JP2003041041A - 発泡部材およびその製造方法 - Google Patents

発泡部材およびその製造方法

Info

Publication number
JP2003041041A
JP2003041041A JP2001224722A JP2001224722A JP2003041041A JP 2003041041 A JP2003041041 A JP 2003041041A JP 2001224722 A JP2001224722 A JP 2001224722A JP 2001224722 A JP2001224722 A JP 2001224722A JP 2003041041 A JP2003041041 A JP 2003041041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
melt
weight
hydrophilic polymer
paper powder
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001224722A
Other languages
English (en)
Inventor
Takamichi Matsushita
敬通 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANKYO KEIEI SOGO KENKYUSHO KK
Eco Research Institute Ltd
Original Assignee
KANKYO KEIEI SOGO KENKYUSHO KK
Eco Research Institute Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KANKYO KEIEI SOGO KENKYUSHO KK, Eco Research Institute Ltd filed Critical KANKYO KEIEI SOGO KENKYUSHO KK
Priority to JP2001224722A priority Critical patent/JP2003041041A/ja
Publication of JP2003041041A publication Critical patent/JP2003041041A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼却時に煤煙が発生することはなく、その燃
焼カロリーが低い発泡部材およびその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 発泡部材1が、20〜40重量%のポリ
オレフィン系合成樹脂と、40〜60重量%の紙パウダ
ーと、20〜30重量%の親水性高分子と、合成樹脂と
紙パウダーと親水性高分子とを加熱下に混合した高温溶
融物に混入する水とから構成され、水の溶融物に対する
重量比が、10〜30重量%の範囲にあり、水が、溶融
物の内部において気化することで溶融物の内部に多数の
気泡2を形成しつつ、溶融物を所与倍率に膨張させ、親
水性高分子が、気泡2を包被する膜3を形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、その内部に多数の
気泡を有する発泡部材とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】内部に多数の気泡が形成された発泡ポリ
スチレンは公知である。発泡ポリスチレンは、ポリスチ
レンに窒素ガスやプロパン、ブタン等の液化ガスを混入
することにより製造することができる。発泡ポリスチレ
ンは、緩衝材や断熱材、保冷容器等に広く使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】発泡ポリスチレンの原
料であるポリスチレンは、構造式が示すように、ベンゼ
ン環を有する鎖状炭化水素高分子であり、その焼却時に
ベンゼン環の炭素と酸素とが反応して二酸化炭素に変化
する。しかし、分子構造上炭素数が多いので、酸素と反
応できない残余の炭素が不完全燃焼し、炭素が煤となっ
て焼却時に煤煙が発生する。また、発泡ポリスチレン
は、燃焼カロリーが約9000〜10000cal/g
であり、その焼却時に焼却炉を損傷してしまう場合があ
る。
【0004】本発明の課題は、焼却時に煤煙が発生する
ことはなく、発泡ポリスチレンと比較してその燃焼カロ
リーが低い発泡部材およびその製造方法を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の発明の前提は、その内部に多数の気泡を有する
発泡部材である。
【0006】前記前提における第1の発明の特徴は、前
記発泡部材が、20〜40重量%のポリオレフィン系合
成樹脂と、40〜60重量%の紙パウダーと、20〜3
0重量%の親水性高分子と、前記合成樹脂と前記紙パウ
ダーと前記親水性高分子とを加熱下に混合した高温溶融
物に混入する水とから構成され、前記水の前記溶融物に
対する重量比が、10〜30重量%の範囲にあり、前記
水が、前記溶融物の内部において気化することで該溶融
物の内部に多数の気泡を形成しつつ、該溶融物を所与倍
率に膨張させ、前記親水性高分子が、前記気泡を包被す
る膜を形成していることにある。
【0007】前記第1の発明の実施の態様の一例として
は、前記親水性高分子が、親水性天然高分子と親水性合
成高分子とのうちの少なくとも1つであり、前記紙パウ
ダーの平均粒径が、30〜100μmの範囲にある。
【0008】前記第1の本発明の実施の態様の他の一例
としては、前記発泡部材の燃焼カロリーが、5500〜
6000cal/gの範囲にあり、前記発泡部材の比重
が、0.025〜0.040g/cmの範囲にある。
【0009】前記課題を解決するための第2の発明の前
提は、その内部に多数の気泡を有する発泡部材の製造方
法である。
【0010】前記前提における第2の発明の特徴は、2
0〜40重量%のポリオレフィン系合成樹脂と40〜6
0重量%の紙パウダーと20〜30重量%の親水性高分
子とを押出機に供給してそれらを加熱下に混合し、前記
合成樹脂と前記紙パウダーと前記親水性高分子とを混合
した高温溶融物に対する重量比が10〜30重量%の範
囲にある水を前記押出機に供給して前記溶融物に前記水
を混入し、前記溶融物の内部における前記水の気化によ
って、該溶融物の内部に多数の気泡が形成されるととも
に該溶融物が所与倍率に膨張し、かつ、前記親水性高分
子が前記溶融物の内部に前記気泡を包被する膜を形成し
た後、前記溶融物を前記押出機の先端部から押し出すこ
とにある。
【0011】前記第2の発明の実施の形態の他の一例と
しては、前記親水性高分子が、親水性天然高分子と親水
性合成高分子とのうちの少なくとも1つであり、前記紙
パウダーの平均粒径が、30〜100μmの範囲にあ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照し、本発明にか
かる発泡部材とその製造方法との詳細を説明すると、以
下のとおりである。
【0013】図1,2は、発泡部材1の斜視図と、図1
のII−II線端面図とであり、図3は、発泡部材1の
製造方法の一例を示す工程図である。図1,2では、縦
方向を矢印X、横方向を矢印Yで示し、厚み方向を矢印
Zで示す。
【0014】発泡部材1は、所与の厚み寸法を有する縦
方向へ長い略矩形のものである。発泡部材1は、ポリオ
レフィン系合成樹脂10(図3参照)と、紙パウダー1
1(図3参照)と、親水性高分子12(図3参照)と、
それらを加熱下に混合した高温溶融物に混入する水13
(図3参照)とから構成されている。発泡部材1の内部
には、多数の独立した気泡2が形成されている。気泡2
は、その大きさが一様ではなく、縦横方向と厚み方向と
ヘ不連続かつ不規則に延びている。発泡部材1の内部で
は、親水性高分子12が気泡2を包被する膜3を形成し
ている。発泡部材1は、その燃焼カロリーが5500c
al/g以上であって6000cal/g以下の範囲に
あり、その比重が0.025g/cm以上であって
0.040g/cm以下の範囲にある。
【0015】ポリオレフィン系合成樹脂10には、ポリ
プロピレンとポリエチレンとのうちのいずれか一方、ま
たは、それらを所与の割合で混合したものを使用するこ
とができる。ポリプロピレンには、ブロック重合ポリプ
ロピレン、ランダム重合ポリプロピレン、ホモ重合ポリ
プロピレン、メタロセン−ポリプロピレン、のうちから
選択された少なくとも1種類を使用することができる。
ポリエチレンには、低密度ポリエチレン、リニア低密度
ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレ
ン、メタロセン−ポリエチレン、のうちから選択された
少なくとも1種類を使用することができる。
【0016】紙パウダー11には、広葉樹パルプと針葉
樹パルプとのうちの少なくとも一方を原料としてそれら
パルプを粉状に粉砕したセルロース主体のものと、古紙
を粉状に粉砕したものとのうちのいずれか一方、また
は、両者を所与の割合で混合したものを使用することが
できる。広葉樹パルプや針葉樹パルプを原料とした紙パ
ウダー11は、リグニン成分が1%以下のものを使用す
ることが好ましく、古紙を原料とした紙パウダー11
は、セルロース成分が95重量%以上含まれていること
が好ましい。
【0017】パルプは、機械的パルプ、化学的機械パル
プ、半化学的パルプ、化学的パルプ、のいずれであって
もよい。古紙には、新聞古紙や雑誌古紙、印刷古紙、包
装古紙、段ボール古紙、OA古紙等を使用することがで
きる。
【0018】親水性高分子12には、親水性天然高分子
と親水性合成高分子とのうちの少なくとも一方を使用す
ることができる。親水性天然高分子には、デンプンを使
用することが好ましい。デンプンには、特に限定はな
く、とうもろこし、さつまいも、バレイショ、小麦、大
麦、米等に含まれるデンプンを使用することができる。
親水性天然高分子には、デンプンの他に、ニカワや天然
ゴム、寒天を使用することもできる。親水性合成高分子
には、ポリビニルアルコールとアクリル酸塩とマレイン
酸塩とのうちの少なくとも1つを使用することができ
る。
【0019】水13は、水道水を使用することができ
る。水13には、特に限定はなく、軟水や硬水、純水の
いずれであっても使用することができる。
【0020】発泡部材1は、ポリオレフィン系合成樹脂
10と紙パウダー11と親水性天然高分子12とを加熱
下に混合し、それらの高温溶融物に水13を混入するこ
とにより製造することができる。発泡部材1は、図3に
示すように、押出機14を使用して製造され、押出機1
4の先端部14aに取り付けられたダイ(図示せず)か
ら押し出すことで、図1に示すような板状に成形され
る。発泡部材1は、ダイの形状によって、板状のみなら
ず、シート状やペレット状に成形することができる。
【0021】押出機14のホッパ14bには、ペレット
状の合成樹脂10と紙パウダー11と親水性高分子12
とが投入される。押出機1の内部では、合成樹脂10と
紙パウダー11と親水性高分子12とが加熱されるとと
もに、押出機1のスクリュ(図示せず)を介して合成樹
脂10と紙パウダー11と親水性高分子12とが混練さ
れて高温の溶融物になる。溶融物では、合成樹脂10に
紙パウダー11と親水性高分子12とが略均一に分散し
ている。
【0022】押出機14の内部には、押出機14の略中
央部14cからタンク15に収容された水13が流入す
る。押出機1では、溶融物に水13が混入され、水13
の温度が瞬時に沸点に達し、水13が気化することで、
溶融物の内部に多数の気泡2が形成される。押出機1の
内部では、溶融物が所与倍率に膨張し、親水性高分子1
2が溶融物の内部において気泡2を包被する膜3を形成
する。その後、溶融物は、ダイから押し出される。溶融
物の膨張倍率は、単位体積当たり約20〜40倍であ
る。水13は、その気化を容易にするため、所要の温度
に加熱された温水を使用することがことが好ましい。
【0023】合成樹脂10と紙パウダー11と親水性高
分子12との重量比は、合成樹脂10が20重量%以上
であって40重量%以下、紙パウダー11が40重量%
以上であって60重量%以下、親水性高分子12が20
重量%以上であって30重量%以下の範囲にある。合成
樹脂10と紙パウダー11と親水性高分子12とを混合
した溶融物に対する水13の重量比は、10重量%以上
であって30重量%以下の範囲にある。
【0024】合成樹脂10が20重量%未満では、溶融
物の内部における発泡が不十分となり、発泡部材1にわ
ずかしか気泡2が形成されず、発泡部材1の硬度が高く
なるので、発泡部材1のクッション性が著しく低下して
しまう。合成樹脂10が40重量%を超過した場合で
は、紙パウダー11や親水性高分子12よりも発熱量が
高い合成樹脂10の割合が増え、発泡部材1の発熱量が
6000cal/gを超過してしまう場合がある。
【0025】紙パウダー11が60重量%を超過しかつ
親水性高分子12が30重量%を超過した場合では、加
熱しても流動性を示さない紙パウダー11と親水性高分
子12とが押出機14の内部における合成樹脂10の流
動性を妨げ、押出機14の内部において合成樹脂10と
紙パウダー11と親水性高分子12とが均一に混合され
ない場合がある。紙パウダー11が40重量%未満かつ
親水性高分子12が20重量%未満では、発泡部材1の
比重が0.025g/cmを超過してしまう場合があ
る。
【0026】紙パウダー11は、その平均粒径が30μ
m以上であって100μm以下の範囲にある。紙パウダ
ー11の平均粒径が30μm未満の場合では、パルプや
古紙を30μm未満の粒径に加工するために複数の工程
を必要とするので、紙パウダー11の生産コストが高く
なってしまう。その結果、発泡部材1の生産コストが上
昇する。紙パウダー11の平均粒径が100μmを超過
した場合では、紙パウダー11が合成樹脂10の中で分
散不良を起こし、紙パウダー11が合成樹脂10の中に
嵩高な継粉を形成する場合があり、発泡部材1の内部に
紙パウダー11の塊が形成され、発泡部材1が脆弱とな
ってその耐衝撃性が低下してしまう。
【0027】親水性高分子12は、その平均粒径が5μ
m以上であって150μm以下の範囲にあることが好ま
しい。親水性高分子12の平均粒径が5μm未満の場合
では、親水性高分子12を5μm未満の粒径に加工する
ために複数の工程を必要とするので、使用する親水性高
分子12の生産コストが高くなってしまう。親水性高分
子12の平均粒径が150μmを超過した場合は、親水
性高分子12が合成樹脂10の中で分散不良を起こし、
親水性高分子12が合成樹脂10の中に嵩高な継粉を形
成する場合があり、発泡部材10の内部に親水性高分子
12の塊が形成されてしまう。
【0028】押出機14では、水13を混入する以前の
溶融物の温度が110℃以上であって170℃以下の範
囲にあることが好ましい。溶融物の温度が110℃未満
では、混入する水13の量にもよるが、水13が溶融物
の内部で瞬時に気化せず、溶融物の内部に多数の気泡2
を作ることができない。水13の温度が170℃を超過
した場合では、合成樹脂10や紙パウダー11、親水性
高分子12の性状が温度によって変化し、特に、紙パウ
ダー11が黄ばんだり、黒ずんだりすることで、発泡部
材1自体が変色してしまう。
【0029】発泡部材1を製造するときでは、押出機1
4に発泡部材1を着色する着色剤や発泡部材1の嵩を増
すための増量剤、合成高分子からなる相溶剤を混入する
こともできる。相溶剤は、合成樹脂10と相互に親和性
を有するもので、合成樹脂10と混合物を形成し、合成
樹脂10の流動性を向上させることができ、合成樹脂1
0と紙パウダー11とを接着するバインダーとしての作
用を有する。相溶剤の溶融物に対する重量比は、3重量
%以上であって5重量%以下の範囲にあることが好まし
い。
【0030】
【実施例】実施例では、ポリプロピレンと平均粒径が3
0〜100μmの紙パウダーと平均粒径が5〜150μ
mのデンプンとを押出機に供給し、それらを加熱下に混
合し、さらに、それらの高温溶融物に水を混入して発泡
部材を製造した。溶融物の膨張倍率は、約30倍であ
る。ポリプロピレンと紙パウダーとデンプンとの重量比
は、ポリプロピレンが25重量%、紙パウダーが55重
量%、デンプンが25重量%である。溶融物に対する水
の重量比は、25重量%である。本実施例で製造した発
泡部材の形状は、図1のそれと同一である。
【0031】この発泡部材の物性と発泡ポリスチレンの
物性とを比較した表1を以下に示す。
【0032】
【表1】
【0033】本実施例で製造した発泡部材は、燃焼カロ
リーが発泡ポリスチレンのそれよりも低いので、それを
焼却したときに焼却炉を痛めることはない。この発泡部
材は、比重が発泡ポリスチレンのそれよりも低く、総重
量を少なくすることができるので、それを容器や包装材
として使用するのに好適である。この発泡部材は、熱伝
導率が発泡ポリスチレンのそれよりも低いので、それを
断熱材や保冷容器として使用するのに好適である。ま
た、この発泡部材は、緩衝材としても使用することがで
きる。この発泡部材は、焼却時に白煙は発生したが煤煙
は発生していない。また、燃焼ガスには、ベンゼンやア
ンモニア等の有毒ガスは含まれていない。
【0034】
【発明の効果】本発明に係る発泡部材によれば、ベンゼ
ン環を有さないポリオレフィン系合成樹脂を使用してい
るので、焼却時に二酸化炭素のみが発生し、煤煙の発生
や有毒ガスの発生がなく、環境を害することはない。こ
の発泡部材は、耐湿性に優れ、吸湿による物性劣化がな
く、長期の使用に耐え得る耐久性がある。
【0035】この発泡部材は、その燃焼カロリーが55
00〜6000cal/gの範囲にあるので、それを焼
却したとしても、焼却炉を傷めることがない。また、こ
の発泡部材は、その比重が0.03〜0.035g/c
の範囲にあり、総重量を少なくすることができるの
で、それを容器や包装材として使用するのに好適であ
る。
【0036】発泡部材の製造方法では、押出機にポリオ
レフィン系合成樹脂と紙パウダーと親水性高分子とを投
入し、それらを加熱下に混合するとともに、それらの高
温溶融物に水を加えるだけなので、その製造が簡単であ
る。この製造方法では、水の気化を利用して発泡を行っ
ているので、環境に与える負荷を少なくすることがで
き、さらに、窒素ガスやプロパン、ブタン等の液化ガス
を使用していないので、製造時の安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】発泡部材の斜視図
【図2】図1のII−II線端面図
【図3】発泡部材の製造方法の一例を示す工程図
【符号の説明】
1 発泡部材 2 気泡 3 膜 10 ポリオレフィン系合成樹脂 11 紙パウダー 12 親水性高分子 13 水 14 押出機 14a 先端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 1:00 B29K 1:00 23:00 23:00 105:04 105:04 105:06 105:06 Fターム(参考) 4F074 AA02 AA03 AA06 AA16 AA17 AA24 AA42 AA47 BA34 CA22 CC04 4F207 AA01 AA03 AB02 AB11 AE02 AE10 AG20 KA01 KA11 KK04 4J002 AB011 AB04X AC01X BB00W BB02W BB03W BB11W BB12W BE02X BG01X DE026

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に多数の気泡を有する発泡部材にお
    いて、 前記発泡部材が、20〜40重量%のポリオレフィン系
    合成樹脂と、40〜60重量%の紙パウダーと、20〜
    30重量%の親水性高分子と、前記合成樹脂と前記紙パ
    ウダーと前記親水性高分子とを加熱下に混合した高温溶
    融物に混入する水とから構成され、 前記水の前記溶融物に対する重量比が、10〜30重量
    %の範囲にあり、前記水が、前記溶融物の内部において
    気化することで該溶融物の内部に多数の気泡を形成しつ
    つ、該溶融物を所与倍率に膨張させ、前記親水性高分子
    が、前記気泡を包被する膜を形成していることを特徴と
    する前記発泡部材。
  2. 【請求項2】 前記親水性高分子が、親水性天然高分子
    と親水性合成高分子とのうちの少なくとも1つであり、
    前記紙パウダーの平均粒径が、30〜100μmの範囲
    にある請求項1記載の発泡部材。
  3. 【請求項3】 前記発泡部材の燃焼カロリーが、550
    0〜6000cal/gの範囲にあり、前記発泡部材の
    比重が、0.025〜0.040g/cmの範囲にあ
    る請求項1または請求項2に記載の発泡部材。
  4. 【請求項4】 内部に多数の気泡を有する発泡部材の製
    造方法において、 20〜40重量%のポリオレフィン系合成樹脂と40〜
    60重量%の紙パウダーと20〜30重量%の親水性高
    分子とを押出機に供給してそれらを加熱下に混合し、 前記合成樹脂と前記紙パウダーと前記親水性高分子とを
    混合した高温溶融物に対する重量比が10〜30重量%
    の範囲にある水を前記押出機に供給して前記溶融物に前
    記水を混入し、 前記溶融物の内部における前記水の気化によって、該溶
    融物の内部に多数の気泡が形成されるとともに該溶融物
    が所与倍率に膨張し、かつ、前記親水性高分子が前記溶
    融物の内部に前記気泡を包被する膜を形成した後、前記
    溶融物を前記押出機の先端部から押し出すことを特徴と
    する前記製造方法。
  5. 【請求項5】 前記親水性高分子が、親水性天然高分子
    と親水性合成高分子とのうちの少なくとも1つであり、
    前記紙パウダーの平均粒径が、30〜100μmの範囲
    にある請求項4記載の製造方法。
JP2001224722A 2001-07-25 2001-07-25 発泡部材およびその製造方法 Pending JP2003041041A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001224722A JP2003041041A (ja) 2001-07-25 2001-07-25 発泡部材およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001224722A JP2003041041A (ja) 2001-07-25 2001-07-25 発泡部材およびその製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004176629A Division JP5022560B2 (ja) 2004-06-15 2004-06-15 発泡部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003041041A true JP2003041041A (ja) 2003-02-13

Family

ID=19057836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001224722A Pending JP2003041041A (ja) 2001-07-25 2001-07-25 発泡部材およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003041041A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004106418A1 (ja) * 2003-05-28 2004-12-09 Misawa Homes Co., Ltd. 発泡体、その製造方法、緩衝材、断熱材および建物の壁体構造
JP2007162228A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Kankyo Keiei Sogo Kenkyusho:Kk 間仕切り
JP2007254656A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Kankyo Keiei Sogo Kenkyusho:Kk 吸水性発泡部材
JP2007254655A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Kankyo Keiei Sogo Kenkyusho:Kk 発泡部材
JP4621804B1 (ja) * 2010-04-02 2011-01-26 株式会社環境経営総合研究所 断熱材
EP2371883A1 (en) 2010-04-02 2011-10-05 Kankyokeieisogokenkyusho Co, Inc. Foamed product and manufacturing method of the same
KR101277018B1 (ko) * 2005-09-22 2013-06-24 가부시키가이샤 칸쿄 케이에이 소고 켄큐쇼 건축물에 있어서의 칸막이벽 구조
JP7570546B2 (ja) 2023-01-26 2024-10-21 ニッポン・コルンマイヤー・カーボン・グループ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 炭素発泡シートの製造のための方法及び装置

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004106418A1 (ja) * 2003-05-28 2004-12-09 Misawa Homes Co., Ltd. 発泡体、その製造方法、緩衝材、断熱材および建物の壁体構造
EP1632524A1 (en) * 2003-05-28 2006-03-08 Misawa Homes Co., Ltd Foamed material, method for production thereof, cushioning material, thermal insulating material and structure of wall of building
EP1632524A4 (en) * 2003-05-28 2006-06-07 Misawa Homes Co FOAM MATERIAL, PROCESS FOR PRODUCING THE SAME, MATTRESSED MATERIAL, THERMAL INSULATION MATERIAL, AND WALL STRUCTURE OF A BUILDING
KR101004194B1 (ko) * 2003-05-28 2010-12-24 미사와 홈스 컴파니 리미티드 발포체 및 그 제조방법, 완충재, 단열재 및 건축물의벽체구조
KR101277018B1 (ko) * 2005-09-22 2013-06-24 가부시키가이샤 칸쿄 케이에이 소고 켄큐쇼 건축물에 있어서의 칸막이벽 구조
JP2007162228A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Kankyo Keiei Sogo Kenkyusho:Kk 間仕切り
JP2007254656A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Kankyo Keiei Sogo Kenkyusho:Kk 吸水性発泡部材
JP2007254655A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Kankyo Keiei Sogo Kenkyusho:Kk 発泡部材
KR101037299B1 (ko) * 2010-04-02 2011-05-26 가부시키가이샤 칸쿄 케이에이 소고 켄큐쇼 단열재
EP2371883A1 (en) 2010-04-02 2011-10-05 Kankyokeieisogokenkyusho Co, Inc. Foamed product and manufacturing method of the same
EP2371506A1 (en) 2010-04-02 2011-10-05 Kankyokeieisogokenkyusho Co, Inc. Heat insulator
EP2371884A1 (en) 2010-04-02 2011-10-05 Kankyokeieisogokenkyusho Co, Inc. Foamed product and manufacturing method of the same
EP2371507A1 (en) 2010-04-02 2011-10-05 Kankyokeieisogokenkyusho Co, Inc. Heat insulator
JP2011214371A (ja) * 2010-04-02 2011-10-27 Kankyo Keiei Sogo Kenkyusho:Kk 断熱材
US8227075B2 (en) 2010-04-02 2012-07-24 Kankyokeieisogokenkyusho Co., Inc. Foamed product and manufacturing method of the same
US8414998B2 (en) 2010-04-02 2013-04-09 Kankyokeieisogokenkyusho Co., Inc. Heat insulator
JP4621804B1 (ja) * 2010-04-02 2011-01-26 株式会社環境経営総合研究所 断熱材
US8679620B2 (en) 2010-04-02 2014-03-25 Kankyokeieisogokenkyusho., Co., Inc. Foamed product and manufacturing method of the same
JP7570546B2 (ja) 2023-01-26 2024-10-21 ニッポン・コルンマイヤー・カーボン・グループ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 炭素発泡シートの製造のための方法及び装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101266413B1 (ko) 발포체 및 그 제조방법
JPS5855231A (ja) ポリオレフイン系樹脂予備発泡粒子の製造方法
CN101827884B (zh) 利用纸张和淀粉制造泡沫隔热材料的方法
JP6752463B2 (ja) 難燃性発泡体及び難燃性発泡体の製造方法
CN105695028A (zh) 固体燃料
CN109485977A (zh) 一种epe珍珠棉材料及其制备方法
JP2003041041A (ja) 発泡部材およびその製造方法
Park et al. Degradability of expanded starch/PVA blends prepared using calcium carbonate as the expanding inhibitor
JP5022560B2 (ja) 発泡部材
Yang et al. Effects of calcium carbonate as the expanding inhibitor on the structural and mechanical properties of expanded starch/polyvinyl alcohol blends
JP2729936B2 (ja) 複合樹脂発泡体の製造方法
JP5193005B2 (ja) 組立式緩衝断熱材
JP4141173B2 (ja) 発泡ボード
US4952216A (en) Combustible log
JP2020164686A (ja) 発泡シート及び発泡容器
CN100540261C (zh) 发泡树脂的制造方法
JP2004277440A (ja) ポリ乳酸系発泡性樹脂粒子および発泡成形品
JP5193004B2 (ja) 組立式緩衝断熱材
JP2002371153A (ja) 生分解性発泡成形体及びその製造法
Gouissem et al. Contribution to the expansion of low density polyethylene by the use of chemical blowing agents based on sodium bicarbonate and/or citric acid
CN113444277B (zh) 一种原料组合物、epe珍珠棉材料及其制备方法
KR0168622B1 (ko) 탄산칼슘을 함유하는 폴리에틸렌 수지조성물 및 이의 제조방법
KR20240072489A (ko) 탄소저감형 발포체
JP2001181511A (ja) 成形加工用の紙含有樹脂組成物
JPH06107842A (ja) 無機フィラー高充填ポリスチレン系樹脂発泡シートの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040330

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040616

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050421