JP2005134075A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】 貯蔵室内の臭気除去や殺菌を行うことのできる直冷式の冷蔵庫を提供する。
【解決手段】 送風機25及びイオン発生装置26を有したイオン送出ユニット20を冷蔵室3の上面に取り付け、送風機25の駆動によって前方上部の吸気口20aから吸気し、送風機25の排気側に配されたイオン発生装置26によってイオンを発生して後方下部に設けられた吐出口20bからイオンを含んだ冷気を送出する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、自然体流により貯蔵室を冷却する冷蔵庫に関し、特に、イオンを発生するイオン発生装置を備えた冷蔵庫に関する。
イオンを発生するイオン発生装置を有する従来の冷蔵庫は特許文献1に開示されている。この冷蔵庫は貯蔵室の背後に配された冷気ダクト内に送風機及びイオン発生装置の電極が配置されている。送風機の駆動によって冷気ダクトを流通する冷気とともにマイナスイオンが貯蔵室内に放出される。これにより、貯蔵物の臭気成分を除去することができる。また、イオン発生装置によりマイナスイオンとプラスイオンとを発生して貯蔵室に送出することによって貯蔵室内の殺菌を行うことができる。
一方、冷気ダクト及び送風機が設けられず、冷却器の冷熱を貯蔵室に放出して自然対流により貯蔵室内を冷却する直冷式の冷蔵庫が知られている。この冷蔵庫は送風機を省くことにより消費電力を低減できるようになっている。
特開2003−14365号公報(第2頁−第6頁、第3図)
しかしながら、上記従来の直冷式の冷蔵庫は冷気ダクト及び送風機が設けられないためイオン発生装置が設置されず、貯蔵室内の臭気除去や殺菌を行うことができない問題があった。本発明は、貯蔵室内の臭気除去や殺菌を行うことのできる直冷式の冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、貯蔵物を貯蔵する貯蔵室と、冷熱を放出するとともに壁面を介して前記貯蔵室に隣接する冷却手段とを備え、前記壁面を介して前記貯蔵室に放出される冷熱により発生する自然対流によって前記貯蔵室内を冷却する冷蔵庫において、イオンを発生するイオン発生装置を前記貯蔵室の上面近傍に設置したことを特徴としている。
この構成によると、冷却手段により発生した冷熱は壁面を介して貯蔵室内に放出され、低温となった冷気が壁面に沿って下降して貯蔵室内を冷気が自然対流する。貯蔵室の上面近傍に配されたイオン発生装置からはイオンが放出され、自然対流によって貯蔵室の上面に沿って流通する冷気にイオンが含まれる。これにより、イオンを含む冷気が貯蔵室内を循環する。冷却手段は貯蔵室の背壁または側壁に設置することができる。また、イオン発生装置を貯蔵室の上面に取り付けてもよく、上面に近接して背面や側面に取り付けてもよい。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記イオン発生装置と、前記貯蔵室内の空気を取り入れて排気する送風機とを内装し、前記イオン発生装置を前記送風機の排気側に配したイオン送出ユニットを備え、前記イオン送出ユニットを前記貯蔵室の上面または背面に取り付けたことを特徴としている。この構成によると、イオン送出ユニットは貯蔵室の上面または背面への取り付けによって上面近傍に配置される。貯蔵室の上面を流通する冷気は送風機の駆動によりイオン送出ユニット内に取り込まれ、送風機の排気にイオンが含まれて貯蔵室内に送出される。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記送風機がシロッコファンから成るとともに、前記イオン送出ユニットは前方上部に配された冷気を取り込む吸気口と後方下部に配された冷気を吐出する吐出口とを有することを特徴としている。この構成によると、シロッコファンの駆動によって前方上部の吸気口から冷気がイオン送出ユニットに取り込まれ、シロッコファンの例えば軸方向から吸気して周方向に排気される。そして、シロッコファンの排気にイオンが含まれて後方下部の吐出口から貯蔵室内に送出される。シロッコファンの周方向から吸気して軸方向に排気してもよい。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記イオン送出ユニットは前記貯蔵室内を照明する照明灯を有することを特徴としている。この構成によると、貯蔵室の上面近傍に配される照明灯によって貯蔵室内が照明される。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記イオン送出ユニットは、吸気に含まれる臭気成分を吸着するとともに前記送風機の吸気側に配される吸着フィルターを有することを特徴としている。この構成によると、イオン送出ユニットに取り込まれた冷気は吸着フィルターによって臭気成分が除去され、送風機を介してイオン発生装置に導かれる。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記イオン発生装置によってプラスイオン及びマイナスイオンを発生することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記イオン発生装置によるオゾン発生量を0.1mg/hr以下に制御する制御部を備えたことを特徴としている。
本発明によると、イオン発生装置を貯蔵室の上面近傍に設置したので、自然対流によって貯蔵室の上面に沿って流通する冷気にイオンを含ませて簡単にイオンを貯蔵室内に循環させることができる。また、イオン発生装置が邪魔にならずに貯蔵物を貯蔵することができ、冷蔵庫の使用性の低下を防止することができる。
また本発明によると、イオン発生装置及び送風機を有するイオン送出ユニットを設けたので、より簡単にイオンを貯蔵室内に循環させることができる。また、送風機によって冷気がイオン送出ユニット内を通過すればよいため風量の少ない送風機でよく消費電力の増大を抑制できる。また、イオン発生装置が送風機の排気側に配されるので送風機との衝突によるイオンの消失を防止することができる。
本発明によると、送風機がシロッコファンから成るので、イオン送出ユニットを薄く構成することができる。また、イオン送出ユニットが前方上部に配される吸気口と後方下部に配される吐出口とを有するので、貯蔵室内の自然対流する冷気を容易に取り込むことができるとともに容易に自然対流に沿って排気することができる。
本発明によると、イオン送出ユニットが照明灯を有するので、貯蔵室内に照明灯を設置する筐体を別途設ける必要がなく部品点数を削減することができる。
本発明によると、イオン送出ユニットが吸着フィルターを有するので、貯蔵室内に吸着フィルターを設置する筐体を別途設ける必要がなく部品点数を削減して臭気成分を除去することができる。また、吸着フィルターが送風機の吸気側に配されるので、イオンを含む空気が吸着フィルターを通過しないため吸着によるイオンの消失を防止することができる。
本発明によると、イオン発生装置によってプラスイオン及びマイナスイオンを発生するので、貯蔵室内の殺菌を行うことができる。
本発明によると、制御部によりイオン発生装置のオゾン発生量を0.1mg/h以下に制御したので、貯蔵室内のオゾン濃度を0.01ppm以下にすることができ、臭いによる不快感を防止することができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は一実施形態の冷蔵庫を示す正面図である。冷蔵庫1は断熱材により筐体2が構成され、上方から冷蔵室3及び冷凍室4が設けられている。冷蔵室3と冷凍室4とは筐体2に一体の断熱壁5により断熱隔離されている。
図2は冷蔵庫1の側面断面図を示している。冷蔵室3(貯蔵室)及び冷凍室4の前面はそれぞれ開閉扉3a、4aにより開閉できるようになっている。冷蔵室3の後方には背面板3bを介して冷却器10(冷却手段)が設置されている。冷却器10は冷媒が流通する冷媒管10aを蛇行して構成され、冷媒管10aが背面板3bに接して配されている。冷凍室4には上壁6及び棚7、8が設けられる。上壁6及び棚7、8には上記と同様にそれぞれ冷媒管11aを蛇行して構成される冷却器11が内装されている。
冷却器10、11は冷凍室4の背後に配された圧縮機12に接続されている。圧縮機12は制御部13の制御により冷凍サイクルを運転して冷却器10、11を冷却する。冷却器11から放出される冷熱は上壁6及び棚7、8を介して冷凍室4内に放出され、冷却された冷凍室4内の空気が上壁6及び棚7、8から降下する。これにより、冷凍室4内に自然対流が発生して冷気が循環し、冷凍室4内の貯蔵物が冷凍保存される。
また、冷却器10から放出される冷熱は背面板3bを介して冷蔵室3内に放出され、冷却された冷蔵室3内の空気が背面板3bに沿って降下する。これにより、冷蔵室3内に自然対流が発生して冷気が循環し、冷蔵室3内の貯蔵物が冷蔵保存される。尚、冷熱による冷却によって背面板3bに発生する結露は背面板3bに沿って流下する。冷蔵庫1の背面にはこの結露水を回収して排水するドレン管14が設けられている。
冷蔵室3の上面3cにはイオンを送出するイオン送出ユニット20が取り付けられている。イオン送出ユニット20は背面が背面板3bに接するように配置されている。図3、図4はそれぞれイオン送出ユニット20の斜視図及び正面図を示している。イオン送出ユニット20は樹脂成形品から成る本体部21に透明な樹脂成形品から成るカバー22が取り付けられている。
イオン送出ユニット20の前方上部には冷蔵室3内の冷気を取り込む吸気口20aが形成され、後方下部には冷気を吐出する吐出口20bが設けられている。吐出口20bは冷却器10よりも上方に設けられる。これにより、後述するように吐出口20bから吐出されるイオンと背面板3b表面の結露との接触を抑制し、イオンの消失を低減できるようになっている。
図5、図6、図7はそれぞれイオン送出ユニット20の底面図、上面図、側面断面図を示している。イオン送出ユニット20内はリブ30により仕切られており、後方にカバー22(図3参照)を透過して冷蔵室3内を照明する照明灯28が設けられている。これにより、別途照明灯28を設置する筐体を設ける必要がなく部品点数を削減することができる。照明灯28の前方にはシロッコファンから成る送風機25が配されている。シロッコファンによってイオン送出ユニット20を薄く構成することができる。
リブ30により吸気口20aに臨んで形成される吸気路23は連通孔23aを介して連通する上段部23cと下段部23dを有している。下段部23dは貫通孔23bを介して送風機25の吸気部25aに臨み、吸気部25aに吸気を軸方向に導く。吸気路23を2段に形成することによって、上部に設けられた吸気口20aから冷気を取り込んでシロッコファンから成る送風機25に容易に該冷気を導くことができる。
吸気路23の上段部23cには吸着フィルター27が配されている。これにより、別途吸着フィルター27を設置する筐体を設ける必要がなく部品点数を削減することができる。吸着フィルター27は図8に示すようにハニカム状に形成された銅マンガン焼結材から成っており、通過する空気に含まれた臭気成分を吸着する。
送風機25の周面に設けられた排気部25bは吸気部25aから軸方向に取り込まれた空気を周方向に排気する。排気部25bに臨む排気路24は送風機25の排気を吐出口20bに導くように形成されている。送風機5の排気側にはイオン発生装置26が設けられている。図9に示すように、イオン発生装置26は高圧電圧の印加によりイオンを発生する電極から成るイオン発生面26aを有し、イオン発生面26aが排気路24に面して配されている。
イオン発生装置26のイオン発生面26aには制御部13の制御によって交流波形またはインパルス波形から成る電圧が印加される。イオン発生面26aの印加電圧が正電圧の場合は主としてH+(H2O)nから成るプラスイオンを発生し、負電圧の場合は主としてO2 -(H2O)mから成るマイナスイオンを発生する。H+(H2O)n及びO2 -(H2O)mは微生物の表面で凝集し、空気中の微生物等の浮遊菌を取り囲む。
そして、式(1)〜(3)に示すように、衝突により活性種である[・OH](水酸基ラジカル)やH22(過酸化水素)を微生物等の表面上で凝集生成して浮遊菌の殺菌を行う。従って、プラスイオン及びマイナスイオンを発生して冷蔵室3内の殺菌を行うことができる。また、マイナスイオンを発生して冷蔵室3内の臭気成分の除去を行うことができる。
+(H2O)n+O2 -(H2O)m→・OH+1/2O2+(n+m)H2O ・・・(1)
+(H2O)n+H+(H2O)n'+O2 -(H2O)m+O2 -(H2O)m' →2・OH+O2+(n+n’+m+m’)H2O ・・・(2)
+(H2O)n+H+(H2O)n'+O2 -(H2O)m+O2 -(H2O)m' →H22+O2+(n+n’+m+m’)H2O ・・・(3)
冷蔵室3内を自然対流して上面3c近傍を後方に流通する冷気は送風機25の駆動によって矢印A(図6、図7参照)に示すようにイオン送出ユニット20の前方上部に形成される吸気口20aからイオン送出ユニット20内に取込まれる。該冷気は吸着フィルター27を通過して吸気路23の上段部23cから連通孔23aを介して下段部23dを流通する。そして、矢印B(図7参照)に示すように貫通孔23bから吸気部25aを介して送風機25に吸引される。
送風機25の排気部25bから矢印C(図6参照)に示すように排気路24に排気される冷気にはイオン発生装置26から放出されるイオンが含まれる。そして、矢印D(図6参照)に示すようにイオン送出ユニット20の後方下部の吐出口20bからイオンを含んだ冷気が冷蔵室3内に吐出され、自然対流に沿って冷蔵室3内に拡散される。
ここで、送風機25による流量は0.6〜1.0m3/hであり、排気部25bの開口面積は約15mm×15mmに形成されている。これにより、送風機25の排気は緩やかに流通して平均風速が約0.7〜1.3m/secになっている。このため、イオン発生面26aが送風機25の排気方向に対して排気部25bに対向する方向に約10゜〜20゜傾斜しているが、イオン発生面26aに沿って渦の少ない冷気流を通過させることができる。従って、イオン発生面26aで発生したイオンを冷気流に効率よく取り込むことができる。
イオン発生装置26によりプラスイオン及びマイナスイオンを発生させた場合には、渦の少ない冷気流によってイオンの衝突が低減される。イオンの衝突による結合や消滅が生じるとイオン送出ユニット20内で活性種が生成され、冷蔵室3内に拡散して活性種を生成するイオンが減少して殺菌能力が低下する。このため、イオンの衝突を低減することによってイオンが効率よく排気路24内を通過して、多くのプラスイオン及びマイナスイオンを吐出口20bから吐出させることができる。従って、消費電力を低減できるとともに、後述するオゾンの発生量を抑制することができる。
また、送風機25による冷気流の平均風速が1.3m/secを超えると騒音が大きくなる。このため、平均風速を1.3m/sec以下にすることによって冷蔵庫1の運転音を低騒音に保つことができる。
更に、イオン発生面26aに対向する排気路24の壁面が曲面(図6参照)によりイオン発生面26aと同じ方向に傾斜している。これにより、圧力損失の増加を抑制して冷気流の方向を効率よく変え、照明灯28を迂回して冷気を後方に導くことができる。従って、イオン送出ユニット20の省スペース化及びコンパクト化を図ることができる。イオン発生面26aに対向する壁面を傾斜した平面により形成してもよい。
また、イオン送出ユニット20の吐出口20bの開口面積は約30mm×18〜20mmに形成されている。これにより、吐出口20bからも緩やかに冷気が吐出され、平均風速が約0.3〜0.5m/secになっている。このため、渦の少ない冷気流が冷蔵室3に吐出され、冷蔵室3内の緩やかな自然対流にのって室内を循環する。従って、吐出口20b付近でのプラスイオンとマイナスイオンとの衝突による結合や消滅が抑制され、両イオンが冷蔵室3内に拡散して少ない消費電力で室内の浮遊菌等や壁面等に付着した菌等を殺菌することができる。
冷気流は層流領域または層流に近い領域での流れが最も好ましく、イオンの衝突を低減することができる。排気路24を流通する冷気流が乱流領域を含む場合には、排気部25b近傍や吐出口20b近傍を含む排気路24内に冷気流に沿った整流板を設けるとよい。これにより、整流板によって整流された冷気流が流通し、低消費電力でオゾン発生量が少なく効率よくイオンを送出することが可能となる。整流板はイオン発生装置26の上流側に設けるとより望ましく、整流板との衝突によるイオンの消滅を回避することができる。
尚、本実施形態のように、例えば通風幅(排気部25bの開口幅)が15mm以下で平均風速が1.3m/sec以下の通風条件は、低温領域(−5℃〜10℃)において層流領域または層流に近い領域を持つ渦の少ない冷気流となる条件を満足する。
また、イオン発生装置26はイオンを発生することによってオゾンも同時に発生する。オゾン発生量が多くなるとオゾンの臭気によって使用者に不快感を与える。図10はイオン発生装置26により発生したオゾンによる冷蔵室3内のオゾン濃度を示している。縦軸は冷蔵室3内のオゾン濃度(単位:ppm)を示し、横軸は経過時間を示している。
同図によると、イオン発生装置26から発生するオゾン発生量が0.1mg/h以下になると、オゾン濃度を不快感を生じさせない0.01ppm以下に維持することができる。従って、制御部13(図2参照)によってイオン発生装置26から発生するオゾン発生量が0.1mg/h以下になるように制御されている。
本実施形態によると、イオン送出ユニット20を冷蔵室3の上面3c近傍に設置したので、自然対流によって冷蔵室3の上面に沿って流通する冷気にイオンを含ませて簡単にイオンを冷蔵室3内に循環させることができる。また、イオン送出ユニット20が邪魔にならずに貯蔵物を貯蔵することができ、冷蔵庫1の使用性の低下を防止することができる。尚、イオン送出ユニット20を冷蔵室3の上面3cに近接して背面板3bや側壁3d(図1参照)に取り付けてもよい。
また、イオン送出ユニット20が送風機25を有するので、冷蔵室3を流通する冷気に容易にイオンを含ませて吐出することができる。また、送風機25によって冷気がイオン送出ユニット20内を通過できればよい。このため、冷気ダクトを有して冷気を送風機により循環させる冷蔵庫の場合の風量(約10m3/h)に比べて少ない風量の送風機を用いることができ、消費電力の増大を抑制できる。
また、イオン発生装置26が送風機25の排気側に配されるので、送風機25との衝突によるイオンの消失を防止することができる。更に、吸着フィルター27が送風機25の吸気側に配されるので、イオンを含む冷気が吸着フィルター27を通過しないため吸着によるイオンの消失を防止することができる。
は、本発明の実施形態の冷蔵庫を示す正面図である。 は、本発明の実施形態の冷蔵庫を示す側面断面図である。 は、本発明の実施形態の冷蔵庫のイオン送出ユニットを示す斜視図である。 は、本発明の実施形態の冷蔵庫のイオン送出ユニットを示す正面図である。 は、本発明の実施形態の冷蔵庫のイオン送出ユニットを示す底面図である。 は、本発明の実施形態の冷蔵庫のイオン送出ユニットを示す上面図である。 は、本発明の実施形態の冷蔵庫のイオン送出ユニットを示す側面断面図である。 は、本発明の実施形態の冷蔵庫の吸着フィルターを示す斜視図である。 は、本発明の実施形態の冷蔵庫のイオン発生装置を示す斜視図である。 は、本発明の実施形態の冷蔵庫のイオン発生装置による冷蔵室のオゾン濃度を示す図である。
符号の説明
1 冷蔵庫
2 筐体
3 冷蔵室
3b 背面板
3c 上面
4 冷凍室
10、11 冷却器
12 圧縮機
13 制御部
14 ドレン管
20 イオン送出ユニット
20a 吸気口
20b 吐出口
21 本体部
22 カバー
23 吸気路
24 排気路
25 送風機
26 イオン発生装置
26a イオン発生面
27 吸着フィルター
28 照明灯

Claims (7)

  1. 貯蔵物を貯蔵する貯蔵室と、冷熱を放出するとともに壁面を介して前記貯蔵室に隣接する冷却手段とを備え、前記壁面を介して前記貯蔵室に放出される冷熱により発生する自然対流によって前記貯蔵室内を冷却する冷蔵庫において、イオンを発生するイオン発生装置を前記貯蔵室の上面近傍に設置したことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記イオン発生装置と、前記貯蔵室内の空気を取り入れて排気する送風機とを内装し、前記イオン発生装置を前記送風機の排気側に配したイオン送出ユニットを備え、前記イオン送出ユニットを前記貯蔵室の上面または背面に取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記送風機がシロッコファンから成るとともに、前記イオン送出ユニットは前方上部に配された冷気を取り込む吸気口と後方下部に配された冷気を吐出する吐出口とを有することを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記イオン送出ユニットは前記貯蔵室内を照明する照明灯を有することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記イオン送出ユニットは、吸気に含まれる臭気成分を吸着するとともに前記送風機の吸気側に配される吸着フィルターを有することを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の冷蔵庫。
  6. 前記イオン発生装置によってプラスイオン及びマイナスイオンを発生することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の冷蔵庫。
  7. 前記イオン発生装置によるオゾン発生量を0.1mg/h以下に制御する制御部を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の冷蔵庫。
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