JP2005175585A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 地図や背景など見開きの左右の色味/濃度が等しい画像を出力して見開きの冊子を作製する場合に、画像の色味/濃度が安定した高品位の見開き冊子を作製する。
【解決手段】 1面目と2面目の色味/濃度を補正する際、転写材の一面目のパターンと二面目にパターンは裏表で、一致しないようにパターンデータを記録紙上に形成する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、記録材上に画像を形成する電子写真方式の複写機、プリンタ等の画像形成装置に関するものである。
従来より、この種の画像形成装置では記録紙の両面に画像を形成して出力し、その後の後処理装置で記録紙を束ねて見開きの冊子等を作製する製本処理が行なわれている。
上記見開き冊子の作製の際には、見開きの左側は2面目(裏面)で、右側は1面目(表面)の画像になるため、1面目と2面目の画像で濃度や色味が異なる場合に、見開きの全面画像の左右で色味/濃度が変わるため見栄えがたいへん悪い。
これまで記録紙の1面目と2面目は、定着回数の違いにより画像の光沢や色の発色が違ったり、1面目の定着による紙の水分蒸発で2面目の画像形成時の転写性が1面目と変わり、1面目と2面目で色味/濃度に違いが生じていた。そこで1面目と2面目で画像を転写する際の転写条件を変えて1面目と2面目の色味/濃度の違いを補正していた。このような一例として特開平8-248703がある。
しかしながら、定着ローラや転写ブレード/ローラ、および現像材やドラムの個々の特性のばらつきや耐久で定着性や転写性が変わるため、1面目と2面目の色味/濃度を合わせ難い。このため、地図や背景など見開きの左右の色味/濃度が等しい画像を出力して見開きの冊子を作製する場合に、画像の色味/濃度が安定した高品位の見開き冊子を作製することが容易でない。
本出願に係る第1の発明は、画像データに応じて像但持体上に静電潜像を形成し、前記像但持体上の静電潜像を現像して現像材像を形成し、該現像材像を記録材上に転写する画像形成手段と、前記記録材上に転写した現像材像を加熱溶融して記録材上に定着する定着手段と、パターンデータに基づいて前記画像形成手段により記録材の1面目および2面目に形成したパターンを読み取るパターン読取手段と、前記パターン読み取り手段で読み取った1面目と2面目のパターンの特性に基づいて1面目と2面目の画像形成条件をそれぞれ制御する制御手段と、前記制御手段は、前記1面目のパターン特性に基づいて前記1面目の画像形成条件を補正し、前記2面目のパターン特性に基づいて前記2面目の画像形成条件を補正する補正手段を有する画像形成装置において、前記一面目のパターンと二面目にパターンは裏表で、一致しないように(裏写りの影響が無きように)パターンデータを記録紙上に形成するパターン形成手段を有する事を特徴とする画像形成装置を提供するものである。
本出願に係る第2の発明は、前記パターン読取手段は、前記定着手段の後段に配置され、前記第1と第2のパターンの色濃度に応じて光吸収量が所定の割合で変化する波長領域の検知光を出射する光源と、前記検知光の前記パターンからの反射光を受光する受光部を備えた構成を有する画像形成装置を提供するものである。
本出願に係る第3の発明は、前記パターン形成手段で形成されるパターンは、記録材が前記パターン読み取り手段を通過する際、転写材の前記一面目のパターンと二面目共に転写材の送り方向(副走査方向)に対して転写材先端から所定の距離Tに形成し、かつ一面目、二面目共に副走査方向に対して用紙の先端側1/2にパターンを形成する事で、前記一面目のパターンと二面目にパターンは、一致しないように(裏写りの影響が無きように)パターンデータを記録紙上に形成するパターン形成手段を備えた事を特徴とする画像形成装置を提供するものである。
本出願に係る第4の発明は、前記パターン形成手段で形成されるパターンは、記録材が前記パターン読み取り手段を通過する際、転写材の前記一面目のパターンと二面目共に転写材の送り方向(副走査方向)に対して転写材先端から所定の距離Tに形成し、かつ一面目、二面目共に副走査方向に対して用紙の後端側1/2にパターンを形成する事で、前記一面目のパターンと二面目にパターンは、一致しないように(裏写りの影響が無きように)パターンデータを記録紙上に形成するパターン形成手段を備えた事を特徴とする画像形成装置を提供するものである。
本出願に係る第5の発明は、前記パターン形成手段で形成されるパターンは、記録材が前記パターン読み取り手段を通過する際、転写材の前記一面目のパターンと二面目が(透かして見ると)交互となるようにパターンを形成する事で、前記一面目のパターンと二面目にパターンは、一致しないように(裏写りの影響が無きように)パターンデータを記録紙上に形成するパターン形成手段を備えた事を特徴とする画像形成装置を提供するものである。
本出願に係る第6の発明は、前記制御手段は、前記パターン読取手段で読み取ったパターンの濃度値を求める濃度算出手段を有し、前記パターンデータと濃度値との関係に基づいて、濃度変換テーブルを作成するテーブル作成手段と、前記濃度変換テーブルを用いて濃度変換を行なう濃度変換手段を有し、前記パターン読取手段で読み取った1面目のパターンの濃度値より作成した濃度変換テーブルにより1面目の濃度変換手段を補正し、前記パターン読取手段で読み取った2面目のパターンの濃度値より作成した濃度変換テーブルにより2面目の濃度変換手段を補正することを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
本出願に係る第7の発明は、前記制御手段は、前記パターン読取手段で読み取ったパターンの色度値を求める色度値算出手段を有し、前記パターンデータと前記色度値との関係に基づいて色変換プロファイルを作成するプロファイル作成手段と、前記色変換手段プロファイルを用いて色変換を行う色変換手段を有し、前記パターン読取手段で読み取った1面目のパターンの色度値より作成された色変換プロファイルにより1面目の色変換手段を補正し、前記パターン読取手段で読み取った2面目のパターンの色度値より作成された色変換プロファイルにより2面目の色変換手段を補正することを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
本出願に係る第8の発明は、前記画像形成装置は、前記記録材の2面目に画像を形成するために、前記定着手段により定着された記録材を前記画像形成手段へ搬送する搬送手段を備え、前記画像形成装置は、第1の記録材の1面目にパターンを形成した後、前記搬送手段で搬送して、2面目の画像を形成した後の1面目のパターンを読み取り、さらに第2の記録材の1面目に画像を形成した後、前記搬送手段で搬送して、2面目にパターンを形成した後の2面目のパターンを読み取ることを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
本発明によれば、1面目と2面目の色味/濃度を補正する際、転写材の一面目のパターンと二面目にパターンは裏表で、一致しないようにパターンデータを記録紙上に形成する事で、裏写りの影響が無い色味/濃度補正が可能とすることにより地図や背景など見開きの左右の色味/濃度が等しい画像を出力して見開きの冊子を作製した場合でも、画像の色味/濃度が安定した高品位の見開き冊子が作製できる。
(実施例1)
以下、本発明に係る画像形成装置の第1の実施形態として、本画像形成装置の装置構成について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本画像形成装置の概略断面図を示す図である。
図1に示す画像形成装置には、マゼンタ,シアン,イエロー,ブラックの各色の画像を形成する4個の画像形成ステーションが設けられている。図1に示す様に、各画像形成ステーションは、像但持体である電子写真感光体(以下「感光ドラム」という)1a,1b,1c,1dの周囲に、帯電器、クリーナ4a,4b,4c,4dおよび現像装置2a,2b,2c,2d等を備えている。感光ドラム1a,1b,1c,1dは図中矢印方向に回転自在に支持されている。現像装置2a,2b,2c,2dとクリーナ4a,4b,4c,4dとの間の各感光ドラム1a,1b,1c,1dの下方には、転写部3が配置されている。この転写部3は各画像形成ステーションに共通の記録紙搬送手段である転写ベルト31および転写用帯電器3a,3b,3c,3dからなる。転写ベルト31は、記録媒体である記録紙を各感光ドラム1a,1b,1c,1dに順次搬送する。各画像形成ステーションにおいて感光ドラム1a,1b,1c,1d上に形成された画像は、転写ベルト31上の記録紙へ転写される。
更に、画像形成装置には、複数の供給手段、つまり給紙カセット61および図中矢印R61a方向に引き出し可能な手差し給紙トレイ61aが設けられ、この給紙カセット61または手差し給紙トレイ61aには、高,中,低グロスの記録紙のいずれかが装着されている。この記録紙は、転写ベルト31上に支持されて各画像形成ステーションを通過する過程で、上記感光ドラム1a,1b,1c,1d上に形成された各色のトナー像が順次に転写される。この転写工程が終了すると、上記記録紙は転写ベルト31から分離されて記録紙案内手段となる搬送ベルト62により定着装置5に搬送される。
定着装置5は、回転自在に支持された定着ローラ51と、この定着ローラ51に圧接しながら回転する加圧ローラ52と、離型剤供給塗布手段である離型剤塗布装置53と、ローラクリーニング装置とを備えた構成である。定着ローラ51および加圧ローラ52の内側にはハロゲンランプなどのヒータがそれぞれ配設されている。定着ローラ51、加圧ローラ52にはそれぞれサーミスタが接触されており、温度調節装置60を介してヒータへ印加する電圧を制御することにより定着ローラ51および加圧ローラ52の表面温度調節を行っている。
定着ローラ51にはその表面に離型剤としてのシリコンオイルを塗布する離型剤塗布装置53が接触されており、搬送ベルト62により記録紙が搬送されて定着ローラ51と加圧ローラ52との間を通過する際に、トナーが定着ローラ51の表面に付着しないようにしている。また、離型剤塗布装置53には、定着ローラ51の表面に塗布するシリコンオイルの塗布量を制御する塗布量制御装置63が接続されている。定着ローラ51と加圧ローラ52とを駆動する不図示の駆動モータには、記録紙の搬送速度、すなわち記録紙の表裏両面を加圧・加熱する定着ローラ51と加圧ローラ52との回転速度を制御する速度制御装置64が接続されている。これにより記録紙の表面上の未定着トナー像は溶融して定着され、記録紙上にフルカラー画像が形成される。このフルカラー画像が定着された記録紙は、分離爪によって加圧ローラ52から分離される。
加圧ローラから分離された記録紙は、定着後排紙トレイ手前に配置されたカラーセンサ71により必要に応じて測色される。
カラーセンサ71で測定した色度値に基づいて色変換プロファイルを作成し、そのプロファイルを用いて内部変換色処理を行なう。優れた色再現性を実現するプロファイルとしてAdobe社が提唱したPostScriptのレベル2から採用されているCRD(Color Rendering Dictionary)やPhotoshop内の色分解テーブル、墨版情報を維持するEFI社のColorWise内CMYKシミュレーションなどがあるが、ここでは近年市場で受け入れられているICC(International Color Consortium)プロファイルを用いる。これについては後で詳述する。
図2は、カラーセンサ71周辺の詳細な構成を示す図である。
LED201〜203は、それぞれ測定用の開口部214の法線2nに対して45°だけ傾斜した角度で配置され、測定用開口部214に搬送されてきた記録紙に形成されたパッチ(画像を含む)を照射するもので、法線2nを中心とする円周上に等間隔で配置されている。
LED201〜203の発光のピーク波長は、それぞれ400nm〜500nm、500nm〜600nm、600nm〜700nmの範囲に位置する互いに異なる値を有する。
測定用開口部214の法線2n上には結像レンズ209および受光部210が配置され、LED201〜203により照射された記録紙上のパッチ212からの反射光のうちで法線2n方向の成分が結像レンズ209により受光部210の受光面に結像される。受光部210は、1または複数のフォトダイオードなどの光電変換素子が配列されて構成されている。
カラーセンサ71と記録紙との間には記録面ガラス211を設置して、記録紙を記録面ガラス211に密着するよう搬送して、記録紙との光路長を常に一定にしながら測定を行なう。また記録面ガラス211に対してカラーセンサ71の対向する位置に、カラーセンサ71の白補正を行うための白色板213が配置されている。
図3は本発明の画像形成装置のブロック図である。
以下に、カラーセンサ71で測定した色度値に基づいて色変換プロファイルを作成するためのプロファイル作成処理、および外部入力I/F125から入力された画像データの上記色変換プロファイルを用いた色変換処理について、図3を用いて説明する。
まず始めにプロファイル作成処理から説明する。
サービスマン部品交換時、カラーマッチング精度が要求されるJOBの前、さらには、デザイン構想段階などで最終出力物の色味が知りたい時などに、ユーザが操作部126を操作し、複写機多次色キャリブレーション(以下多次色CAL)モードに設定することによりプロファイルの作成処理が行われる。
プロファイルの作成処理は、画像処理部101において行われる。まず、操作部126で設定された多次元CALモードの指示は、画像処理部101およびプリンタ部301を含む本発明の画像処理装置を統括的に制御するCPU127に入力される。CPU127は多次元CALモードの指示があると、パターンジェネレータ部124およびプリンタ部301に測色用のカラーチャートを、プロファイルを介さずに出力するよう送信すると同時に、センサ制御部123を介してカラーセンサ71に測色指示を出力する。パターンジェネレータ部124は、カラーセンサ71で測色するCMYK(Cyan Magenta Yellow Black)テストパターン1101としてISO12642テスト画像のパッチデータが記憶されており、CPU127からの指示によりLUT142に上記パッチデータ133を出力する。LUT142はパッチデータ133を入力すると、プリンタ部301で理想的な階調が得られるようにガンマ変換を行って、CMYKの画像データ143をプリンタ部301に出力し、図1を用いて説明したような帯電、露光、現像、転写、定着プロセスを経て測色用のテストパターン1101が出力される。
図4にカラーセンサ71で測色するテストプリント1110上のパッチのテストパターン1101を示す。テストパターン1101は、副走査方向に形成された所定の階調を持ったCMYKとニ次色および三次色を組み合わせたパッチ、グレイパッチ、および4カラーパッチ等で構成されたISO12642テスト画像のパッチパターンである。パッチ212はカラーセンサ71部まで搬送され、カラーセンサ71で順に読み取られる。
センサ制御部123は、CPU127からパッチの読み取り指示を入力すると、以下に示すパッチの読み取り動作を開始する。
センサ制御部123には、LED201〜203を互いに異なる時刻に順次発光させるためのセレクタ機能と、白色板213を用いた白補正後のLED201〜203の光強度をそれぞれ調整するための光量調整機能を有する。LED201〜203の順次発光について実際の動作で説明すると、CPU127から測色命令がセンサ制御部123に入力されると、まずは所定のタイミングでLED201を発光し、パッチ212からの反射光が受光部210により受光される。この受光強度に応じた受光信号が受光部210からA/D変換部128に送られ、ディジタルデータに変換されてカラーセンサ用入力ICCプロファイル格納部121に入力される。このときの受光信号は、LED201の分光強度にほぼ一致する。ただし、厳密には結像レンズ209などの光学系や受光部210の分光感度を考慮する必要がある。
次に、同様にLED202を発光して受光信号がA/D変換部128を介してカラーセンサ用入力ICCプロファイル格納部121に入力され、これがLED203まで繰り返される。このようにしてLED201〜203の分光強度に一致したRGBの受光信号130が、カラーセンサ用入力ICCプロファイル格納部121に入力される。
カラーセンサ入力ICCプロファイル格納部121は、入力したRGBデータ130を色度値としてのL*a*b*139データに変換する。即ち、カラーセンサ用入力ICCプロファイルを用いて、入力機器に依存したRGBデータから、機器に依存しないCIE(国際照明委員会)L*a*b*に変換する。なお、機器に依存しない色空間信号として、CIE1931XYZ表色系へ変換してもよい。
プロファイル作成部122は、出力したISO12642テストフォームのCMYK信号と、カラーセンサ入力ICCプロファイル格納部121で変換されたL*a*b*データを入力して、CMYK→Labの変換表を作成し、これらの情報をもとに逆変換表を作成する(出力ICCプロファイル作成)。
そして作成した出力ICCプロファイルは、出力ICCプロファイル格納部113に格納されているプロファイルと入れ替えられる。
次に図5にカラーセンサ71で測色するテストプリント上のパッチのテストパターン1003を示す。テストパターン1003は、副走査方向に形成された所定の階調を持ったCMYKとニ次色および三次色を組み合わせたパッチ、グレイパッチ、および4カラーパッチ等で構成されたISO12642テスト画像のパッチパターンである。パッチはカラーセンサ71部まで搬送され、カラーセンサ71で順に読み取られる。このとき、図示したように転写材一面目のパターンと二面目にパターンは裏表で、一致しないようにかかれているため、一面目と二面目の各々のパッチの読み取り値は裏写りの影響が無く、適正な色味/濃度を検出可能となる。
次に外部入力I/F125から入力された画像データ131の色変換処理について図3を用いて説明する。
本画像形成装置のスキャナ部109から入力された画像データ131を出力する場合の色変換では、スキャナ部109から外部入力I/F125を介して入力されたRGB信号134が、ICCプロファイル格納部111に送られる。スキャナ部109のプロファイルをあらかじめ記憶している入力ICCプロファイル格納部111においては、RGB→L*a*b*変換が行われる。ICCプロファイルは、入力信号のガンマをコントロールする1次元LUT(ルックアップテーブル)、ダイレクトマッピングといわれる多次色LUT、生成された変換データのガンマをコントロールする1次元LUTで構成されており、これらのテーブルを用いてRGBデータ134からL*a*b*137データに変換する。
L*a*b*データ137に変換された画像信号は、CMM(カラーマネージメントモジュール)112に入力される。ここで入力機器としてのスキャナ部109の読取色空間と、出力機器としてのプリンタ部301の出力色再現範囲のミスマッチをマッピングするGUMAT変換や、入力時の光源種と出力物を観察するときの光源種ミスマッチ(色温度設定のミスマッチとも言う)を調整する色変換や、黒文字判定等が行なわれ、L*a*b*データ137はL*a*b*データ138へ変換される。L*a*b*データ138へ変換された画像信号は、ICC出力プロファイル113に入力され、出力機器に依存したCMYK(Cyan Magenta Yellow Black)信号132へと変換されて空間フィルタ処理部140に出力される。空間フィルタ処理部(出力フィルタ)140は、エッジ強調処理またはスムージング処理を行う。また画像メモリ部141は空間フィルタ処理された画像信号144を一旦記憶し、プリンタ部301の画像形成に同期してLUT142に画像データ145を出力する。LUT142で階調測定が行われたCMYKの画像データ143は、プリンタ部301へ順次送られる。
プリンタ部301は、入力した画像データ143をパルス幅変調(PWM)して、レーザードライバーによりPWMした画像データに応じてレーザを駆動し、所望の画像を出力する。
なお画像処理部101には、スキャナ部109からの画像データの他に外部接続機器からの画像データ131が外部入力I/F125を介して入力される。この場合の画像データ131としては、RGBデータ以外のCMYKや、L*a*b*のデータタイプがある。L*a*b*データ135が入力された場合、CMM112を介して色変換を行う。またCMYKデータ136が入力された場合は、ユーザが任意に色変換を行った可能性が高いため、画像処理部101では新たな色変換を行わずに、CMYKデータ132としてプリンタ部301へ信号を送る。
さらに外部のスキャナと接続する場合には、その外部スキャナに添付されている入力ICCプロファイルをダウンロードしてもよい。
この様にすることで、ユーザは高価なソフト、測色器を購入しなくても、装置本体でプロファイルを作成し、多次色CALを確立することができる。従って、容易に色変換シミュレーションを行うことが可能になり、ユーザビリティーの富んだ画像形成装置を提供することができる。
さらに装置内部の色変換を、作成されたICCプロファイルで行うため、経時変化等に依存されず、色再現性に優れた画像形成装置を提供することができる。
図6は1面目および2面目の多次色CALのフローチャートである。
1面目および2面目の多次色CALが開始されると、まず始めに1面目測定用の両面プリントモードで、図4で示したISO12642テスト画像のテストパターン1101を記録紙の1面目に形成し、図5の表面用のテストプリント1を作成する。
以下に1面目測定用の両面プリントモードによるテストプリント1の画像形成シーケンスについて述べる。給紙カセット61または手差し給紙トレイ61aより給紙された記録紙は、画像形成ステーションまで搬送され、1面目にテストパターン画像が形成される。未定着のテストパターン画像が形成された記録紙は定着ローラ51および加圧ローラ52により定着された後、両面パス107に導くためにフラッパ106が切り替えられ反転部に搬送され反転ローラ105で反転される。両面パス107まで搬送された記録紙は再給紙部108で再給紙された後、画像形成ステーションへと搬送される。この際、通常は記録紙の2面目に画像を形成するが、ここでは1面目のテストパターン1101のみをカラーセンサ71で読み取るため、2面目に形成する画像データは0(画像データ無し)にして、意味のないトナーの消費を行わないようにする。その後記録紙は、再び定着ローラ51および加圧ローラ52で定着された後、フラッパ106で反転部110の反転排紙ローラ111、112で反転されて排紙口から排出される。このようにして1面目に2度の定着が行われたテストパターン画像1101が形成されたテストプリント1が作成されるS1301。
テストプリント1は排紙口より排紙される際に、排紙トレイ手前に配置されたカラーセンサにより1面目に形成されたテストパターン1101が読み取られるS1302。
テストプリント1の測色後、前述した多次色CALに基づいて1面目の色変換プロファイルが作成され、出力ICCプロファイルに設定されるS1303。
次に2面目測定用の両面プリントモードで、テストパターン1101を記録紙の2面目に形成し、図5の裏面用のテストプリント2を作成する。
以下に2面目測定用の両面プリントモードによるテストプリント2の画像形成シーケンスについて述べる。給紙カセット61または手差し給紙トレイ61aより給紙された記録紙は、画像形成ステーションまで搬送される。この際、通常は画像形成が行われるが、先ほどと同様にここでは2面目のテストパターン1101のみをカラーセンサ71で読み取るため、画像データを0(画像データ無し)にして画像形成動作を行う。画像形成ステーションを通過した記録紙は定着ローラ51および加圧ローラ52により定着された後、フラッパ106により反転部110に導かれ反転ローラ105で反転されて両面パス107に搬送される。両面パス107まで搬送された記録紙は再給紙部108で再給紙された後、画像形成ステーションへと再び搬送される。記録紙は画像形成ステーションにて2面目にテストパターン画像が形成され、定着ローラ51および加圧ローラ52により定着された後、排紙口から排出される。このようにして1度定着器を通した記録紙の2面目にテストパターン画像1101が形成されたテストプリント2が作成されるS1304。
テストプリント2はテストプリント1と同様に排紙口より排紙される際に、カラーセンサ71で2面目のテストパターン1101が読み取られるS1305。
テストプリント2の測色後、前述した多次色CALに基づいて2面目の色変換プロファイルが作成され、出力ICCプロファイルに設定されるS1306。
なお、ここでは多次色CALを用いた1面目および2面目の色調整をユーザの操作に応じて行うこととしたが、所定のタイミングで自動的に実行する構成としてもよい。つまり、あらかじめ装置の色再現性が不安定になると考えられる状況が分かれば、そのタイミングで、自動的に1、2面目の多次色CALを実行する制御を行えばよい。
色再現性が低下する要因として1ユニットのみを交換したときなどのメンテナンス時、長期間使用しなかったときの電源ON時、現像剤の耐久劣化時など様々なものが考えられる。そこでここでは、以下のような条件で、自動的に1、2面目の多次色CALを実行することとする。
・電源ON時
・電源ON時から100枚目出力後、
・前扉開閉時、
・40K経過後1K毎、
なお、本発明にかかる1、2面目の多次色CALタイミングは、上記4つに限定されるものではない。
このように色再現性が不安定になる条件をあらかじめ登録しておき、自動的に制御することにより、ユーザの手を煩わすことがなくなり、さらなるユーザビリティーに富んだ画像形成装置を提供することができる。
(実施例2)
本実施例においては、短期的、長期的、その他さまざまな要因で発生する1面目および2面目の画像濃度および階調再現性の変動を有効に補正し安定した画像を形成することを目的に、記録材上に形成したテストパターンの濃度を読み取って、テストパターンの特性に基づいて画像形成条件を制御する濃度/階調キャリブレーション(以下、濃度/階調CALと述べる)について説明する。なお、上記第1の実施例と構成および機能が同じものには同符号を付けて説明を省略する。
図7は本実施例の画像形成装置のブロック図である。
本画像形成装置のスキャナ部109で出力された画像データ131は、外部入力I/F125を介して画像形成処理部101に入力される。スキャナ部109からの画像データ131のデータタイプとしてRGBデータ134を用いて説明する。LOG変換部(光量/濃度変換部)206はルックアップテーブル(LUT)RAMで構成され、スキャナ部109で出力されたRGB134の画像データをYMC1207の画像データに変換する。マスキング及びUCR回路208は、入力されたCMYデータ1207の3原色信号により黒信号(K)を抽出し、さらにプリンタ部301での記録色材の色濁りを補正する演算を施して、CMYK132の画像データを出力する。
光学濃度変換部1201は、カラーセンサで読み取ったRGB130の画像データを変換用のLUTを用いてCMYKの光学濃度に換算する。コントラスト電位制御部1202は得られた濃度データ1209を入力して、コントラスト電位を算出するとともに、算出したコントラスト電位が得られるようにグリッド電位および現像バイアス電位などを設定するためのデータをプリンタ部301へ出力する。またLUT作成部1203は、CPU127からの指示により入力した濃度データ1209から線型な階調特性を得るためのLUT142の内容を作成し、設定するもので以下で詳細に説明する。
なお、本画像形成装置は上述したスキャナ109以外の機器も接続することが可能であり、接続された外部接続機器からの画像データを外部入力I/F125を介して入力することが可能である。
以下に濃度/階調CAL制御について図8のフローチャートを用いて説明する。
操作部126から濃度/階調CAL制御の指示がCPU127に入力されると、パターンジェネレータ124は濃度/階調CAL用のテストパターンデータをプリンタ部301へ出力し、濃度測定用テストプリントが上述した画像形成工程に従い出力される(S101)。この濃度測定用テストプリントの画像形成時のコントラスト電位(後述)は、環境に応じた標準状態のものを初期値として登録しておき、これを用いる。テストパターン1003は図9に示すようにY、M、C、Kの4色分の中間階調濃度からなるパターン1001とY、M、C、Kの各色の最大濃度パッチ(濃度信号255レベル)からなるパッチパターン1002で形成される。
濃度測定用テストプリント上のテストパターンは、排紙口手前に配置されたカラーセンサ71で読み取られ、得られたRGB値を変換用のLUTを用いて光学濃度に換算する。前記LUTには、式(2)を用いて算出した係数があらかじめ設定されている。補正係数(k)は光学濃度が得られるように調整されている。
C=-kc×log10(R/255)
M=-km×log10(G/255) (2)
Y=-ky×log10(B/255)
Bk=-kbk×log10(G/255)
次に得られた濃度情報から、最大濃度を補正する方法を説明する。
図10に相対感光ドラム表面電位と上述の演算により得られた画像濃度の関係を示す。
その時点で用いたコントラスト電位、すなわち現像バイアス電位から一次帯電された後に、プリンタ部301の各色の半導体レ−ザの最大レベルを発光した時の感光ドラム1a、1b、1c、1dの表面電位の差が、aという設定で得られた最大濃度がDaであった場合、最大濃度の濃度域では、相対ドラム表面電位に対して画像濃度が実線Lに示すようなリニアに対応することがほとんどである。但し、二成分現像系では現像器内のトナ−濃度が変動して下がってしまった場合、破線Nのように最大濃度の濃度域で非線型特性になってしまう場合がある。従って、ここでは最終的な最大濃度の目標値を1.6としているが、0.1のマ−ジンを見込んで1.7を最大濃度を合わせる制御の目標値に設定して制御量を決定した。なお、ここでのコントラスト電位bは次式(3)を用いて求めている。
b=(a+ka)×1.7/Da (3)
ここで、kaは補正係数であり、現像方式の種類によって値を最適化するのが好ましいS103。
次にコントラスト電位から、グリッド電位と現像バイアス電位を求める方法について簡単に説明する。
図11にグリッド電位と感光ドラム表面電位の関係の1例を示す。
グリッド電位を-300Vに設定して、半導体レ−ザの発光パルスレベルを最小にして走査した時の表面電位Vd、半導体レーザの発光パルスレベルを最大にした時の表面電位Vlを表面電位計101〜104で測定する。同様にグリッド電位を-700Vに設定した時のVd、Vlを測定する。-300Vのデ−タと-700Vのデ−タとを補間、外挿することでグリッド電位と感光ドラム表面電位の関係は求めることができる。この電位データを求めるための制御を電位測定制御と呼ぶ。
Vdから画像上にカブリトナ−が付着しないように設定されたVback(ここでは150Vに設定)の差を設けて現像バイアスVdcを設定する。コントラスト電位Vcontは現像バイアスVdcとVlの差分電圧であり、このVcontが大きい程最大濃度が大きくとれるのは上述した通りである。
計算で求めたコントラスト電位bにするためには、図11の関係より何Vのグリッド電位が必要か、そして何Vの現像バイアス電位が必要かは計算で求めることができる。
ここでは最大濃度を最終的な目標値より0.1高くなるようにコントラスト電位を求め、そのコントラスト電位が得られるようにグリッド電位および現像バイアス電位を設定する(S104)。
図12は原稿の濃度が再現される特性を示す特性変換チャートである。
第I領域は、原稿濃度が濃度信号に変換されるカラーセンサ71の特性を示し、第II領域は濃度信号をレーザ出力信号に変換するためのLUT142の特性を示している。また、第III領域はレーザ出力信号から出力濃度に変換するプリンタの特性を示している。また、最大濃度を最終目標値より高めに設定する上記制御により第III象限のプリンタ特性図は実線Jのようになる。もし仮に、このような制御を行なわない時、破線Hのような目標濃度1.6に達しないプリンタ特性になる可能性がある。破線Hのプリンタ特性の場合、LUT142をどのように設定しても、LUT142は最大濃度を上げる能力は持ち合わせていないので、濃度DHと1.6の間の濃度は再現不可能となる。第IV領域は原稿濃度と記録濃度の関係を示しており、この特性は実施例の複写機における全体的な階調特性を表している。
以下にLUT142の役割及び階調を補正する方法について説明する。
図12に示されるように、この画像形成装置では、第IV領域の階調特性を線型にするために、第III領域のプリンタ部の記録特性が曲っている分を第II領域のLUT142によって補正している。LUT142は第III領域の特性の入出力関係を入れ換えるだけで、容易に作成できる。
なお、本例では、階調数は8bitのデジタル信号で処理しているので、256階調である。
次に、先ほど出力した濃度測定用テストプリントと同様にパターンジェネレータ124からパターンデータをプリンタ部301に出力して、階調測定用テストプリントを出力する(S105)。なお、階調測定用テストプリントを出力する際は、LUT142は作用させないで画像形成を行なう。
階調測定用テストプリントは図13に示すように、Y、M、C、Kの各色で64階調分のグラデーションのパッチ群により成り立ち、ここでの64階調パッチは、全部で256階調あるうちの、低濃度領域を重点的に割り当てている。このようにすることで、ハイライト部における階調特性を良好に調整することができる。
図13において、1501は解像度200lpi(lines/inch)のパッチ、1502は400lpiのパッチである。各解像度の画像を形成するためには、各色のパルス幅変調器において、処理の対象となっている画像データとの比較に用いられる三角波の周期を複数用意することによって実現できる。なお、本画像形成装置は、階調画像は200lpiの解像度で、文字等の線画像は400lpiの解像度で作成している。この2種類の解像度で同一の階調レベルのパターンを出力しているが、解像度の違いで階調特性が大きく異なる場合には、解像度に応じて先の階調レベルを設定するのがより好ましい。
また、出力した階調測定用テストプリントは前述した最大濃度測定方法と同様の手順を踏む。
カラーセンサ71で読み取って補正された濃度値は、レ−ザ出力レベルと、階調パタ−ンの作成位置とを対応させて、レ−ザ出力レベルと濃度の関係をメモリ−に取り込む。(S106)
この段階で、図12の第III象限に示したプリンタ特性を求めることができ、プリンタ特性の入出力関係を入れ換えることにより、このプリンタのLUT142を決定することができ、設定をおこなう。(S107)
LUT142を計算で求める際に、パッチパタ−ンの階調パタ−ン数しかデ−タがないので、濃度信号の0から255まで全レベルに対して、レ−ザ出力レベルが対応できるように、途中の不足しているデ−タは、補間を行なうことにより生成している。
上記制御により線型な階調特性を得る事ができる。
さて、上記濃度/階調CALにより最大濃度、および階調の補正が行なわれる。本実施例の電子写真方式の画像形成装置おいては最大の濃度の変化と階調特性の変化は同様に生じるものではない。前述のように最終的な最大濃度の目標値は1.6としているが、最大濃度を合わせる制御の目標値は0.1のマ−ジンを見込んで1.7に設定してある。これによって例えば他の、環境に応じた標準状態のVcont等を設定する環境制御、現像剤のトナー濃度制御等によって最大濃度は目標値近傍にほぼ制御される。しかしながらかなり長期的には現像剤の耐久劣化、画像形成プロセスに係わる各種ユニットのメカニカルな変化等によって、あるいは現像剤の交換、その他各種ユニットの交換等により上記多の制御とのミスマッチが生じ、目標の最大濃度が得られなくなる場合が生じる。このような場合に、最大濃度の補正が有効となる。
また、前述した階調特性に関しても、上記他の制御等によりほぼ安定に推移するものであるが、環境の急峻な変化、感光ドラムの光減衰特性の感度変化等によってはその変化が許容範囲を超える場合が前記最大濃度の変化に対して比較的短期的に発生しうる。特に本実施例の画像形成装置に代表されるカラー画像形成装置においては、僅かな階調特性の変化であってもグレーバランスが崩れ、その使用目的によっては画像品質が不十分となる場合が有りうる。このような場合に、階調の補正が有効となる。
図14は、1面目および2面目の濃度/階調CALのフローチャートである。
1面目および2面目の濃度/階調CALが開始されると、まず始めに1面目濃度測定用の両面プリントモードで、図9で示した濃度測定用のテストパターン1003を記録紙の1面目に形成し、濃度測定用テストプリント1を作成する。
次に図15にカラーセンサ71で測色するテストプリント上のパッチのテストパターン1002、1003を示す。テストパターン1002、1003は、副走査方向に形成された所定の階調を持ったCMYKとニ次色および三次色を組み合わせたパッチ、グレイパッチ、および4カラーパッチ等で構成されたISO12642テスト画像のパッチパターンである。パッチはカラーセンサ71部まで搬送され、カラーセンサ71で順に読み取られる。このとき、図示したように転写材一面目のパターンと二面目にパターンは裏表で、一致しないように転写材の前記一面目のパターンと二面目が(透かして見ると)交互となるようにパターンを形成する事で、前記一面目のパターンと二面目にパターンは、一致しないように(裏写りの影響が無きように)パターンデータを記録紙上に形成するため一面目と二面目の各々のパッチの読み取り値は裏写りの影響が無く、適正な色味/濃度を検出可能となる。図中1001(表)〜1003(表)、1002Y(表)1002M(表)1002C(表)1002Kは転写材一面目(表側)に形成したパターンを示し、中1001(裏)〜1003(裏)、1002Y(裏)1002M(裏)1002C(裏)1002Kは転写材一面目(裏側)に形成したパターンを示したものである。
以下に1面目測定用の両面プリントモードによるテストプリント1の画像形成シーケンスは、実施例1で述べた測色用テストプリント1の作成時と同様であり、1面目に2度の定着が行われた図15の表面用のテストパターン画像1003が形成されたテストプリント1が作成されるS1311。
濃度測定用テストプリント1は排紙口より排紙される際に、排紙トレイ手前に配置されたカラーセンサ71により1面目に形成されたテストパターン1001が読み取られるS1312。
テストプリント1の濃度測定後、前述した濃度/階調CALの最大濃度補正に基づいて1面目のコントラスト電位が算出され、算出値に応じたグリッド電位および現像バイアス電位が設定されるS1313。
次に、1面目測定用の両面プリントモードで階調測定用のテストプリント2を作成する。画像形成シーケンスはテストプリント1の作成時と同様であるが、パターンデータとして階調測定用のテストパターン画像1503が使用されるS1314。
階調測定用テストプリント2はテストプリント1と同様に、排紙口より排紙される際に、排紙トレイ手前に配置されたカラーセンサ71により1面目に形成されたテストパターン1503が読み取られるS1315。
テストプリント2の階調測定後、前述した濃度/階調CALの階調補正に基づいて1面目のLUT142の内容が作成され、LUT142に設定されて1面目の画像形成の際のLUTとして使用されるS1316。
次に2面目測定用の両面プリントモードで、テストパターン1003を記録紙の2面目に形成し、濃度測定用テストプリント3を作成する。画像形成シーケンスは、実施例1で述べた測色用テストプリント2の作成時と同様であり、1度定着器を通した記録紙の2面目に図15の裏面用のテストパターン画像1003が形成されたテストプリント3が作成されるS1317。
テストプリント3は、テストプリント1およびテストプリント2と同様に排紙口より排紙される際に、カラーセンサ71で2面目のテストパターン1003が読み取られるS1318。
テストプリント3の濃度測定後、前述した濃度/階調CALの最大濃度補正に基づいて2面目のコントラスト電位が算出され、算出値に応じたグリッド電位および現像バイアス電位が設定されるS1319。
次に、2面目測定用の両面プリントモードで階調測定用のテストプリント4を作成する。画像形成シーケンスはテストプリント3の作成時と同様であるが、パターンデータとして階調測定用のテストパターン画像1503が使用されるS1320。
階調測定用テストプリント4はテストプリント1〜3と同様に、排紙口より排紙される際に、排紙トレイ手前に配置されたカラーセンサ71により1面目に形成されたテストパターン1503が読み取られるS1321。
テストプリント4の階調測定後、前述した濃度/階調CALの階調補正に基づいて2面目のLUT142の内容が作成され、LUT142に設定されて2面目の画像形成の際のLUTとして使用されるS1322。
なお、ここでは濃度/階調CALをユーザの操作に応じて行うこととしたが、多次色CALと同様に所定のタイミングで自動的に実行する構成としてもよい。
又、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本画像形成装置の概略断面図を示す図である。 カラーセンサ71周辺の詳細な構成を示す図である。 実施例1の画像形成装置のブロック図である。 カラーセンサ71で測色するテストプリント1110上のパッチのテストパターン1101を示す。 転写材一面目のパターンと二面目のパターンが裏表で一致しないように形成されたテストパターンの一例図である。 1面目および2面目の多次色CALのフローチャートである。 実施例2の画像形成装置のブロック図である。 濃度/階調CAL制御のフローチャートである。 Y、M、C、Kの4色分の中間階調濃度からなるパターンとY、M、C、Kの各色の最大濃度パッチ(濃度信号255レベル)からなるパッチパターンで形成されるテストパターン図である。 相対感光ドラム表面電位と画像濃度の関係を示す。 グリッド電位と感光ドラム表面電位の関係を示す。 原稿の濃度が再現される特性を示す特性変換チャートである。 Y、M、C、Kの各色で64階調分のグラデーションのパッチ群からなる階調測定用テストプリントである。 1面目および2面目の濃度/階調CALのフローチャートである。 転写材一面目のパターンと二面目のパターンが裏表で一致しないように形成されたテストパターンの他の一例図である。
符号の説明
71 カラーセンサ
101 画像処理部
111 入力ICCプロファイル格納部
112 カラーマネージメントモジュール(CMM)
113 出力ICCプロファイル格納部
121 カラーセンサ用入力ICCプロファイル格納部
122 プロファイル作成部
1202 コントラスト電位制御部
1203 LUT作成部

Claims (8)

  1. 画像データに応じて像但持体上に静電潜像を形成し、前記像但持体上の静電潜像を現像して現像材像を形成し、該現像材像を記録材上に転写する画像形成手段と、
    前記記録材上に転写した現像材像を加熱溶融して記録材上に定着する定着手段と、
    パターンデータに基づいて前記画像形成手段により記録材の1面目および2面目に形成したパターンを読み取るパターン読取手段と、前記パターン読み取り手段で読み取った1面目と2面目のパターンの特性に基づいて1面目と2面目の画像形成条件をそれぞれ制御する制御手段と、前記制御手段は、前記1面目のパターン特性に基づいて前記1面目の画像形成条件を補正し、前記2面目のパターン特性に基づいて前記2面目の画像形成条件を補正する補正手段を有する画像形成装置において、前記一面目のパターンと二面目にパターンは裏表で、一致しないように(裏写りの影響が無きように)パターンデータを記録紙上に形成するパターン形成手段を有する事を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記パターン読取手段は、前記定着手段の後段に配置され、前記第1と第2のパターンの色濃度に応じて光吸収量が所定の割合で変化する波長領域の検知光を出射する光源と、前記検知光の前記パターンからの反射光を受光する受光部を備えた構成を有する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記パターン形成手段で形成されるパターンは、記録材が前記パターン読み取り手段を通過する際、転写材の前記一面目のパターンと二面目共に転写材の送り方向(副走査方向)に対して転写材先端から所定の距離Tに形成し、かつ一面目、二面目共に副走査方向に対して用紙の先端側1/2にパターンを形成する事で、前記一面目のパターンと二面目にパターンは、一致しないように(裏写りの影響が無きように)パターンデータを記録紙上に形成するパターン形成手段を備えた事を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記パターン形成手段で形成されるパターンは、記録材が前記パターン読み取り手段を通過する際、転写材の前記一面目のパターンと二面目共に転写材の送り方向(副走査方向)に対して転写材先端から所定の距離Tに形成し、かつ一面目、二面目共に副走査方向に対して用紙の後端側1/2にパターンを形成する事で、前記一面目のパターンと二面目にパターンは、一致しないように(裏写りの影響が無きように)パターンデータを記録紙上に形成するパターン形成手段を備えた事を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記パターン形成手段で形成されるパターンは、記録材が前記パターン読み取り手段を通過する際、転写材の前記一面目のパターンと二面目が(透かして見ると)交互となるようにパターンを形成する事で、前記一面目のパターンと二面目にパターンは、一致しないように(裏写りの影響が無きように)パターンデータを記録紙上に形成するパターン形成手段を備えた事を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記パターン読取手段で読み取ったパターンの濃度値を求める濃度算出手段を有し、前記パターンデータと濃度値との関係に基づいて、濃度変換テーブルを作成するテーブル作成手段と、前記濃度変換テーブルを用いて濃度変換を行なう濃度変換手段を有し、
    前記パターン読取手段で読み取った1面目のパターンの濃度値より作成した濃度変換テーブルにより1面目の濃度変換手段を補正し、前記パターン読取手段で読み取った2面目のパターンの濃度値より作成した濃度変換テーブルにより2面目の濃度変換手段を補正することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記パターン読取手段で読み取ったパターンの色度値を求める色度値算出手段を有し、前記パターンデータと前記色度値との関係に基づいて色変換プロファイルを作成するプロファイル作成手段と、前記色変換手段プロファイルを用いて色変換を行う色変換手段を有し、
    前記パターン読取手段で読み取った1面目のパターンの色度値より作成された色変換プロファイルにより1面目の色変換手段を補正し、前記パターン読取手段で読み取った2面目のパターンの色度値より作成された色変換プロファイルにより2面目の色変換手段を補正することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成装置は、前記記録材の2面目に画像を形成するために、前記定着手段により定着された記録材を前記画像形成手段へ搬送する搬送手段を備え、前記画像形成装置は、第1の記録材の1面目にパターンを形成した後、前記搬送手段で搬送して、2面目の画像を形成した後の1面目のパターンを読み取り、さらに第2の記録材の1面目に画像を形成した後、前記搬送手段で搬送して、2面目にパターンを形成した後の2面目のパターンを読み取ることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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