JP2010022516A - 異常検知装置、遊技機、異常検知方法、情報送信方法、異常検知プログラム、および情報送信プログラム - Google Patents

異常検知装置、遊技機、異常検知方法、情報送信方法、異常検知プログラム、および情報送信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で、不正行為の早期発見を実現し、不正による被害の拡大防止および不正行為の抑制を図ること。
【解決手段】ホールコンピュータ120は、第1受信部521と、抽出部522と、判断部523と、出力部524とを備える。第1受信部521は、遊技機に設けられたLEDから送出される可視光を、受光センサを介して電気信号として受信する。抽出部522は、第1受信部521によって受信された可視光から遊技機固有の識別情報を抽出する。判断部523は、抽出部522によって抽出された識別情報、および遊技機に関連付けられて予め設定されている設定情報に基づいて、識別情報の正当性を判断する。出力部524は、判断部523によって識別情報が不当であると判断された場合、遊技機の異常を示す異常情報を出力する。
【選択図】図5

Description

この発明は、遊技場などに用いられる、異常検知装置、遊技機、異常検知方法、情報送信方法、異常検知プログラム、および情報送信プログラムに関する。
ぱちんこ遊技機やスロット遊技機などの遊技機を設置した遊技場においては、当該遊技機を不正に改造して、遊技者が不当に遊技媒体を獲得する不正行為が後を絶たない。この不正行為は、具体的には、遊技機の制御を司る主制御基板や当該主制御基板に実装されているROMなどを不正なもの(所謂、裏ロム)に交換することによっておこなわれる。
そして、このような不正行為により、遊技場が被る被害は甚大なものとなっている。不正行為を防止するために、従来から、各遊技場においては様々な不正対策がおこなわれている。たとえば、各遊技場において、不正行為を監視するために、監視カメラを設置したり、従業員の数を増やしたりする対策が講じられている。
また、このほかの不正対策としては、遊技機の主制御基板の基板ケースに識別情報を有するICタグを取り付け、当該ICタグを、遊技島の内部に取り付けられたタグリーダによって読み取ることにより、主制御基板が不正に交換されていないか否かを検出するようにした技術が提案されている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
特開2008−000204号公報
しかしながら、監視カメラの設置や従業員の増員によって不正行為の監視を強化したとしても、不正行為自体の巧妙化により、監視カメラでは捉えきれなかったり、従業員が気付かなかったりする場合が多く、結果的に不正行為を十分に把握することができないといった問題があった。
また、上述した特許文献1に記載の従来技術は、タグリーダが呼出波を発信することにより誘導電磁界を発生させ、当該誘導電磁界の電磁誘導によりICタグの起電力を発生させるものであるため、発生させた誘導電磁界が、他の制御基板や遊技媒体貸出装置などの他の電子機器に悪影響を及ぼすおそれがあるといった問題があった。
特に、特許文献1の技術では、コスト面の観点からタグリーダの数を減らすことが望まれるが、タグリーダの数を減らすと、タグリーダとICタグとの距離が離れる分、呼出波の誘導電磁界の強度を強める必要がある。そして、このように誘導電磁界の強度を強めると、電子機器へ悪影響を及ぼすおそれがいっそう高まるといった問題があった。
また、このほかにも、特許文献1の技術は、データ送信用の配線などが必要となるため、島設備内の配線が複雑になるといった問題もあった。
この発明は、上述した問題点を解消するため、簡単な構成で、電子機器に悪影響を及ぼすことなく、不正行為の早期発見を実現し、不正による被害の拡大防止を図ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる異常検知装置は、遊技機に設けられた発光体から送出される可視光を受光する受光手段と、前記受光手段によって受光された可視光から前記遊技機固有の識別情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された前記識別情報、および前記遊技機に関連付けられて予め設定されている設定情報に基づいて、前記識別情報の正当性を判断する判断手段と、前記判断手段によって前記識別情報が不当であると判断された場合、前記遊技機の異常を示す異常情報を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
また、上記発明において、前記判断手段は、前記受光手段による可視光の受光が不能となったか否かを判断し、前記出力手段は、前記判断手段によって前記受光が不能と判断された場合に、前記遊技機の異常を示す異常情報を出力するようにしてもよい。
また、上記発明において、前記判断手段は、前記識別情報と前記設定情報とが一致するか否かを判断し、前記出力手段は、前記判断手段によって前記識別情報と前記設定情報とが一致しないと判断された場合に、前記遊技機の異常を示す異常情報を出力するようにしてもよい。
また、上記発明において、前記出力手段は、前記遊技機に異常が発生した時期を特定するための時期情報、または、当該異常の発生した遊技機を特定するための遊技機情報、を含む前記異常情報を出力するようにしてもよい。
また、上記発明において、前記出力手段は、遊技場に関する不正を監視する監視サーバへ前記異常情報を送信する送信手段を備えるようにしてもよい。
また、上記発明において、前記送信手段は、異常の発生した遊技機が設置されている遊技場を特定するための遊技場情報を含む異常情報を前記監視サーバに送信するようにしてもよい。
また、この発明にかかる遊技機は、遊技機固有の識別情報を変調する変調手段と、前記変調手段によって変調された前記識別情報を可視光によって送出する発光手段と、を備えることを特徴とする。
また、上記発明において、前記発光手段は、主制御基板に設けられたものとしてもよい。
また、この発明にかかる異常検知方法は、遊技機に設けられた発光体を用いて、当該発光体から前記遊技機固有の識別情報を受光する受光工程と、前記受光工程にて受光された可視光から前記遊技機固有の識別情報を抽出する抽出工程と、前記抽出工程にて抽出された識別情報、および前記遊技機に関連付けられて予め設定されている設定情報に基づいて、前記識別情報の正当性を判断する判断工程と、前記判断工程にて前記識別情報が不当であると判断された場合、前記遊技機の異常を示す異常情報を出力する出力工程と、を含むことを特徴とする。
また、この発明にかかる情報送信方法は、遊技機固有の識別情報を変調する変調工程と、前記変調工程にて変調された前記識別情報を可視光によって送出する発光工程と、を含むことを特徴とする。
また、この発明にかかる異常検知プログラムは、上記異常検知方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、この発明にかかる情報送信プログラムは、上記情報送信方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、簡単な構成で、電子機器に悪影響を及ぼすことなく、不正行為の早期発見を実現し、不正による被害の拡大防止を図ることができるという効果を奏する。
以下に、添付図面を参照して、この発明にかかる異常検知装置、遊技機、異常検知方法、情報送信方法、異常検知プログラム、および情報送信プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、実施の形態1では、この発明にかかる異常検知装置をホールコンピュータに適用した例について説明する。
(実施の形態1)
(不正監視システムのシステム構成)
図1は、実施の形態1にかかる不正監視システムのシステム構成を示した説明図である。この不正監視システムは、遊技場(たとえば、ぱちんこホール)の売上情報を管理するコンピュータ装置を利用して、遊技場内に設置されている遊技機に対する不正行為を監視するものである。
図1において、不正監視システム100は、遊技場A内に設置されている複数の遊技機110−1〜110−n(以下、単に遊技機110という)と、ホールコンピュータ120と、監視サーバ130とを備えている。ホールコンピュータ120と、監視サーバ130とは、インターネット、LANおよびWANなどのネットワークを介して接続されている。
遊技機110は、遊技場A内に設置されているぱちんこ遊技機やスロット遊技機などの電子機器である。ホールコンピュータ120は、設定情報管理DB(データベース)121を備え、遊技場A内に設置されている遊技機110に対する不正行為を監視するとともに、遊技機110の売上情報を管理するコンピュータ装置である。このホールコンピュータ120は、たとえば、遊技場Aの管理室などに設置される。
ホールコンピュータ120は、遊技機110に設けられた発光体から送出される可視光を受光する受光センサ122に接続されている。受光センサ122は、遊技場A内の天井などに配置されており、発光体からの可視光を受光する。この可視光には、遊技機110を識別するための遊技機固有の識別情報が含まれる。設定情報管理DB121には、遊技機110に関連付けられて予め設定されている設定情報が格納されている。
ホールコンピュータ120は、可視光に含まれる識別情報と、設定情報管理DB121に格納されている設定情報とを用いて、識別情報の正当性を判断することにより、遊技機110の不正を監視する。なお、本発明の異常検知装置は、ホールコンピュータ120および受光センサ122によって構成される。
監視サーバ130は、複数の遊技場(図1では、遊技場A)に関する不正を監視するとともに、遊技場の売上情報を管理するコンピュータ装置である。この監視サーバ130は、たとえば、遊技場Aの会計などを監督し、その適法性、妥当性などを判断する第三者機関に設置される。第三者機関のユーザは、ホールコンピュータ120から監視サーバ130に送信されてくる異常情報をもとに遊技場Aに関する不正を監視する。
(遊技機の基本構成)
つぎに、図2を用いて、実施の形態1に用いられる遊技機110の基本構成について説明する。図2は、実施の形態1にかかる遊技機110の一例を示す正面図である。図2に示す遊技機110において、遊技盤201の下部位置に配置された図示せぬ発射部の駆動によって発射された遊技球は、レール202a,202b間を上昇して遊技盤201の上部位置に達した後、遊技領域203内を落下する。遊技領域203には、図示を省略する複数の釘が設けられ、遊技球を各種の方向に向けて落下させるとともに、落下途中の位置には、遊技球の落下方向を変化させる風車や、入賞口が配設されている。
遊技盤201の遊技領域203の中央部分には、表示部204が配置されている。表示部204としては、たとえば、液晶表示器(LCD)が用いられる。表示部204の下方には、始動入賞させるための始動入賞口205が配設されている。表示部204の左右には、それぞれ入賞ゲート206が配設されている。入賞ゲート206は、遊技球の通過を検出し、始動入賞口205を一定時間だけ開放させる抽選をおこなうために設けられる。
表示部204の側部や下方などには普通入賞口207が配設されている。普通入賞口207に遊技球が入賞すると、普通入賞時の賞球数(たとえば、10個)の払い出しをおこなう。遊技領域203の最下部には、どの入賞口にも入賞しなかった遊技球を回収する回収口208が設けられている。
上述した表示部204は、特定の入賞口に遊技球が入賞したとき(始動入賞時)に、複数の図柄の表示の変動を開始させ、所定時間後に図柄が停止する。この停止時に特定図柄(たとえば、「777」)が揃ったとき、大当たり状態となる。大当たり状態のとき、下方に位置する大入賞口209が一定の期間開放を所定ラウンド(たとえば、15ラウンド)繰り返し、入賞した遊技球に対応した賞球数を払い出す。
(遊技機の背面構成)
つぎに、図3を用いて、実施の形態1にかかる遊技機110の背面について説明する。図3は、実施の形態1にかかる遊技機110の背面図である。なお、図3に示す背面図は、図1に示した遊技盤201を裏面から見た状態である。図示の例では、遊技機110は、機枠301に嵌め込まれている。なお、この機枠301に嵌め込まれている遊技機110は、図示せぬ設置枠に対して片開きする構成になっており、すなわち、設置枠に対して固定された状態と開放した状態とに位置することが可能な開閉自在な構成になっている。
なお、この遊技機110は、遊技に使用する遊技球や遊技メダルなどの遊技媒体を貸し出す図示せぬ遊技媒体貸出装置に接続される。遊技媒体貸出装置は、たとえば、遊技者から投入されたカードなどに記憶されている入金情報に応じて、遊技媒体の貸し出しに関する信号を遊技機110に送信する。
また、遊技機110には、主制御基板、演出制御基板、賞球制御基板などの各種制御基板を基板ケース310〜312で覆った状態で配置している。具体的には、主制御基板は基板ケース310に、賞球制御基板は基板ケース311に、演出制御基板は基板ケース312に、それぞれ覆われている。また、基板ケース312は、裏カバー320によって覆われている。
基板ケース310〜312は、外部から各種制御基板の不正改造や、不正基板への交換などの不正行為ができないように、各種制御基板の上面および側面を覆う構成となっている。さらに、基板ケース310〜312は、たとえば、アクリルなどの透明部材によって構成されており、各種制御基板の不正改造や、不正基板への交換などの不正行為に対して目視確認ができるようになっている。
また、裏カバー320は、透明ケースによって構成されており、基板ケース312の外側に配設されている接続ケーブルを保護する。具体的には、裏カバー320によって、各種制御基板やその他遊技機の部品に接続される接続ケーブルが保護されている。
(主制御基板の構成の一例)
つぎに、図4を用いて、実施の形態1にかかる主制御基板の構成の一例について説明する。図4は、実施の形態1にかかる主制御基板の構成の一例を示す説明図である。
図4において、主制御基板400は、基板本体401上にCPU、ROM、RAM、などの電子部品402を実装している。また、基板本体401上の中央には、発光部としてのLED403が設けられ、当該LED403が可視光を放射するようになっている。なお、実施の形態1においては、発光部として、LED(発光ダイオード)を用いているが、インバータ型蛍光灯や直流型蛍光灯などを用いることも可能である。
また、LED403から放射される可視光には、遊技機固有の識別情報が含まれる。具体的には、LED403は、一定間隔に1回ずつ光源を高速に点滅させることでデータを転送するサブキャリア反転パルス位相変調などの変調方式によって変調された光を放射する。なお、LED403は、高速に点滅しているが、見た目上は点灯した状態にあるため、薄暗い島設備内を照らす役割も担っている。
このLED403から放射された可視光は、上述したように遊技場A内の天井などに配置される受光センサ122(図1参照)に受光される。そのため、LED403と受光センサ122との間には可視光を遮断する遮蔽物がないことが望ましい。なお、遊技島の天板により可視光が遮断されることのないよう、たとえば、天板を透明なものにしたり、天板から可視光を導光させるための開口部などを設けたりしてもよい。
また、主制御基板400が内側に入り込んでいる場合、たとえば、裏カバー320(図3参照)が可視光を遮断するような構成となっている場合、ミラーやレンズなどの導光手段を用いてもよい。また、LED403の電源は、常時オン状態になっているものとするが、たとえば、営業中のみまたは非営業中のみオンにしてもよいし、1時間おきなどの所定のタイミングでオンにしてもよい。また、ホールコンピュータ120がLED403から識別情報を受信するときのみ、オンにするようにしてもよい。
また、実施の形態1では、受光センサ122を遊技場Aの天井に設けているが、これに限られるものではなく、たとえば、遊技島内に設けてもよい。さらに、受光センサ122を設置する数は、各遊技機110のLED403を受光できれば、その数は特に限定されることなく、たとえば、遊技島ごとに1個としてもよいし、遊技機110ごとに1個としてもよいし、所定数の遊技機110ごとに1個としてもよい。
この主制御基板400は、基板ケース310に収容されている。基板ケース310は、矩形上をなし、遊技機110を制御する電子部品402を搭載した主制御基板400の上面を覆う上面部410と、側面を覆う側壁411とからなる構成である。
基板ケース310の上面部410は、基板ケース310の内部に設置された基板本体401に対して略平行な面によって構成される。一方、側壁411は、基板本体401に対して略垂直な面によって構成される。したがって、基板ケース310と主制御基板400とによって直方体を形成している。この基板ケース310は、アクリルなどの透明部材によって構成されているため、外部から内部を目視することができ、主制御基板400が不正に交換されていないかを確認することが可能になっている。
(不正監視システム100の機能的構成)
つぎに、図5を用いて、実施の形態1にかかる不正監視システム100の機能的構成について説明する。図5は、実施の形態1にかかる不正監視システム100の機能的構成を示すブロック図である。図5において、不正監視システム100は、遊技機110と、ホールコンピュータ120と、監視サーバ130とを備えている。
遊技機110は、変調部501と、発光部502とを備えている。変調部501は、遊技機固有の識別情報を変調する。変調部501は、上述したように、一定間隔に1回ずつ光源を高速に点滅させることでデータを転送するサブキャリア反転パルス位相変調などの変調方式を用いて、識別情報を変調する。
発光部502は、図4に示したLED403に相当し、変調部501によって変調された識別情報を可視光によって送出する。すなわち、発光部502(LED403)から発光される光には、識別情報が含まれるとともに、視認できるようになっている。
ホールコンピュータ120は、第1受信部521と、抽出部522と、判断部523と、出力部524と、表示部525と、送信部526と、第2受信部527とを備える。また、ホールコンピュータ120は、受光部510(受光センサ122に相当)と有線または無線により通信接続される。この受光部510は、遊技機110の発光部502から送出される可視光を受光する。受光した光は、電気信号としてホールコンピュータ120に送出される。
なお、図5において、点線で示す領域550は、本発明にかかる異常検知装置を示している。すなわち、異常検知装置は、ホールコンピュータ120および受光部510によって構成される。
第1受信部521は、受光部510から送出された電気信号を受信する。第1受信部521による受光部510からの受信は、営業時間中または非営業時間中などの所定の時間や、1時間おきといった所定の間隔おきなどの、監視モード中におこなわれるが、常時おこなってもよい。
抽出部522は、第1受信部521によって受信された電気信号を復調し、遊技機固有の識別情報を抽出する。判断部523は、抽出部522によって抽出された識別情報、および遊技機110に関連付けられて予め設定情報管理DB121に格納されている設定情報に基づいて、識別情報の正当性を判断する。なお、設定情報は、遊技機110ごとに割り当てられた情報であり、設定情報管理DB121から読み出される情報である。
出力部524は、判断部523によって識別情報が不当であると判断された場合、遊技機110の異常を示す異常情報を出力する。出力部524による出力形式は、表示部525による表示や、送信部526を用いた監視サーバ130への送信であるが、このほかにも警報音などの音声出力、外部のプリンタによる印刷出力、メモリへのデータ出力(保存)などを用いてもよい。
判断部523による正当性の判断は、具体的には、可視光の受光が可能か否か、すなわち、第1受信部521が電気信号を受信するか否かを判断することによっておこなわれる。可視光の受光が可能な場合とは、発光部502からの発光があることを意味し、具体的には、遊技機110に主制御基板400が取り付けられている通常の状態に相当する。この場合、出力部524は、遊技機110に異常のない旨を出力する。
一方、可視光の受光が不能な場合とは、発光部502からの発光がないことを意味し、たとえば、LED403や受光部510などの故障や、遊技機110から主制御基板400が別のものに取り替えられたことなどの、不正行為がおこなわれたおそれのある異常な状態に相当する。この場合、出力部524は、遊技機110の異常情報を出力する。
また、このほかにも、判断部523による正当性の判断は、識別情報と設定情報とが一致するか否かを判断することによっておこなわれる。識別情報と設定情報とが一致する場合とは、異常のない状態に相当する。したがって、この場合、出力部524は、遊技機110に異常のない旨を出力する。一方、識別情報と設定情報とが一致しない場合とは、異常な状態に相当する。この場合、出力部524は、遊技機110の異常情報を出力する。
また、出力部524は、異常情報に、当該異常の発生した時期を特定するための時期情報を含ませて出力する。すなわち、出力部524は、判断部523によって、受光が不能であると判断されたときの時期情報、または、識別情報と設定情報とが一致しないと判断されたときの時期情報、を含む異常情報を出力する。
また、出力部524は、異常情報に、当該異常の発生した遊技機110を特定するための遊技機情報を含ませて出力する。遊技機情報には、たとえば、遊技台番号、機種情報、メーカ情報、遊技機ID、などが含まれる。すなわち、出力部524は、判断部523によって、受光が不能であると判断された遊技機110の遊技機情報、または、識別情報と設定情報とが一致しないと判断された遊技機110の遊技機情報、を含む異常情報を出力する。
送信部526は、上述した異常情報を、遊技場Aに関する不正を監視する監視サーバ130へ送信する。また、送信部526は、当該異常が発生した遊技機110が設置されている遊技場Aを特定するための遊技場IDなどの遊技場情報を含む異常情報を監視サーバ130に送信する。第2受信部527は、監視サーバ130から設定情報を受信する。第2受信部527が受信した設定情報は、設定情報管理DB121に格納される。
(ホールコンピュータのハードウェア構成)
つぎに、ホールコンピュータ120のハードウェア構成について説明する。図6は、ホールコンピュータ120のハードウェア構成を示すブロック図である。図6において、ホールコンピュータ120は、CPU601と、ROM602と、RAM603と、磁気ディスクドライブ604と、磁気ディスク605と、光ディスクドライブ606と、光ディスク607と、音声I/F(インターフェース)608と、スピーカ609と、入力デバイス610と、映像I/F611と、ディスプレイ612と、通信I/F(インターフェース)613と、管理DBI/F614とを備えている。また、各構成部601〜614はバス620によってそれぞれ接続されている。
CPU601は、ホールコンピュータ120の全体の制御を司る。ROM602は、ブートプログラム、異常検知プログラムなどのプログラムを記録している。また、RAM603は、CPU601のワークエリアとして使用される。
異常検知プログラムは、通信I/F613によって受光センサ122(図1参照)から送出される電気信号を用いて遊技機固有の識別情報を抽出するとともに、抽出した識別情報と予め設定されている設定情報とに基づいて、識別情報の正当性を判断して、不当な場合に異常情報を出力するプログラムである。なお、設定情報は、設定情報管理DB121から読み出され、ROM602やRAM603などのメモリに保持される情報である。
なお、図5に示した抽出部522と、判断部523は、CPU601によって実現される。すなわち、CPU601が異常検知プログラムを実行することにより、抽出部522と判断部523の機能を実現する。
磁気ディスクドライブ604は、CPU601の制御にしたがって磁気ディスク605に対するデータの読み取り/書込みを制御する。磁気ディスク605は、磁気ディスクドライブ604の制御で書込まれたデータを記録する。磁気ディスク605としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
光ディスクドライブ606は、CPU601の制御にしたがって光ディスク607に対するデータの読み取り/書込みを制御する。光ディスク607は、光ディスクドライブ606の制御にしたがってデータの読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク607は、書込み可能な記録媒体を利用することもできる。なお、この着脱可能な記録媒体として、光ディスク607のほか、MO、メモリカードなどであってもよい。
音声I/F608は、音声出力用のスピーカ609に接続される。スピーカ609からは音声が出力される。また、入力デバイス610は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。
映像I/F611は、ディスプレイ612と接続される。映像I/F611は、具体的には、たとえば、ディスプレイ612全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ612を表示制御する制御ICなどによって構成される。
ディスプレイ612には、アイコン、カーソル、メニュー、ウィンドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。また、ディスプレイ612には、上述した異常情報が表示される。なお、図5に示した表示部525は、ディスプレイ612によって実現される。
通信I/F613は、ネットワークに接続され、CPU601とのインターフェースとして機能する。また、通信I/F613は、CPU601の制御により、受光センサ122から可視光を電気的に変換した電気信号を受信する。また、通信I/F613は、CPU601の制御により、異常情報を監視サーバ130へ送信したり、監視サーバ130から設定情報を受信したりする。なお、図5に示した、第1受信部521と、送信部526と、第2受信部527とは、通信I/F613によって実現される。
管理DBI/F614は、設定情報管理DB121に接続され、CPU601とのインターフェースとして機能し、通信I/F613が受信した設定情報を設定情報管理DB121に格納したり、CPU601による識別情報の正当性の判断時に設定情報を設定情報管理DB121から読み込んだりする。
(設定情報管理DBに格納されている設定情報の内容)
つぎに、図7を用いて、図1に示した設定情報管理DB121に格納されている設定情報の内容について説明する。図7は、設定情報管理DB121に格納されている設定情報の内容を示す説明図である。図7において、設定情報管理DB121は、遊技場Aに設置されている遊技機110−1〜110−nごとに、遊技台番号および遊技機IDを含む設定情報700−1〜700−nを保持している。なお、設定情報には、機種情報やメーカ情報などを含ませてもよい。
遊技台番号は、各遊技機110−1〜110−nを区別するための情報であり、たとえば、遊技場A内での各遊技機110−1〜110−nの位置を特定するための情報である。遊技機IDは、監視サーバ130から割り当てられる各遊技機110−1〜110−nを識別するための情報であり、各遊技機固有の情報である。
ここで、遊技機110−2を例に挙げると、設定情報700−2は、遊技台番号「A002」および遊技機ID「123002」を有している。すなわち、遊技場A内での遊技機110−2の位置を特定するための情報が「A002」であり、遊技機110−2を識別するための情報が「123002」である。
なお、図6に示したCPU601による正当性の判断について具体例を挙げて補足しておく。たとえば、遊技場A内に設置されている遊技機110−2を例に挙げると、識別情報に含まれている遊技機IDが設定情報700−2に含まれている遊技機ID「123002」と一致した場合には、その識別情報が正当であると判断する。一方、識別情報に含まれている遊技機IDが、たとえば、「123009」であり、設定情報700−2に含まれている遊技機ID「123002」と一致しなかった場合には、その識別情報が不当であると判断する。
(不正監視システムの監視処理手順)
つぎに、実施の形態1にかかる不正監視システム100の監視処理手順について説明する。図8は、実施の形態1にかかる不正監視システム100の監視処理手順を示すシーケンス図である。図8において、まず、監視サーバ130が、遊技場Aに設置されている各遊技機固有の設定情報700−1〜700−nをホールコンピュータ120に送信する(ステップS801)。
そして、ホールコンピュータ120は、通信I/F613により、各遊技機固有の設定情報700−1〜700−nを監視サーバ130から受信し(ステップS802)、管理DBI/F614を制御して、設定情報700−1〜700−nを設定情報管理DB121に格納する。
また、遊技機110では、LED403を用いて、常時、遊技機固有の識別情報を含む可視光を発光する(ステップS803)。なお、LED403は、たとえば、LED403専用の所定のスイッチがオフになるまで点灯し続け、当該スイッチがオフになると消灯し、当該消灯とともに、遊技機110における処理を終了する。
ホールコンピュータ120は、ステップS803における可視光の発光を受けて、受光センサ122が可視光を受光することにより、通信I/F613を介して識別情報を受信する(ステップS804)。そして、通信I/F613による受信が不能となったか否か、すなわち、受光センサ122によるLED403からの受光が不能となったか否かを判断する(ステップS805)。
なお、たとえば、店員が遊技機110の点検をおこなう場合など、遊技機110を設置枠から開放させた際には、一時的に受光センサ122による受光が不能となることが想定される。このような場合を考慮し、たとえば、設置枠に対して遊技機110のロックが解除されたときには、当該遊技機110に対しての受光が不能か否かの判断を無効にするようになっている。
ステップS805において、受光が不能となっていないと判断した場合(ステップS805:No)、CPU601が、識別情報が正当か否かを判断する(ステップS806)。識別情報が正当であると判断した場合(ステップS806:Yes)、ステップS804に戻る。一方、識別情報が正当ではないと判断した場合(ステップS806:No)、ディスプレイ612から異常情報を表示出力する(ステップS807)。
また、ステップS805において、受光が不能となった場合も(ステップS805:Yes)、ステップS807に移行する。このあと、通信I/F613により異常情報を監視サーバ130に送信し(ステップS808)、ホールコンピュータ120における処理を終了する。
そして、監視サーバ130では、ホールコンピュータ120からの異常情報の送信により、異常情報を受信する(ステップS809)。さらに、ディスプレイなどから異常情報を出力し(ステップS810)、監視サーバ130における処理を終了することにより、不正監視システム100による一連の監視処理を終了する。
(ディスプレイに表示される出力画面の一例)
図9は、ディスプレイ612に表示される出力画面の一例を示す説明図である。なお、図9に示す出力画面は、ホールコンピュータ120のディスプレイ612のほかにも、監視サーバ130のディスプレイからも出力される画面である。
図9において、ディスプレイ612には、遊技場Aに設置されている遊技機110−1〜110−nに関する遊技機情報一覧900が表示されている。具体的には、遊技機情報一覧900には、各遊技機110−1〜110−nの遊技台番号および遊技機IDと関連付けて、各遊技機110−1〜110−nの異常に関する遊技機情報910−1〜910−nが表示されている。
たとえば、遊技機110−1について、遊技台番号「A001」および遊技機ID「123001」と関連付けて、不正行為がおこなわれたおそれのないことを示す遊技機情報910−1が表示されている。また、遊技機110−2について、遊技台番号「A002」および遊技機ID「123002」と関連付けて、不正行為がおこなわれたおそれのあることを示すメッセージおよびその不正行為がおこなわれたおそれのある発生日時(2008年3月12日16時03分)を示す遊技機情報910−2(異常情報に相当)が表示されている。
このような表示により、遊技場Aの管理者は、遊技機110−2に対して何らかの不正行為がおこなわれたおそれのあることを認識することができる。このように、各遊技機110−1〜110−nに対して何らかの不正行為がおこなわれたおそれのある場合、直ちに遊技場Aの管理者にその旨を示す異常情報を通知することにより、迅速な不正行為の発見を実現することができるようになっている。
また、監視サーバ130のディスプレイからも同様の画面が出力されることにより、第三者機関のユーザは、遊技場Aに設置されている遊技機110−2に対して何らかの不正行為がおこなわれたおそれのあることを認識することができる。このように、第三者機関のユーザが遊技場Aに関する不正を監視することにより、遊技場Aの管理者などによる不正行為の迅速な発見を実現することができる。
以上説明したように、実施の形態1にかかるホールコンピュータ120によれば、遊技機110に設けられたLED403からの可視光を用いて遊技機固有の識別情報の正当性を判断して、不当な場合に異常情報を出力するようにしたので、簡単な構成で、電子機器に悪影響を及ぼすことなく不正行為を迅速かつ確実に発見することが可能になる。
また、遊技場Aの従業員などによる目視チェックにかかる作業負担を軽減することができるとともに、不正行為のチェック漏れを低減させることができる。さらに、主制御基板400が不正なものに交換される不正行為があった場合には、LED403からの所定の光が受光されなくなるため、当該不正行為があったことを目視によっても発見することが可能になる。さらに、LED403により、薄暗い島設備内を照らすことができるため、遊技島内の他の不正についても、店員が目視によりチェックすることが可能になる。
また、遊技場Aの売上情報を管理するコンピュータ装置を利用して、遊技場A内に設置されている遊技機110に対する不正行為を監視することができるため、不正行為を監視するコンピュータ装置を新設する必要がなく、不正監視にかかる設備投資を抑えることができる。
また、実施の形態1において、ホールコンピュータ120は、可視光の受光が不能と判断した場合に、異常情報を出力するようにしたので、主制御基板400が可視光を発光しない制御基板に不正に交換された場合に、当該不正を簡単に発見することができる。
また、実施の形態1において、ホールコンピュータ120は、識別情報と設定情報とが一致しないと判断した場合に、異常情報を出力するようにしたので、主制御基板400が他の制御基板に不正に交換された場合に、正確に当該不正を発見することができる。
また、実施の形態1において、ホールコンピュータ120は、遊技機110に異常が発生した際の時期情報や、当該遊技機110を特定するための遊技機情報を含む異常情報を出力するようにしたので、当該異常情報を用いて、たとえば、不正をおこなった関係者の特定に役立てたり、不正がおこなわれやすい時間帯や台の位置の特定などに役立てたりすることができ、防犯効果を得ることができる。
また、実施の形態1において、ホールコンピュータ120は、遊技場Aに関する不正を監視する監視サーバ130へ異常情報を送信するようにしたので、第三者機関のユーザによって、不正行為の迅速な発見を実現することができる。このように、信頼できる第三者機関に、遊技場Aに関する不正を監視させることにより、遊技場Aの管理者や従業員などによる不正行為を考慮した包括的な不正監視システムを実現することができる。
また、実施の形態1において、異常が発生した遊技機110が設置されている遊技場Aを特定するための遊技場情報を含む異常情報を監視サーバ130に送信するようにしたので、第三者機関のユーザによって、遊技場Aに関する不正を監視することにより、遊技場Aの管理者などによる不正行為の迅速な発見を実現することができる。
また、実施の形態1において、遊技機110は、遊技機固有の識別情報を変調し、LED403による可視光を用いて当該識別情報を送出するようにしたので、簡単な構成で、電子機器に悪影響を及ぼすことなく、不正行為を防止することができる。
また、実施の形態1において、遊技機110は、主制御基板400にLED403を設けたものを用いたので、代表的な不正行為である主制御基板400の交換を有効に防止することができる。なお、実施の形態1では、不正防止の対象として主制御基板400を用いて説明したが、演出制御基板、賞球制御基板についても同様の構成とすれば、これらについても不正行為を防止することができる。
(実施の形態2)
(ブラックライトを用いた主制御基板の構成の一例)
つぎに、図10および図11を用いて、実施の形態2にかかる主制御基板の構成の一例について説明する。図10は、実施の形態2にかかるブラックライトを用いた主制御基板の構成の一例を示す説明図である。図11は、図10のA−A断面を示した断面図である。なお、実施の形態2において、実施の形態1と同様の構成のものについては同様の符号を付し、適宜、説明を省略する。
図10において、主制御基板1000は、基板本体401上にCPU、ROM、RAM、などの電子部品402を実装している。また、基板本体401上の中央には、照射部としてのLEDブラックライト1001が設けられている。このLEDブラックライト1001は、波長400nm以下の光を放射する。なお、LEDブラックライト1001から放射される光には、可視光(波長360nm〜)が含まれ、実施の形態1と同様に、遊技機固有の識別情報が含まれている。
また、基板本体401のソルダーレジスト上には、LEDブラックライト1001の照射によって発光する特殊樹脂1002が塗布されている。この特殊樹脂1002は、LEDブラックライト1001が照射されていない状態では、たとえば、白または半透明である。なお、この樹脂には、たとえば、ユウロピウムをドープさせたフッ化ホウ素酸ストロンチウムや、鉛をドープさせたケイ化バリウムなどが用いられる。また、発光する色については、顔料を変更することにより任意の色を用いることが可能である。
この主制御基板1000は、基板ケース310に収容されている。基板ケース310は、矩形上をなし、主制御基板1000の上面を覆う上面部410と、側面を覆う側壁411とからなる。基板ケース310の上面部410は、基板ケース310の内部に設置された基板本体401に対して略平行な面によって構成される。一方、側壁411は、基板本体401に対して略垂直な面によって構成される。したがって、基板ケース310と主制御基板1000とによって直方体を形成している。なお、以下の説明において、基板ケース310の上面部410について、主制御基板1000に向いている側の面を内面1010とし、主制御基板1000に向いていない側の面を外面1011とする。
基板ケース310の内面1010のLEDブラックライト1001に対応する部位には、LEDブラックライト1001からの光を基板本体401側に反射させるための反射部1020が形成されている。この反射部1020は、図4に示すように、断面が凹状に形成されており、さらに表面に、LEDブラックライト1001の照射によって発光する特殊樹脂1101がハーフ蒸着されている。また、この反射部1020の形状を変更することにより、受光センサ122に効率よく集光するような形状とすることも可能である。なお、図11においては、便宜上、図10に示した電子部品402を図示していない。
なお、基板ケース310は、上述したようにアクリルなどの透明部材によって構成されている。また、反射部1020の特殊樹脂1101がハーフ蒸着されている箇所については特殊樹脂1101により半透明となっている。したがって、基板ケース310は、外部から内部を目視することが可能な構成になっている。
(LEDブラックライトの照射による作用)
つぎに、LEDブラックライト1001の照射による作用について説明する。たとえば、店員が遊技機110の主電源をオンにすると、LEDブラックライト1001が点灯する。LEDブラックライト1001が点灯すると、反射部1020の凹形状および特殊樹脂1101がハーフ蒸着されていることにより、LEDブラックライト1001からの光の一部が、効果的に基板本体401側に反射する。反射した光により、基板本体401上の特殊樹脂1002が所定の色に発光する。なお、LEDブラックライト1001からの直接の光によっても、基板本体401上の特殊樹脂1002は所定の色に発光する。
一方、反射部1020の形状および特殊樹脂1101のハーフ蒸着により、LEDブラックライト1001からの光の一部は、外面1011側に放出される。このとき、外面1011側に放出される光は、特殊樹脂1101により所定の色に発光する。したがって、LEDブラックライト1001が点灯した状態を外部から見ると、基板ケース310の反射部1020が発光するとともに、基板本体401も発光した状態となる。つまり、主制御基板1000が交換される不正行為があった場合に、基板ケース310や基板本体401に所定の発光が見受けられなくなることにより、当該不正行為を簡単に発見することができるようになっている。
また、外面1011側に放出される光は、実施の形態1で説明したものと同様に、受光センサ122に受光され、ホールコンピュータ120にて識別情報が抽出されるとともに、正当性の判断に用いられる。
このような構成であるため、店員による遊技機110の点検時に、遊技機110を設置枠から開放させた際、店員が遊技機110の背面を一見するだけで、主制御基板1000が不正に交換されていないかを簡単に確認することができるようになっている。
実施の形態2において、特殊樹脂1002,1101によって基板本体401は、LEDブラックライト1001の発光色とは異なる色(所定の色)に発色する。つまり、LEDブラックライト1001の発光色と、そのLEDブラックライト1001の照射によって発色する基板ケース310の上面部410および基板本体401のソルダーレジストの色を容易に区別することができるようになっている。したがって、正規の部品を使用しているか否かを容易に識別できる。
なお、本実施の形態2では、LEDブラックライト1001は青紫色に発光するのに対して、基板ケース310の上面部410およびソルダーレジストは、黄緑色に発色する。なお、発色する色は、黄緑色ではなく、橙色とすることも可能である。また、遊技機100の製造ロット数に合わせて特殊樹脂1002,1101の発色剤を変更し、つまり、発色する色を変更することにより、正規の部品を使用しているか否かを容易に識別することも可能である。
なお、実施の形態2において、基板ケース310の内面1010に特殊樹脂1101をハーフ蒸着させている箇所は反射部1020のみとしているが、内面1010の全面とすることも可能である。また、基板ケース310の内面1010に凹凸をもたせたり、特殊樹脂1101を蒸着させる厚さや発光する色を部分的に変えたりすることにより、たとえば、一見して把握できる、所定の文字、記号、マークなどを発光させるようにしてもよい。さらに、基板本体401上に塗布した特殊樹脂1002についても、同様に特殊樹脂1002を蒸着させる厚さや発光する色を部分的に変えることにより、一見して把握できる、所定の文字、記号、マークなどを発光させるようにしてもよい。
このように、実施の形態2にかかる主制御基板1000を用いたとしても、実施の形態1と同様の効果を奏する。特に、実施の形態2にかかる主制御基板1000は、基板本体401上に所定の波長領域の光を照射するLEDブラックライト1001を備え、基板本体401の表面に、LEDブラックライト1001による光の照射によって発光する特殊樹脂1002を塗布したものを用いたので、基板本体401を発光させることができる。
したがって、主制御基板1000が不正なものに交換される不正行為があった場合には、所定の発光が見受けられなくなるため、目視によって当該不正行為を簡単に発見することができる。これにより、電子機器に悪影響を及ぼすことなく、不正による被害の拡大防止を図ることができる。
以上説明したように、この発明にかかる異常検知装置、遊技機、異常検知方法、情報送信方法、異常検知プログラム、および情報送信プログラムによれば、簡単な構成で、不正行為の早期発見を実現し、不正による被害の拡大防止および不正行為の抑制を図ることができる。
なお、実施の形態1および実施の形態2で説明した異常検知方法および情報送信方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
以上のように、本発明にかかる異常検知装置、遊技機、異常検知方法、情報送信方法、異常検知プログラム、および情報送信プログラムは、ぱちんこ遊技機、スロット遊技機、その他各種遊技機の不正対策に有用であり、特に、ぱちんこホールやゲームセンター(プレイランド)、家庭用ゲーム機での設置、使用に適している。
実施の形態1にかかる不正監視システムのシステム構成を示した説明図である。 実施の形態1にかかる遊技機の一例を示す正面図である。 実施の形態1にかかる遊技機の背面図である。 実施の形態1にかかる主制御基板の構成の一例を示す説明図である。 実施の形態1にかかる不正監視システムの機能的構成を示すブロック図である。 ホールコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。 設定情報管理DBに格納されている設定情報の内容を示す説明図である。 実施の形態1にかかる不正監視システムの監視処理手順を示すシーケンス図である。 ディスプレイに表示される出力画面の一例を示す説明図である。 実施の形態2にかかるブラックライトを用いた主制御基板の構成の一例を示す説明図である。 図10のA−A断面を示した断面図である。
符号の説明
100 不正監視システム
110 遊技機
120 ホールコンピュータ
121 設定情報管理DB
122 受光センサ
130 監視サーバ
400 主制御基板
403 LED
501 変調部
502 発光部
510 受光部
521 第1受信部
522 抽出部
523 判断部
524 出力部
525 表示部
526 送信部
527 第2受信部
1000 主制御基板
1001 LEDブラックライト
1002 特殊樹脂
1020 反射部
1101 特殊樹脂

Claims (12)

  1. 遊技機に設けられた発光体から送出される可視光を受光する受光手段と、
    前記受光手段によって受光された可視光から前記遊技機固有の識別情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された前記識別情報、および前記遊技機に関連付けられて予め設定されている設定情報に基づいて、前記識別情報の正当性を判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記識別情報が不当であると判断された場合、前記遊技機の異常を示す異常情報を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする異常検知装置。
  2. 前記判断手段は、前記受光手段による可視光の受光が不能となったか否かを判断し、
    前記出力手段は、前記判断手段によって前記受光が不能と判断された場合に、前記遊技機の異常を示す異常情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の異常検知装置。
  3. 前記判断手段は、前記識別情報と前記設定情報とが一致するか否かを判断し、
    前記出力手段は、前記判断手段によって前記識別情報と前記設定情報とが一致しないと判断された場合に、前記遊技機の異常を示す異常情報を出力することを特徴とする請求項1または2に記載の異常検知装置。
  4. 前記出力手段は、前記遊技機に異常が発生した時期を特定するための時期情報、または、当該異常の発生した遊技機を特定するための遊技機情報、を含む前記異常情報を出力することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の異常検知装置。
  5. 前記出力手段は、遊技場に関する不正を監視する監視サーバへ前記異常情報を送信する送信手段を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の異常検知装置。
  6. 前記送信手段は、前記異常の発生した遊技機が設置されている遊技場を特定するための遊技場情報を含む異常情報を前記監視サーバに送信することを特徴とする請求項5に記載の異常検知装置。
  7. 遊技機固有の識別情報を変調する変調手段と、
    前記変調手段によって変調された前記識別情報を可視光によって送出する発光手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  8. 前記発光手段は、主制御基板に設けられたものであることを特徴とする請求項7に記載の遊技機。
  9. 遊技機に設けられた発光体を用いて、当該発光体から前記遊技機固有の識別情報を受光する受光工程と、
    前記受光工程にて受光された可視光から前記遊技機固有の識別情報を抽出する抽出工程と、
    前記抽出工程にて抽出された識別情報、および前記遊技機に関連付けられて予め設定されている設定情報に基づいて、前記識別情報の正当性を判断する判断工程と、
    前記判断工程にて前記識別情報が不当であると判断された場合、前記遊技機の異常を示す異常情報を出力する出力工程と、
    を含むことを特徴とする異常検知方法。
  10. 遊技機固有の識別情報を変調する変調工程と、
    前記変調工程にて変調された前記識別情報を可視光によって送出する発光工程と、
    を含むことを特徴とする遊技機の情報送信方法。
  11. 請求項9に記載の異常検知方法をコンピュータに実行させることを特徴とする異常検知プログラム。
  12. 請求項10に記載の情報送信方法をコンピュータに実行させることを特徴とする情報送信プログラム。
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