JP2005130192A - オーディオ機器およびオーディオシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】アンプ及びアンプを動作するための専用電源回路を不要とし、コストダウンを図りながらスピーカを駆動させることが可能なオーディオ機器を実現する。
【解決手段】ΔΣブロック101で生成された1ビット信号で出力トランジスタ501〜504をスイッチング動作させ、1ビット信号を増幅する。ヘッドホン701を駆動するときには正相アナログ出力511端子と逆相アナログ出力512端子とに接続して、第1電源電圧で増幅し、正相信号をコイル505およびコンデンサ507からなる第1LPFに通し、逆相信号をコイル506およびコンデンサ508からなる第2LPFに通す。スピーカを駆動するときには正相デジタル出力端子513と逆相デジタル出力端子514とに接続して、第1電源電圧よりも大きい第2電源電圧で増幅し、正相信号および逆相信号を直接出力する。これによりスピーカを駆動させるのに十分な出力を得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、内部電源だけでは駆動能力が不足するスピーカが接続されるオーディオ機器やオーディオシステムに関するものである。
従来から、携帯型のオーディオ機器が存在していた。オーディオ機器とはステレオなどの音響再生装置をいう。ここで、携帯型のオーディオ機器はヘッドホンやイアホンを用いて音を聞くのが普通の使用態様であり、スピーカを用いて音を聞くのは据え置き型のオーディオ機器に委ねられていた。しかし、携帯型のオーディオ機器は持ち運びに便利であり、スピーカに接続し、音を聞くことができれば利用者にとって便利である。
従来型の携帯型オーディオ機器において、スピーカを用いて外部に音声を再生させる場合には、オーディオ機器のヘッドホン端子にスピーカを接続し、スピーカを駆動させて、音を鳴らす方法がある。しかし、この場合、もともと携帯型のオーディオ機器の出力端子はヘッドホン用であり、スピーカを接続した場合、携帯型のオーディオ機器では音声出力レベルが低く、充分にスピーカを鳴らすことができない。そのためヘッドホン端子からの音声出力を一旦アンプに入力して、アンプで音声出力を増幅して、スピーカから音を鳴らしていた。従ってこの場合には、アンプおよびアンプに電源を供給する電源回路が必要であった(例えば、特許文献1)。
図4は、オーディオ機器の具体的な従来例として示した構成であり、「音源機器、携帯型音源機器及び音響システム」(特許文献1)を本願発明の実施例と比較するために一部変更したものである。図4のオーディオ機器10においては、電源・充電回路61から電源を供給されたマイコン21により音源部31が制御され、音源部31に設けられたヘッドホン端子41と接続されたヘッドホン71により音が鳴っている。
また、図5は、オーディオ機器10を上記ヘッドホン端子41で外部のスピーカシステム80に接続し、スピーカシステム80に内蔵されたアンプ回路82により増幅を行ってスピーカ81を駆動させ、音を鳴らしている状態を示したものである。図5のアンプ回路82は音声信号を増幅するためのものであり、同時にスピーカシステム80にはアンプ回路82に電源を供給する電源回路83が備えられている。またこのとき、電源・充電回路61に充電を行うための充電器85が用いられる。図5に示されているように、オーディオ機器10、スピーカシステム80、充電器85は別々に分離されている。充電器85を用いないときには、電源・充電回路61は外部から孤立した内部電源となる。
特開2001−275260号公報(平成13年10月5日公開) 特開2002−246852号公報(平成14年8月30日公開)
しかしながら、図4および図5のような従来型のオーディオ機器の構成で、ヘッドホン端子に接続したスピーカをアンプ回路82のようなアンプを用いずに駆動させる場合には、所望の音を聞くことができない。なぜなら、従来の携帯型オーディオ機器の出力端子は、ヘッドホン若しくはイアホンを接続するために設けられているので出力電圧が低いからである。
ヘッドホン若しくはイアホン用の出力端子の電圧が低い理由は、高くするとヘッドホン若しくはイアホンに負担がかかり故障のおそれがあるからである。また、この種のオーディオ機器では、オーディオ機器の内部電源だけでは、出力や電源供給時間がスピーカを駆動するには不足する。このため携帯型のオーディオ機器にスピーカを接続して音を聞くときは、ヘッドホン端子からの出力を一旦スピーカ用のアンプに入力して、そのアンプで増幅してからスピーカを駆動させる必要があり、さらにはそのアンプに電源を供給しなければならないのでそのための専用電源回路も必要である。図5の電源回路83はこのための電源回路であり、充電器85とも別になるように設けられている。従って、スピーカを駆動するためにコストアップするという問題を有していた。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、内部電源だけでは駆動能力が不足するスピーカ用に設けられる外部のアンプ及びアンプを動作させるための専用電源回路を不要とし、コストダウンを図りながらスピーカを駆動させることが可能なオーディオ機器およびオーディオシステムを提供することにある。
本発明に係るオーディオ機器は、上記課題を解決するために、電源から生成された後にローパスフィルタを通過した信号を出力する第1出力端子と、電源から生成された後にローパスフィルタを通過しなかった信号を出力する第2出力端子との二つの出力端子を具備し、前記第1出力端子から信号を出力するときの信号電圧を生成するための電源電圧を第1電源電圧とし、前記第2出力端子から信号を出力するときの信号電圧を生成するための電源電圧を第2電源電圧としたときに、前記第2電源電圧を前記第1電源電圧よりも大きくすることを特徴とする。
本発明に係るオーディオ機器は、上記課題を解決するために、アナログ信号もしくは多ビットで割り当てられて表現されるデジタル信号からなるオーディオ信号を1ビットで割り当てられる1ビット信号に変換する1ビット信号変換手段と、前記1ビット信号の一方の信号を増幅する正相増幅手段および前記1ビット信号の前記一方の信号と逆位相である他方の信号を増幅する逆相増幅手段を備えて前記1ビット信号を増幅するスイッチング増幅手段と、前記正相増幅手段の出力信号の低域成分を通過せしめる第1ローパスフィルタと、前記逆相増幅手段の出力信号の低域成分を通過せしめる第2ローパスフィルタとを具備し、前記第1出力端子は前記第1ローパスフィルタの出力部および前記第2ローパスフィルタの出力部を出力端子とし、前記第2出力端子は前記正相増幅手段の出力部および前記逆相増幅手段の出力部を出力端子とし、前記第1電源電圧は前記第1出力端子から信号を出力するときの信号電圧を前記スイッチング増幅手段により生成するための電源電圧であり、前記第2電源電圧は前記第2出力端子から信号を出力するときの信号電圧を前記スイッチング増幅手段により生成するための電源電圧であることを特徴とする。
本発明に係るオーディオ機器は、上記課題を解決するために、前記第1出力端子にはイアホン若しくはヘッドホンを、前記第2出力端子にはスピーカを接続可能としたことを特徴とする。
本発明に係るオーディオ機器は、上記課題を解決するために、充電池が内蔵可能であり、前記スピーカが前記オーディオ機器に内蔵された前記充電池を充電する充電台に設けられていることを特徴とする。
本発明に係るオーディオ機器は、上記課題を解決するために、前記オーディオ機器が前記充電台にセットされたときに、前記電源電圧を前記第2電源電圧とすることを特徴とする。
本発明に係るオーディオ機器は、上記課題を解決するために、前記オーディオ機器が前記充電台にセットされたことを検出する充電台検出手段を具備し、前記充電台検出手段により前記オーディオ機器が前記充電台にセットされたことが検出されると前記電源電圧を前記第2電源電圧とすることを特徴とする。
本発明に係るオーディオ機器は、上記課題を解決するために、電源から生成された後にローパスフィルタを通過した信号を出力する第1出力端子と、電源から生成された後にローパスフィルタを通過しなかった信号を出力する第2出力端子との二つの出力端子を具備することを特徴とする。
本発明に係るオーディオ機器は、上記課題を解決するために、アナログ信号もしくは多ビットで割り当てられて表現されるデジタル信号からなるオーディオ信号を1ビットで割り当てられる1ビット信号に変換する1ビット信号変換手段と、前記1ビット信号の一方の信号を増幅する正相増幅手段および前記1ビット信号の前記一方の信号と逆位相である他方の信号を増幅する逆相増幅手段を備えて前記1ビット信号を増幅するスイッチング増幅手段と、前記正相増幅手段の出力信号の低域成分を通過せしめる第1ローパスフィルタと、前記逆相増幅手段の出力信号の低域成分を通過せしめる第2ローパスフィルタとを具備し、前記第1出力端子は前記第1ローパスフィルタの出力部および前記第2ローパスフィルタの出力部を出力端子とし、前記第2出力端子は前記正相増幅手段の出力部および前記逆相増幅手段の出力部を出力端子とすることを特徴とする。
本発明に係るオーディオ機器は、上記課題を解決するために、前記第1出力端子および前記第2出力端子から出力する信号の電圧を生成するための電源電圧を、前記電源で可変にすることを特徴とする。
本発明に係るオーディオシステムは、上記課題を解決するために、前記オーディオ機器と、イアホン、ヘッドホン、およびスピーカの少なくともいずれか一つとが組み合わされてなることを特徴とする。
本発明に係るオーディオシステムは、上記課題を解決するために、充電池を内蔵可能な前記オーディオ機器と、前記オーディオ機器に内蔵された前記充電池を充電する充電台とが組み合わされてなることを特徴とする。
本発明に係るオーディオ機器は、以上のように、第1出力端子と、第2出力端子との二つの出力端子を具備し、第2電源電圧を第1電源電圧よりも大きくするので、内部電源だけでは駆動能力が不足するスピーカを駆動させる場合に別途アンプおよび専用電源回路が不要となり、コストダウンを図ることができるという効果を奏する。また、携帯型オーディオ機器であっても、スピーカから所望の音を聞くことが出来るという効果を奏する。
また、本発明に係るオーディオ機器は、以上のように、1ビット信号変換手段と、正相増幅手段および逆相増幅手段を備えるスイッチング増幅手段と、第1ローパスフィルタと、第2ローパスフィルタとを具備し、前記第1出力端子は前記第1ローパスフィルタの出力部および前記第2ローパスフィルタの出力部を出力端子とし、前記第2出力端子は前記正相増幅手段の出力部および前記逆相増幅手段の出力部を出力端子とし、前記第1電源電圧は前記第1出力端子から信号を出力するときの信号電圧を前記スイッチング増幅手段により生成するための電源電圧であり、前記第2電源電圧は前記第2出力端子から信号を出力するときの信号電圧を前記スイッチング増幅手段により生成するための電源電圧である。
これにより、スピーカを駆動させる際、1ビット信号の再生回路を利用することにより、別途専用アンプおよび専用電源回路を不要として、コストダウンを図るようにすることができるという効果を奏する。
また、本発明に係るオーディオ機器は、以上のように、前記第1出力端子にはイアホン若しくはヘッドホンを、前記第2出力端子にはスピーカを接続可能とする。
これにより、イアホン若しくはヘッドホンで音楽を聞く際にはLPF通過後の信号で十分な出力を得ることができる。また、スピーカはLPFの後から信号をとるのではなく直接接続することによりその電圧を上げれば十分な出力を得ることができる。その結果、一つのオーディオ機器でアンプを用いることなくヘッドホン若しくはイアホンとスピーカとを利用することができるという効果を奏する。
また、本発明に係るオーディオ機器は、以上のように、充電池が内蔵可能であり、前記スピーカが前記オーディオ機器に内蔵された前記充電池を充電する充電台に設けられている。
これにより、スピーカを置くスペースが不要で机等の上で面積をあまり占めることなく簡易的に音楽を聞くことができるという効果を奏する。
また、本発明に係るオーディオ機器は、以上のように、前記オーディオ機器が前記充電台にセットされたときに、前記電源電圧を前記第2電源電圧とする。
従って、オーディオ機器をヘッドホン等よりも大きな音声出力を要するスピーカに接続したとき、充電台から自動的に十分な電源供給を行う状態となってスピーカから出力レベルの高い音声を十分に鳴らすことができるので、利用者の操作が簡略化されるという効果を奏する。
また、本発明に係るオーディオ機器は、以上のように、充電台検出手段により前記オーディオ機器が前記充電台にセットされたことが検出されると前記電源電圧を前記第2電源電圧とする。
これにより、スピーカの接続を、オーディオ機器の充電台への接続によりヘッドホンの接続と区別して、信号電圧を生成するための電源電圧を調整することができるという効果を奏する。
また、本発明に係るオーディオ機器は、以上のように、第1出力端子と第2出力端子との二つの出力端子を具備する。
これにより、信号電圧を生成する第2出力端子用の電源電圧を第1出力端子用と区別して大きくして、スピーカを駆動させる場合に別途アンプおよび専用電源回路を不要としてコストダウンを図ることのできる構成に適したオーディオ機器になるという効果を奏する。
また、本発明に係るオーディオ機器は、以上のように、1ビット信号変換手段と、正相増幅手段および逆相増幅手段を備えるスイッチング増幅手段と、第1ローパスフィルタと、第2ローパスフィルタとを具備し、前記第1出力端子は前記第1ローパスフィルタの出力部および前記第2ローパスフィルタの出力部を出力端子とし、前記第2出力端子は前記正相増幅手段の出力部および前記逆相増幅手段の出力部を出力端子とする。
これにより、1ビット信号の再生回路を利用した、別途専用アンプおよび専用電源回路を不要としてコストダウンを図ることのできる構成に適したオーディオ機器になるという効果を奏する。
また、本発明に係るオーディオ機器は、以上のように、前記第1出力端子および前記第2出力端子から出力する信号の電圧を生成するための電源電圧を、前記電源で可変にする。
これにより、第2出力端子用の電源電圧を第1出力端子用と区別して大きくするのに適したオーディオ機器になるという効果を奏する。
また、本発明に係るオーディオシステムは、以上のように、前記オーディオ機器と、イアホン、ヘッドホン、およびスピーカの少なくともいずれか一つとが組み合わされてなる。
これにより、スピーカを駆動させる場合に別途アンプおよび専用電源回路を不要としてコストダウンを図ることができるオーディオ機器を使用するのに適したシステム形態を提供することができるという効果を奏する。
また、本発明に係るオーディオシステムは、以上のように、充電池を内蔵可能な前記オーディオ機器と、前記オーディオ機器に内蔵された前記充電池を充電する充電台とが組み合わされてなる。
これにより、スピーカを駆動させる場合に別途アンプおよび専用電源回路を不要としてコストダウンを図ることができるオーディオ機器を使用するのに適したシステム形態を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態について図1ないし図3に基づいて説明すれば、以下の通りである。
まず、図1を用いて携帯オーディオ機器でヘッドホンを駆動するときの実施形態を説明し、次に図2を用いて携帯オーディオ機器でスピーカを駆動するときの実施形態を説明し、最後に図3のグラフについて説明する。
図1に、本実施の形態に係るオーディオ機器としての携帯オーディオ機器100の構成、およびこの携帯オーディオ機器100でヘッドホン701を駆動する状態を示す。
まず、図1の破線で囲まれた携帯オーディオ機器100の内部の構造を説明する。携帯オーディオ機器100は、音声信号のスイッチング増幅を行うディジタルアンプ(D級増幅器)を備えたオーディオ機器となっており、ΔΣブロック101(図示しないΔΣ変換回路を内蔵している)、マイクロコンピュータ(以下「マイコン」とする。)201、上側ゲートドライブ301・302、下側ゲートドライブ401・402、出力トランジスタ501〜504、コイル505・506、コンデンサ507・508、コイル505・506の抵抗分509・510、正相アナログ出力端子511、逆相アナログ出力端子512、正相デジタル出力端子513、逆相デジタル出力端子514、電源端子515、電源・充電回路601を備えている。電源・充電回路601には充電池が内蔵可能である。さらに、携帯型オーディオ機器100は、ヘッドホン701や後述する充電台800と組み合わされてオーディオシステムを構成する。
以下それぞれについて説明する。
ΔΣブロック(1ビット信号変換手段)101は、図示しないΔΣ変換回路を備えており、ΔΣ変換回路に入力された、アナログ信号またはマルチビットのデジタル信号から1系列の2値信号としてのPDM信号またはPWM信号を作成する。さらに、ΔΣブロック101は、発生した2値信号(PDM信号、PWM信号)を基に2系列の1ビット信号(正相信号と逆相信号)を生成する。正相信号は1ビット正相出力端子102から、逆相信号は1ビット逆相出力端子103からそれぞれ出力される。
マイコン201は、本オーディオシステムを制御するために設けられており、電源・充電回路601から常に電源を供給されている。また、マイコンとΔΣブロック101は制御信号線CLにより接続されている。
上側ゲートドライブ301および下側ゲートドライブ401の各入力端子には、1ビット正相出力端子102から出力された1ビット信号が入力される。上側ゲートドライブ302および下側ゲートドライブ402の各入力端子には、1ビット逆相出力端子103から出力された1ビット信号が入力される。上側ゲートドライブ301・302、下側ゲートドライブ401・402には、電源・充電回路601から、マイコン201のコントロールに従ってそれぞれ電源電圧が与えられる。
NチャネルMOS型トランジスタである出力トランジスタ501・502のドレインはそれぞれ電源端子515に接続されている。出力トランジスタ501のソースは出力トランジスタ503のドレインに接続され、出力トランジスタ502のソースは出力トランジスタ504のドレインに接続されている。出力トランジスタ503・504のソースはそれぞれグランドに接続されている。上記のように出力トランジスタ501〜504が接続される構成は、フルブリッジ回路である。
上側ゲートドライブ301の出力は出力トランジスタ501に入力され、上側ゲートドライブ302の出力は出力トランジスタ502に入力され、下側ゲートドライブ401の出力は出力トランジスタ504に入力され、下側ゲートドライブ402の出力は出力トランジスタ503に入力される。上側ゲートドライブ301・302、下側ゲートドライブ401・402、および出力トランジスタ501〜504はスイッチング増幅手段を構成している。また、上側ゲートトライブ302、下側ゲートドライブ401、および出力トランジスタ502・504は、正相信号をスイッチング増幅する正相信号増幅手段を構成しており、上側ゲートトライブ301、下側ゲートドライブ402、および出力トランジスタ501・503は、逆相信号をスイッチング増幅する逆相信号増幅手段を構成している。
出力トランジスタ502と出力トランジスタ504との接続点には二つの出力ラインが接続されている。まず、一方の出力ラインにはコイル505が接続されている。該コイル505の出力トランジスタ502・504に対して反対側は、コイル505の抵抗分509を介して正相アナログ出力端子511に接続されている。また、他方の出力ラインには正相デジタル出力端子513が接続されている。またコイル505の負荷側とグランドとの間にはコンデンサ507が接続され、コイル505およびコンデンサ507はLPF(ローパスフィルタ)を構成している(以下、第1LPF(第1ローパスフィルタ)とする)。
一方、出力トランジスタ501と出力トランジスタ503との接続点にも二つの出力ラインが接続されている。まず、一方の出力ラインにはコイル506が接続されている。該コイル506の出力トランジスタ501・503に対して反対側はコイル506の抵抗分510を介して逆相アナログ出力端子512に接続されている。また、他方の出力ラインには逆相デジタル出力端子514が接続されている。また、コイル506の負荷側とグランドとの間にはコンデンサ508が接続され、コイル506およびコンデンサ508はLPF(ローパスフィルタ)を構成している(以下、第2LPF(第2ローパスフィルタ)とする)。
上記正相アナログ出力端子511は第1LPFの出力部であるコモンモード出力端子に接続されていることになり、上記逆相アナログ出力端子512は第2LPFの出力部であるコモンモード出力端子に接続されていることになる。さらに、正相アナログ出力端子511と逆相アナログ出力端子512との間には、ヘッドホン701が接続されるようになっている。これによって、ヘッドホン701に入力される信号はノーマルモードとなる。このように、正相アナログ出力端子511と逆相アナログ出力端子512とは第1出力端子を構成している。
また、上記正相デジタル出力端子513は出力トランジスタ502と出力トランジスタ504とで構成される回路の出力部であるコモンモード出力端子に接続されていることになり、上記逆相デジタル出力端子514は出力トランジスタ501と出力トランジスタ503とで構成される回路の出力部であるコモンモード出力端子に接続されていることになる。さらに、正相デジタル出力端子513と逆相デジタル出力端子514との間には、後述するようにスピーカ801が接続されるようになっている。これによって、スピーカ801に入力される信号はノーマルモードとなる。このように、正相デジタル出力端子513と逆相デジタル出力端子514とは第2出力端子を構成している。
上記のように構成されるオーディオシステムの動作について説明する。
ΔΣブロック101は、入力されたアナログ信号またはマルチビットのデジタル信号から1系列の2値信号としてのPDM信号またはPWM信号を作成する。さらに、ΔΣブロック101は、発生した2値信号(PDM信号、PWM信号)を基に2系列の1ビット信号(正相信号と逆相信号)を生成する。その後、ΔΣブロック101で生成された1ビットデジタル信号は、1ビット正相出力端子102と1ビット逆相出力端子103とを通じて上側ゲートドライブ301・302、下側ゲートドライブ401・402に入力される。これらの信号は、上側ゲートドライブ301・302、下側ゲートドライブ401・402によって、出力フルブリッジ回路を構成する出力トランジスタ501・502・503・504を動作させるのに必要な所定の電圧に変換され、これによって出力トランジスタ501〜504はスイッチング動作する。
このスイッチング動作によって、増幅された1ビット信号が得られるが、この信号は電源から電源端子515およびグランドを介して生成された信号である。ヘッドホン701を駆動するときにこの信号電圧を得るための電源電圧を第1電源電圧とする。得られる信号のうち、出力トランジスタ502と出力トランジスタ504との接続点から得られる信号についてはコイル505およびコンデンサ507からなる第1LPFを通過させ、出力トランジスタ501と出力トランジスタ503との接続点から得られる信号についてはコイル506およびコンデンサ508からなる第2LPFを通過させる。第1LPFを通過させた信号である正相アナログ信号を出力する正相アナログ出力511端子と、第2LPFを通過させた信号である逆相アナログ信号を出力する逆相アナログ出力512端子とをヘッドホン701に接続することにより、ヘッドホン701を通して音声を聞くことができる。
次に、図2について説明する。図2は、携帯オーディオ機器100でスピーカ801を駆動する状態を示している。以下では、図1と異なる箇所のみを説明する。
ΔΣブロック101ないし電源・充電回路601までの携帯オーディオ機器100の内部構造は図1と同じである。図2では、携帯オーディオ機器100が、外部の充電台800と接続されている。充電台800は、充電・電源回路901およびスピーカ801を内蔵しており、携帯オーディオ機器100に電源を供給するとともに、携帯オーディオ機器100に内蔵された充電池を充電する。
充電・電源回路901は携帯オーディオ機器100内の電源・充電回路601に対して充電・電源供給動作する。この充電・電源供給動作は携帯オーディオ機器100が充電台800にセットされたときに行なわれる。また、スピーカ801を用いて音声を出力するときには、携帯オーディオ機器100を充電台800に置くと、図示しないコネクタによって、正相デジタル出力端子513と逆相デジタル出力端子514とがスピーカ801と接続されるようになっている。
また、携帯オーディオ機器100を充電台800にセットしたときに、携帯オーディオ機器100に内蔵された図示しない充電台検出手段が、充電台800にセットされたことを検出すると、電源・充電回路601は電源端子515の供給電圧を上げる。すなわち、出力トランジスタ501〜504のスイッチング動作によって、電源から電源端子515およびグランドを介して、増幅された1ビット信号が生成されるが、スピーカ801を駆動するときにこの信号電圧を得るための電源電圧を第2電源電圧とすると、第2電源電圧は第1電源電圧よりも大きい。
これにより、携帯オーディオ機器100をスピーカ801に接続したとき、携帯オーディオ機器100はスピーカ801の接続をヘッドホン701の接続と区別して、信号電圧を生成するための電源電圧を調整し、充電台800から自動的に十分な電源供給を行う状態となってスピーカ801から出力レベルの高い音声を十分に鳴らすことができるので、利用者の操作が簡略化される。内部電源である電源・充電回路601だけでは容量が小さくて、出力や電源供給時間がスピーカ801を駆動するのに不足していても、スピーカ801を駆動することができる。
上述の通り、正相デジタル出力端子513は出力トランジスタ502・504の接続点に接続され、逆相デジタル出力端子514は出力トランジスタ501・503の接続点に接続されている。この状態でΔΣブロック101が動作すると、ΔΣブロック101から出力トランジスタ501〜504までは図1と同様の動作をする。正相デジタル出力端子513からの正相デジタル信号と、逆相デジタル出力端子514からの逆相デジタル信号とがスピーカ801に印加される。これにより、スピーカ801が駆動され、スピーカ801により音声が再生される。
一般にスピーカを駆動させるためにはある程度の出力電圧が必要である。また、LPFを構成するコイルは抵抗分509・510のように直流抵抗成分を有しており、LPFを通過した出力信号では抵抗による電圧降下によりスピーカで十分に音を鳴らすことができない。また、スピーカに対する信号をLPFの後からとるのではなく、直接接続しても、スピーカに対しての必要な電圧には満たず、さらに電源を上げる必要がある。
しかしながら、前述したように、本実施の形態では正相デジタル出力端子513および逆相デジタル出力端子514のようにLPFを通過させずに信号を直接出力するようにしている他、電源・充電回路601が電源端子515の供給電圧を上げるようにしている。すなわち、電源端子515への付与電圧を可変とし、正相デジタル出力端子513および逆相デジタル出力端子514から出力信号が出力されるとき、電源端子515への付与電圧を高くするようになっている。従って、スピーカを駆動させるのに十分な電圧が出力され、十分な音量を保つことができる。また、LPFを通過させずに信号を直接出力していることは、LPFを構成するコイルに含まれる直流抵抗を小さくするために太い線でコイルを構成することを不要とし、小型の部品を使用する携帯機器に都合がよい。それゆえ、携帯オーディオ機器100はイアホンまたはヘッドホン用とスピーカ用との2種類の出力端子を備えている。
また、このように2種類の出力端子を備えている構成は、出力ブリッジ回路や電源回路には発生・駆動できる電圧に上限があってLPFを通過させる出力経路の電圧上昇が困難であるということを考慮した構成になっている。無理に電圧の上限を上げようとするとコストアップにつながる。このため、電圧降下を伴うLPFのコイルを、ヘッドホン使用時のように必要なときにのみ使用することにより、コストダウンにもつながる。さらには、スピーカ専用の出力端子のみを設けたのでは、これにヘッドホン若しくはイアホンを接続したときに電圧が高すぎてヘッドホン若しくはイアホンへの負担が大きくなり、ヘッドホン若しくはイアホンの出力回路、電源回路が故障する恐れがあるが、これも回避することができる。
このように、携帯オーディオ機器100は、正相アナログ出力端子511および逆相アナログ出力端子512にはイアホン若しくはヘッドホン701を、正相デジタル出力端子513および逆相デジタル出力端子514にはスピーカ801を接続可能としている。これにより、イアホン若しくはヘッドホン701で音楽を聞く際にはLPF通過後の信号で十分な出力を得ることができる。また、スピーカ801はLPFの後から信号をとるのではなく直接接続することによりその電圧を上げれば十分な出力を得ることができる。その結果、一つのオーディオ機器でアンプを用いることなくヘッドホン若しくはイアホンとスピーカとを利用することができる。
また、スピーカ801が充電台800に設けられているので、スピーカを置くスペースが不要で机等の上で面積をあまり占めることなく簡易的に音楽を聞くことができる。
図3は、パルスから音声が出力される様子を示したものである。図3のパルスは、正相デジタル出力端子513とグランドとの間の電圧から逆相デジタル出力端子514とグランドとの間の電圧を差し引いて得られ、最大値がVCC、最小値がVEEとなっている。このパルスから図のように音声波形が取り出される。ここで一般的にスピーカは最高周波数が20kHz程度までの出力の周波数に対して動作することが可能である。これに対して本実施の形態のΔΣブロック101から出力される1ビット信号のサンプリング周波数は数百kHzから数MHzである。このためパルスの周波数成分にはスピーカは直接応答できず、その中に含まれている低周波成分にのみ応答可能となる。これが図1のコイル505およびコンデンサ507からなる第1LPF、コイル506およびコンデンサ508からなる第2LPFと同様の動作をして最高20kHz程度の周波数の音声信号のみスピーカ801から出力される。
以上述べたように、本実施の形態に係る携帯オーディオ機器100によれば、内部電源だけでは駆動能力が不足するスピーカを駆動させる場合に、1ビット信号の再生回路を利用することにより、別途アンプおよび専用電源回路が不要となり、コストダウンを図ることができる。特に、携帯型オーディオ機器でありながら、スピーカから所望の音を聞くことが出来るところに大きな利点がある。
また、電源から生成された後にLPFを通過した信号を出力する第1出力端子と、電源から生成された後にLPFを通過しなかった信号を出力する第2出力端子とを具備するオーディオ機器は、信号電圧を生成する第2出力端子用の電源電圧を第1出力端子用と区別して大きくして、スピーカを駆動させる場合に別途アンプおよび専用電源回路を不要としてコストダウンを図ることのできる、携帯オーディオ機器100のような構成に適したオーディオ機器である。
また、アナログ信号もしくは多ビットで割り当てられて表現されるデジタル信号からなるオーディオ信号を1ビットで割り当てられる1ビット信号に変換する1ビット信号変換手段と、前記1ビット信号の一方の信号を増幅する正相増幅手段および前記1ビット信号の前記一方の信号と逆位相である他方の信号を増幅する逆相増幅手段を備えて前記1ビット信号を増幅するスイッチング増幅手段と、前記正相増幅手段の出力信号の低域成分を通過せしめる第1ローパスフィルタと、前記逆相増幅手段の出力信号の低域成分を通過せしめる第2ローパスフィルタとを具備し、前記第1出力端子は前記第1ローパスフィルタの出力部および前記第2ローパスフィルタの出力部を出力端子とし、前記第2出力端子は前記正相増幅手段の出力部および前記逆相増幅手段の出力部を出力端子とするオーディオ機器は、1ビット信号の再生回路を利用した、別途専用アンプおよび専用電源回路を不要としてコストダウンを図ることのできる、携帯オーディオ機器100のような構成に適したオーディオ機器である。
また、前記第1出力端子および前記第2出力端子から出力する信号の電圧を生成するための電源電圧を、前記電源で可変にするオーディオ機器は、携帯オーディオ機器100のように第2出力端子用の電源電圧を第1出力端子用と区別して大きくする構成に適したオーディオ機器である。
また、携帯オーディオ機器100と、イアホン、ヘッドホン701、およびスピーカ801の少なくともいずれか一つとが組み合わされてなるオーディオシステムを構成すれば、携帯オーディオ機器100を使用するのに適したシステム形態を提供することができる。特に、携帯オーディオ機器100とスピーカ801とを組み合わせれば、スピーカ801が従来のようにアンプおよびその専用電源回路を伴わないものであるため、利用者がシステムを組む際に都合がよい。
また、充電池を内蔵可能な携帯オーディオ機器100と、充電台800とが組み合わされてなるオーディオシステムを構成すれば、携帯オーディオ機器100を使用するのに適したシステム形態を提供することができる。
また、スピーカ801が充電台800に設けられていることにより、スピーカを置くスペースが不要で机等の上で面積をあまり占めることなく簡易的に音楽を聞くことができることを前述したが、これはMD(ミニディスク)製品などの携帯オーディオ機器に特にあてはまることである。また、更なる応用としては、音声を出力するという観点でのオーディオ機器である携帯電話が挙げられ、充電台800にセットしてスピーカ801を鳴らすことにより、手離しで(ハンヅフリー)通話が可能となる。
オーディオ機器およびオーディオシステム全般に使用することができ、特に、MD製品や携帯電話などの携帯型のオーディオ機器およびオーディオシステムに有用である。
本発明の実施の一形態に係る携帯オーディオ機器およびオーディオシステムの構成と、ヘッドホンの駆動状態とを示すブロック図である。 本発明の実施の一形態に係る携帯オーディオ機器およびオーディオシステムの構成と、スピ−カの駆動状態とを示すブロック図である。 パルス入力によってスピーカから音声が出力される様子を示すグラフである。 従来の携帯オーディオ機器でヘッドホンを駆動している状態を示すブロック図である。 従来の携帯オーディオ機器を充電台で充電している状態で外部のスピーカを駆動している状態を示すブロック図である。
符号の説明
100 携帯オーディオ機器(オーディオ機器)
101 ΔΣブロック(1ビット信号変換手段)
102 1ビット正相出力端子
103 1ビット逆相出力端子
301、302 上側ゲートドライブ
401、402 下側ゲートドライブ
501〜504 出力トランジスタ
511 正相アナログ出力端子
512 逆相アナログ出力端子
513 正相デジタル出力端子
514 逆相デジタル出力端子
515 電源端子
601 電源・充電回路
701 ヘッドホン
800 充電台
801 スピーカ
901 充電・電源回路

Claims (11)

  1. 電源から生成された後にローパスフィルタを通過した信号を出力する第1出力端子と、電源から生成された後にローパスフィルタを通過しなかった信号を出力する第2出力端子との二つの出力端子を具備し、前記第1出力端子から信号を出力するときの信号電圧を生成するための電源電圧を第1電源電圧とし、前記第2出力端子から信号を出力するときの信号電圧を生成するための電源電圧を第2電源電圧としたときに、前記第2電源電圧を前記第1電源電圧よりも大きくすることを特徴とするオーディオ機器。
  2. アナログ信号もしくは多ビットで割り当てられて表現されるデジタル信号からなるオーディオ信号を1ビットで割り当てられる1ビット信号に変換する1ビット信号変換手段と、前記1ビット信号の一方の信号を増幅する正相増幅手段および前記1ビット信号の前記一方の信号と逆位相である他方の信号を増幅する逆相増幅手段を備えて前記1ビット信号を増幅するスイッチング増幅手段と、前記正相増幅手段の出力信号の低域成分を通過せしめる第1ローパスフィルタと、前記逆相増幅手段の出力信号の低域成分を通過せしめる第2ローパスフィルタとを具備し、前記第1出力端子は前記第1ローパスフィルタの出力部および前記第2ローパスフィルタの出力部を出力端子とし、前記第2出力端子は前記正相増幅手段の出力部および前記逆相増幅手段の出力部を出力端子とし、前記第1電源電圧は前記第1出力端子から信号を出力するときの信号電圧を前記スイッチング増幅手段により生成するための電源電圧であり、前記第2電源電圧は前記第2出力端子から信号を出力するときの信号電圧を前記スイッチング増幅手段により生成するための電源電圧であることを特徴とした請求項1に記載のオーディオ機器。
  3. 前記第1出力端子にはイアホン若しくはヘッドホンを、前記第2出力端子にはスピーカを接続可能としたことを特徴とする請求項1または2に記載のオーディオ機器。
  4. 充電池が内蔵可能であり、前記スピーカが前記オーディオ機器に内蔵された前記充電池を充電する充電台に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のオーディオ機器。
  5. 前記オーディオ機器が前記充電台にセットされたときに、前記電源電圧を前記第2電源電圧とすることを特徴とする請求項4に記載のオーディオ機器。
  6. 前記オーディオ機器が前記充電台にセットされたことを検出する充電台検出手段を具備し、前記充電台検出手段により前記オーディオ機器が前記充電台にセットされたことが検出されると前記電源電圧を前記第2電源電圧とすることを特徴とする請求項5に記載のオーディオ機器。
  7. 電源から生成された後にローパスフィルタを通過した信号を出力する第1出力端子と、電源から生成された後にローパスフィルタを通過しなかった信号を出力する第2出力端子との二つの出力端子を具備することを特徴とするオーディオ機器。
  8. アナログ信号もしくは多ビットで割り当てられて表現されるデジタル信号からなるオーディオ信号を1ビットで割り当てられる1ビット信号に変換する1ビット信号変換手段と、前記1ビット信号の一方の信号を増幅する正相増幅手段および前記1ビット信号の前記一方の信号と逆位相である他方の信号を増幅する逆相増幅手段を備えて前記1ビット信号を増幅するスイッチング増幅手段と、前記正相増幅手段の出力信号の低域成分を通過せしめる第1ローパスフィルタと、前記逆相増幅手段の出力信号の低域成分を通過せしめる第2ローパスフィルタとを具備し、前記第1出力端子は前記第1ローパスフィルタの出力部および前記第2ローパスフィルタの出力部を出力端子とし、前記第2出力端子は前記正相増幅手段の出力部および前記逆相増幅手段の出力部を出力端子とすることを特徴とした請求項7に記載のオーディオ機器。
  9. 前記第1出力端子および前記第2出力端子から出力する信号の電圧を生成するための電源電圧を、前記電源で可変にすることを特徴とする請求項7または8に記載のオーディオ機器。
  10. 請求項1ないし6のいずれかに記載のオーディオ機器と、イアホン、ヘッドホン、およびスピーカの少なくともいずれか一つとが組み合わされてなることを特徴とするオーディオシステム。
  11. 充電池を内蔵可能な請求項1ないし6のいずれかに記載のオーディオ機器と、前記オーディオ機器に内蔵された前記充電池を充電する充電台とが組み合わされてなることを特徴とするオーディオシステム。
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