である。このような分離手段としては,上記したヘッダ部検出手段と公知の光分離手段を組み合わせて用いることができる。なお,このような分離手段がないものは,本発明の更に別の実施態様である。
O/E変換手段は,分離手段が分離したペイロード部を電気信号に変換するための手段である。O/E変換手段は,上記したO/E変換手段を採用できる。
スキュー補正手段は,スキューを補正するための手段であり,信号検出手段と,出力手段とを含む。
スキュー補正手段における信号検出手段は,O/E変換手段が変換した電気信号に基づき,それぞれの光信号が到達したかどうかを検知するための手段である。
スキュー補正手段における出力手段は,信号検出手段が光信号の到達を検知した場合には,その光信号に関するフラグをたて,その電気信号を記憶し,前記光パケットルーティング装置に入力される多重化された複数の光信号のうち全ての光信号に関するフラグが立った場合に,これらの電気信号を順に出力するための手段である。
伝送速度調整手段は,スキュー補正手段が出力した電気信号の伝送速度を調整するための手段である。伝送速度調整手段は,上記の伝送速度調整手段を用いることができる。
E/O変換手段は,伝送速度調整手段が伝送速度を調整した電気信号を光信号に変換するための手段である。E/O変換手段は,上記のE/O変換手段を用いることができる。
光パケットルーティング装置(51)は,例えば以下のように作用する。すなわち,分離手段(52)が,光パケットルーティング装置(51)に入力される多重化された複数の光信号を光ラベル部とペイロード部とに分離する。O/E変換手段(53)が,分離手段が分離したペイロード部を電気信号に変換する。スキュー補正手段(56)が,スキューを補正する。
伝送速度調整手段(57)が,スキュー補正手段が出力した電気信号の伝送速度を調整する。
E/O変換手段(58)が,伝送速度調整手段が伝送速度を調整した電気信号を光信号に変換する。このようにして,スキューが補正された光信号が出力される。なお,図中,59は光ゲート手段であり,60は逆多重化手段である。
以下,本発明の光通信システムの例を説明する。本発明の光通信システムは,従来の光パケットを用いた通信システムと同様基幹ノードを含む基幹ネットワークと,前記基幹ネットワークの外部の光パケット通信用のネットワークであるメトロネットワークと,前記基幹ネットワークとメトロネットワークを連結するエッジノードとを含む光通信システムであって,各ノードは光ファイバで連結され,前記エッジノードは,光パケットが前記メトロネットワークから前記基幹ネットワークへ進入する際の光パケットルーティング装置である進入エッジノードと,光パケットが基幹ネットワークからメトロネットワークへ出る際の光パケットルーティング装置である退出エッジノードとを含む。
図2は,退出エッジノードを構成する光パケットルーティング装置の基本構成例を示す図である。図2に示されるとおり,本発明の退出エッジノードを構成する光パケットルーティング装置(31)は,光パケットルーティング装置が送信した光波長多重信号が所定の光ラベルを有する光信号である場合に光ゲートを開けるための光ラベル識別手段(32)と,光ラベル識別手段が識別した所定の光ラベルを有する光信号を通過させるための光ゲート手段(33)と,前記光ゲート手段が通過した光信号を波長ごとの複数の光信号に逆多重化する逆多重化手段(34)と,前記逆多重化手段が,逆多重化した光信号を電気信号に変換するための退出エッジノード内のO/E変換手段(35)と,前記退出エッジノード内のO/E変換手段が変換した電気信号の伝送速度を調整するための退出エッジノード内の伝送速度調整手段(36)と,前記退出エッジノード内の伝送速度調整手段が伝送速度を調整した各ルート上のパラレル電気信号をシリアル電気信号に変換するための退出エッジノード内のパラレル/シリアル変換手段(37)と,前記シリアル電気信号を光信号に変換するための退出エッジノード内のE/O変換手段(38)とを具備するものが挙げられる。以下,退出エッジノードを構成する光パケットルーティング装置の各要素について説明する。
光ラベル識別手段(32)は,進入エッジノードを構成する光パケットルーティング装置が送信した光波長多重信号が所定の光ラベルを有する光信号である場合に光ゲートを開けるための手段であり,公知の光ラベル識別装置を採用できる。このような光ラベル識別装置としては,例えば,上記特許文献1に記載されるとおりマルチセクションのファイバブラッグ回折格子(FBG)相関器(和田尚也ら,2000年9月,ECOC2000,71〜72ページ,「ファイバブラッグ回折格子を用いた多波長ラベルスイッチングに基づくフォトニックパケットルーティング」参照。)などを用いることができる。このような光ラベル識別装置では,光パケットルーティング装置が受信した光信号を,例えば,光カプラによって複数のFBGに向かう信号と,光ゲート手段に向かう信号それ以外の部分とに分岐した後,複数のFBGにより,光カプラにより分岐された信号の光ラベル部を分析し,光ラベルを識別する。
光ラベル識別手段が識別した所定の光ラベルを有する光信号を通過させるための手段であり,公知の光ゲート装置などを採用できる。これによって,例えば,光カプラによって分岐された光信号のうち,所定の光ラベルを有すると光ラベル識別手段が識別した光信号のみが光ゲート装置を通過する。なお,光識別手段と光ゲート手段とは別々に設けられても良いが,同一の装置によりこれらの手段を兼ねてもよい。光識別手段と光ゲート手段とが別々に設けられる場合は,先に説明したように光カプラなどの光分岐手段により光信号のパワーを分けた2つ光信号とし,光識別手段と光ゲート手段とに2つの光信号を送ることが好ましい。
逆多重化手段は,光ゲート手段が通過した光信号を波長ごとの複数の光信号に逆多重化する手段であり,AWGなど公知の逆多重化装置を用いることができる。これによって,光ゲート装置を通過した光信号が,単一波長からなる光信号を有する光信号群に逆多重化される。
退出エッジノード内のO/E変換手段(35)は,逆多重化手段が,逆多重化した信号群を電気信号に変換するための手段であり,先に説明したO/E変換手段と同様のものを同様にして用いることができる。
退出エッジノード内の伝送速度調整手段(36)は,退出エッジノード内のO/E変換手段が変換した電気信号の伝送速度を調整するための手段であり,先に説明した伝送速度調整手段と同様のものを採用できる。
退出エッジノード内のパラレル/シリアル変換手段(37)は,退出エッジノード内の伝送速度調整手段が伝送速度を調整した各ルート上のパラレル電気信号をシリアル電気信号に変換するための手段であり,先に説明したパラレル/シリアル変換手段と同様のものを採用できる。パラレル/シリアル変換手段により,電気信号が多重化される。
退出エッジノード内のE/O変換手段(38)は,シリアル電気信号を光信号に変換するための手段であり,先に説明したE/O変換手段と同様のものを採用できる。これにより,進入エッジノードが送信した光波長多重信号は,単一の波長を有する光パケットとして,メトロネットワークに転送されることとなる。
各ノードを連結する光ファイバとしては,波長分散問題を解消できるファイバが好ましい。なお,SMF(シングルモードファイバ)とDCF(分散補償ファイバ)とを具備する伝送路を用いたシミュレーションの結果,分散問題を解消できることがわかった。
基幹ノードは,上記の非特許文献1,及び非特許文献2に記載のものを用いることができる。基幹ノードでは,光ラベルが多波長ラベルの場合,複数セクションのファイバブラッグ回折格子(FBG)相関器が光ラベル検出手段として用いられる[和田尚也ら,2000年9月,ECOC2000,71〜72ページ,「ファイバブラッグ回折格子を用いた多波長ラベルスイッチングに基づくフォトニックパケットルーティング」。]。
光通信システムの動作は,特に詳細には説明しないが,上記の進入エッジノードで変調された光ラベルを有する光波長多重信号を基幹ノードが受信すると,その光ラベルを識別して適切な方路(光ファイバ)に光波長多重信号を転送する。一方,その光波長多重信号は,退出エッジノードにおいて,光ラベルが検出され,これが取り除かれて,復調され,単一波長の光から構成される光パケットとして,外部のメトロネットワークに転送される。
まず,メトロ(Metro)ネットワークから,10Gbpsの伝送速度を有する単一波長の光からなる光パケットが,進入エッジノードに到達する。O/E変換器では,光信号を10Gbpsの伝送速度を有する電気信号に変換する。ヘッダ検知器では,電気信号中のヘッダ部に関する情報を検知する。光ラベル発生器では,ヘッダ部に関する情報に基づき,光ラベルを検索する。光ラベル発生器中の多波長ラベル発生器(複数のマルチセクションファイバブラッグ格子により構成される)が,光ラベル(λH1,λH2,λH3,λH4など)を発生する。
4つのシグナルは同パターン(0x50443322…)であるが,入力されるタイミングが異なる。ここで0xに続く値は16進数の値である。
(正確には,32ビット-8ビット変換およびFIFO装置84)に入力されるデータを表す。/tb/ff_rx_clkは装置の125MHzのクロックを表す。図からわかるようにクロックにしたがって,まず,時刻16560ナノ秒すぎに,8ビットの同一信号(0x50)が4つ同時に出力され32ビットの信号が出力され,次のクロックで時刻8ビットの同一信号(0x44)が4つ同時に出力され32ビットの信号が出力されていることがわかる。
2 光パケットのヘッダ部
3 光パケットのペイロード部
4 光パケット
5 O/E変換手段
6 ヘッダ部検出手段
7 光ラベル
8 光ラベル生成手段
9 パラレル電気信号
10 シリアル/パラレル変換手段
11 伝送速度を調整した電気信号
12 伝送速度調整手段
13 光信号
14 E/O変換手段
15 光波長多重信号
16 光波長多重信号生成手段
31 退出エッジノードを構成する光パケットルーティング装置
32 光ラベル識別手段
33 光ゲート手段
34 逆多重化手段
35 O/E変換手段
36 伝送速度調整手段
37 パラレル/シリアル変換手段
38 E/O変換手段
51 光パケットルーティング装置
52 分離手段
53 O/E変換手段
54 信号検出手段
55 出力手段
56 スキュー補正手段
57 伝送速度調整手段
58 E/O変換手段
59 光ゲート手段
60 逆多重化手段
71 進入エッジノード
72 退出エッジノード
73 O/E変換器
74 ヘッダ検知器
75 8ビット−32ビット変換及びFIFO装置
76 フレーム構成器
77 E/O変換器
81 O/E変換器
82 フレーム検出器
83 スキュー補正器
84 32ビット−8ビット変換及びFIFO装置
85 E/O変換器
101 光パケット交換ネットワーク
102 基幹ノード
103 基幹ネットワーク
104 メトロネットワーク
105 エッジノード
Claims (6)
- 光波長多重通信に用いられる光パケットルーティング装置であって,
前記光パケットルーティング装置に入力される光パケットを電気信号に変換するためのO/E変換手段と,
前記O/E変換手段が変換した電気信号に基づき,前記光パケットルーティング装置に入力される光パケットのヘッダ部を検知し,ヘッダ部の長さや,ヘッダ部に含まれる情報を検出するためのヘッダ部検出手段と,
前記ヘッダ部検出手段が検出した光パケットのヘッダ部に関する情報に基づいて,当該光パケットのヘッダ部に対応する光ラベルを生成するための光ラベル生成手段と,
前記O/E変換手段が変換した電気信号を,パラレル信号に変換するためのシリアル/パラレル変換手段と,
前記シリアル/パラレル変換手段が変換した電気信号の伝送速度を調整するための伝送速度調整手段と,
前記伝送速度調整手段が伝送速度を調整した電気信号を光信号に変換するためのE/O変換手段と,
前記光ラベル生成手段が生成する光ラベルと,前記E/O変換手段が変換する光信号とを合わせ,光波長多重信号を得るための光波長多重信号生成手段と,
を具備する光波長多重通信に用いられる光パケットルーティング装置。 - 光波長多重通信に用いられる光パケットルーティング装置であって,
前記光パケットルーティング装置に入力される多重化された複数の光信号を光ラベル部とペイロード部とに分離するための分離手段と,
前記分離手段が分離したペイロード部を電気信号に変換するためのO/E変換手段と,
前記O/E変換手段が変換した電気信号に基づき,それぞれの光信号が到達したかどうかを検知するための信号検出手段と,前記信号検出手段が光信号の到達を検知した場合には,その光信号に関するフラグをたて,その電気信号を記憶し,前記光パケットルーティング装置に入力される多重化された複数の光信号のうち全ての光信号に関するフラグが立った場合に,これらの電気信号を順に出力するための出力手段とを具備し,スキューを補正するためのスキュー補正手段と,
前記スキュー補正手段が出力した電気信号の伝送速度を調整するための伝送速度調整手段と,
前記伝送速度調整手段が伝送速度を調整した電気信号を光信号に変換するためのE/O変換手段と,
を具備する光波長多重通信に用いられる光パケットルーティング装置。 - 前記多重化された複数の光信号が,請求項1に記載の光パケットルーティング装置からの光波長多重信号である請求項2に記載の光パケットルーティング装置。
- 基幹ノードを含む基幹ネットワークと,前記基幹ネットワークの外部の光パケット通信用のネットワークであるメトロネットワークと,前記基幹ネットワークとメトロネットワークを連結するエッジノードとを含む光通信システムであって,
前記エッジノードは,光パケットが前記メトロネットワークから前記基幹ネットワークへ進入する際の光パケットルーティング装置である進入エッジノードと,光パケットが基幹ネットワークからメトロネットワークへ出る際の光パケットルーティング装置である退出エッジノードとを含み,
前記進入エッジノードが,前記基幹ネットワーク内に光波長多重信号を伝送する光パケットルーティング装置を具備し,
前記退出エッジノードが,
光パケットルーティング装置が送信した光波長多重信号が所定の光ラベルを有する光信号である場合に光ゲートを開けるための光ラベル識別手段と,
前記光ラベル識別手段が識別した所定の光ラベルを有する光信号を通過させるための光ゲート手段と,
前記光ゲート手段が通過した光信号を波長ごとの複数の光信号に逆多重化する逆多重化手段と,
前記逆多重化手段が,逆多重化した光信号を電気信号に変換するための退出エッジノード内のO/E変換手段と,
前記退出エッジノード内のO/E変換手段が変換した電気信号の伝送速度を調整するための退出エッジノード内の伝送速度調整手段と,
前記退出エッジノード内の伝送速度調整手段が伝送速度を調整した各ルート上のパラレル電気信号をシリアル電気信号に変換するための退出エッジノード内のパラレル/シリアル変換手段と,
前記シリアル電気信号を光信号に変換するための退出エッジノード内のE/O変換手段とを具備する,
光通信システム。 - 基幹ノードを含む基幹ネットワークと,前記基幹ネットワークの外部の光パケット通信用のネットワークであるメトロネットワークと,前記基幹ネットワークとメトロネットワークを連結するエッジノードとを含む光通信システムであって,
前記エッジノードは,光パケットが前記メトロネットワークから前記基幹ネットワークへ進入する際の光パケットルーティング装置である進入エッジノードと,光パケットが基幹ネットワークからメトロネットワークへ出る際の光パケットルーティング装置である退出エッジノードとを含み,
前記進入エッジノードが,請求項1に記載の光パケットルーティング装置を具備し,
前記退出エッジノードが,請求項2又は請求項3に記載の光パケットルーティング装置を具備する,
光通信システム。 - 光パケットルーティング装置に入力される光パケットのヘッダ部を検知し,ヘッダ部の長さや,ヘッダ部に含まれる情報を検出するためのヘッダ部検出手段と,前記ヘッダ部検出手段が検出した光パケットのヘッダ部に関する情報に基づいて,当該光パケットのヘッダ部に対応する光ラベルを生成するための光ラベル生成手段と,前記光パケットルーティング装置に入力される光パケットを電気信号に変換するためのO/E変換手段と,前記O/E変換手段によって変換された電気信号をパラレル信号に変換するためのシリアル/パラレル変換手段と,前記シリアル/パラレル変換手段が変換した電気信号の伝送速度を調整するための伝送速度調整手段と,前記伝送速度調整手段が伝送速度を調整した電気信号を光信号に変換するためのE/O変換手段と,前記光ラベル生成手段が生成する光ラベルと,前記E/O変換手段が変換する光信号とを合わせ,光波長多重信号を得るための光波長多重信号生成手段とを具備する光波長多重通信に用いられる光パケットルーティング装置を用いた光波長多重信号の伝送方法であって,
前記光パケットルーティング装置が,ヘッダ部とペイロード部とを含む光パケットを受信する受信工程と,
前記O/E変換手段が,前記受信工程で受信した光パケットを電気信号に変換するO/E変換工程と,
前記ヘッダ部検出手段が,前記O/E変換工程で前記O/E変換手段が変換した電気信号から,前記光パケットのヘッダ部を検知し,ヘッダ部の長さや,ヘッダ部に含まれる情報を検出するヘッダ部検出工程と,
前記光ラベル生成手段が,前記ヘッダ部検出工程で前記ヘッダ部検出手段が検出した光パケットのヘッダ部に関する情報に基づいて,当該光パケットのヘッダ部に対応する光ラベルを生成する光ラベル生成工程と,
前記シリアル/パラレル変換手段が,前記O/E変換工程で,前記O/E変換手段が変換した電気信号を,前記受信工程で受信した光パケットより遅い伝送速度を有する複数のパラレル信号に変換するシリ/パラ工程と,
前記伝送速度調整手段が,前記シリ/パラ工程でシリアル/パラレル変換手段が変換した電気信号の伝送速度を調整し,電気信号の伝送速度を元の光パルスの伝送速度/又はそれ以上の伝送速度まで高める伝送速度調整工程と,
前記E/O変換手段が,前記伝送速度調整工程で前記伝送速度調整手段が伝送速度を調整したそれぞれの電気信号を異なる波長を有する光信号群に変換するE/O変換工程と,
前記光波長多重信号生成手段が,光ラベル生成工程で前記光ラベル生成手段が生成した光ラベルと,前記E/O変換工程で,前記E/O変換手段が変換した光信号群とを合わせ,光波長多重信号を得る光波長多重信号取得工程と,
を含む光波長多重信号の伝送方法。
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