JP2004318245A - 情報管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】階層化された組織の情報を管理する情報管理システムにおいて、組織の階層と目標情報とを関連付けて参照し表示すること。
【解決手段】情報管理システム1は、階層化された組織の情報を管理するシステムであって、情報は各階層において設定される目標情報を含む。目標情報を各階層毎に設定する設定手段2と、設定手段2により設定された目標情報を階層と対応づけて記録する記録する記録手段5と、少なくとも組織の階層及び/又は目標情報を表示する表示手段4と、表示手段4上に表示される組織の階層表示から特定の階層を選択する選択手段3と、選択された階層を指標として記録手段5に記録される目標情報を抽出し、表示手段4に表示させる抽出手段6とを備える。
【解決手段】情報管理システム1は、階層化された組織の情報を管理するシステムであって、情報は各階層において設定される目標情報を含む。目標情報を各階層毎に設定する設定手段2と、設定手段2により設定された目標情報を階層と対応づけて記録する記録する記録手段5と、少なくとも組織の階層及び/又は目標情報を表示する表示手段4と、表示手段4上に表示される組織の階層表示から特定の階層を選択する選択手段3と、選択された階層を指標として記録手段5に記録される目標情報を抽出し、表示手段4に表示させる抽出手段6とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、階層化された組織の情報を管理するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
会社組織をはじめ種々の組織では、組織の構成を階層化することにより指揮系統や伝達系統を確立させる形態がとられている。例えば、会社組織では会社規程を定め、この会社規程に基づいて業務分掌を設定することにより階層化された組織を形成している。この業務分掌は、例えば本部や部や課や係などの各部門で表される名称により階層化されている。このような組織では、階層化された各業務分掌のそれぞれに対して目標を設定している。
【0003】
従来、このような階層化された組織において、本部や部や課や係などの各部門の階層の業務分掌の関係を組織図等により表すことが行われている。また、各業務分掌に設定された規程についても、通常、文書の形態で記録され必要に応じて参照される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような組織図は、単に各業務分掌の関係を図表で表すだけであるため、組織の全体像を簡便に見る上では役立つものの、各業務分掌に設定された目標を参照することができない。
【0005】
また、各業務分掌で設定された目標は、例えば目標内容をデータベースに格納しておき、必要に応じて読み出して一覧表示するように構成することも考えられる。
【0006】
しかしながら、組織等の階層と各階層に設定された目標のいずれもそれぞれ単独で参照するのみであり、関連性を持たせて参照し表示することはできないという問題がある。
【0007】
組織の多様化や、各業務分掌が設定する目標の変化に迅速に対応するには、組織を構成する業務分掌の階層と、当該階層に設定される目標との関連性を明確に把握している必要があるが、従来の組織が備える情報管理システムでは、このような要求に応えることができる機構や構成を備えておらず、また、管理情報自体も整備されていない。また、組織の各業務分掌を定める規程についても、目標情報との関連付けられていない。
【0008】
本発明は、前記した課題を解決して、階層化された組織の情報を管理する情報管理システムにおいて、組織の階層と目標情報とを関連付けて参照し表示することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報管理システムは、階層化された組織の情報を管理するシステムであって、情報は各階層において設定される目標情報を含むものである。
【0010】
本発明の第1の態様は、目標情報を各階層毎に設定する設定手段と、設定手段により設定された目標情報を階層と対応づけて記録する記録手段と、少なくとも組織の階層及び/又は目標情報を表示する表示手段と、表示手段上に表示される組織の階層表示から特定の階層を選択する選択手段と、選択された階層を指標として記録手段に記録される目標情報を抽出し、表示手段に表示させる抽出手段とを備える構成とする。
【0011】
目標情報は、組織を構成する各階層毎に設定し、階層と関連付けて記録手段に記録する。表示手段は、組織の階層と目標情報を単独あるいは両方を表示することができる。表示手段上に表示した組織の階層から特定の階層を選択手段により選択すると、抽出手段は選択された階層を指標として記録手段から対応する目標情報を抽出し、表示手段に表示する。
【0012】
本発明の第2の態様は、第1の態様と同様に、設定手段と記録手段と表示手段と選択手段と抽出手段とを備え、記録手段は、設定手段により設定された目標情報を、各階層を表す階層属性と共に記録することにより階層化して記録し、抽出手段は、選択された階層を目標情報の階層属性と照合することにより記録手段から目標情報を抽出する。
【0013】
この態様により、組織の階層毎に設定される目標情報を組織上の階層に従って設定し表示することができ、表示手段上に表示された階層を選択することにより関連する目標情報を参照することができる。
【0014】
設定手段が行う設定処理は、目標情報を記録手段に登録する処理と、登録された目標情報を承認する処理を含み、登録者と承認者を分け、登録者による登録される目標情報と、登録後に承認者により承認される目標情報とを区分にて管理することができる。
【0015】
記録手段は目標情報に対して登録情報と承認情報を属性として記録することにより、目標情報の設定において登録と承認とを区分して記録する。この属性を指標とすることにより、目標情報の設定状態の確認を行うことができる。また、記録手段は、設定手段で設定する目標情報を、登録と承認とを区分する属性に加えて日時を属性として記録する。この日時を属性として記録することにより、目標情報を設定日時により検索することができる。
【0016】
抽出手段は、階層と日時を指標として記録手段から目標情報を抽出して表示する他、指定日時を指標として目標情報を抽出して表示することができる。
【0017】
また、階層属性はその目標情報が設定される階層の属性に加えて、上位の階層や下位の階層を含むようにしてもよい。抽出手段は、選択された階層の上位階層や下位階層を指標として、記録手段から上位階層や下位階層の目標情報を抽出することができる。これにより、各階層における目標情報を階層的に確認することができる。
【0018】
また、記録手段は、目標情報に加えて報告情報を対応づけて記録する。抽出手段は、互いに対応づけられた報告情報と目標情報とを抽出し、表示手段は、抽出した報告情報と目標情報状態とを表示する。より詳細には、記録手段は、目標情報を特定する目標情報属性と共に報告情報を記録し、抽出手段は、目標情報属性を指標として記録手段から報告情報を抽出すると共に、階層属性を指標として記録手段から目標情報を抽出し、表示手段は抽出した目標情報及び報告情報を表示する。これによって、目標情報と、目標情報に対応した報告情報を表示することができる。
【0019】
また、報告情報は目標情報に対する達成度を含み、抽出手段は目標情報属性を指標として前記記録手段から達成度を抽出し、表示手段は目標情報及び達成度を表示する。これにより、目標情報と目標毎の達成度を表示することができ、目標情報毎の達成度の確認が容易となる。
【0020】
また、記録手段は、階層化された組織を定める規程情報を、各階層を定める規程を表す規程属性と共に記録する。抽出手段は、記録手段から目標情報を抽出すると共に、この規程属性を指標として目標情報に対応する規程情報を抽出し、表示手段は目標情報と規程情報とを表示する。
【0021】
表示手段は、抽出した組織の階層及び規程を同一画面上に表示することができる。この表示において、表示手段は記録手段に記録される階層と規程をリンクして表示し、選択手段は表示手段上のリンク表示を選択することにより階層又は規程を選択することができる。業務分掌上で関連する規程を表示する他、階層を表す各部門が関連する規程を表示する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて詳細に説明する。
【0023】
図1は本発明の情報管理システムの構成を説明するための概略図である。
【0024】
情報管理システム1は、会社組織等の階層化された組織の情報を管理するシステムであり、組織に関わる種々の情報を管理する。本発明の情報管理システムは、管理情報として各階層において設定される目標情報を含んでおり、組織の階層と目標情報とを関連付けて管理し表示手段に表示する。なお、組織は会社組織に限らず、階層化された任意の組織とすることができる。
【0025】
情報管理システム1は、目標情報を各階層毎に設定する設定手段2と、設定手段2により設定された目標情報を各階層を表す階層属性と共に階層化して記録する記録手段5と、少なくとも組織の階層や目標情報を表示する表示手段4と、表示手段4上に表示される組織の階層表示から特定の階層を選択する選択手段3と、選択された階層を目標情報の階層属性と照合することにより記録手段5に記録される目標情報を抽出し、表示手段4に表示させる抽出手段6とを備える。
【0026】
設定手段2が行う目標情報の設定は、目標情報を登録する登録処理と、登録した目標情報を承認する承認処理を含み、登録処理及び承認処理は予め設定された登録者や承認者によって行う。目標情報の承認は、登録された目標情報に対して承認者が行う。登録者や承認者は予め登録しておき、認証コードやパスワード等を用いることにより、許された登録者あるいは承認者のみが目標情報の登録や承認を行うように設定することができる。なお、図1には、登録者や承認者を認証する機構は示していないが、例えば、データベースに記録した認証コードやパスワードと、利用者が入力した認証コードやパスワードとを対照させる他、任意の認証機構を用いることができる。
【0027】
記録手段5は、組織が管理する情報を記録し、例えば、規程データ5a,階層(組織)データ5b,目標情報5c,報告書情報5d等を記録する。
【0028】
ここで、規程データ5aは組織を構成する上で定められた規程の規程項目や規程内容が格納される。この規程は、例えば会社組織であれば会社規程が該当する。また、階層は、定められた規程に基づいてそれぞれ設定され、組織を構成している。階層(組織)データ5bは、組織を構成する各階層に関わるデータであり、各階層を表す階層名や階層内容、各階層間の関係が格納される。組織は、例えば、本部、部、課、係等の各部門で表される階層名により階層化される。
【0029】
目標情報5cは、各階層が目標とする事項に関わる情報である。また、報告書情報は、各階層の活動を報告する報告書に関わる情報であり、目標情報に対してどの程度達成されたかを表す達成度を含んでいる。なお、達成度は、報告書作成時に作成者が入力することができる。
【0030】
なお、記録手段5は、上記した5a〜5dの各情報に限らず、他の情報を記録してもよい。
【0031】
表示手段4は、記録手段5に記録される規程データ5aや階層データ5bを読み出して規程や階層を一覧表示する他、選択手段3で選択した事項について、記録手段5から抽出して表示することもできる。
【0032】
また、規程は業務分掌が定めるものを表示する他、各部門の関連する規程を表示することもできる。例えば、旅費規程や消防規程などの規程は一部門に限定されず、複数の各部門に関連している。各部門は、その部門に特有な規程を表示する他、複数の部門に共通する規程についても表示する。
【0033】
図2,図3は、規程や階層の一覧表示の一例である。図2,3において、左側には全規程の規程項目が表示され、右側には組織の階層状態が表示されている。
【0034】
図2,図3では、規程項目(例えば、規程1,規程2,…)のみが表示されているが、この規程項目は規程内容とリンク表示されており、選択手段3により表示画面上で規程項目を選択することにより、記録手段5に記録されている規程内容を読み出して表示することができる。図4は、選択した規程の規程内容を表示画面に表示した一例を示している。なお、この表示例では、表示した規程に対応する業務分掌の報告書のテンプレートや報告書名を同時に表示してもよく、これにより、規程に関連する報告書を容易に参照することができる。また、図示していないが、表示した規程に対応する目標情報名を同時に表示してもよく、これにより、規程に関連する目標情報を容易に参照することができる。
【0035】
組織が会社組織である場合には、階層はその会社組織が行う業務に関わる業務分掌で表される。図2,図3の右側に表した組織表は、業務分掌による階層の表示例であり、例えば、図2では、役員会、本部(第1本部,第2本部,第3本部)、部(A部〜G部)等の部門名により階層順に表示している。この階層表示は、さらに下位の階層を表示することもできる。図3では部(A部〜G部)の下位の課(a1課〜a3課,…)まで表示した例を示している。どの階層段階まで表示するかは、図示しない選択表示で選択し設定することができる。
【0036】
選択手段3は、本部,部,課等の部門名で表される階層を選択し、この階層に対応する目標情報を選択する。この選択は、例えば、表示手段4が表示する表示画面上に表示される階層表示を選択することで行うことができる。
【0037】
図5は、各階層の目標との関係の一例を示し、各階層における目標を示している。図5に示す例では、左側から右側に向かって上位から下位に階層化した例を示している。この階層において、上位の3つ階層は業務管理側での階層を示し、下位の3つ階層は業務実施側での階層を示している。業務管理側では、例えば、上位から基本方針、この基本方針に沿って定めた基本目標、さらにこの基本目標に対する対策等の各階層段階での目標情報が設定される。さらに、下位の業務実施側では、本部,部,課等の部門名で階層化された業務分掌が設定され、それぞれの業務分掌において本部目標、部目標、課目標等の部門目標が設定される。なお、図5に示す関係は一例に過ぎず、目標情報を特定する名称や階層関係は、定められた規程に基づいて任意に設定することができる。
【0038】
図6〜図8は、上記した各目標情報のデータ例を示している。図6(a)は基本方針の方針データの一例であり、基本方針名,方針内容,登録日時データ,及び承認日時データ等を備える。なお、基本方針の設定日時データは、必ずしも登録日時データと承認日時データの両方を要するものではなく、設定日時データとして1つのデータのみを格納するようにしてもよい。
【0039】
図6(b)は基本目標データの一例であり、基本目標名,基本目標内容の他に属性データを備える。属性は、基本目標の階層関係や規程との関係を表すものであり、例えば、この基本目標を定める階層の階層名、この基本目標の上位,下位の属性、対応する規程、登録日時データや承認日時データ等の日時データ等とすることができる。例えば、上位属性として基本目標の上位の基本方針を格納し、下位属性として基本目標の下位の対策を格納する。
【0040】
図7(a)は対策データの一例であり、対策名,対策内容の他に属性データを備える。この属性は、対策の階層関係や規程との関係を表すものであり、例えば、この対策を定める階層の階層名、この基本目標の上位,下位の属性、対応する規程、登録日時データや承認日時データ等の設定日時データ等を備える。例えば、上位属性として対策の上位の基本目標を格納し、下位属性として対策の下位の本部目標を格納する。
【0041】
図7(b)は本部目標データの一例であり、本部目標名,本部目標内容の他に属性データを備える。この属性は、本部目標の階層関係や規程との関係を表すものであり、例えば、この本部目標を定める階層の階層名、この本部目標の上位,下位の属性、対応する規程、登録日時データや承認日時データ等の設定日時データ等を備える。例えば、上位属性として本部目標の上位の対策を格納し、下位属性として本部目標の下位の部目標を格納する。
【0042】
図8(a)は部目標データの一例であり、部目標名,部目標内容の他に属性データを備える。この属性は、部目標の階層関係や規程との関係を表すものであり、例えば、この部目標を定める階層の階層名、この部目標の上位,下位の属性、対応する規程、登録日時データや承認日時データ等の設定日時データ等を備える。例えば、上位属性として部目標の上位の本部目標を格納し、下位属性として部目標の下位の課目標を格納する。
【0043】
図8(b)は課目標データの一例であり、課目標名,課目標内容の他に属性データを備える。この属性は、課目標の階層関係や規程との関係を表すものであり、例えば、この課目標を定める階層の階層名、この課目標の上位,下位の属性、対応する規程、登録日時データや承認日時データ等の設定日時データ等を備える。例えば、上位属性として課目標の上位の部目標を格納し、下位属性として課目標の下位の担当者を格納する。なお、上記した各目標情報のデータ構成は一例であり他のデータ構成としてもよい。
【0044】
上記のように目標情報を、規程が定める階層に応じて階層化することにより、各階層において関連する目標情報を抽出することができる。以下、関連する目標情報の抽出について、図9,図10に示す表示画面例を用いて説明する。
【0045】
業務管理側で設定される関連する目標情報の参照及び抽出は、例えば図9に示す表示画面で行うことができる。図9(a)の画面例では、基本方針に対して設定される基本目標の名称と、この基本目標に対して設定される対策の名称を示している。この表示画面上に表示される項目は、画面上で選択することにより内容を表示することができる。図9(b)は、選択した対策の内容を示し、対策の下位に設定される本部目標情報を表示する。図9での目標情報の参照及び抽出は、基本目標,対策,本部目標の各データに設定された属性を用いることにより行うことができる。
【0046】
業務実施側で設定される関連する目標情報の参照及び抽出は、例えば図10に示す表示画面で行うことができる。なお、図10は各階層における表示例である。
【0047】
図10(a)は業務実施側の上位の階層である本部での目標情報を表示する例である。この表示例では、本部の目標情報に対して業務管理側の上位の対策、さらに上位の基本目標情を表示する。図10(a)での目標情報の参照及び抽出は、基本目標,対策,本部目標の各データに設定された属性を用いることにより行うことができる。
【0048】
図10(b)は業務実施側の下位の階層である部での目標情報を表示する例である。この表示例では、階層が部の目標情報に対して上位の本部目標、さらに、業務管理側の上位の対策、及び基本目標情報を表示する。上位の目標情報をどこまで参照,抽出するかは任意に設定することができ、図10(b)の左側の表示例は、3段階上位まで抽出して表示する例を示し、図10(b)の右側の表示例は、2段階上位まで抽出して表示する例を示している。
【0049】
図10(b)での目標情報の参照及び抽出は、基本目標,対策,本部目標,部目標の各データに設定された属性を用いることにより行うことができる。
【0050】
図10(c)は業務実施側の下位の階層である課での目標情報を表示する例である。この表示例では、課の目標情報に対して上位の部目標、本部目標、さらに、業務管理側の上位の対策、及び基本目標情報を表示する。上位の目標情報をどこまで参照,抽出するかは任意に設定することができ、図10(c)の左側の表示例は、4段階上位まで抽出して表示する例を示し、図10(c)の中央の表示例は、3段階上位まで抽出して表示する例を示し、図10(c)の右側の表示例は、2段階上位まで抽出して表示する例を示している。図10(c)での目標情報の参照及び抽出は、基本目標,対策,本部目標,部目標の各データに設定された属性を用いることにより行うことができる。
【0051】
以下、画面の表示例について、図11〜図13を用いて説明する。図11は、方針,基本目標,対策等の業務管理側が設定する目標情報の表示例を示している。
【0052】
図11に示す表示画面において、左側枠には規程の一覧が表示され、右側枠には目標情報の一覧が表示される。目標情報は、業務管理側が設定する方針,基本目標,対策の一覧表示がされる。
【0053】
ここで、一覧表示される規程の中から選択手段により特定の規程を選択すると、抽出手段は目標情報に設定された属性を指標とすることにより対応する目標情報を抽出して表示することもできる。
【0054】
また、表示画面には、選択手段で選択した階層毎の目標情報を表示することもできる。図12は、本部における本部目標を上位の対策毎に表示した例を示している。
【0055】
前記した図2あるいは図3において、表示画面上に表示された階層から特定の階層を選択すると、抽出手段は選択された階層に設定されている目標情報を抽出して表示する。選択した階層から対応する目標情報を検索するには、階層表示と目標情報との間にリンクを設定することで行うことができる。例えば、図12に示す本部目標では、図7(b)に示す本部目標データ中の各本部目標から本部目標の内容データを読み出すと共に上位属性から上位の対策を検索し、検索した対策毎に本部目標をソートして表示する。
【0056】
さらに、この表示画面上に表示された目標一覧において選択手段によって特定の目標情報を選択することにより下位の目標情報を抽出し表示することができ、さらに、表示された目標情報において選択手段によって特定の目標情報を選択することによりさらに下位の目標情報を抽出し表示することができる。図12では、本部目標一覧中において第2本部を選択することにより(図12中の左側に示す画面表示)、第2本部の各部の目標情報を抽出して表示する(図12中の右上に示す画面表示)。さらに、第2本部のE部の目標を選択することにより(図12中の右上に示す画面表示)、第2本部のE部の目標の下位に設定される各課の目標情報を抽出して表示する(図12中の右下に示す画面表示)。
【0057】
選択した階層あるいは目標情報から下位の階層や目標情報を検索するには、階層表示と目標情報との間にリンクを設定することで行うことができる。例えば、図12に示す本部目標では、図7(b)に示す本部目標データ中の各本部目標から本部目標の内容データを読み出すと共に下位属性から下位の部目標を検索し、検索した部目標を指標として図8(a)に示す部目標データ中の各部目標から部目標の内容データを読み出しソートして表示する。さらに、図8(a)に示す部目標データ中の下位属性から下位の課目標を検索し、検索した課目標を指標として図8(b)に示す課目標データ中の各課目標から課目標の内容データを読み出しソートして表示する。
【0058】
図13は、本部における本部目標を各本部毎に表示した例を示している。
【0059】
前記した図2あるいは図3において、表示画面上に表示された階層から特定の階層を選択すると、抽出手段は選択された階層に設定されている目標情報を抽出して表示する。選択した階層から対応する目標情報を検索するには、階層表示と目標情報との間にリンクを設定することで行うことができる。
【0060】
例えば、図13に示す本部目標では、選択された本部に対して、図7(b)に示す本部目標データ中の各本部目標から本部目標の内容データを読み出すと共に上位属性から上位の対策を検索し、対策に対する各本部の本部目標をソートして表示する(図13の左側に示す画面表示)。
【0061】
さらに、図13の左側に示す画面表示において、本部毎に表示された対策から特定の対策を選択すると、対策データ(例えば、図7(a))中の下位属性、あるいは本部目標データ(例えば、図7(b))中の上位属性を指標として本部目標を読み出し、さらに、本部目標データ(例えば、図7(b))中の下位属性あるいは部目標データ(例えば、図8(a))中の上位属性を指標として部目標を読み出しソートして表示する(図13の右側上に示す画面表示)。
【0062】
さらに、図13の右上に示す画面表示において、部目標から特定の部目標を選択すると、本部目標データ(例えば、図7(b))中の下位属性、あるいは部目標データ(例えば、図8(a))中の上位属性、あるいは課目標データ(例えば、図8(b))中の下位属性を指標として課目標を読み出しソートして表示する(図13の右下に示す画面表示)。
【0063】
次に、目標情報に対して対応する報告書情報を関連付けて抽出し表示することができる。
【0064】
図14は業務実施側における報告書データの一例であり、図14(a)は本部の報告書データを示し、図14(b)は本部の報告書データを示し、図14(c)は課の報告書データを示している。なお、図14に示すデータ構成例は一例であり、他のデータ構成とすることもできる。
【0065】
図14(a)〜図14(c)に示す各階層の業務分掌で作成される報告書データは、報告書名及び報告書内容と、書誌事項と、属性とを備える。書誌事項は、例えば、報告書の作成時期や作成者や承認者を含む。なお、報告書の作成時期は、作成者が作成した報告書を登録する時期、承認者が報告書を承認する時期とすることもできる。また、属性は、報告書と関連する階層の目標情報、当該目標情報に対する達成度、及び当該目標情報に関連する規程とすることができる。
【0066】
報告書データは、属性中に報告書と対応する目標情報及びその達成度とを備える。この構成により、目標情報を表示する際に対応する報告書データを読み出し、さらに報告書データ中から目標情報に対する達成度を読み出すことができる。
【0067】
図15は、選択した階層の業務分掌に対応する目標情報及び報告書情報を抽出し表示する動作を説明するための図である。なお、図15では、記録手段5に記録される目標情報5cと報告書情報5d、抽出手段6、及び表示手段4のみを示している。
【0068】
以下、階層として部門中から本部を選択し、この本部に対応する目標情報及び報告書情報を抽出して表示する動作例について説明する。
【0069】
目標情報5c中には、前記したように基本方針、基本目標、対策、本部目標、部目標、及び課目標の各データが属性により階層化及び関連付けられて格納されている。また、報告書情報5d中には、前記したように本部報告書、部報告書、課報告書の各データが属性により階層化及び関連付けられて格納されている。
【0070】
抽出手段6は、図示しない選択手段で選択された階層(ここでは本部)に基づいて、目標情報5cから本部目標データを読み出し、報告書情報5dから本部報告書データを読み出す。表示手段4は、抽出手段6で抽出した本部目標データ及び本部報告書データを同一表示画面上に表示する。
【0071】
報告書データとして各目標に対する達成度を抽出して表示することにより、業務管理側、あるいは本部、部、課などの部門で表される業務実施側等の各階層毎に設定した目標情報に対する達成の程度を、目標情報と対照させながら表示することができる。
【0072】
また、選択した階層に対して上位階層あるいは下位階層についても報告書データを抽出し、各階層毎に設定された目標情報と報告書と対照させながら表示することができる。
【0073】
図16は、選択した階層の業務分掌に対応する目標情報及び報告書情報を抽出し表示する動作を説明するための図である。なお、図16では、記録手段5に記録される目標情報5cと報告書情報5d、抽出手段、及び表示手段4のみを示している。
【0074】
以下、階層として本部を選択し、この本部に対応する目標情報及び報告書情報、さらに本部下位階層に当たる部に対応する目標情報及び報告書情報、さらに部の下位階層に当たる課に対応する目標情報及び報告書情報門を抽出して表示する動作例について説明する。
【0075】
目標情報5c中には、前記したように基本方針、基本目標、対策、本部目標、部目標、及び課目標の各データが属性により階層化及び関連付けられて格納されている。また、報告書情報5d中には、前記と同様に、本部報告書、部報告書、課報告書の各データが属性により階層化及び関連付けられて格納されている。
【0076】
抽出手段6は、図示しない選択手段で選択された階層(ここでは本部)に基づいて、目標情報5cから本部目標データを読み出し、報告書情報5dから本部報告書データを読み出す。表示手段4は、抽出手段6で抽出した本部目標データ及び本部報告書データを同一表示画面上に表示する。
【0077】
また、抽出手段6は、目標情報5cから読み出した本部目標データ中の属性から下位属性の部目標名を読み出し、この部目標名を指標として部目標データを読み出す。さらに、目標情報5cから読み出した部目標データ中の属性から下位属性の課目標名を読み出し、この課目標名を指標として課目標データを読み出す。
【0078】
また、抽出手段6は、報告書情報5dから読み出した本部報告書データ中の属性から下位属性の部目標名を読み出し、この部目標名を指標として部報告書データを読み出す。さらに、報告書情報5dから読み出した部報告書データ中の属性から下位属性の課目標名を読み出し、この課目標名を指標として課報告書データを読み出す。
【0079】
表示手段4は、抽出手段6で抽出した各階層の本部目標データ及び本部報告書データを同一表示画面上に表示する。
【0080】
報告書データとして各目標に対する達成度を抽出して表示することにより、業務管理側、あるいは本部、部、課などの部門で表される業務実施側等の各階層毎に設定した目標情報に対する達成の程度を、目標情報と対照させながら表示することができる。
【0081】
次に、表示画面上におけるリンク表示について図17,図18を用いて説明する。
【0082】
図17において、表示画面上の表示枠4Aには規程が表示され、表示枠4Bには規程で定められる階層の状態を表す組織図が表示される。この規程表示と階層表示は互いに関連付けられており、例えば、図17(a)において、規程4aを選択すると対応する階層4bが他の階層4cと区別されて表示され(図17(a)中の斜線表示)、また、逆に、階層4bを選択すると対応する規程4aが他の規程と区別されて表示される。表示上の区別は、例えば色表示や点滅表示など任意の表示態様とすることができる。
【0083】
ここで、リンク表示された階層(ここでは本部)を選択することにより、関連する目標情報を表示することができる。図17(b)では、選択された階層(ここでは本部)の下位階層(ここでは部)の目標情報とその目標情報に対する達成度を表示すると共に、上位階層に関わる目標情報(ここでは方針)を表示する。また、図17(c)に示すように、各目標に対して関連する規程を表示することもできる。
【0084】
また、表示画面上には下位の規程や階層を表示することもできる。図18に示す表示枠4Aは、図17の画面表示中の規程4aの下位の規程である規程2−1,2−2,2−3を表示し、表示枠4Bは図17の画面表示中の組織図の下位の階層である階層4dを表示している。この規程表示と階層表示は互いに関連付けられており、例えば、図18(a)において、規程4eを選択すると対応する階層4dが他の階層と区別されて表示され(図18(a)中の斜線表示)、また、逆に、階層4dを選択すると対応する規程4eが他の規程と区別されて表示される。表示上の区別は、例えば色表示や点滅表示など任意の表示態様とすることができる。
【0085】
ここで、リンク表示された階層(ここでは本部)を選択することにより、関連する目標情報を表示することができる。図18(b)では、選択された階層(ここでは部)の下位階層(ここでは課)の目標情報とその目標情報に対する達成度を表示すると共に、上位階層に関わる目標情報(ここでは部目標)を表示する。また、図18(c)に示すように、各目標に対して関連する規程を表示することもできる。
【0086】
本発明の実施形態によれば、目標情報を階層と対応づけて記録し、記録した目標情報を階層を指標として抽出することにより、組織の階層毎に設定される目標情報を組織上の階層に従って設定し表示することができる。
【0087】
また、本発明の実施形態によれば、目標情報の登録、及び目標情報の承認を個別に行い、登録情報及び承認情報を属性として記録することにより、目標情報の設定において、登録と承認とを区分し、目標情報の設定状態の確認を可能とすることができる。
【0088】
また、本発明の実施形態によれば、目標情報の属性として登録,承認の日時情報を記録し、この属性を指標として選択、抽出することにより、指定された日時において設定されている目標情報を表示することができる。
【0089】
また、本発明の実施形態によれば、目標情報に上位,下位の階層属性を付加して記録し、この階層属性を指標として選択、抽出することにより、各階層(上下階層)の目標情報を表示することができる。
【0090】
また、本発明の実施形態によれば、目標情報を特定する目標情報属性と共に報告情報を記録するなど、報告情報を目標情報と対応づけて記録することにより、目標情報と当該目標情報に対応した報告情報を表示することができる。
【0091】
また、本発明の実施形態によれば、報告情報に目標情報に対する達成度を持たせ、目標情報属性を指標として達成度を抽出することにより、目標情報と目標毎の達成度を表示することができる。
【0092】
また、本発明の実施形態によれば、規程情報と、規程属性を含む目標情報とを記録し、規程属性を指標として目標情報と対応する規程情報を抽出することにより、目標情報と規程情報とを表示することができる。
【0093】
また、本発明の実施形態によれば、同一画面上に組織の階層と規程を表示することができる。また、本発明の実施形態によれば、掌同一画面上に業務分掌と規程を表示することができる。
【0094】
また、本発明の実施形態によれば、表示手段に階層と規程とをリンク表示しこのリンク表示を選択することにより、リンク表示から階層又は規程を選択することができる。
【0095】
【発明の効果】本発明の階層化された組織の情報を管理する情報管理システムによれば、組織の階層と目標情報とを関連付けて参照し表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報管理システムの構成を説明するための概略図である。
【図2】規程や階層の一覧表示の一例を示す図である。
【図3】規程や階層の一覧表示の一例を示す図である。
【図4】選択した規程の規程内容を表示画面に表示した一例を示す図である。
【図5】各階層の目標情報との関係の一例を示す図である。
【図6】基本方針の方針データ、及び基本目標データの一例を示す図である。
【図7】対策データ、及び本部目標データの一例を示す図である。
【図8】部目標データ、及び課目標データの一例を示す図である。
【図9】業務管理側で設定される関連する目標情報の表示例を示す図である。
【図10】業務実施側で設定される関連する目標情報の各階層における表示例を示す図である。
【図11】方針,基本目標,対策等の業務管理側が設定する目標情報の表示例を示す図である。
【図12】本部における本部目標を上位の対策毎に表示した例を示す図である。
【図13】本部における本部目標を各本部毎に表示した例を示す図である。
【図14】業務実施側における報告書データの一例を示す図である。
【図15】選択した階層の業務分掌に対応して目標情報及び報告書情報を抽出し表示する動作を説明するための図である。
【図16】選択した階層の業務分掌に対応して目標情報及び報告書情報を抽出し表示する動作を説明するための図である。
【図17】表示画面上のリンク表示を説明するための図である。
【図18】表示画面上のリンク表示を説明するための図である。
【符号の説明】
1 情報管理システム
2 設定手段
3 選択手段
4 表示手段
4A,4B 表示枠
4a,4e 規程
4b,4c,4d 階層
5 記録手段
5a 規程データ
5b 階層データ
5c 目標情報
5d 報告書情報
6 抽出手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、階層化された組織の情報を管理するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
会社組織をはじめ種々の組織では、組織の構成を階層化することにより指揮系統や伝達系統を確立させる形態がとられている。例えば、会社組織では会社規程を定め、この会社規程に基づいて業務分掌を設定することにより階層化された組織を形成している。この業務分掌は、例えば本部や部や課や係などの各部門で表される名称により階層化されている。このような組織では、階層化された各業務分掌のそれぞれに対して目標を設定している。
【0003】
従来、このような階層化された組織において、本部や部や課や係などの各部門の階層の業務分掌の関係を組織図等により表すことが行われている。また、各業務分掌に設定された規程についても、通常、文書の形態で記録され必要に応じて参照される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような組織図は、単に各業務分掌の関係を図表で表すだけであるため、組織の全体像を簡便に見る上では役立つものの、各業務分掌に設定された目標を参照することができない。
【0005】
また、各業務分掌で設定された目標は、例えば目標内容をデータベースに格納しておき、必要に応じて読み出して一覧表示するように構成することも考えられる。
【0006】
しかしながら、組織等の階層と各階層に設定された目標のいずれもそれぞれ単独で参照するのみであり、関連性を持たせて参照し表示することはできないという問題がある。
【0007】
組織の多様化や、各業務分掌が設定する目標の変化に迅速に対応するには、組織を構成する業務分掌の階層と、当該階層に設定される目標との関連性を明確に把握している必要があるが、従来の組織が備える情報管理システムでは、このような要求に応えることができる機構や構成を備えておらず、また、管理情報自体も整備されていない。また、組織の各業務分掌を定める規程についても、目標情報との関連付けられていない。
【0008】
本発明は、前記した課題を解決して、階層化された組織の情報を管理する情報管理システムにおいて、組織の階層と目標情報とを関連付けて参照し表示することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報管理システムは、階層化された組織の情報を管理するシステムであって、情報は各階層において設定される目標情報を含むものである。
【0010】
本発明の第1の態様は、目標情報を各階層毎に設定する設定手段と、設定手段により設定された目標情報を階層と対応づけて記録する記録手段と、少なくとも組織の階層及び/又は目標情報を表示する表示手段と、表示手段上に表示される組織の階層表示から特定の階層を選択する選択手段と、選択された階層を指標として記録手段に記録される目標情報を抽出し、表示手段に表示させる抽出手段とを備える構成とする。
【0011】
目標情報は、組織を構成する各階層毎に設定し、階層と関連付けて記録手段に記録する。表示手段は、組織の階層と目標情報を単独あるいは両方を表示することができる。表示手段上に表示した組織の階層から特定の階層を選択手段により選択すると、抽出手段は選択された階層を指標として記録手段から対応する目標情報を抽出し、表示手段に表示する。
【0012】
本発明の第2の態様は、第1の態様と同様に、設定手段と記録手段と表示手段と選択手段と抽出手段とを備え、記録手段は、設定手段により設定された目標情報を、各階層を表す階層属性と共に記録することにより階層化して記録し、抽出手段は、選択された階層を目標情報の階層属性と照合することにより記録手段から目標情報を抽出する。
【0013】
この態様により、組織の階層毎に設定される目標情報を組織上の階層に従って設定し表示することができ、表示手段上に表示された階層を選択することにより関連する目標情報を参照することができる。
【0014】
設定手段が行う設定処理は、目標情報を記録手段に登録する処理と、登録された目標情報を承認する処理を含み、登録者と承認者を分け、登録者による登録される目標情報と、登録後に承認者により承認される目標情報とを区分にて管理することができる。
【0015】
記録手段は目標情報に対して登録情報と承認情報を属性として記録することにより、目標情報の設定において登録と承認とを区分して記録する。この属性を指標とすることにより、目標情報の設定状態の確認を行うことができる。また、記録手段は、設定手段で設定する目標情報を、登録と承認とを区分する属性に加えて日時を属性として記録する。この日時を属性として記録することにより、目標情報を設定日時により検索することができる。
【0016】
抽出手段は、階層と日時を指標として記録手段から目標情報を抽出して表示する他、指定日時を指標として目標情報を抽出して表示することができる。
【0017】
また、階層属性はその目標情報が設定される階層の属性に加えて、上位の階層や下位の階層を含むようにしてもよい。抽出手段は、選択された階層の上位階層や下位階層を指標として、記録手段から上位階層や下位階層の目標情報を抽出することができる。これにより、各階層における目標情報を階層的に確認することができる。
【0018】
また、記録手段は、目標情報に加えて報告情報を対応づけて記録する。抽出手段は、互いに対応づけられた報告情報と目標情報とを抽出し、表示手段は、抽出した報告情報と目標情報状態とを表示する。より詳細には、記録手段は、目標情報を特定する目標情報属性と共に報告情報を記録し、抽出手段は、目標情報属性を指標として記録手段から報告情報を抽出すると共に、階層属性を指標として記録手段から目標情報を抽出し、表示手段は抽出した目標情報及び報告情報を表示する。これによって、目標情報と、目標情報に対応した報告情報を表示することができる。
【0019】
また、報告情報は目標情報に対する達成度を含み、抽出手段は目標情報属性を指標として前記記録手段から達成度を抽出し、表示手段は目標情報及び達成度を表示する。これにより、目標情報と目標毎の達成度を表示することができ、目標情報毎の達成度の確認が容易となる。
【0020】
また、記録手段は、階層化された組織を定める規程情報を、各階層を定める規程を表す規程属性と共に記録する。抽出手段は、記録手段から目標情報を抽出すると共に、この規程属性を指標として目標情報に対応する規程情報を抽出し、表示手段は目標情報と規程情報とを表示する。
【0021】
表示手段は、抽出した組織の階層及び規程を同一画面上に表示することができる。この表示において、表示手段は記録手段に記録される階層と規程をリンクして表示し、選択手段は表示手段上のリンク表示を選択することにより階層又は規程を選択することができる。業務分掌上で関連する規程を表示する他、階層を表す各部門が関連する規程を表示する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて詳細に説明する。
【0023】
図1は本発明の情報管理システムの構成を説明するための概略図である。
【0024】
情報管理システム1は、会社組織等の階層化された組織の情報を管理するシステムであり、組織に関わる種々の情報を管理する。本発明の情報管理システムは、管理情報として各階層において設定される目標情報を含んでおり、組織の階層と目標情報とを関連付けて管理し表示手段に表示する。なお、組織は会社組織に限らず、階層化された任意の組織とすることができる。
【0025】
情報管理システム1は、目標情報を各階層毎に設定する設定手段2と、設定手段2により設定された目標情報を各階層を表す階層属性と共に階層化して記録する記録手段5と、少なくとも組織の階層や目標情報を表示する表示手段4と、表示手段4上に表示される組織の階層表示から特定の階層を選択する選択手段3と、選択された階層を目標情報の階層属性と照合することにより記録手段5に記録される目標情報を抽出し、表示手段4に表示させる抽出手段6とを備える。
【0026】
設定手段2が行う目標情報の設定は、目標情報を登録する登録処理と、登録した目標情報を承認する承認処理を含み、登録処理及び承認処理は予め設定された登録者や承認者によって行う。目標情報の承認は、登録された目標情報に対して承認者が行う。登録者や承認者は予め登録しておき、認証コードやパスワード等を用いることにより、許された登録者あるいは承認者のみが目標情報の登録や承認を行うように設定することができる。なお、図1には、登録者や承認者を認証する機構は示していないが、例えば、データベースに記録した認証コードやパスワードと、利用者が入力した認証コードやパスワードとを対照させる他、任意の認証機構を用いることができる。
【0027】
記録手段5は、組織が管理する情報を記録し、例えば、規程データ5a,階層(組織)データ5b,目標情報5c,報告書情報5d等を記録する。
【0028】
ここで、規程データ5aは組織を構成する上で定められた規程の規程項目や規程内容が格納される。この規程は、例えば会社組織であれば会社規程が該当する。また、階層は、定められた規程に基づいてそれぞれ設定され、組織を構成している。階層(組織)データ5bは、組織を構成する各階層に関わるデータであり、各階層を表す階層名や階層内容、各階層間の関係が格納される。組織は、例えば、本部、部、課、係等の各部門で表される階層名により階層化される。
【0029】
目標情報5cは、各階層が目標とする事項に関わる情報である。また、報告書情報は、各階層の活動を報告する報告書に関わる情報であり、目標情報に対してどの程度達成されたかを表す達成度を含んでいる。なお、達成度は、報告書作成時に作成者が入力することができる。
【0030】
なお、記録手段5は、上記した5a〜5dの各情報に限らず、他の情報を記録してもよい。
【0031】
表示手段4は、記録手段5に記録される規程データ5aや階層データ5bを読み出して規程や階層を一覧表示する他、選択手段3で選択した事項について、記録手段5から抽出して表示することもできる。
【0032】
また、規程は業務分掌が定めるものを表示する他、各部門の関連する規程を表示することもできる。例えば、旅費規程や消防規程などの規程は一部門に限定されず、複数の各部門に関連している。各部門は、その部門に特有な規程を表示する他、複数の部門に共通する規程についても表示する。
【0033】
図2,図3は、規程や階層の一覧表示の一例である。図2,3において、左側には全規程の規程項目が表示され、右側には組織の階層状態が表示されている。
【0034】
図2,図3では、規程項目(例えば、規程1,規程2,…)のみが表示されているが、この規程項目は規程内容とリンク表示されており、選択手段3により表示画面上で規程項目を選択することにより、記録手段5に記録されている規程内容を読み出して表示することができる。図4は、選択した規程の規程内容を表示画面に表示した一例を示している。なお、この表示例では、表示した規程に対応する業務分掌の報告書のテンプレートや報告書名を同時に表示してもよく、これにより、規程に関連する報告書を容易に参照することができる。また、図示していないが、表示した規程に対応する目標情報名を同時に表示してもよく、これにより、規程に関連する目標情報を容易に参照することができる。
【0035】
組織が会社組織である場合には、階層はその会社組織が行う業務に関わる業務分掌で表される。図2,図3の右側に表した組織表は、業務分掌による階層の表示例であり、例えば、図2では、役員会、本部(第1本部,第2本部,第3本部)、部(A部〜G部)等の部門名により階層順に表示している。この階層表示は、さらに下位の階層を表示することもできる。図3では部(A部〜G部)の下位の課(a1課〜a3課,…)まで表示した例を示している。どの階層段階まで表示するかは、図示しない選択表示で選択し設定することができる。
【0036】
選択手段3は、本部,部,課等の部門名で表される階層を選択し、この階層に対応する目標情報を選択する。この選択は、例えば、表示手段4が表示する表示画面上に表示される階層表示を選択することで行うことができる。
【0037】
図5は、各階層の目標との関係の一例を示し、各階層における目標を示している。図5に示す例では、左側から右側に向かって上位から下位に階層化した例を示している。この階層において、上位の3つ階層は業務管理側での階層を示し、下位の3つ階層は業務実施側での階層を示している。業務管理側では、例えば、上位から基本方針、この基本方針に沿って定めた基本目標、さらにこの基本目標に対する対策等の各階層段階での目標情報が設定される。さらに、下位の業務実施側では、本部,部,課等の部門名で階層化された業務分掌が設定され、それぞれの業務分掌において本部目標、部目標、課目標等の部門目標が設定される。なお、図5に示す関係は一例に過ぎず、目標情報を特定する名称や階層関係は、定められた規程に基づいて任意に設定することができる。
【0038】
図6〜図8は、上記した各目標情報のデータ例を示している。図6(a)は基本方針の方針データの一例であり、基本方針名,方針内容,登録日時データ,及び承認日時データ等を備える。なお、基本方針の設定日時データは、必ずしも登録日時データと承認日時データの両方を要するものではなく、設定日時データとして1つのデータのみを格納するようにしてもよい。
【0039】
図6(b)は基本目標データの一例であり、基本目標名,基本目標内容の他に属性データを備える。属性は、基本目標の階層関係や規程との関係を表すものであり、例えば、この基本目標を定める階層の階層名、この基本目標の上位,下位の属性、対応する規程、登録日時データや承認日時データ等の日時データ等とすることができる。例えば、上位属性として基本目標の上位の基本方針を格納し、下位属性として基本目標の下位の対策を格納する。
【0040】
図7(a)は対策データの一例であり、対策名,対策内容の他に属性データを備える。この属性は、対策の階層関係や規程との関係を表すものであり、例えば、この対策を定める階層の階層名、この基本目標の上位,下位の属性、対応する規程、登録日時データや承認日時データ等の設定日時データ等を備える。例えば、上位属性として対策の上位の基本目標を格納し、下位属性として対策の下位の本部目標を格納する。
【0041】
図7(b)は本部目標データの一例であり、本部目標名,本部目標内容の他に属性データを備える。この属性は、本部目標の階層関係や規程との関係を表すものであり、例えば、この本部目標を定める階層の階層名、この本部目標の上位,下位の属性、対応する規程、登録日時データや承認日時データ等の設定日時データ等を備える。例えば、上位属性として本部目標の上位の対策を格納し、下位属性として本部目標の下位の部目標を格納する。
【0042】
図8(a)は部目標データの一例であり、部目標名,部目標内容の他に属性データを備える。この属性は、部目標の階層関係や規程との関係を表すものであり、例えば、この部目標を定める階層の階層名、この部目標の上位,下位の属性、対応する規程、登録日時データや承認日時データ等の設定日時データ等を備える。例えば、上位属性として部目標の上位の本部目標を格納し、下位属性として部目標の下位の課目標を格納する。
【0043】
図8(b)は課目標データの一例であり、課目標名,課目標内容の他に属性データを備える。この属性は、課目標の階層関係や規程との関係を表すものであり、例えば、この課目標を定める階層の階層名、この課目標の上位,下位の属性、対応する規程、登録日時データや承認日時データ等の設定日時データ等を備える。例えば、上位属性として課目標の上位の部目標を格納し、下位属性として課目標の下位の担当者を格納する。なお、上記した各目標情報のデータ構成は一例であり他のデータ構成としてもよい。
【0044】
上記のように目標情報を、規程が定める階層に応じて階層化することにより、各階層において関連する目標情報を抽出することができる。以下、関連する目標情報の抽出について、図9,図10に示す表示画面例を用いて説明する。
【0045】
業務管理側で設定される関連する目標情報の参照及び抽出は、例えば図9に示す表示画面で行うことができる。図9(a)の画面例では、基本方針に対して設定される基本目標の名称と、この基本目標に対して設定される対策の名称を示している。この表示画面上に表示される項目は、画面上で選択することにより内容を表示することができる。図9(b)は、選択した対策の内容を示し、対策の下位に設定される本部目標情報を表示する。図9での目標情報の参照及び抽出は、基本目標,対策,本部目標の各データに設定された属性を用いることにより行うことができる。
【0046】
業務実施側で設定される関連する目標情報の参照及び抽出は、例えば図10に示す表示画面で行うことができる。なお、図10は各階層における表示例である。
【0047】
図10(a)は業務実施側の上位の階層である本部での目標情報を表示する例である。この表示例では、本部の目標情報に対して業務管理側の上位の対策、さらに上位の基本目標情を表示する。図10(a)での目標情報の参照及び抽出は、基本目標,対策,本部目標の各データに設定された属性を用いることにより行うことができる。
【0048】
図10(b)は業務実施側の下位の階層である部での目標情報を表示する例である。この表示例では、階層が部の目標情報に対して上位の本部目標、さらに、業務管理側の上位の対策、及び基本目標情報を表示する。上位の目標情報をどこまで参照,抽出するかは任意に設定することができ、図10(b)の左側の表示例は、3段階上位まで抽出して表示する例を示し、図10(b)の右側の表示例は、2段階上位まで抽出して表示する例を示している。
【0049】
図10(b)での目標情報の参照及び抽出は、基本目標,対策,本部目標,部目標の各データに設定された属性を用いることにより行うことができる。
【0050】
図10(c)は業務実施側の下位の階層である課での目標情報を表示する例である。この表示例では、課の目標情報に対して上位の部目標、本部目標、さらに、業務管理側の上位の対策、及び基本目標情報を表示する。上位の目標情報をどこまで参照,抽出するかは任意に設定することができ、図10(c)の左側の表示例は、4段階上位まで抽出して表示する例を示し、図10(c)の中央の表示例は、3段階上位まで抽出して表示する例を示し、図10(c)の右側の表示例は、2段階上位まで抽出して表示する例を示している。図10(c)での目標情報の参照及び抽出は、基本目標,対策,本部目標,部目標の各データに設定された属性を用いることにより行うことができる。
【0051】
以下、画面の表示例について、図11〜図13を用いて説明する。図11は、方針,基本目標,対策等の業務管理側が設定する目標情報の表示例を示している。
【0052】
図11に示す表示画面において、左側枠には規程の一覧が表示され、右側枠には目標情報の一覧が表示される。目標情報は、業務管理側が設定する方針,基本目標,対策の一覧表示がされる。
【0053】
ここで、一覧表示される規程の中から選択手段により特定の規程を選択すると、抽出手段は目標情報に設定された属性を指標とすることにより対応する目標情報を抽出して表示することもできる。
【0054】
また、表示画面には、選択手段で選択した階層毎の目標情報を表示することもできる。図12は、本部における本部目標を上位の対策毎に表示した例を示している。
【0055】
前記した図2あるいは図3において、表示画面上に表示された階層から特定の階層を選択すると、抽出手段は選択された階層に設定されている目標情報を抽出して表示する。選択した階層から対応する目標情報を検索するには、階層表示と目標情報との間にリンクを設定することで行うことができる。例えば、図12に示す本部目標では、図7(b)に示す本部目標データ中の各本部目標から本部目標の内容データを読み出すと共に上位属性から上位の対策を検索し、検索した対策毎に本部目標をソートして表示する。
【0056】
さらに、この表示画面上に表示された目標一覧において選択手段によって特定の目標情報を選択することにより下位の目標情報を抽出し表示することができ、さらに、表示された目標情報において選択手段によって特定の目標情報を選択することによりさらに下位の目標情報を抽出し表示することができる。図12では、本部目標一覧中において第2本部を選択することにより(図12中の左側に示す画面表示)、第2本部の各部の目標情報を抽出して表示する(図12中の右上に示す画面表示)。さらに、第2本部のE部の目標を選択することにより(図12中の右上に示す画面表示)、第2本部のE部の目標の下位に設定される各課の目標情報を抽出して表示する(図12中の右下に示す画面表示)。
【0057】
選択した階層あるいは目標情報から下位の階層や目標情報を検索するには、階層表示と目標情報との間にリンクを設定することで行うことができる。例えば、図12に示す本部目標では、図7(b)に示す本部目標データ中の各本部目標から本部目標の内容データを読み出すと共に下位属性から下位の部目標を検索し、検索した部目標を指標として図8(a)に示す部目標データ中の各部目標から部目標の内容データを読み出しソートして表示する。さらに、図8(a)に示す部目標データ中の下位属性から下位の課目標を検索し、検索した課目標を指標として図8(b)に示す課目標データ中の各課目標から課目標の内容データを読み出しソートして表示する。
【0058】
図13は、本部における本部目標を各本部毎に表示した例を示している。
【0059】
前記した図2あるいは図3において、表示画面上に表示された階層から特定の階層を選択すると、抽出手段は選択された階層に設定されている目標情報を抽出して表示する。選択した階層から対応する目標情報を検索するには、階層表示と目標情報との間にリンクを設定することで行うことができる。
【0060】
例えば、図13に示す本部目標では、選択された本部に対して、図7(b)に示す本部目標データ中の各本部目標から本部目標の内容データを読み出すと共に上位属性から上位の対策を検索し、対策に対する各本部の本部目標をソートして表示する(図13の左側に示す画面表示)。
【0061】
さらに、図13の左側に示す画面表示において、本部毎に表示された対策から特定の対策を選択すると、対策データ(例えば、図7(a))中の下位属性、あるいは本部目標データ(例えば、図7(b))中の上位属性を指標として本部目標を読み出し、さらに、本部目標データ(例えば、図7(b))中の下位属性あるいは部目標データ(例えば、図8(a))中の上位属性を指標として部目標を読み出しソートして表示する(図13の右側上に示す画面表示)。
【0062】
さらに、図13の右上に示す画面表示において、部目標から特定の部目標を選択すると、本部目標データ(例えば、図7(b))中の下位属性、あるいは部目標データ(例えば、図8(a))中の上位属性、あるいは課目標データ(例えば、図8(b))中の下位属性を指標として課目標を読み出しソートして表示する(図13の右下に示す画面表示)。
【0063】
次に、目標情報に対して対応する報告書情報を関連付けて抽出し表示することができる。
【0064】
図14は業務実施側における報告書データの一例であり、図14(a)は本部の報告書データを示し、図14(b)は本部の報告書データを示し、図14(c)は課の報告書データを示している。なお、図14に示すデータ構成例は一例であり、他のデータ構成とすることもできる。
【0065】
図14(a)〜図14(c)に示す各階層の業務分掌で作成される報告書データは、報告書名及び報告書内容と、書誌事項と、属性とを備える。書誌事項は、例えば、報告書の作成時期や作成者や承認者を含む。なお、報告書の作成時期は、作成者が作成した報告書を登録する時期、承認者が報告書を承認する時期とすることもできる。また、属性は、報告書と関連する階層の目標情報、当該目標情報に対する達成度、及び当該目標情報に関連する規程とすることができる。
【0066】
報告書データは、属性中に報告書と対応する目標情報及びその達成度とを備える。この構成により、目標情報を表示する際に対応する報告書データを読み出し、さらに報告書データ中から目標情報に対する達成度を読み出すことができる。
【0067】
図15は、選択した階層の業務分掌に対応する目標情報及び報告書情報を抽出し表示する動作を説明するための図である。なお、図15では、記録手段5に記録される目標情報5cと報告書情報5d、抽出手段6、及び表示手段4のみを示している。
【0068】
以下、階層として部門中から本部を選択し、この本部に対応する目標情報及び報告書情報を抽出して表示する動作例について説明する。
【0069】
目標情報5c中には、前記したように基本方針、基本目標、対策、本部目標、部目標、及び課目標の各データが属性により階層化及び関連付けられて格納されている。また、報告書情報5d中には、前記したように本部報告書、部報告書、課報告書の各データが属性により階層化及び関連付けられて格納されている。
【0070】
抽出手段6は、図示しない選択手段で選択された階層(ここでは本部)に基づいて、目標情報5cから本部目標データを読み出し、報告書情報5dから本部報告書データを読み出す。表示手段4は、抽出手段6で抽出した本部目標データ及び本部報告書データを同一表示画面上に表示する。
【0071】
報告書データとして各目標に対する達成度を抽出して表示することにより、業務管理側、あるいは本部、部、課などの部門で表される業務実施側等の各階層毎に設定した目標情報に対する達成の程度を、目標情報と対照させながら表示することができる。
【0072】
また、選択した階層に対して上位階層あるいは下位階層についても報告書データを抽出し、各階層毎に設定された目標情報と報告書と対照させながら表示することができる。
【0073】
図16は、選択した階層の業務分掌に対応する目標情報及び報告書情報を抽出し表示する動作を説明するための図である。なお、図16では、記録手段5に記録される目標情報5cと報告書情報5d、抽出手段、及び表示手段4のみを示している。
【0074】
以下、階層として本部を選択し、この本部に対応する目標情報及び報告書情報、さらに本部下位階層に当たる部に対応する目標情報及び報告書情報、さらに部の下位階層に当たる課に対応する目標情報及び報告書情報門を抽出して表示する動作例について説明する。
【0075】
目標情報5c中には、前記したように基本方針、基本目標、対策、本部目標、部目標、及び課目標の各データが属性により階層化及び関連付けられて格納されている。また、報告書情報5d中には、前記と同様に、本部報告書、部報告書、課報告書の各データが属性により階層化及び関連付けられて格納されている。
【0076】
抽出手段6は、図示しない選択手段で選択された階層(ここでは本部)に基づいて、目標情報5cから本部目標データを読み出し、報告書情報5dから本部報告書データを読み出す。表示手段4は、抽出手段6で抽出した本部目標データ及び本部報告書データを同一表示画面上に表示する。
【0077】
また、抽出手段6は、目標情報5cから読み出した本部目標データ中の属性から下位属性の部目標名を読み出し、この部目標名を指標として部目標データを読み出す。さらに、目標情報5cから読み出した部目標データ中の属性から下位属性の課目標名を読み出し、この課目標名を指標として課目標データを読み出す。
【0078】
また、抽出手段6は、報告書情報5dから読み出した本部報告書データ中の属性から下位属性の部目標名を読み出し、この部目標名を指標として部報告書データを読み出す。さらに、報告書情報5dから読み出した部報告書データ中の属性から下位属性の課目標名を読み出し、この課目標名を指標として課報告書データを読み出す。
【0079】
表示手段4は、抽出手段6で抽出した各階層の本部目標データ及び本部報告書データを同一表示画面上に表示する。
【0080】
報告書データとして各目標に対する達成度を抽出して表示することにより、業務管理側、あるいは本部、部、課などの部門で表される業務実施側等の各階層毎に設定した目標情報に対する達成の程度を、目標情報と対照させながら表示することができる。
【0081】
次に、表示画面上におけるリンク表示について図17,図18を用いて説明する。
【0082】
図17において、表示画面上の表示枠4Aには規程が表示され、表示枠4Bには規程で定められる階層の状態を表す組織図が表示される。この規程表示と階層表示は互いに関連付けられており、例えば、図17(a)において、規程4aを選択すると対応する階層4bが他の階層4cと区別されて表示され(図17(a)中の斜線表示)、また、逆に、階層4bを選択すると対応する規程4aが他の規程と区別されて表示される。表示上の区別は、例えば色表示や点滅表示など任意の表示態様とすることができる。
【0083】
ここで、リンク表示された階層(ここでは本部)を選択することにより、関連する目標情報を表示することができる。図17(b)では、選択された階層(ここでは本部)の下位階層(ここでは部)の目標情報とその目標情報に対する達成度を表示すると共に、上位階層に関わる目標情報(ここでは方針)を表示する。また、図17(c)に示すように、各目標に対して関連する規程を表示することもできる。
【0084】
また、表示画面上には下位の規程や階層を表示することもできる。図18に示す表示枠4Aは、図17の画面表示中の規程4aの下位の規程である規程2−1,2−2,2−3を表示し、表示枠4Bは図17の画面表示中の組織図の下位の階層である階層4dを表示している。この規程表示と階層表示は互いに関連付けられており、例えば、図18(a)において、規程4eを選択すると対応する階層4dが他の階層と区別されて表示され(図18(a)中の斜線表示)、また、逆に、階層4dを選択すると対応する規程4eが他の規程と区別されて表示される。表示上の区別は、例えば色表示や点滅表示など任意の表示態様とすることができる。
【0085】
ここで、リンク表示された階層(ここでは本部)を選択することにより、関連する目標情報を表示することができる。図18(b)では、選択された階層(ここでは部)の下位階層(ここでは課)の目標情報とその目標情報に対する達成度を表示すると共に、上位階層に関わる目標情報(ここでは部目標)を表示する。また、図18(c)に示すように、各目標に対して関連する規程を表示することもできる。
【0086】
本発明の実施形態によれば、目標情報を階層と対応づけて記録し、記録した目標情報を階層を指標として抽出することにより、組織の階層毎に設定される目標情報を組織上の階層に従って設定し表示することができる。
【0087】
また、本発明の実施形態によれば、目標情報の登録、及び目標情報の承認を個別に行い、登録情報及び承認情報を属性として記録することにより、目標情報の設定において、登録と承認とを区分し、目標情報の設定状態の確認を可能とすることができる。
【0088】
また、本発明の実施形態によれば、目標情報の属性として登録,承認の日時情報を記録し、この属性を指標として選択、抽出することにより、指定された日時において設定されている目標情報を表示することができる。
【0089】
また、本発明の実施形態によれば、目標情報に上位,下位の階層属性を付加して記録し、この階層属性を指標として選択、抽出することにより、各階層(上下階層)の目標情報を表示することができる。
【0090】
また、本発明の実施形態によれば、目標情報を特定する目標情報属性と共に報告情報を記録するなど、報告情報を目標情報と対応づけて記録することにより、目標情報と当該目標情報に対応した報告情報を表示することができる。
【0091】
また、本発明の実施形態によれば、報告情報に目標情報に対する達成度を持たせ、目標情報属性を指標として達成度を抽出することにより、目標情報と目標毎の達成度を表示することができる。
【0092】
また、本発明の実施形態によれば、規程情報と、規程属性を含む目標情報とを記録し、規程属性を指標として目標情報と対応する規程情報を抽出することにより、目標情報と規程情報とを表示することができる。
【0093】
また、本発明の実施形態によれば、同一画面上に組織の階層と規程を表示することができる。また、本発明の実施形態によれば、掌同一画面上に業務分掌と規程を表示することができる。
【0094】
また、本発明の実施形態によれば、表示手段に階層と規程とをリンク表示しこのリンク表示を選択することにより、リンク表示から階層又は規程を選択することができる。
【0095】
【発明の効果】本発明の階層化された組織の情報を管理する情報管理システムによれば、組織の階層と目標情報とを関連付けて参照し表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報管理システムの構成を説明するための概略図である。
【図2】規程や階層の一覧表示の一例を示す図である。
【図3】規程や階層の一覧表示の一例を示す図である。
【図4】選択した規程の規程内容を表示画面に表示した一例を示す図である。
【図5】各階層の目標情報との関係の一例を示す図である。
【図6】基本方針の方針データ、及び基本目標データの一例を示す図である。
【図7】対策データ、及び本部目標データの一例を示す図である。
【図8】部目標データ、及び課目標データの一例を示す図である。
【図9】業務管理側で設定される関連する目標情報の表示例を示す図である。
【図10】業務実施側で設定される関連する目標情報の各階層における表示例を示す図である。
【図11】方針,基本目標,対策等の業務管理側が設定する目標情報の表示例を示す図である。
【図12】本部における本部目標を上位の対策毎に表示した例を示す図である。
【図13】本部における本部目標を各本部毎に表示した例を示す図である。
【図14】業務実施側における報告書データの一例を示す図である。
【図15】選択した階層の業務分掌に対応して目標情報及び報告書情報を抽出し表示する動作を説明するための図である。
【図16】選択した階層の業務分掌に対応して目標情報及び報告書情報を抽出し表示する動作を説明するための図である。
【図17】表示画面上のリンク表示を説明するための図である。
【図18】表示画面上のリンク表示を説明するための図である。
【符号の説明】
1 情報管理システム
2 設定手段
3 選択手段
4 表示手段
4A,4B 表示枠
4a,4e 規程
4b,4c,4d 階層
5 記録手段
5a 規程データ
5b 階層データ
5c 目標情報
5d 報告書情報
6 抽出手段
Claims (11)
- 階層化された組織の情報を管理するシステムであって、
前記情報は各階層において設定される目標情報を含み、
前記目標情報を各階層毎に設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された目標情報を階層と対応づけて記録する記録手段と、
少なくとも前記組織の階層及び/又は目標情報を表示する表示手段と、
前記表示手段上に表示される組織の階層表示から特定の階層を選択する選択手段と、
前記選択された階層を指標として前記記録手段に記録される目標情報を抽出し、前記表示手段に表示させる抽出手段とを備えることを特徴とする情報管理システム。 - 階層化された組織の情報を管理するシステムであって、
前記情報は各階層において設定される目標情報を含み、
前記目標情報を各階層毎に設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された目標情報を、各階層を表す階層属性と共に記録することにより階層化して記録する記録手段と、
少なくとも前記組織の階層及び/又は目標情報を表示する表示手段と、
前記表示手段上に表示される組織の階層表示から特定の階層を選択する選択手段と、
前記選択された階層を目標情報の階層属性と照合することにより前記記録手段に記録される目標情報を抽出し、前記表示手段に表示させる抽出手段とを備えることを特徴とする情報管理システム。 - 前記設定手段は、目標情報の登録、及び前記登録された目標情報の承認を前記記録手段に対して行い、
前記記録手段は登録情報及び/又は承認情報を属性として記録することを特徴とする、請求項1又は2に記載の情報管理システム。 - 前記記録手段は、登録及び/又は承認の日時を属性として目標情報を記録し、
前記選択手段は階層及び日時を選択し、
前記抽出手段は、前記選択手段で選択された階層及び日時の属性を指標として前記記録手段から目標情報を抽出することを特徴とする、請求項3に記載の情報管理システム。 - 前記階層属性は当該階層の上位階層及び/又は下位階層を含み、
前記抽出手段は、前記選択された階層の上位階層及び/又は下位階層を指標として、前記記録手段から上位階層及び/又は下位階層の目標情報を抽出することを特徴とする、請求項2に記載の情報管理システム。 - 前記記録手段は、報告情報を目標情報と対応づけて記録し、前記抽出手段は、互いに対応づけられた報告情報と目標情報とを抽出し、
前記表示手段は、抽出した報告情報と目標情報状態とを表示することを特徴とする、請求項1に記載の情報管理システム。 - 前記記録手段は、目標情報を特定する目標情報属性と共に報告情報を記録し、
前記抽出手段は、目標情報属性を指標として前記記録手段から報告情報を抽出すると共に、階層属性を指標として前記記録手段から目標情報を抽出し、
前記表示手段は抽出した目標情報及び報告情報を表示することを特徴とする、請求項2乃至5のいずれかに記載の情報管理システム。 - 前記報告情報は目標情報に対する達成度を含み、
前記抽出手段は目標情報の属性を指標として前記記録手段から達成度を抽出し、前記表示手段は目標情報及び達成度を表示することを特徴とする、請求項6に記載の情報管理システム。 - 記録手段は、階層化された組織を定める規程情報を記録し、
目標情報は、各階層を定める規程を表す規程属性を含み、
前記抽出手段は、前記記録手段から目標情報を抽出すると共に、規程属性を指標として目標情報に対応する規程情報を抽出し、
前記表示手段は、目標情報及び規程情報を表示することを特徴とする、請求項1又は2に記載の情報管理システム。 - 前記表示手段は、同一画面上に組織の階層及び規程を表示することを特徴とする、請求項1乃至9の何れかに記載の情報管理システム。
- 前記表示手段は前記記録手段に記録される階層及び/又は規程とリンクした表示を行い、
前記選択手段は、前記表示手段上のリンク表示を選択することにより階層又は規程を選択することを特徴とする、請求項10に記載の情報管理システム。
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