JP2005131535A - カドミウムの分離除去処理方法とその装置 - Google Patents

カドミウムの分離除去処理方法とその装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005131535A
JP2005131535A JP2003370301A JP2003370301A JP2005131535A JP 2005131535 A JP2005131535 A JP 2005131535A JP 2003370301 A JP2003370301 A JP 2003370301A JP 2003370301 A JP2003370301 A JP 2003370301A JP 2005131535 A JP2005131535 A JP 2005131535A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cadmium
electromagnet
magnetic field
separating
seeding agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003370301A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuro Sakagami
越朗 坂上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2003370301A priority Critical patent/JP2005131535A/ja
Publication of JP2005131535A publication Critical patent/JP2005131535A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

【課題】 ホタテ貝ウロ,イカゴロ,米等に含まれるカドミウムを効率良く短時間に分離可能とし、さらに硫化水素の発生を未然に防止する。
【解決手段】 処理すべきホタテ貝ウロ,イカゴロ,米等のカドミウム汚染物に水を加えてから強磁性シーデイング剤を添加する添加工程Aと、添加工程Aの後、高磁力発生可能な電磁石4または高温超伝導による電磁石4の高勾配磁界内に導入してカドミウムを磁気分離させる磁気分離工程Bと、磁気分離したカドミウムを、電磁石4の磁界周囲に配したメッシュ状,スパイラル状,筒状等に形成された吸着フィルタ6によって捕獲する捕獲工程Cとから構成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えばホタテ貝ウロ,イカゴロ,米等に含まれる人体の腎機能に障害をもたらす汚染物質であるカドミウムを分離除去し、さらに硫化水素の発生を防止するためのカドミウムの分離除去処理方法とその装置に関する。
従来、ホタテ貝の残滓の処理として、嫌気性発酵によるホタテ貝ウロ処理が行われている。これはホタテ貝ウロに乳酸菌,酵母,糖蜜等を加えて嫌気性発酵させてタンパク質を一部分解したpH3〜3.5程度にし、ウロを分離して無害化させてからホタテの貝殻を浸漬させてカドミウムを沈殿分離させることを基本としている。このときの基本原理は、カドミウムとタンパク質(メタロチオネイン)との配位結合を解離させること、およびタンパク質とカドミウムの結合を断ち切ることにある。すなわち、乳酸菌の産出する乳酸の作用により配位結合を解離させること、および酵母の産出するプロテアーゼによりタンパク質の構成アミノ酸であるシステイン側鎖を分断することにある。
また、近年においてはカドミウム濃度が厚生労働省による許容値である0.4ppmを超えている環境汚染地域での農用地で産出されるカドミウム汚染米による人体の腎機能障害が問題化されている。このようなカドミウム汚染米等の食品の国際規格を決めるコーデイックス委員会は、低濃度のカドミウムの影響を重視し、0.2ppmを国際基準とする方向で動き始めている。
しかしながら上記従来例においては、トン単位程度の大量のホタテ貝ウロ,イカゴロ,米等に含まれるカドミウムを一度に分離除去処理するには、作業効率が悪いものであって、しかも処理に要する時間もかなり掛かり過ぎてしまい、コストも大幅に高くなってしまう等の問題点を有している。特に、カドミウム汚染米のカドミウムの濃度を0.2ppm以下に抑えることは不可能に等しいものであった。
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、大量のホタテ貝ウロ,イカゴロ,米等に含まれるカドミウムを効率良く短時間に分離可能とし、さらに硫化水素の発生を未然に防止することができ、しかも処理に要する時間やコストも大幅に低減できるものとし、特に、カドミウム汚染米においては、これに含まれているカドミウム含有量を0.2ppm以下にまで下げることが可能となるカドミウムの分離除去処理方法とその装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明にあっては、処理すべきホタテ貝ウロ,イカゴロ,米等のカドミウム汚染物に水を加えてから強磁性シーデイング剤を添加する添加工程Aと、添加工程Aの後、高磁力発生可能な電磁石4または高温超伝導による電磁石4の高勾配磁界内に導入してカドミウムを磁気分離させる磁気分離工程Bと、磁気分離したカドミウムを、電磁石4の磁界周囲に配したメッシュ状,スパイラル状,筒状等に形成された吸着フィルタ6によって捕獲する捕獲工程Cとから成ることを特徴とする。
捕獲工程Cは、吸着フィルタ6によって捕獲されたカドミウムを、カドミウム汚染物中に含まれる硫化水素と反応して硫化カドミウムとなって除去処理されるものとすることができる。
電磁石4は、カドミウムの弱磁性磁化率の値に対応して発生磁場の大きさを5テスラから10テスラ範囲の間で可変すべく成したものとすることができる。
前記強磁性シーデイング剤としては、水酸化鉄,フェライト,マンガン,αヘマタイト,ドラバイト,トルマリン等の強磁性シーデイング剤を使用するものとすることができる。
25〜50kHz帯域の高周波電源を使った高周波電流を印加させることによってカドミウムとタンパク質との配位結合を解離して当該カドミウムを捕獲させる工程を含むものとできる。
処理すべきホタテ貝ウロ,イカゴロ,米等のカドミウム汚染物に水を加えて貯留させる貯留タンク2と、貯留タンク2に強磁性シーデイング剤を添加するシーデイング剤添加タンク5と、シーデイング剤添加後に高勾配磁界内に導入してカドミウムを磁気分離させ、磁界周囲に配したメッシュ状,スパイラル状,筒状等に形成された吸着フィルタ6によって、磁気分離したカドミウムを捕獲可能にした電磁石4とを循環流路3に沿って配設して成るものとすることができる。
カドミウムとタンパク質との配位結合を解離して当該カドミウムを捕獲させるよう25〜50kHz帯域の高周波電源を使った高周波電流を印加可能にした金属製のスパイラルフィルタが、このスパイラル回転軸と循環管路3とが略同軸となるように当該循環管路3内側に張設配置されているものとできる。
以上のように構成された本発明に係るカドミウムの分離除去処理方法とその装置にあって、添加工程Aは、処理すべきホタテ貝ウロ,イカゴロ,米等のカドミウム汚染物に水を加えてから水酸化鉄、フェライト,マンガン,αヘマタイト,ドラバイト,トルマリン等の強磁性シーデイング剤を添加し、後段の磁気分離工程Bにおいて、弱磁性磁化率を有するカドミウムと結合して強磁性粒子と同様に磁気分離させる。また、磁気分離工程Bは、添加工程A後に、高磁力発生可能な電磁石4または高温超伝導による電磁石4等の5テスラから10テスラ範囲の高勾配磁界内に導入してカドミウムを磁気分離させる。捕獲工程Cは、前記磁気分離したカドミウムを、電磁石4の磁界周囲に配したメッシュ状,スパイラル状,筒状等に形成された吸着フィルタ6によって完全捕獲させ、カドミウム汚染物中に含まれる硫化水素と反応して硫化カドミウムとなって除去処理される。
本発明は以上のように構成されているために、大量のホタテ貝ウロ,イカゴロ,米等に含まれるカドミウムを効率良く短時間に分離可能とし、さらに硫化水素の発生を未然に防止することができ、しかも処理に要する時間やコストも大幅に低減させることができる。特に、カドミウム汚染米においては、これに含まれているカドミウム含有量を0.2ppm以下にまで下げることが可能となる。
尚、上記の課題を解決するための手段および発明の効果の項において付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付したもので、図面中の符号によって示された構造・形状に本発明が限定されるものではない。
以下、本発明を実施する最良の形態を図面を参照して説明すると、図に示される符号1は、液体ヘリウムや液体窒素を用いずに冷凍機で直接冷却可能な例えばソレノイド型・スプリット型の高温超伝導による電磁石4を用いた永久電流運転が可能な所謂超伝導ドライマグネット方式によって、ホタテ貝ウロ,イカゴロ,米等のカドミウム汚染物のタンパク質(ウロの場合はメタロチオネイン)と配位結合しているカドミウムを磁気分離して除去するための装置本体である。尚、このカドミウムの磁化率は−0.175×10−6cm3/gである。また、電磁石4としては、高温超伝導電磁石を利用する替わりに、通常の永久磁石によるコアと、これに巻装されるコイルとによって構成される少なくとも5テスラ以上の高磁力を発生可能とした一般的な電磁石4を使用しても良いことはもちろんである。
図1に示すように、装置本体1は、処理すべきカドミウム汚染物に対し、所定量の水を常時供給すべく例えば全体が攪拌振動できるようにして成る貯留タンク2と、このカドミウム汚染物と水との混合物に、例えば水酸化鉄,フェライト,マンガン,αヘマタイト,ドラバイト,トルマリン等の強磁性シーデイング剤を添加するシーデイング剤添加タンク5と、シーデイング剤添加後に、例えば5テスラから10テスラ範囲の高勾配磁界内に導入してカドミウム汚染物のカドミウムを磁気分離させ、磁界周囲に配したメッシュ状,スパイラル状,筒状等に形成された吸着フィルタ6によって、磁気分離したカドミウムを捕獲可能にした高温超伝導による電磁石4とを循環流路3に沿って配設して成る。
そして、貯留タンク2に操作弁7を介して接続され、且つ不図示の循環ポンプによって環流させるように形成されている循環管路3の一部に、例えば冷却用循環ポンプ8を介して接続されたクーリングタワー9,冷却装置10それぞれに接続して成る高温超伝導による電磁石4を配してある。
尚、循環管路3の全長には不図示の金属製のスパイラルフィルタが、このスパイラル回転軸と循環管路3とが略同軸となるように当該循環管路3内側に張設配置され、例えば25〜50kHz帯域の高周波電源を使った高周波電流をこのスパイラルフィルタに印加させることによってカドミウム汚染物中のタンパク質とカドミウムとの結合を解離して捕獲させるようにしても良い。このときスパイラルフィルタにおいて高周波電源を使うことで、タンパク質とカドミウムとは循環管路3内部で高速で反転を繰り返しこのときの振動・衝突によって効率良く分離作用が行われるようにしてある。またこのスパイラルフィルタの替わりに銅板を使用することもできる。
また、カドミウム汚染物中のタンパク質とカドミウムとが、渦巻き回転力によって迅速に解離できるようにするために、耐食性のある金属製の材質によってスパイラルフィルタを形成し、これを例えば電磁石4部分を除いた循環管路3全長の内壁部分に配設すると共に、当該スパイラルフィルタ自身を回転駆動用モータによって循環管路3内部で任意の角速度で回転できるように構成しても良い。このとき回転可能なスパイラルフィルタは、循環管路3内壁面に付着した汚染物質を剥離除去する機能を備えているものとできる。
高温超伝導を利用した電磁石4は、シーデイング剤添加後のカドミウム汚染物を水と共に高磁場且つ高勾配の磁界内に導入して、磁化率の小さなカドミウムを磁気分離させるものであり、しかも磁気分離したカドミウムを捕獲して除去可能にすべく、電磁石4の磁界周囲には、例えばメッシュ状、スパイラル状、筒状等に成形された例えば不織布等の吸着フィルタ6をスペアのものと容易に交換できるよう着脱可能となって配設されている。この吸着フィルタ6によって捕獲されたカドミウムは、混合水中に含まれる硫化水素と反応して硫化カドミウムとなって除去処理されるようにしてある。
高温超伝導を利用した電磁石4は、電流スイッチのON/OFF操作により、カドミウムの弱磁性磁化率の値に対応して発生磁場の大きさを5テスラから10テスラ範囲の間で可変できるようにしてある。また、弱磁性磁化率を有するカドミウムを磁気分離力を介して効率良く捕獲可能にすべくカドミウム汚染物混合水の中に水酸化鉄,フェライト,マンガン,αヘマタイト,ドラバイト,トルマリン等の強磁性シーデイング剤、あるいは高浸透性を有する特殊なナノカーボン等のシーデイング剤を添加するものとしてある。特に、平均粒径約1μmの磁性の弱い常磁性ヘマタイト粉を使用することが好ましい。また、この特殊高機能性ナノカーボンをカドミウム汚染物の水溶液中に分散する場合、そのナノカーボンを素材にした高速磁気分離回転筒を、電磁石4による強磁場を発生させる磁界発生管内壁に装着しても良い。
電磁石4による強磁場を発生させる磁界発生管内をカドミウム汚染物混合水が直角の状態で流れると、混合水内に自由電子の分極が起こり、誘導電圧が発生するという所謂ファラデーの電磁誘導の法則のもとで、一定の流れの速さを保ち反復循環させることで、弱磁性のカドミウムイオンを除去する作用が発生するものである。このように磁気エネルギーは磁場の二乗に正比例することから5テスラを超える強磁場内においては、あらゆる非磁性体の分離が可能で、例えばカドミウム単体のみの弱磁性体のものは単体として磁気分離できるものとなる。
すなわち、一様でない靜磁場中に置かれた体積V、一様な磁化M(r,H)の粒子に働く力Fは、磁場勾配がx軸方向であるとすると、F=VM(H)dH/dxである。尚、カドミウムイオンの反磁性磁化率は−0.175×10−6cm3/gであり、このような非磁性粒子と、タンパク質の構成アミノ酸による磁性粒子との混合物が不均一磁場を通過するとき、磁性粒子の移動軌跡は磁気力の作用により非磁性粒子のそれとは必然的に異なる。この差を利用して物質を分離するのが磁気分離である。
カドミウム汚染物混合水中の残留するカドミウムイオンを完全捕獲してリサイクル利用可能にすべく循環管路3から分岐した一端排出口から出される流路に沿って金属膜によるフィルタを積層状に配設した室を複数に接続されて成る積層吸着フィルタ装置を設けても良い。この積層吸着フィルタ装置は、カドミウム汚染物混合水の流れがフィルタに対し抵抗とならないように金属膜の積層間の隙間に沿って混合水が流れるようにしてある。
次に以上のように構成された最良の形態についての使用、動作の一例を説明するに、図2に示すように、添加工程Aにおいて、処理すべきホタテ貝ウロ,イカゴロ,米等のカドミウム汚染物に水を加えてから水酸化鉄,フェライト,マンガン,αヘマタイト,ドラバイト,トルマリン等の強磁性シーデイング剤を添加してカドミウムイオンと結合させた後、操作弁7を開いて循環管路3に送る。こうして後段の磁気分離工程Bにおいて、弱磁性磁化率を有するカドミウムと結合して強磁性粒子と同様に磁気分離可能な状態としておく。
磁気分離工程Bにおいて、電流スイッチのON/OFF操作により、カドミウムイオンの弱磁性磁化率の値に対応して電磁石4の発生磁場の大きさを5テスラから10テスラ範囲の間で可変設定させておき、添加工程A後の混合水を高勾配磁界内に導入してカドミウムを磁気分離させる。このとき、強磁性シーデイング剤が弱磁性磁化率を有するカドミウムイオンと結合しているため、弱磁性のカドミウムイオンであっても強磁性粒子と同様に磁気分離される。
捕獲工程Cにおいて、前記磁気分離したカドミウムを、電磁石4の磁界周囲に配したメッシュ状,スパイラル状,筒状等に形成された吸着フィルタ6によって完全捕獲させる。このときカドミウムは、混合水中に含まれる硫化水素と反応して硫化カドミウムとなって除去処理される。これによって硫化水素の発生が阻止される。特に、カドミウム汚染物が米であっては、これに含まれているカドミウム濃度を0.2ppm以下にまで下げられるものとなる。また、この吸着フィルタ6は、使用後にはスペアのものと交換する。
尚、前記磁気分離工程Bに加えて、循環管路3内側に張設配置された例えば25〜50kHz帯域の高周波電源を使った高周波電流を印加させるスパイラルフィルタを使用することによってタンパク質からカドミウムを解離して捕獲除去させる工程を更に加えても良い。
本発明を実施するための最良の形態における構成を示す使用状態の概略構成図である。 同じくカドミウムを分離除去する処理工程の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
A 添加工程
B 磁気分離工程
C 捕獲工程
1 装置本体
2 貯留タンク
3 循環管路
4 電磁石
5 シーデイング剤添加タンク
6 吸着フィルタ
7 操作弁
8 冷却用循環ポンプ
9 クーリングタワー
10 冷却装置

Claims (7)

  1. 処理すべきホタテ貝ウロ,イカゴロ,米等のカドミウム汚染物に水を加えてから強磁性シーデイング剤を添加する添加工程と、添加工程の後、高磁力発生可能な電磁石または高温超伝導による電磁石の高勾配磁界内に導入してカドミウムを磁気分離させる磁気分離工程と、磁気分離したカドミウムを、電磁石の磁界周囲に配したメッシュ状,スパイラル状,筒状等に形成された吸着フィルタによって捕獲する捕獲工程とから成ることを特徴とするカドミウムの分離除去処理方法。
  2. 捕獲工程は、吸着フィルタによって捕獲されたカドミウムを、カドミウム汚染物中に含まれる硫化水素と反応して硫化カドミウムとなって除去処理されるものとした請求項1記載のカドミウムの分離除去処理方法。
  3. 電磁石は、カドミウムの弱磁性磁化率の値に対応して発生磁場の大きさを5テスラから10テスラ範囲の間で可変すべく成した請求項1または2記載のカドミウムの分離除去処理方法。
  4. 前記強磁性シーデイング剤として、水酸化鉄,フェライト,マンガン,αヘマタイト,ドラバイト,トルマリン等を使用するものとした請求項1乃至3のいずれか記載のカドミウムの分離除去処理方法。
  5. 25〜50kHz帯域の高周波電源を使った高周波電流を印加させることによってカドミウムとタンパク質との配位結合を解離して当該カドミウムを捕獲させる工程を含む請求項1乃至4のいずれか記載のカドミウムの分離除去処理方法。
  6. 処理すべきホタテ貝ウロ,イカゴロ,米等のカドミウム汚染物に水を加えて貯留させる貯留タンクと、貯留タンクに強磁性シーデイング剤を添加するシーデイング剤添加タンクと、シーデイング剤添加後に高勾配磁界内に導入してカドミウムを磁気分離させ、磁界周囲に配したメッシュ状,スパイラル状,筒状等に形成された吸着フィルタによって、磁気分離したカドミウムを捕獲可能にした電磁石とを循環流路に沿って配設して成ることを特徴としたカドミウムの分離除去処理装置。
  7. カドミウムとタンパク質との配位結合を解離して当該カドミウムを捕獲させるよう25〜50kHz帯域の高周波電源を使った高周波電流を印加可能にした金属製のスパイラルフィルタが、このスパイラル回転軸と循環管路とが略同軸となるように当該循環管路内側に張設配置されている請求項6記載のカドミウムの分離除去処理装置。
JP2003370301A 2003-10-30 2003-10-30 カドミウムの分離除去処理方法とその装置 Pending JP2005131535A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003370301A JP2005131535A (ja) 2003-10-30 2003-10-30 カドミウムの分離除去処理方法とその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003370301A JP2005131535A (ja) 2003-10-30 2003-10-30 カドミウムの分離除去処理方法とその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005131535A true JP2005131535A (ja) 2005-05-26

Family

ID=34647357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003370301A Pending JP2005131535A (ja) 2003-10-30 2003-10-30 カドミウムの分離除去処理方法とその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005131535A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018534121A (ja) * 2015-09-26 2018-11-22 オールニュー ケミカル テクノロジー カンパニーAllnew Chemical Technology Company 常磁性物質及び反磁性物質用フィルタ
CN114006066A (zh) * 2020-12-22 2022-02-01 深圳清研装备科技有限公司 废旧三元锂离子电池正负极混合粉料分离回收方法
CN115413750A (zh) * 2022-08-29 2022-12-02 日日佳(湖南)粮油食品股份有限公司 一种大米加工脱镉设备及脱镉方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018534121A (ja) * 2015-09-26 2018-11-22 オールニュー ケミカル テクノロジー カンパニーAllnew Chemical Technology Company 常磁性物質及び反磁性物質用フィルタ
CN114006066A (zh) * 2020-12-22 2022-02-01 深圳清研装备科技有限公司 废旧三元锂离子电池正负极混合粉料分离回收方法
CN114006066B (zh) * 2020-12-22 2024-03-15 深圳清研锂业科技有限公司 废旧三元锂离子电池正负极混合粉料分离回收方法
CN115413750A (zh) * 2022-08-29 2022-12-02 日日佳(湖南)粮油食品股份有限公司 一种大米加工脱镉设备及脱镉方法
CN115413750B (zh) * 2022-08-29 2023-11-03 日日佳(湖南)粮油食品股份有限公司 一种大米加工脱镉设备及脱镉方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1072315B1 (en) Separating system and separator for separating magnetic particles mixed in a fluid
JP2002066375A (ja) 被除去物の磁気分離装置
JP2005131535A (ja) カドミウムの分離除去処理方法とその装置
WO2005049214A1 (ja) 液体からの磁性異物の除去方法およびその装置
JP2002119888A (ja) 浄化装置及び超電導バルク体の着磁装置
JPH09117618A (ja) 浄化装置
JP4353466B2 (ja) 吸着体連続給排型高勾配磁気分離装置
JP4304596B2 (ja) 二酸化炭素の分離無害化処理方法とその装置
KR200381587Y1 (ko) 자화수 생성기
JP2008094660A (ja) 石炭灰による人工ゼオライト製造方法およびその装置
JP2005007358A (ja) 磁気分離装置
JP2004209369A (ja) 廃棄物の分別方法および装置
JP2005074371A5 (ja)
JP2007098297A (ja) 飲料水用浄水システム
JPH09117617A (ja) 浄化装置
JP4288555B2 (ja) 磁性体を用いた分離浄化装置
JP2005118645A (ja) 海水淡水化方法とその装置
JPH02218447A (ja) 湿式磁力選別方法
JP4088018B2 (ja) 浄化装置
JPH10118424A (ja) 磁気分離装置
JP3580117B2 (ja) 磁気分離装置
JP3788007B2 (ja) 浄化装置
Ohara Progress in magnetic separation technology for processing large quantities of dilute suspensions
JPH10118518A (ja) 磁気分離浄化装置
JPH0975632A (ja) 磁気分離装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061016

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20061124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20061124

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081028

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090310