JP2000327837A - 帯電防止剤としてセルロースを含有する組成物 - Google Patents

帯電防止剤としてセルロースを含有する組成物

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JP2000327837A
JP2000327837A JP13571299A JP13571299A JP2000327837A JP 2000327837 A JP2000327837 A JP 2000327837A JP 13571299 A JP13571299 A JP 13571299A JP 13571299 A JP13571299 A JP 13571299A JP 2000327837 A JP2000327837 A JP 2000327837A
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Hirobumi Ono
博文 小野
Yoshihiko Shimatani
芳彦 嶌谷
Yuji Matsue
雄二 松江
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 親水性高分子であるセルロースを帯電防
止剤として含み、これを基材成分や分散媒体などに高度
に分散させた組成物を、対象とする帯電し易い物質の表
面に塗布することにより、疎水性材料の帯電性を低減す
る。 【構成】 セルロースを帯電防止剤として0.1〜
50重量%含む組成物。特に、セルロースが、平均重合
度が100以下であり、セルロースI型結晶成分の分率
が0.1以下でセルロースII型結晶成分の分率が0.4
以下であり、かつ平均粒径が10μm以下であって、さ
らにこれが0.1〜50重量%の範囲で、水または有機
溶媒中または水/有機溶媒の混合溶媒に均一に分散して
いるか、あるいは、疎水性の固体物質中に均一に分散し
ていることを特徴とする組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面の帯電性を低
減することが要求される毛髪およびその他疎水性の高い
すべての物質表面に適用できる帯電防止目的の組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】表面の帯電性を低減するニーズは年々高
まっている。リンス、ヘアトリートメントなどの毛髪用
化粧料の他にも例えば、テレビやパソコン用モニターの
ディスプレー、各種電気製品、各種床材、クリーンルー
ム、フィルムやシート類、医薬品、化粧品、食品類の包
装、包装機のカバー、手術室の塵埃防止のカーテン、繊
維製品、ガス分離膜、精密機械類の部品や包装、半導体
関係の部品や包装、粉体塗料や各種樹脂微粒子など元来
疎水性が高く低湿度下で帯電性を示すものはいずれもこ
の対象である。こうした製品において帯電性を低減する
目的のため、界面活性剤や親水性高分子、導電性の無機
微粉末を配合した各種製品が開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これまで用いられてき
た帯電防止剤は、いずれも単独で表面にコーティングす
ると、経時的に脱離が起こり、その効果が軽減していく
ことが性能上の問題点であった。この点を解決するため
に表面への結合力の強い帯電防止剤を開発するか、ある
いは、表面への親和性の強い材料と混合、複合化してコ
ーティングする技術が開発されてきた。これらを可能に
するためには、疎水性表面への結合力の強い材料、ある
いは各種コーティング剤への分散性の高い材料を設計す
る必要があった。一方、セルロースは分子骨格中に多数
の水酸基を含むポリマーであり高い水素結合能を有する
ため、基本的に多くの物質表面への高い結合力を有して
いるが、なにぶん水などの多くの分散媒体に不溶であ
り、分散媒体中に高度に分散させる技術がないため、こ
れまで帯電防止剤として用いられてこなかった。
【0004】本発明は、こうした実情の下に帯電性を有
する物質表面に強固に固定化させることができ、帯電防
止効果の経時的低減を改善することができる帯電防止剤
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らはPCT/J
P98−05462において、結晶性が低く、微粒化さ
れた低結晶性のセルロースを高度に分散媒体中に分散さ
せる技術を確立した。この技術を応用することにより、
セルロースを従来にない帯電防止剤として適用し得るこ
とを見いだし、本発明を完成させた。
【0006】すなわち、本発明は、(1)セルロースを
帯電防止剤として0.1〜50重量%含む組成物、
(2)セルロースが、平均重合度が100以下であり、
セルロースI型結晶成分の分率が0.1以下でセルロー
スII型結晶成分の分率が0.4以下であり、かつ平均粒
径が10μm以下であって、さらにこれが水または有機
溶媒中または水/有機溶媒の混合溶媒に均一に分散して
いることを特徴とする前記(1)記載の組成物、(3)
セルロースが、平均重合度が100以下であり、セルロ
ースI型結晶成分の分率が0.1以下でセルロースII型
結晶成分の分率が0.4以下であり、かつ平均粒径が1
0μm以下であって、さらにこれが疎水性の固体物質中
に均一に分散していることを特徴とする前記(1)記載
の組成物、(4)前記(1)または(2)の組成物から
なる毛髪用化粧料、(5)前記(1)または(2)の組
成物からなるコーティング剤、(6)前記(1)または
(3)の組成物からなる低帯電性被覆塗膜、(7)前記
(1)または(3)の組成物からなる低帯電性粉体、に
関する。
【0007】以下に、本発明を詳細に説明する。
【0008】本発明の目的は、セルロースを帯電防止剤
として0.1〜50重量%含みこれと基材成分や分散媒
体などから成る組成物を、対象とする帯電し易い物質の
表面に塗布することにより、帯電性を低減することにあ
る。
【0009】本発明は、セルロースを帯電防止剤として
0.1〜50重量%含む組成物である。ここで、セルロ
ースの配合量は目的とする組成物に要求される性能に応
じて適宜決定する。当然のことながら本発明の組成物中
に含まれるセルロース以外の物質、すなわち分散媒や各
種機能性材料などの性質や配合量も考慮したうえでセル
ロースの配合量は決定される。また、本発明におけるセ
ルロースは、組成物中において高度に分散していること
が重要である。このために、実質的に本発明において帯
電防止剤として適用するセルロースは、少なくとも組成
物中で微粒子の形態をとっていることが望ましい。セル
ロース固体には、大別して天然セルロースと、これを溶
媒に溶解、凝固させて得られる再生セルロースがある
が、再生セルロースにおいてより高い吸湿性(水分保持
能)を有するため、本発明におけるセルロースは、再生
させたセルロースであることがより望ましい。
【0010】次に本発明は、セルロースが、平均重合度
が100以下であり、セルロースI型結晶成分の分率が
0.1以下でセルロースII型結晶成分の分率が0.4以
下であり、かつ平均粒径が10μm以下であって、さら
にこれが水または有機溶媒中または水/有機溶媒の混合
溶媒に均一に分散していることを特徴とする(1)の組
成物である。
【0011】ここで、セルロースの平均重合度、各種結
晶成分の分率および平均粒径は以下のようにして評価し
た;セルロース微粒子の平均粒子径は、本発明の組成物
の原料となるセルロースの水分散体に関して、レーザ回
折式粒度分布測定装置((株)堀場製作所製、レーザ回
折/散乱式粒度分布測定装置LA−920;下限検出値
は0.02μm)で測定した。分散媒体中のセルロース
粒子間の会合を可能な限り切断した状態で粒子径を測定
するために、次の工程で試料を調製した。セルロース濃
度が約0.5%になるように分散体を水で希釈した後、
回転速度15000rpm以上の能力を持つブレンダー
で10分間混合処理を行い均一な懸濁液を作る。次いで
この懸濁液に超音波処理を30分間施して得られた水分
散試料を粒度分布測定装置のセルに供給し、再び超音波
処理(3分間)を行った後、粒径分布を測定した。本発
明の平均粒子径は、Mie散乱理論式から算出される体
積換算の粒度分布から求められる重量平均粒子径に相当
する。
【0012】なお、本発明でいうセルロースの各結晶成
分の分率および平均重合度の測定は、分散体を減圧乾燥
法等の手段で乾燥して、乾燥セルロース試料として行っ
た。セルロースI型は天然セルロースに見られる結晶
形、セルロースII型は再生セルロースにおいて主に観測
される結晶形(ただし、再生の条件によって結晶成分の
分率は制御可能である)である。
【0013】セルロースI及びセルロースII型結晶成分
の分率(χIおよびχII)は、広角X線回折法(理学電
機(株)社製ロータフレックスRU−300を使用)に
より下記手順で算出した。
【0014】セルロースI型結晶成分の分率(χI
は、乾燥セルロース試料を粉状に粉砕し錠剤に成形し、
線源CuKαで反射法で得た広角X線回折図において、
セルロースI型結晶の(110)面ピークに帰属される
2θ=15.0゜における絶対ピーク強度h0と、この
面間隔におけるベースラインからのピーク強度h1か
ら、下記(1)式によって求められる値を用いた。
【0015】同様に、セルロースII型結晶成分の分率
(χII)は、乾燥セルロース試料を粉状に粉砕し錠剤に
成形し、線源CuKαで反射法で得た広角X線回折図に
おいて、セルロースII型結晶の(110)面ピークに帰
属される2θ=12.6゜における絶対ピーク強度h0 *
とこの面間隔におけるベースラインからのピーク強度h
1 *から、下記(2)式によって求められる値を用いた。
【0016】 χI =h1/h0 (1) χII=h1 */h0 * (2) 図1に、χIおよびχIIを求める模式図を示す。
【0017】本発明で規定する平均重合度(DP)は、
上述の乾燥セルロース試料をカドキセンに溶解した希薄
セルロース溶液の比粘度をウベローデ型粘度計で測定し
(25℃)、その極限粘度数[η]から下記粘度式(3)
および換算式(4)により算出した値を採用した。
【0018】 [η]=3.85×10~2×MW 0.76 (3) DP=MW/162 (4) 本発明では、セルロースI型結晶成分の分率が0.1以
下、好ましくは0.06以下でセルロースII型結晶成分
の分率が0.4以下、好ましくは0.3以下であり、さ
らに構成する粒子の平均粒子径が10μm以下、好まし
くは5μm以下、さらに好ましくは2μm以下のセルロ
ースを用いることが重要である。この条件を満たすセル
ロースが帯電防止剤として優れた能力を有する理由は、
微粒子化されており、高い分散性を示すことはいうまで
もないが、低結晶性でありアモルファス領域を多く含む
ため、従来のセルロース素材に比べ、水分を取り込み易
い(吸湿し易い)ことを挙げることができる。当然の事
ながら、平均粒径が小さいものほど高い分散性を有す
る。この様な本発明のセルロースからなる組成物は、水
等の分散媒体に極めて高度に分散しているだけでなく、
各種配合成分との混合性も極めて良好である。その為帯
電防止剤であるセルロースが配合成分中で高度に分散さ
れ、組成物そのものの帯電防止性を発現するに至るので
ある。さらに、特に、セルロースの平均重合度(DP)
が100以下であれば、上記特性を更に一層向上させる
ので好ましい。より好ましくは平均重合度(DP)が2
0以上100以下である。
【0019】本発明の有機溶媒とは、溶剤あるいは分散
媒体として適用し得るすべての有機溶媒を意味する。代
表的なものには、メタノール、エタノール、イソプロパ
ノール、アセトン、N,N−ジメチルホルムアミド、酢
酸エチル、酢酸ブチル、酢酸セロソルブ、n−ヘキサ
ン、n−ヘプタン、石油ナフサ、シクロヘキサン、トル
エン、キシレン、石油エーテルなどが挙げられる。
【0020】さらに、本発明において、均一に分散す
る、とは、配合原料であるセルロースが目視により部分
凝集が認められないことを意味しており、またこの状態
においては、組成物にざらざら感が認められないことを
意味する。
【0021】本発明の組成物において、セルロースと分
散媒体としての水や有機溶媒以外に含有される成分とし
て各種の疎水性物質や組成物の機能を高めるために添加
する各種機能性物質を挙げることができる。このうち、
疎水性物質に関しては、例えば、ホホバ油、マカデミア
ナッツ油、アボガド油、月見草油、ミンク油、ナタネ
油、ヒマシ油、ヒマワリ油、トウモロコシ油、カカオ
油、ヤシ油、コメヌカ油、オリーブ油、アーモンド油、
ごま油、サフラワー油、大豆油、椿油、パーシック油、
ヒマシ油、ミンク油、綿実油、モクロウ、パーム油、パ
ーム核油、卵黄油、ラノリン、スクワレン等の天然動植
物油脂類、合成トリグリセライド;スクワラン、流動パ
ラフィン、ワセリン、セレシン、マイクロクリスタリン
ワックス、イソパラフィン等の炭化水素類;カルナバウ
ロウ、パラフィンワックス、鯨ロウ、ミツロウ、キヤン
デリラワックス、ラノリン等のワックス類、セタノー
ル、ステアリルアルコール、ラウリルアルコール、セト
ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニル
アルコール、ラノリンアルコール、水添ラノリンアルコ
ール、ヘキシルデカノール、オクチルドデカノール等の
高級アルコール類、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミ
チン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、イソステアリン
酸、オレイン酸、リノレン酸、リノール酸、オキシステ
アリン酸、ウンデシレン酸、ラノリン脂肪酸、硬質ラノ
リン脂肪酸、軟質ラノリン脂肪酸等の高級脂肪酸類;コ
レステリル−オクチルドデシル−ベヘニル等のコレステ
ロールおよびその誘導体;イソプロピルミリスチン酸、
イソプロピルパルミチン酸、イソプロピルステアリン
酸、2エチルヘキサン酸グリセロール、ブチルステアリ
ン酸等のエステル類;ジエチレングリコールモノプロピ
ルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
ペンタエリトリトールエーテル、ポリオキシプロピレン
ブチルエーテル、リノール酸エチル等の極性オイル、そ
の他アミノ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、
カルボキシル変性シリコーン、カルビノール変性シリコ
ーン、メタクリル変性シリコーン、メルカプト変性シリ
コーン、フェノール変性シリコーン、片末端反応性シリ
コーン、異種官能基変性シリコーン、ポリエーテル変性
シリコーン、メチルスチリル変性シリコーン、アルキル
変性シリコーン、高級脂肪酸エステル変性シリコーン、
親水性特殊変性シリコーン、高級アルコキシ変性シリコ
ーン、高級脂肪酸含有シリコーン、フッ素変性シリコー
ン等、より具体的にはシリコン樹脂、メチルフェニルポ
リシロキサン、メチルポリシロキサン、オクタメチルシ
クロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキ
サン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン、メチル
シクロポリシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、
デカメチルテトラシロキサン、ポリオキシエチレン・メ
チルポリシロキサン共重合体、ポリオキシプロピレン・
メチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチレン
・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体、
メチルハイドロジェンポリシロキサン、テトラヒドロテ
トラメチルシクロテトラシロキサン、ステアロキシメチ
ルポリシロキサン、セトキシメチルポリシロキサン、メ
チルポリシロキサンエマルション、高重合メチルポリシ
ロキサン(1)および(2)、トリメチルシロキシケイ
酸、架橋型メチルポリシロキサン、架橋型メチルフェニ
ルポリシロキサン、架橋型メチルフェニルポリシロキサ
ン(2)等の各種誘導体を含むシリコーン類などの油性
物質の他に、アクリル樹脂系ラテックス、スチレン−ブ
タジエン樹脂系ラテックス、ウレタン樹脂系ラテックス
などの比較的疎水性の高いラテックス粒子、さらには、
分散媒体に有機溶媒や水/有機溶媒の混合溶媒を用いる
場合には、これに溶解し得る疎水性の高いポリマー(単
体として帯電性を呈するもの、例えば、分散媒体にアセ
トンを用いる場合のポリスチレン)などである。この他
にも単体として帯電性をもち得る程度に疎水性を有する
もの(例えば金属粉体や疎水化二酸化チタン、疎水化シ
リカなどの疎水性の無機粒子など)はすべて、この範疇
に属する。
【0022】本発明の組成物の調製は、次のようにして
行う;セルロースを50重量%以上溶解させる能力のあ
る鉱酸にセルロースを溶解させて、かかる分散液あるい
は溶液を水中に再沈させて得られる凝集液をそのまま
か、更に加水分解処理を施した後、水洗し、pHが3以
上のゲル状物とする。次に、得られたゲル状物をそのま
ま、あるいはエタノールなどの有機溶媒に置換した後、
微細化処理を施すことによりセルロースの水分散体ある
いは有機溶媒への分散体を調製する。この際の微細化処
理としては高圧ホモジナイザーやビーズミルあるいは超
音波処理などの適用が有効である。最後の微細化処理は
特に行わなくても構わないし、必要に応じて複数回行っ
ても構わない。この際の原料セルロースとしては木材パ
ルプや綿等の天然セルロースが好適に使用できるが再生
セルロースであっても構わない。次にこうして得たセル
ロース粒子の分散体に、各種配合物を適宜加え、目的に
応じた混合処理を施す。例えば、上述の工程で調製した
セルロースの水分散体を帯電防止剤としてリンスなどの
水中油型エマルジョンに適用するには、あらかじめ乳化
の際の水相にセルロースを分散させておくか、あるいは
常法の水中油型エマルジョンの調製方法に従って乳化処
理を行った後にセルロースの水分散体を混合し、均一化
処理することによって、好適にクリーム状のエマルジョ
ンを得ることができる。また、セルロースの水分散体を
水相としてまず調製し、この中に上述したようなポリマ
ー樹脂を溶解させたポリマー溶液を加え、混合液を乳
化、分散させるとポリマー樹脂が球状微粒子として凝集
するため、ラテックス様の、しかも、セルロースが高度
に分散された組成物を得ることができる。さらには、セ
ルロースの水分散体とラテックスとを混合したうえ、水
と混合し得る有機溶媒を適宜加えて、高度な混合処理
(高圧ホモジナイザーなどの)を施しても均一なコーテ
ィング液を得ることができる。
【0023】さらに、本発明は、セルロースI型結晶成
分の分率が0.1以下でセルロースII型結晶成分の分率
が0.4以下であり、かつ平均粒径が10μm以下のセ
ルロースを帯電防止剤として0.1〜50重量%含み、
これが疎水性の固体物質中に均一に分散している固形状
の(1)の組成物である。ここでいう疎水性の固体物質
とは、やはり単体として低湿度下で帯電性を有するよう
なすべての固体物質を意味する。さらに具体的には、例
えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリアセタール、6,6
−ナイロン、セルロースアセテート−ブチレート、セル
ロースアセテート、ポリカーボネート、ポリフェニレン
エーテル、ポリメチルメタクリレート、ポリ塩化ビニ
ル、ポリフッ化ビニル、ポリメチルアクリレート、ポリ
酢酸ビニル、ポリシアノアクリレート、各種ポリウレタ
ン、各種ポリイミド、ポリ−p−フェニレンテレフタル
アミド、ポリアセチレン、ポリピロールなどのポリマー
樹脂、上述した油性物質のうち、常温で固体であるもの
(例えば、ミツロウやセチルアルコールなど)、各種ポ
リマーラテックス粒子、カーボンブラック、二酸化チタ
ン、酸化鉄、酸化亜鉛、などの顔料類、各種金属粉体な
どが挙げられる。これらの物質は単体であっても2種類
以上の物質が混在していても構わない。
【0024】このような組成物の調製は、主には、セル
ロースの分散体を適宜調製し、この中にラテックス、ま
たはセルロース微粒子分散体と同一の溶媒に上述したよ
うなポリマー樹脂を溶解または分散させた液状配合物を
混合し、完全に均一な状態とした後これを乾燥させるこ
とにより行うが、これらの分散体を得る方法は特にこの
2通りに限定するものではない。
【0025】また、本発明は、上述した(1)または
(2)の組成物からなる毛髪用化粧料およびコーティン
グ剤である。ここでいう毛髪用化粧料とは、毛髪に適用
される化粧料のすべてを指し、この中には例えばヘアリ
ンスやヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、プ
レシャンプー剤、泡状スタイリング剤、ジェル状スタイ
リング剤、ヘアスプレー、ヘアミスト、セットローショ
ン、ヘアトリートメントローション、ブロースタイリン
グローション、ヘアリキッド、ヘアクリーム、パーマネ
ントウェーブ第1剤、パーマネントウェーブ第2剤、永
久染毛剤、一時染毛剤などが含まれる。また、本発明の
毛髪化粧料は、剤型としてもその用途に応じて水分散
体、エタノール分散体、エマルジョン、ゲル、固形、エ
アゾールなどの各種形態とすることができる。また、本
発明の毛髪化粧料は、通常の毛髪化粧料に用いられる公
知の酸性あるいはアルカリ性薬剤により、pH2〜1
0、特にpH3〜8の範囲に調製するのが望ましい。当
然のことながら、本発明で定義するセルロースは毛髪表
面に固定されることにより帯電性を著しく低めるばかり
でなく、保湿性を高め、髪にうるおい感を与える効果も
ある。これらの製品の調製においては適宜有効な方法で
各種配合成分を混合、分散化を行うが、帯電防止剤であ
るセルロースが高度に分散化されるように工夫すること
が重要である。例えば、高速回転(8000rpm以
上)でのホモジナイザー処理や高圧ホモジナイザー処
理、超高圧ホモジナイザー処理などを行うと良好な組成
物を得る。
【0026】また、本発明のコーティング剤とは、帯電
防止効果が要求されるすべての表面、例えば、テレビや
パソコン用モニターのディスプレー、各種金属製の製
品、各種床材、クリーンルーム、オーバーヘッドプロジ
ェクタ用フィルムなどの各種印字・印刷用フィルム、シ
ート類、医薬品、化粧品、食品類の包装、包装機のカバ
ー、手術室の塵埃防止のカーテン、精密機械類の部品や
包装、半導体関係の部品や包装などの疎水性表面、に関
する塗料や表面改質剤などのコーティング剤を意味す
る。帯電し易い疎水性表面へ帯電防止剤であるセルロー
スを強固に固定化するために、疎水性物質として各種ラ
テックスやポリマー樹脂をセルロースと複合化し、分散
させた液状分散体が特に望ましい。この際の分散媒体
は、目的に応じて選定する。ラテックスであれば水、ポ
リマー樹脂であれば対象となるポリマーを溶解し得る有
機溶媒を用いると好適に組成物を与えるが、目的に応じ
てはこの限りではない。配合成分の混合均一化は、分散
媒体や疎水性物質の種類に応じて適宜行うものとする。
【0027】さらに本発明は、上述した(1)または
(3)の組成物からなる低帯電性被覆塗膜あるいは低帯
電性粉体である。ここでいう低帯電性被覆塗膜とは、疎
水性材料(壁、床、テレビ、パソコンのディスプレー、
包装用フィルム、印字・印刷用フィルムなど帯電が問題
となるあらゆる材料)に対するコーティング膜を意味す
る。本発明の塗膜の組成は、セルロースの含率が0.1
〜50重量%の範囲で、複合化する疎水性物質の性質と
要求ニーズに応じて帯電性が低減するような組成を決定
する。表面への強固な固定化のために記述したラテック
スやポリマー樹脂などと複合化することによって強固で
疎水性表面への接着性に優れた塗膜が得られる。このよ
うな低帯電性被覆塗膜は、本発明によって提供されるコ
ーティング剤を対象となる材料へ塗布し、乾燥させるこ
とにより得ることができる。
【0028】さらに、本発明の粉体は、プラスチック類
の艶消剤、プラスチック類及びゴム等への充填剤及び補
強剤、また、ペンキ、インキ、絵具及び接着剤等への艶
消剤、充填剤及び補強剤、また、粉体塗料、研磨用素材
及び塗料用添加剤等として有益であり、帯電防止剤なし
では帯電性を有し、使用上著しく不都合を生じるような
粉体材料のすべてを意味する。このような粉体は、例え
ば、分散媒体中にセルロースと疎水性のポリマー微粒子
とを分散、混合処理を施し、これを例えばスプレードラ
イ法などで乾燥させて造粒させるか、あるいは疎水性ポ
リマーの溶液とセルロースを溶剤に分散させた分散体を
混合、均一化させることにより製造する。特に、後者の
製造工程で、セルロースの分散媒体として、混合する疎
水性ポリマーの貧溶媒を用いるとセルロースの乳化作用
により、表面をセルロースが取り囲んだ球状ポリマー粒
子を調製できるので、これを水洗、乾燥させることによ
り粉体状の本発明の組成物を得ることができる。
【0029】
【実施例】帯電防止剤を含有する組成物を実施例により
具体的に説明するが、本発明は実施例により限定される
ものではない。
【0030】(原料セルロースの調製)木材パルプを6
5重量%硫酸へパルプ含率4重量%となるように−5℃
で溶解させ、このセルロース/硫酸溶液1に対し重量比
で2.7相当の水中へセルロース/硫酸溶液を強撹拌下
で注ぎ、セルロースを析出させた。得られたフレーク状
のセルロース分散液を80℃で40分間加水分解した
後、濾過、水洗してペースト状のセルロース微粒子の水
分散体を得た。得られたゲル状物中のセルロース濃度は
6.0重量%、記述の方法で評価したセルロースの平均
粒子径は1.2μm、セルロース粒子のセルロースI型
結晶成分およびセルロースII型成分の分率は、それぞ
れ、0.03および0.16であった。このセルロース
微粒子の水分散体をX0とする。
【0031】実施例1、比較例1:ヘアトリートメント 表1の組成の2種類のヘアトリートメントを調製した。
サンプルJ1を実施例1、サンプルH1を比較例1とす
る。
【0032】
【表1】
【0033】調製法は次の通り行った;精製水中に保湿
剤(グリセリン)と乳化剤を混合し、溶解させた後、緩
やかな撹拌下で80℃に加熱した。この中に、同じく8
0℃において油性原料の混合物を溶解し防腐剤を混合し
た油相を徐々に添加し、80℃でホモジナイザー処理
(真空乳化装置PVQ−3UN、みづほ工業(株)社
製)を行ない、乳化させた。実施例1では、これを冷却
し、45℃となったところでゲル状の分散体X0を投入
し、さらにホモジナイザー処理により混合物を均一にし
た後、低速撹拌下で香料を添加し、室温まで冷却してJ
1を得た。H1では、乳化物を低速撹拌下で冷却、45
℃となったところで香料を添加し、室温まで冷却してH
1を得た。
【0034】J1とH1は共に粘性のある白色のヘアト
リートメント剤であり、パネラー10名による評価で
は、シャンプー後、ここで調製したトリートメントを髪
によく馴染ませて軽く水洗し、乾燥させた後の髪の毛の
状態を次の基準で評価した。評価の環境は、髪を完全に
乾燥させた後、パネラーを、20℃、5%RHの環境試
験室に1時間在室させた後に行った。
【0035】 以上の評価項目ごとに、○が9名以上の場合をA、5〜
8名の場合をB、2〜4名以下をC、1名以下をDとし
て集計した結果を表2に示した。
【0036】
【表2】
【0037】本発明のへアトリートメントでは、セルロ
ースを配合していない比較サンプルに比べ、明確に帯電
防止効果が確認された。
【0038】実施例2:ヘアスタイリング剤 表3の組成のトリートメントタイプのヘアスタイリング
剤J2を調製した。
【0039】
【表3】
【0040】調製法は次の通り行った;40℃にて、シ
リコーン油をジプロピレングリコールとポリオキシエチ
レン硬化ヒマシ油の溶解物に添加して乳化を行った。一
方、25℃にて精製水とエタノール、防腐剤、香料およ
びX0の混合物を10000rpmのホモジナイザー処
理(真空乳化装置PVQ−3UN、みづほ工業(株)社
製)で均一に分散させた。この中に乳化物を緩やかな撹
拌下で混合し、均一な分散液を得た。このようにして調
製した原液をエアゾール缶に充填し、バルブ装着後、ガ
スを充填した。
【0041】得られた充填物をスプレーすることによ
り、白色泡状の組成物が得られた。パネラー10名に対
してこの泡状物をピンポンボール程度の大きさだけ手に
とり、髪に良く馴染ませ、整髪した後の髪の感触を評価
してもらった。ただし、評価の環境は、髪を完全に乾燥
させた後、パネラーを、20℃、5%RHの環境試験室
に1時間在室させた後に行った。その結果、いずれのパ
ネラーも、良好なセット感、髪の毛のまとまり感を指摘
し、帯電感が全く無いことを指摘した。
【0042】実施例3、比較例2:帯電防止コーティン
グ剤および塗膜 表4の組成の帯電防止コーティング剤J3とH2を調製
した。サンプルJ3を実施例3、サンプルH2を比較例
2とする。
【0043】
【表4】
【0044】コーティング剤の調製は次のように行っ
た;溶媒と各種原料を室温(14℃)にて混合し、ブレ
ンダーで予備撹拌した後、ホモジナイザー(真空乳化装
置PVQ−3UN、みづほ工業(株)社製、常圧操作)
を用いて10000rpmにて10分間混合処理を行
い、白色半透明の粘性のある分散液J3と極めて低粘度
の白色分散液H2を得た。
【0045】各々の分散液を市販のOHPシート(ポリ
エチレンテレフタレート製)にアプリケータを使用して
約1mmの厚みに塗布し、50℃で乾燥させて表面コー
ティングを行った。J3、H2共にやや白色がかった半
透明の塗膜であった。セロハンテープを用いた繰り返し
の接着強度試験では、どちらの塗膜もPETフィルムか
ら剥がれることは全くなく、実用に耐える接着強度を有
することが示された。これらコーティング表面の帯電性
の尺度として、25℃、60%RHの雰囲気に24時間
保持したサンプルの表面の表面電気抵抗を測定したとこ
ろ、H2が8.2×107Ωであるのに対し、J3は
3.2×106Ωであり、セルロースを配合したJ3に
おいて明確な帯電防止効果が確認された。使用したPE
Tフィルムの表面電気抵抗は2.3×109Ωであっ
た。
【0046】実施例4:コーティング被覆塗膜 セルロース/水分散体X0を実験室用ガラスフィルター
(G4)中に入れ、X0の1部に対し40重量部のアセ
トンで2度洗浄を行い、セルロース/アセトン分散体
(若干の水を含む)を調製した。この分散体(X1とす
る)のセルロース濃度は5.2重量%であった。一方
で、ポリスチレン(スタイロンTM、分子量:100
万、旭化成工業(株)製)の2.5重量%アセトン溶液
を調製し、これと上記で調製したX1とをセルロース濃
度0.5重量%、ポリスチレン濃度1.5重量%のアセ
トン分散体になるように混合し、冷却下(20℃以下)
で8000rpmの回転速度で3分間、ホモジナイザー
処理を行った。この結果、白色で半透明の粘調な分散体
を得た。これを、上述のポリスチレンを溶融下、押出機
により170℃にて、縦10cm×横10cm×厚さ
1.0cmの金型に押し出して作成した透明なシート
(H3とする)上にアプリケータを使用して約1mmの
厚みに塗布し、30℃で乾燥させて表面コーティングを
行った。表面コーティングしたポリスチレンシートをJ
4とする。サンプルJ4を実施例4、サンプルH3を比
較例3とする。J4の被服塗膜はやや白味がかった半透
明状のものであった。このシート状成形体表面の帯電性
を実施例3と同じ条件で評価した。H3の表面電気抵抗
は1.5×1010Ωであるのに対し、J4のコーティン
グ表面の表面電気抵抗は7.0×107Ωであり、帯電
防止効果が認められた。
【0047】実施例5、比較例4:黒色顔料 セルロース/水分散体X1に水とエタノールを加え、セ
ルロース濃度1重量%、水/エタノール重量比=1/1
となるように組成調製し、この分散体をブレンダーにて
5分間混合処理した。この分散体の100部に対し、3
0重量部のカーボンブラック(HCC、粒径15nm以
下、旭カーボン(株)社製)を加え、混練機にて1時間
混練処理を行い、黒色粘土状の分散体を得た。この粘土
状物質を−70℃で凍結させ、凍結乾燥を行った。得ら
れた黒色固体を粉砕し、ボールミル装置にて10時間処
理し、セルロースが配合された粉末状のカーボンブラッ
クを得た。このサンプルをJ5とし、実施例5とする。
一方、原料に用いた旭カーボン(株)社製のカーボンブ
ラックをH4とし、比較例4とした。これら2つの粉体
を各々、市販のPET製のOHPシートの上、5cmの
位置からシート上にゆっくりと直線状にふりかけた。こ
の結果、H4は帯電効果により粉体が広がって(飛び散
って)しまい、シート上で直線状の軌跡を示さなかった
が、J5ではほぼ直線状の軌跡を残した。これにより、
J5において、セルロースの複合化によって帯電防止性
が付与されたことが示された。
【0048】
【発明の効果】本発明の組成物によって、帯電性を有す
る物質表面に対し、帯電防止剤であるセルロースを均一
にかつ強固に固定化させることができ、帯電防止効果の
経時的な低減を改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】広角X線回析図におけるセルロースI型結晶成
分の分率χIおよびII型結晶成分の分率χIIの求め方の
説明図。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 3/16 102 C09K 3/16 102H (72)発明者 松江 雄二 宮崎県延岡市旭町6丁目4100番地 旭化成 工業株式会社内 Fターム(参考) 4C083 AC022 AC072 AC102 AC122 AC242 AC432 AD042 AD152 AD261 AD262 CC31 CC32 CC33 EE28 4J002 AB012 AB021 BB031 BC031 BD041 BD131 BE061 BG041 BG061 BM001 CF061 CG001 CH071 CL031 CM041 DA036 DE106 DE116 DE136 FD096 FD102 GB00 GH00 HA06 4J038 BA021 MA02 MA07 MA08 MA10 MA14 NA20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルロースを帯電防止剤として0.1〜
    50重量%含む組成物。
  2. 【請求項2】 セルロースが、平均重合度が100以下
    であり、セルロースI型結晶成分の分率が0.1以下で
    セルロースII型結晶成分の分率が0.4以下であり、か
    つ平均粒径が10μm以下であって、さらにこれが水ま
    たは有機溶媒中または水/有機溶媒の混合溶媒に均一に
    分散していることを特徴とする請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 セルロースが、平均重合度が100以下
    であり、セルロースI型結晶成分の分率が0.1以下で
    セルロースII型結晶成分の分率が0.4以下であり、か
    つ平均粒径が10μm以下であって、さらにこれが疎水
    性の固体物質中に均一に分散していることを特徴とする
    請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の組成物か
    らなる毛髪用化粧料。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2記載の組成物か
    らなるコーティング剤。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項3記載の組成物か
    らなる低帯電性被覆塗膜。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項3記載の組成物か
    らなる低帯電性粉体。
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