JP4419523B2 - インクジェットヘッド - Google Patents
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Description
インクの吐出口を一端面に有するインクジェットヘッドチップと、
前記インクジェットヘッドチップの側部に取り付けられ、インクを前記インクジェットヘッドチップにまで導くマニホールドとを備え、
前記マニホールドは、
前記インクジェットヘッドチップにインクを供給するインク流路と、
前記マニホールドの一端部に形成されて、前記インク流路内にインクを注入するための注入口と、
前記マニホールドの一端部における前記注入口よりも上方に配置されて、前記インク流路に連通する第1連通口と、
前記インク流路内で前記注入口及び前記第1連通口の下流側に配置されて、前記注入口から注入されたインクを前記インクジェットヘッドチップに到達するまでに濾過するフィルタと、
前記注入口及び前記第1連通口の連通状態を確保するように、前記インク流路を上下方向に分割し、前記フィルタの上流側で前記フィルタに接触する分割壁とを備えることを特徴としている。
そして、従来のマニホールドにも設けられている注入口及び第1連通口を、上記の関係となるように配置するとともに、マニホールド内にインク流路を分割する分割壁を設けるだけで、気泡を抜けやすくできるために、マニホールド自体の大型化を防ぐことができる。
前記マニホールドは、
前記フィルタを介して、前記インク流路の前記フィルタよりも下流側に連通する第2連通口と、
前記インク流路の前記フィルタよりも上流側で前記フィルタに接触して、前記インク流路の前記フィルタよりも上流側及び前記第2連通口を遮断する遮断壁とを備えることを特徴としている。
また、インク流路内における注入口及び第1連通口の下流側には、フィルタが配置されて、さらには、インク流路のフィルタよりも上流側と第2連通口とを遮断する遮断壁が設けられているので、1つのフィルタで、注入口や第1及び第2連通口からインク流路内に進入したゴミが吐出口まで到達することを防止できる。このため、注入口や第1及び第2連通口にそれぞれ専用のフィルタを設けた場合よりも部品点数を削減でき、さらにはマニホールド自体を小型化できる。
前記インクジェットヘッドチップ及び前記マニホールドを格納する筐体フレームを備え、
前記筐体フレームには、
前記第1連通口を大気に連通させるように前記第1連通口に連結される第1連通用流路と、前記第2連通口を大気に連通させるように前記第2連通口に連結される第2連通用流路と、前記インク流路内にインクが供給されるように前記注入口に連結される供給用インク流路とが形成されていること特徴としている。
前記インクジェットヘッドチップには、前記一端面に前記吐出口が複数列並ぶように配列されているとともに、前記インク流路からインクが供給されて各列の前記吐出口にそれぞれ連通する前記吐出口の列数と同数のインク供給口が形成されていて、
前記マニホールドは前記インク供給口のそれぞれに対応するように複数設けられていることを特徴としている。
そして、従来のマニホールドにも設けられている注入口及び第1連通口を、第1連通口が注入口よりも上方となるように配置するとともに、マニホールド内にインク流路を分割する分割壁を設けるだけで、気泡を抜けやすくできるために、マニホールド自体の大型化を防ぐことができる。
まず図1を参照して、本実施形態のインクジェットプリンタの全体構成について説明する。図1はインクジェットプリンタの全体構成図である。
吸引ポンプ11はシリンダーポンプやチューブポンプを有して構成されていて、吸引キャップ8が吐出面を覆った状態で作動することにより、吐出口からインクジェットヘッド4内部のインクを異物とともに吸引するための吸引力を発生するようになっている。
図2は本実施形態のインクジェットヘッド4の分解斜視図であり、この図2に示すように、本実施形態のインクジェットヘッド4には、インクを吐出する2枚のインクジェットヘッドチップ(以下「ヘッドチップ」と称す。)41が重ねて設けられている。ヘッドチップ41は長尺な外形をしていて、その下端面には多数の吐出口が1列、配列されている。このように、ヘッドチップ41が重ねられると、重ねられたヘッドチップ41の下端面(吐出面)には吐出口が2列並ぶように配列されることになる。また、重ねられた2枚のヘッドチップ41のそれぞれの外側面には、略方形状のインク供給口43が設けられていて、インク供給口43と各列の吐出口とがインク流路(図示略)を介して連通するようになっている。つまり、重ねられたヘッドチップ41には、各列の吐出口にそれぞれ連通する吐出口の列数と同数のインク供給口43が形成されている。インク流路の一部は圧力室を形成しており、図示しない圧電素子の作用により圧力を変動させて、インク滴を吐出口から吐出させる構造になっている。そして、ヘッドチップ41には、各圧電素子に対して制御部からの制御信号を送信する2組のヘッド駆動基板46のそれぞれが、フレキシブル配線板47を介して各圧電素子に接続されている。
また、連結部49a,49bの後方には、第1凹部491a,491b及び第2凹部494a,494bから遮断された第3凹部50a,50bが設けられている。
図6はインクジェットヘッド4に形成された各流路の概略を表した概略図であり、この図6及び図2〜図5を参照して本実施形態の作用について説明する。
インクタンク5からインクが供給されると、インクは、インク供給用ポンプを稼働することで、インク供給管6を介してインクジェットヘッド4内に流入する。インクジェットヘッド4内では先ずインクは、供給用インク流路59を通過してインク供給用空間Iに到達し、各マニホールド48a,48bの注入口481a,481bに分岐し進入する。各マニホールド48a,48b内に進入したインクは、第1凹部491a,491bの下側部分から上側部分に流れながら、フィルタ51a,51bを通過して隙間52a,52bに流れる。隙間52a,52bに至ったインクは、インク供給口43からヘッドチップ41内に進入する。つまり、マニホールド48a,48b内のインク流路は、注入口481a,481bから第1凹部491a,491b及び隙間52a,52bを介してヘッドチップ41のインク供給口43に至るように形成されている。
一方、フィルタ51a,51bの下流側で滞留する気泡においては、第2連通口487a,487bからフィルタ51a,51bを介して排出されるために、インク流路内での気泡の滞留をさらに抑えることができる。
そして、インク流路内における注入口481a,481b及び第1連通口482a,482bの下流側には、フィルタ51a,51bが配置されており、さらには、インク流路のフィルタ51a,51bよりも上流側と第2連通口487a,487bとを遮断する遮断壁493a,493bが、フィルタ51a,51bの上流側でフィルタ51a,51bに接触するように設けられているので、1つのフィルタ51a,51bで、注入口481a,481bや第1連通口482a,482b及び第2連通口487a,487bからインク流路内に進入したゴミが吐出口まで到達することを防止できる。このため、注入口481a,481bや第1連通口482a,482b及び第2連通口487a,487bにそれぞれ専用のフィルタを設けた場合よりも部品点数を削減でき、さらにはマニホールド自体を小型化できる。
さらに、第1連通口482a,482bに連結される第1連通用流路61と、第2連通口487a,487bに連結される第2連通用流路63と、注入口481a,481bに連結される供給用インク流路59とが筐体フレーム54に形成されているので、第1連通用流路61、第2連通用流路63及び供給用インク流路59をそれぞれ別個の部材で形成した場合よりも部品点数を削減できる。
例えば、本実施形態では、重ねられたヘッドチップ41に吐出口が2列、配列される場合を例示しているが、吐出口の列数においてはこれに限らず1列であっても3列以上であってもよいが、いずれの列数においても、その列数に対応してインク供給口とマニホールドとが設けられていることが好ましい。
41 インクジェットヘッドチップ
48a,48b マニホールド
51a,51b フィルタ
52a,52b 隙間(インク流路)
54 筐体フレーム
59 供給用インク流路
61 第1連通用流路
63 第2連通用流路
481a,481b 注入口
482a,482b 第1連通口
487a,487b 第2連通口
491a,491b 第1凹部(インク流路)
492a,492b 分割壁
493a,493b 遮断壁
Claims (4)
- インクの吐出口を一端面に有するインクジェットヘッドチップと、
前記インクジェットヘッドチップの側部に取り付けられ、インクを前記インクジェットヘッドチップにまで導くマニホールドとを備え、
前記マニホールドは、
前記インクジェットヘッドチップにインクを供給するインク流路と、
前記マニホールドの一端部に形成されて、前記インク流路内にインクを注入するための注入口と、
前記マニホールドの一端部における前記注入口よりも上方に配置されて、前記インク流路に連通する第1連通口と、
前記インク流路内で前記注入口及び前記第1連通口の下流側に配置されて、前記注入口から注入されたインクを前記インクジェットヘッドチップに到達するまでに濾過するフィルタと、
前記注入口及び前記第1連通口の連通状態を確保するように、前記インク流路を上下方向に分割し、前記フィルタの上流側で前記フィルタに接触する分割壁とを備えることを特徴とするインクジェットヘッド。 - 請求項1記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記マニホールドは、
前記フィルタを介して、前記インク流路の前記フィルタよりも下流側に連通する第2連通口と、
前記インク流路の前記フィルタよりも上流側で前記フィルタに接触して、前記インク流路の前記フィルタよりも上流側及び前記第2連通口を遮断する遮断壁とを備えることを特徴とするインクジェットヘッド。 - 請求項2記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記インクジェットヘッドチップ及び前記マニホールドを格納する筐体フレームを備え、
前記筐体フレームには、
前記第1連通口を大気に連通させるように前記第1連通口に連結される第1連通用流路と、前記第2連通口を大気に連通させるように前記第2連通口に連結される第2連通用流路と、前記インク流路内にインクが供給されるように前記注入口に連結される供給用インク流路とが形成されていること特徴とするインクジェットヘッド。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記インクジェットヘッドチップには、前記一端面に前記吐出口が複数列並ぶように配列されているとともに、前記インク流路からインクが供給されて各列の前記吐出口にそれぞれ連通する前記吐出口の列数と同数のインク供給口が形成されていて、
前記マニホールドは前記インク供給口のそれぞれに対応するように複数設けられていることを特徴とするインクジェットヘッド。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003374259A JP4419523B2 (ja) | 2003-11-04 | 2003-11-04 | インクジェットヘッド |
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2003
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