JP2005130978A - 遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システム - Google Patents

遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システム Download PDF

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Abstract

【課題】警察等が所有する適正な検査装置を用いた検査の信頼性を確保しつつ、その検査結果の信頼性を各遊技店で簡易に判断できるような、遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システムを提供する。
【解決手段】遊技機に搭載される遊技制御装置1のワンチップCPU3と検査装置10との間で行われた通信を監視装置5でモニタし、この監視装置5の判定手段5cは、予め記憶している適正な通信内容に基づいて、ワンチップCPU3と検査装置10との間で行われた通信内容が適正か否かを判定し、その判定結果を不揮発メモリ5dに保存すると共に、判定結果に応じて発光源5eの発光制御を行い、また、電源遮断後に再起動した際には、不揮発メモリ5dに記憶されている判定結果に基づいて、判定手段5cが発光源5eの点灯制御を行い、前回の判定結果を遊技制御装置1の外部から確認できるようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、遊技機の制御用プログラム等が格納されたCPUを備える遊技制御装置と、該遊技制御装置と所定の検査端子を介して検査通信を行う検査装置との間で行われる通信が適正であるか否かを判定する遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システムに関するもので、遊技制御装置のCPUが改竄されたり、不適正な検査装置を用いてCPUの情報が読み取られることを防止する技術に関する。
パチンコ機やスロットマシンなどの遊技機は、通常、遊技制御用プログラム等が格納されたROMを内蔵するワンチップCPUを主要部品とする基板をケースに収めた制御装置により制御されている。
上述したワンチップCPUのROMに収められるプログラムは、大当りの確率等遊技機の重要な特性に直接関与しているので、試験機関による試験に適合した遊技機のプログラムが変更されないようにすることが肝要である。幸い、近年はこの部分に種々の工夫がこらされており、ROM内容の改竄はほとんど行われないのが実状である。
しかしながら、このワンチップCPU自体を偽造して正規のCPUと交換する不正が発覚し、問題となっている。この問題に対処するため、このワンチップCPUの偽造を防止する、或いは、偽造されたことを容易に発見できるような技術として、各々個別のIDをワンチップCPUに設定すると共に、このIDを読み出す特別な装置(例えば、ID読取装置などの検査装置)を用いることで、偽造されたワンチップCPUの発見を容易にし、且つワンチップCPUの偽造を困難にするものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−262710号公報
上述した特許文献1に記載の発明によれば、検査の対象となるCPUを基板から外し、特別な装置により警察本部にある謄本ROMと比較していた従来の検査方法が大幅に省力化され、不正防止に貢献できるものの、全国の遊技店の遊技機を常に警察官が監視することは人員的に現実的でなく、遊技店での検査は間隔をおいたものにならざるを得ない。
そのため、遊技機に不正を施す者は、こうした間隔をついて遊技機の不正改竄を行って短期間で多くの遊技利益を獲得するので、次の検査において不正が発覚するまで短期間であっても、遊技店に多額の損害を与えてしまう場合がある。
したがって、遊技店としては、自衛のために、前述のID読取装置により自らワンチップCPUの検査を常に行うことが理想であるが、一方で、悪意のある遊技店がID読取装置を手にした場合、偽造CPU作成のためにワンチップCPUを検査する信号を不正に解析する可能性があり、偽造CPUの作製を助長する危険性もある。しかし、善意の遊技店と悪意の遊技店を区別することは困難である。
上記のような事情から、万が一の場合を考慮して、遊技店にはID読取装置を取得させないような運用がなされており、ID読取装置を用いた検査は警察官等の手に委ねられているのである。
しかし、ID読取装置等の検査装置の適正品を用いずに、ワンチップCPUのID等を読み出す手法が使われた場合、これを防止する手立ては無い。それどころか、不正にCPUのID番号を読み取られたことすら把握できないのである。
そこで、本発明は、警察等が所有する適正な検査装置を用いた検査の信頼性を確保しつつ、その検査結果の信頼性を各遊技店で簡易に判断できるような、遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システムを提供する。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、
遊技機の制御用プログラム等が格納されたCPU(ワンチップCPU3)を備える遊技制御装置(1)と、該遊技制御装置と所定の検査端子(検査コネクタ4)を介して検査通信を行う検査装置(10)と、上記遊技制御装置のCPUと検査端子との間で授受される信号を受動的にモニタする監視装置(5)と、からなり、
上記監視装置は、
CPUと検査装置との間で行われる適正な通信情報を記憶する不揮発性の適正通信情報記憶手段(例えば、判定手段5cのROM)と、
上記検査端子からCPUへの信号および/またはCPUから検査端子への信号が、上記適正通信情報記憶手段に記憶された適正な通信情報に合致するか否かに基づいて、適正な通信であるか否かを判定し、適正な通信であると判定した場合には適正通信判定結果を不揮発性の判定結果記憶手段(不揮発性メモリ5d)に記憶させ、不適正な通信であると判定した場合には適正通信判定結果を消去する適正通信判定手段(判定手段5)と、
上記判定結果記憶手段に適正通信判定結果が記憶されていることに基づいて、発光源(5e)を点灯させる判定結果表示手段(判定手段5)と、
を備えることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記請求項1に記載の遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システムにおいて、
上記監視装置の判定結果記憶手段は、適正通信判定手段が適正な通信と判定した通信情報(例えば、CPUのID番号、メーカコード、機種コード等)を併せて記憶し、
上記判定結果表示手段は、適正な通信と判定された通信情報に応じて定めた色の発光源を点灯させるようにしたことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記請求項2に記載の遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システムにおいて、
上記監視装置の判定結果記憶手段は、適正な通信情報としてCPUから検査装置へ送信されたメーカコードや機種コードを通信情報として記憶し、
上記判定結果表示手段は、メーカコードや機種コードに応じて予め定めた色の発光源を点灯させるようにしたことを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、上記請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システムにおいて、
上記監視装置(51,52)は、発光源を一体に形成したチップ構造であることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、上記請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システムにおいて、
上記監視装置は、遊技制御装置と連動して動作するものとし、
適正通信判定手段による適正通信判定結果が判定結果記憶手段に記憶されてから、遊技制御装置が作動している経過時間を不揮発性記憶手段(不揮発メモリ5d)に累積記憶することで、適正通信判定後に遊技機が稼働した延べ時間を計測する経過時間計測手段(判定手段5c)と、
上記経過時間計測手段が予め定めた稼働上限時間を計時することに基づいて、判定結果記憶手段から適正通信判定結果を消去する判定結果有効期間管理手段(判定手段5c)と、
を備えるものとしたことを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、上記請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システムにおいて、
上記監視装置(5′)には、内部で保持する情報を赤外線信号で送信可能な赤外線通信手段(例えば、判定手段5c′および赤外線LED5f)を設け、
上記監視装置から送信される赤外線信号を受信し、受信情報に応じた情報報知が可能な端末装置(20)を含むことを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、上記請求項6に記載の遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システムにおいて、
上記監視装置は、判定結果表示手段が点灯させている発光源の色情報を符号化して赤外線信号で送信するものとし、
上記端末装置は、監視装置からの赤外線信号として受信した発光源の色情報に基づき、対応する色の発光源(23)を点灯させるようにしたことを特徴とする。
また、請求項8に係る発明は、上記請求項6又は請求項7に記載の遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システムにおいて、
上記監視装置は、判定結果記憶手段に適正な通信情報としてCPUのID番号が含まれている場合に、これを赤外線信号で外部へ送信するものとし、
上記端末装置は、監視装置からの赤外線信号として受信したCPUのID番号を可視表示(表示器24)するようにしたことを特徴とする。
また、請求項9に係る発明は、上記請求項8に記載の遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システムにおいて、
上記監視装置は、外部へ送信するCPUのID番号を暗号化情報として送信するものとし、
上記端末装置は、監視装置からの赤外線信号として受信したCPUのID番号を暗号化情報のまま可視表示するようにしたことを特徴とする。
また、請求項10に係る発明は、上記請求項6〜請求項9の何れか1項に記載の遊技制御装置と監視装置との適正通信判定システムにおいて、
上記監視装置の赤外線通信手段は、その内容を暗号化して送信するものとし、
上記端末装置には、暗号化された内容を復号する復号化手段(例えば、制御手段22)を設けたことを特徴とする。
請求項1に係る遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システムによれば、検査装置とCPUとの間の通信を監視装置が監視し、正常な検査通信が行われた場合には、その結果を不揮発性の判定結果記憶手段に保持すると共に、適正判定結果が記憶されていることに基づいて発光源を発光させるので、検査装置による検査結果を発光源により確認することが可能となる。すなわち、この適正判定結果として発光源を点灯させるには検査装置と遊技制御装置との通信内容が適正であった場合に限られるので、CPUが改竄されている場合は勿論、適正な検査装置を用いずにCPUとの通信を図ったような場合も、不適正な通信が行われたと判定することができる。
しかも、請求項1に係る遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システムによれば、検査装置が接続されていなくても、又遊技機の電源が切られた後であっても、電源を入れて監視装置が適正に稼働する限り、判定結果を発光源の表示として報知することができる。また、判定結果の表示方法は単純な発光源の点灯制御としたので、検査装置やCPUのID番号等の専門的な知識がない遊技店員等でも、適正な判定結果であったか否かを的確に判断できる。また、検査装置を操作するのは、警察官又は遊技機メーカの者に限られるので、その際に、検査信号が傍受されたりする心配はないし、監視装置自体はCPUと検査信号を通信することもないので、警察官や遊技機メーカの者が立ち会わない場面で検査信号が遊技制御装置のCPUへ発せられることがなく、検査信号が悪意のある第三者に測定される危険性はない。
また、請求項2に係る遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システムによれば、適正な通信と判定された通信情報に応じて定めた色の発光源を点灯させるので、単に判定結果を表示するだけではなく、通信情報に関する表示を併せて行うことができる。
また、請求項3に係る遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システムによれば、監視装置の発光源の発光色によって、当該CPUに記憶されたメーカコードや機種コードを知ることができる。通常隣接して設置される同一機種の遊技機では、各監視装置の発光源が同じ色で発光することになるので、不正の発見が容易になる。すなわち、隣に設置されている遊技機の監視装置の発光色と異なる色で発光しているような場合、何らかの異常があると推測でき、技術的知識を必要としないで異常を容易に察知できる。
また、請求項4に係る遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システムによれば、発光源を一体に形成したチップ構造の監視装置としたので、遊技機を不正に改竄する者が発光源のみを交換して、判定結果の表示を偽るような不正が困難になり、システム全体の信頼性を高めることができる。
また、請求項5に係る遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システムによれば、検査装置により最後に検査したときから一定の時間が経過すると、不揮発メモリに格納された判定結果がクリアされ、適正通信判定結果での表示が行われなくなる。遊技機が遊技店に設置された後、頻繁に検査装置により検査する機会があれば問題ないが、検査の間隔が空く場合、もし不正改竄があっても、それを察知するまでに時間がかかることになるので、遊技店の被害が大きくなる。そこで、最後に検査された後、一定期間(判定結果有効期間)経過後に、その判定結果を消去して発光源による点灯表示も止めるので、次の検査を促す上で有効である。しかも、仮に不正改竄が行われたとしても、被害を小さくすることに寄与できる。また、そのように時間切れとなった遊技機については、次に検査するまでの期間は特に念入りに目視検査をするよう遊技店は自衛策をとることができる。
また、請求項6に係る遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システムによれば、監視装置が内部で保持する情報を赤外線信号で端末装置へ送信すると、端末装置では、受信情報に応じた情報報知を行うので、監視装置の判定結果を手元の端末装置で確認することができる。
また、請求項7に係る遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システムによれば、判定結果を表示する発光源の色情報を符号化して、赤外線通信により送信し、これを受信した端末装置ではその色情報に応じた色で発光源を点灯表示させるので、監視装置自体の改竄を容易に発見することができる。例えば、遊技機を不正に改竄する者が、監視装置により不正改竄が早期に発覚することを避けるために、監視装置の改竄をも試み、監視装置が判定結果を表示するための発光表示があたかも適正であるかのように、外観を似せて形成した発光源に偽りの表示色で発光表示を行わせたとしても、符号化された発光源の色情報を受けた端末装置で行われる発光表示の表示色と異なることから、監視装置に対する改竄の可能性を容易に判断できる。よって、端末装置による赤外線信号のチェックで容易に監視装置の動作を確認することができるので、監視装置に対する不正改竄の監視を容易に行うことができる。
また、請求項8に係る遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システムによれば、適正な通信情報としてCPUのID番号が含まれている場合に、そのID番号を赤外線通信で端末装置へ送信し、端末装置でCPUのID番号を表示させるものとしたので、警察等が操作する検査装置でしか読取ることができなかったCPUのID番号を容易に確認することが可能となる。従って、遊技機の不正改竄を監視するために有効なCPUのID番号を使って、遊技機に対する不正改竄等の管理を効率よく行うことができる。
また、請求項9に係る遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システムによれば、監視装置がCPUのID番号を暗号化情報として端末装置へ送信し、端末装置では、CPUのID番号を暗号化情報のまま可視表示するので、CPUの偽造防止の観点から、CPUのID番号そのものを遊技店が自由に読み取ることを制限しつつ、本当のID番号と1対1に対応している暗号化したID番号を用いて、遊技店が遊技機の不正改竄を監視することも可能となる。
また、請求項10に係る遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システムによれば、監視装置から送信される内容を暗号化し、適正な復号化手段を備えた端末装置でなければ、暗号化された内容を復号して表示することができないので、監視装置の情報を不適正に引き出すことが困難となり、システム全体の信頼性を一層高めることができる。
以下、本発明に係る遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システムの好適な実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、この発明に係る遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システムの一構成要素である遊技制御装置の分解斜視図である。この遊技制御装置1は、ワンチップCPU3を主要部品とする基板1aを透明なケース2に封入する構成となっている。この透明なケース2は、ふた2aと底2bの2つに分割構成され、ふた2aと底2bはケースを破壊しなければ内部の基板1aを取出すことができないような方法でしっかりと固着されている(以下、「かしめられている」と称する。)。
ケース2をかしめるのは、基板1aに対する不正な改竄を防止するためであり、透明なケース2であるのは、改竄された場合にその発見を容易にするためである。
この基板1aには、ケース2内部のワンチップCPU3とケース2外部の検査装置(後に詳述)を接続するための検査端子である検査コネクタ4がふた2aの外に配置される状態で実装されており、かしめケースを破壊することなく内部に実装されているワンチップCPU3を検査できるようになっている。
上記遊技制御装置1の基板1a上には、監視装置5を実装してあり、透明なケース2を通して、監視装置5が有する発光源であるLEDの色を確認できる。なお、監視装置5の諸機能については後に詳述する。
図2は、上述した遊技機制御装置1に検査装置10を接続した第1実施形態に係る遊技制御装置1と検査装置10との適正通信判定システムの概略構成を示す機能ブロック図である。
検査装置10は、検査コネクタ4を介してワンチップCPU3と接続され、警察官等の操作に従い、非公開の検査信号を送受信することによりワンチップCPU3の真贋、ID番号、メーカコード、機種コード、内蔵ROMのデータ等、ワンチップCPU3に関する検査に必要なデータを取得し、ワンチップCPU3が不正なものでないことを確認することができる。
監視装置5は、ワンチップCPU3と検査コネクタ4との間の検査信号に接続されており、常に検査信号を監視している。ただし、検査装置10の動作に干渉しないように、検査信号に対して常に受動的であり、何ら信号を発するものではない。
なお、本図の例では、検査信号として、検査装置10からワンチップCPU3へ送信する送信信号と、検査装置10がワンチップCPU3から受信する受信信号とから構成するものとしたが、検査コネクタ4を介して授受される信号の構成は、特に本図の例に限定されるものではない。例えば、搬送周波数を異なるものとしたり、時分割したりすることにより、1本の信号線で送受信するようにしても良いし、逆に、この2本の信号線にクロック信号や、通信状態を制御する信号線を追加して3本以上の信号線としても良い。また、この信号の伝送方式も任意に設定して良く、ベースバンド方式であっても、変調されたものであっても構わないし、シリアル通信でなくパラレル通信としても良い。
本実施形態で示す監視装置5は、送信信号をモニタするための送信信号受信手段5a、受信信号をモニタするための受信信号受信手段5b、送信信号や受信信号の適否を判定するマイクロプロセッサ構成(CPU,ROM,RAM)の判定手段5c、動作電源が断たれても記憶内容を保持する不揮発メモリ5d、多色発光のLEDよりなる発光源5eを備える。
上記送信信号受信手段5aおよび受信信号受信手段5bは、検査信号を判定手段5cへ入力するのに適した形式に変換するもので、検査信号の伝送方式により、単にベースバンド方式のシリアル信号をパラレル信号に変換するものであったり、変調された検査信号を復調しパラレル信号に変換するものであったりする。
上記判定手段5cは、検査信号の適否を判定するための情報に基づいて、上記送信信号受信手段5aおよび受信信号受信手段5bから受けた検査信号の内容を判定し、その結果を不揮発メモリ5dに格納し、その結果に応じて発光源5eを制御することで、適宜な色のLEDを発光させる。
上記不揮発メモリ5dは電源が入っていなくてもその内容が保持され、更に判定手段5cから任意に内容を変更できるものである。具体的にはEEPROM、フラッシュメモリ等から構成する。
発光源5eは、R(赤),G(緑),B(青)の各色の信号を独立に制御することで、発光色を変化させられるLEDである。なお、発光源としては、これに限定されるものではなく、各色のLEDを個別に設けたものでも良いし、ランプなどを用いても良い。
図3は、上述した監視装置5における判定手段5cの具体的動作を示すフローチャートである。
電源が投入されて遊技制御装置1が作動することに伴って、監視装置5も動作を開始し、先ず、不揮発メモリ5dに格納された前回の判定結果を読み出し、判定結果に対応する色をLEDで表示する(ステップS1)。なお、前回の判定結果が正常でないものであった場合(適正な通信であると判定した適正通信判定結果が記憶されていない場合)、当然のことながらLEDは点灯させない。これにより、監視装置5には、適正判定結果が保持されていないことが遊技制御装置の外部から確認できる。
続いて、判定手段5cは検査信号が入力されるのを待ち(ステップS2)、検査信号が入力された場合、ワンチップCPU3と検査装置10との間の検査信号の応答についてはあらかじめ分っているので、実際の信号がそれと合致するか否かに基づいて、適正な通信か否かを判定する。例えば、検査装置10がCPUのIDを要求する検査信号に対し、一定の時間内にワンチップCPU3から反応がなかったり、ワンチップCPU3の応答した内容が予め定められたフォーマットを逸脱していたりする場合は異常(適正な通信ではない)と判断するのである。
上記ステップS3において、送受信信号の応答が正常であると判定した場合、その内容(通信情報)から発光源5eで表示するLED色を決定する(ステップS4)。本実施形態の監視装置5においては、LEDがR・G・Bの3色を独立に制御できるので、色の組み合わせは7通(RGBの各色の点灯、消灯の組み合わせ総数8から全色消灯した場合を差し引いたもの)となり、その色バリエーションの範囲内において、検査の結果として得られた情報の一部を表示するのである。例えば、ワンチップCPU3のID番号のbit0、1、2をRGBに対応させることでCPUのID番号が正常に読取れたこと、及びそのIDに対応した色を表示することになる。この場合、bit0、1、2全てが「0」となってしまうと全色消灯してしまい、検査異常の場合と区別が付かないことから、この場合には全色点灯するとしても良い。
斯くすることで、CPUのID番号に応じた色がLEDに表示されることとなり、もしワンチップCPU3が不正に交換された場合、以前の色とは異なる色が表示されるために特別な専門知識がなくても異常であることが分かり、改竄防止に有効である。なお、遊技制御装置1と検査装置10との通信が適正であったか不適正であったかだけを、発光源の点灯・消灯に対応させて表示するだけでも、前回の判定結果を知ることができるので、遊技店にとっては有用な情報となる。
また、判定手段5cの制御による発光源5eの点灯制御に際しては、CPUのID番号ではなく、遊技機の製造メーカを示すコード、あるいは遊技機の機種種別を表すコードをLEDの表示色に対応させても良い。その場合、同じメーカ、あるいは同じ種別の遊技機であれば同じ色が表示されることとなり、通常隣合わせに設置されている同種の遊技機と同じ色であるか比較することで、容易に異常かどうかの判断をすることができる。
続いて、上記ステップS4で決定したLEDの色、及び、CPUのID番号やメーカコード、機種コード等、検査信号から得られた情報を不揮発メモリ5dに格納する(ステップS5)。これは、電源遮断後も判定結果や情報を記憶保持させておき、次に電源を入れたときに、ここで行った検査の結果や情報を発光源5eの表示制御に用いるためである。
その後、判定手段5cは、上記ステップS4で決定した色でLEDを点灯させ(ステップS6)、再び検査信号が入力されるのを待つ。
一方、上記ステップS3で、検査信号が異常であると判断した場合には、不揮発メモリ5dの判定結果をクリアし(ステップS7)、LEDを消灯する(ステップS8)。これは、検査信号に正常に応答しない偽造CPUが装着されていたり、適正な検査装置10とは考えられない装置がワンチップCPU3と通信を行ったような場合であり、そのことを示すための処理である。なお、不揮発メモリ5dの判定結果をクリアするのは、電源を切り、その後電源を入れたときに、ここで行った判定結果が異常であることを表示させるためである。
ここで、上記判定手段5cが送信信号や受信信号から適正な通信か不適正な通信かを判定する具体例を説明する。なお、以下の説明では、図4(a)に示すとおり、検査装置10から送信されるコマンドはA〜Cの3種類のみとし、それに対するワンチップCPU3からのレスポンスも一定のバイト数に限定されるものとする。
図4(a)に示す通り、例えば、CPUのIDを要求する1バイトのコマンドAが検査装置10から送信されると、ワンチップCPU3は3バイト分のIDと1バイトのチェックサムを返す。CPUが搭載された遊技機のメーカコードを要求する1バイトのコマンドBが検査装置10から送信されると、ワンチップCPU3は1バイトのメーカコードと1バイトのチェックサムを返す。CPUが搭載された遊技機の機種コードを要求する1バイトのコマンドCが検査装置10から送信されると、ワンチップCPU3は4バイト分の機種コードと1バイトのチェックサムを返す。
次に、上記のような検査装置10からのコマンドと、CPUからのレスポンスによる適正な通信と不適正な通信の具体例を図5および図6に基づいて説明する。なお、ここでは、上記図4(a)の各コマンドとCPUレスポンスの具体的数値を、図4(b)に示す通りとする。
図5(a)に示す検査装置10とワンチップCPU3との間で行われる通信では、検査装置10からワンチップCPU3へIDを要求するコマンドAとして01h(hは16進表現であることを示す。以下、同様。)が送信され、これに対するレスポンスとして、ワンチップCPU3から検査装置10へ01h,02h,03h(3バイト分のID)と06h(チェックサム)が送信される。これは、図4(a)の対応表に適合したもので、適正な通信が行われたものと判定できる。
図5(b)に示す検査装置10とワンチップCPU3との間で行われる通信では、検査装置10からワンチップCPU3へメーカコードを要求するコマンドBとして02hが送信され、これに対するレスポンスとして、ワンチップCPU3から検査装置10へ09h(1バイトのメーカコード)と09h(チェックサム)が送信される。これも、図4(a)の対応表に適合したもので、適正な通信が行われたものと判定できる。
図5(c)に示す検査装置10とワンチップCPU3との間で行われる通信では、検査装置10からワンチップCPU3へ機種コードを要求するコマンドBとして03hが送信され、これに対するレスポンスとして、ワンチップCPU3から検査装置10へ10h,20h,30h,40h(4バイト分の機種コード)とA0h(チェックサム)が送信される。これも、図4(a)の対応表に適合したもので、適正な通信が行われたものと判定できる。
図6(a)に示す検査装置10とワンチップCPU3との間で行われる通信では、検査装置10からワンチップCPU3へIDを要求するコマンドAとして01hが送信され、これに対するレスポンスとして、ワンチップCPU3から検査装置10へ01h,02h,03h(3バイト分のID)と04h(チェックサム)が送信される。この場合、検査装置10からワンチップCPU3への通信は適正であるが、ワンチップCPU3からのレスポンスにおける4バイト目のチェックサムに誤りがある(本来なら、01h+02h+03h=06hとなる筈が、04hであった)ため、ワンチップCPU3から検査装置10への通信は不適正である。よって、検査装置10とワンチップCPU3との間で適正な通信が行われていないと判定できる。
図6(b)に示す検査装置10とワンチップCPU3との間で行われる通信では、検査装置10からワンチップCPU3へ未定義のコマンドである05hが送信され、これに対するレスポンスとして、ワンチップCPU3から検査装置10へ01h,02h,03h(3バイト分のID)と06h(チェックサム)が送信される。この場合、検査装置10からワンチップCPU3への通信は不適正であり、ワンチップCPU3も未定義のコマンドに対してレスポンスしているため、ワンチップCPU3から検査装置10への通信も不適正である。よって、検査装置10とワンチップCPU3との間で適正な通信が行われていないと判定できる。なお、ワンチップCPU3は、未定義のコマンドに対してはレスポンスを返さないのが本来の適正動作であるが、その場合も、検査装置10とワンチップCPU3との間で適正な通信が行われていないと判定できる。
図6(c)に示す検査装置10とワンチップCPU3との間で行われる通信では、検査装置10からワンチップCPU3へIDを要求するコマンドAとして01hが送信され、これに対するレスポンスとして、ワンチップCPU3から検査装置10へ01h,02h(2バイト分のID)が送信される。この場合、検査装置10からワンチップCPU3への通信は適正であるが、ワンチップCPU3からのレスポンスにおける3バイト目のIDと4バイト目のチェックサムが不足しているため、ワンチップCPU3から検査装置10への通信は不適正である。よって、検査装置10とワンチップCPU3との間で適正な通信が行われていないと判定できる。
図6(d)に示す検査装置10とワンチップCPU3との間で行われる通信では、検査装置10からワンチップCPU3へIDを要求するコマンドAとして01hが送信され、これに対するレスポンスとして、ワンチップCPU3から検査装置10へ01h,02h,03h(3バイト分のID)と06h(チェックサム)に加えて、5バイト目の05hが送信される。この場合、検査装置10からワンチップCPU3への通信は適正であるが、ワンチップCPU3からのレスポンスが5バイトで、3バイト分のIDと1バイトのチェックサムよりも1バイト多いため、ワンチップCPU3から検査装置10への通信は不適正である。よって、検査装置10とワンチップCPU3との間で適正な通信が行われていないと判定できる。
なお、上記の通信例では、通信データそのものに着目して、適正と不適正との判定を行う例を示したが、これに限らず、相互の通信のタイミング、例えばレスポンスのタイムアウトを監視したり、全バイト数が通信される前に次の通信が開始されることを監視することにより、適正・不適正を判定するようにしても良い。この他、コマンド/レスポンスの受領確認を通信したり、各通信信号にCRC等の通信誤り検出/訂正符号を付加したり、通信の取決めをしている場合は、その取決めも通信異常を検出する手掛かりとして用いることができる。また、適正と不適正の判定に際して、検査装置10からワンチップCPU1へ送信される送信信号と、検査装置10からワンチップCPU3からの受信信号の両方が適正な場合を適正通信と判定するものとしたが、例えば、検査装置10からワンチップCPU3から検査装置10への信号のみ、もしくはワンチップCPU3から検査装置10への信号のみで、通信の適否を判定するようにしても良い。
上述した監視装置5は、遊技制御装置1の基板1a上に種々の電子部品で構成されているものでも、別の基板上に形成されて基板1aに実装されているものでも構わないが、監視装置5が有する機能の秘匿性を高めたり、基板1aへの実装を容易にするためには、図7(a),(b)に示すように、発光源5eを含めて樹脂モールドしたICパッケージ化することが望ましい。例えば、図7(a)の監視装置51においては、発光源5eから照射された光を拡散させて視認性を高める光拡散レンズ51aを外装適所に表出させたものである。図7(a)の監視装置52においては、発光源5eから照射された光を拡散させて視認性を高める光拡散板52aを外装適所に表出させたものである。
また、上述した監視装置5の判定手段5cは、適正な通信と判定した場合には、次回の判定結果が出るまで、前回の判定結果を保持し続けるものであったが、これに限らず、判定結果の有効期間を設定し、これを過ぎると判定結果をクリアするような制御を行わせても良い。このような判定結果有効期間を管理できる判定手段5cの具体的動作を図9のフローチャートに基づいて説明する。
電源が入ると不揮発メモリに格納された前回の判定結果を読み出し、判定結果に対応する色をLEDで表示する(ステップS11)。前回の判定結果が正常でないものであった場合、当然のことながらLEDは点灯させない。
続いて、経過時間のカウント値も不揮発メモリ5dから読み出し、カウント値をインクリメントして再び不揮発メモリ5dに書込む(ステップS12)。このように、計測した時間は不揮発メモリ5dに格納するので、遊技機の電源を切っても次に電源を入れたときに続きを計測することができる。
次に、上記ステップS12でカウントされた経過時間が、予め定めた一定時間に達したか否かを判定し(ステップS13)、未だ一定時間が経過していないと判定した場合は、検査信号を受信したか否かを判定する(ステップS14)。検査信号を受信していなければ、再びステップS12へ戻り、経過時間のカウント動作と不揮発メモリ5dへの書込動作を行う。
一方、上記ステップS14で検査信号を受信したと判定した場合には、その検査信号が正常であるか否かを判定する(ステップS15)。なお、この検査信号の適否判定は、上述したものと同様の判定手法により行うもので構わない。
上記ステップS15において、送受信信号の応答が正常であると判定した場合、その内容(通信情報)から発光源5eで表示するLED色を決定し(ステップS16)、検査信号から得られた情報を不揮発メモリ5dに格納すると共に、経過時間を初期化し(ステップS17)、上記ステップS16で決定した色でLEDを点灯させ(ステップS18)、再び経過時間のカウントを行う。
一方、上記ステップS13で一定時間が経過したと判定された場合、および上記ステップS15で検査信号が異常と判定された場合には、不揮発メモリ5dの判定結果と経過時間を初期化し(ステップS19)、発光源5eの点灯制御をやめて消灯する(ステップS20)。
斯くすれば、判定手段5cは、遊技制御装置1と検査装置10との間の通信結果が所定の有効期間を越えると、判定結果をクリアして発光源5eを消灯させるので、遊技制御装置1と検査装置10との通信結果が不適正な場合と同様の状態になり、早急な再検査を促す上で効果的である。
なお、判定結果の有効期間が経過した場合には、不適正な通信結果とは異なる態様(例えば、異なる発光色に変えたり、点滅させたりする態様)で表示するようにしても良い。また、有効期間が終了するまでの残り時間に応じて表示態様を変えることにより、通信結果の有効期間終了までの残り時間を大雑把に把握できるようにしたり、有効期間が終了してからの経過時間に応じて表示態様を変えることにより、通信結果の有効期間が終了してからの経過時間を大雑把に把握できるようにしても良い。このように、有効期間の終了期限までの残り時間、もしくは有効期間が終了してからの経過時間を、監視装置5の発光源5eによる発光態様により遊技店員等が把握できるようにしておけば、早急な再検査を促す上で一層効果的である。また、判定結果有効期間の管理は、遊技機の実稼働時間に限定されるものではなく、例えば、ボタン電池等を電源とするタイマ機能を管理装置に設けておき、現実の経過時間から判定結果有効期間を管理するようにしても良い。
上述した遊技制御装置1と検査装置10との適正通信判定システムの実施形態では、遊技制御装置1設けた監視装置5の発光源5eを直接視認する構成としたが、遊技店員が携帯できる端末装置等でより簡易に管理装置5の判定結果などを取得できれば便利である。そこで、以下に、端末装置20を付加的構成とした第2実施形態に係る遊技制御装置1と検査装置10との適正通信判定システムを説明する。
図10は、上述した遊技機制御装置1と検査装置10と端末装置20とからなる第2実施形態に係る遊技制御装置1と検査装置10との適正通信判定システムの概略構成を示す機能ブロック図である。なお、図10においては、図3に基づき詳述した第1実施形態と同様の構成に同一符号を付して説明を省略する。
赤外線通信機能を付加した監視装置5′は、判定手段5c′が赤外線LED5fを制御して、赤外線信号として情報を送信する。この赤外線信号を端末装置20の赤外線受光器21で受信すると、これを制御手段22が処理し、発光源23(例えば、RGBの多色発光可能なLED)の発光制御を行ったり、表示器24にCPUのID番号や機種コード等を表示したりできるものである。
上記構成において、例えば、監視装置5′から赤外線信号により判定結果を表示するLEDの色を符号として送信する場合、監視装置5′が備える発光源5eの点灯にはR・G・Bの3色の成分があるので、各色のON/OFFを3ビットに符号化すれば良い。それを赤外線信号で送信する場合の波形例を図11に示してある。ここでは、赤外線通信の開始を意味するスタートビットに続き、RGBに対応する信号が続き、通信の終了を意味するストップビットで通信が終わる。
監視装置5′から送信された赤外線信号を受信した端末装置20の制御手段22は、そこに含まれるLEDの色に関する情報を解釈し、発光源23の点灯制御により同じ色で表示する。すなわち、監視装置5′の判定手段5c′が発光源5cを点灯制御させる発光色の情報が直に端末装置20へ送信され、端末装置20で確認できるのである。例えば、監視装置5′のLED5eのみが不適正に改竄されて、本来の表示色ではない色で発光するようにされていた場合、遊技制御装置1を外から見ただけでは、その表示動作が不適正なものとは分からないが、端末装置20で受けた本来の表示色と遊技制御装置1における発光色とが異なっていた場合には、そのような不正が行われた可能性を見出すことができ、適切な対処を迅速に行えるというメリットがある。
また、RGBの色成分をメーカコード、機種コードに基づいて決定する場合、数バイトの情報である各コードを加算する等して8ビットに対応させておき、そのうち3ビットをRGBに対応させても良い。この8ビットの情報は赤外線通信により外部に送信し、これを受けた端末装置20に表示させることにより、7色のLED表示だけでなく、更に詳細に機種を分類することができ、一軒の遊技店内でたまたま違う機種が同じ色表示になってしまっても、この情報を表示することで更に詳細な内容表示とすることができる。
さらに、この赤外線信号にCPUのID番号も含める場合、そのID番号をそのまま表示させることもできるし、そのID番号が暗号化されている場合、その暗号化されたままのID番号を監視装置5′から送信し、これを受けた端末装置20の表示器24にも暗号化されたまま表示させることもできる。なお、暗号化の方式には、DES、FEAL、RC6、Rijndael等各種あり、これら公知既存の暗号化方式の何れを適用しても構わない。
ここで、暗号化とは可逆的な操作であるので、元データであるID番号と暗号化ID番号とは1対1に対応する。従って、ワンチップCPUのID番号を不正監視のために利用したい遊技店では、ワンチップCPUに設定されているID番号の代わりに暗号化ID番号を利用することができる。すなわち、遊技機納品時等に取得した当該遊技機におけるCPUの暗号化ID番号を控えておけば、その後にCPUが交換されてID番号が変わった場合、暗号化ID番号も変わるので、不正監視という目的を達成することができる。しかも、ワンチップCPUに設定されている生のID番号は、端末装置20を用いても、遊技店で知ることはできない。よって、悪意の遊技店にCPUのID番号を知られて、偽造CPUを用意するための情報が漏れることを防げる。すなわち、監視装置5′から暗号化したCPUのID番号を送信し、これを受けた端末装置20が暗号化されたままのID番号を表示する構成とすれば、ID番号情報の流出を防ぎつつ、遊技店の自主的な不正監視を助けることが可能となる。また、判定結果有効期間の管理は、遊技機の実稼働時間に限定されるものではなく、例えば、ボタン電池等を電源とするタイマ機能を管理装置に設けておき、現実の経過時間から判定結果有効期間を管理するようにしても良い。
加えて、監視装置5′が、判定結果の有効期間が経過したことを発光源5eの発光態様(例えば、表示色の変更や、点灯から点滅への動作変更など)により表示する構成とした場合には、同様の表示制御情報を端末装置20へ送信して、端末装置20でも発光源23の表示態様によって同様の情報を表示できるようにしても良い。また、監視装置5′が、判定結果の有効期間終了までの残り時間や有効期間終了後の経過時間を、発光源5eの表示態様による報知可能な構成とした場合でも、同様の情報を端末装置20へ送信して、端末装置20のでも発光源23の表示態様によって同様の情報を報知できるようにしても良い。
なお、本実施形態で示した端末装置20は、CPUのID番号等の文字情報を表示できる表示器24を備え、この表示器24を用いて時間表示を行うことも可能であるから、例えば、不揮発メモリ5dに保持している時間情報(判定結果の有効期間終了までの残り時間や有効期間終了後の経過時間)を監視装置5′から端末装置20へ送信し、有効期間終了までの残り時間や有効期間終了後の経過時間を正確に把握できるようにしても良い。このように、判定結果の有効期間を把握できる情報を端末装置20で報知させるようにすれば、再検査の計画にも役立てることができ、実用的価値が高い。
なお、上述した第2実施形態では、赤外線通信により端末装置20へ情報を送信するものとしたが、監視装置5′からの情報送信は赤外線通信に限定されるものではなく、近距離無線電波通信等を用いても良い。また、通信プロトコルとして、IrDAやブルートゥース(登録商標)等の公開規約を用いずに、監視装置5′で独自の暗号化を施して送信し、適正な復号化機能を持った端末装置でのみ受信情報を復号化できるようにしても良い。或いは、無線に限らず、電気的信号線を使った有線による通信を用いることもできる。有線通信にする場合には、監視装置5′の情報を引き出すコネクタを遊技制御装置1に装備させ、このコネクタを介して外部の端末装置20と接続されるようにすれば良い。
遊技機制御装置が使用される態様である。 不正監視装置の概略構成図である。 判定手段の動作を示すフローチャートである。 検査装置からのコマンドと、適正なレスポンスの対応説明図である。 検査装置とCPUとの適正な通信例を示す説明図である。 検査装置とCPUとの不適正な通信例を示す説明図である。 (a)は、ICチップ化した不正監視装置の第1構成例の外観斜視図である。(b)は、ICチップ化した不正監視装置の第1構成例の正面図である。 (a)は、ICチップ化した不正監視装置の第2構成例の外観斜視図である。(b)は、ICチップ化した不正監視装置の第2構成例の正面図である。 最後に検査してからの経過時間を計測する判定手段の動作を示すフローチャートである。 赤外線通信手段を追加した不正監視装置の概略構成図である。 不正監視装置から端末への赤外線通信の例を示す波形図である。
符号の説明
1 遊技制御装置
1a 基板
2a ふた
2b 底
3 ワンチップCPU
4 検査コネクタ
5 監視装置
5a 送信信号受信手段
5b 受信信号受信手段
5c 判定手段
5d 不揮発メモリ
5e 発光源(多色LED)
5f 赤外線LED
10 検査装置
20 端末装置
21 赤外線受光器
22 制御手段
23 発光源(多色LED)
24 表示器
51 監視装置(ワンチップ構造の第1例)
51a 光拡散レンズ
52 監視装置(ワンチップ構造の第2例)
52a 光拡散板

Claims (10)

  1. 遊技機の制御用プログラム等が格納されたCPUを備える遊技制御装置と、該遊技制御装置と所定の検査端子を介して検査通信を行う検査装置と、上記遊技制御装置のCPUと検査端子との間で授受される信号を受動的にモニタする監視装置と、からなり、
    上記監視装置は、
    CPUと検査装置との間で行われる適正な通信情報を記憶する不揮発性の適正通信情報記憶手段と、
    上記検査端子からCPUへの信号および/またはCPUから検査端子への信号が、上記適正通信情報記憶手段に記憶された適正な通信情報に合致するか否かに基づいて、適正な通信であるか否かを判定し、適正な通信であると判定した場合には適正通信判定結果を不揮発性の判定結果記憶手段に記憶させ、不適正な通信であると判定した場合には適正通信判定結果を消去する適正通信判定手段と、
    上記判定結果記憶手段に適正通信判定結果が記憶されていることに基づいて、発光源を点灯させる判定結果表示手段と、
    を備えることを特徴とする遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システム。
  2. 上記監視装置の判定結果記憶手段は、適正通信判定手段が適正な通信と判定した通信情報を併せて記憶し、
    上記判定結果表示手段は、適正な通信と判定された通信情報に応じて定めた色の発光源を点灯させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システム。
  3. 上記監視装置の判定結果記憶手段は、適正な通信情報としてCPUから検査装置へ送信されたメーカコードや機種コードを通信情報として記憶し、
    上記判定結果表示手段は、メーカコードや機種コードに応じて予め定めた色の発光源を点灯させるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システム。
  4. 上記監視装置は、発光源を一体に形成したチップ構造であることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システム。
  5. 上記監視装置は、遊技制御装置と連動して動作するものとし、
    適正通信判定手段による適正通信判定結果が判定結果記憶手段に記憶されてから、遊技制御装置が作動している経過時間を不揮発性記憶手段に累積記憶することで、適正通信判定後に遊技機が稼働した延べ時間を計測する経過時間計測手段と、
    上記経過時間計測手段が予め定めた稼働上限時間を計時することに基づいて、判定結果記憶手段から適正通信判定結果を消去する判定結果有効期間管理手段と、
    を備えるものとしたことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システム。
  6. 上記監視装置には、内部で保持する情報を赤外線信号で送信可能な赤外線通信手段を設け、
    上記監視装置から送信される赤外線信号を受信し、受信情報に応じた情報報知が可能な端末装置を含むことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システム。
  7. 上記監視装置は、判定結果表示手段が点灯させている発光源の色情報を符号化して赤外線信号で送信するものとし、
    上記端末装置は、監視装置からの赤外線信号として受信した発光源の色情報に基づき、対応する色の発光源を点灯させるようにしたことを特徴とする請求項6に記載の遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システム。
  8. 上記監視装置は、判定結果記憶手段に適正な通信情報としてCPUのID番号が含まれている場合に、これを赤外線信号で外部へ送信するものとし、
    上記端末装置は、監視装置からの赤外線信号として受信したCPUのID番号を可視表示するようにしたことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システム。
  9. 上記監視装置は、外部へ送信するCPUのID番号を暗号化情報として送信するものとし、
    上記端末装置は、監視装置からの赤外線信号として受信したCPUのID番号を暗号化情報のまま可視表示するようにしたことを特徴とする請求項8に記載の遊技制御装置と検査装置との適正通信判定システム。
  10. 上記監視装置の赤外線通信手段は、その内容を暗号化して送信するものとし、
    上記端末装置には、暗号化された内容を復号する復号化手段を設けたことを特徴とする請求項6〜請求項9の何れか1項に記載の遊技制御装置と監視装置との適正通信判定システム。
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