JP2005129782A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005129782A
JP2005129782A JP2003364627A JP2003364627A JP2005129782A JP 2005129782 A JP2005129782 A JP 2005129782A JP 2003364627 A JP2003364627 A JP 2003364627A JP 2003364627 A JP2003364627 A JP 2003364627A JP 2005129782 A JP2005129782 A JP 2005129782A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
supply pipe
raw material
vaporizer
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003364627A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Sasaki
伸也 佐々木
Yoshiro Hirose
義朗 広瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP2003364627A priority Critical patent/JP2005129782A/ja
Publication of JP2005129782A publication Critical patent/JP2005129782A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Abstract

【課題】従来の問題点である原料供給配管の洗浄時に液体PETaおよび洗浄用液体等
の液体が流れる全ての配管内での残留を防ぐ基板処理装置を提供する。
【解決手段】基板を処理する反応室11と、液体原料を収容する液体原料タンク14と
、前記液体原料を気化する気化器12と、前記気化器12と前記反応室11をつなぐ原料
ガス供給配管18と、前記液体原料タンク14と前記気化器12とをつなぐ液体原料供給
配管19と、前記液体原料供給配管19から分岐しポンプ16に連通する分岐配管20と
、前記液体原料供給配管19と分岐配管20との接続部よりも上流側に設けられたバルブ
2とを有し、前記液体原料供給配管19のうち、前記バルブ2より下流側であって前記分
岐配管20との接続部よりも上流側の部分については、前記バルブ2との接続部が最も高
い位置にあり、前記液体原料供給配管19と分岐配管20との接続部が最も低い位置にあ
るよう構成する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、液体原料を気化させて反応室に供給し、成膜等の基板の処理を行う基板処理
装置に関する。
図1に酸化タンタル成膜装置の構成図を示す。基板上へ五酸化タンタル薄膜(Ta
膜)を成膜する場合、常温では液体のペンタエトキシタンタル(組成式 Ta(OC
)(以後、PETaと称す。)を気化器によって気化させ、基板を設置した反
応室へ導入する。
ここで液体PETaを反応室11に導入する方法について説明する。液体原料タンク1
4に充填されている液体PETaは、圧送用ガス(He等の不活性ガス)でタンク14内
のPETa液面に圧力をかけることで液体原料供給配管19、液体MFC(マスフローコ
ントローラ)13を通して気化器12に導入される。液体MFC13では気化器12に供
給するPETa流量を制御する。液体MFC13と液体原料供給配管19の温度は通常、
液体原料が固化しない程度の温度である30℃〜45℃に加熱されている。また、気化器
12の温度は通常、気化器12内でのPETa分圧とPETa蒸気圧を考慮して決定する
。例えば、PETa分圧を20〜30Paとした場合は、150℃〜180℃に設定する
。気化器12内で気化したPETaは気化器12に導入されているキャリアガス(N2等
の不活性ガス)で押し出し、原料ガス供給配管18を通して反応室へ導入される。
液体PETaは、水分と接触した場合、加水分解して固化し、加熱した場合、熱分解して
固化する。そのため、気化器12および液体原料供給配管19では液体PETaが固化し
て詰まりやすい。また、その詰まりが原因と思われる液体MFC13の制御不能が起きる
。さらに液体原料供給配管19のバルブ内部で固形物が発生した場合、シール部の密着性
が悪くなり、バルブが閉状態でもバルブ一次側、二次側で密閉でない(内部リーク)状態
になる。そこで、気化器12と液体原料タンク14間で詰まりが発生した場合、部品交換
を行うが、その前作業として液体原料供給配管19の洗浄を行う。尚、気化器12、液体
原料供給配管19、液体MFC13は予め交換可能なように、つまり洗浄可能なように構
成されている。一般的な洗浄手順は、次の通りである。即ち(1)真空引きにより液体P
ETaを除去し、(2)洗浄用ガス(N等の不活性ガス)によるサイクルパージを行い
、(3)次に洗浄用液体(COH)によるパージを行う。(4)その後、この洗浄
用液体(COH)を真空引きにより除去する。(5)最後に、洗浄用ガス(N
の不活性ガス)によるサイクルパージを行う。
ところが上記の洗浄方法においては、PETaまたは洗浄用液体の除去作業を行った場合
、液体溜まりが発生し、真空引きしても液体を除去するのに時間がかかる。図2に従来の
液体原料タンクと液体原料配管を示す。バルブ2直上の液体原料供給配管内の液体除去を
行う場合、重力に逆らう方向で真空引きを行うため、特に液体の除去に時間がかかる。ま
た、図3に従来の分岐配管を示す。このような構成では配管に液体溜まりが発生するので
、真空引きやNサイクルパージを行なっても液体除去には更に時間がかかる。このよう
な問題は、液体洗浄作業時の真空引きやNサイクルパージを行う全ての配管に起こり得
る。
さらに、バルブ2直上から真空引き経路となる分岐配管までの距離が10cm以上の場
合、液体除去は不可能であり、部品交換作業ができなかった。
本発明の目的は、液体原料を気化器内で気化させて反応室にガスを供給し、基板上へ成
膜を行う基板処理装置において、原料供給配管の洗浄時に液体PETaおよび洗浄用液体
等の液体が流れるすべての配管内で残留するのを防ぐ基板処理装置を提供することを目的
としている。
本発明の第1の特徴とするところは、基板を処理する反応室と、液体原料を収容する液
体原料タンクと、前記液体原料を気化する気化器と、前記気化器と前記反応室をつなぐ原
料ガス供給配管と、前記液体原料タンクと前記気化器とをつなぐ液体原料供給配管と、前
記液体原料供給配管から分岐しポンプに連通する前記分岐配管と、前記液体原料供給配管
の分岐配管との接続部よりも上流側に設けられたバルブとを有し、前記液体原料供給配管
のうち、前記バルブより下流側であって前記分岐配管との接続部よりも上流側の部分につ
いては、前記バルブとの接続部が最も高い位置にあり、前記分岐配管との接続部が最も低
い位置にあることにある。
本発明の第2の特徴とするところは、第1の特徴において、前記液体原料供給配管には
前記分岐配管により、前記液体原料供給配管内を真空引きする際、重力に逆らう向きに真
空引きする箇所が存在しないことにある。
本発明の第3の特徴とするところは、第1の特徴において、前記液体原料タンクより下
流側であって前記気化器より上流側の部分のうち、真空引きを行うすべての配管において
、重力に逆らう向きに真空引きする箇所が存在しないことにある。
本発明によれば、液体原料供給配管内の液体を真空引きにより除去する際に、重力に逆
らわない向きで真空引きできるように配管とバルブの構成を変更したので、これにより液
体溜まりがなくなり液体除去作業効率が向上させることができる。
図4に本発明の実施形態に係る基板処理装置の概略構成図を示す。
図4の基板処理装置は基板を処理する反応室11と、液体原料を収容する液体原料タンク
14と、前記液体原料を気化する気化器12と、前記気化器12と前記反応室11をつな
ぐ原料ガス供給配管18と、前記液体原料タンク14と前記気化器12とをつなぐ液体原
料供給配管19と、前記液体原料供給配管19から分岐しポンプに連通する分岐配管20
と、前記液体原料供給配管19の前記分岐配管20との接続部よりも上流側に設けられた
バルブ2から構成され、特に、前記液体原料供給配管19のうち、前記バルブ2より下流
側であって前記分岐配管20との接続部よりも上流側の部分については、前記バルブ2と
の接続部が最も高い位置にあり、前記分岐配管20との接続部が最も低い位置にある。こ
のような装置構成にすることにより液体除去作業時にバルブ2付近における液体溜まりが
なくなるだけでなく、真空引きの際に重力に逆らわない向きで真空引きが可能である。
次に、図4を用いて、基板を処理する方法について説明する。本実施の形態では、基板
上に五酸化タンタル薄膜(Ta膜)を成膜する場合を例に挙げて説明する。この場
合、液体PETaを気化器12によって気化させて原料ガスとし、基板を設置した反応室
11へ導入し、成膜を行う。
本実施の形態の基板処理装置において、アイドリング時は、バルブ8、9を開いて、気
化器12および供給配管18(すなわち、気化器12から反応室11までの配管)にキャ
リアガス(不活性ガスのN)を流し、ポンプ16により排気し、気化器12のNパー
ジまたはサイクルパージ(Nパージと真空引きの繰り返し操作)を行う。
成膜前は、バルブ 1、2、6、7を開いて、原料ガスであるPETaを気化器12に
導入して気化を行う。
つぎに、バルブ9を閉じ、バルブ10を開いて、PETaガスを反応室11へ導入し、
基板上へ成膜を行う。このときの排気は、排気配管を介してポンプ17により行う。
ここで、図4の基板処理装置を用いて液体原料供給配管(バルブ2−バルブ6間配管)の
洗浄作業について詳述する。尚、バルブ1〜10はコントローラ21により開閉制御され
ている。
アイドリング状態(バルブ1、2、3、4、5、6、7、10は閉。バルブ8、9は開
。)から、コントローラ21によりバルブ8、9が閉じられ、バルブ5が開かれる。そし
て、ポンプ16により液体PETaを除去するために液体原料供給配管19、分岐配管2
0が真空引きされる。次に、バルブ4が開かれ不活性ガスを導入しサイクルパージを行う
。そして、バルブ4を閉じ、バルブ3を開き洗浄用液体(本実施例ではCOHだが
これに限られるものではない。)を導入し同様にパージを行う。バルブ3が閉じられ、洗
浄用液体を除去するための真空引きが行われる。最後に、またバルブ4が開かれ不活性ガ
スによりサイクルパージが行われて、洗浄作業が終了する。
本実施の形態における基板処理装置において液体原料供給配管19において、バルブ2
より下流側であって、液体原料供給配管19と分岐配管20との接続部よりも上流部分で
は、バルブ2が最も高い位置にあり、前記液体原料供給配管19と分岐配管20との接続
部が最も低い位置にあるのでバルブ2付近に液体が溜まることがない。また、洗浄作業中
、液体原料供給配管19が真空引きされる際に、液体原料供給配管19だけでなく、液体
原料が流れる全ての配管に対して重力に逆らわない向きで行われるので従来問題となって
いた液体除去作業の時間が少なくても済み、効率的に液体除去作業が行える。
図6は、本実施形態における別の実施例である。尚、図6では、液体原料供給配管19
と分岐配管20との接続部とバルブ2とバルブ5付近の拡大図である。図示しないその他
の構成については、図4と同じ構成である。この実施例においても、液体原料供給配管1
9と分岐配管20との接続部よりも上流部分では、バルブ2が最も高い位置にあり、前記
液体原料供給配管19と分岐配管20との接続部が最も低い位置にある。従って、重力に
逆らう向きに真空引きされないので液体除去作業が速やかに行える。
また、図5に本発明の実施形態における分岐配管の拡大図を示す。このように液溜まり
が生じにくく重力に逆らう方向に真空引きしない構成にすることにより更に効率よく液体
除去作業が行なわれる。尚、本実施の形態に付いては特に分岐配管だけに制限されず、液
体が流れる配管は全てにおいて適用できる。
従来の酸化タンタル成膜装置の構成図 従来の液体原料タンクと液体原料供給配管の関係図 従来の分岐配管図 本発明の実施形態である液体原料タンクと液体原料供給配管の関係図 本発明の実施形態である分岐配管図 本発明の別の実施形態である液体原料タンクと液体原料供給配管の関係図
符号の説明
1〜10 バルブ
11 反応室
12 気化器
13 液体MFC
14 液体原料タンク
15 MFC
16、17 ポンプ
18 原料ガス供給配管
19 液体原料供給配管
20 分岐配管
21 コントローラ

Claims (3)

  1. 基板を処理する反応室と、液体原料を収容する液体原料タンクと、前記液体原料を気化す
    る気化器と、前記気化器と前記反応室をつなぐ原料ガス供給配管と、前記液体原料タンク
    と前記気化器とをつなぐ液体原料供給配管と、前記液体原料供給配管から分岐しポンプに
    連通する分岐配管と、前記液体原料供給配管の前記分岐配管との接続部よりも上流側に設
    けられたバルブと、を有し、
    前記液体原料供給配管のうち、前記バルブより下流側であって前記分岐配管との接続部よ
    りも上流側の部分については、前記バルブとの接続部が最も高い位置にあり、前記分岐配
    管との接続部が最も低い位置にあることを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記液体原料供給配管には前記分岐配管により、前記液体原料供給配管内を真空引きする
    際、重力に逆らう向きに真空引きする箇所が存在しないことを特徴とする請求項1記載の
    基板処理装置。
  3. 前記液体原料タンクより下流側であって前記気化器より上流側の部分のうち、真空引きを
    行うすべての配管において、重力に逆らう向きに真空引きする箇所が存在しないことを特
    徴とする請求項1記載の基板処理装置。
JP2003364627A 2003-10-24 2003-10-24 基板処理装置 Pending JP2005129782A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003364627A JP2005129782A (ja) 2003-10-24 2003-10-24 基板処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003364627A JP2005129782A (ja) 2003-10-24 2003-10-24 基板処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005129782A true JP2005129782A (ja) 2005-05-19

Family

ID=34643553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003364627A Pending JP2005129782A (ja) 2003-10-24 2003-10-24 基板処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005129782A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009107239A1 (ja) * 2008-02-29 2009-09-03 株式会社日立国際電気 半導体製造装置及び半導体製造装置の配管パージ方法
JP2012142380A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Tokyo Electron Ltd 原料供給装置及び成膜装置
JP2014179658A (ja) * 2014-06-17 2014-09-25 Tokyo Electron Ltd 原料供給装置及び成膜装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009107239A1 (ja) * 2008-02-29 2009-09-03 株式会社日立国際電気 半導体製造装置及び半導体製造装置の配管パージ方法
JP2012142380A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Tokyo Electron Ltd 原料供給装置及び成膜装置
KR101463295B1 (ko) * 2010-12-28 2014-11-18 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 원료 공급 장치 및 성막 장치
US9080238B2 (en) 2010-12-28 2015-07-14 Tokyo Electron Limited Raw material supplying device and film forming apparatus
TWI506151B (zh) * 2010-12-28 2015-11-01 Tokyo Electron Ltd 原料供應裝置及成膜裝置
JP2014179658A (ja) * 2014-06-17 2014-09-25 Tokyo Electron Ltd 原料供給装置及び成膜装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5720406B2 (ja) ガス供給装置、熱処理装置、ガス供給方法及び熱処理方法
JP3122311B2 (ja) 成膜処理室への液体材料供給装置及びその使用方法
JP2008227460A (ja) 成膜方法及び成膜装置
JP2006049809A (ja) 成膜方法、成膜装置及び記憶媒体
JP3913723B2 (ja) 基板処理装置及び半導体デバイスの製造方法
JP2008021860A (ja) 処理装置及びこのクリーニング方法
JP2010283388A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2004360061A (ja) 処理装置及びその使用方法
CN112424915B (zh) 半导体器件的制造方法、衬底处理装置及记录介质
JP2010018889A (ja) 処理装置
KR101530100B1 (ko) 건식 펌프 표면으로부터의 반도체 처리 잔류물의 인-시튜 제거
JPH09143740A (ja) 処理ガス供給系のクリーニング方法
JP4759916B2 (ja) 処理装置
JP2005129782A (ja) 基板処理装置
JP4601975B2 (ja) 成膜方法
JP2015151564A (ja) 原子層堆積成膜装置
JP4963817B2 (ja) 基板処理装置
JP4418056B2 (ja) 化学気相堆積装置、および化学気相堆積方法
JP4322346B2 (ja) 成膜装置のクリーニング方法
JP2007227471A (ja) 基板処理装置
KR101349423B1 (ko) Cu막의 성막 방법
JP2006066557A (ja) 基板処理装置
WO2022059507A1 (ja) 原料供給装置及び原料供給方法
JP4067792B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP4149595B2 (ja) 原料ガス供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20061020

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090127

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090203

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090609