JP2005352136A - カラー画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着器にトナーが残った状態から色度制御を実行しても、正確に色合わせを行い、定着ローラクリーニング、色度制御で使用する用紙の枚数を少なく抑えるカラー画像形成装置の提供。
【解決手段】色度制御の実行直前に定着器に用紙がニップしたまま止まるようなジャムが発生した場合、定着ローラクリーニングを行ってから色度制御を実行する。セットされている用紙が長ければ、用紙前半で定着ローラクリーニングを行い、用紙後半部分に色度制御パッチを印字する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カラープリンタ、カラー複写機等のカラー画像形成装置に関し、特に転写材上の色度パッチの色を検知するセンサ(以下カラーセンサという)を有するカラー画像形成装置に関するものである。
近年、カラープリンタ、カラー複写機等の電子写真方式やインクジェット方式等を採用したカラー画像形成装置には、出力画像の高画質化が求められている。特に、濃度の階調とその安定性は、人間が下す画像の良し悪しの判断に大きな影響を与える。
ところが、カラー画像形成装置は、環境の変化や長時間の使用による装置各部の変動があると、得られる画像の濃度が変動する。特に電子写真方式のカラー画像形成装置の場合、わずかな環境変動でも濃度の変動が生じ、カラーバランスを崩す恐れがあるので、常に一定の濃度−階調特性を保つための手段を持つ必要がある。そこで、各色のトナーに対して、絶対湿度に応じた数種類の露光量や現像バイアスなどのプロセス条件、ルックアップテーブル(LUT)などの階調補正手段をもち、温湿度センサによって測定された絶対湿度に基づいて、その時のプロセス条件や階調補正の最適値を選択している。また、装置各部の変動が起こっても一定の濃度−階調特性が得られるように、各色のトナーで濃度検知用トナーパッチを中間転写体やドラム等の上に作成し、その未定着トナーパッチの濃度を未定着トナー用濃度検知センサ(以下濃度センサとする)で検知し、その検知結果より露光量、現像バイアスなどのプロセス条件にフィードバックをかけて濃度制御を行うことで、安定した画像を得るように構成している。
しかし、前記濃度センサを用いた濃度制御はパッチを中間転写体やドラム等の上に形成し検知するもので、その後に行われる転写材への転写及び定着による画像のカラーバランスの変化については制御していない。転写材へのトナー像の転写における転写効率や、定着による加熱及び加圧によってもカラーバランスが変化する。この変化には、前記濃度センサを用いた濃度制御では対応できない。
そこで転写材上にブラック(K)によるグレーパッチとシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)を混色したプロセスグレーパッチを形成し、定着後に両パッチの色を相対比較することにより、プロセスグレーパッチが無彩色となるCMYの混合比率を出力することができるような、転写材上のパッチの色を検知するセンサ(以下カラーセンサという)を設置したカラー画像形成装置が考えられる。
このカラー画像形成装置では、検知した結果を画像形成部の露光量やプロセス条件、画像処理部のRGB信号をカラー画像形成装置の色再現域へ変換するカラーマッチングテーブルやRGB信号をCMYK信号へ変換する色分解テーブル、濃度−階調特性を補正するためのキャリブレーションテーブルなどへフィードバックすることで、転写材上に形成した最終出力画像の濃度又は色度制御を行うことができる(以下、この制御を濃度−階調特性制御と呼ぶ。)。カラー画像形成装置の出力画像を外部の画像読取装置又は色度計・濃度計で検知し、同様の制御を行うことも可能であるものの、本方式はプリンタ内で制御が完結する点で優れている。このカラーセンサは、例えば発光素子として赤(R)、緑(G)、青(B)等の発光スペクトルが異なる3種以上の光源を用いるか、又は発光素子は白色(W)を発光する光源を用いて、受光素子上に赤(R)、緑(G)、青(B)等の分光透過率が異なる3種以上のフィルタを形成したもので構成する。このことによりRGB出力等の異なる3種以上の出力が得られる。
インクジェット方式のプリンタにおいても、インク吐出量の経時変化や環境差、インクカートリッジの個体差によりカラーバランスが変化し、濃度‐階調特性を一定に保てない。そこで、プリンタの出力部付近にカラーセンサを設置し、転写材上のパッチの濃度又は色度を検知し、濃度又は色度制御を行うことが考えられている。
特開2003−84532号公報 特開2003−107830号公報 特開2003−107835号公報
しかしながら、従来のカラー画像形成装置においては、例えばジャム等の原因で定着中の転写材が定着ローラと加圧ローラに挟持されている状態でプリントを中断された場合、ジャム処理された後に定着ローラ上にトナーが残った状態で濃度−階調特性制御を実行してしまい、定着器に残っていたトナーによって転写材上に形成した色度パッチが汚れ、濃度−階調特性制御の結果が正確でなくなってしまう場合があるという問題があった。
本発明は、上に述べたようなカラー画像形成装置の問題点を解決して、ジャム等の原因で定着器にトナーが残った状態であっても、濃度−階調特性制御で正確な結果を得られるように実行させて、常に安定したカラーバランスで印字動作を行うことのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の問題を解決するため、本発明のカラー画像形成装置は以下のような構成からなる。
即ち、本発明の請求項1によるカラー画像形成装置は、
転写材上に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段によって転写材上に形成された画像を定着させる定着手段と、
前記定着手段によって転写材上に定着された色度パッチの色を検知する色度検知手段と、
前記画像形成手段によって転写材上に色度パッチを形成し、前記定着手段によって転写材上に色度パッチを定着させ、前記色度検知手段によって検知し、色度補正を行う、いわゆる濃度−階調特性制御を実行するように制御する制御手段と、
前記制御手段は、前記定着手段に転写材が挟持されている状態で画像形成が中断された後に濃度−階調特性制御を実行する場合は、転写材を給紙部から排紙部へ搬送する定着クリーニングを実行した後に濃度−階調特性制御を実行するように制御する制御手段と、
を有することを特徴とする。
また、本発明の請求項2によるカラー画像形成装置は、
請求項1に記載のカラー画像形成装置において、
転写材の長さを検知する転写材長検知手段と、
前記制御手段は、前記定着手段に転写材が挟持されている状態で画像形成が中断された後に濃度−階調特性制御を実行する場合は、前記転写材長検知手段によって検知された転写材長が(定着手段をクリーニングするのに必要な長さ+色度パッチの形成に必要な長さ)以上であれば、転写材の先端部で定着手段をクリーニングし転写材の後端部に色度パッチを形成して濃度−階調特性制御を実行し、また転写材長が短ければ、転写材を給紙部から排紙部へ搬送する定着クリーニングを実行した後に濃度−階調特性制御を実行するように制御する制御手段と、
を有することを特徴とする。
また、本発明の請求項3によるカラー画像形成装置は、
転写材上に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段によって転写材上に形成された画像を定着させる定着手段と、
前記定着手段によって転写材上に定着された色度パッチの色を検知する色度検知手段と、
前記画像形成手段によって転写材上に色度パッチを形成し、前記定着手段によって転写材上に色度パッチを定着させ、前記色度検知手段によって検知し、色度補正を行う、いわゆる濃度−階調特性制御を実行するように制御する制御手段と、
前記制御手段は、転写材の先端から定着手段をクリーニングするのに必要な長さの領域を避けて色度パッチを形成して濃度−階調特性制御を実行するように制御する制御手段と、
を有することを特徴とする。
(作用)
以上の構成により本発明によれば、ジャム等の原因で定着器にトナーが残った状態であっても、定着器をクリーニングしてから濃度−階調特性制御を実行するので、濃度−階調特性制御で正確な結果を得られるように実行させて、常に安定したカラーバランスで印字動作を行うことのできる画像形成装置を提供することができる。また、1枚の転写材で定着クリーニング、および濃度−階調特性制御を実行するので、使用する用紙の枚数を抑えることができる。
本発明によれば、ジャム等の原因で定着器にトナーが残った状態であっても、定着部をクリーニングしてから濃度−階調特性制御を実行するので、濃度−階調特性制御で正確な結果を得られるように実行させて、常に安定したカラーバランスで印字動作を行うことのできる画像形成装置を提供することができる。また、定着クリーニング、および濃度−階調特性制御の実行時に使用する用紙の枚数を抑えることができる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
(第1の実施例)
本発明の第1の実施例を以下に示す。本実施例の説明では、ジャム等の原因で定着器にトナーが残った状態で濃度−階調特性制御を実行する場合は、定着クリーニングを行ってから濃度−階調特性制御を実行することにより、濃度−階調特性制御で正確な結果を得られるように実行させることができるカラー画像形成装置について説明する。
図1は本実施例を説明するカラー画像形成装置の構成図である。
図1において、1は給紙カセット、2は転写材、3はMPトレイ、4は濃度検知センサ、5Y、5M、5C、5Kは感光体ドラム、6はレジ検センサ、7Y、7M、7C、7Kは帯電器、7YS、7MS、7CS、7KSは帯電スリーブ、8Y、8M、8C、8Kは現像器、8YS、8MS、8CS、8KSは現像スリーブ、9a、9bは2次転写ローラ、10Y、10M、10C、10Kはスキャナ部、11Y、11M、11C、11Kはトナーカートリッジ、12は中間転写ベルト、13は定着部、14は定着ローラ、15は加圧ローラ、16、17はヒータ、18は中間転写ベルト駆動ローラ、19はレジ前センサ、20は定着部排紙センサ、21はクリーナ部、22Y、22M、22C、22Kは現像カートリッジ、23、24、25、26は給紙センサ、27は定着部前センサ、28は排紙センサ、29はカラーセンサ、30Y、30M、30C、30Kは転写ローラである。
上記感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kは、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成し、図示しない駆動モータの駆動力が伝達されて回転するもので、駆動モータは感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kを画像形成動作に応じて反時計周り方向に回転させる。感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kへの露光はスキャナ部10Y、10M、10C、10Kから送られ、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面に選択的に露光することにより、静電潜像が形成されるように構成されている。
一次帯電手段として、各ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の感光体を帯電させための4個の注入帯電器7Y、7M、7C、7Kを備える構成で、各注入帯電器にはスリーブ7YS、7MS、7CS、7KSが備えられている。
現像手段として、上記静電潜像を可視化するために、各ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の現像を行う4個の現像器8Y、8M、8C、8Kとを備える構成で、各現像器には、スリーブ8YS、8MS、8CS、8KSが設けられている。各々の現像器は脱着可能に取り付けられている。
中間転写体12は、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kに接触しており、カラー画像形成時に時計周り方向に回転し、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの回転に伴って回転し、可視画像の転写を受ける。また、中間転写体12は画像形成時に後述する2次転写ローラ9aが接触して転写材2を狭持搬送することにより転写材2に中間転写体12上のカラー可視画像を同時に重畳転写する。
2次転写ローラ9aは、中間転写体12上にカラー可視画像を重畳転写している間は、中間転写体に当接しているが、印字処理終了時は、9bの位置に離間する。
定着部13は、転写材2を搬送させながら、転写されたカラー可視画像を定着させるものであり、図1に示すように転写材2を加熱する定着ローラ14と転写材2を定着ローラ14に圧接させるための加圧ローラ15とを備えている。定着ローラ14と加圧ローラ15は中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ16、17が内蔵されている。すなわち、カラー可視画像を保持した転写材2は定着ローラ14と加圧ローラ15により搬送されるとともに、熱および圧力を加えることによりトナーが表面に定着される。
可視画像定着後の転写材2は、その後排出ローラによって排紙部に排出して画像形成動作を終了する。
クリーニング手段21は、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K及び中間転写体12上に残ったトナーをクリーニングするものであり、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上に形成されたトナーによる可視画像を中間転写体12に転写した後の廃トナーあるいは中間転写体12上に形成された4色のカラー可視画像を転写材2に転写した後の廃トナーは、クリーナ容器に蓄えられる。
カラーセンサ29は、図1のカラー画像形成装置において転写材搬送路の定着部13より下流に転写材2の画像形成面へ向けて配置されており、転写材2上に形成された定着後の混色パッチの色のRGB出力値を検知する。カラー画像形成装置内部に配置することにより、定着後の画像を排紙部に排紙する前に、自動的に検知することが可能となる。
図2は本実施例のカラー画像形成装置の信号処理の流れを表す図である。
図2において、201はホスト、202はコントローラ、203はエンジン、204は色変換処理部、205はγ補正部、206はレーザ駆動部、207はコントローラ202からエンジン203への画像データ信号、208はエンジン203からコントローラ202への水平同期信号、209はエンジン203からコントローラ202への垂直同期信号、210はコントローラ202からエンジン203へのシリアルコマンド送信信号、211はエンジン203からコントローラ202へのシリアルステータス信号、212はホストの主制御部(CPU)、213はコントローラ202の主制御部(CPU)、214はエンジン203の主制御部(CPU)である。
ホスト201、コントローラ202、エンジン203の機器には、各機器内の各ブロックを制御するための独立した主制御部(CPU)即ち、ホスト201にはCPU212、コントローラ202にはCPU213、エンジン203にはCPU214が存在し、各CPUが各機器内の動作をタイミング、および各機器間の通信を制御している。一般に本実施の形態に用いるレーザビームプリンタの様な画像処理装置は、一般にコントローラ部とエンジン部が別体で構成されることが多い。そのため通常、各機器が個別に制御されることが多い。そのため通常、各機器が個別に制御されるように各機器間で閉じた構成になっている。
ホスト201からはRGBの画像信号がパラレルに送出され、コントローラ202へ入力され、入力されたRGB信号には色変換処理部204でマスキング、UCRの処理が施され、色補正、下色除去が行われ、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(BK)の画像信号へと変換される。そしてγ補正部205によって出力濃度曲線が線形となるように補正をかけられ、その後Y、M、C、BKの画像信号はエンジン203へ入力される。
以下では、本実施例のカラー画像形成装置における濃度−階調特性制御の処理を説明する。まず、環境やそれまでに印字した枚数などの条件により濃度−階調特性制御が必要であるとエンジン203が判断すると、エンジン203はコントローラに対して濃度−階調特性制御が必要であることをコントローラ202へシリアルステータス信号211を通じて伝える。コントローラ202はエンジン203が濃度−階調特性制御が必要であると判断していることが伝えられると、濃度−階調特性制御の実行コマンドをシリアルコマンド信号210を通じて発行する。エンジン203は濃度−階調特性制御の実行コマンドを受けると、垂直同期信号を垂直同期信号線209を通じて出力し、水平同期信号線208を通じて水平同期信号を定期的に出力する。コントローラ202は垂直同期信号を受けると、水平同期信号線208によってエンジン203から伝えられる水平同期信号に同期して図4に示すような画像データを画像データ信号線207を通じて出力する。
図4に転写材2上に形成する定着後の濃度−階調特性制御用パッチパターンの一例を示す。濃度−階調特性制御用パッチパターン305は、ブラック(K)によるグレー階調パッチ401と、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)を混色したプロセスグレー階調パッチ402で構成されており、401aと402a、401bと402b、401cと402cといったように、標準のカラー画像形成装置において色度が近いKによるグレー階調パッチ401とCMYプロセスグレー階調パッチ402が対をなして並んでいる。
エンジン203は転写材2上に図4に示すような濃度−階調特性制御用パッチパターンを画像形成し、このパッチのRGB出力値を、カラーセンサ29で検知する。
図3にカラーセンサ29の構成の一例を示す。カラーセンサ29は、白色LED303とRGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ304aにより構成される。白色LED303を定着後のパッチが形成された転写材2に対して斜め45度より入射させ、0度方向への乱反射光強度をRGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ304aにより検知する。RGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ304aの受光部は、304bのようにRGBが独立した画素となっている。
次に、コントローラ202は各パッチのRGB出力値をエンジン203からコントローラ202へ伝えるようにシリアルコマンドをシリアルコマンド信号線210を通じて発行する。エンジン203はコントローラ202より各パッチのRGB出力値をコントローラ202へ伝えるコマンドを受信すると、シリアルステータス信号線211を通じて各パッチのRGB出力値をコントローラ202に伝える。
そして、コントローラ202はKによるグレー階調パッチ401とCMYプロセスグレー階調パッチ402のRGB出力値を相対比較することにより、ある階調度のKによるグレーパッチと色度がほぼ同じになる、CMYの3色を混合したプロセスグレーパッチのCMY3色の混合比率を算出し、コントローラ202のγ補正部205の濃度−階調特性を補正する。このようにして、濃度−階調特性制御が実行される。
次に、本実施例の画像形成装置における定着クリーニングの処理を説明する。本実施例の画像形成装置では、転写材に定着部を通過させることによって定着クリーニングを行う。給紙カセット1より転写材2を給紙し、画像形成しないで転写材を搬送し、定着部13を通過させて機外へ排出する。これにより、定着ローラ14や加圧ローラ15に残留したトナーを転写材に定着して、定着部13をクリーニングすることができる。
図5に本実施例のカラー画像形成装置における濃度−階調特性制御実行時の処理のフローチャートを示す。まず、ステップS501において直前に定着ローラに用紙を挟持した状態でプリントを中断していないかどうか判断する。このようなプリント中断は例えばジャムが発生したりあるいは何らかの原因でエンジン203がコントローラ202より緊急停止を指示された場合などに発生する。ステップS501において定着ローラに用紙を挟持した状態でプリントを中断していたと判断した場合は、ステップS502へ遷移する。ステップS502において、直前のプリント中断後に定着クリーニングを実行したかどうか判断する。ステップS502において、まだ定着クリーニングを実行していないと判断した場合はステップS503において定着クリーニングを実行し、その後ステップS504において濃度−階調特性制御を実行し、処理を終了する。また、ステップS501において定着ローラに用紙を挟持した状態でプリントを中断していなかったと判断した場合、およびステップS502において、既に定着クリーニングを実行したと判断した場合は、ステップS504において濃度−階調特性制御を実行し、処理を終了する。
以上説明したように、本実施例のカラー画像形成装置では、ジャム等の原因で定着器にトナーが残った状態で濃度−階調特性制御を実行する場合は、定着クリーニングを行ってから濃度−階調特性制御を実行するので、濃度−階調特性制御で正確な結果を得られるように実行させることができる。
(第2の実施例)
本発明の第2の実施例を以下に示す。第1の実施例では、ジャム等の原因で定着器にトナーが残った状態で濃度−階調特性制御を実行する場合は、定着クリーニングを行ってから濃度−階調特性制御を実行することにより、濃度−階調特性制御で正確な結果を得られるように実行させることができるカラー画像形成装置について説明した。
本実施例の説明では、濃度−階調特性制御において転写材の先端から定着クリーニングに必要な長さの部分を避けて色度パッチを形成し、転写材の先端部分で定着クリーニングさせて、転写材の後端部に形成した色度パッチを使って濃度−階調特性制御を実行することにより、濃度−階調特性制御で正確な結果を得られ、しかも定着クリーニングおよび濃度−階調特性制御の実行時に使用する用紙の枚数を抑えることができるカラー画像形成装置について説明する。
本実施例では第1の実施例と同様の説明は省略する。
図6に本実施例のカラー画像形成装置において転写材2上に形成する定着後の濃度−階調特性制御用パッチパターンの例を示す。図6において、濃度−階調特性制御用パッチパターン605は、図4の濃度−階調特性制御用パッチパターンと同様にブラック(K)によるグレー階調パッチ601と、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)を混色したプロセスグレー階調パッチ602で構成されており、601aと602a、601bと602b、601cと602cといったように、標準のカラー画像形成装置において色度が近いKによるグレー階調パッチ601とCMYプロセスグレー階調パッチ602が対をなして並んでいる。606は転写材2の先端から定着クリーニングに必要な長さの領域である。例えば、定着ローラ14の周長と同じ長さかそれ以上の長さが定着クリーニングに必要な長さである。ジャム等の原因で定着器にトナーが残った状態で濃度−階調特性制御が実行されると、この領域に定着器に残留したトナーが定着され、濃度−階調特性制御用パッチパターン605が残留トナーによって汚れるのを防ぐことができる。例えば直前に定着ローラに用紙を挟持した状態でプリントを中断されていても、電源を一旦切断されされると直前に定着ローラに用紙を挟持した状態でプリントを中断されたかどうか判断できないような構成の画像形成装置であっても、図6のように濃度−階調特性制御のパッチを形成することにより、転写材先端部で必ず定着クリーニングされるので、濃度−階調特性制御で正確な結果を得ることができる。
以上説明したように、本実施例のカラー画像形成装置では、濃度−階調特性制御において転写材の先端から定着クリーニングに必要な長さの部分を避けて色度パッチを形成し、転写材の先端部分で定着クリーニングさせて、転写材の後端部に形成した色度パッチを使って濃度−階調特性制御を実行するので、濃度−階調特性制御で正確な結果を得られ、しかも定着クリーニングおよび濃度−階調特性制御の実行時に使用する用紙の枚数を抑えることができる。
(第3の実施例)
本発明の第3の実施例を以下に示す。本実施例の説明では、ジャム等の原因で定着器にトナーが残った状態で濃度−階調特性制御を実行する場合は、給紙部にセットされている転写材の長さを取得し、取得した転写材の長さが(定着クリーニングに必要な長さ+色度パッチ形成に必要な長さ)以上であれば、濃度−階調特性制御において転写材の先端から定着クリーニングに必要な長さの部分を避けて色度パッチを形成し、転写材の先端部分で定着クリーニングさせて、転写材の後端部に形成した色度パッチを使って濃度−階調特性制御を実行し、また転写材の長さが短ければ、定着クリーニングを行ってから濃度−階調特性制御を実行することにより、濃度−階調特性制御で正確な結果を得られ、しかも定着クリーニングおよび濃度−階調特性制御の実行時に使用する用紙の枚数を抑えることができるカラー画像形成装置について説明する。
本実施例では第1、第2の実施例と同様の説明は省略する。
図7に本実施例のカラー画像形成装置における濃度−階調特性制御実行時の処理のフローチャートを示す。まず、ステップS701において直前に定着ローラに用紙を挟持した状態でプリントを中断していないかどうか判断する。ステップS701において定着ローラに用紙を挟持した状態でプリントを中断していたと判断した場合は、ステップS702へ遷移する。ステップS702において、直前のプリント中断後に定着クリーニングを実行したかどうか判断する。ステップS702において、まだ定着クリーニングを実行していないと判断した場合はステップS703へ遷移する。ステップS703において、給紙部にセットされた転写材の長さを取得し、転写材の長さが(定着クリーニングに必要な長さ+色度パッチ形成に必要な長さ)以上かどうか判断する。ここで、転写材の長さを取得する方法としては、給紙部において自動的に長さを検知するセンサによって転写材の長さを取得する方法や、ユーザによって設定されているサイズから転写材の長さを取得するなどの方法がある。転写材の長さが(定着クリーニングに必要な長さ+色度パッチ形成に必要な長さ)以上であれば、ステップS706において、図6に示したような濃度−階調特性制御用パッチパターンを形成して濃度−階調特性制御を実行する。ステップS703において、転写材の長さが(定着クリーニングに必要な長さ+色度パッチ形成に必要な長さ)よりも短いと判断した場合は、ステップS704において定着クリーニングを実行し、その後ステップS705において濃度−階調特性制御を実行し、処理を終了する。また、ステップS701において定着ローラに用紙を挟持した状態でプリントを中断していなかったと判断した場合、およびステップS702において、既に定着クリーニングを実行したと判断した場合は、ステップS705において濃度−階調特性制御を実行し、処理を終了する。このように制御することにより、給紙部にセットされた転写材の長さが短い場合であっても、濃度−階調特性制御で正確な結果を得られ、また給紙部にセットされた転写材の長さが長い場合は定着クリーニングおよび濃度−階調特性制御の実行時に使用する用紙の枚数を抑えることができる。
以上説明したように、本実施例のカラー画像形成装置によれば、ジャム等の原因で定着器にトナーが残った状態で濃度−階調特性制御を実行する場合は、給紙部にセットされている転写材の長さを取得し、取得した転写材の長さが(定着クリーニングに必要な長さ+色度パッチ形成に必要な長さ)以上であれば、濃度−階調特性制御において転写材の先端から定着クリーニングに必要な長さの部分を避けて色度パッチを形成し、転写材の先端部分で定着クリーニングさせて、転写材の後端部に形成した色度パッチを使って濃度−階調特性制御を実行し、また転写材の長さが短ければ、定着クリーニングを行ってから濃度−階調特性制御を実行するので、濃度−階調特性制御で正確な結果を得られ、しかも定着クリーニングおよび濃度−階調特性制御の実行時に使用する用紙の枚数を抑えることができる。
本発明の実施例を説明するカラー画像形成装置の構成図である。 本発明の実施例のカラー画像形成装置の信号処理の流れを表す図である。 本発明の実施例のカラー画像形成装置のカラーセンサの構成の一例を表す図である。 本発明の実施例の定着後の濃度−階調特性制御用パッチパターンの一例を表す図である。 本発明の第1の実施例の濃度−階調特性制御実行判断の処理を表すフローチャートである。 本発明の第2の実施例の濃度−階調特性制御用パッチパターンの例を表す図である。 本発明の第3の実施例の濃度−階調特性制御実行判断の処理を表すフローチャートである。
符号の説明
1 給紙カセット
2 転写材
3 MPトレイ

Claims (3)

  1. 転写材上に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって転写材上に形成された画像を定着させる定着手段と、
    前記定着手段によって転写材上に定着された色度パッチの色を検知する色度検知手段と、
    前記画像形成手段によって転写材上に色度パッチを形成し、前記定着手段によって転写材上に色度パッチを定着させ、前記色度検知手段によって検知し、色度補正を行う、いわゆる濃度−階調特性制御を実行するように制御する制御手段と、
    前記制御手段は、前記定着手段に転写材が挟持されている状態で画像形成が中断された後に濃度−階調特性制御を実行する場合は、転写材を給紙部から排紙部へ搬送する定着クリーニングを実行した後に濃度−階調特性制御を実行するように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 請求項1に記載のカラー画像形成装置において、
    転写材の長さを検知する転写材長検知手段と、
    前記制御手段は、前記定着手段に転写材が挟持されている状態で画像形成が中断された後に濃度−階調特性制御を実行する場合は、前記転写材長検知手段によって検知された転写材長が(定着手段をクリーニングするのに必要な長さ+色度パッチの形成に必要な長さ)以上であれば、転写材の先端部で定着手段をクリーニングし転写材の後端部に色度パッチを形成して濃度−階調特性制御を実行し、また転写材長が短ければ、転写材を給紙部から排紙部へ搬送する定着クリーニングを実行した後に濃度−階調特性制御を実行するように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  3. 転写材上に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって転写材上に形成された画像を定着させる定着手段と、
    前記定着手段によって転写材上に定着された色度パッチの色を検知する色度検知手段と、
    前記画像形成手段によって転写材上に色度パッチを形成し、前記定着手段によって転写材上に色度パッチを定着させ、前記色度検知手段によって検知し、色度補正を行う、いわゆる濃度−階調特性制御を実行するように制御する制御手段と、
    前記制御手段は、転写材の先端から定着手段をクリーニングするのに必要な長さの領域を避けて色度パッチを形成して濃度−階調特性制御を実行するように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とするカラー画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008250210A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2020046614A (ja) * 2018-09-21 2020-03-26 ブラザー工業株式会社 プログラム、及び端末装置

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