JP3189820B2 - パケット伝送装置及びパケット伝送システム - Google Patents

パケット伝送装置及びパケット伝送システム

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JP3189820B2
JP3189820B2 JP3054299A JP3054299A JP3189820B2 JP 3189820 B2 JP3189820 B2 JP 3189820B2 JP 3054299 A JP3054299 A JP 3054299A JP 3054299 A JP3054299 A JP 3054299A JP 3189820 B2 JP3189820 B2 JP 3189820B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パケットを通信の
単位とし、パケットを相互にやりとりすることで通信を
実現するパケット伝送装置及びパケット伝送システムに
関し、特に、インターネットプロトコル(Internet Pr
otcol 、以下、「IP」と略記する)を用いた通信を実
現する際に使用されるIPパケットを通信の単位とし、
IPパケットを相互にやりとりすることで通信を実現す
るIP通信網に好適な、地域的に離れたIPルータ等の
間を接続するためのIPパケット伝送装置及びパケット
伝送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ネットワークにおける伝送容量の
大幅な拡大を目的として、波長分割多重(WDM)伝送
技術が普及してきており、IPパケットの伝送にも適用
が可能となっている。WDM伝送技術によりIPパケッ
トを伝送する場合、まずIPパケットをSDH(Synchr
onous Digital Hierarchy :同期ディジタルハイアラー
キ)パス等に乗せた後、そのSDHパス信号をWDMに
より伝送する方法をとっている。従って、IPパケット
をWDM伝送技術を用いて伝送するためには、図18に
示すように、IPパケット伝送装置1、3、5、SDH
伝送装置7、9、及びWDM伝送装置11、13が必要
となる。
【0003】IPパケットを伝送する手段として他には
ISDNを介して接続するものが広く利用されている
が、専用線を介して大容量伝送を行う場合には、SDH
(Synchronous Digital Hierarchy :同期ディジタルハ
イアラーキ)のパスペイロード領域にIPパケットを格
納するIP over SDHと呼ばれる技術を使用し
たIPパケット伝送装置が利用されている。
【0004】以下、このIP over SDH技術の
概要を、図19〜図21を用いて説明する。なお、この
詳細に関しては、IETF制定の規約RFC1619を
参照されたい。上述のIP over SDHは、図1
9に示すように、宛先となる地域単位にまとめられたI
PパケットをSDHのパスペイロードに収容して、SD
H伝達網を介して遠隔地のIPルータ間を接続するもの
である。例えば、IPルータ1201と、IPルータ1
202〜1204の間には、SDHパスが設定される。
複数のSDHパスは多重化され、STM信号が構成され
る。STM信号が伝送線路1221〜1227を伝送さ
れ、途中のSDHクロスコネクト1211〜1214に
おいて、SDHパス信号を単位としたルーティングが行
われ、所望の宛先に信号が伝達される。なお、SDHの
パス信号は、VC−11、VC−12、VC−2、VC
−3、VC−4、VC−4−4c、VC−4−16cの
7種類が規定されており、各パス信号のペイロード領域
の容量はそれぞれ1.6Mb/s、2.2Mb/s、
6.8Mb/s、49Mb/s、150Mb/s、59
9Mb/s、2396Mb/sである。対地間で大容量
を確保したい場合には、例えば、VC−3、VC−4,
VC−4−4c、VC−4−16cを利用する。
【0005】従来のIP over SDH技術を用い
たIPルータは一般的にIPパケットのルーティングを
行なう部分と、回線と接続されてインターフェース処理
を行なうインターフェース部分を有しており、IPから
SDHへの変換及びSDHからIPへの変換はインター
フェース部分で行なわれる。そのインターフェース部分
におけるIP/STM変換ブロックの構成を、図20を
用いて説明する。各宛先別(ここでは3箇所)に分離さ
れたIPパケットは、IPパケット入力線1301〜1
303を通じてIP/VC変換器1331〜1333に
入力される。IP/VC変換器では、SDHパスペイロ
ードにIPパケットを収容し、SDHパスオーバーヘッ
ドデータ入力線1341〜1343を通じて入力された
オーバーヘッドデータと、IP/VC変換器内部で生成
されたオーバーヘッドデータをSDHパスペイロードに
付加し、SDHパス信号(VC:Virtual Container)
が完成され、出力線1351〜1353へ出力される。
【0006】これらのVC信号は、VC多重回路132
2によって時分割多重された後、SDHセクションペイ
ロードヘ収容される。このSDHセクションペイロード
にSDHセクションオーバーヘッド挿入回路1323で
オーバーヘッドが付加され、STM信号として出力され
る。逆に、STM/IP変換ブロックでは、図21に示
すようにSTM信号から個々のVC信号が取り出され、
VC/IP変換器1431〜1433で、SDHパスペ
イロードからIPパケットが取り出されてIPルータ内
部へと出力される。
【0007】SDHのペイロード領域にパケットを格納
する技術としては、上述した技術の他、国際特許公開公
報W094/03004(PCT/EP93/01675) "Local or/and Tran
sitExchange for a Broadband Communication Networ
k"に非同期通信(ATM:Asynchronous Transfer Mo
de)網で用いる固定長のパケット(通常、ATMセルと
呼ばれる)をSDHセクションペイロードに格納する技
術が公開されており、その技術によれば、SDHパス信
号のVCを介してATMセルをSDHのパスペイロード
領域に格納している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術におけるIPパケットのWDM伝送について
は、SDHパス等を介することとしているため、SDH
等のオーバーヘッドデータもIPパケットと共にWDM
伝送しなければならず、本来の光パスの伝送容量を効率
的に使用できないという問題点がある。更に、SDHパ
ス等を介するための装置分のコストがかかるという問題
点がある。
【0009】また、上述した従来のIP over S
DH技術では、SDHのパス信号を用いてIPパケット
を伝送するため、IPパケット伝送装置には1本の伝送
路を接続するのみで複数の対地の間を接続できる利点も
あるが、伝送容量の観点から見ると、SDHパスオーバ
ーヘッド領域の分の伝送容量がパケットの伝送に使用で
きないので、伝送路の伝送領域を効率的に活用すること
ができず、今後の要求が高まっている大容量の通信を実
現する上で伝送路コストが増大する等の問題が発生す
る。更に、対地が1箇所に限定されている場合には、パ
ス(対地)を管理すること自体が不要になるので、SD
Hパスオーバーヘッド領域(VC)は実質的な意味を持
たず、無駄に伝送路の伝送領域を使用してしまうという
問題点が発生する。
【0010】また、VC−4−4c、VC−4−16c
を単位としたSDHクロスコネクトシステムは実用化さ
れていないため、VC−4すなわち150Mb/sを超
える大容量を確保するためには複数のSDHパスを同一
対地間で確保することになる。従って、このような大容
量通信を実現する際には、SDHパスオーバーヘッド領
域分の伝送領域を無駄にしなければならないという問題
点がある。
【0011】更に、上述した国際特許公開公報W094/030
04(PCT/EP93/01675)に開示されている技術によれば、パ
ケットをVCを介してSDHのセクションペイロード領
域に格納しているので、セクションペイロード領域には
VCを介するということのために必要な情報を格納しな
ければならず、上記と同様に、伝送領域を無駄に使用す
るという問題点がある。
【0012】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、上述の問題点を解消し、SDH等を介すること
なく直接にパケットを波長分割多重伝送するとともに、
SDHでの伝送を行なう際には、SDHのVCパスを介
さないことによりSDHパスオーバーヘッド領域の無駄
を排除して、大容量な通信を確保することが可能なパケ
ット伝送装置及びパケット伝送システムを提供すること
を目的とする。特に、本発明は、IPパケット伝送に好
適なパケット伝送装置及びパケット伝送システムを提供
することを目的とする。更に、パケットと、波長分割多
重伝送における光パス信号を相互に変換する回路及び方
法を提供し、パケットと、SDH伝送におけるSTM信
号を相互に変換する回路及び方法を提供することも目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のように構成される。本発明は、パケッ
トを伝送する伝送装置で用いられ、パケットを光パス信
号に変換する回路であって、時間的に非連続なパケット
、データリンク層における処理により時間的に連続し
データストリームに変換する手段と、該データストリ
ームを多重する手段と、該多重されたデータにオーバー
ヘッドを付して前記光パス信号を生成する手段と、を有
する。
【0014】上記の回路は、次のようにすることもでき
る。パケットを、波長分割多重伝送のための光パス信号
に変換する回路であって、時間的に非連続なパケット
を、データリンク層における処理により時間的に連続し
データストリームに変換する手段と、該データストリ
ームをインタリーブ多重して前記波長分割多重伝送の単
位となるデータを生成する手段と、該データに該波長分
割多重伝送のために必要なオーバーヘッドを付して前記
光パス信号を生成する手段とを有する。
【0015】上記の発明によれば、パケットを直接光パ
ス信号を用いて伝送することができるため、例えばSD
Hパス等を介する必要がなくなり、大容量の通信を実現
することができる。また、本発明は次のようにも構成さ
れる。本発明は、光パス信号をパケットに変換する回路
であって、該光パス信号からオーバーヘッドを分離する
手段と、該オーバーヘッドが除かれた該光パス信号のデ
ータを多重分離して時間的に連続したデータストリーム
を生成する手段と、データリンク層における処理により
時間的に連続したデータストリームから時間的に非連
続なパケットを取り出す手段とを有する。
【0016】また、波長分割多重伝送のための光パス信
号をパケットに変換する回路であって、該光パス信号か
ら前記波長分割多重伝送に必要なオーバーヘッドを分離
する手段と、該オーバヘッドが除かれた該光パス信号を
多重分離して時間的に連続したデータストリームを生成
する手段と、データリンク層における処理により該時間
的に連続したデータストリームから時間的に非連続な
ケットを取り出す手段とを有することとしてもよい。
【0017】上記の発明によれば、パケットを直接光パ
ス信号を用いて伝送することができるため、例えばSD
Hパス等を介する必要がなくなり、大容量の通信を実現
することができる。上記の目的を達成するために、本発
明は次のようにも構成できる。
【0018】本発明は、パケットの伝送を行なう伝送装
置であって、時間的に非連続なパケットを、データリン
ク層における処理により時間的に連続したデータストリ
ームに変換する手段と、該データストリームを多重する
手段と、該多重されたデータにオーバーヘッドを付して
光パス信号を生成する手段と、該光パス信号を波長分離
多重により送信する手段とを有する回路と、受信した光
パス信号からオーバーヘッドを分離する手段と、該オー
バーヘッドが除かれた該光パス信号のデータを多重分離
して時間的に連続したデータストリームを生成する手段
と、データリンク層における処理により時間的に連続
したデータストリームから時間的に非連続なパケットを
取り出す手段とを有する回路とを有する。
【0019】上記の伝送装置によれば、パケットを直接
光パス信号を用いて伝送することができるため、例えば
SDHパス等を介する必要がなくなり、波長分割多重伝
送の特性を活かした大容量の通信を実現することができ
る。
【0020】上記の目的を達成するために、本発明は次
のようにも構成できる。
【0021】本発明は、パケットを波長分割多重により
伝送する伝送システムであって、時間的に非連続なパケ
ットを、データリンク層における処理により時間的に連
続したデータストリームに変換する手段と、該データス
トリームを多重する手段と、該多重されたデータにオー
バーヘッドを付して光パス信号を生成する手段と、該光
パス信号を波長分離多重により送信する手段とを有する
回路と、受信した光パス信号からオーバーヘッドを分離
する手段と、該オーバーヘッドが除かれた該光パス信号
のデータを多重分離して時間的に連続したデータストリ
ームを生成する手段と、データリンク層における処理に
より時間的に連続したデータストリームから時間的に
非連続なパケットを取り出す手段とを有する回路とを有
する伝送装置を複数有し、該伝送装置間を光パス信号を
用いて接続する。
【0022】上記の発明によれば、パケットを直接光パ
ス信号を用いて伝送するシステムを実現することができ
るため、例えばSDHパス等を介する必要がなくなり、
大容量の通信を、経済的に実現することができる。上記
の目的を達成するために下記の方法も有効である。すな
わち、その方法は、パケットを、波長分割多重伝送のた
めの光パス信号に変換する方法であって、時間的に非連
続なパケットを、データリンク層における処理により
間的に連続したデータストリームに変換するステップ
と、該データストリームをインタリーブ多重して前記波
長分割多重伝送の単位となるデータを生成するステップ
と、該データに該波長分割多重伝送のために必要なオー
バーヘッドを付して前記光パス信号を生成するステップ
とを有する。
【0023】次の方法も有効である。波長分割多重伝送
のための光パス信号をパケットに変換する方法であっ
て、該光パス信号から前記波長分割多重伝送に必要なオ
ーバーヘッドを分離するステップと、該オーバヘッドが
除かれた光パス信号を多重分離して時間的に連続した
ータストリームを生成するステップと、データリンク層
における処理により該時間的に連続したデータストリー
ムから時間的に非連続なパケットを取り出すステップと
を有する。
【0024】上記目的を達成するために本発明は次のよ
うにも構成できる。本発明は、パケットを伝送する伝送
装置で用いられ、パケットをSDHにおけるSTM信号
に変換する回路であって、時間的に非連続なパケット
、データリンク層における処理により時間的に連続し
データストリームに変換する手段と、該データストリ
ームを、VC信号の伝送のためのオーバーヘッドを付さ
ずに、多重する手段と、該多重されたデータにSDH伝
送のために必要なオーバーヘッドを付して前記STM信
を生成する手段と、を有する。また、パケットをSD
H伝送のためのSTM信号に変換する回路であって
間的に非連続なパケットを、データリンク層における処
理により時間的に連続したデータストリームに変換する
手段と、該データストリームを、VC信号の伝送のため
のオーバーヘッドを付さずに、インタリーブ多重して前
記SDH伝送の単位となるSTMデータを生成する手段
と、該データに該SDH伝送のために必要なオーバーヘ
ッドを付して前記STM信号を生成する手段とを有する
こととしてもよい
【0025】また、下記のような構成でも上記目的を達
成可能である。
【0026】SDH伝送のためのSTM信号をパケット
に変換する回路であって、該STM信号から前記SDH
伝送に必要なオーバーヘッドを分離する手段と、該オー
バヘッドが除かれたSTM信号をそのまま多重分離して
時間的に連続したデータストリームを生成する手段と、
データリンク層における処理により該時間的に連続した
データストリームから時間的に非連続なパケットを取り
出す手段とを有する。
【0027】上記の発明によれば、パケットを直接にS
DH等におけるSTM等に直接マッピングすることが可
能となるため、従来のIP over SDH等による
伝送システムよりも伝送路の利用効率が上がり、大容量
の通信が可能となる。本発明は次のような構成ともする
ことができる。
【0028】パケットの伝送をSDHにおけるSTM信
を用いて行なう伝送装置であって、時間的に非連続な
パケットを、データリンク層における処理により時間的
に連続したデータストリームに変換する手段と、該デー
タストリームを、VC信号の伝送のためのオーバーヘッ
ドを付さずに、多重する手段と、該多重されたデータに
SDH伝送のために必要なオーバーヘッドを付して前記
STM信号を生成する手段と、該STM信号を前記SD
により送信する手段とを有する回路と、受信した該
TM信号から前記SDH伝送に必要なオーバーヘッドを
分離する手段と、該オーバーヘッドが除かれた該STM
信号のデータをそのまま多重分離してデータストリーム
を生成する手段と、データリンク層における処理により
時間的に連続したデータストリームから時間的に非連
続なパケットを取り出す手段とを有する回路とを有す
る。
【0029】また、上記目的を達成するために本発明は
次のように構成できる。
【0030】
【0031】本発明は、パケットをSDHにより伝送す
る伝送システムであって時間的に非連続なパケット
、データリンク層における処理により時間的に連続し
データストリームに変換する手段と、該データストリ
ームを、VC信号の伝送のためのオーバーヘッドを付さ
ずに、多重する手段と、該多重されたデータにSDH伝
送のために必要なオーバーヘッドを付して前記STM信
を生成する手段と、該STM信号を前記SDHにより
送信する手段とを有する回路と、受信した該STM信号
から前記SDH伝送に必要なオーバーヘッドを分離する
手段と、該オーバーヘッドが除かれた該STM信号のデ
ータをそのまま多重分離してデータストリームを生成す
る手段と、データリンク層における処理により時間的
に連続したデータストリームから時間的に非連続なパケ
ットを取り出す手段とを有する回路とを有する伝送装置
複数有し、該伝送装置間を前記STM信号を用いて接
続する。
【0032】上記の発明によれば、パケットを直接にS
DH等におけるSTM等に直接マッピングして伝送する
伝送システムを実現することが可能となるため、従来の
IPover SDH等による伝送システムよりも伝送
路の利用効率が上がり、大容量の通信が可能となる。ま
た、本発明は次のようにも構成される。
【0033】本発明は、パケットを、SDH伝送のため
のSTM信号に変換する方法であって、時間的に非連続
パケットを、データリンク層における処理により時間
的に連続したデータストリームに変換するステップと、
該データストリームを、VC信号の伝送のためのオーバ
ーヘッドを付さずに、インタリーブ多重して前記SDH
伝送の単位となるSTMデータを生成するステップと、
該データに該SDH伝送のために必要なオーバーヘッド
を付して前記STM信号を生成するステップとを有す
る。
【0034】また、本発明は、SDH伝送のためのST
M信号をパケットに変換する方法であって、該STM信
号から前記SDH伝送に必要なオーバーヘッドを分離す
るステップと、該オーバヘッドが除かれたSTM信号を
そのまま多重分離して時間的に連続したデータストリー
ムを生成するステップと、データリンク層における処理
により該時間的に連続したデータストリームから時間的
に非連続なパケットを取り出すステップとを有する。
【0035】上記の発明における前記パケットはインタ
ーネットプロトコル(IP)を用いた通信を実現する際
に使用されるIPパケットであってもよい。IPパケッ
トが使用される本発明によれば、大容量のIP通信網を
構築することが可能となり、大容量通信を必要とする企
業内IPネットワーク等を経済的に構築でき、通信事業
者等は大容量のIP通信サービスを比較的安価での提供
が可能となる。また、インターネットのバックボーンと
しても適用が可能である。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。まず、IPパケットを光パ
ス信号を用いて伝送する形態を第1の実施の形態として
以下で説明する。図1は、本実施の形態における伝送シ
ステム15を示す図である。
【0037】本伝送システムは、4台のIPルータ50
1〜504間を4台の光パスクロスコネクト装置51
1、512、513、514を介して接続する構成であ
る。各IPルータには、1本の伝送線路が接続されてお
り、異なるIPルータ宛ての信号は異なる光パスに収容
される。各光パス信号は、波長多重されて、1本の伝送
線路に収容され、光パスクロスコネクト511〜514
では、光パスを単位として編集がなされる。
【0038】このような光パスを単位として対地を結ぶ
ような光通信網に関しては、文献:佐藤健一,岡本聡に
よる“オプティカルパスレイヤ技術の展開”(1992
年電子情報通信学会秋季大会SB−7−1、1992年
9月)や、佐藤健一,鳥羽弘による“光波ネットワーク
の技術動向”(電子情報通信学会誌Vol.80、N
o.9、PP.947−959、1997年9月)の記
載が参考になる。
【0039】各IPルータ501〜504からは、自分
以外の3台のIPルータヘ向けて光パスを設定すること
が可能である。この場合、例えば、IPルータ501に
おいては、3本の光パスが伝送線路521へ出力され、
逆に伝送線路521から3本のパスが入力される。伝送
線路521は、一般に光ファイバが使用されるが、入力
ファイバと出力ファイバの2本のファイバを一組の伝送
線路と定義したり、双方向通信で1本の光ファイバのみ
を伝送線路と定義したりすることができるが、本発明に
おいてはどちらの定義を用いてもよい。
【0040】図2は、上記伝送線路内の信号伝送フォー
マットであるOTM(Optical transport module) 構成
図である。ここで、伝送線路内の光信号のフォーマット
(OTM)の例を図2を用いて説明する。図2に示した
のは、2本のファイバを使用する場合の例である。光信
号は、光セクションオーバーヘッド信号を伝送する光セ
クションオーバーヘッドチャネルOSと、複数の光パス
OPl〜OP4の集合であるOTMペイロードチャネル
から構成される。図2で示した例では、4本の光パスO
Pl〜OP4と1本の光セクションオーバーヘッドチャ
ネルOSが波長(周波数)多重されてOTM信号が構成
されている。図3に、各光パス信号のフォーマットを示
す。
【0041】光パス信号は、本実施の形態では、後述す
るSDHのSTM−Nと同様な9×(270×N)バイ
トのデータ列と、そのデータ列に対して重畳される光パ
スオーバーヘッド(OPS3)から構成される。上記デ
ータ列は、光パスオーバーヘッド領域OPS1(3×
(9×N)バイト)、光パスオーバーヘッド領域OPS
2(5×(9×N)バイト)、AUポインタ領域a(1
×(9×N)バイト)、光パスペイロード領域OPP
(9×(261×N)バイト)の各領域に区分される。
【0042】光パスオーバーヘッドOPS3は、パイロ
ットトーンを変調したり、光CDMAを利用するなどの
技術を利用して重畳されるが、光パスオーバーヘッドO
PS3を利用しないこともある。なお、光パス信号のフ
ォーマットはここに示したものに限られず種々の構成が
実現可能であり、本発明はそれぞれのフォーマットで適
用可能である。
【0043】ここで示したOTM信号、光パス信号のフ
ォーマットに関しては、文献:岡本聡“WDMオプティ
カルパス伝達網のNNI構成”(1997年電子情報通
信学会通信ソサイェティ大会B−10−98、1997
年9月)の記載を参考にすることができる。伝送システ
ム15においては、後述するように、各IPルータがI
Pパケットを光パスのペイロード領域にマッピングして
光パス信号として送出し、受信した光パス信号からIP
パケットを切り出している。従って、伝送システム15
によれば従来技術のようにSDH等のオーバーヘッドを
伝送する必要がないので光パス伝送路を効率的に使用す
ることが可能となり、大容量通信が実現される。また、
SDHパス等を経由する必要がなくなるので、SDHパ
ス網等を構成する装置を設ける必要がなくなり、コスト
削減が実現できる。
【0044】次に、本発明の実施の形態におけるIPル
ータ501の構成例を図4に示す。同図に示すように、
IPルータ501は、IPパケットのルーチングを行な
うIPパケットスイッチ、回線と接続されパケットの入
出力を行なうインターフェース部17、19を有する。
その他、図示していないが、各部の制御を行なう制御部
や電源を供給する電源部等を有する。インターフェース
部17、19はそれぞれ種々の信号を入出力するよう構
成できるが、この構成例ではインターフェース部17が
OTM信号上でIPパケットを入出力する機能を有して
いる。すなわち、インターフェース部17が伝送線路5
21と接続されている。インターフェース部19は例え
ばATM上でIPパケットを入出力することが可能なも
のとすることができる。IPルータ501の動作は次の
通りである。
【0045】インターフェース部17にOTM信号が入
力されると、インターフェース部17のOTM/IP変
換部303がそのOTM信号をIPパケットに変換し
て、IPパケットスイッチに送信し、IPパケットスイ
ッチがそのIPパケットの方路を決定し、適当なインタ
ーフェース部にそのIPパケットを送信し、そのインタ
ーフェース部がインタフェース部17である場合には、
IP/OTM変換部203にて、IPパケットはOTM
信号上に出力される。
【0046】図5は、IP/OTM変換部203の構成
図である。同図を用いてIP/OTM変換部203につ
いて説明する。本構成では、行き先(3箇所存在)別に
分類されたIPパケットが、IPパケット入力線601
〜603を介してIP/光パス変換器631〜633へ
入力されて、光パスペイロードOPPに収容される。I
P/光パス変換器631〜633では、光パスオーバー
ヘッドデータ入力線641〜643から入力された光パ
スオーバーヘッドデータが付加されて光パス信号が完成
し、光パス信号出力線651〜653へ出力され、光パ
ス/OTM変換器621へ入力される。入力された光パ
ス信号は、光パス多重回路622において波長(周波
数)多重され、OTMペイロード信号が形成される。
【0047】次に、光セクションオーバーヘッドデータ
入力線624から入力された光セクションオーバーヘッ
ドチャネル信号が光セクションオーバーヘッド挿入回路
623において付加され、OTM信号が完成する。完成
したOTM信号は、OTM信号出力線611から伝送線
路へ出力される。続いて、IP/光パス変換器の構成例
を、図6を用いて説明する。図6は、IP/光パス変換
器631に相当する部分である。IPパケット入力線6
01から入力されたIPパケットは、IP/光パスペイ
ロード変換器701によって光パスペイロードヘ収容さ
れ、光パスペイロード出力線703へ出力される。
【0048】次に、光パスオーバーヘッド挿入回路70
2によって、光パスオーバーヘッド領域OPSl、0P
S2,AUポインタaが付加される。更に光信号に変換
される際に光パスオーバーヘッド領域OPS3が付加さ
れ、光パス信号が完成され、光パス信号出力線651へ
出力される。図7はIP/光パス変換器631をより詳
細に示す図である。同図に示すように、IP/光パス変
換器631は詳細にはパケットバッファ21、バッファ
コントローラ22、レイヤ2処理プロセッサ23、AU
ポインタ処理/光パスペイロード処理回路24、光パス
オーバヘッド付加回路25、MUX26、E/O変換回
路27を有しており、パケットバッファ21、バッファ
コントローラ22、レイヤ2処理プロセッサ23、AU
ポインタ処理/光パスペイロード処理回路24は図6の
IP/光パスペイロード変換部701に相当する。本回
路は1つ又は複数の半導体集積回路により実現すること
が可能である。動作は次の通りである。
【0049】ルーティングスイッチから入力されたIP
パケットはパケットバッファ21に書き込まれ、順次レ
イヤ2プロセッサ23にてレイヤ2の処理がなされる。
パケットバッファ21は、バッファコントローラ22に
よって、レイヤ2処理プロセッサ23への読み出し速度
等の制御が行われる。レイヤ2処理プロセッサ23は光
パス信号の速度及び回路の処理能力に応じて複数個備え
られる。本実施の形態では、レイヤ2処理を施されたデ
ータは、19Mbps×128でAUポインタ処理/光
パスペイロード処理回路24に入力される。ここで、レ
イヤ2処理について詳細に説明する。
【0050】IPパケットは、IPヘッダとIPデータ
から構成される可変長のデータ列である。また、このI
Pパケットは、時間的に非連続的に到着する。一方、光
パスペイロードは時間的に連続したデータ列であるた
め、非連続的に到着するIPパケットの間を埋めるダミ
ーデータや、連続して到着したIPパケットの区切りと
なる目印を付与する等の仕組みが必要になる。その仕組
みがレイヤ2処理であり、本実施の形態ではIPパケッ
トをPPPフレームのストリームに変換する処理を行な
っている。
【0051】PPPはIETF制定の規約RFC166
1“The Point −to−Point Proto
col(PPP)”に示されており、IPパケットにP
PPヘッダ(4バイト)とPPPトレイラ(2バイト)
と呼ばれるデータ列を付加してPPPフレームと呼ばれ
るデータ列を形成する。なお、PPPトレイラは、PP
Pフレームデータの誤り検出に使用されるものである。
【0052】逆に、PPPフレームからIPパケットを
取り出すのは、PPPヘッダとPPPトレイラを除去す
ることで実現されるため、レイヤ2処理では、光パスペ
イロードからPPPフレームの区切りを認識して、PP
Pフレームのみを取り出す。このため、PPPフレーム
とPPPフレームとの間は、必ず1バイト以上の16進
数表記“7E”、2進数表記“01111110”のデ
ータ列で埋めるという規定がなされている。上述の16
進数表記“7E”は、2進数表記で“1”が6個連続す
ることが特徴である。
【0053】従って、ペイロードのデータ列において、
“1”が6個連続しないデータが出現したことを検出し
てPPPフレームの先頭を、“1”が6個連続したデー
タか出現したことを検出してPPPフレームの終了を、
それぞれ認識することができることになる。PPPフレ
ーム内で、“1”が6個以上連続したデータを送る必要
がある場合には、PPPフレーム生成時にデータ中の5
個の連続した”1”の後に“0”を挿入する。受信側で
は、5個の連続した“1”の後の“0”を削除する。
【0054】このような処理を行うことで、PPPフレ
ーム内には、“1”が6個以上連続したデータが存在し
ないことが保証されるので、光パスペイロードからPP
Pフレームのみを取り出すことが可能となり、IPパケ
ットをPPPフレームを介して光パスペイロードにマッ
ピングすることができるのである。なお、以上のレイヤ
2処理は後述するIP/SDH変換、SDH/IP変換
でも同様に行なわれる。また、レイヤ2処理はPPPを
用いる方法に限定されることはなく、時間的に非連続な
IPデータを連続的なデータストリームに変換する方法
であれば他のプロトコルでも適用が可能である。
【0055】図7に戻り説明を続ける。AUポインタ処
理/光パスペイロード処理回路24は、AUポインタ処
理部28、光パスペイロードバッファ29、バッファコ
ントローラ30から構成される。光パスペイロードバッ
ファ30はレイヤ2処理プロセッサからデータが書き込
まれる速度と、データを読み出す速度との速度差を吸収
する機能を有し、読み書きのタイミングが整合している
場合には省略することも可能である。光パスペイロード
バッファ30は回路の処理能力に応じて複数個備えられ
るが、本実施の形態では16群備えられている。バッフ
ァコントローラ29が光パスペイロードバッファにおけ
る読み書きのタイミングの調整を行っている。光パスペ
イロードバッファから出力された16個のデータ群は、
AUポインタ処理回路28においてバイトインターリー
ブ多重されてAUポインタが付加される。
【0056】AUポインタ処理/光パスペイロード処理
回路24からは156Mbps×16パラレルのデータ
が光パスオーバヘッド付加回路25に入力され、光パス
オーバヘッドが付加され、MUX26にてパラレル/シ
リアル変換されて2.5Gbpsの信号列が生成され、
E/O変換回路27にて電気信号から光信号に変換され
て光パス信号として出力される。
【0057】IPルータ501〜504の入力部では、
OTM信号から個々の光パスに分離され、光パス/IP
変換器を介してIP信号が復元される。この動作を図
8、図9を用いて説明する。図8は、図4のIPルータ
のインターフェース部17におけるOTM/IP変換部
303を示す図である。同図を用いてOTM/IP変換
部303について説明する。OTM信号入力線1001
からOTM光パス変換器1021へ入力されたOTM信
号は、光セクション分離回路1023により光セクショ
ンオーバーヘッドチャネルが分離された後、OTMペイ
ロード信号のみが出力線1025へ出力される。
【0058】次に、光パス分離回路1022において波
長(周波数)分離され、個々の光パス信号が光パス信号
出力線1051〜1053へ出力される。各光パス信号
は、光パス/IP変換器1031〜1033によって、
光パスペイロードからIPパケットが取り出され、IP
パケット出力線1011〜1013へIPパケットが出
力される。
【0059】次に、光パス/IP変換器1031の構成
及び動作を、図9を用いて説明する。光パス/IP変換
器1031へ入力された光パス信号は、光パスオーバー
ヘッド分離回路1102において、光パスオーバーヘッ
ドOPS3が分離されるとともに光/電気変換され、光
パスオーバーヘッドOPSl、OPS2が分離されると
ともに、AUポインタを用いて光パスペイロード部分の
みが光パスペイロード信号出力線1103へ出力され
る。
【0060】次に、光パスペイロード信号は、光パスペ
イロード/IP変換器1101において速度変換,デコ
ード等がなされ、最終的なIPパケットがIPパケット
出力線1011へ出力される。図10は、光パス/IP
変換器1031の詳細な構成を示す図である。同図に示
すように、光パス/IP変換器1031は詳細にはパケ
ットバッファ32、バッファコントローラ33、レイヤ
2処理プロセッサ34、AUポインタ処理/光パスペイ
ロード処理回路35、光パスオーバヘッド分離回路3
6、DMUX37、O/E変換回路38を有しており、
パケットバッファ32、バッファコントローラ33、レ
イヤ2処理プロセッサ34、AUポインタ処理/光パス
ペイロード処理回路35は図9の光パスペイロード/I
P変換部1101に相当する。動作は次の通りである。
【0061】入力された光パス信号は、光/電気変換さ
れて2.5Gb/sのデータ信号と、2. 5GHzのク
ロック信号に分離される。これら信号はDMUX37に
おいて、シリアル−パラレル変換されて、例えば16並
列展開された156Mbpsのデータ信号と、156M
Hzのクロック信号となる。次に、光パスオーバーヘッ
ド分離回路36において、オーバーヘッドデータが抜き
出されて外部に出力され、残りの部分はAUポインタ処
理/光パスぺイロード処理回路35へそのまま転送され
る。AUポインタ処理回路39では、光パスペイロード
領域に多重されている信号単位を分離する処理がなされ
る。同時に、回路の処理能力等に応じて、パラレル展開
度を上げて、信号速度を遅くすることがなされることが
ある。例えば、本実施の形態においては、光パスペイロ
ードを128並列展開し、信号線8本単位に16個の信
号群に分離する。
【0062】続いて、並列展開された光パスぺイロード
信号を信号群単位に用意された光パスペイロードバッフ
ァ40に格納する。光パスペイロードバッファ40に格
納されたペイロード信号は、レイヤ2処理プロセッサ3
4に順次取り込まれ、レイヤ2信号からIPパケットが
取り出され、パケットバッファ32に書き込まれる。レ
イヤ2処理プロセッサ34は、光パスペイロードバッフ
ァと同様に16面分用意することで処理の低速化が可能
であるが、プロセッサの処理能力に応じて16面よりも
多くしたり少なくしたりすることが可能である。光パス
ペイロードバッファ40は、レイヤ2処理プロセッサ3
4が光パスペイロードバッファ40からデータを読み出
す速度と、AUポインタ処理回路39からデータが書き
込まれる速度の速度差を吸収するために存在しており、
両者の読み書きタイミングが整合している場合には省略
することも可能である。
【0063】パケットバッファ32に書き込まれたIP
パケットは、順次ルーティングブロセッサ(図には未記
載)で処理されてルーティングスイッチヘと送られてい
く。本実施の形態によれば、光パスを単位として複数の
対地を接続することを可能としたため、IPパケットを
光パスペイロードにマッピングし、OTM信号としてI
Pルータ間を伝送するIPパケット伝送装置が実現可能
であり、従来IPover SDHでは実現が困難であ
った大容量のIP通信が経済的に可能となる。
【0064】続いて、IPパケットをSDHを用いて効
率的に伝送する形態を、本発明の第2の実施の形態とし
て説明する。図11は本発明の実施の形態である伝送シ
ステム45を示す図であり、IPルータ101、102
間を、3台のSDH中継装置111、112、113を
介してSDHのSTM信号を用いて接続する例である。
この例において、IPルータ101から伝送線路121
へ出力されるIPパケットはすべてIPルータ102
へ、逆にIPルータ102から伝送線路124へ出力さ
れるIPパケットはすべてIPルータ101へ伝送され
る。
【0065】IPルータ101、102の出力部では、
IPパケットがSDHセクションペイロードにマッピン
グされ、STM信号となって伝送線路121、124へ
出力される。また、IPルータ101、102は、伝送
線路121、124からSDHセクションペイロードを
受信して、IPパケットを切り出して処理を行う。この
ように、SDHパスを介することがないため、効率的に
伝送路を使用することが可能となり、大容量通信を実現
することができる。
【0066】図12はIPルータ101の構成を示す図
である。図4で示したIPルータ501のインターフェ
ース部17に代わり、インターフェース部47が付加さ
れた構成をとる。インタフェース部47はSTM/IP
変換部49及びIP/STM変換部51から構成され
る。IPルータ101の動作は、IPをSTMに変換す
るか、OTMに変換するかの違いを除けば、図4のIP
ルータ501の動作と同様であるので、説明は略す。
【0067】図13はIP/STM変換部51の構成を
示す図である。同図に示すように、IP/STM変換部
51はIP/SDHセクションペイロード変換部204
とオーバーヘッド挿入回路205を有し、IPパケット
入力線201から入力されたIPパケットを、IP/S
DHセクションペイロード変換204を用いて、順次、
STM−Nフレーム内のSDHセクションペイロード領
域404へ書き込むことにより、IPパケットをSDH
セクションペイロードにマッピングしている。
【0068】図14に示すように、STM−Nフレーム
は、9×(270×N)バイトの大きさのデータで構成
されており、SDHセクションオーバーヘッド領域S1
(3×(9×N)バイト)、SDHセクションオーバー
ヘッド領域S2(5×(9×N)バイト)、AUポイン
タ領域a(1×(9×N)バイト)、SDHセクション
ペイロード領域P(9×(261×N)バイト)の各領
域に区分される。
【0069】IP/SDHセクションペイロード変換2
04では、例えば、SDHセクションペイロード領域と
同じ速度(9×(261×N))×64kbit/sの
ディジタル信号列に対して、IPパケットの信号列をそ
のまま速度変換して転写したり、IPパケットを誤り訂
正符号化した後に転写したりすることでマッピングがな
される。これについては、上述したPPPを介して行な
われる。
【0070】図13において、IP/SDHセクション
ペイロード変換204の出力線207へ出力されたSD
Hセクションペイロード信号は、SDHセクションオー
バーヘッド挿入回路205に送られる。SDHセクショ
ンオーバーヘッド挿入回路205では、SDHセクショ
ンオーバーヘッドデータ入力線206や、オーバーヘッ
ド挿入回路205内部で生成されたSDHセクションオ
ーバーヘッド信号(Sl、S2)を付加したり、STM
−Nフレームの位相とSDHセクションペイロードの位
相差を示すAUポインタ(a)を付加することによっ
て、STM信号が生成され、STM信号出力線202へ
出力される。
【0071】図15はIP/STM変換器51をより詳
細に示す図である。同図に示すように、IP/STM変
換器203は詳細にはパケットバッファ55、バッファ
コントローラ56、レイヤ2処理プロセッサ57、AU
ポインタ処理/セクションペイロード処理回路58、S
DHセクションオーバーヘッド付加回路59、MUX6
0、E/O変換回路61を有しており、パケットバッフ
ァ55、バッファコントローラ56、レイヤ2処理プロ
セッサ57、AUポインタ処理/セクションペイロード
処理回路58は図13のIP/SDHセクションペイロ
ード変換部204に相当する。本構成における動作は図
7(IP/光パス変換)で示した構成における動作と同
様である。ただし、本構成においては、SDHセクショ
ンオーバーヘッド付加回路59にてセクションペイロー
ドにセクションオーバーヘッドが付され、STM−16
信号を回線に出力する。
【0072】続いて、図12のインタフェース部47に
おけるSTM/IP変換部49について説明する。ST
M/IP変換部49ではSTM信号からIPパケット信
号が復元される。図16に示すように、STM/IP変
換部49へ入力されたSTM信号は、SDHセクション
オーバーヘッド分離回路305においてSDHセクショ
ンオーバーヘッドの分離およぴSDHセクションペイロ
ードの分離がなされ、SDHセクションペイロード信号
が出力線307へ出力される。このSDHセクションペ
イロード信号は、SDHセクションペイロード/IP変
換304へ入力され、速度変換、デコード等がなされ、
最終的なIPパケットがIPパケット出力線302へ出
力される。
【0073】図17はSTM/IP変換部49の詳細構
成を示す図である。同図に示すようにSTM/IP変換
器49は詳細にはパケットバッファ65、バッファコン
トローラ66、レイヤ2処理プロセッサ67、AUポイ
ンタ処理/セクションペイロード処理回路68、SDH
セクションオーバヘッド分離回路69、DMUX70、
O/E変換回路71を有しており、パケットバッファ6
5、バッファコントローラ66、レイヤ2処理プロセッ
サ67、AUポインタ処理/セクションペイロード処理
回路68は図16のSDHセクションペイロード/IP
変換部304に相当する。本構成の動作は図10(光パ
ス/IP変換)に示す構成の動作と同様である。ただ
し、本構成においては、STM−16信号が入力され、
SDHセクションオーバーヘッド分離回路69でSDH
セクションオーバーヘッドデータが分離される。
【0074】本実施の形態によれば、VCを介さずに直
接IPパケットをSDHのセクションペイロード領域に
マッピングすることとしているので、従来の技術で示し
たWO94/03004のようにVCを介してデータを
マッピングする方法や従来のIP over SDHと
比較して、VCを介すること自体で使用される情報が不
要となり、SDHセクションペイロード領域に格納でき
るパケットの量を増大させることができる。従って、本
実施の形態により大容量通信の確保が可能となる。
【0075】なお、上記各実施の形態は本発明の一例を
示したものであり、本発明はこれらに限定されるべきも
のではないことは言うまでもないことである。例えば、
本発明はIPパケット以外、例えばSNA、X.25パ
ケット、フレームリレー等のパケットにも適用可能であ
る。また、上記説明におけるSDHはディジタル同期網
の標準規格として取り上げたものであって、当然にSO
NETにおいても本発明は適用される。また、他の規格
のディジタル同期網においても本発明は適用されるもの
である。更に、光パス信号フォーマットとして図3に示
すようなSDHに類似したフォーマットを例に取った
が、本発明は他の光信号フォーマットにおいても同様に
適用されることは本発明の思想から明らかである。更
に、本発明はIPルータ以外にも、パケットを伝送する
装置またはシステムであれば種々の装置またはシステム
に適用することが可能である。
【0076】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、IPパケットをSDHパス等を介さず直接に光
パス信号にマッピングして、OTM信号として伝送可能
な伝送装置を提供することが可能となり、光パスを単位
として複数の対地を接続するパケット伝送システムを構
築することが可能となる。従って、従来のIP ove
r SDH技術では実現が困難であった大容量のIPパ
ケット通信が実現できる。更に、IPパケットを伝送す
るためのSDH装置等が不要となるので上記IPパケッ
ト通信を経済的に実現することが可能となる。
【0077】また、本発明の、IPパケットを直接SD
Hセクションペイロードにマッピングする技術を使用す
ることにより、対地が1箇所に限定されている場合にお
ける、SDHパスオーバーヘッド領域の無駄を排除する
とともに、対地間で大容量を確保することか容易な、特
にIPパケット伝送に好適なパケット伝送装置及びパケ
ット伝送システムを実現できるという顕著な効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るIPパケット
伝送システムの構成を示す図である。
【図2】光パス網で使用される信号伝送フォーマットで
あるOTMの構成図である。
【図3】光パス信号フォーマットの説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るIPパケット
伝送装置の構成を示すブロック図である。
【図5】第1の実施の形態におけるIPルータのIP/
OTM変換ブロックの構成図である。
【図6】第1の実施の形態におけるIPルータのIP/
光パス変換ブロックの構成図である。
【図7】IP/光パス変換ブロックの詳細を示す図であ
る。
【図8】第1の実施の形態におけるIPルータのOTM
/IP変換ブロックの構成図である。
【図9】第1の実施の形態におけるIPルータの光パス
/IP変換ブロックの構成図である。
【図10】光パス/IP変換ブロックの詳細を示す図で
ある。
【図11】本発明の第2の実施の形態におけるIPパケ
ット伝送システムの構成を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係るIPパケッ
ト伝送装置の構成を示すブロック図である。
【図13】第2の実施の形態におけるIPルータのIP
/STM変換ブロックの構成図である。
【図14】SDHのSTM−Nフレームの構成図であ
る。
【図15】IP/STM変換ブロックの詳細を示す図で
ある。
【図16】第2の実施の形態におけるIPルータのST
M/IP変換ブロックの構成図である。
【図17】STM/IP変換ブロックの詳細を示す図で
ある。
【図18】従来の技術においてIPパケットをWDM伝
送する場合の構成を示す図である。
【図19】従来のIP over SDHの適用例を示
す図である。
【図20】従来の技術によるIPルータのIP/STM
変換ブロックの構成図である。
【図21】従来の技術によるIPルータのSTM/IP
変換ブロックの構成図である。
【符号の説明】
1、3、5 パケット伝送装置 5、9 SDH伝送装置 11、13 WDM伝送装置 17、19、47 インターフェース部 21、32、55、65 パケットバッファ 22、29、33、41、56、66 バッファコント
ローラ 23、34、57、67 レイヤ2処理プロセッサ 24、35 AUポインタ処理/光パスペイロード処理
回路 25 光パスオーバーヘッド付加回路 26、60 MUX 27、61 E/O変換部 28、39 AUポインタ処理部 30、40 光パスペイロードバッファ 36、1102 光パスオーバーヘッド分離回路 37、70 DMUX 38、71 O/E変換部 49 STM/IP変換部 51 IP/STM変換部 58、68 AUポインタ処理/セクションペイロード
処理回路 59 SDHセクションオーバーヘッド付加回路 69 SDHセクションオーバーヘッド分離回路 101、102、501〜504、1201〜1204
IPルータ 111〜113 SDH中継装置 121〜124、521〜527、1221〜1227
伝送線路 203 IP/OTM変換器 204 IP/SDHセクションペイロード変換器 205、1323 SDHセクションオーバーヘッド挿
入回路 303 OTM/IP変換器 304 SDHセクションペイロード/IP変換器 305、1423 SDHセクションオーバーヘッド分
離回路 511〜514 光パスコネクト装置 621 光パス/OTM変換器 622 光パス多重回路 623 光セクションオーバーヘッド挿入回路 631〜633 IP/光パス変換器 701 IP/光パスペイロード変換器 702 光パスオーバーヘッド挿入回路 1021 OTM/光パス変換器 1022 光パス分離回路 1023 光セクションオーバーヘッド分離回路 1031〜1033 光パス/IP変換器 1101 光パスペイロード/IP変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−330834(JP,A) 特開 平10−200495(JP,A) 特開 平10−32592(JP,A) 1997年電子情報通信学会通信ソサイエ ティ大会B−10−98 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56 H04L 12/28 H04J 3/00 H04B 10/20 H04J 14/00 H04J 14/02

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケットを伝送する伝送装置で用いら
    れ、パケットを光パス信号に変換する回路であって、時間的に非連続な パケットを、データリンク層における
    処理により時間的に連続したデータストリームに変換す
    る手段と、 該データストリームを多重する手段と、 該多重されたデータにオーバーヘッドを付して前記光パ
    ス信号を生成する手段と、 を有することを特徴とする回路。
  2. 【請求項2】 パケットを伝送する伝送装置で用いら
    れ、パケットを、波長分割多重伝送のための光パス信号
    に変換する回路であって、時間的に非連続な パケットを、データリンク層における
    処理により時間的に連続したデータストリームに変換す
    る手段と、 該データストリームをインタリーブ多重して前記波長分
    割多重伝送の単位となるデータを生成する手段と、 該データに該波長分割多重伝送のために必要なオーバー
    ヘッドを付して前記光パス信号を生成する手段とを有す
    ることを特徴とする回路。
  3. 【請求項3】 パケットを伝送する伝送装置で用いら
    れ、光パス信号をパケットに変換する回路であって、 該光パス信号からオーバーヘッドを分離する手段と、 該オーバーヘッドが除かれた該光パス信号のデータを多
    重分離して時間的に連続したデータストリームを生成す
    る手段と、データリンク層における処理により時間的に連続した
    データストリームから時間的に非連続なパケットを取り
    出す手段とを有することを特徴とする回路。
  4. 【請求項4】 パケットを伝送する伝送装置で用いら
    れ、波長分割多重伝送のための光パス信号をパケットに
    変換する回路であって、 該光パス信号から前記波長分割多重伝送に必要なオーバ
    ーヘッドを分離する手段と、 該オーバヘッドが除かれた該光パス信号を多重分離して
    時間的に連続したデータストリームを生成する手段と、 データリンク層における処理により該時間的に連続した
    データストリームから時間的に非連続なパケットを取り
    出す手段とを有することを特徴とする回路。
  5. 【請求項5】 前記時間的に非連続なパケットはインタ
    ーネットプロトコル(IP)を用いた通信を実現する際
    に使用されるIPパケットであることを特徴とする請求
    項1ないし4のうちいずれか一項に記載の回路。
  6. 【請求項6】 パケットの伝送を行なう伝送装置であっ
    て、時間的に非連続な パケットを、データリンク層における
    処理により時間的に連続したデータストリームに変換す
    る手段と、該データストリームを多重する手段と、該多
    重されたデータにオーバーヘッドを付して光パス信号を
    生成する手段と、該光パス信号を波長分離多重により送
    信する手段とを有する回路と、 受信した光パス信号からオーバーヘッドを分離する手段
    と、該オーバーヘッドが除かれた該光パス信号のデータ
    を多重分離して時間的に連続したデータストリームを生
    成する手段と、データリンク層における処理により
    間的に連続したデータストリームから時間的に非連続な
    パケットを取り出す手段とを有する回路とを有すること
    を特徴とする伝送装置。
  7. 【請求項7】 前記時間的に非連続なパケットはインタ
    ーネットプロトコル(IP)を用いた通信を実現する際
    に使用されるIPパケットであることを特徴とする請求
    項6に記載の伝送装置。
  8. 【請求項8】 パケットを波長分割多重により伝送する
    伝送システムであって、時間的に非連続な パケットを、データリンク層における
    処理により時間的に連続したデータストリームに変換す
    る手段と、該データストリームを多重する手段と、該多
    重されたデータにオーバーヘッドを付して光パス信号を
    生成する手段と、該光パス信号を波長分離多重により送
    信する手段とを有する回路と、 受信した光パス信号からオーバーヘッドを分離する手段
    と、該オーバーヘッドが除かれた該光パス信号のデータ
    を多重分離して時間的に連続したデータストリームを生
    成する手段と、データリンク層における処理により
    間的に連続したデータストリームから時間的に非連続な
    パケットを取り出す手段とを有する回路とを有する伝送
    装置を複数有し、該伝送装置間を光パス信号を用いて接
    続することを特徴とする伝送システム。
  9. 【請求項9】 前記時間的に非連続なパケットはインタ
    ーネットプロトコル(IP)を用いた通信を実現する際
    に使用されるIPパケットであることを特徴とする請求
    項8に記載の伝送システム。
  10. 【請求項10】 パケットを伝送する伝送装置で使用さ
    れ、パケットを、波長分割多重伝送のための光パス信号
    に変換する方法であって、時間的に非連続な パケットを、データリンク層における
    処理により時間的に連続したデータストリームに変換す
    るステップと、 該データストリームをインタリーブ多重して前記波長分
    割多重伝送の単位となるデータを生成するステップと、 該データに該波長分割多重伝送のために必要なオーバー
    ヘッドを付して前記光パス信号を生成するステップとを
    有することを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 パケットを伝送する伝送装置で使用さ
    れ、波長分割多重伝送のための光パス信号をパケットに
    変換する方法であって、 該光パス信号から前記波長分割多重伝送に必要なオーバ
    ーヘッドを分離するステップと、 該オーバヘッドが除かれた光パス信号を多重分離して
    間的に連続したデータストリームを生成するステップ
    と、 データリンク層における処理により該時間的に連続した
    データストリームから時間的に非連続なパケットを取り
    出すステップとを有することを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 前記時間的に非連続なパケットはイン
    ターネットプロトコル(IP)を用いた通信を実現する
    際に使用されるIPパケットであることを特徴とする請
    求項10又は11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 パケットを伝送する伝送装置で用いら
    れ、パケットをSDHにおけるSTM信号に変換する回
    路であって、時間的に非連続な パケットを、データリンク層における
    処理により時間的に連続したデータストリームに変換す
    る手段と、 該データストリームを、VC信号の伝送のためのオーバ
    ーヘッドを付さずに、多重する手段と、 該多重されたデータにSDH伝送のために必要なオーバ
    ーヘッドを付して前記STM信号を生成する手段と、 を有することを特徴とする回路。
  14. 【請求項14】 パケットを伝送する伝送装置で用いら
    れ、パケットをSDH伝送のためのSTM信号に変換す
    る回路であって、時間的に非連続な パケットを、データリンク層における
    処理により時間的に連続したデータストリームに変換す
    る手段と、 該データストリームを、VC信号の伝送のためのオーバ
    ーヘッドを付さずに、インタリーブ多重して前記SDH
    伝送の単位となるSTMデータを生成する手段と、 該データに該SDH伝送のために必要なオーバーヘッド
    を付して前記STM信号を生成する手段とを有すること
    を特徴とする回路。
  15. 【請求項15】 パケットを伝送する伝送装置で用いら
    れ、SDH伝送のためのSTM信号をパケットに変換す
    る回路であって、 該STM信号から前記SDH伝送に必要なオーバーヘッ
    ドを分離する手段と、該オーバヘッドが除かれたSTM
    信号をそのまま多重分離して時間的に連続したデータス
    トリームを生成する手段と、 データリンク層における処理により該時間的に連続した
    データストリームから時間的に非連続なパケットを取り
    出す手段とを有することを特徴とする回路。
  16. 【請求項16】 前記時間的に非連続なパケットはイン
    ターネットプロトコル(IP)を用いた通信を実現する
    際に使用されるIPパケットであることを特徴とする請
    求項13ないし15のうちいずれか一項に記載の回路。
  17. 【請求項17】 パケットの伝送をSDHにおけるST
    M信号を用いて行なう伝送装置であって、時間的に非連続な パケットを、データリンク層における
    処理により時間的に連続したデータストリームに変換す
    る手段と、該データストリームを、VC信号の伝送のた
    めのオーバーヘッドを付さずに、多重する手段と、該多
    重されたデータにSDH伝送のために必要なオーバーヘ
    ッドを付して前記STM信号を生成する手段と、該ST
    M信号を前記SDHにより送信する手段とを有する回路
    と、 受信した該STM信号から前記SDH伝送に必要なオー
    バーヘッドを分離する手段と、該オーバーヘッドが除か
    れた該STM信号のデータをそのまま多重分離してデー
    タストリームを生成する手段と、データリンク層におけ
    る処理により時間的に連続したデータストリームから
    時間的に非連続なパケットを取り出す手段とを有する回
    路とを有することを特徴とする伝送装置。
  18. 【請求項18】 前記時間的に非連続なパケットはイン
    ターネットプロトコル(IP)を用いた通信を実現する
    際に使用されるIPパケットであることを特徴とする請
    求項17に記載の伝送装置。
  19. 【請求項19】 パケットをSDHにより伝送する伝送
    システムであって、時間的に非連続なパケットを、デー
    タリンク層における処理により時間的に連続したデータ
    ストリームに変換する手段と、該データストリームを、
    VC信号の伝送のためのオーバーヘッドを付さずに、多
    重する手段と、該多重されたデータにSDH伝送のため
    に必要なオーバーヘッドを付して前記STM信号を生成
    する手段と、該STM信号を前記SDHにより送信する
    手段とを有する回路と、 受信した該STM信号から前記SDH伝送に必要なオー
    バーヘッドを分離する手段と、該オーバーヘッドが除か
    れた該STM信号のデータをそのまま多重分離してデー
    タストリームを生成する手段と、データリンク層におけ
    る処理により時間的に連続したデータストリームから
    時間的に非連続なパケットを取り出す手段とを有する回
    路とを有する伝送装置を複数有し、該伝送装置間を前記
    STM信号を用いて接続することを特徴とする伝送シス
    テム。
  20. 【請求項20】 前記時間的に非連続なパケットはイン
    ターネットプロトコル(IP)を用いた通信を実現する
    際に使用されるIPパケットであることを特徴とする請
    求項19に記載の伝送システム。
  21. 【請求項21】 パケットを伝送する伝送装置で使用さ
    れ、パケットを、SDH伝送のためのSTM信号に変換
    する方法であって、時間的に非連続な パケットを、データリンク層における
    処理により時間的に連続したデータストリームに変換す
    るステップと、 該データストリームを、VC信号の伝送のためのオーバ
    ーヘッドを付さずに、インタリーブ多重して前記SDH
    伝送の単位となるSTMデータを生成するステップと、 該データに該SDH伝送のために必要なオーバーヘッド
    を付して前記STM信号を生成するステップとを有する
    ことを特徴とする方法。
  22. 【請求項22】 パケットを伝送する伝送装置で使用さ
    れ、SDH伝送のためのSTM信号をパケットに変換す
    る方法であって、 該STM信号から前記SDH伝送に必要なオーバーヘッ
    ドを分離するステップと、 該オーバヘッドが除かれたSTM信号をそのまま多重分
    離して時間的に連続したデータストリームを生成するス
    テップと、 データリンク層における処理により該時間的に連続した
    データストリームから時間的に非連続なパケットを取り
    出すステップとを有することを特徴とする方法。
  23. 【請求項23】 前記時間的に非連続なパケットはイン
    ターネットプロトコル(IP)を用いた通信を実現する
    際に使用されるIPパケットであることを特徴とする請
    求項21又は22に記載の方法。
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