JP2005128703A - 人事考課方法、人事考課システム用プログラム、人事考課システムサーバー装置、人事考課システム端末装置及び人事考課システム - Google Patents

人事考課方法、人事考課システム用プログラム、人事考課システムサーバー装置、人事考課システム端末装置及び人事考課システム Download PDF

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Abstract

【課題】考課者ごとの考課ブレを調整し、適正な人事考課を行う人事方法及び人事考課システムを提供する。
【解決手段】人事考課システムに参加する複数のユーザー企業の各考課者に対して、架空の被考課者の情報を共通的に示し、この架空の被考課者に対して各考課者に人事考課を行ってもらう。その人事考課結果の利用ユーザー企業の利用考課者の平均の考課値を、考課ブレを調整するための基準値とする。各考課者の考課結果とその基準値との差を、その考課者の考課のブレとみなし、その差をその考課者の考課結果に対する考課ブレ補正値とする。以後、その考課者が行った人事考課の結果に対して、その考課ブレ補正値で補正を行う。
【選択図】 図22

Description

本発明は、人事考課を効率良く適正に行うことのできる方法及びシステムに関し、特に、例えば社員数が比較的少ない中小企業等においても、豊富な人事考課に関わるデータを用いて、考課者の評価のブレを適正に補正し、適正な人事考課を行うことができる人事考課方法、人事考課システム用プログラム、人事考課システムサーバー装置、人事考課システム端末装置及び人事考課システムに関する。
企業等の組織においては、例えば社員等の組織構成員の業務に対する実績、意欲、能力等を正確に把握して評価することが、社員等が労働意欲を増大させて企業活動を良好な状態に保つとともに、社員等個人の意識を健全かつ良好に維持するのに重要である。そのために、ほとんどの企業等においては、定期的に上司等による人事考課が行われ、この人事考課の結果が、多くの場合、昇給、昇格、或いは賞与等に反映されている。
このような人事考課においては、一般的に、客観的で公正な考課(評価)、また、被考課者が納得できるような考課を行うことが求められている。そのための一手法として、例えば、コンピュータシステムを用いたシステムや(例えば、特許文献1参照)、コンピュータシステムを用いて賞与等の変動が漸進的に移行するようにしたシステム(例えば、特許文献2参照)等が提案されている。
特開2001−290920号公報 特開平10−97568号公報
ところで、人事考課を公正かつ客観的に行うためには、予め設定されている考課項目の主旨等を理解し、同一の被考課者に対しては考課者の誰が考課を行っても一定の考課点を与えるような状態となる必要がある。考課者に応じて考課結果が甘かったり辛かったりしたのでは、客観的な人事考課はできない。また、そのためにも、人事考課を行う場合には相応の観察能力や論理的思考能力等が必要であるとも言われている。
そこで、多くの企業においては、社員が昇格等して他人の人事考課を行うような立場になる際に、人事考課を行うための訓練を行っている。
しかしながら、そのような人事考課のための訓練は、業務を中断して十分な時間をかけて行う必要があり、本来の業務の効率を低下させる等の問題が発生する。
また、訓練を行ったとしても考課者に起因する考課のブレ、すなわち、考課者に応じて甘い考課項目や辛い考課項目が存在するような状態が全く解消されるものではなく、依然として考課のブレが存続し、これを解消したいという要望も継続している。
また、特に中小企業においては、人事考課の訓練に十分な時間やお金をかけることが不可能な場合が多く、もともと考課のブレが大きい傾向にあるという問題がある。また、社員数が少ないことからデータ量も少なく、相対的に考課のばらつき(ブレ)が大きくなり統計的な処理も効果が薄いという問題もある。すなわち、特に中小企業において、ブレの少ない一貫性のある人事考課が行うのが難しい状況となっている。
また、従来より提案されている種々の人事考課システムにおいても、このような考課者による考課のブレを抜本的に解消しようとする方法は存在しない。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、人事考課のための訓練を行わなくとも考課者に起因する考課のブレを解消し、適正な人事考課を行うことのできる人事考課方法と、これに関わる人事考課システム用プログラム、人事考課システムサーバー装置、人事考課システム端末装置及び人事考課システムを提供することにある。
また、特に、例えば中小企業等の考課データの少ない状況においても、適切に考課のブレを解消し、適正な人事考課を行うことのできる人事考課方法と、これに関わる人事考課システム用プログラム、人事考課システムサーバー装置、人事考課システム端末装置及び人事考課システムを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明に係るブレ検出方法は、ネットワークを介して複数の評価者に対して共通の評価対象の例を提示し、前記例示した評価対象に対する前記複数の評価者各々による評価の結果を、前記ネットワークを介して収集し、前記収集した前記複数の評価者による前記評価結果を集計し、前記複数の評価者の中の任意の評価者の評価のブレを、当該評価者による前記評価対象の例に対する評価結果及び前記集計された評価結果に基づいて検出する。
好適な一具体例としては、前記評価者は見積り担当者であり、前記評価対象は引き合い案件であり、前記評価は見積りであって、ネットワークを介して複数の見積り担当者に対して共通の引き合い案件の例を提示し、前記例示した引き合い案件に対する前記複数の見積り担当者各々による見積りの結果を、前記ネットワークを介して収集し、前記収集した前記複数の見積り担当者による前記見積り結果を集計し、前記複数の見積り担当者の中の任意の見積り担当者の見積りのブレを、当該見積り担当者による前記引き合い案件の例に対する見積り結果及び前記集計された見積り結果に基づいて検出する。
また、本発明に係る評価方法は、ネットワークを介して複数の評価者に対して共通の評価対象の例を提示し、前記例示した評価対象に対する前記複数の評価者各々による評価の結果を、前記ネットワークを介して収集し、前記収集した前記複数の評価者による前記評価結果を集計し、前記複数の評価者の中の任意の評価者の評価のブレを、当該評価者による前記評価対象の例に対する評価結果及び前記集計された評価結果に基づいて検出し、前記検出した前記評価者の評価のブレに基づいて、当該評価者による実際の評価の結果を調整する。
好適には、前記複数の評価者は、各々が異なる組織に属する複数の評価者を含み、前記評価の結果の調整は、当該評価者が属する前記組織内における当該評価者による実際の評価の結果を調整する。
なお、前記組織とは、会社等の法人や個人経営の事業者等、ある程度の従業者が存在し、各々が人事考課等の評価を行っているような組織を言う。ただし、同一の会社であっても、例えば支店や工場等のように地理的に異なる事業所等、組織上、人事管理等の評価管理体系が異なり独立した評価が行われているような部門は、各々がここで言う組織と言うものとする。
また好適には、前記複数の評価者に対して、評価対象の種別に対応する複数の前記評価対象の例を提示し、前記評価対象の例ごとに、前記複数の評価者の中の少なくとも当該評価対象の種別に対応する評価対象に評価を行う評価者による評価結果を集計し、前記評価者の評価のブレを、前記評価対象の例ごとに検出し、前記評価者による評価の結果を、評価対象の種別に対する前記検出した当該評価者の評価のブレに基づいて調整する。
また好適には、予め設定した仮想の評価対象に関する情報を提示することにより、前記複数の評価者に前記評価対象の例を示す。
また好適には、所定の項目ごと又は所定の項目の所定のグループごとに、前記例示した評価対象に対する前記複数の評価者により付された評価値について、平均値、評価数が最大の評価値、又は、特異な評価値を除外した残りの評価値の平均値のいずれかを求めることにより前記評価結果の集計を行いその結果である集計値を求め、前記所定の項目又は前記所定のグループに対して前記任意の評価者が付した評価値と、当該所定の項目又は当該所定のグループの前記評価値の集計値との差を求めることにより、前記評価者の評価のブレを検出し、前記所定の項目ごとの前記評価者による評価の結果を、当該所定の項目又は当該所定の項目を含む前記所定のグループに対して求められた前記評価値と前記集計値との差に基づいて補正することにより、前記評価者による評価の結果を調整する。
好適な一具体例としては、前記評価者は考課者であり、前記評価対象は被考課者であり、前記評価は人事考課であって、ネットワークを介して複数の考課者に対して共通の被考課者の例を提示し、前記例示した被考課者に対する前記複数の考課者各々による人事考課の結果を、前記ネットワークを介して収集し、前記収集した前記複数の考課者による前記人事考課結果を集計し、前記複数の考課者の中の任意の考課者の人事考課のブレを、当該考課者による前記被考課者の例に対する人事考課結果及び前記集計された人事考課結果に基づいて検出し、前記検出した前記考課者の人事考課のブレに基づいて、当該考課者による実際の人事考課の結果を調整する。
好適には、予め設定した仮想の従業者に関する情報を提示することにより、前記複数の考課者に前記被考課者の例を示す。
また好適な他の一具体例としては、前記評価者は教師であり、前記評価対象は生徒であり、前記評価は成績評価であって、ネットワークを介して複数の教師に対して共通の生徒の例を提示し、前記例示した生徒に対する前記複数の教師各々による成績評価の結果を、前記ネットワークを介して収集し、前記収集した前記複数の教師による前記成績評価結果を集計し、前記複数の教師の中の任意の教師の成績評価のブレを、当該教師による前記生徒の例に対する成績評価結果及び前記集計された成績評価結果に基づいて検出し、前記検出した前記教師の成績評価のブレに基づいて、当該教師による実際の成績評価の結果を調整する。
好適には、予め設定した仮想の生徒に関する情報を提示することにより、前記複数の教師に前記生徒の例を示す。
また、本発明に係る評価方法は、複数の評価者に対して共通の評価対象の例を示し、前記例示した評価対象に対する前記複数の評価者各々による評価結果を集計し、前記複数の評価者の中の任意の評価者の評価のブレを、当該評価者による前記評価対象の例に対する評価結果及び前記集計された評価結果に基づいて検出し、前記検出した前記評価者の評価のブレに基づいて、当該評価者による評価の結果を調整する。
また、本発明に係る評価システム用プログラムは、ネットワークを介して複数の評価者に対して共通の評価対象の例を提示する機能と、前記例示した評価対象に対する前記複数の評価者各々による評価の結果を、前記ネットワークを介して収集する機能と、前記収集した前記複数の評価者による前記評価結果を集計する機能と、前記複数の評価者の中の任意の評価者の評価のブレを、当該評価者による前記評価対象の例に対する評価結果及び前記集計された評価結果に基づいて検出する機能と、前記検出した前記評価者の評価のブレに基づいて、当該評価者による実際の評価の結果を調整する機能とをコンピュータに実現させるための評価システム用プログラムである。
また、本発明に係る評価システムサーバー装置は、通信ネットワークを介して複数の評価者に対して共通の評価対象の例を提示し、前記例示した評価対象に対する前記複数の評価者各々による評価の結果を、前記ネットワークを介して収集し、前記収集した前記複数の評価者による前記評価結果を集計し、前記複数の評価者の中の任意の評価者の評価のブレを、当該評価者による前記評価対象の例に対する評価結果及び前記集計された評価結果に基づいて検出する評価ブレ調整手段と、前記通信ネットワークを介して入力される前記評価のブレを検出した前記評価者による評価の結果を、前記検出した当該評価者の評価のブレに基づいて調整する評価入力手段とを有する。
また、本発明に係る評価システム端末装置は、通信ネットワークを介して複数の評価者に対して共通の評価対象の例を提示し、前記例示した評価対象に対する前記複数の評価者各々による評価の結果を、前記ネットワークを介して収集し、前記収集した前記複数の評価者による前記評価結果を集計し、前記複数の評価者の中の任意の評価者の評価のブレを、当該評価者による前記評価対象の例に対する評価結果及び前記集計された評価結果に基づいて検出する評価ブレ調整手段と、前記通信ネットワークを介して入力される前記評価のブレを検出した前記評価者による評価の結果を、前記検出した当該評価者の評価のブレに基づいて調整する評価入力手段とを有する評価サービスのサーバー装置と、前記通信ネットワークを介して実質的に接続された端末装置であって、前記サーバー装置による前記共通の評価対象の例の提示を受信する手段と、前記例示した評価対象に対する評価結果又は前記評価者による評価の結果を入力する手段と、前記入力された評価結果を前記サーバー装置に送信する手段とを有する。
また、本発明に係る評価システムは、評価システムサーバー装置と、前記評価システムサーバー装置と通信ネットワークにより接続された複数の端末装置とを有する評価システムであって、前記評価システムサーバー装置は、前記端末装置を介して複数の評価者に対して共通の評価対象の例を提示し、前記例示した評価対象に対する前記複数の評価者各々による評価の結果を、前記端末装置を介して収集し、前記収集した前記複数の評価者による前記評価結果を集計し、前記複数の評価者の中の任意の評価者の評価のブレを、当該評価者による前記評価対象の例に対する評価結果及び前記集計された評価結果に基づいて検出する評価ブレ調整手段と、前記端末装置を介して入力される前記評価のブレを検出した前記評価者による評価の結果を、前記検出した当該評価者の評価のブレに基づいて調整する評価入力手段とを有する。
好適には、前記通信ネットワークに接続され、前記通信端末装置からのアクセス要求を前記評価システムサーバー装置に中継することにより、実質的に前記通信端末装置と前記評価システムサーバー装置とを通信可能な状態とする中継装置をさらに有する。
本発明によれば、人事考課のための訓練を行わなくとも考課者に起因する考課のブレを解消し、適正な人事考課を行うことのできる人事考課方法と、これに関わる人事考課システム用プログラム、人事考課システムサーバー装置、人事考課システム端末装置及び人事考課システムを提供することができる。
また、例えば中小企業等の考課データの少ない状況においても、適切に考課のブレを解消し、適正な人事考課を行うことのできる人事考課方法と、これに関わる人事考課システム用プログラム、人事考課システムサーバー装置、人事考課システム端末装置及び人事考課システムを提供することができる。
本発明の一実施の形態の人事考課システムについて、図1〜図22を参照して説明する。
まず、本実施の形態の人事考課システムの全体構成の概要について、図1及び図2を参照して説明する。
図1は、その人事考課システムの全体構成を示す図である。
図1に示すように、人事考課システム100は、サーバー装置200、複数の代理店装置300及び複数のユーザー企業装置400が、通信ネットワーク500を介して接続された構成である。
また、図2は、図1に示す人事考課システム100の論理的な構成を模式的に示した図である。
サーバー装置200は、通信ネットワーク500及びユーザー企業装置400を介して、ユーザー企業に対して人事考課に関わる種々のサービスを提供するサーバーである。サーバー装置200は、例えば人事考課システム100の運営会社(サービスプロバイダー)の計算機装置等に、本発明に係る人事考課システム100の種々の機能を実現するソフトウエアが搭載されて実現される。
代理店装置300は、人事考課システム100へのユーザー企業の参加を勧誘(販売)する販売代理店(サブプロバイダー)の計算機装置又はウェブサイトであり、ユーザー企業装置400からサーバー装置200へのアクセスを中継するためのノードである。人事考課システム100においては、ユーザー企業は、ユーザー企業装置400から通信ネットワーク500を介して、一旦、代理店の設置する代理店装置300にアクセスする。そして、代理店装置300のウェブサイトで例えば人事考課サービスの機能を選択することにより、サーバー装置200が提供する人事考課システムの環境へのアクセスが可能になる。
すなわち、人事考課システム100の物理的な構成は図1に示すような構成であるが、論理的には、図2に示すように、各ユーザー企業装置400は、代理店装置300を介してサーバー装置200と接続される構成となっている。
代理店装置300を設営する代理店は、例えば社会保険労務士、税理士或いは会計士等、以前よりユーザー企業の経営に関わっている会社や事務所等が好適である。そのような立場の代理店であれば、ユーザー企業は、既に関係の築かれている会社、事務所等との信頼関係の下で人事考課システム100に参加することができ、安心して人事考課システム100に参加することができる。
代理店装置300の構成としては、代理店のウェブサイトと、そのウェブサイト上に配置されるサーバー装置200にアクセスするためのオブジェクトとを有する。また、そのオブジェクトを選択することにより起動されるソフトウエアであって、サーバー装置200との間で適切に認証を行い、そのオブジェクトを選択したユーザー企業装置400を適性にサーバー装置200に接続させる機能を発揮するソフトウエアを有する。代理店装置300のウェブサイトが配置されているサーバーが、代理店自身のコンピュータであるかプロバイダー等により提供されるサーバーであるかは問わない。
ユーザー企業装置400は、人事考課システム100を利用するユーザー企業に設けられるサーバー装置200の提供する人事考課サービスを利用するための装置である。ユーザー企業装置400は、ユーザー企業の担当者がインターネット500を介してサーバー装置200にアクセスできる環境であれば、任意の装置或いは任意のシステムでよい。例えば、ユーザー企業装置400は、ウェブブラウジング機能を有するパーソナルコンピュータ等の通信端末装置でよい。また、社員情報等を蓄積するデータベースと社内LAN等で接続されたようなそれ自体が1つの通信ネットワークであるようなシステムであってもよい。
ユーザー企業の担当者は、ユーザー企業装置400から通信ネットワーク500を介して代理店装置300にアクセスし、代理店装置300のサイト上で人事考課サービスのオブジェクトを選択する。これにより、サーバー装置200へのアクセスが可能となり、以後、サーバー装置200の提供する人事考課サービスの環境の下で、後述する人事考課に関わる種々の処理を実行する。
通信ネットワーク500は、サーバー装置200、代理店ごとの複数の代理店装置300、及び、ユーザー企業ごとの複数のユーザー企業装置400を接続する広域な通信ネットワークであり、本実施の形態においてはインターネットである。
このような構成の人事考課システム100において、前述したように、ユーザー企業はユーザー企業装置400より、通信ネットワーク500を介して、一旦、代理店装置300にアクセスする。そして、代理店装置300のウェブサイトより、人事考課サービスの機能を選択する形態で、サーバー装置200にアクセスし、サーバー装置200の提供する人事考課に関わるサービスを利用する。
次に、人事考課システム100の種々の処理・機能について説明する。
なお、人事考課システム100の種々の処理・機能は、実質的にサーバー装置200により提供されるので、ここでは、サーバー装置200の詳細な構成を説明することにより、合わせて人事考課システム100全体の処理・機能について説明する。
図3は、サーバー装置200の機能・構成を示すブロック図である。
図3に示すように、サーバー装置200は、ユーザー企業情報管理部210、考課ブレ調整入力部220、考課入力部230及びデータ処理部240を有する。これらの各構成部は、サーバー装置200に搭載されたソフトウエアにより実現される機能ブロック(機能モジュール)である。
また、サーバー装置200は、ユーザー企業情報データベース251、考課ブレ調整値データベース252、考課評価値データベース253及び業種別考課テンプレート254を有する。これらのデータは、前述した各機能ブロックの処理に供される、或いは、各機能ブロックの処理により形成される。
また、サーバー装置200は、図示しない通信部及びGUI部を有する。以下に説明するサーバー装置200(サーバー装置200の各機能ブロック)とユーザー企業の担当者(人事考課システム100の利用者)との間の情報の入出力は、この通信部及びGUI部の機能によりユーザー企業装置400のブラウザに表示される表示画面及び入力画面を介して行われる。
ユーザー企業情報管理部210は、人事考課システム100に参加し、サーバー装置200の提供する人事考課に関わるサービスを受けるユーザー企業に関わる情報を管理する。
ユーザー企業情報管理部210は、各ユーザー企業の会社全体の情報及び会社ごとの基本的な設定に関わる情報を入力する会社情報入力部211、各ユーザー企業の会社の部門情報を入力する部門情報入力部212、及び、各ユーザー企業の考課対象の社員の情報を入力する社員情報入力部213を有する。
会社情報入力部211は、ユーザー企業担当者がユーザー企業装置400に表示された所定の画面において、所定の会社情報設定ボタンをクリックすることにより起動される。起動されると、会社情報入力部211は、ユーザー企業装置400に、図4〜図6に示すような会社情報登録画面601a〜601cを表示する。そして、会社情報入力部211は、この画面を介してユーザー企業担当者が入力した情報を、ユーザー企業情報データベース251内の会社マスタに記憶する。
図4に示す会社情報登録画面601aからは、会社名等の会社の基本的情報が入力される。また、後に考課項目の業種別テンプレートを作成する際及び参照する際に使用する業種の情報602も入力される。
また、図5に示す会社情報登録画面601bからは、例えば、そのユーザー企業にとっての代理店に相当する会計事務所等の情報603が入力される。また、考課方法や二次考課の有無等、そのユーザー企業における人事考課の基本的な方針に関わる情報604が入力される。また、賞与支給日、考課ブレ調整入力期限及び一次考課入力期限等、人事考課システム100の人事考課に関わる処理の日程的な情報605が入力される。
また、図5〜図6に示す会社情報登録画面601b及び601cからは、そのユーザー企業が独自に設定することができる考課項目である業績に関する考課項目606を入力できるようになっている。
さらに、図6に示す会社情報登録画面601cからは、成績、情意及び能力という考課対象の大項目ごとに、そのユーザー企業が独自に設定する項目607を追加できるようになっている。
なお、図4〜図6の各画面601a〜601cは、1つの会社情報登録画面601を示すものである。すなわち、これらの各画面601a〜601cは、1つの会社情報登録画面601がスクロールされて順次異なる項目が表示されている状態を示している。
ユーザー企業担当者は、図4〜図6に示した各項目に情報を入力したら、「保存する」ボタン608をクリックする。これにより、入力された会社情報は、インターネット500を介してサーバー装置200に伝送され、会社情報入力部211によりユーザー企業情報データベース251内の会社マスタに記憶される。
なお、これらの会社情報の入力は、ユーザー企業が人事考課システム100に参加した直後(契約した直後)及び、適宜変更があった際に、ユーザー企業担当者によりユーザー企業装置400よりインターネット500を介して行われる。
部門情報入力部212は、ユーザー企業担当者がユーザー企業装置400に表示された所定の画面において、所定の部門情報設定ボタンをクリックすることにより起動される。起動されると、部門情報入力部212は、ユーザー企業装置400に、図7に示すような部門情報登録画面609を表示する。そして、部門情報入力部212は、この画面を介してユーザー企業担当者が入力した情報を、ユーザー企業情報データベース251内の部門マスタに記憶する。
図7に示す部門情報登録画面からは、ユーザー企業の部門名を順次番号を付しながら登録する。また、「削除する」ボタン611をクリックすることにより、所望の登録済みの部門を削除する。このような操作を繰り返し、ユーザー企業担当者はユーザー企業の部門構成を登録する。
ユーザー企業担当者は、部門構成の情報を入力したら、「保存する」ボタン610を押下する。これにより、入力された部門情報は、インターネット500を介してサーバー装置200に伝送され、会社情報入力部211によりユーザー企業情報データベース251内の部門マスタに記憶される。
なお、これらの部門情報の入力は、ユーザー企業が人事考課システム100に参加した直後(契約した直後)及び、適宜変更があった際に、ユーザー企業担当者によりユーザー企業装置400よりインターネット500を介して行われる。
社員情報入力部213は、ユーザー企業担当者がユーザー企業装置400に表示された所定の画面において、所定の社員情報設定ボタンをクリックすることにより起動される。起動されると、社員情報入力部213は、ユーザー企業装置400に、図8に示すような社員情報登録画面612を表示する。そして、この画面を介して、ユーザー企業担当者が入力した情報を、社員情報入力部213は、ユーザー企業情報データベース251内の社員マスタに記憶する。
図8に示す社員情報登録画面612からは、人事考課に関わる情報として、部門の情報613、職種の情報614、職階級(職階)の情報615、人事考課に関する権限の情報616、役職の情報617、及び、一次考課者及び二次考課者の情報618等の情報が入力される。
職種の情報614は、例えば事務職、営業職、技術職、専門職及び管理職等の選択肢から選択入力する。また、職階級の情報615は、例えば初級、中級及び上級等の選択肢から選択入力する。また、人事考課に関する権限の情報616としては、例えば被考課者、一次考課者、二次考課者及び管理者等の選択肢から選択入力する。
また、「情報登録、代行入力」の項目617は、代行入力をするかしないかを選択入力するようになっている。「する」を選択した場合、情報登録及び代行入力が可能となる。なお、代行入力の時には、考課内容は表示されない。
ユーザー企業担当者は、図8に示した各項目に情報を入力したら、「保存する」ボタン619を押下する。これにより、入力された社員情報は、インターネット500を介してサーバー装置200に伝送され、会社情報入力部211によりユーザー企業情報データベース251内の社員マスタに記憶される。
また、例えば社員番号(社員No.)と社員名を入力して「削除する」ボタン620をクリックすることにより、この削除の指示はインターネット500を介してサーバー装置200に伝送され、会社情報入力部211によりユーザー企業情報データベース251内の社員マスタのその社員の情報が削除される。
なお、これらの社員情報の入力は、ユーザー企業が人事考課システム100に参加した直後(契約した直後)及び、適宜変更があった際に、ユーザー企業担当者によりユーザー企業装置400よりインターネット500を介して行われる。
考課ブレ調整入力部220は、人事考課を行う際の考課者ごとの考課の偏り(ブレ)を調整するために、その考課者ごとのブレを検出する機能である。
考課者ごとのブレを検出するために、まず、各ユーザー企業の各考課者に、ユーザー企業に依存せず共通に設定した被考課者に対する考課を行ってもらう。複数のユーザー企業に共通の被考課者として、架空の社員を設定する。すなわち、予め架空の社員についての背景(生年月日、性別、家族構成、組織内の立場等を含む)や勤務状況(日常的な勤務状況や、突発的な事柄に対する対応等を含む)の情報を設定しておく。そして、考課者に対してこの架空の社員の情報を提示し、この架空の社員に対して人事考課を行ってもらう。
架空の社員(架空の社員の情報)は、例えば業種、職種、職階(職階級)等に応じた被考課者のタイプ(種別)に応じて、複数を設定しておく。本実施の形態においては、業種ごとに、事務職、技術職、営業職、専門職及び管理職という職種の区分に応じて、5種類の架空の社員の情報を設定する。
なお、この社員の情報は、文章、図、絵、イラスト、写真等を用いて記載した文書の形態で設定され、考課者に表示されてもよいし、例えばビデオ等の形態で設定され、考課者に表示されてもよい。本実施の形態においては、文書により記載し表示する。
架空の社員に対する考課に用いる考課項目は、実際の人事考課の際の個々の社員に対する考課項目を用いる。
この考課項目のリストは、業種、職種、職階等に応じて、すなわち被考課者の種別に応じて設定され、業種別考課テンプレート254に標準の考課項目リスト(テンプレート)として記憶されている。
1つの考課項目リストには、すなわち1人の被考課者に対して考課者が行う考課項目としては、例えば図9に示すように、成績考課、情意考課及び能力考課という3つの大項目を含む。各大項目は1つ以上の中項目に分類され、また各中項目の中には1つ以上の細かい考課項目が含まれる。
中項目に含まれるこの細かい考課項目の設定が、各考課項目リストにより、すなわち、被考課者(社員)の業種、職種、職階等により異なる。図9に示す考課項目の例は、事務職のジュニアに区分される被考課者に対する考課項目の例である。なお、中項目及び大項目の内容は、いずれの考課項目リストにおいても同じである。
また、各ユーザー企業においては、業種別考課テンプレート254に記載されている業種別の標準の考課項目に、前述した会社情報入力部211で追加した各ユーザー企業独自の項目を追加することができる。
また、人事考課を行う最終段においては、後述するように、これらの3つの大項目に加えて、業績によって決定される業績考課が加えられる。
各ユーザー企業の各考課者は、自分が考課を行う可能性のある社員(被考課者)の種別に応じて、対応する前述した架空の社員に対する考課を行う。各考課者が考課する被考課者の種別は、ユーザー企業情報データベース251に記憶されている社員マスタが参照されて、考課ブレ調整入力部220により自動的に検出される。
これまでの考課ブレ調整入力の処理について、より具体的に説明する。
ある企業の考課者が、ユーザー企業装置400よりサーバー装置200にログインして考課ブレ調整入力部220の機能を選択すると、例えば図10に示すような考課ブレ調整入力画面621がユーザー企業装置400のブラウザに表示される。この考課ブレ調整入力画面には、ユーザー企業情報データベース251に記憶されている社員マスタを参照して、その考課者の部下(被考課者)の職種に応じた職種ボタン622が配置されている。各職種ボタン622の近傍には、その職種の被考課者に対する考課入力が終了したか否か、或いは、現在入力中であるかを示す情報が表示され、考課者の入力状況に応じて適宜更新される。
考課者が、この職種ボタン622のいずれかを選択してクリックすると、その職種の架空の被考課者の人物を説明する情報(背景情報)623が画面内に表示される。また、図11に示すようなこの人物に対する考課入力画面624が、例えば別ウィンドウとしてユーザー企業装置400に表示される。なお、図11は、この人物に対する大項目としての成績考課についての考課入力画面である。
考課入力画面624には、被考課者(架空の被考課者)の勤務状況を説明する記述625、及び、これに対する考課項目及び回答欄を有する考課入力部626が表示される。
考課者は、この架空の被考課者について、背景情報623を参考にしながら勤務状況の記述625に基づいて、実際と同様の判断に基づいて人事考課を行い、考課入力部626に提示される各項目に考課結果を入力していく。
各考課は、例えば、S…非常に良い、A…良い、B…平均的である、C…やや平均以下である、及び、D…期待はずれであるという、5段階で行う。
考課結果の入力が終了したら、考課者は画面624の「送信する」ボタン627をクリックする。これにより、入力した考課内容は、サーバー装置200の考課ブレ調整入力部220に転送される。
図11に示した画面からの成績考課の入力及び送信が終了したら、例えば図9に示したような考課項目に従って、図示しないが、情意考課及び能力考課についての考課入力画面が順次表示される。考課者は、各画面に対して、成績考課と同様の方法により考課の入力及び送信を行う。
サーバー装置200に送信された考課ブレ調整入力結果は、考課ブレ調整値データベース252に蓄積される。
このようにして、各ユーザー企業の複数の考課者による共通の被考課者に対する考課、すなわち、考課ブレ調整入力が終了したら、次に、複数の考課者による共通の被考課者(架空の被考課者)に対する考課(評価)結果を集計し、考課ブレを調整するための基準値を検出する。この基準値は、本実施の形態においては、前述したS〜Dの各考課結果を5点〜1点の点数に変換し、この考課値を、中項目ごとに、全考課者について平均することにより算出する。
この考課ブレ調整入力の集計は、予め設定した特定の期日に、それまでに収集され蓄積された考課結果に対して算出する。この集計の期日は、ユーザー企業における賞与支給日或いは昇格・昇給の検討日等、人事考課の結果を使用する出来事のスケジュールに従って、そのような出来事以前の適当な期日に設定する。なお、この集計期日は、人事考課システム100に参加している全てのユーザー企業又はその中の複数のユーザー企業に共通的に設定してもよいし、その中の単独のユーザー企業が独自に設定してもよい。
算出する平均値は、人事考課システム100に参加している全ユーザー企業の考課者から入力された考課ブレ調整入力結果の平均値、又は、ユーザー企業ごとの、そのユーザー企業内の考課者から入力された考課ブレ調整入力結果の平均値である。
前述した会社情報入力部211の機能により図5に示す画面106bから設定した考課方法が、「絶対考課」のユーザー企業は、考課ブレを調整するための基準値として、全ユーザー企業の考課者の考課結果の平均を使用する。また、考課方法が「相対考課」のユーザー企業は、基準値として、そのユーザー企業内の考課結果の平均を使用する。
従って、考課ブレ調整入力部220は、集計期日や集計結果を使用するユーザー企業の考課方法に応じて、必要な平均値を求める。例えば、複数のユーザー企業又は全てのユーザー企業について共通に考課ブレ調整入力結果の集計を行う場合には、全ユーザー企業にわたる考課結果の平均と、相対考課を行うユーザー企業の企業内の考課結果の平均とを求めることとなる。また、大多数のユーザー企業とは異なる期日に、独自に考課ブレ調整入力結果の集計を行う場合には、そのユーザー企業の考課方法に基づいて,全体の平均又はそのユーザー企業の平均を求める。いずれにしても、その期日に収集され蓄積された考課結果を用いて,平均値(基準値)が算出される。
考課ブレを調整するための基準値を求めたら、ユーザー企業ごとに、各考課者の考課ブレを調整するための調整値(補正値)を検出する。具体的には、考課項目の中項目ごとに、その考課者が考課した結果の中項目ごとの平均値と、前段で検出したその中項目についての考課ブレを調整するための基準値との差を求める。この差が、その考課者の考課の特性(ブレ)を示す数値であり、各考課者の考課ブレを調整するための調整値(補正値)となる。
検出した調整値は、各考課者に対応付けられて、考課ブレ調整値データベース252に記憶される。
なお、この最終段の考課者ごとの調整値の算出は、後述する考課入力部230による考課入力の際等、実際の人事考課を行う時、或いは、人事考課の結果を利用する時に行うようにしてもよい。ただしその場合は、前段の処理において特定の集計日に検出した考課ブレを調整するための基準値の情報を、考課ブレ調整値データベース252等に記憶しておく必要がある。その記憶した基準値と、考課ブレ調整値データベース252に記憶されているその考課者による架空の被考課者に対する考課結果を用いて、必要な時にその考課者の考課ブレの補正値を求めるようにすればよい。
以上、考課ブレ調整入力部220の処理の説明である。
考課入力部230は、実際に人事考課を行うための機能ブロックである。
実際の人事考課は、ユーザー企業情報データベース251に記憶されている社員マスタ及び考課ブレ調整値データベース252に記憶されている考課ブレ補正値を参照して行う。
ユーザー企業の考課者は、ユーザー企業装置400からサーバー装置200にログインして、考課入力部230の機能を選択する。考課入力部230は、ユーザー企業情報データベース251を参照して、その考課者に考課される被考課者を検出し、ユーザー企業装置400に、図示せぬその考課者が考課を行う社員の一覧表を表示する。
考課者は、その一覧表よりいずれか1人の被考課者を選択する。
考課入力部230は、選択された被考課者の業種、職種、職階に応じて、業種別考課テンプレート254より標準の考課項目リストを抽出し、これにユーザー企業情報データベース251の会社マスタに記憶されているその会社独自の考課項目を加え、考課項目リストを作成する。そして、例えば図12に示すように、その考課項目リストを考課表画面628としてユーザー企業装置400に表示する。
考課者は、考課表画面628の各考課項目について考課を行い、考課結果を回答欄629に入力する。考課は、前述した架空の被考課者に対する考課ブレ調整入力の際と同様に、S、A,B,C及びDの5段階で行う。
入力が終わったら、考課者は、「送信する」ボタン630をクリックする。その結果、入力した考課結果は、サーバー装置200に送信され、考課評価値データベース253に記憶される。
このような処理を繰り返し、一覧表に記載されている考課対象の社員に対する考課を順次行う。
データ処理部240は、考課ブレ調整入力部220や考課入力部230等の処理によりサーバー装置200に蓄積した種々の情報に対して、ユーザー企業が実際にこれを利用するための種々の処理を行う。
データ処理部240は、考課項目選択部241、考課ブレ調整一覧表出力部242、人事考課表出力部243、点数ランク表出力部244、賞与計算シミュレーション部245、賞与支給金額一覧表出力部246、考課者一覧表出力部247、昇給昇格検討表出力部248及び企業診断表出力部249等の各機能を有する。
なお、いずれの機能も、図示しない所定の処理項目選択画面より、ユーザー企業の担当者が所望の機能に対応するオブジェクトを選択することにより、該当する処理モジュールが起動され、各機能が実行される。
考課項目選択部241は、標準の考課項目のを取捨選択し、業種別考課テンプレート254に記憶されている標準の考課項目リスト(テンプレート)を改変する機能ブロックである。考課項目選択部241は、例えば、一定以上の知識を持ち、判断が可能な代理店により代理店装置300を介して利用される。そのような代理店は、考課項目選択部241を介して、ユーザー企業情報データベース251に記憶されている会社マスタの業種別追加考課項目及び企業業種コードより、テンプレートへの追加が要望されるような項目を選択し、適宜、業種別考課テンプレート254に記憶されている業種別考課テンプレート254に追加する。この時、追加する考課項目に中項目分類を持たせ、また考課値を保管するように設定することで、考課ブレ調整の対象項目とする。
代理店は、どのような項目をテンプレートに入れるかを、例えば、追加項目として記載される頻度や、ユーザー企業からの申請等に基づいて決定する。
考課ブレ調整一覧表出力部242は、考課ブレ調整値データベース252に記憶されている考課者ごとの考課ブレ調整値を、換言すれば各考課者の人事考課の特性を出力する。
出力結果の例を、図13に示す。
図13に示すように、この出力表示においては、考課者ごとに、中項目単位での平均点(考課ブレ調整のための基準値)に対するその考課者の考課値がグラフ表示される。また、平均値に比べて考課値の差がある項目を、「非常に辛い項目」、「辛い項目」、「甘い項目」及び「非常に甘い項目」として別欄に明示している。本実施の形態では、平均値に対して考課値が1.5点以上低い項目を「非常に辛い項目」、1.5点未満ながら低い項目を「辛い項目」、1.5点以上高い項目を「非常に甘い項目」、1.5点未満ながら高い項目を「甘い項目」として明示する。
人事考課表出力部243は、人事考課結果を要求に応じた所望の形態で出力する。
人事考課表の出力形態としては、当期考課表、全体比較表又は対前期比較表等の形態を選択することができる。全体比較表においては、さらに、中項目比較表又は小項目比較表を選択することができる。また、対前期比較表においては、前期、二期前、三期前或いは四期前等、所望の時期との間或いは所望の期間について、人事考課結果を比較表示することができる。
図14に、ある社員の当期考課表の例を、図15に、対前期比較表の例を示す。
図14に示す考課表には、大項目ごとに、各考課項目の考課値と、各項目の考課値のグラフが表示されている。
また、図15に示す対前期比較表においては、大項目ごとに、今期の各考課項目の考課値と、中項目ごとの4期前から今期に至るまでの考課値のグラフが表示されている。
なお、ここで示す大項目には、上司等の考課者により考課入力部230を介して入力された成績考課、情意考課及び能力考課に、業績に基づいて決定される業績考課が加えられている。
また、ここで表示される考課値は、考課者により付された考課値に対して、考課ブレ調整、及び、一次考課と二次考課の調整を行った結果の値である。
人事考課表出力部243は、人事考課結果の出力が要求されると、まず、考課評価値データベース253に記憶されている考課者が付した考課値を、考課ブレ調整値データベース252に記憶されているその考課者の考課ブレの調整値により調整する。例えば、考課者のある中項目の考課ブレ調整値が−0.2点だった場合、この考課者がその中項目の中の考課項目に付した考課値は、0.2点減点される。
次に、人事考課表出力部243は、考課ブレ調整が終了した考課値を用いて、二次考課を行った項目に対する調整を行う。二次考課を行った場合、一次考課と二次考課の考課点に所定のウェイトを加味して考課点を算出する。例えば、一次考課60:二次考課40というウェイトが定められている場合、一次考課点の60%と二次考課点の40%の合計点が考課点となる。
なお、これらの人事考課表は、いずれも、権限のある担当者が、ユーザー企業装置400より出力表示対象の社員の社員No.等を入力することにより出力表示される。なお、担当者が考課者の場合は、その考課者が考課した社員の考課表のみ出力表示することができる。
点数ランク表出力部244は、考課評価値データベース253に記憶されている人事考課結果等を参考にして、人事考課に関わる最終的な評価点の情報を出力する。
人事考課に関わる最終的な評価点は、任意に設定してよい。本実施の形態においては、人事考課表出力部243により調整された考課値に対して、成績考課、情意考課、能力考課及び業績考課という各大項目の考課値の間に、職種、職階、目的に応じた所定のウェイトをかけて最終的な評価点を算出する。例えば、成績考課20:情意考課20:能力考課30:業績考課30というようなウェイトが定められている場合、成績考課点の20%、情意考課点の20%、能力考課点の30%及び業績考課点の30%の合計点が最終的な評価点となる。
点数ランク表出力部244は、この最終的な評価点に基づく人事考課の結果を一覧表示する。一覧表示する項目は、例えば、社員No.、氏名、部署名、前回及び今回の総合順位、職種、等級、前回及び今回の総合点、及び、前回及び今回の各評価点等である。
点数ランク表出力部244は、そのような人事考課の結果を、点数順、或いは、社員No.順に一覧表示する。
なお、ユーザー企業装置400の担当者が考課者である時には、その考課者が考課した社員の中でのランクを表示する。
賞与計算シミュレーション部245は、人事考課結果をもとに、各社員の賞与支給額のシミュレーションを行う。
賞与の支給額の計算方式としては、賞与計算シミュレーション部245は、最高最低金額方式、人事考課配分方式、及び、基本給・人事考課配分方式のいずれかを用いる。
最高最低金額方式は、最高評価点者と最低評価点者の支給金額を決定することにより、その中間の評価点者は、評価点に応じた支給金額とする方式である。具体的には、まず、最高評価点と最低評価点から中間評価点を算出し、入力された最高金額と最低金額から中間金額を算出する。この時、最高評価点者及び最低評価点者は、各々、最高金額及び最低金額とする。そして、次式(1)に基づいて、各社員の支給額を決定する。
(数1)
(支給額)=(中間金額)×(評価点)/(中間評価点)…(1)
人事考課配分方式は、総支給額を各社員の評価点に応じて配分する方式である。具体的には、次式(2)に基づいて、各社員の支給額を決定する。
(数2)
(支給額)=(総支給額)×(評価点)/(評価点の合計)…(2)
基本給・人事考課配分方式は、支給金額(総額)を、基本給割合と人事考課割合とに分け、その合計額として支給額を決定する方式である。基本給分は、次式(3)に基づいて、また、人事考課分は、次式(4)に基づいて決定される。
(数3)
(基本給分)=(基本給分総支給額)×(基本給)/(基本給の合計)…(3)
(数4)
(人事考課分)=(人事考課分総支給額)×(評価点)/(評価店の合計)…(4)
賞与計算シミュレーション機能が選択されると、賞与計算シミュレーション部245は、まず、予め設定されている、或いは、新たに設定される賞与計算方式を検出する。そして、指定された計算方式に応じて、必要な情報(賞与計算情報)の入力を求める。
賞与計算方式に応じて必要となる賞与計算情報は、賞与計算方式が最高最低金額方式の場合は、最高評価点者及び最低評価点者の支給金額の情報、賞与計算方式が人事考課配分方式の場合は、総支給額の情報、そして、賞与計算方式が基本給・人事考課配分方式の場合は、支給総額とその基本給割合及び人事考課分割合の情報である。
各社員の評価点や最高評価点及び最低評価点の情報等は、考課評価値データベース253に記憶されている情報が使用される。
具体的には、賞与計算シミュレーション部245は、例えば図16に示すような賞与計算シミュレーション画面631をユーザー企業装置400に表示し、入力欄632より最高評価点者支給金額及び最低評価点者支給金額等の情報の入力を促す。
また、賞与計算シミュレーションの際には、前述した人事考課の最終結果としての評価点とは異なる指標により、賞与金額を算出する基礎となる評価点を検出することができる。人事考課の最終結果として点数ランク一覧表に記載した評価点は、上司(考課者)が付した考課点の考課ブレ調整を行った値に、所定のウェイトによる一次考課と二次考課の調整を行い、さらに所定のウェイトによる大項目間の調整を行い算出したものであった。この一次考課と二次考課間のウェイト、大項目間のウェイトは、賞与支給額決定のための基礎となる評価点を算出するために、独自に設定してよい。
その場合は、これらのウェイトの情報も、賞与計算情報として入力される。
具体的には、賞与計算シミュレーション部245は、例えば図17に示すような賞与計算シミュレーション画面633をユーザー企業装置400に表示し、入力欄634より、各大項目間のウェイトを入力するようにしている。なお、図17に示す例では、職階、職種、目的(賞与か昇給昇格か)ごとにこのウェイトが入力できるようになっている。
また、図示しないが、一次考課と二次考課間のウェイトも、賞与計算シミュレーション部245による別の画面より入力される。
このようにして賞与計算情報が設定されたら、賞与計算シミュレーション部245は、考課評価値データベース253に記憶されている考課値等を用いて、指定された社員について、順次賞与支給額を算出する。算出された支給額は、例えば図17に示す画面633の賞与計算表表示部635に表示出力される。
賞与計算表表示部635には、調整額入力欄636が設けられている。この欄636に、賞与金額を決定する権限者により、前述した賞与算出ルールのみでは考慮されないような特段の事情を考慮した調整額が記入される。
そして、この調整額が加減され、賞与の最終的な実支給額が算出される。
なお、図示しないが、賞与計算シミュレーション部245は、要求に応じて、部門別の算出された賞与の一覧表等を表示出力する。
賞与支給金額一覧表出力部246は、要求に応じて、人事考課システム100に参加しているユーザー企業の賞与支給額の一覧表を表示出力する。
賞与支給金額一覧表出力部246は、例えば図18に示すように、賞与支給期、企業の業種、規模、職種及び職階別の支給賞与の平均額の一覧表を出力する。
図1を参照して前述したように、人事考課システム100は、複数のユーザー企業が参加するシステムである。従って、会社が特定できない範囲で、ユーザー企業の賞与、給与、或いは、人事考課に関する情報を共有することができる。特に、ユーザー企業担当者が比較的小規模、或いは中規模以下の企業の場合には、企業内のみでは十分なデータが得られない場合が多い。従って、このように複数の企業にわたって、同じ基準で得られた情報を集計し、統計をとり、また比較することは、経営方針を決定する上等において非常に有効である。
考課者一覧表出力部247は、権限者からの要求に応じて、図示しないが、考課者ごとの考課する社員(被考課者)の一覧表を表示出力する。
昇給昇格検討表出力部248は、例えば人事考課を行う上司(考課者)等の権限者からの要求に応じて、部下(被考課者)の昇給或いは昇格に関わる人事考課結果の情報を表示する。
例えば、昇給昇格検討表出力部248は、図19に示すように、要求された社員の4期前からの人事考課の中項目ごとの考課結果をグラフで対比して表示する。図19に示す表においては、図8を参照して説明したユーザー企業情報データベース251の社員マスタの、例えば「資格など」の情報を合わせて表示する。
考課者は、このような出力を見ることにより、社員の成績の変動を適切に把握することができ、昇給及び昇格の検討を適正に行うことができる。
企業診断表出力部249は、要求に応じて、人事考課システム100に参加している他の企業の情報を利用して、ユーザー企業の診断を行う。
企業診断表出力部249は、例えば図20に示すような企業診断の条件指定画面637を要求のあったユーザー企業のユーザー企業装置400に表示する。ユーザー企業担当者は、この画面637より、比較対象の企業の業種や規模、比較レベル及び比較項目を選択する。
これに基づいて、企業診断表出力部249は、考課評価値データベース253に記憶している各ユーザー企業の情報を収集し、例えば図21に示すような比較結果438を要求元のユーザー企業装置400に表示出力する。
図21に示す企業診断表は、指定した比較対象、比較レベル、賞与支給期の、中項目及び大項目ごとの人事考課結果の社内平均値、及び、その社内平均値の他社の平均値との対比結果のグラフを示すものである。
このような表示を見ることにより、自社の長所や短所を容易に把握することができる。
次に、このような構成の人事考課システム100における人事考課の処理の流れについて、図22のフローチャートを参照してまとめて説明する。
まず、人事考課システム100に参加するユーザー企業は、代理店を介して人事考課システムの運営会社と契約を締結する。この際、基本的な契約事項の他に、機密保持等の契約も締結する(ステップS101)。
契約が完了したら、ユーザー企業がインターネット500を介してサーバー装置200にアクセスできるように、種々の初期設定を行う(ステップS103)。
具体的には、まず、人事考課システムの運営会社は、ユーザー企業にIDを設定し、IDカードに会社のIDを記録しユーザー企業に交付する。また、ユーザー企業に、仮パスワード、仮担当者コード及び仮担当者パスワードを交付する。
ユーザー企業担当者は、交付されたID、仮会社パスワード、仮担当者コード、仮担当者パスワードを用いて、ユーザー企業装置400より代理店装置300及びインターネット500を介してサーバー装置200にアクセスし、本来の会社パスワードを設定する。以後、ユーザー企業担当者からサーバー装置200にログインするためにはIDカードと会社パスワードが必要となる。
また、ユーザー企業の担当者は、その企業の役員、考課者、或いは事務処理担当者等、人事考課システム100に対してデータ入力、人事考課入力、考課ブレ調整入力、各種帳票・リスト出力、及び、賞与シミュレーション等を行う者の情報及びパスワードをサーバー装置200に登録し、それらの者がサーバー装置200にアクセスできるように設定する。
初期設定が終了したら、ユーザー企業担当者は、サーバー装置200のユーザー企業情報管理部210の機能を用いて、自社の情報を入力し、会社マスタ、部門マスタ及び社員マスタを作成す(ステップS105)。設定した内容は、ユーザー企業情報データベース251としてサーバー装置200に蓄積される。
次に、必要に応じて考課項目の選択を行う(ステップS107)。会社独自の考課項目を追加する場合には、会社情報入力部211より入力する。
次に、考課ブレ調整入力部220の機能を用いて、考課ブレ調整入力を行う。
考課ブレ調整入力においては、まず、考課者は、サーバー装置200にアクセスし、考課ブレ調整入力部220により提供される図10に示した考課ブレ調整入力画面より、被考課者の種別を選択する。これにより、その種別に対応した架空の被考課者の情報(被考課者サンプル情報)が画面623に表示される。以降、考課者は、画面の情報を見て架空の被考課者の勤務状況等を把握し、実際と同様に人事考課を行う。そして、例えば図11に示すような画面624において、考課入力部626より、このサンプルの被考課者に対する考課を入力していく(ステップS109)。
入力された考課結果は、サーバー装置200の考課ブレ調整入力部220に転送され、サーバー装置200内の記憶部又は考課ブレ調整値データベース252に蓄積される。ユーザー企業の各考課者は、予め設定された所定の期日までに、このサンプル考課入力を行う。なお、考課ブレ調整入力の期限は、通常、複数のユーザー企業に対して共通的に設定される。
予め設定された考課ブレ調整入力の期限となったら、考課ブレ調整入力部220は、それまでに入力され蓄積されたユーザー企業各社の各考課者の架空の被考課者に対する考課入力(サンプル考課入力)結果を集計し、考課ブレを調整するための基準値を検出する(ステップS111)。この基準値は、各考課結果を点数に変換し、中項目ごとの平均値を求めることにより算出する。なおここでは、考課方法が「絶対考課」のユーザー企業のための基準値として、全ユーザー企業の考課者の考課結果の平均を算出する。また、考課方法が「相対考課」のユーザー企業については、そのユーザー企業内の考課結果の平均も算数しておく。
考課ブレを調整するための基準値が検出されたら、ユーザー企業ごとに、各考課者の考課ブレを調整するための調整値(補正値)を検出する(ステップS113)。この調整値は、考課項目の中項目ごとに、その考課者が考課した結果の中項目ごとの平均値と、ステップS111で検出した考課ブレを調整するための基準値との差を求めることにより算出する。算出したユーザー企業、考課者ごとの考課ブレ調整値は、サーバー装置200の考課ブレ調整値データベース252に記憶する。
考課ブレ調整入力が終了したら、実際の考課入力を行う(ステップS115)。各ユーザー企業の考課者は、被考課者を順次選択し、例えば図12に示すような考課入力画面より各考課項目について、考課結果を入力していく。入力された考課結果は、サーバー装置200の考課評価値データベース253に記憶される。
考課入力が終了したら、以後、その結果の出力や、その結果を利用したシミュレーション等を行う。
例えば、人事考課表出力部243の機能により、図14或いは図15に示すような形態で、或いは図示せぬ点数ランク表の形態で、人事考課結果が出力される(ステップS117)。この時の人事考課結果の評価値は考課者が付した考課値に、考課者の考課ブレのための調整、及び、一次考課と二次考課の所定のウェイトに基づく調整を施したものである。また、場合に応じては、大項目ごとに設定された評価のウェイトが加味された評価値である。いずれにしても、所望の調整を施した評価値が所望の形態で出力される。
また、入力した人事考課結果に基づいて、賞与計算シミュレーション部245の機能により、賞与計算シミュレーションが行われる(ステップS119)。賞与計算シミュレーションは、予め設定された賞与計算方式に従ってい、図16及び図17に示したような画面より入力される賞与計算情報を参照し、大項目ごとに別途設定された評価のウェイト等が考慮されて、各社員ごとに算出される。
また、必要に応じて、人事考課システム100に参加している各ユーザー企業の情報に基づく企業情報が、ユーザー企業或いは関連する会計事務所等の代理店に出力される(ステップS121)。企業情報の出力は、賞与支給金額一覧表出力部246の機能により図18に示したような賞与支給金額一覧表という形態で、或いは、企業診断表出力部249の機能による図21に示したような他社との所望の指標での比較結果の形態で、要求したユーザー企業或いは代理店に提供される。
以降、賞与時期や、昇給・昇格時期等に合わせて、ステップS109以下の考課ブレ調整入力以下の処理を繰り返すことにより,人事考課システム100が運用される。ステップS107に相当する考課項目の見直し処理や、ステップS105に相当するマスタの更新の処理は、必要に応じて適宜行えばよい。
このように、本実施の形態の人事考課システム100によれば、人事考課を行う場合の考課者に依存する考課の特性を、考課ブレという形態で抽出し、その考課者が付した考課値をこの考課ブレに基づいて補正している。従って、考課者の特性によるブレを吸収した、適正な人事考課を行うことができる。
通常、人事考課時には給与の高い考課者の時間を使い考課者訓練を行うが、この方法を行えば考課者訓練を行わなくてもその人の考課ブレ(本人考課特性)を修正した考課結果が得られ、多大な労力を必要とせず簡単に適正な人事考課を行うことができる。
また、この考課ブレの補正値(調整値)を算出するための基準値は、複数の企業の多数の考課者が共通の被考課者(予め設定した架空の被考課者)に対して行った考課結果に基づいて算出している。従って、非常に平均的かつ適切な基準値が検出でき、その結果、適正に考課ブレを調整できる調整値を求めることができる。
また、複数の企業から収集した考課結果に基づいて考課ブレの調整値を求めているため、各参加企業とも、自社の規模に比して多大な考課結果のデータを利用し、考課ブレの調整を行っている。従って、社員数の少ない中小企業等においても、適切な考課ブレの調整を行うことができ、ひいては適正な人事考課を行うことができる。
また、人事考課システム100においては、共通の被考課者に対する考課結果を蓄積し、この蓄積した考課結果に基づいて、考課ブレを調整するための基準値を検出している。従って、システムの運用が進むに連れて、収集される考課ブレ調整入力のデータ量は大きくなり、基準値としての精度はより一層高くなる。従って、システムの運用が進むに連れて、一層適切な考課ブレの調整を行うことができる。
また、人事考課システム100においては、被考課者(社員)の種別として、職種を事務職、技術職(製造職)、営業職、専門職及び管理職の5職種に区分し5種類を想定している。そして、この種別に応じて、考課ブレ調整を行うための架空の被考課者の情報や、標準の考課項目リストを用意している。従って、実際の会社における人事考課に適合した、木目細かい考課ブレの調整が行える。換言すれば、実際の会社において適切に適用できる人事考課システム100を提供することができる。
また、人事考課システム100においては、各ユーザー企業独自の考課項目を設定することができる。従って、ユーザー企業ごとの独自の視点、観点からの人事考課方法にも対応することができる。
また、人事考課点や、賞与算出のための評価点等の算出にあたっては、大項目、職階、一次考課・二次考課、業績等に対する付加割合(ウェイト)等を、各ユーザー企業が自由に設定できるようになっている。従って、共通的な項目で人事考課を行ったとしても、一方で、各ユーザー企業の独立性を失うことなく、独自の人事考課を行うことができる。
また、代理店が考課項目選択部241を介して業種別考課テンプレート254を更新することにより、当初ユーザー企業独自の項目であった考課項目も、適宜、業種別考課テンプレート254に取り込むことができる。また、それにより、考課ブレ調整の対象項目とすることもできる。従って、ユーザー企業のニーズに応じた適切な人事考課システムを維持することができる。
また、賞与シミュレーション、企業診断等を、各社の人事考課結果に基づいて行うことができる。従って、他企業の全体、業種、規模等々と人事考課内容とを比較して人事考課を経営戦略に生かせる資料を提供することができる。
また、人事考課システム100においては、インターネット上でデータを収集し、ユーザー企業装置400のブラウザを介して全ての処理を行う。従って、何ら煩雑な手数を必要とせずに、効率良く処理を行うことができる。
なお、本実施の形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって本発明を何ら限定するものではない。本実施の形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含み、また任意好適な種々の改変が可能である。
例えば、本発明に関わる考課者(評価者)による考課結果のブレを補正する方法は、本実施の形態のような人事考課システムのみならず、その他のシステムに対しても適用可能である。
具体的には、例えば成績管理システム等に適用することができる。
本発明を適用した成績管理システムについて簡単に説明する。
相対評価から絶対評価へ移行している教育現場では、教師の成績評価のブレが表面化してきている。そこで、成績の正確な評価をするため、まず、モデル通信簿を用意し、このモデル通信簿を使用して、大勢の教師に架空の人物の成績評価をしてもらう。
すなわち、架空の人物の情報を作成し、モデル通信簿の評価項目に従って成績をつけてもらう。架空の人物の情報は、テストの点数、テストの順位、偏差値によるテストの難易度、生活態度、家庭環境、科目の嗜好及び課外活動等を記載した文書及びイラストで構成するのが好適である。また、例えばモデル通信簿は、5段階評価又は10段階評価とし、評価は数字で表す。
先生は、実際の生徒を評価する前に架空の人物の文書を読み、締切り期日までに評価をして結果をサーバーに送信する。この際、体調等が評価結果に影響を与える可能性がある場合は、架空の人物を評価直後に実際の生徒を評価しサーバーにデータを送信するのが好適である。
架空の人物の評価結果がサーバーに集まったところで、モデル通信簿の評価項目ごとに架空の人物に対する評価の平均値を計算する。この架空人物ごと評価項目ごとの平均値がこの人物への絶対評価値となる。
この絶対評価値から実際生徒を評価する先生の架空の人物を評価した結果を評価項目ごとに減算して、乖離値(差)を算出し、評価項目ごとの評価のブレ値を検出する。
このブレ値を実際の生徒の評価項目ごと評価値に加算して、加算後の値を小数点1桁で四捨五入し評価値を算出する。算出した結果が評価ブレ調整後の正確な評価結果となる。
このように、本発明を適用した成績管理システムでは、架空の1人物を大勢で評価することによって架空の人物の絶対評価値を算出し、この絶対評価値と自分が評価した差を評価者(先生)の評価ブレ値として検出している。
昨今、成績評価が相対考課から絶対考課に変わったが現場での戸惑いは多く、基準となる絶対値がない。このような成績管理システムを用いれば、評価絶対値が算出され納得のいく評価結果を得ることができる。
また、絶対評価値と評価ブレ値を比較した帳票等の統計資料を出力することにより評価する先生のクセが分かり今後の教育指導の参考とすることができる。
また、このような本発明に係る方法は、例えば「見積り」等の適正化に適用することもできる。
見積りは、例えば企業等における営業活動、販売活動の中で、商品やサービスの提供に際して販売側が顧客側に提示するものであるが、見積り対象の商品やサービスの仕様及び販売条件が多種多様であることから、各引き合いごとに担当者が行っている場合が多い。その結果、例えば担当者によっては商品仕様が複雑でも低めの金額を見積る等妥当でない見積りを行う場合もあり、担当者によって見積りにばらつきが生じるという問題がある。
このような問題を解決し適切かつ一貫性のある見積りを行うために、本発明に関わるブレ検出方法により各担当者の見積りの傾向を検出するのが有効である。
具体的には、商品仕様、個数、納期、納入条件、支払条件、社内・社外の要因状況等の条件を含む引き合いのモデルを作成し、これを複数の担当者(営業担当者、販売担当者、見積り担当者等)に提示する。
各担当者は、提示された引き合いのモデルを確認して、所定の期日までに見積りを行い、結果をサーバーに送信する。サーバーに送信する結果は、最終的な見積り金額の情報のみでもよいし、その金額の算出の根拠となった仕様、納期、納入条件等の各要素に対する評価値等を含めたものであってもよい。
ある程度の数の見積り結果がサーバーに集まったところで、各担当者の見積り結果を集計する。すなわち、例えば、平均の見積り金額を算出する。見積りの根拠となる各要素に対する評価値が集められている場合には、その各要素ごとにモデル通信簿の評価項目ごとに平均値を計算する。これらの平均金額及び平均値が、この引き合いモデルに対する絶対見積り金額及び絶対見積り評価値となる。
この絶対見積り金額及び絶対見積り評価値から、実際に見積りを行った各担当者の見積り金額或いは各要素の評価値を減算することにより、各担当者の見積りのブレ値を検出する。
このように検出した、各担当者の見積りのブレ値を例えば各担当者に公開し通知することにより、各担当者は自分の見積りの傾向,クセを認識することができ、その後の見積りにおいて自らの傾向やクセを考慮して適切な見積りを行うのに役立てることができる。
本発明はこのように見積りの適正化に適用することもできる。
また、前述した人事考課や成績評価のシステムにおいては、検出したブレに基づいて考課値や成績評価値を修正し、適正な考課値及び成績評価値を求めている。しかしながら、本発明の適用形態は、最終的な考課値や成績評価値の修正は行わずに、単に、例えば検出したブレを考課者や成績評価者に公開し通知し、その考課者や成績評価者に自らの考課及び評価の傾向やクセを知らしめるという形態であってもよい。そのようにすれば、その後のその担当者の考課や評価は、自らの傾向やクセを考慮した適正なものとなる可能性が高く、そのような方法であっても十分効果的である。
また反対に、前述した見積りに関するブレ検出のシステムにおいては、検出したブレを本人に通知するのみならず、例えば引き合いモデルと同じ条件の実際の引き合いがあった場合等には、検出したブレに基づいて最終的な見積り額を修正し適正な見積り額を算出するようなシステムとしてもよい。
また、前述したいずれの例においても、考課、成績評価及び見積りの集計は、考課結果等の平均をとることとした。しかし、この集計方法は、これに限られるものではなく、任意の方法を用いてよい。
例えば、人事考課、成績評価、或いは、見積りの各要素の評価において、例えば5段階評価等の評価を行う場合には、もっとも回答数の多かった評価値(度数の多かった値、ピーク値)を、そのまま絶対考課値、絶対評価値として用いてよい。
また、例えば、収集した各データより、特異なデータを除外し、残ったデータを用いて平均をとるようにしてもよい。特異なデータとは、例えば、最大評価値や最小評価値の近傍の度数(回答数)の少ないデータ、データの分散を考慮して例えば3σに入らないデータ、著しく度数(回答数)の少ないデータ、或いは、評価値が連続しておらず飛んでいるようなデータである。
また、前述した人事考課システムにおいては、架空の社員(架空の社員の情報)は、事務職、技術職、営業職、専門職及び管理職という職種の区分に応じて5種類設定した、しかしながら、さらに職階等に応じた区分をしてもよい。例えば、さらにジュニア、シニア及びマネージャーという職階に応じた区分を行い、その各区分に応じて1の架空社員の情報を設定するようにしもよい。そのようにすると、業種ごとに、事務職、技術職、営業職、専門職の各ジュニア、シニア及びマネージャー、及び、管理職の13区分に対応して、13種類の架空の社員の情報を設定することとなる。そのようにしてもよい。
図1は、本発明の一実施の形態の人事考課システム100の構成を示す図である。 図2は、図1に示した人事考課システムの論理的な構成を模式的に示す図である。 図3は、サーバー装置の機能・構成を示すブロック図である。 図4は、会社情報入力画面の例を示す第1の図である。 図5は、会社情報入力画面の例を示す第2の図である。 図6は、会社情報入力画面の例を示す第3の図である。 図7は、部門情報入力画面の例を示す図である。 図8は、社員情報入力画面の例を示す第1の図である。 図9は、人事考課項目リストの一例を示す図である。 図10は、考課ブレ調整入力時の被考課者の背景情報表示画面の例を示す図である。 図11は、考課ブレ調整入力時の成績考課入力画面の例を示す図である。 図12は、実際の人事考課入力画面の例を示す図である。 図13は、考課ブレ調整一覧表の出力例を示す図である。 図14は、人事考課表(当期考課)の出力例を示す図である。 図15は、人事考課表(対前期比較)の出力例を示す図である。 図16は、賞与シミュレーション時の計算情報入力画面の例を示す第1の図である。 図17は、賞与シミュレーション時の計算情報入力画面の例を示す第2の図である。 図18は、賞与支給金額一覧表の出力例を示す図である。 図19は、昇給昇格検討表の出力例を示す図である。 図20は、企業診断表条件指定画面の例を示す図である。 図21は、企業診断表の出力例を示す図である。 図22は、本実施の形態の人事考課システムにおける人事考課処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
100…人事考課システム
200…サーバー装置
210…ユーザー企業情報管理部
211…会社情報入力部 212…部門情報入力部
213…社員情報入力部
220…考課ブレ調整入力部
230…考課入力部
240…データ処理部
241…考課項目選択部 242…考課ブレ調整一覧表出力部
243…人事考課表出力部 244…点数ランク表出力部
245…賞与計算シミュレーション部
246…賞与支給金額一覧表出力部 247…考課者一覧表出力部
248…昇給昇格検討表出力部 249…企業診断表出力部
251…ユーザー企業情報データベース
252…考課ブレ調整値データベース
253…考課評価値データベース
254…業種別考課テンプレート
300…代理店装置
400…ユーザー企業装置
500…通信ネットワーク(インターネット)
601〜638…表示オブジェクト

Claims (17)

  1. ネットワークを介して複数の評価者に対して共通の評価対象の例を提示し、
    前記例示した評価対象に対する前記複数の評価者各々による評価の結果を、前記ネットワークを介して収集し、
    前記収集した前記複数の評価者による前記評価結果を集計し、
    前記複数の評価者の中の任意の評価者の評価のブレを、当該評価者による前記評価対象の例に対する評価結果及び前記集計された評価結果に基づいて検出する
    評価ブレ検出方法。
  2. ネットワークを介して複数の評価者に対して共通の評価対象の例を提示し、
    前記例示した評価対象に対する前記複数の評価者各々による評価の結果を、前記ネットワークを介して収集し、
    前記収集した前記複数の評価者による前記評価結果を集計し、
    前記複数の評価者の中の任意の評価者の評価のブレを、当該評価者による前記評価対象の例に対する評価結果及び前記集計された評価結果に基づいて検出し、
    前記検出した前記評価者の評価のブレに基づいて、当該評価者による実際の評価の結果を調整する
    評価方法。
  3. 前記複数の評価者は、各々が異なる組織に属する複数の評価者を含み、
    前記評価の結果の調整は、当該評価者が属する前記組織内における当該評価者による実際の評価の結果を調整する
    請求項2に記載の評価方法。
  4. 前記複数の評価者に対して、評価対象の種別に対応する複数の前記評価対象の例を提示し、
    前記評価対象の例ごとに、前記複数の評価者の中の少なくとも当該評価対象の種別に対応する評価対象に評価を行う評価者による評価結果を集計し、
    前記評価者の評価のブレを、前記評価対象の例ごとに検出し、
    前記評価者による評価の結果を、評価対象の種別に対する前記検出した当該評価者の評価のブレに基づいて調整する
    請求項2又は3に記載の評価方法。
  5. 予め設定した仮想の評価対象に関する情報を提示することにより、前記複数の評価者に前記評価対象の例を示す
    請求項2〜4のいずれかに記載の評価方法。
  6. 所定の項目ごと又は所定の項目の所定のグループごとに、前記例示した評価対象に対する前記複数の評価者により付された評価値について、平均値、評価数が最大の評価値、又は、特異な評価値を除外した残りの評価値の平均値のいずれかを求めることにより前記評価結果の集計を行いその結果である集計値を求め、
    前記所定の項目又は前記所定のグループに対して前記任意の評価者が付した評価値と、当該所定の項目又は当該所定のグループの前記評価値の集計値との差を求めることにより、前記評価者の評価のブレを検出し、
    前記所定の項目ごとの前記評価者による評価の結果を、当該所定の項目又は当該所定の項目を含む前記所定のグループに対して求められた前記評価値と前記集計値との差に基づいて補正することにより、前記評価者による評価の結果を調整する
    請求項2〜5のいずれかに記載の評価方法。
  7. 前記評価者は考課者であり、前記評価対象は被考課者であり、前記評価は人事考課であって、
    ネットワークを介して複数の考課者に対して共通の被考課者の例を提示し、
    前記例示した被考課者に対する前記複数の考課者各々による人事考課の結果を、前記ネットワークを介して収集し、
    前記収集した前記複数の考課者による前記人事考課結果を集計し、
    前記複数の考課者の中の任意の考課者の人事考課のブレを、当該考課者による前記被考課者の例に対する人事考課結果及び前記集計された人事考課結果に基づいて検出し、
    前記検出した前記考課者の人事考課のブレに基づいて、当該考課者による実際の人事考課の結果を調整する
    請求項1〜6のいずれかに記載の評価方法。
  8. 予め設定した仮想の従業者に関する情報を提示することにより、前記複数の考課者に前記被考課者の例を示す
    請求項7に記載の評価方法。
  9. 前記評価者は教師であり、前記評価対象は生徒であり、前記評価は成績評価であって、
    ネットワークを介して複数の教師に対して共通の生徒の例を提示し、
    前記例示した生徒に対する前記複数の教師各々による成績評価の結果を、前記ネットワークを介して収集し、
    前記収集した前記複数の教師による前記成績評価結果を集計し、
    前記複数の教師の中の任意の教師の成績評価のブレを、当該教師による前記生徒の例に対する成績評価結果及び前記集計された成績評価結果に基づいて検出し、
    前記検出した前記教師の成績評価のブレに基づいて、当該教師による実際の成績評価の結果を調整する
    請求項1〜6のいずれかに記載の評価方法。
  10. 予め設定した仮想の生徒に関する情報を提示することにより、前記複数の教師に前記生徒の例を示す
    請求項9に記載の評価方法。
  11. 前記評価者は見積り担当者であり、前記評価対象は引き合い案件であり、前記評価は見積りであって、
    ネットワークを介して複数の見積り担当者に対して共通の引き合い案件の例を提示し、
    前記例示した引き合い案件に対する前記複数の見積り担当者各々による見積りの結果を、前記ネットワークを介して収集し、
    前記収集した前記複数の見積り担当者による前記見積り結果を集計し、
    前記複数の見積り担当者の中の任意の見積り担当者の見積りのブレを、当該見積り担当者による前記引き合い案件の例に対する見積り結果及び前記集計された見積り結果に基づいて検出する
    請求項1に記載のブレ検出方法。
  12. 複数の評価者に対して共通の評価対象の例を示し、
    前記例示した評価対象に対する前記複数の評価者各々による評価結果を集計し、
    前記複数の評価者の中の任意の評価者の評価のブレを、当該評価者による前記評価対象の例に対する評価結果及び前記集計された評価結果に基づいて検出し、
    前記検出した前記評価者の評価のブレに基づいて、当該評価者による評価の結果を調整する
    評価方法。
  13. ネットワークを介して複数の評価者に対して共通の評価対象の例を提示する機能と、
    前記例示した評価対象に対する前記複数の評価者各々による評価の結果を、前記ネットワークを介して収集する機能と、
    前記収集した前記複数の評価者による前記評価結果を集計する機能と、
    前記複数の評価者の中の任意の評価者の評価のブレを、当該評価者による前記評価対象の例に対する評価結果及び前記集計された評価結果に基づいて検出する機能と、
    前記検出した前記評価者の評価のブレに基づいて、当該評価者による実際の評価の結果を調整する機能と
    をコンピュータに実現させるための評価システム用プログラム。
  14. 通信ネットワークを介して複数の評価者に対して共通の評価対象の例を提示し、前記例示した評価対象に対する前記複数の評価者各々による評価の結果を、前記ネットワークを介して収集し、前記収集した前記複数の評価者による前記評価結果を集計し、前記複数の評価者の中の任意の評価者の評価のブレを、当該評価者による前記評価対象の例に対する評価結果及び前記集計された評価結果に基づいて検出する評価ブレ調整手段と、
    前記通信ネットワークを介して入力される前記評価のブレを検出した前記評価者による評価の結果を、前記検出した当該評価者の評価のブレに基づいて調整する評価入力手段と
    を有する評価システムサーバー装置。
  15. 通信ネットワークを介して複数の評価者に対して共通の評価対象の例を提示し、前記例示した評価対象に対する前記複数の評価者各々による評価の結果を、前記ネットワークを介して収集し、前記収集した前記複数の評価者による前記評価結果を集計し、前記複数の評価者の中の任意の評価者の評価のブレを、当該評価者による前記評価対象の例に対する評価結果及び前記集計された評価結果に基づいて検出する評価ブレ調整手段と、
    前記通信ネットワークを介して入力される前記評価のブレを検出した前記評価者による評価の結果を、前記検出した当該評価者の評価のブレに基づいて調整する評価入力手段と
    を有する評価サービスのサーバー装置と、前記通信ネットワークを介して実質的に接続された端末装置であって、
    前記サーバー装置による前記共通の評価対象の例の提示を受信する手段と、
    前記例示した評価対象に対する評価結果又は前記評価者による評価の結果を入力する手段と、
    前記入力された評価結果を前記サーバー装置に送信する手段と
    を有する評価システム端末装置。
  16. 評価システムサーバー装置と、前記評価システムサーバー装置と通信ネットワークにより接続された複数の端末装置とを有する評価システムであって、
    前記評価システムサーバー装置は、
    前記端末装置を介して複数の評価者に対して共通の評価対象の例を提示し、前記例示した評価対象に対する前記複数の評価者各々による評価の結果を、前記端末装置を介して収集し、前記収集した前記複数の評価者による前記評価結果を集計し、前記複数の評価者の中の任意の評価者の評価のブレを、当該評価者による前記評価対象の例に対する評価結果及び前記集計された評価結果に基づいて検出する評価ブレ調整手段と、
    前記端末装置を介して入力される前記評価のブレを検出した前記評価者による評価の結果を、前記検出した当該評価者の評価のブレに基づいて調整する評価入力手段と
    を有する評価システム。
  17. 前記通信ネットワークに接続され、前記通信端末装置からのアクセス要求を前記評価システムサーバー装置に中継することにより、実質的に前記通信端末装置と前記評価システムサーバー装置とを通信可能な状態とする中継装置
    をさらに有する請求項16に記載の評価システム。
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