JP2005132035A - インクジェットヘッド - Google Patents
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Abstract
【課題】 融着封止した洗浄用配管の再利用を可能にすることである。
【解決手段】 インクジェットヘッドには、インクの吐出口を一端面に有するインクジェットヘッドチップと、インクジェットヘッドチップの側部に取り付けられ、インクをインクジェットヘッドチップにまで導くマニホールドとが備えられている。マニホールドには、インクジェットヘッドチップにインクを供給するインク流路と、インク流路内を洗浄するために、インク流路に連通して、外方に向かって延出する洗浄用配管が備えられている。この洗浄用配管は融着封止及び封止解除切断が少なくとも一回行える長さに形成されている。
【選択図】 図4
【解決手段】 インクジェットヘッドには、インクの吐出口を一端面に有するインクジェットヘッドチップと、インクジェットヘッドチップの側部に取り付けられ、インクをインクジェットヘッドチップにまで導くマニホールドとが備えられている。マニホールドには、インクジェットヘッドチップにインクを供給するインク流路と、インク流路内を洗浄するために、インク流路に連通して、外方に向かって延出する洗浄用配管が備えられている。この洗浄用配管は融着封止及び封止解除切断が少なくとも一回行える長さに形成されている。
【選択図】 図4
Description
本発明は、インクジェットヘッドに係り、特にインクをフィルタで濾過して吐出するインクジェットヘッドに関する。
従来より、用紙やプラスチック薄板等の記録媒体にインクを吐出して所定の画像を記録するインクジェットプリンタが提案され、実用化されている。インクジェットプリンタは、ノズル(インクの吐出口)を有するインクジェットヘッドを備えており、かかるインクジェットヘッドを所定の方向に移動させながら吐出口から記録媒体に向けてインクを吐出することにより、記録媒体に所定の画像を記録している。
このようなインクジェットヘッドにおいては、インクの吐出口を一端面に有するインクジェットヘッドチップと、インクジェットヘッドチップの側部に取り付けられ、インクをインクジェットヘッドチップにまで導くマニホールドとが設けられている。このマニホールドには、インクジェットヘッドを組み立てて使用するまでの間に、内部に進入した埃などのゴミを洗浄する洗浄用配管が設けられている。洗浄用配管は、インクジェットヘッドが使用されるまでの間、マニホールド内部に連通しているが、洗浄後においては融着封止されるために洗浄できないようになっている(例えば特許文献1参照)。
特開2001−315341号公報
近年、インクジェットヘッドの組立直後だけでなく、メンテナンス時やリサイクル時においても、マニホールド内部の洗浄が必要となっているために、一旦融着封止した洗浄用配管を再利用することが望まれている。
本発明の課題は、融着封止した洗浄用配管の再利用を可能にすることである。
請求項1記載の発明におけるインクジェットヘッドは、
インクの吐出口を一端面に有するインクジェットヘッドチップと、
前記インクジェットヘッドチップの側部に取り付けられ、インクを前記インクジェットヘッドチップにまで導くマニホールドとを備え、
前記マニホールドは、
前記インクジェットヘッドチップにインクを供給するインク流路と、
前記インク流路内を洗浄するために、前記インク流路に連通して、外方に向かって延出する洗浄用配管を備え、
前記洗浄用配管は融着封止及び封止解除切断が少なくとも一回行える長さに形成されていることを特徴としている。
インクの吐出口を一端面に有するインクジェットヘッドチップと、
前記インクジェットヘッドチップの側部に取り付けられ、インクを前記インクジェットヘッドチップにまで導くマニホールドとを備え、
前記マニホールドは、
前記インクジェットヘッドチップにインクを供給するインク流路と、
前記インク流路内を洗浄するために、前記インク流路に連通して、外方に向かって延出する洗浄用配管を備え、
前記洗浄用配管は融着封止及び封止解除切断が少なくとも一回行える長さに形成されていることを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、洗浄用配管が、融着封止及び封止解除切断が少なくとも一回行える長さに形成されているので、洗浄用配管の融着封止された部分を切断して封止を解除することができ、洗浄用配管の再利用が可能となる。
本発明によれば、洗浄用配管の融着封止された部分を切断して封止を解除することができ、洗浄用配管の再利用が可能となる。
以下に本実施形態について図面を参照して説明する。以下は本発明の一実施形態であって本発明を限定するものではない。
まず図1を参照して、本実施形態のインクジェットプリンタの全体構成について説明する。図1はインクジェットプリンタの全体構成図である。
まず図1を参照して、本実施形態のインクジェットプリンタの全体構成について説明する。図1はインクジェットプリンタの全体構成図である。
インクジェットプリンタ1は、記録媒体Pに対してインクを吐出し、記録媒体P上に画像を記録するものである。インクジェットプリンタ1には、図示しない搬送手段が備わっており、この搬送手段が記録媒体Pを、図1における記録領域Cを通過させながら主走査方向Aと直交した副走査方向に搬送するようになっている。
記録領域Cの上方には、主走査方向Aに沿って延在するキャリッジレール2が配置されていて、このキャリッジレール2には、キャリッジレール2によって案内されるキャリッジ3が移動自在に設けられている。
キャリッジ3は、記録媒体Pに対してインクを吐出するインクジェットヘッド4を搭載し、キャリッジレール2に沿ってホームポジション領域Bからメンテナンス領域Dにかけて矢印A方向に移動するようになっている。
本実施形態に係るインクジェットプリンタ1では、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の4色のインクを吐出できるよう、合計で4個のインクジェットヘッド4がキャリッジ3に設置されている。本実施形態においては、2個のインクジェットヘッド4,4が前後方向に1列に配置されていて、この前後に並んだインクジェットヘッド4,4の中央の両側方にその他の2個のインクジェットヘッド4,4が配置されている。
これら各インクジェットヘッド4には、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色のインクを貯蔵するインクタンク5が、それぞれインク供給用ポンプ(図示省略)及びインク供給管6を介して連結されている。つまり、インクタンク5内のインクは、インク供給管6によって各インクジェットヘッド4に供給されるようになっている。
メンテナンス領域Dには、インクジェットヘッド4に対してメンテナンスを行うメンテナンスユニット7が設けられている。このメンテナンスユニット7には、インクジェットヘッド4の吐出面を覆って、吐出口内のインクを吸引するための複数の吸引キャップ8と、吐出面に付着したインクを拭き取る清掃ブレード9と、インクジェットヘッド4から空吐出されたインクを受けるインク受器10と、吸引ポンプ11と、廃インクタンク12とが設けられている。
吸引キャップ8は吸引ポンプ11を介して廃インクタンク12と連通しており、メンテナンス動作時には上昇してインクジェットヘッド4の吐出面を覆うようになっている。吸引キャップ8,8,…は、上述のように上昇した時に全てのインクジェットヘッド4の吐出面を覆うことができるよう、各インクジェットヘッド4に対応するように4個配列されている。
吸引ポンプ11はシリンダーポンプやチューブポンプを有して構成されていて、吸引キャップ8が吐出面を覆った状態で作動することにより、吐出口からインクジェットヘッド4内部のインクを異物とともに吸引するための吸引力を発生するようになっている。
吸引ポンプ11はシリンダーポンプやチューブポンプを有して構成されていて、吸引キャップ8が吐出面を覆った状態で作動することにより、吐出口からインクジェットヘッド4内部のインクを異物とともに吸引するための吸引力を発生するようになっている。
ホームポジション領域Bには、インクジェットヘッド4を保湿する保湿ユニット13が設けられている。保湿ユニット13には、インクジェットヘッド4が待機状態にあるとき、吐出面を覆うことでインクジェットヘッド4のインクを保湿する4個の保湿キャップ14が設けられている。これら4個の保湿キャップ14,14,…は、4個のインクジェットヘッド4の吐出面を同時に覆うことができるよう、インクジェットヘッド4の配列に対応して配列される。
制御部は、CPU(中央演算装置)と、メモリとを有して構成され、インクジェットプリンタ1の各構成要素を制御するようになっている。メモリには、記録媒体Pに形成する画像のデータや、インクジェットプリンタ1の各構成要素を制御するためのプログラムが記憶されており、このメモリ内の画像データやプログラムに基づいて各構成要素に制御信号を送信するようになっている。
次に、図2〜図5を参照してインクジェットヘッド4について説明する。
図2は本実施形態のインクジェットヘッド4の分解斜視図であり、この図2に示すように、本実施形態のインクジェットヘッド4には、インクを吐出する2枚のインクジェットヘッドチップ(以下「ヘッドチップ」と称す。)41が重ねて設けられている。ヘッドチップ41は長尺な外形をしていて、その下端面(吐出面)には多数の吐出口が配列されている。また、重ねられた2枚のヘッドチップ41のそれぞれの外側面には略方形状のインク供給口43が設けられていて、インク供給口43と吐出口とがインク流路(図示略)を介して連通するようになっている。インク流路の一部は圧力室を形成しており、図示しない圧電素子の作用により圧力を変動させて、インク滴を吐出口から吐出させる構造になっている。そして、ヘッドチップ41には、各圧電素子に対して制御部からの制御信号を送信する2組のヘッド駆動基板46のそれぞれが、フレキシブル配線板47を介して各圧電素子に接続されている。
図2は本実施形態のインクジェットヘッド4の分解斜視図であり、この図2に示すように、本実施形態のインクジェットヘッド4には、インクを吐出する2枚のインクジェットヘッドチップ(以下「ヘッドチップ」と称す。)41が重ねて設けられている。ヘッドチップ41は長尺な外形をしていて、その下端面(吐出面)には多数の吐出口が配列されている。また、重ねられた2枚のヘッドチップ41のそれぞれの外側面には略方形状のインク供給口43が設けられていて、インク供給口43と吐出口とがインク流路(図示略)を介して連通するようになっている。インク流路の一部は圧力室を形成しており、図示しない圧電素子の作用により圧力を変動させて、インク滴を吐出口から吐出させる構造になっている。そして、ヘッドチップ41には、各圧電素子に対して制御部からの制御信号を送信する2組のヘッド駆動基板46のそれぞれが、フレキシブル配線板47を介して各圧電素子に接続されている。
2枚のヘッドチップ41の両側部には、外部からのインクをヘッドチップ41に供給する2組のマニホールド48a,48bが取り付けられている。図3及び図4は、2組のマニホールド48a,48bのそれぞれの斜視図である。図3及び図4に示すように、マニホールド48a,48bのヘッドチップ41に対峙する面には、インク供給口43に連結されてインクを供給するための連結部49a,49bが設けられている。この連結部49a,49bは、インク供給口43と略同形状に外形が形成されていて、その内部には、インク流路となる第1凹部491a,491bが設けられている。また、連結部49a,49bには、第1凹部491a,491bを上下方向に分割しながら、分割された第1凹部491a,491bの上側部分と下側部分との連通を確保する分割壁492a,492bが、水平に沿うように板状に形成されている。また、連結部49a,49bの後側上部には、略L字状に形成された遮断壁493a,493bが設けられており、この遮断壁493a,493bによって第1凹部491a,491bから遮断される第2凹部494a,494bが形成されている。
また、連結部49a,49bの後方には、第1凹部491a,491b及び第2凹部494a,494bから遮断された第3凹部50a,50bが設けられている。
また、連結部49a,49bの後方には、第1凹部491a,491b及び第2凹部494a,494bから遮断された第3凹部50a,50bが設けられている。
マニホールド48a,48bの前端部には、第1凹部491a,491bの下側部分に連通して、第1凹部491a,491b内にインクを注入する注入口481a,481bが設けられている。この注入口481a,481bの上方には、第1凹部491a,491bの上側部分に連通する第1連通口482a,482bが設けられている。これら注入口481a,481b及び第1連通口482a,482bは、注入口481a,481bの方が前方に位置するように前後方向にずれている。そして、注入口481a,481bの前下方には、インクを受けて注入口481a,481bに案内するインク受け部483a,483bが略水平に設けられており、第1連通口482a,482bの前下方には、第1連通口482a,482bの第1床部484a,484bが略水平に延出している。この第1床部484a,484b及びインク受け部483a,483bにおけるヘッドチップ41の反対側には、垂直な第1側壁485a,485bが形成されている。
マニホールド48a,48bの後端部には、第3凹部50a,50bに連通して、インク流路内部を洗浄するための洗浄用配管486a,486bが、外方に向けて延出するように設けられている。この洗浄用配管486a,486bは、インクジェットヘッド4の組立直後にインク流路内部を洗浄するものであるために、洗浄が施されたあとには融着封止されるようになっている。そして、メンテナンス時やリサイクル時においても再度この洗浄用配管486a,486bを利用してインク流路内部を洗浄する場合に備えて、融着封止された部分を切断して開封(封止解除切断)できるようになっている。したがって、洗浄用配管486a,486bの長さは、少なくとも一回融着封止及び封止解除切断が行えるように設定されている。詳細に説明すると、一回の融着封止及び封止解除切断に必要な長さをLとすれば、洗浄用配管486a,486bの長さは少なくともL以上に設定されている。また、1つのインクジェットヘッド4に対して最低限必要な洗浄回数が設定されている場合には、その洗浄回数をNとすれば、洗浄用配管486a,486bの長さはL×N以上に設定されている。ここで、マニホールド48a,48bが樹脂で形成されている場合の一回の融着封止及び封止解除切断に必要な長さLは1〜2mmの範囲内の値である。
また、洗浄用配管486a,486bの孔の断面積は、大きすぎるとデッドスペースとなるために小さい方がよいが、小さすぎると洗浄効率が落ちるために、0.2〜2.0mm2の範囲の値であることが好ましい。その際の洗浄用配管486a,486bの樹脂部分の断面積は、孔の断面積の1〜3倍であることが好ましい。
また、洗浄用配管486a,486bの孔の断面積は、大きすぎるとデッドスペースとなるために小さい方がよいが、小さすぎると洗浄効率が落ちるために、0.2〜2.0mm2の範囲の値であることが好ましい。その際の洗浄用配管486a,486bの樹脂部分の断面積は、孔の断面積の1〜3倍であることが好ましい。
洗浄用配管486a,486bの上方には、第2凹部494a,494bに連通する第2連通口487a,487bが設けられている。第2連通口487a,487bの後下方には、第2連通口487a,487bの第2床部488a,488bが略水平に延出している。この第2床部488a,488bにおけるヘッドチップ41の反対側には、垂直な第2側壁489a,489bが形成されている。
そして、マニホールド48a,48bの前端部及び後端部には、ヘッドチップ41を挟んで固定するための係合片490a,490bが設けられていて、一方のマニホールド48aの係合片490aと他方のマニホールド48bの係合片490bとが係合することで、2組のマニホールド48a,48bがヘッドチップ41に取り付けられるようになっている。
マニホールド48a,48bの連結部49a,49bには、第1凹部491a,491b及び第2凹部494a,494bを覆って、分割壁492a,492b及び遮断壁493a,493bに接触するフィルタ51a,51b(図3及び図4では点線で表示)が設けられる。このフィルタ51a,51bは、マニホールド48a,48bがヘッドチップ41に取り付けられると、ヘッドチップ41のインク供給口43を覆うようになっている。ここで、インク供給口43とフィルタ51a,51bの間には隙間52a,52b(図6参照)があって、この隙間52a,52bは、フィルタ51a,51bによって濾過されたインクをインク供給口43まで導くインク流路となる。
ヘッドチップ41の下部には、図2に示すように、吐出面が露出するようにマニホールド48a,48b及びヘッドチップ41を保持する図示しない保持板が取り付けられている。
また、インクジェットヘッド4には、図2に示すように、上記したヘッドチップ41、マニホールド48a,48b、ヘッド駆動基板46、保持板などのインクジェットヘッド4の構成要素が取り付けられ固定される筐体フレーム54が設けられており、この筐体フレーム54は図示しないカバーによって覆われている。
図5は筐体フレーム54の下面図であり、この筐体フレーム54の下端部には、マニホールド48a,48bの両側部を覆う2枚の側板55が形成されている。そして、筐体フレーム54の前端部には、マニホールド48a,48bのインク受け部483a,483bの前端部に密着する第1密着壁56と、第1密着壁56の後方で、マニホールド48a,48bの第1床部484a,484bの前端部に密着する第2密着壁57とが、2枚の側板55の間に設けられている。第1密着壁56及び第2密着壁57の両端と側板55との間には、マニホールド48a,48bの第1側壁485a,485bが進入できるだけの間隔H1が形成されていて、この間隔H1内に第1側壁485a,485bが進入すると、第1密着壁56及び第2密着壁57の両端に第1側壁485a,485bが密着するようになっている。
また、筐体フレーム54の後端部には、マニホールド48a,48bの第2床部488a,488bの後端部に密着する第3密着壁58が、2枚の側板55の間に設けられている。第3密着壁58の両端と側板55との間には、マニホールド48a,48bの第2側壁489a,489bが進入できるだけの間隔H2が形成されていて、この間隔H2内に第2側壁489a,489bが進入すると、第3密着壁58の両端に第2側壁489a,489bが密着するようになっている。
ここで、マニホールド48a,48bの第1側壁485a,485b、インク受け部483a,483b、第1密着壁56及び第2密着壁57によって形成される空間をインク供給用空間I(図6参照)と称すると、このインク供給用空間Iはマニホールド48a,48bの注入口481a,481bに連通することになる。そして筐体フレーム54には、インク供給用空間Iに連通して注入口481a,481bにインクを供給するための供給用インク流路59が設けられている。このように、供給用インク流路59と注入口481a,481bとは、インク供給用空間Iを介して連結されるようになっている。そして、供給用インク流路59は、筐体フレーム54の前端部に設けられてインク供給管6に接続される円筒形状のインク用接続部60に連通している。
また、マニホールド48a,48bの第1側壁485a,485b、第1床部484a,484b及び第2密着壁57によって形成される空間を第1連通用空間S1(図6参照)と称すると、この第1連通用空間S1はマニホールド48a,48bの第1連通口482a,482bに連通することになる。そして筐体フレーム54には、第1連通用空間S1に連通して、第1連通口482a,482bに大気を連通させるための第1連通用流路61が設けられている。このように、第1連通用流路61と第1連通口482a,482bとは、第1連通用空間S1を介して連結されるようになっている。そして、第1連通用流路61は、インク用接続部60の近傍に設けられて、マニホールド48a,48b内部を負圧にするための第1ポンプ(図示省略)が接続される円筒形状の第1ポンプ用接続部62に連通している。
さらに、マニホールド48a,48bの第2側壁489a,489b、第2床部488a,488b及び第3密着壁58によって形成される空間を第2連通用空間S2(図6参照)と称すると、この第2連通用空間S2はマニホールド48a,48bの第2連通口487a,487bに連通することになる。そして筐体フレーム54には、第2連通用空間S2に連通して、第2連通口487a,487bに大気を連通させるための第2連通用流路63が設けられている。このように、第2連通用流路63と第2連通口487a,487bとは、第2連通用空間S2を介して連結されるようになっている。そして、第2連通用流路63は、マニホールド48a,48bの後端部に設けられて、マニホールド48a,48b内部を負圧にするための第2ポンプ(図示省略)が接続される円筒形状の第2ポンプ用接続部64に連通している。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図6はインクジェットヘッド4に形成された各流路の概略を表した概略図であり、この図6及び図2〜図5を参照して本実施形態の作用について説明する。
インクタンク5からインクが供給されると、インクは、インク供給用ポンプを稼働することで、インク供給管6を介してインクジェットヘッド4内に流入する。インクジェットヘッド4内では先ずインクは、供給用インク流路59を通過してインク供給用空間Iに到達し、各マニホールド48a,48bの注入口481a,481bに分岐し進入する。各マニホールド48a,48b内に進入したインクは、第1凹部491a,491bの下側部分から上側部分に流れながら、フィルタ51a,51bを通過して隙間52a,52bに流れる。隙間52a,52bに至ったインクは、インク供給口43からヘッドチップ41内に進入する。つまり、マニホールド48a,48b内のインク流路は、注入口481a,481bから第1凹部491a,491b及び隙間52a,52bを介してヘッドチップ41のインク供給口43に至るように形成されている。
図6はインクジェットヘッド4に形成された各流路の概略を表した概略図であり、この図6及び図2〜図5を参照して本実施形態の作用について説明する。
インクタンク5からインクが供給されると、インクは、インク供給用ポンプを稼働することで、インク供給管6を介してインクジェットヘッド4内に流入する。インクジェットヘッド4内では先ずインクは、供給用インク流路59を通過してインク供給用空間Iに到達し、各マニホールド48a,48bの注入口481a,481bに分岐し進入する。各マニホールド48a,48b内に進入したインクは、第1凹部491a,491bの下側部分から上側部分に流れながら、フィルタ51a,51bを通過して隙間52a,52bに流れる。隙間52a,52bに至ったインクは、インク供給口43からヘッドチップ41内に進入する。つまり、マニホールド48a,48b内のインク流路は、注入口481a,481bから第1凹部491a,491b及び隙間52a,52bを介してヘッドチップ41のインク供給口43に至るように形成されている。
次に洗浄用配管486a,486bを使用してのインク流路内の洗浄について説明する。
インクジェットヘッド4が組み立てられると、洗浄用配管486a,486bから洗浄液が注入されて、マニホールド48a,48bのインク流路が洗浄される。ここで、第1ポンプ及び第2ポンプの少なくとも一方が稼動されていて、洗浄液は第1連通口482a,482b及び第2連通口487a,487bの少なくとも一方を介してインク流路から排出される。洗浄が完了すると、作業者は洗浄用配管486a,486bの先端を融着封止して、インクの吐出が可能な状態にする。
その後、メンテナンス時やリサイクル時になって再度インク流路内の洗浄が必要となると、作業者は洗浄用配管486a,486bの融着封止部分を封止解除切断して、開封された洗浄用配管486a,486bから洗浄液を注入し、インク流路内の洗浄を行う。洗浄が完了すると、作業者は洗浄用配管486a,486bの先端を融着封止して、インクの吐出が可能な状態にする。
インクジェットヘッド4が組み立てられると、洗浄用配管486a,486bから洗浄液が注入されて、マニホールド48a,48bのインク流路が洗浄される。ここで、第1ポンプ及び第2ポンプの少なくとも一方が稼動されていて、洗浄液は第1連通口482a,482b及び第2連通口487a,487bの少なくとも一方を介してインク流路から排出される。洗浄が完了すると、作業者は洗浄用配管486a,486bの先端を融着封止して、インクの吐出が可能な状態にする。
その後、メンテナンス時やリサイクル時になって再度インク流路内の洗浄が必要となると、作業者は洗浄用配管486a,486bの融着封止部分を封止解除切断して、開封された洗浄用配管486a,486bから洗浄液を注入し、インク流路内の洗浄を行う。洗浄が完了すると、作業者は洗浄用配管486a,486bの先端を融着封止して、インクの吐出が可能な状態にする。
以上のように、本実施形態のインクジェットヘッド4によれば、洗浄用配管486a,486bが、融着封止及び封止解除切断が少なくとも一回行える長さに形成されているので、洗浄用配管486a,486bの融着封止された部分を切断して封止を解除することができ、洗浄用配管486a,486bの再利用が可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
なお、本発明は上記実施形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
4 インクジェットヘッド
41 インクジェットヘッドチップ
48a,48b マニホールド
486a,486b 洗浄用配管
41 インクジェットヘッドチップ
48a,48b マニホールド
486a,486b 洗浄用配管
Claims (1)
- インクの吐出口を一端面に有するインクジェットヘッドチップと、
前記インクジェットヘッドチップの側部に取り付けられ、インクを前記インクジェットヘッドチップにまで導くマニホールドとを備え、
前記マニホールドは、
前記インクジェットヘッドチップにインクを供給するインク流路と、
前記インク流路内を洗浄するために、前記インク流路に連通して、外方に向かって延出する洗浄用配管を備え、
前記洗浄用配管は融着封止及び封止解除切断が少なくとも一回行える長さに形成されていることを特徴とするインクジェットヘッド。
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JP2003372691A Pending JP2005132035A (ja) | 2003-10-31 | 2003-10-31 | インクジェットヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005132035A (ja) |
-
2003
- 2003-10-31 JP JP2003372691A patent/JP2005132035A/ja active Pending
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