JP2002297841A - 経営支援システム - Google Patents

経営支援システム

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JP2002297841A
JP2002297841A JP2001100920A JP2001100920A JP2002297841A JP 2002297841 A JP2002297841 A JP 2002297841A JP 2001100920 A JP2001100920 A JP 2001100920A JP 2001100920 A JP2001100920 A JP 2001100920A JP 2002297841 A JP2002297841 A JP 2002297841A
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JP2001100920A
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English (en)
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Keizo Fukuda
啓造 福田
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EFUKEIZU CONSULTS KK
FUKUOKAKEN JINJI KENKYUSHO KK
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EFUKEIZU CONSULTS KK
FUKUOKAKEN JINJI KENKYUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 企業の活性化を図り、経営計画をより着実に
遂行するための経営支援が可能な経営支援システムを提
供することである。 【解決手段】 入力された業種、業態の情報に基づい
て、前記中核業務モデル記憶手段112に記憶された中
核業務モデルの中から、合致する中核業務モデルを決定
する中核業務モデル決定手段12と、中核業務モデルの
各部門別の組織階層モデルを、前記組織階層モデル記憶
手段113に記憶された組織階層モデルの中から決定す
る組織階層モデル決定手段12と、組織階層別の役割モ
デルを、役割モデル記憶手段114に記憶された役割モ
デルの中から決定する役割モデル決定手段12と、組織
階層別の人事考課項目モデルおよび配点モデルを、人事
考課モデル記憶手段115に記憶された人事考課項目モ
デルおよび配点モデルの中から決定する人事考課決定手
段12と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、経営計画、組織人
事制度、人事考課制度などの構築・運営を支援する経営
支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多くの企業においては、中長期或
いは年度の経営計画・目標を立案し、各部門毎に方針展
開を図り、目標達成度の評価を行うということが一般に
行われている。このような経営活動を支援するシステム
として、例えば、特開平8−185439号公報、特開
平9−147012号公報などに記載された経営支援シ
ステムが知られている。上記従来の経営支援システムで
は、主として、経営計画の立案支援、組織反射鏡12人
事支援、業務遂行管理支援などにより業務の効率化を目
的としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、経営計画・
目標が確実に達成されるためには、各部門、各階層の役
割・使命が明確化されていることが重要である。また、
社員一人一人の使命に応じた評価基準の策定及びこの評
価基準に基づいた昇進・給与の決定が、組織の活性化に
繋がる。しかしながら、現状では、仕事内容に拘わらず
年功をはって高賃金を貰っていたり、或いは評価基準の
内容があいまいで客観的な評価が出来ないといったこと
から、主に若い社員から不平不満が出て、社員の流出や
組織の沈滞化といった事態を招いている。このような経
営上の問題点に対し、上記従来の経営支援システムで
は、給与面を含めた人事考課までは対応していないの
で、解決することが出来ず、経営支援としては不十分で
あった。
【0004】本発明は、上記事情を鑑みてなされたもの
であって、企業の活性化を図り、経営計画をより着実に
遂行するための経営支援が可能な経営支援システムを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、企業における経営活動を支
援する経営支援システム1であって、業種別、業態別の
各部門の中核業務モデルを記憶する中核業務モデル記憶
手段(例えば、中核業務モデルデータベース112な
ど)と、部門別の組織階層モデルを記憶する組織階層モ
デル記憶手段(例えば、組織階層モデルデータベース1
13など)と、組織階層別の役割モデルを記憶する役割
モデル記憶手段(例えば、役割モデルデータベース11
4など)と、組織階層別の人事考課項目モデルおよび配
点モデルを記憶する人事考課モデル記憶手段(例えば、
人事考課モデルデータベース115など)と、入力され
た業種、業態の情報に基づいて、前記中核業務モデル記
憶手段に記憶された中核業務モデルの中から、合致する
中核業務モデルを決定する中核業務モデル決定手段(例
えば、制御部12など)と、前記中核業務モデル決定手
段により決定された中核業務モデルの各部門別の組織階
層モデルを、前記組織階層モデル記憶手段に記憶された
組織階層モデルの中から決定する組織階層モデル決定手
段(例えば、制御部12など)と、前記組織階層モデル
決定手段により決定された組織階層別の役割モデルを、
役割モデル記憶手段に記憶された役割モデルの中から決
定する役割モデル決定手段(例えば、制御部12など)
と、前記組織階層モデル決定手段により決定された組織
階層別の人事考課項目モデルおよび配点モデルを、人事
考課モデル記憶手段に記憶された人事考課項目モデルお
よび配点モデルの中から決定する人事考課決定手段(例
えば、制御部12など)と、を備えることを特徴として
いる。
【0006】請求項1記載の発明によれば、業種、業態
別の各部門の中核業務モデル、組織階層モデル、役割モ
デル、及び人事考課モデルが決定されるので、社員一人
一人の行うべき業務内容が明確になるとともに、業務内
容に応じた適切な人事評価を行うことができることとな
って、より評価基準が明確で且つ公平な評価を行うこと
が出来る。これにより、企業の活性化が図られ、経営計
画の着実な遂行がより達成しやすくなる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の経
営支援システムにおいて、組織階層別の人事考課モデル
による評価に基づく得点と対応付けられた給与算定デー
タを記憶する給与算定データ記憶手段(例えば、給与算
定データベース116など)と、前記人事考課モデルに
よる評価に基づく得点に基づいて、給与算定データ記憶
手段に記憶された給与算定データにより給与を算定する
給与算定手段(例えば、制御部12など)と、を備える
ことを特徴としている。
【0008】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、人事考課モデルによる評価による得点に基づいて、
給与モデル記憶手段に記憶された給与算定データにより
給与が算定されるので、仕事の内容及び実績に見合った
給与算定が行われることとなって、より公平で、且つチ
ャレンジブルな企業風土を構築することが出来る。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の経営支援システムにおいて、前記人事考課モデルに
よる評価に基づく得点を集計し、各部門、或いは各組織
階層別の統計分析を行う統計分析手段(例えば、制御部
12など)を備えることを特徴としている。
【0010】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこ
と、特に、統計分析手段により、人事考課モデルによる
評価に基づく得点が集計され、各部門、或いは各組織階
層別の統計分析が行われるので、各部門、各組織階層別
の評価の偏りが分かることとなって、より適正な人事考
課項目モデルおよび配点モデルを作成する参考データと
することが出来る。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項2又は3記
載の経営支援システムにおいて、前記給与モデル記憶手
段は、少なくとも、年功要素を取り入れた年功給データ
テーブル(例えば、本給データテーブル116b、年齢
給データテーブル116cなど)と、各部門、各組織階
層別に仕事の実績により決定される仕事給データテーブ
ル(例えば、仕事給データテーブル116dなど)と、
を備え、前記給与算定手段は、人事考課モデルによる評
価による得点に基づいて、前記年功給テーブル及び前記
仕事給テーブル中の各該当データを組み合わせて算定す
るように構成されていることを特徴としている。
【0012】請求項4記載の発明によれば、請求項2又
は3記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこ
と、特に、人事考課モデルによる評価による得点に基づ
いて、年功給テーブル及び仕事給テーブル中の各該当デ
ータが組み合わされて給与が算定されるので、年功と仕
事の成果・実績がよりバランスよく給与に反映され、よ
りやる気に満ちた企業風土を構築することが出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
経営支援システムについて詳細に説明する。図1は、本
発明にかかる経営支援システムの全体構成を示す図であ
る。図1に示す経営支援システム1は、企業の経営活動
を支援する情報を提供するシステムであり、当該経営支
援システム1により、後述する経営管理フロー(図1
1)が実行される。
【0014】具体的に経営支援システム1は、例えば、
記憶部11、制御部12、入力部13、表示部14、印
刷部15などにより構成され、各部はバス16により接
続されている。記憶部11は、記録媒体11aを有して
おり、この記録媒体11aは、例えば、ハードディス
ク、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROMな
どの磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリな
どで構成されている。この記録媒体11aは記憶部11
に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に設けたもの
である。なお、この記録媒体11aに記憶されるデータ
等は、その一部若しくは全部を他のサーバや端末装置等
からネットワーク回線等の伝送媒体を介して受信して記
録する構成にしてもよい。
【0015】記憶部11は、当該システムの各種動作を
行うためのプログラムが記憶されたプログラムデータベ
ース111、中核業務モデルデータベース112、組織
階層モデルデータベース113、役割モデルデータベー
ス114、人事考課モデルデータベース115、給与算
定データベース116、被考課者の人事考課データを記
憶する被考課者データベース117などを備えている。
プログラムデータベース111は、当該システムの各種
動作を行うためのプログラムが記憶されたデータベース
であり、例えば、システムプログラム、中核業務モデル
決定用プログラム、組織階層モデル決定用プログラム、
役割モデル決定用プログラム、人事考課モデル決定用プ
ログラム、給与算定用プログラムなどを記憶している。
【0016】中核業務モデルデータベース112は、業
種別、業態別の各部門の中核をなす業務モデル(コアミ
ッション)を記憶するデータベースであり、具体的に
は、図2に示すように、業種別、業態別のコアミッショ
ンの内容がテーブル化されて記憶されている。ここで、
コアミッションとは、各部門での中核となる業務内容の
ことであり、「期待される業績と成果」、「期待される
能力」、「情意」に大別される。例えば、食品製造業の
製造課の場合、「期待される業績と成果」として、生
産目標の達成、製品品質事故の低減、生産性の向
上、工場間接経費の削減が、コアミッションデータと
して中核業務モデルデータベース112に格納される。
また、「期待される能力」は更に、コンセプチャル・ス
キル、ヒューマン・スキル、テクニカル・スキルに分か
れ、コンセプチャル・スキルとして、製造計画の立案
チェックと実行計画、新製品への対応、作業管理の
推進、改善活動の推進、設備保全の推進、安全衛
生管理の徹底、食品衛生管理の徹底が、コアミッショ
ンデータとして中核業務モデルデータベース112に格
納される。ヒューマン・スキルとしては、部下育成指
導、倦怠管理、テクニカル・スキルとしては、作業
処理能力が、夫々データとして格納される。更に、情意
として、責任感、協調性、積極性、規律性が、
夫々コアミッションデータとして中核業務モデルデータ
ベース112に格納される。なお、各コアミッションに
は、コアミッションコードが割り当てられている。
【0017】組織階層モデルデータベース113は、各
部門別に構築された組織階層モデルを記憶するデータベ
ースであり、具体的には、図3に示すように、各業種毎
に、部門別の組織階層がテーブル化されて記憶されてい
る。なお、各階層は、1級〜9級までの等級(各コード
の数字に対応)に分かれている。
【0018】役割モデルデータベース114は、各組織
階層別の役割モデルを記憶するデータベースであり、具
体的には、図4に示すように、各階層毎に前記コアミッ
ションに対する役割が記憶されている。例えば、「生産
性向上」のコアミッションに対しては、一般職では、
「他のメンバーと協力してチームの生産性向上に努力す
ることが出来る。」、組長職では、「担当チームにおけ
る年計標準工数の達成に向け、生産性向上に貢献するこ
とが出来る。」などのような役割が役割データとして役
割モデルデータベース114に格納される。なお、各役
割データはコードが割り当てられている。
【0019】人事考課モデルデータベース115は、各
組織階層毎のコアミッションに対する役割について評価
基準モデルや配点モデルを記憶するデータベースであ
り、具体的には、例えば、図5に示すように、生産性の
向上というコアミッションに対する課長職(M9)の評
価基準モデルは、S〜Dの5段階に分かれ、S;110
%以上達成(24点)、A;105%以上達成(22
点)、B;100%以上達成(20点)、C;95%以
上達成(18点)、D;90%以上達成(16点)のよ
うになっている。ここで、評価ウェイトは、例えば、図
6に示すように、上級者ほど実績項目を重視し、下級者
は情意項目に重点が置かれるようにしてもよい。また、
人事考課モデルデータベース115には、各組織階層別
の昇進昇格基準を記憶する昇進・昇格運用基準テーブル
(図示省略)も格納されている。この昇進・昇格基準テ
ーブルには、例えば、課長職(M9)への昇格基準とし
て、「人事考課B以上が3年以上、うち2年はA以上、
直近1年はA以上」などがデータ化されて格納されてい
る。
【0020】給与算定用データベース116は、組織階
層別の人事考課モデルによる評価に基づく得点と、給与
算定データと、が対応付けられて記憶されたデータベー
スであり、更に、図7に示す総合査定用テーブル116
a、図8に示す年功要素を取り入れた本給データテーブ
ル116b、図9に示す年齢に基づいて設定される年齢
給データテーブル116c、図10に示す各部門、各組
織階層別に仕事の実績により決定される仕事給データテ
ーブル116d、各種手当データテーブル(図示省略)
を有する。被考課者データベース117は、被考課者の
個人データや人事考課データなどを記憶するデータベー
スである。
【0021】制御部12は、本経営支援システム1の各
種動作を管理或いは制御し、例えば、図示はしないCP
U(Central Processing Unit )やRAM(Random Acc
essMemory)などにより構成される。そして、制御部1
2は、入力部14により入力された業種、業態の情報に
基づいて、中核業務モデルデータベース112に記憶さ
れた中核業務モデルの中から、合致する中核業務モデル
を決定する中核業務モデル決定処理、この中核業務モデ
ル決定処理により決定された中核業務モデルの各部門別
の組織階層モデルを、組織階層モデルデータベース11
3に記憶された組織階層モデルの中から決定する組織階
層モデル決定処理、決定された組織階層別の役割モデル
を、役割モデルデータベース114に記憶された役割モ
デルの中から決定する役割モデル決定処理、決定された
組織階層別の人事考課項目モデルおよび配点モデルを、
人事考課モデルデータベース115に記憶された人事考
課項目モデルおよび配点モデルの中から決定する人事考
課決定処理などからなる経営支援処理を、プログラムデ
ータベース111に記憶されたプログラムを実行するこ
とにより行う。更に、制御部12は、人事考課モデルに
よって評価された得点に基づいて、給与算定データベー
ス116に記憶された給与算定データにより給与を算定
する給与算定処理、人事考課モデルによる評価に基づく
得点を集計し、各部門、或いは各組織階層別の統計分析
を行う統計分析処理も行う。
【0022】入力部13は、例えば、マウスやキーボー
ドなどを備え、表示部23の画面に表示された指定情報
を選択して指定したり、或いは所望する指定情報を入力
することが出来る。表示部14は、例えば、CRTやL
CDなどにより構成され、制御部22から出力された表
示データ等を画面上に表示する。印刷部15は、インク
ジェットプリンタ、又はレーザープリンタ等により構成
され、制御部12から入力される印刷信号に応じて各種
データを印刷する。
【0023】以上のように構成された経営支援システム
1において実行される経営管理フローを図11及び図1
2、図22、図23に示すフローチャートに沿って説明
する。図11に示す経営管理フローにおいて、会社にお
ける経営活動としては、まず、経営計画/目標の設定
(ステップS100)が行われ、かかる経営計画/目標
を達成するため部門別目標の確定(ステップS10
1)、部門別昇格構造の確定(ステップS102)、組
織階層別役割の確定(ステップS103)、組織階層別
目標の確定(ステップS104)、個人別目標の確定
(ステップS105)、人事考課表の確定(ステップS
106)などの各作業が順不同で実施される。この課程
において、本経営支援システム1は、図12に示す経営
支援処理が実施される。この経営支援処理が開始される
と、まず、入力部13を用いて顧問先である企業の業
種、業態を入力する(ステップS1)。ここでは、例え
ば、「食品製造業」を入力する。すると、制御部12
は、入力された業種、業態に基づいて、部門別の中核業
務モデルを決定する(ステップS2)。即ち、制御部1
2は、中核業務モデルデータベース112に記憶された
中核業務モデルの中から、「食品製造業」と合致する中
核業務モデルを抽出して決定する。具体的には、例え
ば、図2の中核業務データテーブル112aが抽出され
る。
【0024】次いで、制御部12は、決定された中核業
務モデルの各部門別の組織階層モデルを、組織階層モデ
ルデータベース113に記憶された組織階層モデルの中
から決定する(ステップS3)。具体的には、例えば、
図3の組織階層データテーブル113aが抽出される。
次いで、制御部12は、決定された組織階層別の役割モ
デルを、役割モデルデータベース114に記憶された役
割モデルの中から決定する(ステップS4)。具体的に
は、例えば、図4の役割データテーブル114aが抽出
される。
【0025】次いで、制御部12は、決定された組織階
層別の人事考課項目モデルおよび配点モデルを、人事考
課モデルデータベース115に記憶された人事考課項目
モデルおよび配点モデルの中から決定する(ステップS
5)。具体的には、例えば、図5の人事考課データテー
ブル115aが抽出される。次いで、制御部12は、抽
出した中核業務データテーブル112a、組織階層デー
タテーブル113a、役割データテーブル114aの各
データを編集して、各組織階層別の役割を文書化した役
割表文書データを作成するとともに(ステップS6)、
中核業務データテーブル112a、組織階層データテー
ブル113a、役割データテーブル114a、人事考課
データテーブル115aの各データを編集して、各組織
階層別の人事考課項目と配点を文書化した人事考課表文
書データを作成する(ステップS7)。次いで、制御部
12は、作成した役割表文書データ、人事考課表文書デ
ータを表示部14に出力するとともに、印刷部15によ
り印字出力し(ステップS8)、本処理を終了する。
【0026】具体的には、例えば、図13〜図16に示
すような役割表文書、及び図17に示すような人事考課
表文書が表示或いは印刷される。この経営支援処理によ
れば、業種、業態別の各部門の中核業務モデル、組織階
層モデル、役割モデル、及び人事考課モデルが決定され
るので、社員一人一人の行うべき業務内容が明確になる
とともに、業務内容に応じた適切な人事評価を行うこと
ができることとなって、より評価基準が明確で且つ公平
な評価を行うことが出来る。これにより、企業の活性化
が図られ、経営計画の着実な遂行がより達成しやすくな
る。
【0027】次に、図11において、人事考課を実施
(ステップS107)した後、給与算定(ステップS1
08)が行われる。この課程において、本経営支援シス
テム1は、図18に示す給与算定処理を行う。本給与算
定処理では、まず、被考課者の人事考課データを入力部
13を用いて入力する(ステップS11)。次いで、制
御部12は、人事考課の評価点の合計を計算し(ステッ
プS12)、得られた点数により査定判定を行う(ステ
ップS13)。具体的には、評価点の合計が図7に示す
総合査定テーブル116aのどの範囲に該当するかで査
定を行う。
【0028】次いで、制御部12は、ステップS13の
査定結果に基づいて本給の算出を行う(ステップS1
4)。本給の算出は、被考課者の等級と査定結果に基づ
いて本給テーブル116bにより昇給額を決定し、当該
昇給額を現在の本給額に加えることにより行われる。よ
り具体的には、例えば、被考課者の等級が2級で、査定
がBの場合、昇給額が2,000円となり、現在の本給が70,
000円であれば、新しい本給が72,000円となる。次い
で、制御部12は、年齢給を決定する(ステップS1
5)。年齢給は、被考課者の年齢に基づいて、年齢給テ
ーブル116cの中から決定する。次いで、制御部12
は、仕事給を決定する(ステップS16)。仕事給は、
被考課者の等級と査定結果に基づいて、被考課者の属す
る職種の仕事給テーブル116dの中から決定する。
【0029】次いで、制御部12は、被考課者の個人デ
ータに所定の手当の手当コードが入力されている場合に
は、当該手当コードに該当する手当の金額データを手当
データファイル(図示省略)から取得する(ステップS
17)。次いで、制御部12は、ステップS14で得ら
れた本給と、ステップS15で得られた年齢給と、ステ
ップS16で得られた仕事給と、ステップS17で得ら
れた手当の金額データと、を合計して給与を算出する処
理を行う(ステップS18)。
【0030】次いで、制御部12は、算出した給与を表
示部14及び印刷部15に出力し(ステップS19)、
本処理を終了する。上記給与算定処理によれば、人事考
課モデルによる評価得点に基づいて、給与算定用データ
ベース116のデータにより給与が算定されるので、年
功と仕事の内容及び実績とでバランスの取れた給与算定
が行われることとなって、より公平で、且つチャレンジ
ブルな企業風土を構築することが出来る。
【0031】次に、図11において、人事考課表の見直
しが行われ(ステップS109)、見直しの結果は、新
たな経営計画/目標の設定に反映される。この課程にお
いて、本経営支援システム1は、図19に示す統計分析
処理を行う。本統計分析処理では、まず、被考課者の人
事考課データを被考課者データベースから読み出す(ス
テップS21)。次いで、読み出された人事考課の得点
のバラツキを、部門別、階層別などにより統計解析する
(ステップS22)。統計解析手法は、例えば、部門
別、階層別の平均点や標準偏差などの他、得点の正規分
布を求める。次いで、統計解析結果を表示部14、或い
は印刷部15に出力する(ステップS23)。
【0032】この統計解析処理によれば、例えば、ある
部門の人事考課の得点に偏りがある等の問題点を発見出
来、評価基準に問題があるのか、或いは考課者に問題が
あるのかが分かる。評価基準に問題があれば、人事考課
データベース115の評価基準の変更を行う。
【0033】なお、上記実施の形態は、一例に過ぎず、
適宜変更可能である。例えば、当該経営支援システム1
は、ネットワークを介してクライアント企業の端末装置
(図示省略)と接続されるようにしてもよい。そして、
端末装置で業種、業態を入力すると、当該業種、業態デ
ータが経営支援システムに送信され、経営支援システム
では、受信した業種、業態データから図11に示す経営
支援処理を実行する。そして、実行した結果得られた部
門別、組織階層別の役割データや人事考課データを依頼
したクライアントの端末装置に送信する。送信された役
割データや人事考課データは、端末装置の表示部(図示
省略)、印刷部(図示省略)より出力されれる。一方、
各端末装置には、当該企業の社員の人事考課データが記
憶され、この人事考課データは、通信回線を介して経営
支援システムに送信される。そして、経営支援システム
では、受信した人事考課データに基づいて、給与を算定
したり、或いは人事考課データの統計解析処理を行う。
このように、ネットワーク化することによって、同業他
社、或いは異業種間の人事考課比較などができることと
なって、より適正な評価に近づけていくことが出来る。
また、人事考課データに基づいて、社員が昇進・昇格基
準に達しているか否かを昇進・昇格運用基準テーブル
(図示省略)に基づいて判定してもよい。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、業種、業
態別の各部門の中核業務モデル、組織階層モデル、役割
モデル、及び人事考課モデルが決定されるので、社員一
人一人の行うべき業務内容が明確になるとともに、業務
内容に応じた適切な人事評価を行うことができることと
なって、より評価基準が明確で且つ公平な評価を行うこ
とが出来る。これにより、企業の活性化が図られ、経営
計画の着実な遂行がより達成しやすくなる。
【0035】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、人事考課モデルによる評価による得点に基づいて、
給与モデル記憶手段に記憶された給与算定データにより
給与が算定されるので、仕事の内容及び実績に見合った
給与算定が行われることとなって、より公平で、且つチ
ャレンジブルな企業風土を構築することが出来る。
【0036】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこ
と、特に、統計分析手段により、人事考課モデルによる
評価に基づく得点が集計され、各部門、或いは各組織階
層別の統計分析が行われるので、各部門、各組織階層別
の評価の偏りが分かることとなって、より適正な人事考
課項目モデルおよび配点モデルを作成する参考データと
することが出来る。
【0037】請求項4記載の発明によれば、請求項2又
は3記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこ
と、特に、人事考課モデルによる評価による得点に基づ
いて、年功給テーブル及び仕事給データテーブル中の各
該当データが組み合わされて給与が算定されるので、年
功と仕事の成果・実績がよりバランスよく給与に反映さ
れ、よりやる気に満ちた企業風土を構築することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる経営支援システムの全体構成を
示した図である。
【図2】中核業務モデルデータベースに記憶されるデー
タのデータ構造を説明するための図表である。
【図3】組織階層モデルデータベースに記憶されるデー
タのデータ構造を説明するための図表である。
【図4】役割モデルデータベースに記憶されるデータの
データ構造を説明するための図表である。
【図5】人事考課モデルデータベースに記憶されるデー
タのデータ構造を説明するための図表である。
【図6】評価ウェイトの配分例を説明するための図表で
ある。
【図7】総合査定テーブルのデータ構造を説明するため
の図表である。
【図8】本給テーブルのデータ構造を説明するための図
表である。
【図9】年齢給テーブルのデータ構造を説明するための
図表である。
【図10】仕事給テーブルのデータ構造を説明するため
の図表である。
【図11】経営管理フローモデルを説明するための図表
である。
【図12】本システムで実行される経営支援処理を説明
するためのフローチャートである。
【図13】役割表文書の表示例を示す図表である。
【図14】図13に続く役割表文書の表示例を示す図表
である。
【図15】図14に続く役割表文書の表示例を示す図表
である。
【図16】図15に続く役割表文書の表示例を示す図表
である。
【図17】人事考課表文書の表示例を示す図表である。
【図18】本システムで実行される給与算定処理を説明
するためのフローチャートである。
【図19】本システムで実行される統計解析処理を説明
するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 経営支援システム 11 データベースサーバ 12 制御部 13 入力部 14 表示部 15 印刷部 111 プログラムデータベース 112 中核業務モデルデータベース 113 階層組織モデルデータベース 114 役割モデルデータベース 115 人事考課モデルデータベース 116 給与算定データベース 117 被考課者データベース

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 企業における経営活動を支援する経営支
    援システムであって、 業種別、業態別の各部門の中核業務モデルを記憶する中
    核業務モデル記憶手段と、 部門別の組織階層モデルを記憶する組織階層モデル記憶
    手段と、 組織階層別の役割モデルを記憶する役割モデル記憶手段
    と、 組織階層別の人事考課項目モデルおよび配点モデルを記
    憶する人事考課モデル記憶手段と、 入力された業種、業態の情報に基づいて、前記中核業務
    モデル記憶手段に記憶された中核業務モデルの中から、
    合致する中核業務モデルを決定する中核業務モデル決定
    手段と、 前記中核業務モデル決定手段により決定された中核業務
    モデルの各部門別の組織階層モデルを、前記組織階層モ
    デル記憶手段に記憶された組織階層モデルの中から決定
    する組織階層モデル決定手段と、 前記組織階層モデル決定手段により決定された組織階層
    別の役割モデルを、前記役割モデル記憶手段に記憶され
    た役割モデルの中から決定する役割モデル決定手段と、 前記組織階層モデル決定手段により決定された組織階層
    別の人事考課項目モデルおよび配点モデルを、人事考課
    モデル記憶手段に記憶された人事考課項目モデルおよび
    配点モデルの中から決定する人事考課決定手段と、 を備えることを特徴とする経営支援システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の経営支援システムにおい
    て、 組織階層別の人事考課モデルによって評価された得点と
    対応付けられた給与算定データを記憶する給与算定デー
    タ記憶手段と、 前記人事考課モデルによって評価された得点に基づい
    て、前記給与算定データ記憶手段に記憶された給与算定
    データにより給与を算定する給与算定手段と、 を備えることを特徴とする経営支援システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の経営支援システム
    において、 前記人事考課モデルに従った評価に基づく得点を集計
    し、各部門、或いは各組織階層別の統計分析を行う統計
    分析手段を備えることを特徴とする経営支援システム。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載の経営支援システム
    において、 前記給与算定データ記憶手段は、少なくとも、年功要素
    を取り入れた年功給データテーブルと、各部門、各組織
    階層別に仕事の実績により決定される仕事給データテー
    ブルと、を備え、 前記給与算定手段は、人事考課モデルによる評価による
    得点に基づいて、前記年功給テーブル及び前記仕事給デ
    ータテーブル中の各該当データを組み合わせて算定する
    ように構成されていることを特徴とする経営支援システ
    ム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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