JP2005132049A - 色度補正方法及びカラー画像形成装置 - Google Patents

色度補正方法及びカラー画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 エラー発生により色度補正を再開する際に、無駄に記録材を消費しないようにする。
【解決手段】 2枚の転写材2上に色度パッチを形成し、カラーセンサ29で色度パッチの色を検知して色度補正を実行中に、所定のエラーが発生するとエラー処理を行い、再度色度補正を再開する際に、所定のエラーが発生前に検知を終了した色度パッチについては色度パッチの形成及び検知を行わずに、再度色度補正を再開する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、少なくとも2枚の転写材上に色度パッチを形成し、前記色度パッチの色を検知して色度補正を行う技術に関するものである。
近年、カラープリンタ、カラー複写機等の電子写真方式やインクジェット方式等を採用したカラー画像形成装置では、出力画像の高画質化が求められている。特に、濃度の階調とその安定性は、人間が評価する画像の良し悪しの判断に大きな影響を与えている。
ところが、カラー画像形成装置は、環境の変化や長時間の使用による装置各部の変動があると、得られる画像の濃度が変動する。特に、電子写真方式のカラー画像形成装置の場合、わずかな環境変動でも濃度の変動が生じ、カラーバランスを崩す恐れがある。そのため、常に一定の濃度−階調特性を保つための手段を持つ必要がある。
そこで、各色のトナーに対して、絶対湿度に応じた数種類の露光量や現像バイアスなどのプロセス条件、ルックアップテーブル(LUT)などの階調補正手段を有し、温湿度センサによって測定された絶対湿度に基づき、その時のプロセス条件や階調補正の最適値を選択している。また、装置各部の変動が起こっても一定の濃度−階調特性が得られるように、各色のトナーで濃度検知用トナーパッチを中間転写体やドラム等の上に作成し、その未定着トナーパッチの濃度を未定着トナー用濃度検知センサ(以下濃度センサとする)で検知し、その検知結果より露光量、現像バイアスなどのプロセス条件にフィードバックをかけて濃度制御を行うことで、安定した画像を得るように構成されている。
しかし、上述の濃度センサを用いた濃度制御は、パッチを中間転写体やドラム等の上に形成して検知するもので、その後に行われる転写材への転写及び定着による画像のカラーバランスの変化については制御していない。転写材へのトナー像の転写における転写効率や、定着による加熱及び加圧によってもカラーバランスが変化する。この変化には、上述した濃度センサを用いた濃度制御では対応できない。
そこで、転写材上にブラック(K)によるグレーパッチとシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)を混色したプロセスグレーパッチを形成し、定着後に両パッチの色を相対比較することにより、プロセスグレーパッチが無彩色となるCMYの混合比率を出力することができるような、転写材上のパッチの色を検知するセンサ(以下カラーセンサという)を設置したカラー画像形成装置(例えば、特許文献1参照。)が考えられる。
このカラー画像形成装置では、検知した結果を画像形成部の露光量やプロセス条件、画像処理部のRGB信号をカラー画像形成装置の色再現域へ変換するカラーマッチングテーブルやRGB信号をCMYK信号へ変換する色分解テーブル、濃度−階調特性を補正するためのキャリブレーションテーブルなどへフィードバックすることで、転写材上に形成した最終出力画像の濃度又は色度制御を行うことができる。尚、この制御を濃度−階調特性制御と呼ぶ。
また、カラー画像形成装置の出力画像を外部の画像読取装置又は色度計・濃度計で検知し、同様の制御を行うことも可能であるが、上述の制御はプリンタ内で制御が完結する点で優れている。このカラーセンサは、例えば発光素子として赤(R)、緑(G)、青(B)等の発光スペクトルが異なる3種以上の光源を用いるか、又は発光素子は白色(W)を発光する光源を用い、受光素子上に赤(R)、緑(G)、青(B)等の分光透過率が異なる3種以上のフィルタを形成したもので構成される。これにより、RGB出力等の異なる3種以上の出力が得られる。
一方、インクジェット方式のプリンタにおいても、インク吐出量の経時変化や環境差、インクカートリッジの個体差によってカラーバランスが変化し、濃度−階調特性を一定に保てない。そこで、プリンタの出力部付近にカラーセンサを設置し、転写材上のパッチの濃度又は色度を検知し、濃度又は色度制御を行うことが考えられている。
尚、このような濃度−階調特性制御では、転写材上に色度パッチを形成する必要があるが、色度パッチを形成するのに必要な大きさの転写材がセットされていない場合は、転写材を複数枚使用して濃度−階調特性制御を実行することが考えられている。
特開2003−84532号公報
しかしながら、従来のカラー画像形成装置においては、複数枚使用して濃度−階調特性制御を実行しているときに、ジャムや用紙なしなどのエラーが発生すると、最初から濃度−階調特性制御をやり直す必要があり、用紙やインク・トナーなどの記録材を無駄にしてしまうという問題があった。
本発明は、上述したカラー画像形成装置の問題点を解決し、色度補正を実行中に所定のエラーが発生すると、エラーが発生前に検知を終了した色度パッチの形成及び検知を行わずに、再度色度補正を再開することで、エラーが発生するまでに得られた色度補正の結果を有効に活用し、無駄に転写材や記録材を消費しないようにすることを目的とする。
本発明は、少なくとも2枚の転写材上に色度パッチを形成し、前記色度パッチの色を検知して色度補正を行うカラー画像形成装置の色度補正方法であって、少なくとも2枚の転写材上に色度パッチを形成する工程と、前記色度パッチの色を検知して色度補正を行う工程と、前記色度補正を実行中に所定のエラーが発生するとエラー処理を行い、再度色度補正を再開する工程とを有し、前記再開する工程では、前記所定のエラーが発生前に検知を終了した色度パッチの形成及び検知を行わずに、再度色度補正を再開することを特徴とする。
また本発明は、少なくとも2枚の転写材上に色度パッチを形成し、前記色度パッチの色を検知して色度補正を行うカラー画像形成装置であって、少なくとも2枚の転写材上に色度パッチを形成する形成手段と、前記色度パッチの色を検知して色度補正を行う色度補正手段と、前記色度補正を実行中に所定のエラーが発生するとエラー処理を行い、再度色度補正を再開するように制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記所定のエラーが発生前に検知を終了した色度パッチの形成及び検知を行わずに、再度色度補正を再開するように制御することを特徴とする。
本発明によれば、色度補正を実行中に所定のエラーが発生した場合、エラーが発生前に検知を終了した色度パッチの形成及び検知を行わずに、再度色度補正を再開することで、エラーが発生するまでに得られた色度補正の結果を有効に活用し、無駄に転写材や記録材を消費しないようにすることができる。
以下、図面を参照しながら発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。尚、本実施例では、複数枚の転写材に色度パッチを分割して形成する濃度−階調特性制御を実行中にエラーが発生し、濃度−階調特性制御再開時に、エラー発生前に色度パッチの検知が終了した転写材について、同じ色度パッチの画像形成・検知を行わないように制御することにより、無駄に用紙やインク・トナーを消費しないようにするものである。
図1は、実施例1におけるカラー画像形成装置の構造を示す図である。図1において、1は給紙カセット、2は転写材、3はMPトレイ、4は濃度検知センサ、5Y、5M、5C、5Kは感光体ドラム、6は色ずれ検知センサ、7Y、7M、7C、7Kは帯電器、7YS、7MS、7CS、7KSは帯電スリーブ、8Y、8M、8C、8Kは現像器、8YS、8MS、8CS、8KSは現像スリーブ、9a、9bは2次転写ローラ、10Y、10M、10C、10Kはスキャナ部、11Y、11M、11C、11Kはトナーカートリッジ、12は中間転写ベルト、13は定着部、14は定着ローラ、15は加圧ローラ、16、17はヒータ、18は中間転写ベルト駆動ローラ、19はレジ前センサ、20は定着部排紙センサ、21はクリーナ部、22Y、22M、22C、22Kは現像カートリッジ、23、24、25、26は給紙センサ、27は定着部前センサ、28は排紙センサ、29はカラーセンサ、30Y、30M、30C、30Kは転写ローラである。
感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kは、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成され、不図示の駆動モータの駆動力が伝達されて回転するもので、駆動モータは感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kを画像形成動作に応じて反時計周り方向に回転させる。感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kへの露光光はスキャナ部10Y、10M、10C、10Kから送られ、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面に選択的に露光することにより、静電潜像が形成されるように構成されている。
一次帯電手段として、各ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の感光体を帯電させための4個の注入帯電器7Y、7M、7C、7Kを備える構成で、各注入帯電器には、スリーブ7YS、7MS、7CS、7KSが備えられている。
現像手段として、上記静電潜像を可視化するために、各ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の現像を行う4個の現像器8Y、8M、8C、8Kとを備える構成で、各現像器には、スリーブ8YS、8MS、8CS、8KSが設けられている。尚、各々の現像器は脱着可能に取り付けられている。
中間転写体12は、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kに接触しており、カラー画像形成時に時計周り方向に回転し、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの回転に伴って回転し、可視画像の転写を受ける。また、中間転写体12は画像形成時に後述する2次転写ローラ9aが接触して転写材2を狭持搬送することにより転写材2に中間転写体12上のカラー可視画像を同時に重畳転写する。
2次転写ローラ9aは、中間転写体12上にカラー可視画像を重畳転写している間は、中間転写体に当接しているが、印字処理終了時は、9bの位置に離間する。
定着部13は転写材2を搬送させながら、転写されたカラー可視画像を定着させるものであり、図1に示すように、転写材2を加熱する定着ローラ14と転写材2を定着ローラ14に圧接させるための加圧ローラ15とを備えている。ここで、定着ローラ14と加圧ローラ15は中空状に形成され、内部にはそれぞれヒータ16、17が内臓されている。即ち、カラー可視画像を保持した転写材2は定着ローラ14と加圧ローラ15により搬送されると共に、熱及び圧力を加えることによりトナーが表面に定着される。
可視画像定着後の転写材2は、その後、排出ローラによって排紙部に排出して画像形成動作を終了する。
クリーニング手段21は、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K及び中間転写体12上に残ったトナーをクリーニングするものであり、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上に形成されたトナーによる可視画像を中間転写体12に転写した後の廃トナー或いは中間転写体12上に形成された4色のカラー可視画像を転写材2に転写した後の廃トナーが、クリーナ容器に蓄えられる。
カラーセンサ29は、図1に示すカラー画像形成装置において、転写材搬送路の定着部13より下流に転写材2の画像形成面へ向けて配置されており、転写材2上に形成された定着後の混色パッチの色のRGB出力値を検知する。カラー画像形成装置内部に配置することにより、定着後の画像を排紙部に排紙する前に、自動的に検知することが可能となる。
図2は、実施例1におけるカラー画像形成装置の信号処理の流れを表す図である。図2において、201はホスト、202はコントローラ、203はエンジン、204は色変換処理部、205はγ補正部、206はレーザ駆動部である。207はコントローラ202からエンジン203への画像データ信号線、208はエンジン203からコントローラ202への水平同期信号線、209はエンジン203からコントローラ202への垂直同期信号線、210はコントローラ202からエンジン203へのシリアルコマンド送信信号、211はエンジン203からコントローラ202へのシリアルステータス信号である。212はホストの主制御部(CPU)、213はコントローラ202の主制御部(CPU)、214はエンジン203の主制御部(CPU)である。
ホスト201、コントローラ202、エンジン203の各機器には、各機器内の各ブロックを制御するための独立した主制御部(CPU)、即ちホスト201にはCPU212、コントローラ202にはCPU213、エンジン203にはCPU214が存在し、各CPUが各機器内の動作のタイミング及び各機器間の通信を制御している。また、主制御部(CPU)には、CPUが処理を実行時に使用する作業領域や各種テーブルの領域などが定義されているRAM、CPUの処理手順(プログラム)や制御データなどを格納しているROM、及びCPUの周辺回路なども含まれる。
通常、実施例1に示すレーザビームプリンタのような画像形成装置は、コントローラ部とエンジン部が別体で構成されることが多い。そのため、各機器は個別に制御され、また各機器が個別に制御されるように各機器間で閉じた構成になっている。
ホスト201からRGBの画像信号がパラレルに送出され、コントローラ202に入力される。入力されたRGBの画像信号は色変換処理部204でマスキング、UCRの処理が施され、色補正、下色除去が行われ、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(BK)の画像信号へと変換される。そして、γ補正部205によって出力濃度曲線が線形となるように補正が行われ、その後Y、M、C、BKの画像信号はエンジン203へ入力される。
ここで、実施例1におけるカラー画像形成装置において実行される濃度−階調特性制御について詳細に説明する。
環境やそれまでに印字した枚数などの条件により、濃度−階調特性制御が必要であるとエンジン203が判断すると、エンジン203はコントローラ202に対して濃度−階調特性制御が必要であることをコントローラ202へシリアルステータス信号211を通じて伝える。一方、コントローラ202は、エンジン203が濃度−階調特性制御が必要であると判断していることが伝えられると、濃度−階調特性制御の実行コマンドをシリアルコマンド信号210を通じて発行する。そして、エンジン203が濃度−階調特性制御の実行コマンドを受けると、垂直同期信号及び水平同期信号を垂直同期信号線209、水平同期信号線208を通じて出力する。これにより、コントローラ202は垂直同期信号、水平同期信号に同期して図4に示すような画像データを画像データ信号線207を通じて出力する。
図4は、実施例1における濃度−階調特性制御に用いるパッチパターンの一例を示す図である。図4に示すように、実施例1では2枚の転写材403、404に濃度−階調特性制御用パッチパターン405、406をそれぞれ画像形成する。このように、複数の転写材にパッチパターンを分割して形成するのは、例えば濃度−階調特性制御に必要なパッチパターンが給紙カセット1にセットされている転写材よりも大きい場合などが考えられるからである。
濃度−階調特性制御用パッチパターン405、406は、ブラック(K)によるグレー階調パッチ401a〜401f…と、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)を混色したプロセスグレー階調パッチ402a〜402f…で構成されており、401aと402a、401bと402b、401cと402c、401dと402d、401eと402eといったように、標準のカラー画像形成装置において色度が近いKによるグレー階調パッチ401とCMYプロセスグレー階調パッチ402が対をなして並んでいる。
エンジン203は転写材2上に図4に示すような濃度−階調特性制御用パッチパターンを画像形成し、このパッチのRGB出力値を、カラーセンサ29で検知する。
図3は、実施例1におけるカラーセンサ29の構成の一例を示す図である。図3に示すように、カラーセンサ29は白色LED303とRGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ304aにより構成されている。この構成において、白色LED303を定着後のパッチ305が形成された転写材2に対して斜め45度より入射させ、0度方向への乱反射光強度をRGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ304aにより検知する。尚、RGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ304aの受光部は、304bに示すように、RGBが独立した画素となっている。
次に、図4に示した濃度−階調特性制御用パッチパターン405、406を用いて濃度−階調特性制御を実行中にエラーが発生し、濃度−階調特性制御再開時にエラー発生前に色度パッチの検知が終了した転写材については、同じ色度パッチの画像形成・検知を行わないように制御する処理について説明する。
図5は、実施例1における濃度−階調特性制御の処理手順を示すフローチャートである。尚、エラー発生後に再開したときの処理も同じである。まずステップS501において、エンジン203のCPU214がパッチパターン405を検知済みか否かを判断する。ここで、パッチパターン405を検知済みであると判断すると、ステップS503へ遷移する。また、パッチパターン405を検知済みではないと判断すると、ステップS502へ遷移し、パッチパターン405を転写材403に画像形成し、ステップS503へ遷移する。尚、パッチパターン405を検知済みか否かの判断は、不図示の不揮発性メモリに記憶された検知済みか否かを示すフラグなどによって判断するものとする。
次に、ステップS503において、エンジン203のCPU214は、パッチパターン406を検知済みか否かを判断する。ここで、パッチパターン406を検知済みであると判断すると、ステップS505へ遷移する。また、パッチパターン406を検知済みではないと判断すると、ステップS504へ遷移し、パッチパターン406を転写材404に画像形成し、ステップS505へ遷移する。尚、パッチパターン406を検知済みか否かの判断もパッチパターン405と同様に判断するものとする。
次に、ステップS505において、エンジン203のCPU214は、パッチパターン405を画像形成したか否かを判断する。ここで、パッチパターン405を画像形成したと判断すると、ステップS506へ遷移し、パッチパターン405をカラーセンサ29で検知する。そして、ステップS507において、パッチパターン405を検知したことを記憶してステップS508へ遷移する。また、パッチパターン605を画像形成していないと判断すればステップS508へ遷移する。
次に、ステップS508において、エンジン203のCPU214は、パッチパターン406を画像形成したか否かを判断する。ここで、パッチパターン406を画像形成したと判断すると、ステップS509へ遷移し、パッチパターン406をカラーセンサ29で検知する。そして、ステップS510において、パッチパターン406を検知したことを記憶してステップS511へ遷移する。また、パッチパターン406を画像形成していないと判断すればステップS511へ遷移する。
次に、ステップS511において、コントローラ202のCPU213は、各パッチのRGB出力値をエンジン203からコントローラ202へ伝えるように、シリアルコマンドをシリアルコマンド信号線210を通じて発行する。そして、エンジン203のCPU214がコントローラ202より各パッチのRGB出力値をコントローラ202へ伝えるコマンドを受信すると、シリアルステータス信号線211を通じて各パッチのRGB出力値をコントローラ202に伝える。続くステップS512において、コントローラ202のCPU213は、Kによるグレー階調パッチ401とCMYプロセスグレー階調パッチ402のRGB出力値を相対比較することにより、ある階調度のKによるグレーパッチと色度がほぼ同じになる、CMYの3色を混合したプロセスグレーパッチのCMY3色の混合比率を算出し、コントローラ202のγ補正部205の濃度−階調特性を補正する。
最後に、ステップS513において、エンジン203のCPU214がパッチパターン405、406を検知済みでないことを記憶する。このようにして、濃度−階調特性制御を終了する。
ここで、図5に示した処理の途中で必要な枚数の転写材がセットされていなかったことによるエラーや転写材の搬送ジャムなどが発生すると、濃度−階調特性制御は中断され、以降の処理は行われない。そして、エラー処理が終了した後に、エンジン203は濃度−階調特性制御が必要であることをコントローラ202へシリアルステータス信号211を通じて伝え、再度濃度−階調特性制御が実行される。例えば、ステップS509の処理実行中にエラーが発生し、濃度−階調特性制御が中断されいた場合は、既にパターン405の検知が終了しているので、再開された濃度−階調特性制御ではステップS501においてパッチパターン405が既に検知済みと判断する。これにより、転写材403を消費することなく、ステップS504において、転写材404にパッチパターン406を画像形成し、ステップS509において、パッチパターン406を検知し、ステップS511においてコントローラ202は中断する前に検知したパッチパターン405のRGB出力値及び再開後に検知したパッチパターン406のRGB出力値とを取得し、濃度−階調特性を補正する。
このように、通常2枚の用紙を必要とする濃度−階調特性制御を行うカラー画像形成装置においてジャムなどのエラーが発生したときに、濃度−階調特性制御の再開時にエラー発生前までにカラーセンサで検知を終えていたパッチについては、同じパッチの画像形成・検知を行わないように制御することにより、用紙、インク、トナーを無駄に消費しないようにすることができる。
実施例1では、2枚の転写材に色度パッチを形成して行う濃度−階調特性制御について述べたが、本発明はこれに限らず、3枚、4枚の転写材に色度パッチを分割して形成する場合でも同様の処理を行うことによって無駄に用紙を消費するのを防ぐことができる。
以上説明したように、実施例1のカラー画像形成装置において、複数枚の転写材に色度パッチを分割して形成する濃度−階調特性制御の実行中にエラーが発生した場合に、濃度−階調特性制御再開時にエラー発生前に色度パッチの検知が終了した転写材については、同じ色度パッチの画像形成・検知を行わないように制御することで、無駄に用紙やインク・トナーを消費しないようにすることができる。
次に、図面を参照しながら本発明に係る実施例2を詳細に説明する。上述した実施例1では、複数枚の転写材に色度パッチを分割して形成する濃度−階調特性制御の実行中にエラーが発生した場合に、濃度−階調特性制御再開時にエラー発生前に色度パッチの検知が終了した転写材については、同じ色度パッチの画像形成・検知を行わないように制御する処理について説明した。
実施例2では、複数枚の転写材に色度パッチを分割して形成する濃度−階調特性制御の実行中にエラーが発生した場合に、色度の変化に影響しないエラーであるか否かを判断し、色度の変化に影響しないエラーであった場合は、濃度−階調特性制御再開時にエラー発生前に色度パッチの検知が終了した転写材については、同じ色度パッチの画像形成・検知を行わないように制御し、また色度の変化に影響するようなエラーであった場合は濃度−階調特性制御再開時にエラー発生前に色度パッチの検知が終了していたか否かにかかわらず、全てのパッチの画像形成・検知を行うように制御することで、無駄に用紙やインク・トナーを消費せず、しかも濃度−階調特性制御時に転写材上に形成されるパッチパターンの色度と実際の印字時に転写材上に形成される画像の色度とを一致させて、常に安定したカラーバランスで印字動作を行うことができるカラー画像形成装置について説明する。
尚、実施例2におけるカラー画像形成装置の構成は、実施例1と同様であり、その説明は省略する。また、カラー画像形成装置の信号処理の流れも実施例1と同様であり、その説明は省略する。更に、カラーセンサ29の構成及び濃度−階調特性制御に用いるパッチパターンも同様であり、その説明は省略する。
ここで、複数枚の転写材に色度パッチを分割して形成する濃度−階調特性制御の実行中にエラーが発生した場合に、色度の変化に影響しないエラーであるか否かを判断し、色度の変化に影響しないエラーであった場合は、濃度−階調特性制御再開時にエラー発生前に色度パッチの検知が終了した転写材については、同じ色度パッチの画像形成・検知を行わないように制御し、また色度の変化に影響するようなエラーであった場合は濃度−階調特性制御再開時にエラー発生前に色度パッチの検知が終了していたか否かにかかわらず、全てのパッチの画像形成・検知を行うように制御する、実施例2における濃度−階調特性制御の処理手順について説明する。
図6は、実施例2における濃度−階調特性制御の処理手順を示すフローチャートである。実施例2においても、実施例1と同様に2枚の転写材403、404に濃度−階調特性制御用パッチパターン405、406をそれぞれ画像形成する場合について説明する。
まず、ステップS601において、エンジン203のCPU214は、制御開始直前に色度変化に影響のあるエラーが発生していたか否かを判断し、発生していたと判断するとステップS602へ遷移する。ここで、色度変化に影響のあるエラーとは、例えばトナー残量なしなどのエラーで、この場合は、トナーカートリッジを交換したことによりエラー発生前の状態に比べて色度が変化している可能性がある。逆に、ジャムなどのエラーではジャム処理を行ってもプリントの色度には影響しないと判断する。
次に、ステップS602において、エンジン203のCPU214は、パッチパターン405、406を検知済みでないことを記憶してステップS603へ遷移する。従って、濃度−階調特性制御でパッチパターン405の検知が終了した後に色度変化に影響のあるエラーが発生すると、ステップS602において、パッチパターン405をまだ検知していないと記憶される。また、ステップS601において、制御開始直前に色度変化に影響のあるエラーが発生していないと判断すると、ステップS603へ遷移する。
次に、ステップS603において、エンジン203のCPU214は、パッチパターン405を検知済みか否かを判断する。ここで、パッチパターン405を検知済みであると判断すると、ステップS605へ遷移する。また、パッチパターン405を検知済みではないと判断すると、ステップS604へ遷移し、パッチパターン405を転写材403に画像形成し、ステップS605へ遷移する。この処理で、例えば直前に実行していた濃度−階調特性制御途中でパッチパターン405の検知が終了した後に色度変化に影響のあるエラーが発生していると、ステップS602において、パッチパターン405をまだ検知していないと記憶しているので、ステップS603からステップS604へ遷移し、ステップS604において、パッチパターン405を転写材403に画像形成する。
次に、ステップS605において、エンジン203のCPU214は、パッチパターン406を検知済みか否かを判断する。ここで、パッチパターン406を検知済みであると判断すると、ステップS607へ遷移する。また、パッチパターン406を検知済みではないと判断すると、ステップS606へ遷移し、パッチパターン406を転写材404に画像形成し、ステップS607へ遷移する。
次に、ステップS607において、エンジン203のCPU214は、パッチパターン405を画像形成したか否かを判断する。ここで、パッチパターン405を画像形成したと判断すると、ステップS608へ遷移し、パッチパターン405をカラーセンサ29で検知する。そして、ステップS609において、パッチパターン405を検知したことを記憶してステップS610へ遷移する。また、パッチパターン605を画像形成していないと判断すればステップS610へ遷移する。
次に、ステップS610において、エンジン203のCPU214は、パッチパターン406を画像形成したか否かを判断する。ここで、パッチパターン406を画像形成したと判断すると、ステップS611へ遷移し、パッチパターン406をカラーセンサ29で検知する。そして、ステップS612において、パッチパターン406を検知したことを記憶してステップS613へ遷移する。また、パッチパターン406を画像形成していないと判断すればステップS613へ遷移する。
次に、ステップS613において、コントローラ202のCPU213は、各パッチのRGB出力値をエンジン203からコントローラ202へ伝えるように、シリアルコマンドをシリアルコマンド信号線210を通じて発行する。そして、エンジン203のCPU214がコントローラ202より各パッチのRGB出力値をコントローラ202へ伝えるコマンドを受信すると、シリアルステータス信号線211を通じて各パッチのRGB出力値をコントローラ202に伝える。続くステップS614において、コントローラ202のCPU213は、Kによるグレー階調パッチ401とCMYプロセスグレー階調パッチ402のRGB出力値を相対比較することにより、ある階調度のKによるグレーパッチと色度がほぼ同じになる、CMYの3色を混合したプロセスグレーパッチのCMY3色の混合比率を算出し、コントローラ202のγ補正部205の濃度−階調特性を補正する。
最後に、ステップS615において、エンジン203のCPU214がパッチパターン405、406を検知済みでないことを記憶する。このようにして、濃度−階調特性制御を終了する。
実施例2では、2枚の転写材に色度パッチを形成して行う濃度−階調特性制御について述べたが、本発明はこれに限らず、3枚、4枚の転写材に色度パッチを分割して形成する場合でも同様の処理を行うことによって無駄に用紙を消費するのを防ぐことができる。
以上説明したように、実施例2のカラー画像形成装置において、複数枚の転写材に色度パッチを分割して形成する濃度−階調特性制御の実行中にエラーが発生した場合に、色度の変化に影響しないエラーであるか否かを判断し、色度の変化に影響しないエラーであった場合は、濃度−階調特性制御再開時にエラー発生前に色度パッチの検知が終了した転写材については、同じ色度パッチの画像形成・検知を行わないように制御し、また色度の変化に影響するようなエラーであった場合は、濃度−階調特性制御再開時にエラー発生前に色度パッチの検知が終了していたか否かにかかわらず、全てのパッチの画像形成・検知を行うように制御することで、無駄に用紙やインク・トナーを消費せず、しかも濃度−階調特性制御時に転写材上に形成されるパッチパターンの色度と実際の印字時に転写材上に形成される画像の色度とを一致させて、常に安定したカラーバランスで印字動作を行うことができる。
次に、図面を参照しながら本発明に係る実施例3を詳細に説明する。上述した実施例2では、複数枚の転写材に色度パッチを分割して形成する濃度−階調特性制御の実行中にエラーが発生した場合に、色度の変化に影響しないエラーであるか否かを判断し、色度の変化に影響しないエラーであった場合は、濃度−階調特性制御再開時にエラー発生前に色度パッチの検知が終了した転写材については、同じ色度パッチの画像形成・検知を行わないように制御し、また色度の変化に影響するようなエラーであった場合は濃度−階調特性制御再開時にエラー発生前に色度パッチの検知が終了していたか否かにかかわらず、全てのパッチの画像形成・検知を行うように制御する処理について説明した。
実施例3では、複数枚の転写材に色度パッチを分割して形成する濃度−階調特性制御の実行中にエラーが発生した場合に、エラー発生時の環境と濃度−階調特性制御再開時の環境とが色度の変化に影響する程度に異なるか否かを判断し、色度の変化に影響しない程度の環境の差であった場合は、濃度−階調特性制御再開時にエラー発生前に色度パッチの検知が終了した転写材については、同じ色度パッチの画像形成・検知を行わないように制御し、また色度の変化に影響するような環境の差があると判断した場合は濃度−階調特性制御再開時にエラー発生前に色度パッチの検知が終了していたか否かにかかわらず、全てのパッチの画像形成・検知を行うように制御することにより、無駄に用紙やインク・トナーを消費せず、しかも濃度−階調特性制御時に転写材上に形成されるパッチパターンの色度と実際の印字時に転写材上に形成される画像の色度とを一致させて、常に安定したカラーバランスで印字動作を行うことができるカラー画像形成装置について説明する。
尚、実施例3におけるカラー画像形成装置の構成は、実施例1と同様であり、その説明は省略する。また、カラー画像形成装置の信号処理の流れも実施例1と同様であり、その説明は省略する。更に、カラーセンサ29の構成及び濃度−階調特性制御に用いるパッチパターンも同様であり、その説明は省略する。
ここで、複数枚の転写材に色度パッチを分割して形成する濃度−階調特性制御の実行中にエラーが発生した場合に、エラー発生時の環境と濃度−階調特性制御再開時の環境とが色度の変化に影響する程度に異なるか否かを判断し、色度の変化に影響しない程度の環境の差であった場合は、濃度−階調特性制御再開時にエラー発生前に色度パッチの検知が終了した転写材については、同じ色度パッチの画像形成・検知を行わないように制御し、また色度の変化に影響するような環境の差があると判断した場合は濃度−階調特性制御再開時にエラー発生前に色度パッチの検知が終了していたか否かにかかわらず、全てのパッチの画像形成・検知を行うように制御する、実施例3における濃度−階調特性制御の処理手順について説明する。
図7は、実施例3における濃度−階調特性制御の処理手順を示すフローチャートである。実施例3においても、実施例1、2と同様に2枚の転写材403、404に濃度−階調特性制御用パッチパターン405、406をそれぞれ画像形成する場合について説明する。
まず、ステップS701において、エンジン203のCPU214は、直前に、濃度−階調特性制御を実行中にエラーで中断され、かつエラー発生時の環境と現在の環境が色度変化に影響する程度に異なるか否かを判断し、色度変化に影響する程環境に差があると判断するとステップS702へ遷移する。ここで、色度変化に影響する環境とは、雰囲気温度や湿度、又は温度・湿度から算出される空気中の水分量などがある。これらの環境差を、例えば所定値と比較することにより、色度変化に影響する程に異なるか否かを判断する。
次に、ステップS702において、エンジン203のCPU214は、パッチパターン405、406を検知済みでないことを記憶してステップS703へ遷移する。従って、濃度−階調特性制御でパッチパターン405の検知が終了した後にエラーが発生し、エラー発生時と再開時とで環境の差が大きい場合は、ステップS702において、パッチパターン405をまだ検知していないと記憶される。また、ステップS701において、直前に濃度−階調特性制御実行中にエラーで中断していないか、又はエラー発生時と現在とで色度変化に影響する程環境に差がないと判断すると、ステップS703へ遷移する。
次に、ステップS703において、エンジン203のCPU214は、パッチパターン405を検知済みか否かを判断する。ここで、パッチパターン405を検知済みであると判断すると、ステップS705へ遷移する。また、パッチパターン405を検知済みではないと判断すると、ステップS704へ遷移し、パッチパターン405を転写材403に画像形成し、ステップS705へ遷移する。この処理で、例えば直前に実行していた濃度−階調特性制御途中でパッチパターン405の検知が終了した後にエラーが発生し、エラー発生時と再開時とで環境の差が大きい場合は、ステップS702において、パッチパターン405をまだ検知していないと記憶しているので、ステップS703からステップS704へ遷移し、ステップS704において、パッチパターン405を転写材403に画像形成する。
次に、ステップS705において、エンジン203のCPU214は、パッチパターン406を検知済みか否かを判断する。ここで、パッチパターン406を検知済みであると判断すると、ステップS707へ遷移する。また、パッチパターン406を検知済みではないと判断すると、ステップS706へ遷移し、パッチパターン406を転写材404に画像形成し、ステップS707へ遷移する。
次に、ステップS707において、エンジン203のCPU214は、パッチパターン405を画像形成したか否かを判断する。ここで、パッチパターン405を画像形成したと判断すると、ステップS708へ遷移し、パッチパターン405をカラーセンサ29で検知する。そして、ステップS709において、パッチパターン405を検知したことを記憶してステップS710へ遷移する。また、パッチパターン605を画像形成していないと判断すればステップS710へ遷移する。
次に、ステップS710において、エンジン203のCPU214は、パッチパターン406を画像形成したか否かを判断する。ここで、パッチパターン406を画像形成したと判断すると、ステップS711へ遷移し、パッチパターン406をカラーセンサ29で検知する。そして、ステップS712において、パッチパターン406を検知したことを記憶してステップS713へ遷移する。また、パッチパターン406を画像形成していないと判断すればステップS713へ遷移する。
次に、ステップS713において、コントローラ202のCPU213は、各パッチのRGB出力値をエンジン203からコントローラ202へ伝えるように、シリアルコマンドをシリアルコマンド信号線210を通じて発行する。そして、エンジン203のCPU214がコントローラ202より各パッチのRGB出力値をコントローラ202へ伝えるコマンドを受信すると、シリアルステータス信号線211を通じて各パッチのRGB出力値をコントローラ202に伝える。続くステップS714において、コントローラ202のCPU213は、Kによるグレー階調パッチ401とCMYプロセスグレー階調パッチ402のRGB出力値を相対比較することにより、ある階調度のKによるグレーパッチと色度がほぼ同じになる、CMYの3色を混合したプロセスグレーパッチのCMY3色の混合比率を算出し、コントローラ202のγ補正部205の濃度−階調特性を補正する。
最後に、ステップS715において、エンジン203のCPU214がパッチパターン405、406を検知済みでないことを記憶する。このようにして、濃度−階調特性制御を終了する。
実施例3では、2枚の転写材に色度パッチを形成して行う濃度−階調特性制御について述べたが、本発明はこれに限らず、3枚、4枚の転写材に色度パッチを分割して形成する場合でも同様の処理を行うことによって無駄に用紙を消費するのを防ぐことができる。
以上説明したように、実施例3のカラー画像形成装置において、複数枚の転写材に色度パッチを分割して形成する濃度−階調特性制御の実行中にエラーが発生した場合に、エラー発生時の環境と濃度−階調特性制御再開時の環境とが色度の変化に影響する程度に異なるか否かを判断し、色度の変化に影響しない程度の環境の差であった場合は、濃度−階調特性制御再開時にエラー発生前に色度パッチの検知が終了した転写材については、同じ色度パッチの画像形成・検知を行わないように制御し、また色度の変化に影響するような環境の差があると判断した場合は濃度−階調特性制御再開時にエラー発生前に色度パッチの検知が終了していたかどうかにかかわらず全てのパッチの画像形成・検知を行うように制御するので、無駄に用紙やインク・トナーを消費せず、しかも濃度−階調特性制御時に転写材上に形成されるパッチパターンの色度と実際の印字時に転写材上に形成される画像の色度とを一致させて、常に安定したカラーバランスで印字動作を行うことができる。
以上説明した実施例では、カラー画像形成装置として、電子写真方式のプリンタを例に説明したが、インクジェット方式のプリンタに適用することも可能である。
尚、本発明は複数の機器(例えば、ホストコンピュータ,インターフェース機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
また、本発明の目的は前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
このプログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
更に、記録媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
実施例1におけるカラー画像形成装置の構造を示す図である。 実施例1におけるカラー画像形成装置の信号処理の流れを表す図である。 実施例1におけるカラーセンサ29の構成の一例を示す図である。 実施例1における濃度−階調特性制御に用いるパッチパターンの一例を示す図である。 実施例1における濃度−階調特性制御の処理手順を示すフローチャートである。 実施例2における濃度−階調特性制御の処理手順を示すフローチャートである。 実施例3における濃度−階調特性制御の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
201 ホスト
202 コントローラ
203 エンジン
204 色変換処理部
205 γ補正部
206 レーザ駆動部
207 画像データ信号線
208 水平同期信号線
209 垂直同期信号線
210 シリアルコマンド信号
211 シリアルステータス信号
212 CPU
213 CPU
214 CPU

Claims (10)

  1. 少なくとも2枚の転写材上に色度パッチを形成し、前記色度パッチの色を検知して色度補正を行うカラー画像形成装置の色度補正方法であって、
    少なくとも2枚の転写材上に色度パッチを形成する工程と、
    前記色度パッチの色を検知して色度補正を行う工程と、
    前記色度補正を実行中に所定のエラーが発生するとエラー処理を行い、再度色度補正を再開する工程とを有し、
    前記再開する工程では、前記所定のエラーが発生前に検知を終了した色度パッチの形成及び検知を行わずに、再度色度補正を再開することを特徴とする色度補正方法。
  2. 前記所定のエラーは、必要な枚数の転写材がセットされていなかったことによるエラーであることを特徴とする請求項1に記載の色度補正方法。
  3. 前記所定のエラーは、 転写材の搬送ジャムによるエラーであることを特徴とする請求項1に記載の色度補正方法。
  4. 前記再開する工程では、前記所定のエラーが色度変化に影響しないエラーの場合、前記所定のエラーが発生前に検知を終了した色度パッチの形成及び検知を行わずに、再度色度補正を再開し、前記所定のエラーが色度変化に影響するエラーの場合、前記色度パッチを形成及び検知して色度補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の色度補正方法。
  5. 前記色度変化に影響するエラーは、記録材なしのエラーであることを特徴とする請求項4に記載の色度補正方法。
  6. 前記再開する工程では、エラー発生時の環境と再開時の環境の差に応じてエラー発生前に検知を終了した色度パッチの形成及び検知を行わずに、再度色度補正を再開することを特徴とする請求項1に記載の色度補正方法。
  7. 前記エラー発生時の環境と再開時の環境の差が所定値以下の場合に、前記エラー発生前に検知を終了した色度パッチの形成及び検知を行わずに、再度色度補正を再開することを特徴とする請求項6に記載の色度補正方法。
  8. 少なくとも2枚の転写材上に色度パッチを形成し、前記色度パッチの色を検知して色度補正を行うカラー画像形成装置であって、
    少なくとも2枚の転写材上に色度パッチを形成する形成手段と、
    前記色度パッチの色を検知して色度補正を行う色度補正手段と、
    前記色度補正を実行中に所定のエラーが発生するとエラー処理を行い、再度色度補正を再開するように制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記所定のエラーが発生前に検知を終了した色度パッチの形成及び検知を行わずに、再度色度補正を再開するように制御することを特徴とするカラー画像形成装置。
  9. コンピュータに請求項1に記載の色度補正方法の各手順を実行させるためのプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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