JP2005132819A - 導電性ポリマーと酸化剤を含有する組成物、それを使用するケラチン繊維の処理方法 - Google Patents

導電性ポリマーと酸化剤を含有する組成物、それを使用するケラチン繊維の処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】特定の光学的効果により従来の手段よりも強度があり、より自然で美しい光沢をケラチン繊維全体に付与するための組成物の提供。
【解決手段】本発明は、化粧品的に許容可能な媒体に、(a)少なくとも一の酸化剤、(b)アニリン、ピロール、チオフェン又はビスチオフェン、フラン、パラ-フェニレンスルフィド、パラ-フェニレンビニレン、インドール、芳香族アミド、芳香族ヒドラジド、芳香族アゾメチン、及び芳香族エステル型の少なくとも一の繰り返し単位を好ましくは有する少なくとも一の導電性ポリマーを含有せしめてなる組成物に関する。 また本発明は、このような組成物を使用する、繊維の処理方法、特に脱色、永続的な再成形又は染色方法に関する。さらに本発明は、ケラチン繊維に光学的効果を付与するためのこの組成物の使用にも関する。
【選択図】なし

Description

本発明は、化粧品的に許容可能な媒体に、少なくとも一の導電性ポリマーと少なくとも一の酸化剤を含有せしめてなる組成物に関する。また本発明は、上述した組成物を使用するケラチン繊維の処理方法、特に脱色、パーマネントウエーブ又は染色方法に関する。最後に、本発明はケラチン繊維に光学的効果を付与する、このような組成物の使用に関する。
さらに本発明は、ケラチン繊維、好ましくはヒトのケラチン繊維、特に毛髪の処理の分野に関する。特に、本発明は、ケラチン繊維の処理に使用される、少なくとも一の酸化剤を含有する組成物に関する。
このような処理として、酸化化合物に係るもの、例えばケラチン繊維の脱色、永続的な再成形、及び染色を挙げることができる。
脱色に関して、この処理は、「メラニン」色素を酸化し、結果としてこれらの色素を溶解し、繊維から部分的又は全体的に除去することにより実施される。
この目的のために、過酸化試薬、及びこれら過酸化塩の活性剤としてアルカリ性剤を含有する脱色用組成物が使用されている。ついで、これらの組成物は、使用時に水性過酸化水素組成物と組合せられる。
永続的な再成形方法、特にこのような方法の固定工程に関し、該工程は繊維の成形(カール又は伸長化)後に実施される。繊維に存在するジスルフィド架橋が開裂するこの第1の工程は、通常還元剤の存在下で生じる。これらジスルフィド架橋の還元前、還元後又は還元と同時に、繊維は所望の方法(カール又は伸長化)で成型される。一度、この第1の工程が実施されると、得られた形状を安定化させるため、ジスルフィド架橋を再形成させる工程を実施する必要がある。
最後に、染色の分野において、非常に多くの場合、酸化剤を使用する必要がある。
特に酸化染色の分野において、使用される化合物は、場合によっては一又は複数のカップラーと組み合わせて、酸化染料前駆物質、酸化ベースである。これらの化合物は、酸化剤の存在下、酸化縮合プロセスにより、繊維を着色させる化合物に至る、無色か弱く着色した物質である。
直接染料を使用する半永続的な染色の分野において、艶出し染色を得ようと所望するならば、酸化剤の存在下で、着色する及び着色した化合物が必要である。
所望する目的(脱色、再成形又は染色)が何であれ、これらの方法は、ケラチン繊維に対して比較的攻撃的であり、この種の処理後、ケラチン繊維には経時的な劣化が観察され、多かれ少なかれきめが粗く、脆弱化し、くすんだ色の繊維に至るおそれもある。
例えば、繊維に光沢を付与する薬剤を用いて、繊維を処理することもでき;前記薬剤は、脱色用組成物、パーマネントウエーブの固定用組成物、又は染色工程に使用される酸化組成物に存在しているか、又はこれらの処理後に適用される組成物にて提供することができる。
例えば疎水性の潤滑性物質、例えば有機油又はロウ又はシリコーン類が、毛髪に光沢を付与するために特に使用される。しかしながら、得られた光沢効果は強度に欠け、一般的に頭髪に不自然な外観を付与してしまう。
さらに、これらの組成物は、一度毛髪に適用されると、脂性感や粘着感を頭髪に付与するといった欠点を有する。
最後に、脱色又は永続的な再成形工程に続いて、染色がなされるケースにおいては、これらの化合物が存在することで、繊維への染料の取り込みが制限され、従って、着色強度や色調の堅牢度が低下するおそれがある。もちろん、これら同様の欠点は、染色用組成物がこれらの化合物を含有する場合にも生じる。
よって本発明の目的は、標準的な組成物の欠点を有することなく、処理されたケラチン繊維に特定の光学的効果を付与する、少なくとも一の酸化剤と少なくとも一の導電性ポリマーを含有する組成物を提案するものである。
さらに、導電性ポリマーが可視スペクトルの領域を吸収する場合、本発明の組成物により、繊維の成形処理に続いて、特定の染色処理をする必要なく、繊維を染色することができる。
染色方法に酸化組成物が使用される場合、これらのポリマーが存在することで、酸化染料前駆物質又は直接染料の含有量を最適にすることができる。
最後に、ケラチン繊維は有利には柔軟で、好ましい感触を有している。
よって、本発明の第1の主題は、化粧品的に許容可能な媒体に:
(a)少なくとも一の酸化剤、
(b)少なくとも一の導電性ポリマー、
を含有せしめてなる組成物にある。
また本発明は、本発明の組成物を適用する、ケラチン繊維の処理方法に関する。
さらに本発明は、次の工程:
(a)過酸化水素を含有しない本発明の組成物を、ケラチン繊維に適用する前に、過酸化水素を含有する水性組成物と、場合によってはアルカリ性化剤の存在下で混合し;
(b)先の工程で得られた混合物を湿った又は乾燥したケラチン繊維に適用し、所望の脱色効果が生じるのに十分な時間、繊維を放置し、
(c)場合によっては繊維をすすぎ、
(d)場合によっては繊維を洗浄してすすぎ、
(e)繊維を乾燥させるか、又は乾燥するまで放置する、
ことを実施することからなる、ケラチン繊維、特にヒトのケラチン繊維、中でも毛髪の脱色方法に関する。
他の変形例において、本発明の方法は、次の工程:
(a)少なくとも一の還元剤を含有する組成物で予め成形され、場合によってはすすがれたケラチン繊維に、本発明の組成物を形状を固定するのに十分な時間適用し、
(b)場合によっては繊維をすすぎ、
(c)場合によっては繊維を洗浄してすすぎ、
(d)繊維を乾燥させるか、又は乾燥するまで放置する、
ことを実施することからなる、ケラチン繊維、特にヒトのケラチン繊維、中でも毛髪の永続的な再成形方法にある。
また本発明は、次の工程:
(a)少なくとも一の酸化染料前駆物質及び/又は少なくとも一の直接染料を含有する染色用組成物を、ケラチン繊維に適用する前に、本発明の水性組成物と混合し;
(b)先の工程で得られた混合物を湿った又は乾燥したケラチン繊維に適用し、所望の染色効果が生じるのに十分な時間、繊維を放置し、
(c)場合によっては繊維をすすぎ、
(d)場合によっては繊維を洗浄してすすぎ、
(e)繊維を乾燥させるか、又は乾燥するまで放置する、
ことを実施することからなる、ケラチン繊維、特にヒトのケラチン繊維、中でも毛髪の染色方法に関する。
同様に、本発明の主題は、少なくとも一の酸化剤及び少なくとも一の導電性ポリマーを含有する組成物の、ケラチン繊維に光学的効果を付与するための使用にある。
特に、本発明の組成物により、特定の光学的効果、特に従来の手段よりもかなり強度があり、より自然で美しい光沢が、ケラチン繊維全体に均一に付与される。
さらに、本発明の組成物に存在する導電性ポリマーが可視スペクトルを吸収する場合、光学的効果、例えば光沢と色調が同時に得られる。
しかしながら、本発明の他の特徴及び利点は、以下の記載及び実施例を読むことにより、より明らかになるであろう。
以下の記載において、特に示さない限りは、数値範囲の限界値は、その範囲の一部を形成すると理解される。
本発明の目的において、「光学的効果」なる用語は、光沢、色調、金属光沢、ゴニオクロマティック(goniochromatic)及びモアレ(moire)効果をカバーする。
さらに、光沢とは、毛髪の束に角度−αで光を当てた場合に、角度αで反射する光強度に相当することを記しておかなければならない。この正反射、換言すれば光沢を測定するために通常使用される角度αは20°に等しい。この条件の光沢は、例えばAFNORのISO規格2813−1994(1994年8月、1997年2月に改訂)に記載されたようにして、光沢計を使用して測定できる。
導電性ポリマー
本発明において、「導電性ポリマー」なる用語は、モノマー(群)が、高度な電子非局在化を示し、ポリマー骨格中の配置がπ軌道の重複を可能にする分子構造を意味する。この化学的特徴は、UV-可視スペクトルの吸収に、又は赤外線スペクトルの吸収に同時に発現し、あるいはしない可能性のある電気伝導により示される。
本発明の目的において、「可視スペクトルを吸収する導電性ポリマー」なる表現は、たとえポリマーの吸収極大が400〜800nmの範囲外であっても、その400〜800nmの範囲の波長においてはゼロではない吸光度を有する任意の導電性ポリマーを意味する。
本発明で使用される導電性ポリマーは、使用に適した化粧品用媒体に可溶性又は分散性である導電性ポリマーである。
本ポリマーは水又は水/溶媒混合物を含有する媒体中に25℃で等方性の透明液を形成する場合に、媒体に可溶性であると言われ、これは、導電性ポリマーの0.01重量%〜50重量%の濃度範囲の全体又は一部にわたって得られる。
好ましくは、本発明で使用される導電性ポリマーは、水性媒体、有利には水に可溶性又は分散性である導電性ポリマーである。
本ポリマーは、25℃、0.01重量%にて、分散するならば、微細で、ほぼ球状の粒子の安定懸濁液を形成する場合に、水又は水/溶媒混合物を含有する媒体に分散性であると言われる。前記分散液を構成する粒子の平均径は、1μm未満、より一般的には5〜400nm、好ましくは10〜250nmの範囲である。これらの粒子径は光散乱法により測定される。
有利なことに、これらのポリマーでは分散剤を使用する必要がない点に留意されるべきである。
導電性ポリマーは、好ましくは組成物の媒体に可溶性の形態である。
さらに有利には、本ポリマーは、10−5〜5x10ジーメンス/cm、特に10−3〜10ジーメンス/cm、好ましくは10−1〜10ジーメンス/cmの導電率(電気伝導度)を有する。
導電率は、4探針測定ヘッド(ジャンデル社(Jandel)から販売されているユニバーサル4探針プローブ)を具備する定電流源(ジャンデル社から販売されているRM2テストユニット)を使用して測定される。同じ間隔dだけ離間して一直線状に配された4探針を、分析するサンプルに対して単に圧力をかけて作用させる。電流源を使用し、外側の探針を介して電流Iを流入させ、電位変動を生じさせる。定電流源の電圧計に連結された内側の2探針間の電圧Uを測定する。
この構成において、S/cmで表されるサンプルの導電率は次のように表される:
σ=(K×I)/(U×e)
[上式中:
Kはサンプル表面上の探針の位置に依存する係数であり、探針が一直線上に等距離にある場合には、Kはπ/log(2)に等しく、
I:アンペアで表される、引加電流値、
U:ボルトで表される、測定電圧値、
e:cmで表される、サンプル厚]
この表現は、材料厚が2探針間の距離dと比較して無視できる(e/d<0.25)場合にのみ使用することができる。十分に薄い厚みとし、よって材料の導電率を算出可能とするために、希釈溶液の蒸発により得られる、分析される材料で被覆された非導電性支持体(例えばスライドガラス)上で測定を行うことが推奨される。また、分析されるコーティングの均質性を改善するために、スピンコート法として知られている成膜技術を使用することも推奨される。
特定の一実施態様では、組成物に存在する導電性ポリマーは、次の式の少なくとも一の繰り返し単位を有するポリマーから選択される:
次の構造(I)のアニリン類:
Figure 2005132819
次の構造(IIa)及び(IIb)のピロール類:
Figure 2005132819
次の式(IIIa)、(IIIb)及び(IIIc)のチオフェン類又はビスチオフェン類:
Figure 2005132819
次の式(IV)のフラン類:
Figure 2005132819
次の構造(V)のパラ-フェニレンスルフィド類:
Figure 2005132819
次の式(VI)のパラ-フェニレンビニレン類:
Figure 2005132819
次の式(VII)のインドール類:
Figure 2005132819
次の式(VIIIa)、(VIIIb)、(VIIIc)及び(VIIId)の芳香族アミド類:
Figure 2005132819
次の式(IXa)、(IXb)及び(IXc)の芳香族ヒドラジド類:
Figure 2005132819
次の式(Xa)、(Xb)及び(Xc)の芳香族アゾメチン類:
Figure 2005132819
次の式(XIa)、(XIb)及び(XIc)の芳香族エステル:
Figure 2005132819
上式(I)ないし(XI)において:
R及びRないしR基は同一でも異なっていてもよく、水素、R'が直鎖状又は分枝状のC-C20アルキル基を表す-R'、-OR'、-COOR'、-OCOR'基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、シアノアルキル基、及び可溶化基からなる群から選択され;
Arは単環芳香族又は多環芳香族基を含む基を表し;
X=-NHCO-、-O-、-S-、-SO-、-N=N-、-C(CH)-、-CH-、-CH=CH-、-CH=N-;
Z=-CH=CH-又は-C≡C-
である。
特に、Arは次のもの:
Figure 2005132819
から選択される少なくとも一の基を表す。
本発明の目的において、「可溶化基」なる用語は、組成物を乾燥させた後に、ポリマーが導電性を有するように、化粧品用媒体中における前記分子の溶解を確実にさせる基を意味する。
本発明の組成物に存在する導電性ポリマーが、一又は複数の可溶化基を有する一又は複数の繰り返し単位と、前記基を欠く一又は複数の他のこのような単位を含んでいてもよいことは明らかである。
可溶化基は、好ましくは:
・カルボキシル(-COOH)又はカルボキシラート(Mがアルカリ金属、例えばナトリウム又はカリウム、アルカリ土類金属、有機アミン、例えば第1級、第2級又は第3級アミン、アルカノールアミン又はアミノ酸を表す、-COO)基、
・スルホン(-SOH)又はスルホナート(Mが上と同じ定義を有する-SO )基、
・第1級、第2級又は第3級アミン基、
・第4級アンモニウム基、例えば-NR' で、Z=Br、Cl、(C-C)アルキル-OSOであり、R'は同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状のCないしC20アルキルであるか、又はそれらの2つが窒素と共に複素環を形成するもの、
・ヒドロキシル基、
・ポリ((C-C)アルキレンオキシド)基、
からなる群から選択される。
カルボン酸又はスルホン酸官能基は、塩基、例えば水酸化ナトリウム、2-アミノ-2-メチルプロパノール、トリエチルアミン又はトリブチルアミンで中和されていてもいなくてもよい。
アミン基は、無機酸、例えば塩酸、又は有機酸、例えば酢酸又は乳酸で中和されていてもいなくてもよい。
さらに、前記可溶化基は、R''が酸素等の一又は複数のヘテロ原子を含有していてもよい直鎖状又は分枝状のC-C20アルキル基を表す、-R''-、-OR''-、-OCOR''-又は-COOR''-基等の、スペーサー基を介して環に連結されていてもよいことは記しておくべきである。
好ましくは、R及びRないしR基は同一でも異なっていてもよく、水素、R'が直鎖状又は分枝状のC-Cアルキル基を表す、R'、-OR'、-OCOR'、-COOR'、さらに次の中和された又は中和されていない可溶化基:-COOH、-CHCOOH、-CHOH、-(CH)OH、-(CH)SOH、-O(CH)SOH、−O(CH)N(CHCH)、-[(CH)O]CHCHOH、-[(CH)O]CHCHOCHでxが0〜200の平均数であるものから選択される。
ポリマーの繰り返し単位における数値nは、通常5〜10000、特に5〜1000、さらには10〜1000、より好ましくは20〜700の範囲にある。
特に、導電性ポリマーは、R及びRないしRからの少なくとも一の基が可溶化基を示すものである。
本発明の特定の一実施態様において、使用される導電性ポリマーは、繰り返し単位当たり少なくとも一の可溶化基を含有する。よって好ましくは、R及びRないしRからの少なくとも一の基は可溶化基を示す。
好ましくは、導電性ポリマーは組成物の媒体に可溶性である。
本発明の組成物に存在する導電性ポリマーは当業者によく知られており、文献「有機導電性分子及びポリマーのハンドブック(Handbook of Organic Conductive Molecules and Polymers)」-Wiley 1997-New York, Vol1, 2, 3に記載されているが、Can. J. Chem. Vol64, 1986の総説にもまた記載されている。
ポリチオフェン類及びそれらの合成方法は、著者Rasmussen S.C., Pickens J.C.及びHutchison J.E.によるChem. Mater. 1998, Vol.10, No7, 1990-1999頁の「官能化されたポリチオフェン類の特性を変化させるための新規で一般的なアプローチ:一置換されたビチオフェン類の酸化重合(A new,general approach to tuning the properties of functionalized polythiophenes:The oxidative polymerization of monosubstituted bithiophenes)」からの文献;同じ著者によるMacromolecules 1998, 31, 933-936頁の「一置換されたビチオフェン類の直接酸化重合を介して高度に共役した水溶性ポリマー(Highly conjugated, water-soluble polymers via direct oxidative polymerization of monosubstituted bithiophenes)」からの文献に特に記載されている。化学的又は電気化学的酸化を介した重合に加えて、それらは、重縮合(ジハロチオフェン;ニッケル又はパラジウム錯体を用いた触媒反応);スズキカップリング(ハロゲン官能基、例えば臭素とボロン酸とのカップリング、触媒反応:パラジウム錯体と塩基;ついで、AA-BB型(B-X'-BとA-X-A型モノマーとの反応)又はA-B型(A-X-B型のいくつかのモノマーの反応)のカップリングが付与される);シュティレカップリング(Pdベースの触媒−AA-BB又はA-B型の存在下における炭素-炭素結合の形成);レイケ(Reike)重合(ニッケル錯体の存在下における有機亜鉛);マカロック型の重合等を介して得てもよい。
さらに、本発明の組成物に存在する導電性ポリマーは、国際公開第99/47570号に記載されている。
本発明での実施に適した導電性ポリマーとしては、可溶化基が、好ましくはカルボン酸基;スルホン酸基;第3級アミン基;第4級アンモニウム基、例えば-NR' で、Z=Br、Cl、(C-C)アルキル-OSOであり、R'は同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状のC-C20アルキルであるか、又はそれらの2つが窒素と共に複素環を形成するものであり;該基がスペーサーを介して環に連結していてもよい、式(IIIa)、(IIIb)及び(IIIc)に相当するポリマーを特に挙げることができる。カルボン酸又はスルホン酸官能基は、中和されていてもいなくてもよい。
よって、重合は、対応するチオフェンモノマーの化学的又は電気化学的酸化、又は重縮合を介して実施されてよい。
例として、式(IIIa)及び(IIIb)のポリチオフェン類は、酸化(例えばFeClを用いた触媒反応);ニッケル又はパラジウム錯体(例えばNiCl(dppe))で触媒されたジハロチオフェンの重縮合;スズキカップリング(ハロゲン官能基、例えば臭素とボロン酸とのカップリング、触媒反応:パラジウム錯体と塩基;ついで、AA-BB型(B-X'-BとA-X-A型モノマーとの反応)又はA-B型(A-X-B型のいくつかのモノマーの反応)のカップリングを生じる);シュティレカップリング(Pdベースの触媒−AA-BB又はA-B型の存在下で形成される炭素-炭素結合の形成);レイケ重合(ニッケル錯体の存在下における有機亜鉛);マカロック型の重合等を介した重合により得てもよい。
Zが-CH=CH-を表す式(IIIc)のビニレンポリチオフェン類は、特に2,5-ビス(ブロモアルキレン)チオフェンの強塩基(カリウム-tert-ブトキシド)の存在下におけるギルチ(Gilch)重合;スルホニウム塩をベースにした前駆体の使用と熱分解によるベスリンク法での重合;ウィティッヒ-ホーナー−ウィティッヒ反応を介して得てもよい。
Zが-C≡C-を表す式(IIIc)のエチニレンポリチオフェン類は、ヘック-ソノガシラ(Sonogashira)カップリング(AA-BB又はA-B型;塩基、例えばトリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、ピペリジン等の存在下、パラジウム/銅錯体(PdCl(PPh)、CuI又はCu(OAc))で触媒される、末端アセチレン(又は真性アセチレン)官能基とブロモ又はヨード官能基との間の炭素-炭素結合の形成);モリブテン錯体(Mo(CO))の存在下におけるアルキン類のメタセシスを介して得てもよい。
一般的に、ポリチオフェン類の官能化、換言すれば可溶化又は非可溶化基(群)の導入は、重合前に、モノマーにおいて実施される。
あるケースにおいて、可溶化基はポリマーになった後に得られる。これは、相当するエステルの加水分解により得られうる、カルボン酸官能基のケースにおいて、特にしかりである。
好ましくは、可溶化基は、カルボン酸基;スルホン酸基;第3級アミン基;第4級アンモニウム基、例えば-NR' で、Z=Br、Cl、(C-C)アルキル-OSOであり、R'は同一でも異なっていてもよく、好ましくはC-C20アルキル基等の、スペーサーを介して環に連結していてもよい、直鎖状又は分枝状のC-C20アルキル基を表すもの;及びそれらの塩から選択される。カルボン酸又はスルホン酸官能基は、中和されていてもいなくてもよい。
本発明の特定の一実施態様において、導電性ポリマーは、式(IIIa)のRないしR、又は式(IIIb)又は(IIIc)のR又はRの少なくとも一の基が、好ましくは直鎖状又は分枝状のC-C20アルキル基等の、スペーサーを介して環に連結していてもよい、中和された又はされていない形態のカルボン酸型の可溶化基を表し、他の基(群)が水素原子を表す、式(IIIa)、(IIIb)又は(IIIc)に相当する。
導電性ポリマーは、組成物の全重量に対して、少なくとも0.001重量%、特に少なくとも0.01重量%、好ましくは少なくとも0.1重量%、さらに好ましくは少なくとも0.5重量%の割合で、組成物に一般的に存在している。さらに導電性ポリマーの含有量は、組成物の全重量に対して、有利には50重量%まで、特に30重量%まで、好ましくは20重量%まで、さらに好ましくは10重量%までである。
本発明の特に有利な一実施態様において、導電性ポリマーの含有量は、組成物の全重量に対して0.1重量%〜50重量%、特に0.1重量%〜30重量%、好ましくは0.5重量%〜10重量%である。
先に記載したように、本発明の組成物は、導電性ポリマーに加えて、少なくとも一の酸化剤を含有する。
酸化剤
本発明の第1の変形例において、組成物に存在する酸化剤は、過酸化化合物、例えばアンモニウム又はアルカリ金属の過硫酸塩、過ホウ酸塩及び過炭酸塩、及び過酸化尿素;ハロゲン化誘導体、例えばヨウ素、アルカリ金属の臭素酸塩又はアルカリ金属の次亜塩素酸塩、例えば;アルカリ金属のヘキサシアノ鉄酸塩;酵素、例えばペルオキシダーゼ、及び二電子又は四電子オキシドレダクターゼの単独物又は混合物から選択される。
第2の変形例において、組成物は、酸化剤として過酸化水素を含有する。
第3の変形例は、先の2つの変形例を組み合わせたものに相当する。
特に、第1及び第2の変形例の酸化剤の全含有量は、組成物の全重量に対して0.05重量%〜25重量%である。
本発明の特定の一実施態様において、本発明の組成物が過酸化水素を含有していないか、又は水と過酸化塩の双方を含有していないケースでは、組成物は少なくとも一のアルカリ性剤を含有していてもよい。
通常、前記アルカリ性剤は、尿素、アルカリ金属又はアルカリ土類金属のケイ酸塩及びリン酸塩、アンモニア前駆化合物、アルカリ性の炭酸塩、アルカノールアミン類、例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン及びトリエタノールアミン類とその誘導体、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及び次の式(A):
Figure 2005132819
[上式中、Wは、C-Cアルキル基又はヒドロキシル基で置換されていてもよいプロピレン残基であり;R、R、R及びRは同一でも異なっていてもよく、水素原子、又はC-Cアルキル又はC-Cヒドロキシアルキル基を表す]

の化合物から選択される。
アルカリ性化剤の含有量は、組成物の全重量に対して、一般的に0.01重量%〜40重量%、好ましくは0.1重量%〜30重量%である。
組成物は、非イオン性、アニオン性、カチオン性、両性又は双性イオン性の界面活性剤をさらに含有してもよく、これらとしては、アルキルスルファート類、アルキルベンゼンスルファート類、アルキルエーテルスルファート類、アルキルスルホナート類、第4級アンモニウム塩、アルキルベタイン類、オキシエチレン化アルキルフェノール類、脂肪酸アルカノールアミド類、オキシエチレン化脂肪酸エステル、及びヒドロキシプロピルエーテル型の他の非イオン性界面活性剤を挙げることができる。
組成物が一又は複数の界面活性剤を含有している場合、それらの含有量は、組成物の全重量に対して、一般的に30重量%未満、好ましくは0.5重量%〜10重量%である。
組成物のpHは、一般的に約1.5〜12、好ましくは約2.5〜11である。
それらは、酸性化剤又は塩基性化剤を使用し、所望の値に調節することができる。
塩基性化剤は上述したものである。
酸性化剤に関し、挙げることのできる例には、無機酸又は有機酸、例えば塩酸、オルトリン酸又は硫酸;有機酸、例えばスルホン酸及びカルボン酸、例えば酢酸、酒石酸、クエン酸又は乳酸が含まれる。
また本発明は、従来から使用されている種々のアジュバント、例えば増粘剤又はゲル化剤、例えば親水性又は疎水性の燻蒸シリカ、非イオン性、アニオン性又は両性の会合性ポリマー、合成又は天然由来の水溶性増粘ポリマー、例えばポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、及び動物性、植物性又は微生物由来の多糖類をさらに含有していてもよい。
有利には、増粘剤の含有量は、組成物の全重量に対して0.01重量%〜10重量%、好ましくは0.05重量%〜5重量%である。
さらに組成物は、従来から使用されている種々のアジュバント、例えばコンディショナー、特にカチオン性又は両性のコンディショナーで、好ましくは無水物であってよいもの;フィラー、例えばクレー又は非晶質シリカ;バインダー、例えばビニルピロリドン;滑剤、例えばポリオールステアラート類、又はアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属のステアリン酸塩;酸素の放出を制御する薬剤、例えば炭酸マグネシウム又はマグネシウム酸化物;染料;マット剤、例えば酸化チタン;酸化防止剤;浸透剤;金属イオン封鎖剤;香料;バッファー;分散剤;皮膜形成剤、セラミド類;防腐剤;安定剤等をさらに含有していてもよい。
一般的に、これらのアジュバントの含有量は、組成物の全重量に対して60重量%を超えない。
本発明の組成物は、種々の形態であってよい。
第1の変形例は、水を含有しないか、又は水を少量含有する組成形態の組成物からなる。特に、水分含有量は、酸化組成物の重量に対して、低くて1重量%未満、好ましくは0.5重量%未満であると考えられる。
この変形例において、組成物は、特にペースト又は顆粒の形態である。
第2の変形例は、特に水、又は本分野で許容可能な一又は複数の有機溶媒と水との混合物に相当する、化粧品的に許容可能な媒体を含有する組成物からなる。
使用可能な溶媒としては、特に、C-Cアルコール類、例えばエチルアルコール、イソプロピルアルコール、芳香族アルコール類、例えばベンジルアルコール及びフェニルエチルアルコール、又はグリコール類又はグリコールエーテル、例えばエチレングリコールモノメチル、モノエチル又はモノブチルエーテル、プロピレングリコール又はそのエーテル、例えばプロピレングリコールモノメチルエーテル、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール及びジエチレングリコールアルキルエーテル、例えばジエチレングリコールモノエチルエーテル又はモノブチルエーテル、又はポリオール類、例えばグリセロールを挙げることができる。ポリエチレングリコール類及びポリプロピレングリコール類、及びこれら全ての化合物の混合物を、溶媒として使用してもよい。
これらの溶媒が存在する場合、それらは、組成物の全重量に対して、1重量%〜40重量%、好ましくは5重量%〜30重量%である。
また本発明の主題は、酸化剤として、少なくとも一の過酸化化合物及び/又はアルカリ金属の臭素酸塩及び過酸化水素を含有する本発明の組成物を含む、使用準備が整った組成物にある。
本発明の方法を記載する。それらは、ケラチン繊維、特にヒトのケラチン繊維、例えば毛髪に適用可能である。
よって、本発明の方法は、ケラチン繊維に上述した組成物を適用することからなる。
第1の可能性において、本方法は、次の工程:
(a)過酸化水素を含有しない本発明の組成物を、ケラチン繊維に適用する前に、過酸化水素を含有する水性組成物と、場合によってはアルカリ性化剤の存在下で混合し;
(b)先の工程で得られた混合物を湿った又は乾燥したケラチン繊維に適用し、所望の脱色効果が生じるのに十分な時間、繊維を放置し、
(c)場合によっては繊維をすすぎ、
(d)場合によっては繊維を洗浄してすすぎ、
(e)繊維を乾燥させるか、又は乾燥するまで放置する、
ことを実施することからなる脱色方法にある。
工程a)において、本発明の組成物は、繊維に適用する前に、水性過酸化水素組成物と混合される。
好ましくは、本発明の組成物は、酸化剤として、少なくとも一の上述した過酸化化合物を含有する。
通常、組成物は、約0.5〜10重量等価の水性過酸化水素組成物と混合される。
水性過酸化水素組成物は、溶液、エマルション又はゲルの形態であってよい。
さらに、過酸化水素の含有量は、それを含有する水性組成物の重量に対して、特に2重量%〜12重量%である。
水性過酸化水素組成物は、この化合物の安定性を確実にするために、好ましくは7未満のpHを有することを、記しておくべきである。
このpH値は、上述したような酸性化剤又は塩基性化剤を使用して、便宜的に得られる。
水性過酸化水素組成物は、防腐剤、染料、香料、消泡剤、過酸化水素安定剤、特にピロリン酸ナトリウム、スズ酸ナトリウム、及びサリチル酸ナトリウム、及び金属イオン封鎖剤をさらに含有していてもよい。
上述したように、工程a)で調製された混合物は、少なくとも一のアルカリ性剤を含有する。
前記薬剤は、本発明の組成物に存在していてもよく、又は工程a)で実施された混合中に添加されてもよい。
アルカリ性化剤の含有量は、工程a)の後に得られた混合物のpHが7〜11.5、好ましくは8〜11になるような量である。
工程b)に必要な放置時間は、一般的に3〜30分、好ましくは5〜20分である。
さらに、また単に指針として、工程b)は15〜80℃、好ましくは20〜40℃の温度で実施される。
本方法の工程e)は、便宜的に20〜100℃、特に20〜80℃の温度で実施される。
第2の可能性において、本発明の方法は、次の工程:
(a)少なくとも一の還元剤を含有する組成物で予め成形され、場合によってはすすがれたケラチン繊維に、本発明の組成物を、形状を固定するのに十分な時間適用し、
(b)場合によっては繊維をすすぎ、
(c)場合によっては繊維を洗浄してすすぎ、
(d)繊維を乾燥させるか、又は乾燥するまで放置する、
ことを実施することからなる、永続的な再成形方法にある。
まず第1に、第1の工程は、なくとも一の還元剤を含有する還元組成物で予め処理された繊維で実施される。
還元剤は、通常、レダクトン類(reductones)及び硫黄含有還元剤、例えば特に、少なくとも一のチオール、(ジ)スルフィド、(二)亜硫酸塩、又はヒドロ亜硫酸塩官能基を有する化合物から選択される。
適切な硫黄含有化合物の例として、チオグリコール酸、チオ乳酸、それらのアルカリ金属又はアルカリ土類金属塩(例えばナトリウム、カリウム又はカルシウム塩)及びそれらのエステル;β-メルカプトエタノール;システイン及びシステアミン、及びそれらの誘導体;ホモシステイン及びそれらの塩;メルカプトアルデヒド;ペニシラミン;グルタチオン、システイン;アルカリ金属、アルカリ土類金属又はアンモニウムの亜硫酸塩、重亜硫酸塩、ヒドロ亜硫酸塩及びメタ重亜硫酸塩;それらの混合物を挙げることができる。
レダクトン類としては、アスコルビン酸及びイソアスコルビン酸、及びそれらの塩又はエステル;ヒドロキシプロパンジアール(hydroxypropanedial)、2,3-ヒドロキシ-2-シクロペンテン−1-オンを挙げることができる。
還元組成物における還元剤の含有量は、還元組成物の重量に対して、一般的に1重量%〜30重量%、好ましくは5重量%〜20重量%である。
還元組成物は、水、又は水と一又は複数の有機溶媒との混合物を含有してよい。水を含有する本発明の酸化組成物に存在する溶媒の列挙のように、前もって記載されているものが有効であり、繰り返さない。
還元工程中にケラチン繊維は成形されてよく、換言すれば、伸長化させるか、又は還元組成物の適用の前後に、カーラーを使用して張力下に配してよく、又はそれらが同時であってもよい。
放置時間は、一般的に3〜30分、好ましくは5〜20分である。
さらに、また単に指針として、工程a)は15〜60℃、好ましくは20〜40℃で実施される。
還元工程が実施されると、好ましくは繊維を水ですすぎ、ついで本発明の酸化組成物を適用する。
この工程中に使用される酸化組成物は、有利には水性組成物である。
よって、使用される酸化組成物が、水を含有しないか、又は水を少量含有する形態であるケースにおいては、前記組成物は、繊維に適用される前に水溶液と混合される。
この水溶液は、上述したような少なくとも一のアルカリ性化剤を含有していてもしていなくてもよい。
成形-固定工程a)に必要な放置時間は、一般的に3〜30分、好ましくは5〜20分である。
さらに、また単に指針として、工程a)は、通常は15〜80℃、好ましくは20〜40℃の温度で実施される。
第3の変形例において、本発明の方法は、次の工程:
(a)少なくとも一の酸化染料前駆物質及び/又は少なくとも一の直接染料を含有する染色用組成物を、ケラチン繊維に適用する前に、本発明の水性組成物と混合し;
(b)先の工程で得られた混合物を湿った又は乾燥したケラチン繊維に適用し、所望の染色効果が生じるのに十分な時間、繊維を放置し、
(c)場合によっては繊維をすすぎ、
(d)場合によっては繊維を洗浄してすすぎ、
(e)繊維を乾燥させるか、又は乾燥するまで放置する、
ことを実施することからなる染色方法にある。
工程a)において、本発明の酸化組成物は、上述した少なくとも一の導電性ポリマーと共に、酸化剤として過酸化水素を含有する。
この酸化組成物は、少なくとも一の酸化染料前駆物質及び/又は直接染料を含有する染色用組成物と混合される。
本発明の組成物と混合される染色用組成物の一部を形成する酸化染料前駆物質は、場合によっては少なくとも一のカップラーと組み合わされていてもよい少なくとも一の酸化ベースを含有し、本分野で従来使用されている化合物である。
酸化ベースとしては、オルト-及びパラ-フェニレンジアミン類、複ベース類、オルト-及びパラ-アミノフェノール類、及び複素環ベース類、及びそれらの酸付加塩を挙げることができる。
便宜的には、これらの化合物が存在する場合、酸化ベースの含有量は、染色用組成物の重量に対して、0.0005重量%〜12重量%、好ましくは0.005重量%〜8重量%である。
特にカップラーとしては、メタ-アミノフェノール類、メタ-フェニレンジアミン類、メタ-ジフェノール類、ナフトール類及び複素環カップラー、及びそれらの酸付加塩をあげることができる。
それらが使用される場合、カップラーの含有量は、多くの場合、染色用組成物の重量に対して0.0001重量%〜10重量%、好ましくは0.005重量%〜5重量%の範囲とされる。
直接染料は、非イオン性、カチオン性及びアニオン性直接染料から選択され得る。
一般的に、これらの直接染料は、ニトロベンゼン染料、アゾ、アゾメチン、メチン、アントラキノン、ナフトキノン、ベンゾキノン、フェノチアジン、インジゴイド、キサンテン、フェナントリジン、フタロシアニン及びトリアリールメタン系染料、及び天然染料の単独物又は混合物から選択される。
さらに、染色用組成物がこのような化合物を含有するならば、それらの含有量は、染色用組成物の重量に対して0.0005重量%〜12重量%、好ましくは0.005重量%〜6重量%である。
染色用組成物は、有利には水、又は水と溶媒との混合物を含む、化粧品的に許容可能な媒体を含有する。
染色用組成物は、ヒトのケラチン繊維の処理で以前から知られている従来からの添加剤、例えば従来技術でよく知られている、アニオン性、カチオン性、非イオン性、両性又は双性イオン性の界面活性剤、又はそれらの混合物、増粘剤、酸化防止剤、香料、分散剤、コンディショナー、特にカチオン性又は両性ポリマーを含むもの、乳白剤、金属イオン封鎖剤、例えばEDTA及びエチドロン酸、UV-遮蔽剤、ロウ、(特にアミン基により)有機変性されているか又は未変性であり、揮発性又は非揮発性で、直鎖状、分枝状又は環状のシリコーン類、防腐剤、セラミド類、擬似セラミド類、植物性、鉱物性又は合成油、ビタミン類又はプロビタミン類、例えばパンテノール、及び非イオン性、アニオン性、両性又はカチオン性の会合性ポリマーを含有していてもよい。
上述したように、本発明の組成物と染色用組成物との混合は、アルカリ性剤の存在下で行われる。
本発明の方法の他の変形例に記載されていること、及びpH条件は有効であり、参照としてここに挙げられる。
しかしながら、有利には、アルカリ性剤は染色用組成物に存在していることを記しておくべきである。
工程b)において、組成物が適用される温度は、一般的に15〜80℃、特に15〜40℃である。
放置時間は、通常約5〜60分、特に5〜40分である。
この工程を実施してすぐに、場合によっては繊維をすすぎ、ついで好ましくは、シャンプーを用いて洗浄し、次にすすぐ。最後に繊維を乾燥させるか、又は乾燥するまで放置する。
以下の実施例は本発明を例証するためのものであって、その範囲を限定するものではない。
ポリ(チオフェン-3-酢酸)の合成
Figure 2005132819
手順
ポリマー:ポリ(エチルチオフェン-3-アセタート)の調製
25mlのドライクロロホルムを、アルゴン下でシュレンク(Schlenk)チューブに入れ、系を脱気した後、以下の試薬を入れる:
2.5gのチオフェン-3-酢酸エチル(14.7mmol)
Figure 2005132819
及び1gのFeCl(6.15mmol)。
混合物を50℃、アルゴン下で24時間攪拌する。
ついで、ポリ(チオフェン-3-酢酸エチル)ポリマーをヘプタン中で沈澱させる。ついで、ポリマーをテトラヒドロフラン溶液に溶解する。
赤外線特性:
C=Oバンド:1719cm−1;CH、CHバンド=2979cm−1、2934cm−1;モノマー中に存在する3102cm−1のCHバンドの消失。
ポリマーの加水分解:ポリ(チオフェン-3-酢酸エチル)からポリ(チオフェン-3-酢酸)の形成
上述にて得られたポリマーを、ついで、50mlを越える水酸化ナトリウム水溶液(2N)を用い、70℃で48時間加水分解し、生成物:ポリ(チオフェン-3-酢酸)の沈澱点まで濃HClを用いて酸性化する。
ついでポリマーを濾過し、微量の触媒を除去するために蒸留水で数回洗浄する。
ポリマーの赤外線特性:
C=Oバンド:1740cm−1;COO 1580cm−1;OH(広帯域3000-3500cm−1)
ポリ(チオフェン-3-酢酸)ポリマーの中和:
ポリ(チオフェン-3-酢酸)ポリマー(2g)をテトラヒドロフラン(30g)に溶解し、カルボン酸1mol当たり1molの割合の水酸化ナトリウムで中和する。
ついで、水(30g)を添加する。
テトラヒドロフランを蒸発させる。
このようにして、ナトリウム塩の形態のポリ(チオフェン-3-酢酸)の6%水溶液が得られる。
ポリマーを含有する調製物及び該調製物の使用方法:
ポリ(チオフェン-3-酢酸) 5g
過酸化水素 20容量にする量
20%のアンモニア水 9g
エチルアルコール 20g
水 全体を100gにする量
調製物を暗色の毛髪に適用する。20分の放置時間の後、乾燥(空気乾燥)を実施する。

Claims (30)

  1. 化粧品的に許容可能な媒体に:
    (a)少なくとも一の酸化剤、
    (b)少なくとも一の導電性ポリマー、
    を含有せしめてなる組成物。
  2. 導電性ポリマーが、次の式:
    次の構造(I)のアニリン類:
    Figure 2005132819
    次の構造(IIa)及び(IIb)のピロール類:
    Figure 2005132819
    次の式(IIIa)、(IIIb)及び(IIIc)のチオフェン類又はビスチオフェン類:
    Figure 2005132819
    次の式(IV)のフラン類:
    Figure 2005132819
    次の構造(V)のパラ-フェニレンスルフィド類:
    Figure 2005132819
    次の式(VI)のパラ-フェニレンビニレン類:
    Figure 2005132819
    次の式(VII)のインドール類:
    Figure 2005132819
    次の式(VIIIa)、(VIIIb)、(VIIIc)及び(VIIId)の芳香族アミド類:
    Figure 2005132819
    次の式(IXa)、(IXb)及び(IXc)の芳香族ヒドラジド類:
    Figure 2005132819
    次の式(Xa)、(Xb)及び(Xc)の芳香族アゾメチン類:
    Figure 2005132819
    次の式(XIa)、(XIb)及び(XIc)の芳香族エステル:
    Figure 2005132819
    で、上式(I)ないし(XI)において:
    R及びRないしR基は同一でも異なっていてもよく、水素、R'が直鎖状又は分枝状のC-C20アルキル基を表す-R'、-OR'、-COOR'、-OCOR'基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、シアノアルキル基、及び可溶化基からなる群から選択され;
    Arは単環芳香族又は多環芳香族基を含む基を表し;
    X=-NHCO-、-O-、-S-、-SO-、-N=N-、-C(CH)-、-CH-、-CH=CH-、-CH=N-;
    Z=-CH=CH-又は-C≡C-
    である、少なくとも一の繰り返し単位を有することを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. 可溶化基が:
    ・カルボキシル(-COOH)又はカルボキシラート(Mがアルカリ金属、アルカリ土類金属、有機アミン、アルカノールアミン又はアミノ酸を表す、-COO)基、
    ・スルホン(-SOH)又はスルホナート(Mが上と同じ定義を有する-SO )基、
    ・第1級、第2級又は第3級アミン基、
    ・-NR' で、Z=Br、Cl、(C-C)アルキル-OSOであり、R'が同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状のCないしC20アルキルであるか、又はそれらの2つが窒素と共に複素環を形成するものなどの、第4級アンモニウム基、
    ・ヒドロキシル基、
    ・ポリ((C-C)アルキレンオキシド)基、
    からなる群から選択されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 可溶化基が、R''が一又は複数のヘテロ原子を含有していてもよい直鎖状又は分枝状のC-C20アルキル基を表す、-R''-、-OR''-、-OCOR''-又は-COOR''-基等の、スペーサー基を介して環に連結していることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の組成物。
  5. R及びRないしR基は同一でも異なっていてもよく、水素、R'が直鎖状又は分枝状のC-Cアルキル基を表す、R'、-OR'、-OCOR'、-COOR'、さらに次の中和された又は中和されていない可溶化基:-COOH、-CHCOOH、-CHOH、-(CH)OH、-(CH)SOH、-O(CH)SOH、−O(CH)N(CHCH)、-[(CH)O]CHCHOH、-[(CH)O]CHCHOCHでxが0〜200の平均数であるものから選択されることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. ポリマーが、R及びRないしRからの少なくとも一の基が可溶化基を示すものであることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. 導電性ポリマーが、繰り返し単位当たり少なくとも一の可溶化基を含有することを特徴とする、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. 可溶化基が、カルボン酸基;スルホン酸基;第3級アミン基;-NR' で、Z=Br、Cl、(C-C)アルキル-OSOであり、R'は同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状のC-C20アルキル基を表すもの等の、第4級アンモニウム基で;好ましくはC-C20アルキル基であるスペーサーを介して環に連結されていてもよいもの;及びそれらの塩から選択され;カルボン酸又はスルホン酸官能基が中和されていてもいなくてもよいことを特徴とする、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の組成物。
  9. 導電性ポリマーが、式(IIIa)のRないしR、又は式(IIIb)又は(IIIc)のR又はRの少なくとも一の基が、好ましくは直鎖状又は分枝状のC-C20アルキル基であるスペーサーを介して環に連結されていてもよい、中和された又はされていない形態のカルボン酸型の可溶化基を表し、他の基が水素原子を表す、式(IIIa)、(IIIb)又は(IIIc)に相当することを特徴とする、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 導電性ポリマーが、組成物の全重量に対して、少なくとも0.001重量%の割合で存在していることを特徴とする、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の組成物。
  11. 導電性ポリマーが、組成物の全重量に対して、50重量%までの割合で存在していることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれか1項に記載の組成物。
  12. 導電性ポリマーの含有量が、組成物の全重量に対して0.1重量%〜50重量%であることを特徴とする、請求項1ないし11のいずれか1項に記載の組成物。
  13. 酸化剤が、過酸化化合物;ハロゲン化誘導体;アルカリ金属のヘキサシアノ鉄酸塩;酵素の単独物又は混合物から選択されることを特徴とする、請求項1ないし12のいずれか1項に記載の組成物。
  14. 酸化剤が過酸化水素であることを特徴とする、請求項1ないし13のいずれか1項に記載の組成物。
  15. 酸化剤の全含有量が、組成物の全重量に対して0.05重量%〜25重量%であることを特徴とする、請求項13又は14に記載の組成物。
  16. 少なくとも一のアルカリ性剤を含有していることを特徴とする、請求項1ないし13及び15のいずれか1項に記載の組成物。
  17. アルカリ性剤が、尿素、アルカリ金属又はアルカリ土類金属のケイ酸塩及びリン酸塩、及びアンモニア前駆化合物から選択されることを特徴とする、請求項16に記載の組成物。
  18. 水を含有しないことを特徴とする、請求項1ないし13及び15ないし17のいずれか1項に記載の組成物。
  19. 酸化組成物の重量に対して、1重量%未満の含有量の水を含有していることを特徴とする、請求項1ないし13及び15ないし17のいずれか1項に記載の組成物。
  20. 組成物が、水、又は本分野で許容可能な一又は複数の有機溶媒と水との混合物からなる、化粧品的に許容可能な媒体を含有することを特徴とする、請求項1ないし17のいずれか1項に記載の組成物。
  21. 溶媒が、C-Cアルコール類、芳香族アルコール類、グリコール類、グリコールエーテル、ポリオール類、ポリエチレングリコール類、及びポリプロピレングリコール、及びそれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項20に記載の組成物。
  22. 少なくとも一の非イオン性、アニオン性、カチオン性、両性又は双性イオン性の界面活性剤をさらに含有していることを特徴とする、請求項1ないし21のいずれか1項に記載の組成物。
  23. 界面活性剤の含有量が、組成物の重量に対して30重量%未満、好ましくは0.5重量%〜10重量%であることを特徴とする、請求項22に記載の組成物。
  24. 酸化剤として、少なくとも一の過酸化化合物及び/又はアルカリ金属の臭素酸塩及び過酸化水素を含有する、請求項1ないし23のいずれか1項に記載の組成物を含む、使用準備が整った組成物。
  25. 請求項1ないし24のいずれか1項に記載の組成物を適用することを特徴とするケラチン繊維の処理方法。
  26. 次の工程:
    a)請求項1ないし13及び15ないし23のいずれか1項に記載の組成物を、ケラチン繊維に適用する前に、過酸化水素を含有する水性組成物と、場合によってはアルカリ性化剤の存在下で混合し;
    b)先の工程で得られた混合物を湿った又は乾燥したケラチン繊維に適用し、所望の脱色効果が生じるのに十分な時間、繊維を放置し、
    c)場合によっては繊維をすすぎ、
    d)場合によっては繊維を洗浄してすすぎ、
    e)繊維を乾燥させるか、又は乾燥するまで放置する、
    ことを実施することからなることを特徴とする、毛髪等のヒトのケラチン繊維の脱色方法。
  27. 次の工程:
    a)少なくとも一の還元剤を含有する組成物で予め成形され、場合によってはすすがれたケラチン繊維に、請求項1ないし24のいずれか1項に記載の組成物を形状を固定するのに十分な時間適用し、
    b)場合によっては繊維をすすぎ、
    c)場合によっては繊維を洗浄してすすぎ、
    d)繊維を乾燥させるか、又は乾燥するまで放置する、
    ことを実施することからなることを特徴とする、毛髪等のヒトのケラチン繊維の永続的な再成形方法。
  28. 次の工程:
    a)少なくとも一の酸化染料前駆物質及び/又は少なくとも一の直接染料を含有する染色用組成物を、ケラチン繊維に適用する前に、請求項1ないし13及び15ないし23のいずれか1項に記載の水性組成物と混合し;
    b)先の工程で得られた混合物を湿った又は乾燥したケラチン繊維に適用し、所望の染色効果が生じるのに十分な時間、繊維を放置し、
    c)場合によっては繊維をすすぎ、
    d)場合によっては繊維を洗浄してすすぎ、
    e)繊維を乾燥させるか、又は乾燥するまで放置する、
    ことを実施することからなる、ヒトの毛髪等のケラチン繊維の染色方法。
  29. 請求項1ないし24のいずれか1項に記載の組成物の、光学的効果をケラチン繊維に付与するための使用。
  30. 光学的効果が光沢効果であることを特徴とする、請求項29に記載の使用。
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