JP2004120503A - データ伝送方法及びデータ伝送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高レートデータ伝送網を介して低レートデータ伝送網間でデータ伝送を行うデータ伝送方法及びデータ伝送装置に関し、専用線と等価な特性とする。
【解決手段】複数ポートの低レートデータ伝送網からのパケットデータを多重化部2によりバイト単位で時分割多重化し、パケットフレーム生成送出部3に於いて、高レートデータ伝送網に伝送するパケットフレームの情報フィールドに多重化データとポート対応の有効/無効ビットENBによる有効/無効フィールドとを挿入して、ヘッダ生成部4からのヘッダを付加して高レートデータ伝送網に送出する。受信したパケットフレームの情報フィールドの多重化データを多重分離部8により多重分離し、有効/無効ビットENBが有効を示す時に、パケットデータに復元して低レートデータ伝送網に送出する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、低レートデータ伝送網のデータを多重化して高レートデータ伝送網を介して伝送するデータ伝送方法及びデータ伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
高レートデータ伝送網としては、例えば、SONET(Synchronous Optical Network)又はSDH(Synchronous Digital Hierarcy)が知られている。又1000Base−T等のギガビット・イーサネット(登録商標)が知られている。何れも、数Gbps以上の高レートデータ伝送が可能である。又低レートデータ伝送網としては、例えば、10Mbpsの伝送レートの10Base−Tや、100Mbpsの伝送レートの100Base−T等が知られている。又低レートデータ伝送網のデータを、高レートデータ伝送網のSONETを介して伝送するシステムとして、パケット・オーバー・SONET(POS)が知られている。
【0003】
図6は従来のデータ伝送システムの説明図であり、61−1〜61−n,62−1〜62−mは端末装置、63,64は多重装置、65,66は網終端装置、67はSONET又はSDHにより高速伝送を行う伝送網を示す。端末装置61−1〜61−n,62−1〜62−mと多重装置63,64との間は、例えば、前述の100Base−Tの低レートデータ伝送網を構成し、多重装置63,64と網終端装置65,66との間は、例えば、前述の1000Base−Tの高レートデータ伝送網を構成し、又伝送網67はSONETやSDHによる高レートデータ伝送網を構成している。
【0004】
端末装置61−1〜61−n,62−1〜62−mからのパケットデータを、多重装置63,64によりパケット多重し、網終端装置65,66に伝送する。網終端装置65,66は、パケットデータを多重化したパケットフレームを、SONETフレーム又はSDHフレームのペイロードにマッピングして伝送網67により伝送する。網終端装置65,66は、受信したSONETフレーム又はSDHフレームのペイロードからパケットフレームをデマッピングし、宛先に対応した多重装置63,64にパケットフレームを伝送する。多重装置63,64は、多重分離したパケットデータを、宛先に対応した端末装置61−1〜61−n,62−1〜62−mに伝送する。それにより、端末装置間でデータ伝送を行うことができる。
【0005】
パケット多重を行う場合、例えば、図7に示すように、低レートデータ伝送網対応のポートが8個の場合、そのポート対応のバッファFiFo1〜FiFo8と、多重化部MUXとを備え、100Base−Tの低レートデータ伝送網を介して受信した100MbpsのパケットデータをバッファFiFo1〜FiFo8に一旦蓄積し、多重化部MUXによりパケット対応に多重化して、1Gbpsのパケットフレームとして、1000Base−Tの高レートデータ伝送網に送出する。
【0006】
この場合、例えば、バッファFiFo1に入力するパケットA1,A2,A3,・・・を64バイト長、バッファFiFo2〜FiFo8にそれぞれ入力するパケットB1,C1,D1,E1,F1,G1,H1,B2,C2,D2,E2,F2,G2,H2を、それぞれ1536バイト長、各パケットの間隔を12バイト長とし、パケットA1,B1,C1,D1,E1,F1,G1,H1,A2,・・・の順に多重化して高レートデータ伝送網に送出したとすると、バッファFiFo2〜FiFo8の7ポート分のパケットの多重化送出時間は86μsとなる。即ち、(1536+12)×7×8×10−9=86×10−6〔s〕となる。
【0007】
その為、バッファFiFo1は、この86μs間に64バイト長の143パケットを蓄積する容量を必要とし、且つ86μsの遅延が生じることになる。又このような揺らぎを吸収する為に、受信側でも多重分離後のパケットを蓄積するバッファを必要とし、このバッファによる遅延も加わることになる。
【0008】
又VLAN(Vitual Local Network)等を適用する場合、多重VLANとするか或いはVLANタグの割当制御を行う必要がある。その場合、低レートデータ伝送網と高レートデータ伝送網との通信事業者が異なると、VLANの仕様が同一でない場合が生じるので、実現が困難となることがある。
【0009】
又2系統の高レートデータ伝送網のパケット、例えば1.25Gbpsのパケットを8B10B符号変換により、1Gbpsの伝送レートに変換し、2系統のパケットをバイト単位で2多重して、2.4Gbpsの高レートデータ伝送網により伝送するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0010】
【特許文献1】
特願2001−45069号公報(図1)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
端末装置を接続した低レートデータ伝送網のパケットデータを多重化して、高レートデータ伝送網を介して伝送する場合、パケット多重化を適用すると、図7を参照して説明したように、伝送遅延揺らぎが大きくなり、この揺らぎを吸収する為にバッファを設けることになるが、それによる遅延も加わることになって、伝送遅延が大きくなる問題がある。更に、パケット長が長い場合、1回に送信する為の時間が長くなり、他の回線からのパケットに対する送信開始に悪影響を及ぼす可能性が生じる。
【0012】
又パケット多重化に対して、例えば、前述の特許文献1に示すような時分割多重化を適用して、低レートデータ伝送網から高レートデータ伝送網にパケットを伝送することが考えられる。その場合、低レートデータ伝送網に於いては、常時パケットが伝送されているものではない。従って、時分割多重化した場合に、無効データを多重化することになり、受信側では正確な多重分離が困難となる問題がある。
【0013】
本発明は、従来の問題点を解決するもので、低レートデータ伝送網に対して固定的な帯域割当てを可能とし、且つ多重分離側で有効データか無効データかの識別を容易とすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明のデータ伝送方法は、1Gbps以上等の高レートデータ伝送網を介して、100Mbps程度或いはそれ以下の低レートデータ伝送網間でデータ伝送を行うデータ伝送方法であって、複数ポート対応の低レートデータ伝送網から入力されたパケットデータを時分割多重し、複数ポート対応のパケットデータの有効/無効を示す有効/無効フィールドと多重化データとを情報フィールドに挿入し、宛先アドレスを含むヘッダを付加してパケットフレームを構成し、このパケットフレームを高レートデータ伝送網に送出する過程と、高レートデータ伝送網を介して受信したパケットフレームの情報フィールドの多重化データを多重分離し、且つ有効/無効フィールドにより有効としたポート対応の前記多重分離したデータによりパケットデータを復元し、このパケットデータをポート対応の低レートデータ伝送網に送出する過程を含むものである。
【0015】
又複数ポート対応の低レートデータ伝送網の帯域を例えば総て100Mbpsとし、この帯域をポート数倍とした帯域、例えば、8ポートの場合1Gbpsの帯域を高レートデータ伝送網に確保して、高レートデータ伝送網を介して低レートデータ伝送網間のデータ伝送を行う過程を含むものでしる。
【0016】
又本発明のデータ伝送装置は、図1を参照して説明すると、高レートデータ伝送網を介して低レートデータ伝送網間のデータ伝送を行う為のデータ伝送装置であって、高レートデータ伝送網に対する送信部と受信部とを有し、送信部は、低レートデータ伝送網からのパケットデータを受信する複数ポートと、この複数ポート対応の入力バッファ1−1〜1−8と、パケットデータ毎に予め決められた位置に時分割多重する多重化部2と、この多重化部2による多重化データに、複数ポート対応のパケットデータの有効/無効を示す有効/無効フィールドを付加して情報フィールドに挿入し、ヘッダ生成部4からのヘッダを付加してパケットフレームを形成して送出するパケットフレーム生成送出部3とを有し、受信部は、高レートデータ伝送網を介して受信したパケットフレームの情報フィールドから、有効/無効フィールドと多重化データとを抽出するデータ抽出部7と、このデータ抽出部7により抽出した多重化データを、複数ポート対応に多重分離を行う多重分離部8と、複数ポート対応のデータの有効/無効フィールドにより有効を示すデータをパケットデータとして、低レートデータ伝送網に送出する複数ポート対応の出力バッファ10−1〜10−8とを有するものである。
【0017】
又多重分離部8により分離され、且つ有効/無効フィールドにより有効としたデータによるパケットデータについてチェックを行うフレームチェック部9−1〜9−8を備えている。又複数ポートを8ポートとし、多重化部2により8ポート対応のパケットデータをバイト単位で時分割多重化し、有効/無効フィールドを8ポート対応の8ビット構成とし、この8ビット構成の有効/無効ビットにより、8ポート対応のパケットデータの有効/無効を表示することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態の説明図であり、低レートデータ伝送網側を8ポート、高レートデータ伝送網側を1ポートの構成のデータ伝送装置について示し、1−1〜1−8は入力バッファ、2は多重化部(MUX)、3はパケットフレーム生成送出部、4はヘッダ生成部、5はパケットフレーム送出タイミング生成部、6はパケットフレームチェック部、7はデータ抽出部、8は多重分離部(DEMUX)、9−1〜9−8はフレームチェック部、10−1〜10−8は出力バッファを示す。又ENBは有効/無効ビットを示す。
【0019】
入力バッファ1−1〜1−8と、多重化部2と、パケットフレーム生成送出部3と、ヘッダ生成部4と、パケットフレーム送出タイミング生成部5とを含む構成により送信部を構成し、パケットフレームチェック部6と、データ抽出部7と、多重分離部8と、フレームチェック部9−1〜9−8と、出力バッファ10−1〜10−8とを含む構成により受信部を構成している。
【0020】
低レートデータ伝送網からの入力されたパケットデータを入力バッファ1−1〜1−8にそれぞれ一時的に蓄積し、多重化部2に於いてバイト単位に時分割多重を行ってパケットフレーム生成送出部3に転送する。又入力バッファ1−1〜1−8或いは多重化部2に於いてポート対応のパケットデータの有無を識別し、パケットデータ有りの場合は有効、無しの場合は無効を示す有効/無効ビットENBをパケットフレーム生成送出部3に入力する。又ヘッダ生成部4は、高レートデータ伝送網を介して対向するデータ伝送装置に対する送信先アドレスと、自データ伝送装置を示す送信元アドレスとを含むヘッダを生成し、パケットフレーム生成送出部3に入力する。
【0021】
パケットフレーム生成送出部3は、多重化部2に於いてポート対応のパケットデータをバイト単位に時分割多重し、有効/無効ビットENBによる有効/無効フィールドを先頭に付加して、情報フィールドに挿入し、この情報フィールドに挿入したデータに対するフレームチェックシーケンスFCSを求めて後尾に付加し、又ヘッダ生成部4からのヘッダを先頭に付加してパケットフレームを生成し、パケットフレーム送出タイミング生成部5からの送出タイミング信号に従って、パケットフレームを高レートデータ伝送網に送出する。
【0022】
又高レートデータ伝送網を介してパケットフレームを受信すると、パケットフレームチェック部6に於いて自データ伝送装置宛か否かをヘッダにより識別し、自データ伝送装置宛のパケットフレームをデータ抽出部7に転送する。データ抽出部7は、有効/無効フィールドのポート対応の有効/無効ビットENBを、ポート対応のフレームチェック部9−1〜9−8に転送し、又は時分割多重された多重化データを多重分離部8に転送する。
【0023】
多重分離部8は、バイト単位に多重分離して、それぞれフレームチェック部91〜9−8に転送する。フレームチェック部9−1〜9−8は、有効/無効ビットENBが無効を示す場合、チェック処理を行わないが、有効を示す場合は、ポート対応のパケットデータに付加されているフレームチェックシーケンスFCSを用いて伝送エラーの有無を判定する。エラーがなければ、出力バッファ10−1〜10−8を介して、ポート対応の低レートデータ伝送網に送出する。
【0024】
図2は多重化処理の説明図であり、(a)は低レートデータ伝送網からのパケットデータ、(b)はポート0のバイト単位のデータP0、(c)は有効/無効フィールドENを先頭に付加したバイト多重化データ、(d)はパケットフレームを示す。又(a)のパケットデータのDAは宛先アドレス(Destination Address)、SAは送信元アドレス(Source Address)、T/Lはタイプ及び長さフィールド、IFは情報フィールド(Information Field)、FCSはフレームチェックシーケンス(Frame Check Sequence)を示す。
【0025】
又(b)は、ポート0〜7の中のポート0の(a)に示すパケットデータを、8ビット毎、即ち、バイト単位に分割してP0として示すものである。又(c)は、ポート0のバイト単位データをP0として、ポート1〜7のバイト単位のデータをP1〜P7として示し、例えば、図1の入力バッファ1−1〜1−7に入力されたパケットデータのポート0〜7対応のバイト単位データP0〜P7を、多重化部2に於いて時分割多重化し、その先頭に、入力バッファ1−1〜1−7又は多重化部2からのポート0〜7対応の有効/無効ビットENBからなる有効/無効フィールドENを付加する。
【0026】
なお、(c)に於いては、便宜上、各バイトは同一長さで図示していないが、実際は、有効/無効フィールドENを含めて、それぞれ同一の1バイトの長さである。又有効/無効ビットENBは、“1”を有効、“0”を無効として有効/無効を表示することができる。従って、(c)の先頭の有効/無効フィールドENは、総て“1”の場合を示しているから、ポート0〜7のパケットデータは総て有効である。
【0027】
又(d)は、高レートデータ伝送網に送出するパケットフレームを示し、DAは高レートデータ伝送網に於ける宛先アドレス、SAは送信元アドレス、T/Lはタイプ及び長さフィールド、IFは情報フィールド、FCSはフレームチェックシーケンスを示す。この情報フィールドIFに、(c)に示すバイト単位の多重化データを挿入し、フレームチェックシーケンスFCSを算出して付加する。又ヘッダ生成部4(図1参照)に於いて宛先アドレスDAと送信元アドレスSAとタイプ及び長さフィールドT/Lを含むヘッダを生成し、パケットフレーム生成送出部3に於いてそのヘッダを付加し、(d)に示すパケットフレームを生成して、高レートデータ伝送網に送出する。従って、低レートデータ伝送網のパケットデータを時分割多重化して、高レートデータ伝送網に於けるパケットフレームによりカプセル化した場合に相当する。それにより、低レートデータ伝送網に接続した端末装置間のMACレイヤの制御パケット等もそのまま転送することが可能となる。
【0028】
図3は多重化処理の説明図であり、(a)はポート0〜7の低レートデータ伝送網からのパケットデータ、(b)は時分割多重による高レートデータ伝送網に送出するパケットフレームを示す。又P01,P02,・・・、〜P71,P72,・・・は、ポート0〜7対応のパケットデータを示す。ポート0〜7対応の低レートデータ伝送網を100Mbpsとすると、8ポート分の多重化により、800Mbpsの伝送帯域を必要とすることになる。そこで、高レートデータ伝送網に例えば1Gbpsの帯域を割当てる。このような帯域割当てを行った場合、高レートデータ伝送網を介してデータ伝送を行う低レートデータ伝送網は、それぞれ確実に100Mbpsの帯域を確保することができ、パケットフレーム間隔も充分とることができる。従って、他のポートのパケットが長い場合の待ち合わせの為のバッファ容量が必要でなく、又伝送遅延揺らぎも殆ど無くなり、低レートデータ伝送網間を専用線で接続した場合と等価となる。
【0029】
又図3の(a)に於いては、入力バッファ1−1〜1−7(図1参照)に入力されるパケットデータのタイミングが異なる場合でも、ポート0〜7対応のパケットデータを多重化部2に於いて時分割多重し、8バイト毎に有効/無効フィールドENを付加して9バイト長とする。この時分割多重タイミングに入力バッファ1−1〜1−7に受信パケットデータが無い場合は、有効/無効ビットENBは“0”の無効ビットとし、入力バッファ1−1〜1−7に受信パケットデータが有る場合は、有効/無効ビットENBを“1”の有効ビットとする。
【0030】
これを、(b)に示す高レートデータ伝送網に送出するパケットフレームの情報フィールドIFのバイト長に従った単一又は複数を、その情報フィールドIFに挿入し、ヘッダHDを付加してパケットフレームを構成し、高レートデータ伝送網に送出する。この場合、固定長フレームとなり、所定のフレーム間隔をおいて送出することより、固定サイクルでパケットフレームを高レートデータ伝送網に送出し、予め確保された伝送帯域により高速伝送が可能となる。
【0031】
図4は多重分離処理の説明図であり、図1に於ける受信部のデータ抽出部7と多重分離部8とを含む構成に於ける多重分離の動作を示す。同図の(a)は高レートデータ伝送網を介して受信したパケットフレーム、(b)はそのパケットフレームの情報フィールドIFから抽出した多重化データ、(c)は、ポート0対応の多重分離データ、(d)は有効データ、(e)は復元したパケットデータを示す。
【0032】
高レートデータ伝送網から受信した(a)に示すパケットフレームを、パケットフレームチェック部6(図1参照)により受信し、その宛先アドレスDAにより自データ伝送装置宛であることを識別して、データ抽出部7に転送する。データ抽出部7は、情報フィールドIFから多重化データを抽出して、多重分離部8に転送する。この多重分離部8又はデータ抽出部7に於いて有効/無効フィールドENのポート0〜7対応の有効/無効ビットENBを識別し、フレームチェック部9−1〜9−8に通知する。図1に於いては、データ抽出部7に於いて識別した有効/無効ビットENBをフレームチェック部9−1〜9−8に通知する場合を示している。
【0033】
又図4の(b)に示す有効/無効フィールドENの8ビットの有効/無効ビットは総て“1”として示す場合であるから、ポート0〜7対応のデータは有効であることを示している。又多重分離部8は、各ポート0〜7対応に多重分離を行うものであり、従って、ポート0対応には、図4の(c)示すように、データP0のみ分離することになる。
【0034】
この場合、EN=0として示すデータP0は無効であり、又EN=1として示すデータP0が有効であるから、このEN=1の期間TE内のデータP0についてチェックし、出力バッファ10−1には、(d)に示す有効データが蓄積される。このデータは、(e)に示すように、宛先アドレスDAと送信元アドレスSAとタイプ及び長さフィールドT/Lと情報フィールドIFとフレームチェックシーケンスFCSとを含むパケットデータとなり、低レートデータ伝送網に送出する。
【0035】
図5はデータ伝送システムの説明図であり、31,32はデータ伝送装置、33はデータ伝送網、34,35は端末装置を示す。データ伝送装置31,32は、前述の図1に示す構成を有するものであり、端末装置34,35は低レートデータ伝送網を介してデータ伝送装置31,32と接続し、データ伝送装置31,32間をデータ伝送網33を介して接続し、データ伝送装置31,32に於いて前述のように低レートデータ伝送網を介して受信したパケットデータを時分割多重し、ポート対応の有効/無効ビットを含む有効/無効フィールドを付加して、データ伝送網33に送出する。
【0036】
データ伝送網33を介してパケットフレームを受信したデータ伝送装置31,32は、多重分離し、且つ有効/無効フィールドを参照して、有効データのみを用いて低レートデータ伝送網を介して端末装置34,35に送出する。従って、高レートデータ伝送網を構成するデータ伝送網33には、低レートデータ伝送網間を、鎖線で示すように、専用線接続を行った場合と等価となり、低レートデータ伝送網に於ける各種の制御情報等についても専用線の場合と同様に、プロトコル変換等を行うことなく伝送することができる。
【0037】
本発明は、前述の各実施の形態にのみ限定されるものではなく、種々付加変更することが可能であり、前述の複数ポートを例えば16個とすると、有効/無効フィールドは16ビット構成とし、2バイト単位で多重化及び多重分離を行うことにより、低レートデータ伝送網からのパケットデータを多重化して高レートデータ伝送網を介して伝送することができる。
【0038】
又前述のように、低レートデータ伝送網のパケットデータは、高レートデータ伝送網のパケットフレームよりカプセル化されたものであり、従って、低レートデータ伝送網に於ける制御パケット等をカプセル化により伝送することができるから、高レートデータ伝送網と低レートデータ伝送網とのネットワーク管理を完全に分離することが可能である。又それにより、異なる通信事業者による高レートデータ伝送網と低レートデータ伝送網の場合でも、VLANタグを付加することが可能となり、更に上位の多重VLAN等の多重化も可能となる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、複数ポート対応のパケットデータを時分割多重し、複数ポート対応のパケットデータの有効/無効を示す有効/無効フィールドENをバイト多重データに付加して、パケットフレームの情報フィールドに挿入し、高レートデータ伝送網に於ける宛先アドレス等を含むヘッダを付加してパケットフレームを構成し、高レートデータ伝送網に送出し、このパケットフレームを受信して情報フィールドから抽出した多重化データを多重分離し、又有効/無効フィールドを参照して有効を示すデータについてのみ処理して、低レートデータ伝送網に送出するパケットデータを復元するもので、低レートデータ伝送網を固定帯域とすることにより、高レートデータ伝送網を介して多重伝送する場合に、低レートデータ伝送網間を専用線と等価なデータ伝送環境を提供することができる。従って、送信待ちの大きな容量のバッファの省略を可能としてコストダウンを図り、又伝送遅延揺らぎが少なく、且つ伝送遅延も少なくなるから、伝送効率の良いデータ伝送が可能となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明図である。
【図2】多重化処理の説明図である。
【図3】多重化処理の説明図である。
【図4】多重分離処理の説明図である。
【図5】データ伝送システムの説明図である。
【図6】従来のデータ伝送システムの説明図である。
【図7】従来の多重化データ伝送の説明図である。
【符号の説明】
1−1〜1−8 入力バッファ
2 多重化部(MUX)
3 パケットフレーム生成送出部
4 ヘッダ生成部
5 パケットフレーム送出タイミング生成部
6 パケットフレームチェック部
7 データ抽出部
8 多重分離部(DEMUX)
9−1〜9−8 フレームチェック部
10−1〜10−8 出力バッファ

Claims (5)

  1. 高レートデータ伝送網を介して低レートデータ伝送網間でデータ伝送を行うデータ伝送方法に於いて、
    複数ポート対応の前記低レートデータ伝送網から入力されたパケットデータを時分割多重し、前記複数ポート対応のパケットデータの有効/無効を示す有効/無効フィールドと多重化データとを情報フィールドに挿入し、宛先アドレスを含むヘッダを付加してパケットフレームを構成し、該パケットフレームを前記高レートデータ伝送網に送出する過程と、
    前記高レートデータ伝送網を介して受信したパケットフレームの情報フィールドの多重化データを多重分離し、且つ前記有効/無効フィールドにより有効としたポート対応の前記多重分離したデータによりパケットデータを復元し、該パケットデータをポート対応の前記低レートデータ伝送網に送出する過程を含む
    ことを特徴とするデータ伝送方法。
  2. 前記複数ポート対応の低レートデータ伝送網の帯域を総て同一とし、該帯域を前記ポート数倍とした帯域を少なくとも前記高レートデータ伝送網に確保して、前記ポート毎に多重される位置が予め割当てらている前記高レートデータ伝送網を介して前記低レートデータ伝送網間のデータ伝送を行う過程を含むことを特徴とする請求項1記載のデータ伝送方法。
  3. 高レートデータ伝送網を介して低レートデータ伝送網間のデータ伝送を行う為のデータ伝送装置に於いて、
    前記高レートデータ伝送網に対する送信部と受信部とを有し、
    前記送信部は、前記低レートデータ伝送網からのパケットデータを受信する複数ポートと、該複数ポート対応の入力バッファと、前記パケットデータを時分割多重する多重化部と、該多重化部による多重化データに、前記複数ポート対応のパケットデータの有効/無効を示す有効/無効フィールドを付加して情報フィールドに挿入し、ヘッダ生成部からのヘッダを付加してパケットフレームを形成して送出するパケットフレーム生成送出部とを有し、
    前記受信部は、前記高レートデータ伝送網を介して受信したパケットフレームの情報フィールドから前記有効/無効フィールドと前記多重化データとを抽出するデータ抽出部と、該データ抽出部により抽出した多重化データを前記複数ポート対応に時分割多重分離を行う多重分離部と、前記複数ポート対応のデータの前記有効/無効フィールドにより有効を示すデータをパケットデータとして前記低レートデータ伝送網に送出する前記複数ポート対応の出力バッファとを有する
    ことを特徴とするデータ伝送装置。
  4. 前記多重分離部により分離され、且つ前記有効/無効フィールドにより有効としたデータによるパケットデータについてチェックを行うフレームチェック部を備えたことを特徴とする請求項3記載のデータ伝送装置。
  5. 前記複数ポートを8ポートとし、前記多重化部により8ポート対応のパケットデータをバイト単位で多重化し、前記有効/無効フィールドを前記8ポート対応の8ビット構成とし、該8ビット構成の有効/無効ビットにより前記8ポート対応のパケットデータの有効/無効を表示する構成を有し、多重化される位置が各パケットデータ毎に予め割当ていることを特徴とする請求項3記載のデータ伝送装置。
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