JP2005132054A - 粘着テープの印字供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】粘着テープ片として封止等に使用する粘着テープの粘着面に、粘着テープ片として粘着テープを切断した日時を含むアップデイトの情報等を印字できる粘着テープの印字供給装置を提供する。
【解決手段】テープリール5に嵌着された粘着テープロール4から引き出された粘着テープ2は、第1乃至第3搬送ロール8a,8b〜10a,10bにより定寸搬送され、定寸搬送中に制御装置14からの制御指令により、記録メモリー13に格納されている現在の日時を含む情報をインクジェットプリンタ12で粘着面2aに印字する。その後、印字した範囲の後端部近傍を切断措置16により切断し、粘着面2aに印字を行った粘着テープ片3を形成する。
【選択図】図1
【解決手段】テープリール5に嵌着された粘着テープロール4から引き出された粘着テープ2は、第1乃至第3搬送ロール8a,8b〜10a,10bにより定寸搬送され、定寸搬送中に制御装置14からの制御指令により、記録メモリー13に格納されている現在の日時を含む情報をインクジェットプリンタ12で粘着面2aに印字する。その後、印字した範囲の後端部近傍を切断措置16により切断し、粘着面2aに印字を行った粘着テープ片3を形成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、粘着テープロールから巻き出した粘着テープを所定長さの粘着テープ片に切り取る際、粘着テープ片の粘着面に所望の情報を印字することのできる印字供給装置に関するものである。
従来から、裏面に粘着層を有するシート等の表面に文字やパタンを印刷し、粘着層を介して前記シート等を被着物に貼り付けることが行われている。シート等の表面に文字やパタンを印刷したものでは、シート等の表面がものによって擦られたり、水に濡れたり、あるいは洗剤等の薬品類が文字等にかかったりすると、文字等が薄くなってしまったり消えてしまったりする問題があった。
この問題を解決するため、剥離紙を有するラベルや粘着テープの粘着層に対して印字作業を行うことのできるラベルの製造装置(例えば、特許文献1参照。)や、ローラ型スタンプを用いて粘着テープの粘着面に印字作業を行う透明粘着テープ印刷機(特許文献2参照。)などが提案されている。
特許文献1に記載されたラベル製造装置は、別工程にて被着体に貼付する印字ラベルを予め製造しておくためのラベル製造装置として構成されている。このラベル製造装置では図6に示すように、原反保持ロール30に保持された原反31をリード端から送出する過程で第1の剥離シート32を巻取装置33によって巻き取っている。第1の剥離シート32が剥離された後のラベル基材34の粘着剤面側に対して、非接触型印字装置37によって印字を行うことで、印字ラベル35を形成している。印字ラベル35を更に送出する過程では、剥離シート保持ロール42から供給された第2の剥離シート38を、当該印字ラベル35の印字面側に貼り付けている。
第1のダイカット装置39によって、印字ラベル35の所定印字単位毎に切り込みを設けて最終ラベル形状に形成し、同切り込みによって生ずる印字ラベル35の外側部分36を、巻取りロール43により回収している。第1のダイカット装置39の次段に配置された第2のダイカット装置40によって、前記第2の剥離シート38に穿孔を形成し、ラベル巻取装置41によって、印字ラベル35を第2の剥離シート38と共に巻き取っている。
これによって、一般的な原反をそのまま用いて迅速に印字ラベルを製造することができ、更に、製造された印字ラベルを直ちに被着体に貼付することなく、完成品としての印字ラベルを保存若しくは輸送することができる。このため、別工程にて印字ラベルを適宜貼付することにも適した印字ラベルを製造することができるものである。
特許文献2に記載された透明粘着テープ印刷機は、図7に示すように、テープカッター台52に絵柄・文字等が彫刻されているインク含浸式のローラ型スタンプ50を回転自由に取り付けている。回転盤54に透明粘着テープ51を取り付け、回転盤54をテープカッター台52に回転自在に支承している。透明粘着テープ51を引き出すことで、ローラ型スタンプ50が回転し、同時に回転盤54も回ることができる。この透明粘着テープ51の引き出し動作によって、テープの裏側の粘着面にローラ型スタンプ50の印面55に形成した絵柄・文字等の印刷柄53を印刷することができる。
特開平8−267619号公報
登録実用新案第3035363号公報
従来から、粘着面を有するシール等の表面に製造日等の情報を予め印字しておき、シールを商品等に貼付けることで、商品の製造日等の情報を表示する表示方法は数多く行われてきている。しかし、製造日等の情報を印字したシールの表面が濡れたり、擦られたりすると押印された製造日の印字が薄くなったり、読めなくなったりする。
特許文献1、2に示したものでは、シールや粘着テープの粘着面に印字を行うことができるので、印字内容が読み取れなくなることは防止されるが、シールや粘着テープの粘着面に印字を行う内容は予め設定しておいた固定情報を印字するものであり、日時を含むようなアップデイトの情報を印字するものではなかった。
即ち、特許文献1に記載されたラベル製造装置により製造された印字ラベルは、直ちに被着体に貼付されることなく、完成品としての印字ラベルを保存若しくは輸送されることになっている。特許文献1には、このラベル製造装置で印字する情報や内容について特に説明されていないが、完成品としての印字ラベルを保存若しくは輸送することから考えると、後日、被着体に貼付されたときに役立つ情報や内容が印字されるものであって、ラベルに印字を行った日時に関する情報がラベルに印字しているものとは考えることができないものである。このため、特許文献1のラベル製造装置で印字する情報は、固定された情報や予め設定しておいた情報を印字するものであった。
また、特許文献2に記載された透明粘着テープ印刷機では、ローラ型スタンプに予め形成しておいた絵柄・文字等の情報を透明粘着テープの粘着面に印字するものであり、これもまた、粘着面に印字する情報は固定された情報や予め設定しておいた情報を印字するものであった。
このようにシールや粘着テープの粘着面に印字する場合には、印字内容が読み取れなくなることは防止することはできるが、粘着テープを切断した粘着テープ片に、粘着テープ片として切断した日時の情報を含むアップデイトな情報を印字することは従来から行われてはいなかった。
本願発明者は、粘着テープ片として切断した日時を含むアップデイトな情報を粘着テープ片の粘着面に印字することにより、種々の用途にオンタイムの情報として使用することができることを見出し、本願発明を発明するに至ったものである。
例えば、生鮮食品等を包装して販売した日時を含むアップデイトな情報を、包装紙の封止部材として使用した粘着テープ片の粘着面に印字することができることにより、生鮮食品等を購入した消費者が家に帰った後などにおいて、購入した日時や生鮮食品の内容等といった包装紙で包装した時点におけるアップデイトな情報を確認し、その後の保管等についての判断材料とすることができる。
また、商品を購入した消費者が、購入した商品の返品、交換等を販売先に持ち込んだ場合においても、販売時の日時等が印刷されたレシートと商品又は商品を包装していた包装紙等を封止していた粘着テープに印字された日時等とを照らし合わせることにより、真性に販売された商品の交換、返品を希望しているものであるか等を判別することも可能となる。
本願発明では、切断して封止等に使用する粘着テープの粘着面に予め設定した印字情報以外にも、粘着テープを切断して粘着テープ片とした日時を含む情報を印字することのできる粘着テープの印字供給装置を提供することにある。
本願発明の課題は本件請求項1及び2に記載された各発明により達成することができる。
即ち、本願発明では、粘着テープを巻回した粘着テープロールを保持する保持手段と、前記粘着テープロールから巻き戻された粘着テープの定寸送りを行う搬送案内手段と、前記搬送案内手段の搬送路内に配され、前記粘着テープの粘着面に非接触状態で対向し、同粘着面に印字する非接触型印字手段と、前記非接触型印字手段で印字する少なくとも現在の日時を含む情報を記憶する記憶手段と、前記搬送案内手段の搬送路内における前記非接触型印字手段の下流側に配され、前記粘着テープを粘着テープ片に切断する切断手段と、前記搬送案内手段と記憶手段と非接触型印字手段及び切断手段の駆動を制御する制御手段とを備え、前記制御手段が、搬送案内手段に対する前記粘着テープの定寸送りを行わせる制御指令と、記憶手段に対する少なくとも現在の日時を含む情報を非接触型印字手段に出力させる制御指令と、非接触型印字手段に対する記憶手段から入力した少なくとも現在の日時を含む情報を粘着テープの粘着面に印字させる制御指令と、切断手段に対する前記非接触型印字手段による印字範囲を含む所定長の粘着テープの後端部を切断させる制御指令とをそれぞれ同期させて出力することを特徴とする粘着テープの印字供給装置を最も主要な特徴となしている。
即ち、本願発明では、粘着テープを巻回した粘着テープロールを保持する保持手段と、前記粘着テープロールから巻き戻された粘着テープの定寸送りを行う搬送案内手段と、前記搬送案内手段の搬送路内に配され、前記粘着テープの粘着面に非接触状態で対向し、同粘着面に印字する非接触型印字手段と、前記非接触型印字手段で印字する少なくとも現在の日時を含む情報を記憶する記憶手段と、前記搬送案内手段の搬送路内における前記非接触型印字手段の下流側に配され、前記粘着テープを粘着テープ片に切断する切断手段と、前記搬送案内手段と記憶手段と非接触型印字手段及び切断手段の駆動を制御する制御手段とを備え、前記制御手段が、搬送案内手段に対する前記粘着テープの定寸送りを行わせる制御指令と、記憶手段に対する少なくとも現在の日時を含む情報を非接触型印字手段に出力させる制御指令と、非接触型印字手段に対する記憶手段から入力した少なくとも現在の日時を含む情報を粘着テープの粘着面に印字させる制御指令と、切断手段に対する前記非接触型印字手段による印字範囲を含む所定長の粘着テープの後端部を切断させる制御指令とをそれぞれ同期させて出力することを特徴とする粘着テープの印字供給装置を最も主要な特徴となしている。
また、本願発明では、前記非接触型印字手段が、インクジェットプリンタであることを主要な特徴となしている。
本願発明では、粘着テープロールから引き出した粘着テープの粘着面に非接触型印字手段により、少なくとも現在の日時を含むアップデイトの情報を印字することができ、しかも印字した情報を含む状態で所定長の粘着テープ片を作成することができる。
これにより、アップデイトの情報を有した粘着テープ片を商品等や商品等を包装した包装紙等に貼り付けることで、粘着テープ片を貼り付けた被着物にアップデイトの情報を簡単に持たせることができるようになる。また、粘着テープを構成するテープと粘着層との間の粘着力を、粘着層と被着物との間での接着力より弱く構成しておくことで、一旦被着物に接着した粘着テープ片を被着物から剥がしたときに、アップデイトの情報を印字した粘着層をテープから分離することができる。
このような粘着テープを本願発明の装置に用いた場合には、粘着テープ片を被着物から剥がすと印字情報とテープとが分離してしまうので、分離した後に改めてテープを被着物に張り付いている粘着面上に貼り付けようとしても、粘着層とテープとの間で位置ずれを生じてしまう。このため、粘着テープ片に切断した現在の日時を含むアップデイトの情報の改ざん等を行うことを防止できる。
記憶手段に記憶して粘着面に印字する情報は、粘着テープ片に切断した日時を含むアップデイトの情報や予め設定しておいた固定情報とすることができる。アップデイトの情報としては、粘着テープ片に切断した日時の情報以外にも、商品等の内容を示す情報、例えば、販売した商品がA製品2個とB製品1個とからなる商品である等の情報やバーゲンの開催日時等の特別情報、PR、公告等のタイムリーな効果を持たせた情報を印字することができる。
記憶手段としては、印字供給装置内に設置することも、外部記憶装置として印字供給装置に適宜の接続手段を介して接続することも、パソコン等の記憶メモリーを使用することもできる。パソコン等に印字供給装置を接続する時には、記憶手段以外にも制御手段をパソコン等の制御装置で代用することができる。パソコン等を使用する時には、記憶手段や制御手段を印字供給装置内に配置することは、必ずしも必要な構成とはならない。
また、パソコン上で作成した情報をケーブル接続により印字供給装置に供給し、かつ印字供給装置の制御を行うことができる。パソコンを用いずにPOSシステム等を利用して、遠隔地等に設置した制御端末からの出力情報を印字供給装置に供給しておくこともできる。
このため、本願における記憶手段及び制御手段は、印字供給装置内に配設されている構成以外にも、記憶手段及び制御手段を印字供給装置の外部に配置したうえで印字供給装置と接続する構成をも包含しているものである。印字供給装置内に記憶手段及び制御手段を配設する場合には、印字供給装置にデータ入力手段、表示手段等を配設しておくことが望ましい。
また、現在の日時を記憶するために、制御手段あるいは記憶手段等にクロックを配設しておくことで、粘着テープから粘着テープ片に切断する際の日時を被接触型印字手段で粘着テープの粘着面に印字することができる。
本願発明の印字供給装置では、搬送案内手段の搬送量を制御することで、粘着テープの粘着面に印字する印字内容量に応じて粘着テープ片の長さを変えることも可能である。搬送案内手段としては、制御手段により駆動制御される複数の供給ローラ等により構成することができる。複数の供給ローラは、駆動モータにより連動駆動あるいは個別駆動するように構成することができる。
供給ローラは、粘着テープを狭持搬送することができるように一対の供給ローラを複数組設けて、それぞれの供給ローラ対を搬送路に沿って適宜数配置しておくことができる。一対の供給ローラは、両ローラとも駆動ローラとすることも、一方を駆動ローラとなし他方を従動ローラとすることもできる。従動ローラを駆動ローラ側に所定圧で押圧するように構成することもできる。
一対の供給ローラのうち少なくとも粘着テープの粘着面に接触するローラは、例えば、シリコン製のローラにより形成するなどして、粘着テープの粘着層が供給ローラの表面に貼り付かない材質とすることが望ましい。あるいは、粘着テープの粘着面に接触するローラの表面に凹凸部を形成して粘着テープの粘着層が供給ローラの表面に貼り付かない形状としておくことが望ましい。
非接触型印字手段としては、請求項2に記載したようにインクジェットプリンタを用いることができる。また、レーザープリンタのレーザ部を非接触型印字手段として用いることもできる。
粘着テープの粘着面に印字した印字内容を、粘着テープ片を被着物に貼り付けた後に粘着テープ片の表面側から視認する場合には、反転文字として粘着面に印字することが望ましい。また、粘着テープの粘着面に印字した印字内容を、粘着テープ片を貼り付けた被着物を透して視認する場合には、文字を反転させずにそのまま粘着面に印字することもできる。
切断手段としては、非接触型印字手段で印字した印字内容を含む所定長さの粘着テープの端部を、制御手段からの切断指令により切断することができるものであれば、ギロチンタイプの切断装置や回転カッタ刃による切断装置等を使用することができる。切断装置の切断刃の駆動は、搬送案内手段による所定長さの定寸送りと同期して制御することができる。
切断手段と被接触型印字手段との間隔を短く配置することで、粘着テープにおける印字されていない部分の長さを短くすることができる。制御手段で行う搬送案内手段、印字手段、記憶手段及び切断手段の各駆動制御は、それぞれ所定の順番で同期して作動するように制御することが望ましい。
本発明の好適な実施の形態について添付図面に基づいて具体的に説明する。以下の好適な実施の形態の説明では、記憶手段及び制御手段を印字供給装置の内部に配設されている例を用いて説明を行う。しかし、本願発明では記憶手段及び制御手段を印字供給装置の外部に配設し、接続ケーブル等を用いて印字供給装置と接続することができるものであり、本願発明は、以下で説明する実施例に限定されるものではなく、多様な変更が可能である。
図1は、本発明に係わる印字供給装置の全体概要断面図であり、図2は、粘着テープロールの保持部分を覆うカバーを開放した状態を示す斜視図である。図3は、入力キーを示しており、図4は、制御手段におけるフローチャートを示している。尚、実施例の各図で示す各部材の配置関係及び形状等は、例示したものであって本願発明の印字供給装置の各構成及び各部材の配置関係、形状等は図示例に限定されるものではなく、多様な変更が可能である。
図1、2に示すように、粘着テープを巻き回して形成された粘着テープロール4は、テープリール5に嵌着され、テープリール5のリール軸6を印字供給装置1のケース17に形成した軸受け溝7に挿着することができる。尚、粘着テープロール4を保持する保持手段としては、テープリール5、リール軸6及び軸受け溝7により構成することができる。
テープリール5のリール軸6を軸受け溝7に挿着するときには、第2開閉カバー19を開放して行うことができる。第2開閉カバー19は、ケース17にヒンジ等で開閉自在に取り付けた第1開閉カバー18に開閉自在に支承されている。第1開閉カバー18とケース17との取り付けは、他の取り付け手段を用いて第1開閉カバー18をケース17に対して着脱自在に取り付けるように構成することもできる。
テープリール5の下流側には、搬送案内手段としての第1搬送ロール8a,8b、第2搬送ロール9a,9b、第3搬送ロール10a,10bが配されており、粘着テープ2の搬送路を構成している。第1乃至第3搬送ロールは一対の搬送ロールにより構成され、各一対の搬送ロールのうち少なくとも一方の搬送ロールが駆動モータ15の駆動により回転駆動することができる。また、駆動モータ15により駆動される各搬送ローラは、図示せぬ歯車伝導機構やベルト伝導機構等の公知の駆動伝導機構を介して回転駆動できるように構成されている。
尚、搬送案内手段を構成する搬送ロールとしては、3組の搬送ロールで構成することに限定されるものではなく、複数組の搬送ロールにより搬送案内手段を構成することができるものである。
第1搬送ロール8a,8bと第2搬送ロール9a,9bとの間には、制御ユニット11が配設されている。制御ユニット11内には、粘着テープ2の粘着面2aと非接触状態に配したインクジェットプリンタ12、記憶メモリー13、制御装置14等が収納され、それぞれ配線を介して制御信号が伝達される構成となっている。
制御装置14は、図2の第1開閉カバーに配したスタートボタン20、連続供給ボタン21、選択ボタン22、表示部23、表示ランプ24、入力キー25とそれぞれ接続しており、制御信号の送受信を行うことができる。また、制御装置14は、駆動モータ15と接続し、駆動モータ15の回転制御を行うことができる。駆動モータ15としては、オン・オフ制御信号により回転開始、停止及び回転方向の制御を行うことのできるモータを用いることができるが、好ましくは、ステップモータ、パルスモータ等のモータの回転量、回転方向を制御することのできるモータを用いることが望ましい。
第2搬送ロール9a,9bと第3搬送ロール10a,10bとの間には、切断装置16が配されている。制御装置14からの制御指令により切断装置16は、第2搬送ロール9a,9bと第3搬送ロール10a,10b間にある粘着テープ2を切断することができる。
切断装置16には一対のカッタ16a、16bが配され、駆動モータ15の駆動により一方のカッタを作動させて粘着テープ2を切断して粘着テープ片3を作成することができる。切断装置16にカッタ駆動専用の駆動モータを用いて、一方のカッタを作動させる構成とすることもできる。一対のカッタ16a、16bのうち一方のカッタを作動させて移動させる構成とすることも、一対のカッタをともに相互に近接する方向に作動させて、粘着テープ2を切断する構成とすることもできる。
駆動モータ15で第1乃至第3搬送ロール8a、8b〜10a、10b及びカッタ16a又はカッタ16bを作動させる場合には、例えば、駆動モータ15の正転時に第1乃至第3搬送ロール8a、8b〜10a、10bを回転させ、駆動モータ15の逆転時に切断装置16のカッタ16a又は16bを作動させるように構成することができる。また、このときの構成としては、駆動モータ15の正転時には回転を伝達する一方向クラッチを備えた駆動伝導機構を駆動モータ15と第1乃至第3搬送ロール8a、8b〜10a、10b間に配し、駆動モータ15の逆転時に回転を伝達する他の一方向クラッチを、駆動モータ15と切断装置16間に配設する構成とする構成などを採用することができる。
第1乃至第3搬送ロール8a、8b〜10a、10bのうち、図1の粘着テープ2の粘着面2a側に配した第1乃至第3搬送ロール8b、9b、10bを駆動ロールとなし、粘着テープ2の非粘着面側に配した第1乃至第3搬送ロール8a、9a、10aを従動ロールとなした構成とすることができる。この場合、ケース17にヒンジ等を介して図2における排出口25側から見た時計方向に開放自在に支承した第1開閉カバー18内に、従動ロールを支承し、ケース17内に駆動動ロールを支承する構成とすることもできる。
従動ロールを第1開閉カバー18内に配設すると、第1開閉カバーの開放により粘着テープ2の搬送路を開放することができ、粘着テープ2の先通しを行い易くする。しかも、搬送路内の保守点検や搬送路内でジャムした粘着テープ2の除去などにも利用することができる。
第1乃至第3搬送ロール8a、8b〜10a、10bの各一対の搬送ローラを共に駆動ローラとすることも、図1において粘着テープ2の非粘着面側に配した第1乃至第3搬送ロール8a、9a、10aを駆動ローラとすることもできる。第1乃至第3搬送ロール8a、8b〜10a、10bの各一対の搬送ローラのうち一方の搬送ローラを駆動ローラ、他方の搬送ローラを従動ローラとした時には、従動ローラを対向する駆動ローラ側に押圧付勢する構成とすることもできる。
第1乃至第3搬送ロール8a、8b〜10a、10bのうち少なくとも粘着テープ2の粘着面側に配された第1乃至第3搬送ロール8b、9b、10bを、非粘着性の材質にて構成することが望ましい。非粘着性の材質としてはシリコン樹脂、シリコンゴム等を用いることができる。また、第1乃至第3搬送ロール8b、9b、10bの表面形状として凹凸部を形成し、粘着テープ2の粘着面2aが第1乃至第3搬送ロール8b、9b、10bの表面に貼り付き難い構成としておくこともできる。
第3搬送ロール10a、10bは、排出口25から突出した粘着テープ片3を作業者が引き出すまでは、粘着テープ片3の一部が突出した状態を維持し、作業者が突出した粘着テープ片3を引き出すときには、伴回り回転等を行って作業者の引き出し操作を妨げない状態となるように構成しておくことが望ましい。
インクジェットプリンタ12により粘着テープ2の粘着面2aに印字する内容としては、図5に示すように固定情報と粘着テープ2を切断したときの日時を同時に印字することができる。図5に示す印字例以外にも、アップデイトの情報を印字することもできる。図3に拡大して示した入力キー及び図2における選択ボタン22を用い、例えば、携帯電話における文字等の入力方法等により、アップデイドの情報を図2の表示画面23上に表示させ、表示画面23上で印字内容を確認した上で粘着テープ2の粘着面2aに印字させることもできる。また、図1では、粘着テープ2を挟んでインクジェットプリンタ12の対向面側には何も配置していないが、粘着テープ2を挟んでインクジェットプリンタ12の対向面側にプラテン等を配置しておくこともできる。
図2では、表示画面23上には現在の日時を示した例を図示しているが、表示画面23に印字内容を全て表示させるように構成しておくこともできる。また、予め印字設定した固定情報を除いたアップデイトの情報のみを表示画面23上に表示させておくなど、使用者の使い易い表示形態を取らせることができる。
次に図4及び図2を用いて、制御装置14による印字供給装置の制御フローを説明する。ステップ1では、図2におけるスタートボタン20がオンされ、粘着テープ片の作成指令が出されているか否かの判断を行う。スタートボタン20がオンされている時には、ステップ2に移り、N=0とするとともに、図2における表示ランプ24を点灯する。表示ランプ24を設ける代わりに、スタートボタン20を半透明の部材でボタン部を形成し、ボタン部内に表示ランプを内蔵させ、スタートボタン20をオンしたときに、スタートボタン20が点灯するように構成することもできる。
次に、ステップ3に移り、図2における連続供給ボタン21がオンされているかの判断を行う。連続供給ボタン21がオフ状態の時にはステップ6に移動する。連続供給ボタン21がオン状態の時には、ステップ4に移り、N=1とする。Nの値は、「0」か「1」かによって、連続供給を行い複数枚の粘着テープ片を作成するものであり、1枚だけ粘着テープ片を作成するものなのかの判断基準としているものである。制御装置14において、必ずしもNの値を用いなければならないというものではなく、連続供給状態と1枚だけ供給する状態とを区別することができる他の判別方法を用いることもできる。
ステップ5に移り、スタートボタン20又は連続供給ボタン21がオフされているか否かの判断を行う。スタートボタン20又は連続供給ボタン21がオフされていないときには、ステップ6に移動する。スタートボタン20又は連続供給ボタン21がオフされている場合には、ステップ13に移り表示ランプ24を消灯してステップ1に戻ることになる。
ステップ6では、現在の日時を図1で示す記録メモリー13に格納する。ステップ7では、記録メモリー13の予め格納されたアップデイトの情報を含む情報と現在の日時の情報をインクジェットプリンタ12に出力する。
ステップ8では、インクジェットプリンタ12に入力された記録メモリー13からの情報を粘着テープ2の粘着面2aに印字するとともに、印字速度に合わせて第1乃至第3搬送ローラ8a,8b〜10a,10bの搬送制御を行う。ステップ9では、粘着テープ2を記録メモリー13に格納された印字情報を印字することのできる長さ以上の所定長さ搬送されたか否かを判断する。粘着テープ2の搬送長さは、駆動モータ15の回転数や回転時間あるいは、インクジェットプリンタ12での印字終了した後、所定時間経過した状態等を検出することで判断することができる。粘着テープ2が所定長さ搬送されたことが判断されると、ステップ10に移動する。
ステップ10では、第1乃至第3搬送ローラ8a,8b〜10a,10bの搬送を停止し、切断装置16のカッタ16a又は16bを作動させて粘着テープ2を切断して、記録メモリーに格納された情報を粘着面に印字した粘着テープ片を作成する。ステップ11において、作動したカッタ16a又は16bが初期位置に戻ったことを確認したら、ステップ12に移動する。作動したカッタ16a又は16bが初期位置に戻ったことが確認できないときには、ステップ11での確認作業を繰り返す。作動したカッタ16a又は16bが初期位置に戻ったことが確認できない時間を計時して、計時時間が所定時間に達した時には、異常警報を発して、印字供給装置を停止させる安全手段を講じておくこともできる。
ステップ12では、Nの値が「0」のときには、ステップ13に移動して、表示ランプ24を消灯するとともに、ステップ1の待機状態に戻る。Nの値が「1」のときには、ステップ5に戻り、スタートボタン20又は連続供給ボタン21がオフされているかの判断を行う。Nの値が「1」のときは、スタートボタン20又は連続供給ボタン21がオフされるまで繰り返し、粘着テープ片3の作成を行うことになる。
連続供給を行って作成する粘着テープ片3の作成枚数を予め設定しておき、粘着テープ3の作成枚数が予め設定しておいた作成枚数となったときに、ステップ5等からステップ13に移動するように構成しておくこともできる。
本願発明で使用する粘着テープの色や印字する色は、粘着テープ片3を使用する用途に応じて自由に変更することができる。また、被着体に貼り付けた粘着テープ片3のテープ面側から粘着面2aに印字された情報を視認するときには、反転した文字を粘着面に印字することが必要である。また、粘着テープ片3を貼り付ける被着体が透明な材質で構成され、被着体を透かして粘着テープ片3の粘着面2aに印字された内容を視認する場合には、文字を反転せずに粘着面2aに印字することができる。
本願発明は、粘着テープの粘着面に粘着テープ片を切断した日時を含む情報を印字することのできる印字供給装置に関するものであるが、リボン等のように粘着面を有しないウェブに対して本願発明を適用することもできる。
1 印字供給装置
2 粘着テープ
2a 粘着面
3 粘着テープ片
4 粘着テープロール
5 テープリール
6 リール軸
7 軸受け溝
8a、8b 第1搬送ロール
9a、9b 第2搬送ロール
10a、10b 第3搬送ロール
11 制御ユニット
12 インクジェットプリンタ
13 記録メモリー
14 制御装置
15 駆動モータ
16 切断装置
16a、16b カッタ
17 ケース
18 第1開閉カバー
19 第2開閉カバー
20 スタートボタン
21 連続供給ボタン
22 選択ボタン
23 表示画面
24 表示ランプ
25 排出口
30 原反保持ロール
31 原反
32 第1の剥離シート
33 巻取装置
34 ラベル基材
35 印字ラベル
36 外側部分
37 非接触型印字装置
38 第2の剥離シート
39 第1のダイカット装置
40 第2のダイカット装置
41 ラベル巻取装置
42 剥離シート保持ロール
43 巻取りロール
50 ローラ型スタンプ
51 透明粘着テープ
52 テープカッター台
53 印刷柄
54 回転盤
2 粘着テープ
2a 粘着面
3 粘着テープ片
4 粘着テープロール
5 テープリール
6 リール軸
7 軸受け溝
8a、8b 第1搬送ロール
9a、9b 第2搬送ロール
10a、10b 第3搬送ロール
11 制御ユニット
12 インクジェットプリンタ
13 記録メモリー
14 制御装置
15 駆動モータ
16 切断装置
16a、16b カッタ
17 ケース
18 第1開閉カバー
19 第2開閉カバー
20 スタートボタン
21 連続供給ボタン
22 選択ボタン
23 表示画面
24 表示ランプ
25 排出口
30 原反保持ロール
31 原反
32 第1の剥離シート
33 巻取装置
34 ラベル基材
35 印字ラベル
36 外側部分
37 非接触型印字装置
38 第2の剥離シート
39 第1のダイカット装置
40 第2のダイカット装置
41 ラベル巻取装置
42 剥離シート保持ロール
43 巻取りロール
50 ローラ型スタンプ
51 透明粘着テープ
52 テープカッター台
53 印刷柄
54 回転盤
Claims (2)
- 粘着テープ(2)を巻回した粘着テープロール(4)を保持する保持手段(5,6、7)と、
前記粘着テープロール(4)から巻き戻された粘着テープ(2)の定寸送りを行う搬送案内手段(8a,8b、9a,9b、10a,10b)と、
前記搬送案内手段(8a,8b、9a,9b、10a,10b)の搬送路内に配され、前記粘着テープ(2)の粘着面(2a)に非接触状態で対向し、同粘着面(2a)に印字する非接触型印字手段(12)と、
前記非接触型印字手段(12)で印字する少なくとも現在の日時を含む情報を記憶する記憶手段(13)と、
前記搬送案内手段(8a,8b、9a,9b、10a,10b)の搬送路内における前記非接触型印字手段(12)の下流側に配され、前記粘着テープ(2)を粘着テープ片(3)に切断する切断手段(16)と、
前記搬送案内手段(8a,8b、9a,9b、10a,10b)と記憶手段(13)と非接触型印字手段(12)及び切断手段(16)の駆動を制御する制御手段(14)と、
を備え、
前記制御手段(14)が、搬送案内手段(8a,8b、9a,9b、10a,10b)に対する前記粘着テープ(2)の定寸送りを行わせる制御指令と、記憶手段(13)に対する少なくとも現在の日時を含む情報を非接触型印字手段(12)に出力させる制御指令と、非接触型印字手段(12)に対する記憶手段(13)から入力した少なくとも現在の日時を含む情報を粘着テープ(2)の粘着面(2a)に印字させる制御指令と、切断手段(16)に対する前記非接触型印字手段(12)による印字範囲を含む所定長の粘着テープ(2)の後端部を切断させる制御指令と、
をそれぞれ同期させて出力することを特徴とする粘着テープの印字供給装置。 - 前記非接触型印字手段(12)が、インクジェットプリンタ(12)であることを特徴とする請求項1記載の粘着テープの印字供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003373300A JP2005132054A (ja) | 2003-10-31 | 2003-10-31 | 粘着テープの印字供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003373300A JP2005132054A (ja) | 2003-10-31 | 2003-10-31 | 粘着テープの印字供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005132054A true JP2005132054A (ja) | 2005-05-26 |
Family
ID=34649423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003373300A Pending JP2005132054A (ja) | 2003-10-31 | 2003-10-31 | 粘着テープの印字供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005132054A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008307795A (ja) * | 2007-06-14 | 2008-12-25 | Seiko Epson Corp | テープ印刷装置 |
-
2003
- 2003-10-31 JP JP2003373300A patent/JP2005132054A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008307795A (ja) * | 2007-06-14 | 2008-12-25 | Seiko Epson Corp | テープ印刷装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061025 |
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RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Effective date: 20061025 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090918 |
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