JP2003135819A - 遊技制御用チップの真偽判定システム、真偽判定方法および真偽判定装置、ならびに中継装置 - Google Patents

遊技制御用チップの真偽判定システム、真偽判定方法および真偽判定装置、ならびに中継装置

Info

Publication number
JP2003135819A
JP2003135819A JP2001342233A JP2001342233A JP2003135819A JP 2003135819 A JP2003135819 A JP 2003135819A JP 2001342233 A JP2001342233 A JP 2001342233A JP 2001342233 A JP2001342233 A JP 2001342233A JP 2003135819 A JP2003135819 A JP 2003135819A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control chip
game control
game
authenticity
identification information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001342233A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Sasai
正行 笹井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takasago Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Takasago Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takasago Electric Industry Co Ltd filed Critical Takasago Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2001342233A priority Critical patent/JP2003135819A/ja
Publication of JP2003135819A publication Critical patent/JP2003135819A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】遊技制御用チップのメーカが遊技制御用チップ
との通信のためのプロトコルを遊技媒体貸出機のメーカ
などに示す必要をなくす。 【解決手段】遊技機1の主制御基板11と台間機2の台
間機制御基板21との間にアダプタ基板12が介装され
ていて、台間機制御基板21からアダプタ基板12に予
め定めるコード信号を送信すると、アダプタ基板12と
主制御基板11との間で通信が行われて、主制御基板1
1に実装されている遊技制御用チップからID番号が読
み出され、その読み出されたID番号がアダプタ基板1
2を介して台間機制御基板21に送られてくる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技機に備えら
れた遊技制御用チップの真偽を判定するシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機やパチスロ機などの遊技機の
制御基板には、たとえば、遊技の基本的な内容を実現す
るための制御を行う遊技制御用チップ(CPU、RAM
およびROMの機能を1つに集約したマイコンチップ)
が実装されており、遊技に関する動作は、CPUがRO
Mに記憶されている遊技制御プログラムを実行すること
により制御されるようになっている。したがって、制御
基板に実装されている正規の(真正な)遊技制御用チッ
プが、遊技者が大量のメダルや遊技球を獲得できるよう
な不正プログラムの記録されたものに交換されると、遊
技者に一方的に有利な遊技内容が実現され、遊技店は多
大な損害を被ることになる。
【0003】そこで、従来から、上述のようなチップ交
換などの不正行為を発見するための技術の提案がなされ
ている。たとえば、特開2001−129235号公報
には、遊技媒体貸出機から遊技機に備えられているアミ
ューズチップ(遊技制御用チップ)に所定のタイミング
でIDコードの送信要求を行い、この要求に応答してア
ミューズチップから遊技媒体貸出機に返信されてくるI
Dコードと遊技媒体貸出機に記憶されている判定用ID
コードとを照合して、アミューズチップが正規のもので
あるか否かを判定する技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、遊技制御用
チップは、たとえば、遊技機メーカまたは遊技機メーカ
から依頼されたチップメーカによって製造される。一
方、遊技媒体貸出機は、たとえば、遊技媒体貸出機メー
カによって製造される。そのため、上記公開公報に開示
されている技術を採用しようとすると、遊技機メーカま
たはチップメーカは、遊技制御用チップとの通信のため
のプロトコル(IDコードを読み出すためのプロトコ
ル)を遊技媒体貸出機メーカに教えなければならない。
しかし、プロトコルが判ると、遊技媒体貸出機からの要
求に応答して正規品のIDコードを出力する不正な遊技
制御用チップを容易に作成できるので、遊技機メーカま
たはチップメーカとしては、プロトコルが遊技媒体貸出
機メーカから外部に漏洩するおそれがあることを考えれ
ば、たとえ遊技媒体貸出機メーカであってもプロトコル
を教えたくない。
【0005】そこで、この発明の目的は、遊技制御用チ
ップのメーカが遊技制御用チップとの通信のためのプロ
トコルを遊技媒体貸出機のメーカなどに示す必要がな
く、これにより、遊技制御用チップの不正改造や不正交
換が行われる可能性の低減を図ることができる遊技制御
用チップの真偽判定システムおよび真偽判定方法を提供
することである。また、この発明の他の目的は、上記の
ような真偽判定システムおよび真偽判定方法に好適な真
偽判定装置および中継装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、遊技機
(1)に備えられている遊技制御用チップ(111)の
真偽を判定するシステムであって、上記遊技制御用チッ
プとの間で予め定めるプロトコルに従って通信を行うこ
とにより、当該遊技制御用チップに固有の識別情報を読
み出す中継装置(12)と、この中継装置に上記予め定
めるプロトコルに従った通信を開始させるための信号を
入力し、これに応答して当該中継装置に読み出された上
記識別情報を当該中継装置から受け取り、この受け取っ
た識別情報と予め記憶している正規の識別情報とを照合
して、上記遊技制御用チップの真偽を判定する真偽判定
装置(21)とを含むことを特徴とする遊技制御用チッ
プの真偽判定システムである。
【0007】なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態
における対応構成要素等を表す。以下、この項において
同じ。この発明によれば、真偽判定装置から中継装置に
所定の信号(中継装置と遊技制御用チップとの間で予め
定めるプロトコルに従った通信を開始させるための信
号)を入力すると、これに応答して、中継装置と遊技制
御用チップとの間で予め定めるプロトコルに従った通信
が行われて、遊技制御用チップの識別情報が中継装置が
読み出され、その読み出された識別情報が中継装置から
真偽判定装置に送られてくる。
【0008】よって、真偽判定装置が遊技制御用チップ
の識別情報を取得するために、遊技制御用チップとの間
で直接通信を行う必要がないから、遊技制御用チップの
メーカは、真偽判定装置を製造するメーカに遊技制御用
チップとの通信のためのプロトコル(識別情報を読み出
すためのプロトコル)を示さなくてよい。これにより、
遊技制御用チップとの通信のためのプロトコルが第三者
に知得されるおそれをなくすことができ、遊技制御用チ
ップの不正改造や不正交換が行われる可能性の低減を図
ることができる。
【0009】なお、上記遊技制御用チップは、遊技機に
おける遊技の基本的な内容を実現するものであってもよ
い。請求項2記載の発明は、遊技機(1)に備えられて
いる遊技制御用チップ(111)の真偽を判定する装置
(21)であって、上記遊技制御用チップとの間で予め
定めるプロトコルに従って通信を行うことにより当該遊
技制御用チップに固有の識別情報を読み出す中継装置
(12)に、上記予め定めるプロトコルに従った通信を
開始させるための信号を入力する手段と、上記中継装置
に読み出された上記識別情報を当該中継装置から受け取
り、この受け取った識別情報と予め記憶している正規の
識別情報とを照合し、上記遊技制御用チップの真偽を判
定する手段とを含むことを特徴とする遊技制御用チップ
の真偽判定装置である。
【0010】この発明の真偽判定装置を用いたシステム
では、請求項1に関連して述べた効果と同様な効果を得
ることができる。請求項3記載の発明は、遊技機(1)
に備えられている遊技制御用チップ(111)とこの遊
技制御用チップの真偽を判定する真偽判定装置(21)
との間に介在される中継装置(12)であって、上記真
偽判定装置から所定の信号が入力されたことに応答し
て、上記遊技制御用チップとの間で予め定めるプロトコ
ルに従った通信を行い、当該遊技制御用チップに固有の
識別情報を読み出す手段と、上記遊技制御用チップから
読み出された上記識別情報を上記真偽判定装置に送信す
る手段とを含むことを特徴とする中継装置である。
【0011】この発明の中継装置を用いたシステムで
は、請求項1に関連して述べた効果と同様な効果を得る
ことができる。請求項4記載の発明は、遊技機(1)に
備えられている遊技制御用チップ(111)の真偽を判
定する方法であって、上記遊技制御用チップと真偽判定
装置(21)との間に介在される中継装置(12)に上
記真偽判定装置から所定の信号を送信し、この信号を受
信した中継装置は、上記遊技制御用チップとの間で予め
定めるプロトコルに従った通信を行って、当該遊技制御
用チップからその遊技制御用チップに固有の識別情報を
読み出し、その読み出した識別情報を上記真偽判定装置
に送信し、上記真偽判定装置は、上記中継基板から受信
した識別情報と予め記憶している正規の識別情報とを照
合して、上記遊技制御用チップの真偽を判定することを
特徴とする遊技制御用チップの真偽判定方法である。
【0012】この方法によれば、請求項1に関連して述
べた効果と同様な効果を達成することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態に係る遊技制御用チップの真偽判定シ
ステムが組み込まれたカード式遊技システムの構成を示
すブロック図である。カード式遊技システムは、ホール
と呼ばれる遊技店において、有価価値が記録された遊技
カードを用いて、遊技機1における遊技に使用する遊技
媒体(たとえば、パチンコ玉またはパチスロメダル)の
貸出しを受けるようにしたシステムである。
【0014】遊技機1は、遊技島と呼ばれる単位で遊技
店内に配列されている。各遊技島には、遊技機1と同数
の台間機2が、それぞれ遊技機1と一対一に対応づけら
れて、その対応づけられた遊技機1に隣接して配置され
ている。台間機2は、遊技客に遊技媒体を貸し出すため
の遊技媒体貸出装置である。台間機2に遊技カードが挿
入されて、その後に所定の貸出要求操作が行われると、
たとえば、台間機2から遊技機1に貸出指令が与えら
れ、これに応答して、遊技機1の機内から所定数の遊技
媒体が貸し出される(排出される)。
【0015】なお、この実施形態では、遊技者に貸し出
される遊技媒体を遊技機1の機内から排出する構成を例
にとって説明するが、遊技者に貸し出される遊技媒体が
台間機2の機内から排出されるようにしてもよい。遊技
島には、それぞれ1台の中継装置3が設置されており、
各遊技島において、すべての台間機2は、その遊技島に
設置された中継装置3と通信可能に接続されている。ま
た、各遊技島の中継装置3は、遊技店に構築されたLA
N(LocalArea Network)に接続されている。このLA
N上には、マイクロコンピュータを含む構成のホール管
理装置4が置かれており、遊技店内のすべての台間機2
は、中継装置3を介して、ホール管理装置4との間で通
信を行うことができるようになっている。
【0016】遊技店内にはさらに、有価価値が記録され
た遊技カードを販売(発行)するカード販売機5と、遊
技カードに記録されている有価価値の残高を精算して、
その残高に相当する金額の貨幣を払い戻すカード精算機
6とが設置されている。カード販売機5およびカード精
算機6は、LANに接続されていて、ホール管理装置4
との間で通信を行うことができるようになっている。ま
た、ホール管理装置4は、システム管理会社に設置され
たシステム管理装置7と通信可能に接続されている。
【0017】台間機2において、遊技カードに記録され
ている有価価値を消費した遊技媒体の貸出しが行われる
と、その台間機2からホール管理装置4に、有価価値の
消費量に関するデータ(遊技媒体の貸出量に関するデー
タ)が送られる。また、カード販売機5において、遊技
カードの販売が行われると、その販売された遊技カード
の購入代金に関するデータがカード販売機5からホール
管理装置4に送られる。台間機2およびカード販売機5
などからホール管理装置4に送られたデータは、ホール
管理装置4において各機器の利用データとして集計さ
れ、予め定める期間ごと(たとえば、1日ごと)に、ホ
ール管理装置4からシステム管理会社のシステム管理装
置7に送られる。そして、システム管理会社は、各遊技
店のホール管理装置4からシステム管理装置7に送られ
てきて、システム管理装置7において各遊技店ごとに集
計管理されている利用データに基づき、各遊技店からシ
ステム利用頻度に応じたカードシステム利用料を徴収す
る仕組みになっている。
【0018】図2は、遊技機1およびこれに対応づけら
れた台間機2の制御部の構成を示すブロック図である。
遊技機1には、遊技内容に関する基本的な制御を実行す
る主制御基板11と、この主制御基板11に接続された
アダプタ基板12と、遊技媒体の払出しに関する制御を
実行する遊技媒体払出基板13と、遊技媒体の貸出しに
関する各部(たとえば、遊技媒体の貸出しが可能である
か否かを表すための貸出可否表示ランプ、遊技カードに
記録されている有価価値の残高を表示するためのカード
残高表示部、遊技媒体の貸出しを指示するための貸出ボ
タンおよび台間機2内に挿入された遊技カードの返却を
指示するためのカード返却ボタンなど)が接続された貸
出基板14とが備えられている。
【0019】主制御基板11およびアダプタ基板12
は、不正改造を防止するために、開封困難なケース(か
しめ基板ケース)15に収容されている。一方、台間機
2には、台間機2の各部の動作制御および外部との通信
制御を実行する台間機制御基板21が備えられている。
台間機制御基板21は、遊技機1のアダプタ基板12に
接続されており、このアダプタ基板12を介して、主制
御基板11との間で通信を行うことができるようになっ
ている。また、台間機制御基板21は、遊技機1の遊技
媒体払出基板13および貸出基板14に接続されてい
て、これらの遊技媒体払出基板13および貸出基板14
との間で、遊技媒体の貸出しに関する各部の制御に必要
な通信を行うことができるようになっている。
【0020】台間機制御基板21は、不正改造を防止す
るために、開封困難なケース(かしめ基板ケース)22
に収容されている。図3は、主制御基板11およびアダ
プタ基板12の構成を示すブロック図である。主制御基
板11には、遊技機における遊技の基本的な内容(たと
えば、大当たり遊技を実行するか否かを決定するための
大当たり抽選など)を実現するための遊技制御用チップ
111が実装されている。
【0021】遊技制御用チップ111は、CPU11
2、RAM113およびROM114を1つのチップに
集約したワンチップマイコンで構成されている。CPU
112、RAM113およびROM114は、バス11
5で相互に接続されており、このバス115には、遊技
媒体払出基板13(図1参照)や遊技機1に備えられて
いる他の制御基板(たとえば、図柄表示器の表示動作を
制御するための表示制御基板、各種表示ランプが接続さ
れた表示ランプ基板およびスピーカから出力される音声
を制御するための音声制御基板など)が接続されてい
る。また、ROM114には、遊技の基本的な内容を実
現するためにCPU112によって実行される遊技制御
プログラムと、この遊技制御用チップ111に固有のI
D番号(識別情報)とが格納されている。
【0022】アダプタ基板12には、予め定めるコード
信号が入力された場合にそのコード信号を別のコード信
号に変換して出力するような論理回路を含むコード照合
変換回路121が実装されている。このコード照合変換
回路121は、台間機2の台間機制御基板21との間で
通信を行うことができるようになっている。また、コー
ド照合変換回路121は、遊技制御用チップ111(C
PU112)のID番号チェック専用端子(図示せず)
と接続されていて、遊技制御用チップ111(CPU1
12)との間で通信を行うことができる。
【0023】図4は、台間機制御基板21の構成を示す
ブロック図である。台間機制御基板21には、CPU2
11、RAM212およびROM213が備えられてい
る。CPU211、RAM212およびROM213
は、バス214で相互に接続されている。このバス21
4には、中継装置3が接続されていて、これにより、C
PU211は、中継装置3を介して、ホール管理装置4
(図1参照)との間で通信を行うことができる。また、
バス214には、遊技機1のアダプタ基板12、遊技媒
体払出基板13および貸出基板14が接続されている。
これにより、CPU211は、アダプタ基板12との間
で通信を行うことができ、予め定めるプロトコルに従っ
た通信を行うことにより、主制御基板11に実装されて
いる遊技制御用チップ111のID番号を入手し、これ
に基づいて遊技制御用チップ111の真偽を判定するこ
とができる。また、CPU211は、遊技媒体払出基板
13および貸出基板14との間で、遊技媒体の貸出しに
関する各部の制御に必要な通信を行うことができる。
【0024】図5は、遊技制御用チップ111の真偽を
判定する際の通信の流れを説明するための図である。た
とえば、システム管理会社のシステム管理装置7は、各
遊技店ごとに、各遊技店に設置されているすべての遊技
機1の機器番号(遊技機1ごとに固有の番号)とその遊
技機1に備えられているべき正規の(真正な)遊技制御
用チップ111のID番号とを対応づけて作成されたリ
ストのデータ(ID番号リストデータ)を保持してい
る。このシステム管理装置7が保持しているID番号リ
ストデータは、たとえば、遊技店の開店前または遊技店
に遊技機1を設置した際などにホール管理装置4に送信
される。
【0025】システム管理装置7からホール管理装置4
が受信したID番号リストデータは、ホール管理装置4
に内蔵されているメモリ(図示せず)に記憶される。そ
して、そのメモリ内のID番号リストデータに基づい
て、ホールに設置されている各台間機2に向けて、それ
ぞれの台間機2に対応づけられた遊技機1に備えられて
いるべき正規の遊技制御用チップ111のID番号(以
下「正規ID番号」という。)が暗号化されて送信され
る。この正規ID番号の送信は、たとえば、ホール管理
装置4がID番号リストデータを受信する度に行われて
もよいし、予め定める時間ごとに行われてもよい。ホー
ル管理装置4から各台間機2が受信した正規ID番号
は、台間機制御基板21に実装されているRAM212
に記憶される。
【0026】その後、各台間機2では、所定時間ごと
に、遊技機1に備えられている遊技制御用チップ111
の真偽を判定するための処理が開始される。すなわち、
台間機制御基板21に実装されているCPU211によ
って、所定時間ごとに、その台間機制御基板21と接続
されているアダプタ基板12(台間機2と対応づけられ
た遊技機1に備えられているアダプタ基板12)に向け
て第1要求コード信号が送信される(1.第1要求コー
ド送信)。
【0027】この第1要求コード信号は、アダプタ基板
12に実装されているコード照合変換回路121に入力
される(2.第1要求コード受信)。第1要求コード信
号が予め定められた正規のコード信号であれば(3.第
1要求コード照合)、第1要求コード信号は、コード照
合変換回路121によって、第1要求コード信号とは異
なる第2要求コード信号に変換される。そして、コード
照合変換回路121から主制御基板11に実装されてい
る遊技制御用チップ111に向けて第2要求コード信号
が送信される(4.第2要求コード送信)。一方、第1
要求コード信号が予め定められた正規のコード信号でな
い場合には、コード照合変換回路121から第2要求コ
ード信号が送信されることはない。
【0028】第2要求コード信号を遊技制御用チップ1
11が受信すると(5.第2要求コード受信)、遊技制
御用チップ111に内蔵されているCPU112によっ
て、その第2要求コードとROM114に予め記憶され
ている照合用コード(正規の第2要求コード)とが照合
される(6.第2要求コード照合)。そして、第2要求
コードと照合用コードとが一致すれば(照合が正しけれ
ば)、ROM114から遊技制御用チップ111のID
番号が読み出され、その読み出されたID番号がアダプ
タ基板12に向けて送信される(7.ID番号送信)。
一方、第2要求コードと照合用コードとが一致しない場
合には、アダプタ基板12の不正改造などが行われてい
ると考えられるから、遊技制御用チップ111からアダ
プタ基板12へのID番号の送信は行われない。
【0029】遊技制御用チップ111からアダプタ基板
12に送信されたID番号は、アダプタ基板12から台
間機制御基板21に転送される(8.ID番号転送)。
アダプタ基板12からID番号を受信した台間機制御基
板21では、CPU211によって、その受信したID
番号とホール管理装置4から受信してRAM212に記
憶されている正規ID番号とが照合される(9.ID番
号受信、10.ID番号照合)。そして、遊技制御用チ
ップ111からアダプタ基板12を介して受信したID
番号と正規ID番号とが一致すれば、その遊技制御用チ
ップ111は真正なもの(正規品)であると判定され
る。一方、遊技制御用チップ111からアダプタ基板1
2を介して受信したID番号と正規ID番号とが一致し
ない場合には、その遊技制御用チップ111は不正なも
のであると判定される。
【0030】台間機制御基板21のCPU211による
判定結果(照合結果)は、台間機2(台間機制御基板2
1)からホール管理装置4に送信され、さらに、ホール
管理装置4から、その判定結果の送信元である台間機2
に対応づけられている遊技機1の機器番号とともにシス
テム管理装置7に送信される。これにより、ホール管理
装置4では、ホールに設置されているすべての遊技機1
の遊技制御用チップ111について真偽を把握でき、シ
ステム管理装置7では、この遊技システムを採用してい
るすべての遊技店に設置されているすべての遊技機1の
遊技制御用チップ111について真偽を把握できる。
【0031】以上のように、この実施形態によれば、遊
技機1の主制御基板11と台間機2の台間機制御基板2
1との間にアダプタ基板12が介装されていて、台間機
制御基板21からアダプタ基板12に予め定めるコード
信号(第1要求コード信号)を送信すると、アダプタ基
板12と主制御基板11との間で通信が行われて、主制
御基板11に実装されている遊技制御用チップ111か
らID番号が読み出され、その読み出されたID番号が
アダプタ基板12を介して台間機制御基板21に送られ
てくる。よって、台間機制御基板21が遊技制御用チッ
プ111のID番号を取得するために、主制御基板11
(遊技制御用チップ111)との間で直接通信を行う必
要がないから、遊技制御用チップ111のメーカは、台
間機2(台間機制御基板21)を製造するメーカに遊技
制御用チップ111との通信のためのプロトコル(ID
番号を読み出すためのプロトコル)を示さなくてよい。
これにより、遊技制御用チップ111との通信のための
プロトコルが第三者に知得されるおそれをなくすことが
でき、遊技制御用チップ111の不正改造や不正交換が
行われる可能性の低減を図ることができる。
【0032】なお、遊技機1または台間機2に異常を報
知するための異常報知ランプが備えられて、主制御基板
11に実装されている遊技制御用チップ111が不正な
ものであると判定された場合に、その異常報知ランプが
点灯されるようにしてもよい。こうすることにより、遊
技制御用チップ111が不正なものであることを遊技店
の店員に速やかに知得させることができる。また、主制
御基板11に実装されている遊技制御用チップ111が
不正なものであると判定された場合に、遊技機1の動作
が強制的に停止されるようにしてもよい。こうすれば、
不正な遊技制御用チップ111によって実現される遊技
内容により遊技店が被る損害を最小限に止めることがで
きる。
【0033】図6は、この発明の他の実施形態について
説明するための図である。この実施形態では、アダプタ
基板12から遊技制御用チップ111に第2要求コード
信号が与えられると(5.第2要求コード受信)、その
第2要求コードと遊技制御用チップ111内のROM1
14に予め記憶されている照合用コード(正規の第2要
求コード)とが照合され(6.第2要求コード照合)、
この照合が正しければ、ROM114から遊技制御用チ
ップ111のID番号および第1返信コードが読み出さ
れ、その読み出されたID番号および第1返信コードが
アダプタ基板12に向けて送信される(7.ID番号+
第1返信コード送信)。
【0034】なお、アダプタ基板12から遊技制御用チ
ップ111に第2要求コード信号が送信されるまでに行
われる通信は、上述の第1の実施形態の場合と同様であ
り、ここでは説明を省略する。この実施形態において、
アダプタ基板12には、コード照合変換回路121とは
別に、正規の第1返信コード信号が入力された場合にそ
の第1返信コード信号を第2返信コード信号に変換して
出力する返信用コード照合変換回路(図示せず)が設け
られている。そして、遊技制御用チップ111からのI
D番号および第1返信コード信号をアダプタ基板12が
受信すると(8.ID番号+第1返信コード受信)、第
1返信コード信号が抽出されて、その抽出された第1返
信コード信号のみが返信用コード照合変換回路に入力さ
れるようになっている。
【0035】返信用コード照合変換回路に入力された第
1返信コード信号が正規の信号であれば(9.第1返信
コード照合)、返信用コード照合変換回路から第2返信
コード信号が出力される。そして、この返信用コード照
合変換回路から出力された第2返信コード信号がID番
号とともに台間機制御基板21に送信される(10.I
D番号+第2返信コード送信)。アダプタ基板12から
ID番号および第2返信コード信号を受信した台間機制
御基板21では、CPU211によって、その受信した
第2返信コードとROM213に予め記憶されている正
規の第2返信コードとが照合される(11.ID番号+
第2返信コード受信、12.第2返信コード照合)。ま
た、ID番号とホール管理装置4から受信してRAM2
12に記憶されている正規ID番号とが照合される(1
3.ID番号照合)。そして、両方の照合結果が正しけ
れば(第2返信コードと正規の第2返信コードとが一致
し、かつ、ID番号と正規ID番号とが一致した場
合)、その遊技制御用チップ111は真正なもの(正規
品)であると判定され、どちらか一方の照合結果が正し
くなければ(第2返信コードと正規の第2返信コードの
内容とが一致しない場合、または、ID番号と正規ID
番号とが一致しない場合)その遊技制御用チップ111
は不正なものであると判定される。
【0036】台間機制御基板21のCPU211による
判定結果(照合結果)は、上述の第1の実施形態の場合
と同様に、台間機2からホール管理装置4に送信され、
さらに、ホール管理装置4から、その判定結果の送信元
である台間機2に対応づけられている遊技機1の機器番
号とともにシステム管理装置7に送信される。この実施
形態によれば、遊技制御用チップ111からアダプタ基
板12にID番号とともに第1返信コードが送信され、
この第1返信コードが正規の第1返信コードと一致する
場合にのみ、アダプタ基板12から台間機制御基板21
にID番号が転送される。また、このとき、ID番号と
ともに第2返信コードが台間機制御基板21に送信さ
れ、台間機制御基板21では、その第2返信コードと正
規の第2返信コードとが一致し、かつ、ID番号と正規
ID番号とが一致した場合に、遊技制御用チップ111
は真正なものであると判定される。これにより、上述の
第1の実施形態の場合に比べて、遊技制御用チップ11
1の真偽判定の精度が向上し、不正な遊技制御用チップ
111によって不正な遊技内容が実現されるおそれをよ
り一層なくすことができる。
【0037】以上、この発明の2つの実施形態について
説明したが、この発明はさらに他の形態で実施すること
もできる。たとえば、アダプタ基板12は、遊技機1に
備えられて、主制御基板11とともにケース15に収容
されているとしたが、図7に示すように、台間機2に備
えられて、台間機制御基板21とともにケース22に収
容されていてもよい。この場合、アダプタ基板12は、
遊技制御用チップ111のメーカによって製造され、遊
技制御用チップ111のメーカから台間機2のメーカに
納入されて、台間機2に組み込まれることが好ましい。
【0038】また、主制御基板11に実装されている遊
技制御用チップ111の真偽判定を台間機制御基板21
のCPU211が行うとしたが、たとえば、アダプタ基
板12から台間機制御基板21が受信したID番号がホ
ール管理装置4またはシステム管理装置7に転送され
て、ホール管理装置4またはシステム管理装置7におい
て遊技制御用チップ111の真偽判定が行われるように
してもよい。ホール管理装置4において真偽判定が行わ
れる場合、その真偽判定は、ホール管理装置4がシステ
ム管理装置7から受信して記憶しているID番号リスト
データに基づいて行われるとよく、システム管理装置7
において真偽判定が行われる場合、その真偽判定は、シ
ステム管理装置7が保持しているID番号リストデータ
に基づいて行われるとよい。
【0039】さらに、アダプタ基板12には、正規の第
1要求コード信号が入力された場合にその第1要求コー
ド信号を第2要求コード信号に変換して出力するコード
照合変換回路121が備えられているとしたが、このコ
ード照合変換回路121に代えて、たとえば、CPU、
RAMおよびROMを含むマイクロコンピュータが実装
されて、このマイクロコンピュータによるソフトウエア
処理により、台間機制御基板21から入力される第1要
求コードと正規の第1要求コードとが照合され、これら
が一致したことを条件として、第2要求コードが遊技制
御用チップ111に向けて送信されるようにしてもよ
い。
【0040】その他、特許請求の範囲に記載された事項
の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る遊技制御用チップ
の真偽判定システムが組み込まれたカード式遊技システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】遊技機およびこれに対応づけられた台間機の制
御部の構成を示すブロック図である。
【図3】主制御基板およびアダプタ基板の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】台間機制御基板の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】遊技制御用チップの真偽を判定する際の通信の
流れを説明するための図である。
【図6】この発明の他の実施形態について説明するため
の図である。
【図7】アダプタ基板が台間機に備えられた構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 遊技機 2 台間機 3 中継装置 4 ホール管理装置 7 システム管理装置 11 主制御基板 12 アダプタ基板 21 台間機制御基板 111 遊技制御用チップ 121 コード照合変換回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技機に備えられている遊技制御用チップ
    の真偽を判定するシステムであって、 上記遊技制御用チップとの間で予め定めるプロトコルに
    従って通信を行うことにより、当該遊技制御用チップに
    固有の識別情報を読み出す中継装置と、 この中継装置に上記予め定めるプロトコルに従った通信
    を開始させるための信号を入力し、これに応答して当該
    中継装置に読み出された上記識別情報を当該中継装置か
    ら受け取り、この受け取った識別情報と予め記憶してい
    る正規の識別情報とを照合して、上記遊技制御用チップ
    の真偽を判定する真偽判定装置とを含むことを特徴とす
    る遊技制御チップ用の真偽判定システム。
  2. 【請求項2】遊技機に備えられている遊技制御用チップ
    の真偽を判定する装置であって、 上記遊技制御用チップとの間で予め定めるプロトコルに
    従って通信を行うことにより当該遊技制御用チップに固
    有の識別情報を読み出す中継装置に、上記予め定めるプ
    ロトコルに従った通信を開始させるための信号を入力す
    る手段と、 上記中継装置に読み出された上記識別情報を当該中継装
    置から受け取り、この受け取った識別情報と予め記憶し
    ている正規の識別情報とを照合し、上記遊技制御用チッ
    プの真偽を判定する手段とを含むことを特徴とする遊技
    制御用チップの真偽判定装置。
  3. 【請求項3】遊技機に備えられている遊技制御用チップ
    とこの遊技制御用チップの真偽を判定する真偽判定装置
    との間に介在される中継装置であって、 上記真偽判定装置から所定の信号が入力されたことに応
    答して、上記遊技制御用チップとの間で予め定めるプロ
    トコルに従った通信を行い、当該遊技制御用チップに固
    有の識別情報を読み出す手段と、 上記遊技制御用チップから読み出された上記識別情報を
    上記真偽判定装置に送信する手段とを含むことを特徴と
    する中継装置。
  4. 【請求項4】遊技機に備えられている遊技制御用チップ
    の真偽を判定する方法であって、 上記遊技制御用チップと真偽判定装置との間に介在され
    る中継装置に上記真偽判定装置から所定の信号を送信
    し、 この信号を受信した中継装置は、上記遊技制御用チップ
    との間で予め定めるプロトコルに従った通信を行って、
    当該遊技制御用チップからその遊技制御用チップに固有
    の識別情報を読み出し、その読み出した識別情報を上記
    真偽判定装置に送信し、 上記真偽判定装置は、上記中継基板から受信した識別情
    報と予め記憶している正規の識別情報とを照合して、上
    記遊技制御用チップの真偽を判定することを特徴とする
    遊技制御用チップの真偽判定方法。
JP2001342233A 2001-11-07 2001-11-07 遊技制御用チップの真偽判定システム、真偽判定方法および真偽判定装置、ならびに中継装置 Pending JP2003135819A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001342233A JP2003135819A (ja) 2001-11-07 2001-11-07 遊技制御用チップの真偽判定システム、真偽判定方法および真偽判定装置、ならびに中継装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001342233A JP2003135819A (ja) 2001-11-07 2001-11-07 遊技制御用チップの真偽判定システム、真偽判定方法および真偽判定装置、ならびに中継装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003135819A true JP2003135819A (ja) 2003-05-13

Family

ID=19156123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001342233A Pending JP2003135819A (ja) 2001-11-07 2001-11-07 遊技制御用チップの真偽判定システム、真偽判定方法および真偽判定装置、ならびに中継装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003135819A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012139380A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Sankyo Co Ltd 遊技機器
JP2012231854A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Sankyo Co Ltd 遊技用システム及び書込装置
JP2014100541A (ja) * 2013-10-22 2014-06-05 Sankyo Co Ltd 遊技機器
JP2018199018A (ja) * 2018-09-27 2018-12-20 株式会社大一商会 遊技機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012139380A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Sankyo Co Ltd 遊技機器
JP2012231854A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Sankyo Co Ltd 遊技用システム及び書込装置
JP2014100541A (ja) * 2013-10-22 2014-06-05 Sankyo Co Ltd 遊技機器
JP2018199018A (ja) * 2018-09-27 2018-12-20 株式会社大一商会 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6533664B1 (en) Gaming system with individualized centrally generated random number generator seeds
JP2002258964A (ja) 遊技制御用素子の監視システム、遊技制御用集積回路素子、遊技制御用基板、遊技機および監視装置
US20080200240A1 (en) Systems and Methods For Verifying Gaming Machine Cash Out Tokens
US20030064806A1 (en) Apparatus and method for interconnecting gaming machine components
JP2008546443A (ja) 個人ゲーム装置の仮想リーシュ
US20100203962A1 (en) Verification system and method
JPH11151357A (ja) 遊技機
JP5503442B2 (ja) 遊技システム
JP2016077610A (ja) 遊技用システムおよび遊技機
JP5502640B2 (ja) 遊技システム
JP2001252453A (ja) 遊技用装置
AU785418B2 (en) Encryption of data for a gaming machine
JP2003135819A (ja) 遊技制御用チップの真偽判定システム、真偽判定方法および真偽判定装置、ならびに中継装置
JP3491065B2 (ja) 遊技機検査装置
JP4183778B2 (ja) 遊技用装置
JPWO2006064764A1 (ja) ペナルティ機能を有するゲーム機器管理装置、ゲーム装置およびその動作プログラム、並びにペナルティ設定サーバ
JP3585954B2 (ja) カード式遊技機の制御装置
JP2002035380A (ja) 遊技情報管理装置
JPH11169547A (ja) 遊技装置の監視装置
KR101059227B1 (ko) 아케이드 게임기의 운영정보 표시장치 및 그 제어방법
JP4450341B2 (ja) 遊技装置
CN102999976A (zh) 智能卡扩展类
JPH11114195A (ja) 遊技機監視システム
JP2012231852A (ja) 遊技用システム
JP2011224255A (ja) 遊技ユニットおよび遊技システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070206

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070612