JP2005133091A - 超高分子量ポリエチレン発泡体、及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の発泡体は、粘度平均分子量が30万〜1000万の超高分子量ポリエチレンを発泡させて得られる密度が0.02〜0.7g/cm3の発泡体である。 前記発泡体は、押出機内で溶融状態にある超高分子量ポリエチレンに二酸化炭素を添加し、ダイス部での樹脂の滞留時間および圧力を特定値とするとともに、ダイス吐出直後の樹脂表面温度と中心部温度を所定の温度となるように押出して発泡させることにより製造できる。
【選択図】
なし
Description
(1)粘度平均分子量が30万〜1000万の超高分子量ポリエチレンを発泡させて得られる発泡体であって、該発泡体の密度が0.02〜0.7g/cm3であり、温度−40℃における引張衝撃値X(kJ/m2)を、該発泡体の密度ρ(g/cm3)で近似した以下の数式(1)において、係数Aが75〜1500であることを特徴とする超高分子量ポリエチレン発泡体を提供する。
(2)温度−150℃における引張強度Y(MPa)を、該発泡体の密度ρ(g/cm3)で近似した以下の数式(2)において、係数Bが50〜1000であることを特徴とする前記(1)に記載の超高分子量ポリエチレン発泡体を提供する。
(3)粘度平均分子量が30万〜1000万の超高分子量ポリエチレンを発泡させて得られる密度が0.02〜0.7g/cm3である発泡体の製造方法であって、発泡剤を溶解した超高分子量ポリエチレンの、押出機のスクリュー先端からダイス出口までの滞留時間T(分)を、超高分子量ポリエチレンの粘度平均分子量Mvで近似した以下の数式(3)において、係数Eが0.5〜10であり、且つスクリュー先端部の樹脂圧力が10〜100MPaであることを特徴とする超高分子量ポリエチレン発泡体を提供する。
(4)押出機内で超高分子量ポリエチレンを溶融する工程、超高分子量ポリエチレンに発泡剤を添加する工程、ダイス吐出直後の樹脂表面の温度が60〜140℃、ダイス吐出直後の樹脂中心部の温度が70〜150℃となるように押し出して発泡させる工程を含む、前記(3)に記載の超高分子量ポリエチレン発泡体を提供する。
(5)発泡剤として二酸化炭素を超高分子量ポリエチレン100質量部当たり0.1〜20質量部添加する、前記(3)または(4)に記載の超高分子量ポリエチレン発泡体の製造方法。
(6)前記(1)または(2)いずれかの超高分子量ポリエチレン発泡体であり、熱伝導率が0.01〜0.35Kcal/m・hr・℃であることを特徴とする断熱材を提供する。
(7)前記(1)または(2)のいずれかの超高分子量ポリエチレン発泡体である、液化天然ガス用断熱材、液体水素用断熱材、超伝導磁気共鳴装置などの構成材料、軽量高摺動材料、緩衝性高摺動材料を提供することである。
本発明に用いられる超高分子量ポリエチレンは、エチレンを主成分として(全共重合成分中、最大のモル%で)用いてなるものであり、例えば、エチレンの単独重合体、エチレンを主成分とし該エチレンと該エチレンと共重合可能な他の単量体との共重合体などが挙げられる。このエチレンと共重合可能な単量体としては、例えば、炭素数3以上のα−オレフィンなどが挙げられる。この炭素数3以上のα−オレフィンとしては、例えば、プロピレン、1−ブテン、イソブテン、1−ペンテン、2−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、1−ヘキセン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−イコセン等が挙げられる。
[発泡剤]
本発明に用いる発泡剤としては、具体的には、化学発泡剤としては、炭酸水素ナトリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、亜硝酸アンモニウム、クエン酸、アゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、ベンゼンスルホニルヒドラジド、アゾジカルボン酸バリウム、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、P,P’−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジド、P−トルエンスルホニルヒドラジド、P−トルエンスルホニルアセトンヒドラゾーン等が挙げられる。
本発明の発泡体の成形方法は、連続成形可能であり、低コストで製造できる点で、押出発泡法が好ましい。
本発明で用いられる押出機の種類は、例えば、単軸押出機、二軸押出機等が挙げられる。これらの中では、単軸押出機が好ましい。また、押出機が2台以上繋がった多段押出機を使用することもできる。
発泡剤を溶解した超高分子量ポリエチレンの、押出機のスクリュー先端部通過からダイス出口までの滞留時間T(分)は、スクリュー先端からダイス出口までの樹脂流路の容積、押出量および、超高分子量ポリエチレン樹脂のPVT(圧力、体積、温度)関係から求められる溶融密度から算出することができる。
滑剤の添加量としては、超高分子量ポリエチレン100質量部当り、0.01〜5質量部、好ましくは、0.03〜3質量部、さらに0.05〜2質量部が好ましい。該核剤が上記範囲内にある場合、押出機内の圧力の大幅な上昇を抑制、樹脂の混練不足、圧力不足による発泡不良を解消できる。
超高分子量ポリエチレンと、必要に応じて所定量の滑剤および発泡核剤をタンブラーブレンダー、ヘンシェルミキサー等により混合して得られた超高分子量ポリエチレン組成物:1を、ホッパ−:2より投入し、押出機:3より加熱混練して溶融させる。二酸化炭素の供給方法としては、液化二酸化炭素ボンベ:4より、二酸化炭素を液体状態に維持したまま定量ポンプ:6に注入し、昇圧する。このときボンベと定量ポンプをつなぐラインを冷媒循環装置:5により冷却することが好ましい。
超高分子量ポリエチレンの、スクリュー先端からダイス出口までの滞留時間は、スクリュー回転数、バレル温度、スクリュー先端からダイス出口までの樹脂流路の容積として、ダイス内の樹脂流路の容積または押出機とダイスを繋ぐアダプター内の樹脂流路の容積を変更することで調節可能であり、スクリュー回転数を遅く、スクリュー先端からダイス出口までの容積を大きくすると、滞留時間を長くすることができる。
本発明の方法で製造される超高分子量ポリエチレン発泡体は、種々の成形体に発泡成形できる。適用することができる成形法としては、公知の成形法であれば、制限無く適用することができる。例えば、発泡シート成形、発泡インフレーション成形、発泡ネット成形、発泡異型押出成形、発泡多層成形、発泡中空成形、発泡パイプ成形等が挙げられる。発泡成形体の形状についても、シート状、レール状、チューブ状、角材状、円柱状等、特に限定されない。中でも、発泡シート成形による発泡シート、発泡異型押出成形によるレール状、チューブ状、角材状、円柱状の形状が好ましい。
また、-40℃におけるアイゾット衝撃強度(ASTM-D256、成形ノッチ有)が、アイゾット衝撃強度Z(J/m)を、該発泡体の密度ρ(g/cm3)で近似した以下の数式(4)において、係数Cが500以上であることが好ましく、さらに1000以上が好ましく、さらに破壊しないことが好ましい。
上記範囲の衝撃強度は、軽量のポリオレフィンからなる発泡体(密度:0.02〜0.7g/cm3)の中で、極低温で他に類をみない高衝撃特性を有している。
−150℃における引張強度が、上記範囲内にある場合、極低温用材料として十分使用に耐え得る剛性を有する。
本発明の発泡体からなる断熱材は、熱伝導率(JIS-A1413)が0.01〜0.35Kcal/m・hr・℃であることが好ましく、好ましくは0.05〜0.35Kcal/m・hr・℃、さらに0.1〜0.3Kcal/m・hr・℃が好ましい。熱伝導率が上記範囲にある場合、極低温用断熱材料として期待される断熱性を発揮することができる。例えば、発泡倍率を高くすると熱伝導率は低く抑えることができ、発泡倍率を調整することにより所望の熱伝導率に制御可能である。本発明の発泡体からなる断熱材は、例えば、液化天然ガスや液体水素等を輸送、貯蔵、ハンドリングする際に使用する断熱材、特に極低温下における断熱材として好適に使用することができる。
病院等の検査で使用されている超伝導磁気共鳴装置は、従来の磁気共鳴画像装置では困難だった血管、胆道、膵管の撮影を可能とし、画像も高画質化できることから、多くの病院で採用されており、超伝導磁石を使用することから、極低温下において軽量で各種物性に優れた材料が求められている。本発明の発泡体は、軽量で且つ、極低温下における衝撃強度および剛性等の各種機械物性に優れており、液化ヘリウム、液体窒素等に用いられる超伝導磁気共鳴装置の構成材料に好適に使用することができる。
摺動用途の材料としては、摩擦係数、摩耗性に優れたフッ素系樹脂、エンジニアリングプラスチック、ポリウレタン、超高分子量ポリエチレン等が使用されている。中でも、超高分子量ポリエチレンは、比重が1以下で軽量であることから、多くの分野に使用されている。本発明の発泡体からなる軽量高摺動材料は、高分子量ポリエチレンの有する優れた耐摩耗性、自己潤滑性、低温特性、耐薬品性等の物性を損なうことなく、超高分子量ポリエチレンを更に軽量化したものである。この軽量化により、使用時のエネルギー消費量を低減することができる。特に回転したり、往復運動するライニング、ケミカルポンプ、ギア、ベアリング、スクリュー、コンベア、人工関節、義肢、義足のような成形品、部材を軽量化することができ、エネルギー消費量を大幅に低減できることから、極めて有効である。
摺動材料の用途には、緩衝性を必要とする用途がある。例えば、半導体用シリコンウェハーの研摩工程に使用されるCMPパッド、エレベーターの部材として使用されているガイドシュー等が挙げられる。従来これらの用途には、これまで摺動材料と緩衝材料の組合せなどで、摺動性と緩衝性の物性のバランスをとっていたが、本発明の発泡体からなる緩衝性高摺動材料は、摺動性に優れた超高分子量ポリエチレンを発泡させることにより、摺動性と緩衝性の両者を合わせもち、CMPパッド、ガイドシュー、ガイドレール等の緩衝性高摺動材料に好適に使用することができる。
ASTM−D4020に準拠して測定した。
ダイスから吐出した直後、0mmから10mmの間の超高分子量ポリエチレン発泡体の表面温度を非接触式の放射温度計(ミノルタ(株)製、HT-10D)により測定した。
ダイスから吐出した直後、0mmから10mmの間の超高分子量ポリエチレン発泡体の中心部の温度を針式のセンサーを持つ温度計により、温度が安定するまで数回に亘って樹脂中心部を針状のセンサー部で刺して測定した。
発泡剤を溶解した超高分子量ポリエチレン組成物が、スクリュー先端通過からダイス出口までの滞留時間を、スクリュー先端からダイス出口までの樹脂流路容積、押出量および、超高分子量ポリエチレン樹脂のPVT関係のデータよりダイス内の溶融樹脂に相当する溶融密度から算出した。
連続的に超高分子量ポリエチレンを製造して、30分毎に合計10点(5時間分)のサンプルを採取して、電子密度計(ミラージュ(株)、MD-200S)を用いて密度を測定し、その平均値を求めた。
幅20mm、厚み5mmの長方形の出口形状を有するダイスを用いて連続的に超高分子量ポリエチレン発泡体を製造し、5分毎に長さ10cmのサンプルを3点取得した。次いで3点のサンプルの樹脂の押出方向に対して垂直方向の断面を走査型電子顕微鏡により撮影し、1サンプルにつき、該断面の上下左右にあるスキン層の厚みをそれぞれ2箇所づつ計8箇所を測定して平均値を算出した。次いで、各サンプル毎に得られた平均値から、3サンプルにおける平均値を求めてスキン層の厚みとした。
上記6)のスキン層の厚みと同様にして、サンプルを3点取得した。次いで、3点のサンプルについて樹脂の押出方向に対して垂直方向の断面の中心を走査型電子顕微鏡により撮影し、写真を画像処理して、サンプルの断面の中心部500μm四方にあるセルについて円相当径を算出した。次いで、各サンプル毎に得られた円相当径から、サンプル3点について平均円相当径を求め、それらの平均値を平均セル径とした。
ASTM−D2856に準拠し、エアピクノメーター(東京サイエンス(株)製空気比較式比重計1000型)を使用し、測定した。
平均セル径を算出したサンプル3点中の最大円相当径が、平均セル径の2倍の範囲内である場合を○、同様に最大円相当径が平均セル径の2倍より大きく4倍までの範囲内である場合を△、同様に最大円相当径が平均セル径の4倍の範囲を超えたものを×として評価した。
前記5)で得られた30分毎にサンプリングして得られた合計10点のサンプルの密度と、前記5)の密度の平均値との差が10%以内の場合○、10%超30%以内の場合を△、30%を超える場合を×とした。
試験機として、デュポン衝撃試験機(東洋精機製)を用いた。鑿の形(幅20mm)をした撃心を使い、2kgの落下錘を250mmの高さから落下させ、試験片の状態を目視観察した。試験片として、発泡体を50mm×10mmの試験片に切削したものを使用した。この試験片を液体窒素中に5時間浸漬し、それを取り出して、上記落下衝撃試験を行った。この時、液体窒素から取り出して3秒以内に試験を行った。
ASTM-D256に準拠し、-40℃雰囲気下で、アイゾット衝撃強度測定(成形ノッチ有)を行った。ハンマー容量は3.92J、空振り角度は149.1度の条件で測定した。試験片として幅10.16mm、ノッチ角度45°、ノッチ先端r0.25mmとしたものを使用した。
JIS-K7160に準拠し、-40℃雰囲気下で、引張衝撃値の測定(両端成形ノッチ有)を行った。ハンマー容量は7.5J、空振り角度は149.2度の条件で測定した。試験片として幅6.0mm、ノッチ角度45°、ノッチ先端r1.0mmとしたものを使用した。
JIS-K7113に準拠し、−150℃雰囲気下での引張強度、および引張伸びを行った。発泡体からASTM1号形試験片を試験片加工機で加工した。測定は、試験温度中に60分間保持後行った。掴み具間距離を110mmとし、引張速度を5mm/分で測定した。伸び測定は、クロスヘッド移動量法を採用した。
JIS-A1413に準拠し測定した。
押出機として、図1に示したスクリュ−径50mmの単軸押出機:3(L/D=32)を使用した。ダイスは、幅20mm、厚み5mmの長方形の出口形状を有し、スクリュー先端からダイス出口までの長さを330mm(スクリュー先端からダイス出口までの容積を78.4cm3)となるものを使用した。このダイスには、リップ出口近傍を局所冷却できるよう、リップ上下に冷媒として水:11が通る管が設置されている。粘度平均分子量が100万の超高分子量ポリエチレン(三井化学(株)製ハイゼックスミリオン150M)100質量部と、ステアリン酸カルシウム(堺化学工業製)0.1質量部と、重曹/クエン酸(ベ−リンガ−インゲルハイム製CF)0.05質量部をドライブレンドし、超高分子量ポリエチレン組成物:1を調整した。
超高分子量ポリエチレン組成物100質量部に対して二酸化炭素を2.5質量部の割合で押出機:3に供給し、ダイス吐出直後表面温度125℃、ダイス吐出直後中心部温度130℃とした以外は実施例1と同様に実験を行った。発泡体の評価結果を表1に示す。
超高分子量ポリエチレン組成物100質量部に対して二酸化炭素を3.6質量部の割合で押出機:3に供給し、ダイス吐出直後表面温度123℃、ダイス吐出直後中心部温度125℃とした以外は実施例1と同様に実験を行った。発泡体の評価結果を表1に示す。
超高分子量ポリエチレン組成物100質量部に対して二酸化炭素を3.5質量部の割合で押出機:3に供給し、ダイス吐出直後表面温度120℃、ダイス吐出直後中心部温度125℃とした以外は実施例1と同様に実験を行った。発泡体の評価結果を表1に示す。
粘度平均分子量が100万の超高分子量ポリエチレン(三井化学(株)製ハイゼックスミリオン150M)100質量部と、ステアリン酸カルシウム(堺化学工業製)0.2質量部と、重曹/クエン酸(ベ−リンガ−インゲルハイム製CF)0.05質量部をドライブレンドし、超高分子量ポリエチレン組成物:1を調整し、超高分子量ポリエチレン組成物100質量部に対して二酸化炭素を6.0質量部の割合で押出機:3に供給し、ダイス吐出直後表面温度120℃、ダイス吐出直後中心部温度123℃とした以外は実施例1と同様に実験を行った。発泡体の評価結果を表1に示す。
超高分子量ポリエチレン組成物100質量部に対して二酸化炭素を0.8質量部の割合で押出機:3に供給し、ダイス吐出直後表面温度135℃、ダイス吐出直後中心部温度138℃とした以外は実施例5と同様に実験を行った。発泡体の評価結果を表1および表3に示す。
ステアリン酸カルシウムを添加しなかった以外は、実施例1と同様に実験を行った。発泡体の評価結果を表1および表3に示す。
重曹/クエン酸を添加しなかった以外は、実施例1と同様に実験を行った。発泡体の評価結果を表1に示す。
ダイスとして、スクリュー先端からダイス出口までの長さを530mm(スクリュー先端からダイス出口までの容積を143.2cm3)となるものを使用し、粘度平均分子量が200万の超高分子量ポリエチレン(三井化学(株)製ハイゼックスミリオン240ME)を使用し、超高分子量ポリエチレン組成物100質量部に対して二酸化炭素を1.8質量部の割合で押出機:3に供給し、ダイス吐出直後表面温度139℃、ダイス吐出直後中心部温度142℃とした以外は実施例1と同様に実験を行った。この時のスクリュー先端通過からダイス出口までの滞留時間は2.3分であった。発泡体の評価結果を表1に示す。
ダイスとして、スクリュー先端からダイス出口までの長さを530mm(スクリュー先端からダイス出口までの容積を143.2cm3)となるものを使用し、粘度平均分子量が230万の超高分子量ポリエチレン(三井化学(株)製ハイゼックスミリオン240M)を使用し、超高分子量ポリエチレン組成物100質量部に対して二酸化炭素を10.0質量部の割合で押出機:3に供給し、ダイス吐出直後表面温度120℃、ダイス吐出直後中心部温度121℃とし、スクリュー回転数を6rpmとした以外は実施例1と同様に実験を行った。この時のスクリュー先端通過からダイス出口までの滞留時間は3.6分であった。発泡体の評価結果を表1に示す。
リップ出口近傍に水を流さず、超高分子量ポリエチレン組成物100質量部に対して二酸化炭素を1.0質量部の割合で押出機:3に供給し、ダイス吐出直後表面温度170℃、ダイス吐出直後中心部温度170℃とした以外は実施例1と同様に実験を行った。発泡体の評価結果を表2に示す。
超高分子量ポリエチレン組成物100質量部に対して二酸化炭素を1.0質量部の割合で押出機:3に供給し、ダイス吐出直後表面温度120℃、ダイス吐出直後中心部温度155℃とした以外は実施例1と同様に実験を行った。発泡体の評価結果を表2に示す。
リップ出口近傍に水を流さず、超高分子量ポリエチレン組成物100質量部に対して二酸化炭素を0.05質量部の割合で押出機:3に供給し、ダイス吐出直後表面温度170℃、ダイス吐出直後中心部温度170℃とした以外は実施例1と同様に実験を行った。発泡体の評価結果を表2に示す。
超高分子量ポリエチレン組成物100質量部に対して二酸化炭素を1.8質量部の割合で押出機:3に供給し、ダイス吐出直後表面温度55℃、ダイス吐出直後中心部温度138℃とした以外は実施例1と同様に実験を行った。発泡体の評価結果を表2に示す。
超高分子量ポリエチレン組成物100質量部に対して二酸化炭素を1.8質量部の割合で押出機:3に供給し、ダイス吐出直後表面温度58℃、ダイス吐出直後中心部温度68℃とした以外は実施例1と同様に実験を行った。結果、樹脂温度を下げるため、押出機およびダイスの設定温度を下げていく過程で、圧力の急上昇が生じ、超高分子量ポリエチレン組成物がダイスから吐出せず、押出成形ができなかった。結果を表2に示す。
スクリュ−回転数30rpmにした以外は、実施例1と同様に実験を行った。この時の通過時間は、0.4分であった。発泡体の評価結果を表2および表3に示す。
ダイスとして、スクリュー先端からダイス出口までの長さを330mm(スクリュー先端からダイス出口までの容積を78.4cm3)となるものを使用した以外は、実施例9と同様に実験を行った。この時のスクリュー先端通過からダイス出口までの滞留時間は、1.3分であった。発泡体の評価結果を表2および表3に示す。
粘度平均分子量が230万の超高分子量ポリエチレン(三井化学(株)製ハイゼックスミリオン240M)を使用し、超高分子量ポリエチレン組成物100質量部に対して二酸化炭素を10.0質量部の割合で押出機:3に供給し、ダイス吐出直後表面温度120℃、ダイス吐出直後中心部温度152℃とした以外は実施例1と同様に実験を行った。この時のスクリュー先端通過からダイス出口までの滞留時間は1.3分であった。発泡体の評価結果を表2に示す。
ダイスとして、スクリュー先端からダイス出口までの長さを330mm(スクリュー先端からダイス出口までの容積を78.4cm3)となるものを使用しスクリュー回転数を10rpmとした以外は実施例9と同様に実験を行った。この時のスクリュー先端通過からダイス出口までの滞留時間は1.3分であった。発泡体の評価結果を表2および表3に示す。
粘度平均分子量が20万の高密度ポリエチレンを用い、押出機とTダイを使用して、密度0.31g/cm3、およびスキン層厚み0.3mmを有する高密度ポリエチレン発泡体を取得した。発泡体の評価結果を表3に示す。
2 ホッパー
3 押出機
4 液化二酸化炭素ボンベ
5 冷媒循環装置
6 定量ポンプ
7 保圧弁
8 樹脂圧力計(二酸化炭素供給部)
9 ダイス
10 樹脂圧力計(スクリュー先端部)
11 冷媒
12 サイジングダイ
13 超高分子量ポリエチレン発泡体
14 引取機
Claims (11)
- 粘度平均分子量が30万〜1000万の超高分子量ポリエチレンを発泡させて得られる発泡体であって、該発泡体の密度が0.02〜0.7g/cm3であり、温度−40℃における引張衝撃値X(kJ/m2)を、該発泡体の密度ρ(g/cm3)で近似した以下の数式(1)において、係数Aが75〜1500であることを特徴とする超高分子量ポリエチレン発泡体。
X = A × ρ (1) - 温度−150℃における引張強度Y(MPa)を、該発泡体の密度ρ(g/cm3)で近似した以下の数式(2)において、係数Bが50〜1000であることを特徴とする請求項1に記載の超高分子量ポリエチレン発泡体。
Y = B × ρ (2) - 粘度平均分子量が30万〜1000万の超高分子量ポリエチレンを発泡させて得られる発泡体の密度が0.02〜0.7g/cm3である発泡体の製造方法であって、発泡剤を溶解した超高分子量ポリエチレンの、押出機のスクリュー先端からダイス出口までの滞留時間T(分)を、超高分子量ポリエチレンの粘度平均分子量Mvで近似した以下の数式(3)において、係数Eが0.5〜10であり、且つスクリュー先端部の樹脂圧力が10〜100MPaであることを特徴とする超高分子量ポリエチレン発泡体の製造方法。
T = E × ( Mv×10−6 )2 (3) - 押出機内で超高分子量ポリエチレンを溶融する工程、超高分子量ポリエチレンに発泡剤を添加する工程、ダイス吐出直後の樹脂表面の温度が60〜140℃、且つダイス吐出直後の樹脂中心部の温度が70〜150℃となるように押し出して発泡させる工程を含む、請求項3に記載の超高分子量ポリエチレン発泡体の製造方法。
- 発泡剤として二酸化炭素を超高分子量ポリエチレン100質量部当たり0.1〜20質量部添加する、請求項3または4記載の超高分子量ポリエチレン発泡体の製造方法。
- 請求項1または2のいずれかの超高分子量ポリエチレン発泡体であり、熱伝導率が0.01〜0.35Kcal/m・hr・℃であることを特徴とする断熱材。
- 請求項1または2のいずれかの超高分子量ポリエチレン発泡体であり、熱伝導率が0.01〜0.35Kcal/m・hr・℃であることを特徴とする液化天然ガス用断熱材。
- 請求項1または2のいずれかの超高分子量ポリエチレン発泡体であり、熱伝導率が0.01〜0.35Kcal/m・hr・℃であることを特徴とする液体水素用断熱材。
- 請求項1または2のいずれかの超高分子量ポリエチレン発泡体である、超伝導磁気共鳴装置などの構成材料。
- 請求項1または2のいずれかの超高分子量ポリエチレン発泡体である、軽量高摺動材料。
- 請求項1または2のいずれかの超高分子量ポリエチレン発泡体である、緩衝性高摺動材料。
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