JP2005133061A - 発泡部材 - Google Patents

発泡部材 Download PDF

Info

Publication number
JP2005133061A
JP2005133061A JP2004176629A JP2004176629A JP2005133061A JP 2005133061 A JP2005133061 A JP 2005133061A JP 2004176629 A JP2004176629 A JP 2004176629A JP 2004176629 A JP2004176629 A JP 2004176629A JP 2005133061 A JP2005133061 A JP 2005133061A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic polymer
paper powder
range
melt
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004176629A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5022560B2 (ja
Inventor
Takamichi Matsushita
敬通 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANKYO KEIEI SOGO KENKYUSHO KK
Eco Research Institute Ltd
Original Assignee
KANKYO KEIEI SOGO KENKYUSHO KK
Eco Research Institute Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KANKYO KEIEI SOGO KENKYUSHO KK, Eco Research Institute Ltd filed Critical KANKYO KEIEI SOGO KENKYUSHO KK
Priority to JP2004176629A priority Critical patent/JP5022560B2/ja
Publication of JP2005133061A publication Critical patent/JP2005133061A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5022560B2 publication Critical patent/JP5022560B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

【課題】焼却時に煤煙が発生することはなく、その燃焼カロリーが低い発泡部材およびその製造方法を提供する。
【解決手段】発泡部材1は、20〜40重量%のポリオレフィン系合成樹脂と、平均粒径が30〜100μmの範囲にある40〜60重量%の紙パウダーと、平均粒径が5〜150μmの範囲にある20〜30重量%の親水性合成高分子と、合成樹脂と紙パウダーと合成高分子とを加熱下に混合した高温溶融物に混入する水とから作られている。紙パウダーは、広葉樹パルプと針葉樹パルプとのうちの少なくとも一方を粉状に粉砕したセルロース主体の粉砕パルプである。合成高分子は、ポリビニルアルコールとアクリル酸塩とマレイン酸塩とのうちの少なくとも1つである。発泡部材1では、水の溶融物に対する重量比が10〜30重量%の範囲にあり、水が溶融物の内部において気化することで該溶融物の内部に多数の気泡2を形成しつつ、溶融物をその単位体積当たり20〜40倍に膨張させ、合成高分子が気泡2を包被する膜3を形成している。
【選択図】図1

Description

本発明は、その内部に多数の気泡を有する発泡部材に関する。
10〜40重量%の官製葉書古紙の紙粉末成分と、25〜40重量%の澱粉成分と、35〜50重量%のポリプロピレン樹脂成分とから形成された細長俵状の発泡体がある(特許文献1参照)。
登録実用新案第3073974号公報
また、内部に多数の気泡が形成された発泡ポリスチレンは公知である。発泡ポリスチレンは、ポリスチレンに窒素ガスやプロパン、ブタン等の液化ガスを混入することにより製造することができる。発泡ポリスチレンは、緩衝材や断熱材、保冷容器等に広く使用されている。
前記特許文献1に開示の発泡体は、それを形成する官製葉書古紙にインクや塗料が付着している場合が多く、インクや塗料に含まれる成分によっては発泡体の焼却時に有害なガスが発生する場合がある。
また、発泡ポリスチレンの原料であるポリスチレンは、構造式が示すように、ベンゼン環を有する鎖状炭化水素高分子であり、その焼却時にベンゼン環の炭素と酸素とが反応して二酸化炭素に変化する。しかし、分子構造上炭素数が多いので、酸素と反応できない残余の炭素が不完全燃焼し、炭素が煤となって焼却時に煤煙が発生する。また、発泡ポリスチレンは、燃焼カロリーが約9000〜10000cal/gであり、その焼却時に焼却炉を損傷してしまう場合がある。
本発明の目的は、焼却時に有害なガスや煤煙が発生することはなく、発泡ポリスチレンと比較してその燃焼カロリーが低い発泡部材を提供することにある。
前記課題を解決するための本発明の前提は、その内部に多数の気泡を有する発泡部材である。
前記前提における本発明の特徴は、発泡部材が、20〜40重量%のポリオレフィン系合成樹脂と、平均粒径が30〜100μmの範囲にある40〜60重量%の紙パウダーと、平均粒径が5〜150μmの範囲にある20〜30重量%の親水性合成高分子と、ポリオレフィン系合成樹脂と紙パウダーと親水性合成高分子とを加熱下に混合した110〜170℃の高温溶融物に混入する水とから構成され、紙パウダーが広葉樹パルプと針葉樹パルプとのうちの少なくとも一方を粉状に粉砕したセルロース主体の粉砕パルプであり、親水性合成高分子がポリビニルアルコールとアクリル酸塩とマレイン酸塩とのうちの少なくとも1つであり、水の溶融物に対する重量比が10〜30重量%の範囲にあり、水が溶融物の内部において気化することで該溶融物の内部に多数の独立した気泡を形成しつつ、溶融物をその単位体積当たり20〜40倍に膨張させ、親水性合成高分子が気泡を包被する膜を形成し、発泡部材の燃焼カロリーが5500〜6000cal/gの範囲、発泡部材の比重が0.025〜0.040g/cmの範囲にあり、発泡部材の熱伝導率が0.03kcal/m.h.℃であることにある。
本発明の実施態様の一例としては、発泡部材の帯電電圧が2.0〜2.4KVの範囲にある。
本発明の実施態様の他の一例としては、帯電した発泡部材の帯電電圧減衰時間が1.8〜2.0秒の範囲にある。
本発明に係る発泡部材によれば、ベンゼン環を有さないポリオレフィン系合成樹脂を使用しているので、焼却時に二酸化炭素のみが発生し、有害なガスの発生や煤煙の発生がなく、環境を害することはない。この発泡部材は、耐湿性に優れ、吸湿による物性劣化がなく、長期の使用に耐え得る耐久性がある。
この発泡部材は、その燃焼カロリーが5500〜6000cal/gの範囲にあるので、それを焼却したとしても、焼却炉を傷めることがない。また、この発泡部材は、その比重が0.03〜0.035g/cmの範囲にあり、総重量を少なくすることができるので、それを容器や包装材として使用するのに好適である。
添付の図面を参照し、本発明にかかる発泡部材の詳細を説明すると、以下のとおりである。
図1,2は、発泡部材1の斜視図と、図1のII−II線端面図とであり、図3は、発泡部材1の製造方法の一例を示す工程図である。図1,2では、縦方向を矢印X、横方向を矢印Yで示し、厚み方向を矢印Zで示す。
発泡部材1は、所与の厚み寸法を有する縦方向へ長い略矩形のものである。発泡部材1は、ポリオレフィン系合成樹脂10(図3参照)と、紙パウダー11(図3参照)と、親水性合成高分子12(図3参照)と、それらを加熱下に混合した高温溶融物に混入する水13(図3参照)とから構成されている。発泡部材1の内部には、多数の独立した気泡2が形成されている。気泡2は、その大きさが一様ではなく、縦横方向と厚み方向とヘ不連続かつ不規則に延びている。発泡部材1の内部では、親水性高分子12が気泡2を包被する膜3を形成している。発泡部材1は、その燃焼カロリーが5500cal/g以上であって6000cal/g以下の範囲にあり、その比重が0.025g/cm以上であって0.040g/cm以下の範囲にある。発泡部材1は、その帯電電圧が帯電電圧が2.0〜2.4KVの範囲にあり、帯電した発泡部材の帯電電圧減衰時間が1.8〜2.0秒の範囲にある。
ポリオレフィン系合成樹脂10には、ポリプロピレンとポリエチレンとのうちのいずれか一方、または、それらを所与の割合で混合したものを使用することができる。ポリプロピレンには、ブロック重合ポリプロピレン、ランダム重合ポリプロピレン、ホモ重合ポリプロピレン、メタロセン−ポリプロピレン、のうちから選択された少なくとも1種類を使用することができる。ポリエチレンには、低密度ポリエチレン、リニア低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、メタロセン−ポリエチレン、のうちから選択された少なくとも1種類を使用することができる。
紙パウダー11には、広葉樹パルプと針葉樹パルプとのうちの少なくとも一方を原料としてそれらパルプを粉状に粉砕したセルロース主体の粉砕パルプが使用されている。なお、紙パウダー11には、古紙を粉状に粉砕したものを使用することもでき、粉砕パルプと古紙を粉状に粉砕したものとを所定の割合で混合したものを使用することもできる。広葉樹パルプや針葉樹パルプを原料とした紙パウダー11は、リグニン成分が1%以下のものを使用することが好ましく、古紙を原料とした紙パウダー11は、セルロース成分が95重量%以上含まれていることが好ましい。
パルプは、機械的パルプ、化学的機械パルプ、半化学的パルプ、化学的パルプ、のいずれであってもよい。古紙には、新聞古紙や雑誌古紙、印刷古紙、包装古紙、段ボール古紙、OA古紙等を使用することができる。
親水性合成高分子12には、ポリビニルアルコールとアクリル酸塩とマレイン酸塩とのうちの少なくとも1つが使用されている。なお、親水性合成高分子12に代えて、親水性天然高分子を使用することもできる。親水性天然高分子には、デンプンを使用することが好ましい。デンプンには、特に限定はなく、とうもろこし、さつまいも、バレイショ、小麦、大麦、米等に含まれるデンプンを使用することができる。親水性天然高分子には、デンプンの他に、ニカワや天然ゴム、寒天を使用することもできる。
水13は、水道水を使用することができる。水13には、特に限定はなく、軟水や硬水、純水のいずれであっても使用することができる。
発泡部材1は、ポリオレフィン系合成樹脂10と紙パウダー11と親水性合成高分子12とを加熱下に混合し、それらの高温溶融物に水13を混入することにより製造することができる。発泡部材1は、図3に示すように、押出機14を使用して製造され、押出機14の先端部14aに取り付けられたダイ(図示せず)から押し出すことで、図1に示すような板状に成形される。発泡部材1は、ダイの形状によって、板状のみならず、シート状やペレット状に成形することができる。
押出機14のホッパ14bには、ペレット状の合成樹脂10と紙パウダー11と親水性合成高分子12とが投入される。押出機1の内部では、合成樹脂10と紙パウダー11と親水性合成高分子12とが加熱されるとともに、押出機1のスクリュ(図示せず)を介して合成樹脂10と紙パウダー11と親水性合成高分子12とが混練されて高温の溶融物になる。溶融物では、合成樹脂10に紙パウダー11と親水性合成高分子12とが略均一に分散している。
押出機14の内部には、押出機14の略中央部14cからタンク15に収容された水13が流入する。押出機1では、溶融物に水13が混入され、水13の温度が瞬時に沸点に達し、水13が気化することで、溶融物の内部に多数の気泡2が形成される。押出機1の内部では、溶融物が所与倍率に膨張し、親水性合成高分子12が溶融物の内部において気泡2を包被する膜3を形成する。その後、溶融物は、ダイから押し出される。溶融物の膨張倍率は、単位体積当たり約20〜40倍である。水13は、その気化を容易にするため、所要の温度に加熱された温水を使用することがことが好ましい。
合成樹脂10と紙パウダー11と親水性合成高分子12との重量比は、合成樹脂10が20重量%以上であって40重量%以下、紙パウダー11が40重量%以上であって60重量%以下、親水性合成高分子12が20重量%以上であって30重量%以下の範囲にある。合成樹脂10と紙パウダー11と親水性合成高分子12とを混合した溶融物に対する水13の重量比は、10重量%以上であって30重量%以下の範囲にある。
合成樹脂10が20重量%未満では、溶融物の内部における発泡が不十分となり、発泡部材1にわずかしか気泡2が形成されず、発泡部材1の硬度が高くなるので、発泡部材1のクッション性が著しく低下してしまう。合成樹脂10が40重量%を超過した場合では、紙パウダー11や親水性合成高分子12よりも燃焼カロリーが高い合成樹脂10の割合が増え、発泡部材1の燃焼カロリーが6000cal/gを超過してしまう場合がある。
紙パウダー11が60重量%を超過しかつ親水性合成高分子12が30重量%を超過した場合では、加熱しても流動性を示さない紙パウダー11と親水性合成高分子12とが押出機14の内部における合成樹脂10の流動性を妨げ、押出機14の内部において合成樹脂10と紙パウダー11と親水性合成高分子12とが均一に混合されない場合がある。紙パウダー11が40重量%未満かつ親水性合成高分子12が20重量%未満では、発泡部材1の比重が0.025g/cmを超過してしまう場合がある。
紙パウダー11は、その平均粒径が30μm以上であって100μm以下の範囲にある。紙パウダー11の平均粒径が30μm未満の場合では、パルプや古紙を30μm未満の粒径に加工するために複数の工程を必要とするので、紙パウダー11の生産コストが高くなってしまう。その結果、発泡部材1の生産コストが上昇する。紙パウダー11の平均粒径が100μmを超過した場合では、紙パウダー11が合成樹脂10の中で分散不良を起こし、紙パウダー11が合成樹脂10の中に嵩高な継粉を形成する場合があり、発泡部材1の内部に紙パウダー11の塊が形成され、発泡部材1が脆弱となってその耐衝撃性が低下してしまう。
親水性合成高分子12は、その平均粒径が5μm以上であって150μm以下の範囲にある。親水性合成高分子12の平均粒径が5μm未満の場合では、親水性合成高分子12を5μm未満の粒径に加工するために複数の工程を必要とするので、使用する親水性合成高分子12の生産コストが高くなってしまう。親水性合成高分子12の平均粒径が150μmを超過した場合は、親水性合成高分子12が合成樹脂10の中で分散不良を起こし、親水性合成高分子12が合成樹脂10の中に嵩高な継粉を形成する場合があり、発泡部材10の内部に親水性合成高分子12の塊が形成されてしまう。
押出機14では、水13を混入する以前の溶融物の温度が110℃以上であって170℃以下の範囲にあることが好ましい。溶融物の温度が110℃未満では、混入する水13の量にもよるが、水13が溶融物の内部で瞬時に気化せず、溶融物の内部に多数の気泡2を作ることができない。溶融物の温度が170℃を超過した場合では、合成樹脂10や紙パウダー11、親水性合成高分子12の性状が温度によって変化し、特に、紙パウダー11が黄ばんだり、黒ずんだりすることで、発泡部材1自体が変色してしまう。
発泡部材1を製造するときでは、押出機14に発泡部材1を着色する着色剤や発泡部材1の嵩を増すための増量剤、合成高分子からなる相溶剤を混入することもできる。相溶剤は、合成樹脂10と相互に親和性を有するもので、合成樹脂10と混合物を形成し、合成樹脂10の流動性を向上させることができ、合成樹脂10と紙パウダー11とを接着するバインダーとしての作用を有する。相溶剤の溶融物に対する重量比は、3重量%以上であって5重量%以下の範囲にあることが好ましい。発泡部材1の製造方法では、押出機14にポリオレフィン系合成樹脂10と紙パウダー11と親水性合成高分子12とを投入し、それらを加熱下に混合するとともに、それらの高温溶融物に水13を加えるだけなので、その製造が簡単である。この製造方法では、水13の気化を利用して発泡を行っているので、環境に与える負荷を少なくすることができ、さらに、窒素ガスやプロパン、ブタン等の液化ガスを使用していないので、製造時の安全性が向上する。
実施例では、ポリプロピレンと平均粒径が30〜100μmの紙パウダーと平均粒径が5〜150μmのデンプンとを押出機に供給し、それらを加熱下に混合し、さらに、それらの高温溶融物に水を混入して発泡部材を製造した。溶融物の膨張倍率は、約30倍である。ポリプロピレンと紙パウダーとデンプンとの重量比は、ポリプロピレンが25重量%、紙パウダーが55重量%、デンプンが25重量%である。溶融物に対する水の重量比は、25重量%である。本実施例で製造した発泡部材の形状は、図1のそれと同一である。
この発泡部材の物性と発泡ポリスチレンの物性とを比較した表1を以下に示す。
Figure 2005133061
本実施例で製造した発泡部材は、燃焼カロリーが発泡ポリスチレンのそれよりも低いので、それを焼却したときに焼却炉を痛めることはない。この発泡部材は、比重が0.033g/cmであり、比重が発泡ポリスチレンのそれよりも低く、総重量を少なくすることができるので、それを容器や包装材として使用するのに好適である。この発泡部材は、熱伝導率が0.03kcal/m.h.℃であり、熱伝導率が発泡ポリスチレンのそれよりも低いので、断熱効果や保温効果に優れ、それを断熱材や保冷容器として使用するのに好適である。また、この発泡部材は、緩衝材としても使用することができる。この発泡部材は、焼却時に白煙は発生したが煤煙は発生していない。また、燃焼ガスには、ベンゼンやアンモニア等の有毒ガスは含まれていない。本実施例で製造した発泡部材は、その帯電電圧が帯電電圧が2.0〜2.4KVの範囲にあり、帯電した発泡部材の帯電電圧減衰時間が1.8〜2.0秒の範囲にある。
発泡部材の斜視図。 図1のII−II線端面図。 発泡部材の製造方法の一例を示す工程図。
符号の説明
1 発泡部材
2 気泡
3 膜
10 ポリオレフィン系合成樹脂
11 紙パウダー
12 親水性高分子
13 水
14 押出機
14a 先端部

Claims (3)

  1. 内部に多数の気泡を有する発泡部材において、
    前記発泡部材が、20〜40重量%のポリオレフィン系合成樹脂と、平均粒径が30〜100μmの範囲にある40〜60重量%の紙パウダーと、平均粒径が5〜150μmの範囲にある20〜30重量%の親水性合成高分子と、前記合成樹脂と前記紙パウダーと前記親水性合成高分子とを加熱下に混合した110〜170℃の高温溶融物に混入する水とから構成され、
    前記紙パウダーが、広葉樹パルプと針葉樹パルプとのうちの少なくとも一方を粉状に粉砕したセルロース主体の粉砕パルプであり、前記親水性合成高分子が、ポリビニルアルコールとアクリル酸塩とマレイン酸塩とのうちの少なくとも1つであり、
    前記水の前記溶融物に対する重量比が、10〜30重量%の範囲にあり、前記水が、前記溶融物の内部において気化することで該溶融物の内部に多数の独立した気泡を形成しつつ、前記溶融物をその単位体積当たり20〜40倍に膨張させ、前記親水性合成高分子が、前記気泡を包被する膜を形成し、
    前記発泡部材の燃焼カロリーが、5500〜6000cal/gの範囲、前記発泡部材の比重が、0.025〜0.040g/cmの範囲にあり、前記発泡部材の熱伝導率が、0.03kcal/m.h.℃であることを特徴とする前記発泡部材。
  2. 前記発泡部材の帯電電圧が、2.0〜2.4KVの範囲にある請求項1に記載の発泡部材。
  3. 帯電した前記発泡部材の帯電電圧減衰時間が、1.8〜2.0秒の範囲にある請求項2に記載の発泡部材。
JP2004176629A 2004-06-15 2004-06-15 発泡部材 Expired - Lifetime JP5022560B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004176629A JP5022560B2 (ja) 2004-06-15 2004-06-15 発泡部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004176629A JP5022560B2 (ja) 2004-06-15 2004-06-15 発泡部材

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001224722A Division JP2003041041A (ja) 2001-07-25 2001-07-25 発泡部材およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005133061A true JP2005133061A (ja) 2005-05-26
JP5022560B2 JP5022560B2 (ja) 2012-09-12

Family

ID=34650922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004176629A Expired - Lifetime JP5022560B2 (ja) 2004-06-15 2004-06-15 発泡部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5022560B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009024470A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Masaaki Date 炭入り断熱吸音防臭材
US8157959B2 (en) 2007-03-16 2012-04-17 Stora Enso Oyj Board, a method of manufacturing the same and a container made from it
JP2012081679A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Tsp:Kk 発泡断熱材及びその製造方法
JP2020193263A (ja) * 2019-05-27 2020-12-03 古河電気工業株式会社 樹脂成形体及び複合部材

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0373974U (ja) * 1989-11-20 1991-07-25
JP2000143869A (ja) * 1998-11-12 2000-05-26 Nobumasa Nakaso プラスチックラミネート紙の廃棄物を用いた発泡材の 製造方法
JP2000273800A (ja) * 1999-03-24 2000-10-03 Tsp:Kk 紙を用いた発泡体およびその製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0373974U (ja) * 1989-11-20 1991-07-25
JP2000143869A (ja) * 1998-11-12 2000-05-26 Nobumasa Nakaso プラスチックラミネート紙の廃棄物を用いた発泡材の 製造方法
JP2000273800A (ja) * 1999-03-24 2000-10-03 Tsp:Kk 紙を用いた発泡体およびその製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8157959B2 (en) 2007-03-16 2012-04-17 Stora Enso Oyj Board, a method of manufacturing the same and a container made from it
JP2009024470A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Masaaki Date 炭入り断熱吸音防臭材
JP2012081679A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Tsp:Kk 発泡断熱材及びその製造方法
JP2020193263A (ja) * 2019-05-27 2020-12-03 古河電気工業株式会社 樹脂成形体及び複合部材

Also Published As

Publication number Publication date
JP5022560B2 (ja) 2012-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2371884B1 (en) Foamed product and manufacturing method of the same
Li et al. A novel intumescent flame‐retardant system for flame‐retarded LLDPE/EVA composites
WO2006057240A1 (ja) 無機繊維紙
JP6752463B2 (ja) 難燃性発泡体及び難燃性発泡体の製造方法
CN101827884B (zh) 利用纸张和淀粉制造泡沫隔热材料的方法
CN105695028A (zh) 固体燃料
CN109485977A (zh) 一种epe珍珠棉材料及其制备方法
CN108485065A (zh) 一种低收缩率聚丙烯材料及其制备方法
JP5022560B2 (ja) 発泡部材
JP2003041041A (ja) 発泡部材およびその製造方法
Park et al. Degradability of expanded starch/PVA blends prepared using calcium carbonate as the expanding inhibitor
CA2653577A1 (en) Densified fuel pellets
JP2011214371A (ja) 断熱材
Yan et al. Flame retardant and smoke suppression mechanism of multi-walled carbon nanotubes on high-impact polystyrene nanocomposites
JP5193005B2 (ja) 組立式緩衝断熱材
JP2020164686A (ja) 発泡シート及び発泡容器
Turku et al. Flammability of wood plastic composites prepared from plastic waste
JP4141173B2 (ja) 発泡ボード
JPH01304159A (ja) 難燃性ポリマー組成物
JP2020193263A (ja) 樹脂成形体及び複合部材
JP5193004B2 (ja) 組立式緩衝断熱材
KR0168622B1 (ko) 탄산칼슘을 함유하는 폴리에틸렌 수지조성물 및 이의 제조방법
CN113444277B (zh) 一种原料组合物、epe珍珠棉材料及其制备方法
Debiagi et al. Functional properties of extruded nanocomposites based on cassava starch, polyvinyl alcohol and montmorillonite
KR20240072489A (ko) 탄소저감형 발포체

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050426

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080723

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120306

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120612

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120618

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5022560

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150622

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term