JP2005135103A - 電子機器及び表示装置 - Google Patents

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So Kotegawa
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Abstract

【課題】平面サイズの大型化を抑制することができる電子機器の提供する。
【解決手段】凹部112を有する支持部材4は、本体2に回動可能に接続されている。表示ユニット3は、下端部が支持部材4から遠ざかる離間位置と、下端部が支持部材4に隣接する隣接位置との間で支持部材4に回動可能に接続されている。表示ユニット3は、上記隣接位置に位置するときに凹部112内に収容される凸部110と、この凸部110内に収容されるインバータ基板30とを備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、表示ユニットを備える電子機器、及び表示ユニットを備える表示装置に関する。
例えばポータブルコンピュータのような電子機器としては、外装ケース内に、表示パネルと、この表示パネルを駆動するための回路部品とを収容したディスプレイを備えたものがある。このディスプレイは、電子機器が備える機器本体上において起立可能に設けられている。回路部品のうち、少なくとも自己発熱する回路部品は、ディスプレイを起立させた状態において、表示パネルの下側を除く周囲に配置されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第2766347号公報(段落0009〜段落0012、段落0015〜段落0040、図2及び図5)
上述のように、特許文献1に記載の技術では、回路部品は、液晶表示パネルの上部または左右何れかの側部に並べて配置されることとなる。そのため、ディスプレイの平面サイズが大型化し易いという問題がある。
本発明は、このような事情にもとづいてなされたもので、平面サイズの大型化を抑制することができる電子機器及び表示装置の提供を目的とする。
本発明の1つの形態に係る電子機器は、本体と、上記本体に回動可能に接続されるとともに凹部を有する支持部材と、端部が上記支持部材から遠ざかる離間位置と、上記端部が上記支持部材に隣接する隣接位置との間で上記支持部材に回動可能に接続されるとともに、上記隣接位置に位置するとき上記凹部内に収容される凸部と、この凸部内に収容される収容部品とを備える表示ユニットと、を具備する。
また、本発明の1つの形態に係る表示装置は、凹部を有する支持部材と、端部が上記支持部材から遠ざかる離間位置と上記端部が上記支持部材に隣接する隣接位置との間で上記支持部材に回動可能に接続されるとともに、上記隣接位置に位置するとき上記凹部内に収容される凸部と、この凸部内に収容される収容部品とを備える表示ユニットと、を具備する。
本発明によれば、平面サイズの大型化を抑制することができる電子機器及び表示装置が得られる。
以下、本発明の第1の実施形態を、図1乃至図7を参照して説明する。
図1乃至図7は、電子機器としてのポータブルコンピュータ1を開示している。このポータブルコンピュータ1は、本体としての本体ユニット2と、表示ユニット3と、支持部材4とを備えている。本体ユニット2は、その上面の前半部にパームレスト10を有しているとともに、パームレスト10の後方でキーボード11を支持している。本体ユニット2の後端部には、取付け座12が形成されている。取付け座12は、本体ユニット2の幅方向に延びているとともに、本体ユニット2の上面及びキーボード11よりも上方に張り出している。取付け座12は、第1乃至第3の中空凸部13a,13b,13cを有している。第1の中空凸部13aは、取付け座12の一端から上向きに突出している。第2の中空凸部13bは、取付け座12の他端から上向きに突出している。第3の中空凸部13cは、取付け座12の中央部から上向きに突出するとともに、第1の中空凸部13aと第2の中空凸部13bとの間に位置している。
図2、図5、及び図7に示すように、本体ユニット2は、その内部に、プリント配線板14及びハードディスク駆動装置のようなその他の部品(図示せず)を有している。プリント配線板14の上面には、発熱体としてのCPU15が実装されている。図7に示すように、CPU15は、ベース基板16と、このベース基板16の中央部に実装されたICチップ17とを有している。ICチップ17は、処理速度の高速化や多機能化に伴って動作中の発熱量が非常に大きくなっており、安定した動作を維持するために冷却を必要としている。
図1乃至図5に示すように、表示ユニット3は、本体ユニット2から分離するように独立した1つの構成要素となっている。表示ユニット3は、第1の筐体20と、表示部としての液晶表示パネル21、バックライト22、及び収容部品としてのインバータ基板30等を備えている。液晶表示パネル21、バックライト22、及びインバータ基板30は、第1の筐体20内に収容されている。液晶表示パネル21は、枠体23(図2参照)に支持された状態で、第1の筐体内に収容されている。液晶表示パネル21の後方には、バックライト22及びインバータ基板30が配設されている。
詳しくは、第1の筐体20は、後述する起立位置(図1及び図2参照)において前側となる前壁23a、後述する起立位置(図1及び図2参照)において後側となる後壁23b、一対の側壁23c,23d、及び、一対の端壁23e,23fを有して偏平な中空の箱状に形成されている。前壁23aと後壁23bとは厚み方向に互いに向かい合っている。左右の側壁23c,23d及び上下の端壁23e,23fは、前壁23aの縁部と後壁23bの縁部との間に跨っている。なお、本実施形態では、図2及び図5に示すように、第1の筐体20は、ケース部20aとカバー部20bとにより形成している。
前壁23aには、四角い開口部24が形成されている。液晶表示パネル21は、画像を表示する表示画面21aを有している。この表示画面21aは、開口部24を通じて第1の筐体20の外方に露出している。
バックライト22は、光源としての直管状の蛍光管25と、導光板26と、リフレクタ27とを備えている(図2参照)。蛍光管25は、例えば、液晶表示パネル21の下側の端壁23fに沿うように設けられている。なお、蛍光管25は、液晶表示パネル21の上側の端壁23eや、左右の側壁23c,23dに沿うように設けてもよい。
導光板26は、蛍光管25から発せられた光を液晶表示パネル21に向けて出射させるものであり、アクリル系樹脂等の透明部材により形成されている。この導光板26は、液晶表示パネル21の後方に配設されている。詳しくは、導光板26は、前面26a、下端面26b、後面26c、上端面26d、左右の側端面(図示せず)を有して楔状に形成されている。液晶表示パネル21と対向する前面26aは、この液晶表示パネル21の後面と略平行となるように平坦に形成されている。下端面26bは、蛍光管25と離間対向している。後面26cは、下端面26b側から上端面26d側に向かうに従って前面26a側に近づくように傾斜している。
リフレクタ27は、蛍光管25と略同じ長さを有している。このリフレクタ27は、蛍光管25を導光板26側とは反対側となる下側から覆うように設けられて、蛍光管25から発せられる光を導光板26の下端面26bに向けて反射する。これにより、蛍光管25から発せられた光は、直接的又はリフレクタ27による反射で間接的に導光板26の下端面26bから上記導光板26に入射される。導光板26に、その下端面26bから入射された光は、導光板26中において全反射を繰り返しながら上方に導かれ、前面26aへの入射角度が所定の角度となった際に上記前面26aから液晶表示パネル21に向けて出射される。
インバータ基板30は、蛍光管25を駆動(点灯)させるものであり、第1の筐体20内に収容されている。インバータ基板30の詳しい配設位置については後述する。
図7に示すように、第1の筐体20の後壁23bには、一対の中空凸部28a,28bが形成されている。中空凸部28a,28bは、第1の筐体20の高さ方向の中間部よりも上方に位置している。これら中空凸部28a,28bは、第1の筐体20の幅方向に互いに離れているとともに、第1の筐体20の後方に向けて突出している。
支持部材4は、第2の筐体40を有している。第2の筐体40は、後述する起立位置において前側となる前壁41a、後述する起立位置において後側となる後壁41b、一対の側壁41c,41d、及び、一対の端壁41e,41fを有して偏平な中空の箱状に形成されている。前壁41aと後壁41bとは厚み方向に互いに向かい合っている。左右の側壁41c,41d及び上下の端壁41e,41fは、前壁41aの縁部と後壁41bの縁部との間に跨っている。第2の筐体40は、本体ユニット2や第1の筐体20の幅寸法よりも小さく形成されている(図6参照)。
第2の筐体40の一端部(後述する起立位置における下端部)には、第1乃至第3の連結凹部42a,42b,42cが形成されている。第1及び第2の連結凹部42a,42bは、上記取付け座12の第1及び第2の中空凸部13a,13bに対応するように、第2の筐体40の幅方向に互いに離れている。第1及び第2の中空凸部13a,13bは、第1及び第2の連結凹部42a,42bの内側に入り込んでいる。第3の連結凹部42cは、上記取付け座12の第3の中空凸部13cと対応するように、第1及び第2の連結凹部42a,42bの間に位置している。第3の中空凸部13cは、第3の連結凹部42cの内側に入り込んでいる。
第2の筐体40の一端部は、一対のヒンジ43a,43bを介して本体ユニット2の取付け座12に連結されている。一方のヒンジ43aは、上記取付け座12の第1の中空凸部13aと第2の筐体40との間に跨っている。他方のヒンジ43bは、上記取付け座12の第2の中空凸部13bと第2の筐体40との間に跨っている。ヒンジ43a,43bは、本体ユニット2の幅方向に延びる水平な回動軸線L1,L2を有している。これらヒンジ43a,43bの回動軸線L1,L2は、互いに同軸上に位置している。そのため、第2の筐体40の一端部は、本体ユニット2の取付け座12に対し、回動軸線L1,L2を中心に回動自在に連結されている。これとともに、第2の筐体40は、ヒンジ43a,43bが有するブレーキ力(摩擦力)により本体ユニット2に対する位置が保持されるようになっている。
第2の筐体40の他端部(後述する起立位置における上端部)には、一対の連結凹部44a,44bが形成されている。これら連結凹部は44a,44b、第1の筐体20の中空凸部28a,28bと対応するように、第2の筐体40の幅方向に互いに離れて設けられている。中空凸部28a,28bは、連結凹部44a,44bの内側に入り込んでいる。
第2の筐体40の他端部は、一対の他のヒンジ45a,45bを介して第1の筐体20の後壁23bに連結されている。一方のヒンジ45aは、第1の筐体20の一方の中空凸部28aと第2の筐体40との間に跨っている。他方のヒンジ45bは、第1の筐体20の他方の中空凸部28bと第2の筐体40との間に跨っている。ヒンジ45a,45bは、第1の筐体20の幅方向に延びる水平な回動軸線L3,L4を有している。これらヒンジ45a,45bの回動軸線L3,L4は、互いに同軸上に位置している。そのため、第2の筐体40の他端部は、第1の筐体20に対し、回動軸線L1,L2を中心に回動自在に連結されている。これとともに、第1の筐体20は、ヒンジ43a,43bが有するブレーキ力(摩擦力)により第2の筐体40に対する位置が保持されるようになっている。
よって、表示ユニット3は、支持部材4に回動自在に連結されている。また、表示ユニット3は、支持部材4を介して本体ユニット2に回動自在に連結されている。
詳しくは、表示ユニット3は、支持部材4とは独立して回動可能となるように、支持部材4に支持されている。つまり、第1の筐体20の下端部が支持部材4から遠ざかる離間位置(図3乃至図5参照)と、第1の筐体20の下端部が支持部材4に隣接する隣接位置(図1及び図2参照)との間で回動可能となっている。
また、表示ユニット3は、支持部材4に重なり合った状態、すなわち、上記隣接位置において、本体ユニット2の上面を覆うように倒伏する倒伏位置(図6参照)と、上記隣接位置において、本体ユニット2の後端部から起立する起立位置(図1及び図2参照)との間で回動可能となるように、支持部材4を介して本体ユニット2の取付け座12に支持されている。
言い換えると、表示ユニット3は、支持部材4を介して本体ユニット2に回動自在に連結されているとともに、支持部材4とは独立して単独に回動可能となるように、支持部材4に支持されている。詳しく述べると、表示ユニット3は、上述のように、上記倒伏位置と上記起立位置との間で回動可能となっている。また、表示ユニット3は、上記起立位置、又は上記倒伏位置と上記起立位置との間の位置に回動させた状態で、表示ユニット3を上向きに回動させると、第1の筐体20の下端部が支持部材4から遠ざかる。これにより、表示ユニット3は上記離間位置に位置する。上記離間位置では、表示ユニット3が上記隣接位置よりも本体ユニット2の前側にずれた位置で起立している。そのため、支持部材4の起立角度を変化させることで、本体ユニット2に対する表示ユニット3の位置を本体ユニット2の奥行き方向に沿って移動させることができる。
また、本実施形態のポータブルコンピュータ1のように、表示ユニット3を支持する支持部材4を具備する場合、以下のようにして、CPU15を冷却する液冷式の冷却装置50をポータブルコンピュータ1に搭載させることができる。
すなわち、図8に示すように、冷却装置50は、回転形ポンプ51、放熱部52、及び循環経路53を備えている。
回転形ポンプ51は、CPU15の熱を受ける受熱部を兼ねている。この回転形ポンプ51は、第1の筐体20に収容されているとともに、プリント配線板14の上面に設置されている。図7に示すように、回転形ポンプ51は、図示しない羽根車と、この羽根車を収容するポンプハウジング55を備えている。羽根車は、例えばポータブルコンピュータ1の電源投入時或いはCPU15の温度が予め決められた値に達した時に、図示しないフラットモータを介して駆動される。
ポンプハウジング55は、CPU15よりも大きな偏平な箱形であり、例えばアルミニウム合金のような熱伝導性に優れた材料で作られている。ポンプハウジング55は、内部にポンプ室58を有している。羽根車は、ポンプ室58に収容されている。さらに、ポンプハウジング55は、図示しない吸込口と吐出口を有している。吸込口及び吐出口は、ポンプ室58に開口している。
ポンプハウジング55の下面は、平坦な受熱面62(図2及び図5参照)となっている。受熱面62は、CPU15を上方から覆うような大きさを有している。ポンプハウジング55は、4つの脚部63を有している。各脚部63は、ポンプハウジング55の4つのコーナー部に位置し、受熱面62よりも下方に張り出している。脚部63は、夫々ねじを介してプリント配線板14の上面に固定されている。この固定により、ポンプハウジング55がCPU15と重なり合うとともに、このCPU15のICチップ17が受熱面62の中央部に熱的に接続される。
放熱部52は、支持部材4の第2の筐体40に収容されている。放熱部52は、電動ファン70、第1乃至第3の放熱ブロック71a,71b,71c、及び配管72を備えている。
電動ファン70は、ファンケース73と、このファンケース73に収容された遠心式の羽根車74を有している。ファンケース73は、例えばアルミニウム合金のような熱伝導性に優れた材料で形成されている。ファンケース73は、四角いケース本体75と、このケース本体75を覆うカバー(図示せず)とを有して構成されている。ケース本体75は、その一側縁部から起立する側壁78と、この側壁78とは反対側の縁部に位置する一対のボス部79a,79bとを有している。上記カバーは、側壁78の先端及びボス部79a,79bの先端の間に跨るように固定されている。
羽根車74は、ケース本体75に支持されているとともに、このケース本体75と上記カバーとの間に介在されている。羽根車74は、例えばポータブルコンピュータ1の電源投入時或いはCPU15の温度が予め決められた値に達した時に、図示しないフラットモータによって駆動される。
ファンケース73は、一対の吸込口81(ケース本体75に設けられた一方の吸込口のみ図示)と、第1乃至第3の吐出口82a,82b,82cを有している。吸込口81は、上記カバー及びケース本体75に形成され、羽根車74の間に挟んで互いに向かい合っている。第1の吐出口82aは、ケース本体75の側壁78の一端と一方のボス部79との間に位置している。第2の吐出口82bは、ボス部79a,79bの間に位置している。第3の吐出口82cは、ケース本体75の側壁78の他端と他方のボス部79bとの間に位置している。このため、第1の吐出口82aと第3の吐出口82cは、羽根車74を挟んで向かい合うとともに、第2の吐出口82bは、羽根車74を間に挟んで側壁78と向かい合っている。
このような構成の電動ファン70においては、羽根車74が回転すると、ファンケース73の外部の空気が吸込口81を介して羽根車74の中心部に吸込まれる。この吸込まれた空気は、羽根車74の外周部からファンケース73内に放出されるとともに、第1乃至第3の吐出口82a,82b,82cを通じてファンケース73の外部に吐き出される。
電動ファン70のファンケース73は、第2の筐体40の後壁41bの内面に図示しないねじを介して固定されている。第1の筐体20の前壁23a及び後壁23bは、夫々吸気部83a,83bを有している。吸気部83aは、吸込口81と向かい合う複数の小穴84により構成されている。前壁23aの吸込口81と向かい合う領域と後述する凹部112を形成する領域とが重複する場合には、小穴84は、凹部112の底を規定する領域に形成してもよい。吸気部83bは、吸込口81と向かい合う開口85を有している。この開口85は、異物の侵入を抑止するため、メッシュ状のガード86で覆われている。
第1の吐出口82a及び第3の吐出口82cは、第2の筐体40の左右の側壁41c,41dと向かい合っている。そのため、側壁41c,41dには、複数の排気口87(側壁41c側の排気口のみ図示)を形成しておくのが好ましい。排気口87は、互いに間隔を存して一列に並んでいる。第2の吐出口82bは、第2の筐体40の端壁41eと向かい合っている。
第1乃至第3の放熱ブロック71a,71b,71cは、夫々ファンケース73の第1乃至第3の吐出口82a,82b,82cの開口縁部に固定されている。第1乃至第3の放熱ブロック71a,71b,71cは、夫々複数の平板状の放熱フィン88を有している。放熱フィン88は、例えばアルミニウム合金のような熱伝導性に優れた金属材料により形成されているとともに、互いに間隔を存して平行に配置されている。
放熱部52の配管72は、例えばアルミニウム合金のような熱伝導性に優れた金属材料で形成されている。配管72は、第1乃至第3の放熱ブロック71a,71b,71cの放熱フィン88の中央部を貫通するとともに、これら放熱フィン88に熱的に接続されている。また、配管72は、冷媒入口90と冷媒出口91を有している。冷媒入口90及び冷媒出口91は、第2の筐体40と本体ユニット2の連結部分の近傍に位置している。
循環経路53は、第1の接続管93aと第2の接続管93bとを有している。第1の接続管93aは、ポンプハウジング55の吐出口と放熱部52の冷媒入口90との間に接続している。第1の接続管93aは、回転形ポンプ51から本体ユニット2の第3の中空凸部13cに導かれた後、この中空凸部13cの一端と第2の筐体40との連結部分を通して放熱部52の冷媒入口90に導かれている。第2の接続管93bは、ポンプハウジング55の吸込口と放熱部52の冷媒出口91との間に接続している。第2の接続管93bは、回転形ポンプ51から本体ユニット2の第3の中空凸部13cに導かれた後、この中空凸部13cの他端と第2の筐体40との連結部分を通して放熱部52の冷媒出口91に導かれている。
第1及び第2の接続管93a,93bは、可撓性を有するチューブで形成されている。そのため、第2の筐体40の回動に伴って回転形ポンプ51と放熱部52との位置関係が変動した場合でも、これら接続管93a,93bが変形して、循環経路53の捩れを吸収するようになっている。
回転形ポンプ51のポンプ室58、放熱部52の配管72、及び循環経路53は、液状冷媒としての冷却液が充填されている。冷却液としては、エチレングリコール水溶液に必要に応じて腐蝕防止剤を配合した不凍液を用いることができる。冷却液は、上記ポンプ室58を流れる過程でICチップ17の熱を吸収する。
冷却液の蒸発分を補充するためのリザーブタンク100を冷却装置50に備えさせる場合、放熱部52の配管72は、第1の管94aと第2の管94bとにより構成するとよい。第1の管94aは、冷媒入口90を有するとともに、上記第1の放熱ブロック71aの放熱フィン88及び第2の放熱ブロック71bの放熱フィン88を貫通するようにL字に折れ曲がっている。この第1の管94aは、冷媒入口90とは反対側の端部に冷却液を吐き出す流出部95を有している。第2の管94bは、冷媒出口91を有するとともに、上記第3の放熱ブロックの放熱フィン88を貫通するように一直線状に延びている。この第2の管94bは、冷媒出口91とは反対側の端部に冷却液を吸込む吸込部96を有している。
リザーブタンク100は、例えば、第2の筐体40内に収容する。リザーブタンク100は、予め決められた量の冷却液を蓄えている。リザーブタンク100は、第1の管94aと第2の管94bとの間に介在させるとともに、第2の筐体40の前壁41a又は放熱部52に固定する。第1の管94aの流出側の端部及び第2の管94bの流入側の端部は、リザーブタンク100の内部に導入する。リザーブタンク100は、第2の筐体40の後壁41bにねじを介して固定する。すなわち、本実施形態では、リザーブタンク100を第2の筐体40の平面方向において放熱部52と並列に配置している。
このような構成においては、CPU15のICチップ17は、ポータブルコンピュータ1の使用時に発熱する。ICチップ17は、ポンプハウジング55の受熱面62に熱的に接続されているので、このICチップ17の熱がポンプハウジング55に伝わる。ポンプハウジング55のポンプ室58は冷却液で満たされており、この冷却液がポンプハウジング55に伝わるICチップ17の熱を多く吸収する。
回転形ポンプ51の羽根車が回転すると、ポンプ室58内の冷却液が吐出口から第1の接続管93aを介して放熱部52に送り出され、このポンプ室58と放熱部52との間で冷却液が強制的に循環される。
詳しく述べると、ポンプ室58での熱交換により加熱された冷却液は、第1の接続管93aを介して放熱部52の第1の管94aに送り込まれ、この第1の管94a中をリザーブタンク100側に向けて流れる。よって、この冷却液はリザーブタンク100の内部に吐き出される。第2の管94bは、リザーブタンク100に蓄えられた冷却液中に漬かっているので、このリザーブタンク100内の冷却液を吸込む。この冷却液は、第2の管94bから第2の接続管93bを介して回転形ポンプ51のポンプ室58に導かれる。冷却液が流れる第1及び第2の管94a,94bは、第1乃至第3の放熱ブロック71a,71b,71cの放熱フィン88を貫通するとともに、熱的に接続されている。そのため、冷却液に吸収されたICチップ17の熱は、第1及び第2の管94a,94bを流れる過程で放熱フィン88に伝達される。
羽根車74が回転すると、吐出口82a,82b,82cから吐き出された冷却用空気が放熱フィン88の間を通過するとともに、第1及び第2の管94a,94bに吹き付けられる。この結果、放熱フィン88や第1及び第2の管94a,94bに伝えられたICチップ17の熱が空気の流れに乗じて持ち去れる。放熱部52での熱交換により冷やされた冷却液は、第2の接続管93bを介して回転形ポンプ51のポンプ室58に戻る。この冷却液は、ポンプ室58で再びICチップ17の熱を吸収した後、放熱部52に送り出される。この結果、ICチップ17の熱が循環する冷却液を介して順次放熱部52に移送されるとともに、放熱部52からポータブルコンピュータ1の外部に放出される。
第1の筐体20に収容された液晶表示パネル21及びインバータ基板30は、ケーブル101を介して本体ユニット2のプリント配線板14に電気的に接続されている。なお、バックライト22は、インバータ基板30を介してプリント配線板14に電気的に接続されている。
ケーブル101は、液晶表示パネル21及びインバータ基板30から第1の筐体20の中空凸部28a,28bと第2の筐体40の連結凹部44a,44bとの連結部分を通じて、第2の筐体40の内部に導かれている。さらに、このケーブル101は、第2の筐体40の内部において放熱部52の第1の放熱ブロック71aと側壁78との間を通過するとともに、第2の筐体40の第1の連結凹部42aと本体ユニット2の第1の中空凸部13aとの連結部分を通じて本体ユニット2の内部に導かれている。
次に、インバータ基板30の配置位置について説明する。本実施形態のポータブルコンピュータ1では、第1の筐体20の平面サイズを大型化させないために、インバータ基板30をバックライト22の後方に配設している。すなわち、インバータ基板30は、第1の筐体20の後壁23bの内面29bと隣接するように第1の筐体20内に収容されている。
ところで、インバータ基板30をバックライト22の後方(支持部材4側)に配設する場合、インバータ基板30は、第1の筐体20内に収容される他の部材と比べて後側に突出することとなる。そのため、本実施形態のポータブルコンピュータ1では、第1の筐体20の後壁23bに凸部110を形成し、この凸部110内にインバータ基板30を収容している。
詳しく説明すると、凸部110は、第1の筐体20の内面29b側にインバータ基板30の一部を収容する収容部111を有している。収容部111は、底面とこの底面から立上る4つの側面とにより規定される凹部とされている。インバータ基板30は、この収容部111内に配設されている。
すなわち、第1の筐体20の後壁23bに凸部110を形成することで、第1の筐体20の内部空間を広げることができる。インバータ基板30は、この広げられた空間に配置されている。これにより、第1の筐体20全体の幅を広げることなく、第1の筐体20内のバックライト22の後方にインバータ基板30を収容することができる。なお、本実施形態では、凸部110の深さ(すなわち、収容部111の深さ)をインバータ基板30の厚さよりも浅く形成しているが、凸部110の深さは、インバータ基板30全体を収容可能な深さとしてもよい
また、第1の筐体20に形成した凸部110が外観へ与える影響を極力少なくするためには、凸部110は、第1の筐体20の後壁23bのうちの第2の筐体40の前壁41aと対向する領域に設けるのが好ましい。このようにすることにより、上記倒伏位置及び上記起立位置(上記隣接位置)において凸部110がポータブルコンピュータ1の外方に露出しないので、外観性が良好となる。また、上記離間位置においても凸部110が第2の筐体40によって覆われるので、凸部110が目立ち難い。
さらに好ましくは、第2の筐体40の前壁41aのうちの上記凸部110と対応する位置に、この凸部110を避けるように陥没する凹部112を形成するとよい。具体的には、上記隣接位置、すなわち、第1の筐体20の後壁23bの外面29aと第2の筐体40の前壁41aの外面46aとが隣接するように閉じられたときに凸部110が収容される凹部112を第2の筐体40の前壁41aに形成するとよい。このようにすることにより、上記隣接位置における表示ユニット3と支持部材4とのトータルの厚みを厚くすることなく、インバータ基板30をバックライト22の後方に配設することができる。
なお、第2の筐体40の肉厚が十分に厚ければ、第2の筐体40の前壁41aの外面46aに凹部112を形成するだけでよいが、第2の筐体40の肉厚が薄い場合には、図2及び図5に示すように、第2の筐体40の前壁41aの内面46bのうちの前記凸部110と対応する位置に、第2の筐体40の内側に突出する突出部113を形成するとともに、前壁23aの外面29aのうちの上記突出部113に対応する位置に凹部112を形成するとよい。
また、インバータ基板30は、蛍光管25の近くに配設するのが好ましい。しかしながら、上記導光板26は、一般に、蛍光管25側が最も厚くなるように形成されているため、インバータ基板30を蛍光管25の近くに配設すると、表示ユニット3の厚みがさらに厚くなる。これに対し、上述のように、支持部材4に凹部112を設けるとともに、表示ユニット3に、上記隣接位置において上記凹部112内に収容される凸部110を設けることで、上記隣接位置における表示ユニット3と支持部材4とのトータルの厚みを厚くすることなく、インバータ基板30を第1の筐体20の下側に寄せて配設することができる。
以上のように、上記構成のポータブルコンピュータ1によれば、本体ユニット2に回動可能に接続されるとともに凹部112を有する支持部材4と、端部が支持部材4から遠ざかる離間位置と、上記端部が支持部材4に隣接する隣接位置との間で支持部材4に回動可能に接続されるとともに、上記隣接位置に位置するときに上記凹部112内に収容される凸部110と、この凸部110内に収容される収容部品としてのインバータ基板30とを備える表示ユニットとを具備しているので、表示ユニット3の平面サイズの大型化を抑制することができる。
しかも、表示ユニット3を本体ユニット2に支持する部材であって、且つ、ICチップ17を冷却するための冷却装置50の放熱部52を収容する部材でもある支持部材4の外面46aが、凸部110と対応する位置に、この凸部110を収容する凹部112を有しているため、支持部材4によって凸部110を覆い隠すことができる。したがって、インバータ基板30を液晶表示パネル21やバックライト22と積層させて設けても、ポータブルコンピュータ1の外観への影響が少ない。
なお、第1の実施形態のポータブルコンピュータ1では、支持部材4内に冷却装置50の一部(放熱部52)を収容させているが、支持部材4内に収容されるものは、冷却装置50の一部に限定されるものではない。また、支持部材4は、単に表示ユニット3を支持するための支持部材としてのみ機能するものとしてもよい。その場合、支持部材4は、支持部材4は、第2の筐体40を備えなくてもよい。すなわち、支持部材4は、中空に形成してもしなくてもよい。
以下、本発明の第2の実施形態を、図8を参照して説明する。
図8は、電子機器としてのポータブルコンピュータ1を開示している。本実施形態では、収容部品としてのリザーブタンク100を第2の筐体40の幅方向に対して放熱部52と積層されるように配置するとともに、このリザーブタンク100を第2の筐体40の前壁41aにねじを介して固定するようにしている。
このように、リザーブタンク100を放熱部52の前方(表示ユニット3側)に配置する場合、リザーブタンク100は、第2の筐体40内に収容される他の部材と比べて前側に突出することとなる。そのため、第2の筐体の前壁41aに凸部115を形成し、この凸部115内にリザーブタンク100を収容している。詳しく説明すると、凸部115は、第2の筐体40の内面46b側にリザーブタンク100の一部を収容する収容部116を有している。収容部116は、底面とこの底面から立上る4つの側面とにより規定される凹部とされている。リザーブタンク100は、この収容部116内に配設されている。なお、本実施形態では、凸部115の深さをリザーブタンク100の厚さよりも浅く形成しているが、凸部115の深さは、リザーブタンク100全体を収容可能な深さとしてもよい。
第2の筐体40の前壁41aは、第1の筐体20の後壁23bと対向している。よって、上記倒伏位置及び上記起立位置(上記隣接位置)において凸部115がポータブルコンピュータ1の外方に露出しないので、外観性が良好となる。また、上記離間位置においても凸部115が第2の筐体40によって覆われるので目立ち難い。
また、第1の筐体20の後壁23bのうちの上記凸部115と対応する位置に、この凸部115を避けるように陥没する凹部117を形成している。具体的には、凹部117は、表示ユニット3が上記隣接位置に位置するときに、凸部115を収容するように形成されている。このようにすることにより、上記隣接位置における表示ユニット3及び支持部材4のトータルの厚みを厚くすることなく、リザーブタンク100を放熱部52の前方に配設することができる。
なお、第1の筐体20の肉厚が十分に厚ければ、第1の筐体20の後壁23bの外面29aに凹部117を形成するだけでよいが、第1の筐体20の肉厚が薄い場合には、第1の筐体20の後壁23bの内面のうちの前記凸部115と対応する位置に第1の筐体20の内側に突出する突出部118を形成するとともに、後壁23bの外面29aのうちの上記突出部118に対応する位置に凹部117を形成するとよい。なお、他の構成は、図示しない部分を含めて上述した第1の実施形態と同じであるから、重複する説明は図に同符号を付して省略する。
以上のように、上記構成のポータブルコンピュータ1によれば、本体ユニット2に回動可能に接続されるとともに、凸部115と、この凸部115内に収容される収容部品としてのリザーブタンク100とを備える支持部材4と、端部が支持部材4から遠ざかる離間位置と、上記端部が支持部材4に隣接する隣接位置との間で支持部材4に回動可能に接続されるとともに、上記隣接位置に位置するときに上記凸部115を収容する凹部117を有する表示ユニット3と、を具備しているので、表示ユニット3の平面サイズの大型化を抑制することができる。
しかも、上記隣接位置では、支持部材4の凸部115は、表示ユニット3により覆い隠される。よって、リザーブタンク100と放熱部52とを積層させて設けても、ポータブルコンピュータ1の外観への影響が少ない。また、上記隣接位置における表示ユニット3及び支持部材4のトータルの厚みを厚くすることなく、リザーブタンク100を放熱部52の前方に配設することができる。
以下、本発明の第3の実施形態を、図9を参照して説明する。
図9は、表示装置としての液晶テレビ120を開示している。この液晶テレビ120では、表示ユニット121、支持部材122と脚部材123とを備えるスタンド124、画像信号や音声信号を受信する受信部(図示せず)、画像信号や音声信号を変換する変換器(図示せず)、及びスピーカ(図示せず)等備えている。なお、支持部材122と脚部材123は一体に形成してもよい。
表示ユニット121は、筐体130、表示部としての液晶表示パネル131、バックライト132、及び収容部品としてのインバータ基板140等を備えている。液晶表示パネル131、バックライト132、インバータ基板140、受信部、変換器、及びスピーカ等は、筐体130内に収容されている。
筐体130は、前壁133a、後壁133b、一対の側壁(図示せず)、及び、一対の端壁133e,133fを有して偏平な中空の箱状に形成されている。前壁133aと後壁133bとは厚み方向に互いに向かい合っている。左右の側壁及び上下の端壁133e,133fは、前壁133aの縁部と後壁133bの縁部との間に跨っている。前壁133aには、四角い開口部134が形成されている。液晶表示パネル131は、画像を表示する表示画面131aを有している。この表示画面131aは、開口部134を通じて筐体130の外部に露出している。筐体130の後壁133bには、中空凸部135が形成されている。中空凸部135は、筐体130の高さ方向の中間部よりも上方に位置している。
支持部材122は、前壁151a、後壁151b、一対の側壁(一方の側壁のみ図示)151d、及び、一対の端壁151e,151fを有して中空に形成されている。前壁151aと後壁151bとは厚み方向に互いに向かい合っている。左右の側壁151d及び上下の151e,151fは、前壁151aの縁部と後壁151bの縁部との間に跨っている。支持部材122の上端部には、図示しない連結凹部が形成されている。また、支持部材122の下端部には、前側に迫出すように脚部材123が取付けられている。これにより、スタンド124は、自立可能となっている。
上記表示ユニット121は、筐体130の中空凸部135を支持部材122の連結凹部の内側に入り込ませるとともに、図示しないヒンジを第1の中空凸部135と支持部材122との間に跨って設けることで、スタンド124に回動可能に支持されている。すなわち、表示ユニット121は、下端部が支持部材122から遠ざかる離間位置(図9において二点鎖線で示す位置)と、上記下端部が支持部材122に隣接する隣接位置(図9において実線で示す位置)との間で支持部材122に回動可能である。
ところで、液晶テレビ120が備える表示ユニット121は、ポータブルコンピュータ1の表示ユニット121と比べてバックライト132の輝度を高める必要がある。よって、本実施形態の表示ユニット121では、光源として、2本の蛍光管137a,137bを設けている。
詳しくは、バックライト132は、光源としての一対の直管状の蛍光管137a,137bと、一対の導光板138a,138bと、一対のリフレクタ139a,139bとを備えている。蛍光管137a,137bは、液晶表示パネル131の上端部及び下縁部に沿うように互いに平行に配置されている。導光板138a,138bは、アクリル系樹脂等の透明部材により形成されているとともに、蛍光管137a,137bに各々対応するように設けられている。導光板138a,138bの上下方向の長さは、液晶表示パネル131の上下方向の長さの略半分に形成されている。
一方の導光板138aは、例えば、前面141a、下端面141b、後面141c、上端面141d、左右の側端面(図示せず)を有して楔状に形成されている。導光板138aの液晶表示パネル131と対向する前面141aは、この液晶表示パネル131の後面と略平行となるように平坦に形成されている。下端面141bは、蛍光管137aと離間対向している。後面141cは、下端面141b側から上端面141d側に向かうに従って前面141a側に近づくように傾斜している。
一方のリフレクタ139aは、蛍光管137aと略同じ長さを有して、この蛍光管137aの下側を覆うように設けられている。このリフレクタ139aは、蛍光管137aから発せられる光を導光板138aの下端面141b側(すなわち上方)に向けて反射する。これにより、蛍光管137aから発せられた光は、直接的又はリフレクタ139aによる反射で間接的に導光板138aの下端面141bから入射され、この導光板138aにより導かれて、その前面141aから液晶表示パネル131に向けて出射される。
同様に、他方の導光板138bは、例えば、前面142a、下端面142b、後面142c、上端面142d、左右の側端面(図示せず)を有して楔状に形成されている。導光板138bの液晶表示パネル131と対向する前面142aは、この液晶表示パネル131の後面142cと略平行となるように平坦に形成されている。上端面142dは、蛍光管137bと離間対向している。後面142cは、上端面142d側から下端面142b側に向かうに従って前面142a側に近づくように傾斜している。
他方のリフレクタ139bは、蛍光管137bと略同じ長さを有して、この蛍光管137bの上側を覆うように設けられている。このリフレクタ139bは、蛍光管137bから発せられる光を導光板138bの上端面142d側(すなわち下方)に向けて反射する。これにより、蛍光管137bから発せられた光は、直接的又はリフレクタ139bによる反射で間接的に導光板138bの上端面142dから入射され、この導光板138bにより導かれて、その前面142aから液晶表示パネル131に向けて出射される。
ところで、2つの蛍光管137a,137bの点灯が同期していないと、液晶表示パネル131の表示画面131aがちらつくため好ましくない。しかしながら、2つの蛍光管137a,137bを異なる2つのインバータ基板で点灯させる場合、これら蛍光管137a,137bを同期させて点灯させることが難しい。したがって、1つのインバータ基板140を2つの蛍光管137a,137bの間に配設させるとともに、このインバータ基板140で2つの蛍光管137a,137bを点灯させるのが好ましい。
本実施形態の液晶テレビ120では、筐体130の後壁133bに凸部160を形成し、この凸部160内にインバータ基板140を収容している。詳しく説明すると、凸部160は、筐体130の内面29b側にインバータ基板140の一部を収容する収容部161を有している。収容部161は、底面とこの底面から立上る4つの側面とにより規定される凹部とされている。インバータ基板140は、この収容部161内に配設されている。なお、本実施形態では、凸部160の深さをインバータ基板140の厚さよりも浅く形成しているが、凸部160の深さは、インバータ基板140全体を収容可能な深さとしてもよい。
また、筐体130に形成した凸部160が外観へ与える影響を極力少なくするためには、凸部160は、筐体130の後壁133bのうち、支持部材122の前壁151aと対向する位置に設けるとよい。このようにすることにより、凸部160が液晶テレビ120の外方に露出し難くなるので、外観性が良好となる。さらに、好ましくは、支持部材122の前壁151aのうちの上記凸部160と対応する位置に、この凸部160を避けるように陥没する凹部162を形成するとよい。このようにすることにより、表示ユニット121が上記隣接位置に位置したときに、凸部160を凹部162に収容させることができる。
2つの蛍光管137a,137bを点灯させるインバータ基板140は、1つの蛍光管137a,137bを点灯させるインバータ基板と比べて大型化し易いが、上述のように構成することで、上記隣接位置における表示ユニット121と支持部材122とのトータルの厚みを厚くすることなく、比較的大型のインバータ基板140をバックライト132の後方に配設することができる。
しかも、上述のように構成することで、支持部材122の前壁133aと表示ユニット121の後壁151bとが平行となるように、表示ユニット121を支持部材122に重ねることができる。よって、液晶テレビ120は、水平な設置面に設置して使用することができるとともに、支持部材122を介して壁に掛けて使用することもできる。
なお、支持部材122の肉厚が十分に厚ければ、前壁151aの外面153aに凹部162を形成するだけでよいが、支持部材122の肉厚が薄い場合には、前壁151aの内面のうちの前記凸部160と対応する位置に支持部材122の内側に突出する突出部(図示せず)を形成するとともに、前壁151aの外面153aのうちの上記突出部に対応する位置に凹部162を形成するとよい。
以上のように、上記構成の液晶テレビ120によれば、凹部162を有する支持部材122と、端部が支持部材122から遠ざかる離間位置と、上記端部が支持部材122に隣接する隣接位置との間で支持部材122に回動可能に接続されるとともに、上記隣接位置に位置するときに上記凹部162内に収容される凸部160と、この凸部160内に収容される収容部品としてのインバータ基板140とを備える表示ユニット121とを具備しているので、表示ユニット121の平面サイズの大型化を抑制することができる。
しかも、上記隣接位置では、表示ユニット121の凸部160は、支持部材122により覆い隠される。よって、インバータ基板140を液晶表示パネル131やバックライト132と積層させて設けても、液晶テレビ120の外観への影響が少ない。また、表示ユニット121の後壁33bと支持部材122の前壁151aとが平行となるように、表示ユニット121を支持部材122に重ねることができるため、液晶テレビ120を壁に掛けて使用することができる。
以下、本発明の第4の実施形態を、図10を参照して説明する。
図10は、表示装置としての液晶テレビ120を開示している。表示ユニット121は、前壁133a、後壁133b、一対の側壁(一方の側壁のみ図示)133d、及び、一対の端壁133e,133fを有して偏平な中空の箱状に形成された筐体(以下、第1の筐体という)130を有している。支持部材122は、前壁151a、後壁151b、一対の側壁(一方の側壁のみ図示)151d、及び、一対の端壁151e,151fを有する筐体(以下、第2の筐体という)150を有している。第2の筐体150の前壁151aの外面153aは、第1の筐体130の後壁133bの外面136aと対向している。本実施形態では、インバータ基板140を第2の筐体150内に収容している。
第2の筐体150の前壁151aは、凸部165を有しており、インバータ基板140は、この凸部165内に収容されている。詳しく説明すると、凸部165は、第2の筐体150の内面153b側にインバータ基板140の一部を収容する収容部166を有しており、インバータ基板140は、この収容部166内に配設されている。第2の筐体150の前壁151aは、第1の筐体130の後壁133bと対向しているので、凸部165は、液晶テレビ120の外方からは見え難い。よって、液晶テレビ120の外観性が良好となる。
また、第1の筐体130の後壁133bのうちの上記凸部165と対応する位置に、この凸部165を避けるように陥没する凹部167を形成するとよい。このようにすることにより、上記隣接位置において凸部110が凹部112に収容される。よって、上記隣接位置における表示ユニット121及び支持部材122のトータルの厚みを厚くすることなく、インバータ基板140を第2の筐体150内に収容することができる。
なお、他の構成は、図示しない部分を含めて上述した第3の実施形態と同じであるから、重複する説明は図に同符号を付して省略する。以上のように、上記構成の液晶テレビ120によれば、第3の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、本発明に係る電子機器は、ポータブルコンピュータに制約されるものではなく、電子手帳やPDA等、種々の電子機器に広く適用することができる。また、本発明の表示装置は、液晶テレビに制約されるものではなく、いわゆるデスクトップ型のパーソナルコンピュータの表示モニター等、種々の表示装置に広く適用することができる。
また、本発明の電子機器或いは表示装置が備える収容部品は、インバータ基板やリザーブタンクに限定されるものではない。本発明は、例えば、無線ユニット、冷却ファン、コネクタユニット、光ディスクドライブ、スピーカユニット、チューナー、変換器等といった収容部品を電子機器或いは表示装置に収容する場合に広く適用することができる。
本発明の第1の実施形態に係るポータブルコンピュータを起立位置に回動させた状態で斜め前側から示す斜視図。 図1のポータブルコンピュータを起立位置に回動させた状態で一部断面して示す側面図。 表示ユニットを離間位置に回動させた状態において図1のポータブルコンピュータを斜め前側から示す斜視図。 表示ユニットを離間位置に回動させた状態において図1のポータブルコンピュータを斜め後側から示す斜視図。 表示ユニットを離間位置に回動させた状態において図1のポータブルコンピュータを一部断面して示す側面図。 図1のポータブルコンピュータを倒伏位置に回動させた状態で斜め後側から示す斜視図。 本体ユニットに収容された受熱部と、支持部材に収容された放熱部と、これら受熱部と放熱部との間で液状冷媒を循環させる循環経路との位置関係を示す図1のポータブルコンピュータの断面図。 本発明の第2の実施形態に係るポータブルコンピュータを一部断面して示す側面図。 本発明の第3の実施形態に係る液晶テレビを一部断面して示す側面図。 本発明の第4の実施形態に係る液晶テレビを示す側面図。
符号の説明
1…ポータブルコンピュータ(電子機器)、 2,121…本体ユニット、 3,122…表示ユニット、 4…支持部材、 20,130…第1の筐体、 23b,133b…後壁(第1の筐体の外壁)、 30…インバータ基板(収容部品) 40,150…第2の筐体、 41a,151a…前壁(第2の筐体の外壁)、 100…リザーブタンク(収容部品)、 110,115,160,165…凸部、 112,117,162,167…凹部、 120…液晶テレビ(表示装置)、 22,132…バックライト、 25,137a,137b…蛍光管(光源)

Claims (3)

  1. 本体と、
    上記本体に回動可能に接続されるとともに凹部を有する支持部材と、
    端部が上記支持部材から遠ざかる離間位置と、上記端部が上記支持部材に隣接する隣接位置との間で上記支持部材に回動可能に接続されるとともに、上記隣接位置に位置するときに上記凹部内に収容される凸部と、この凸部内に収容される収容部品とを備える表示ユニットと、を具備することを特徴とする電子機器。
  2. 上記表示ユニットは、1以上の光源を有するバックライトを備えているとともに、上記収容部品は、上記光源を点灯させるためのインバータ基板であることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 凹部を有する支持部材と、
    端部が上記支持部材から遠ざかる離間位置と上記端部が上記支持部材に隣接する隣接位置との間で上記支持部材に回動可能に接続されるとともに、上記隣接位置に位置するとき上記凹部内に収容される凸部と、この凸部内に収容される収容部品とを備える表示ユニットと、を具備することを特徴とする表示装置。
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JP2012003130A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Toshiba Corp 表示装置及び電子機器
JP2012063931A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Nec Personal Computers Ltd 冷却構造を有する画面一体型情報処理装置
JP2012151507A (ja) * 2012-04-13 2012-08-09 Toshiba Corp 電子機器
EP3130832A1 (de) * 2015-08-13 2017-02-15 TechniSat Digital GmbH Anordnung zum halten eines gerätes sowie vorrichtung

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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