JPH08161396A - 人事考課データ計算装置および方法 - Google Patents

人事考課データ計算装置および方法

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JPH08161396A
JPH08161396A JP33130694A JP33130694A JPH08161396A JP H08161396 A JPH08161396 A JP H08161396A JP 33130694 A JP33130694 A JP 33130694A JP 33130694 A JP33130694 A JP 33130694A JP H08161396 A JPH08161396 A JP H08161396A
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JP33130694A
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Inventor
Masayuki Kobayashi
誠之 小林
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Original Assignee
Etna Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】人事考課で、複数考課者のデータを甘辛調整計
算し、より公正な数値を算出、昇給、賞与の考課反映
も、計算処理を行い、より納得性の高い、より公開度の
高い人事考課制度を実現する。 【構成】外部記憶装置1、表示装置2、入力装置3、中
央処理装置4、及び出力装置5から構成され、外部記憶
装置1には、考課データ処理に必要な基本情報であるマ
スタ・フアイルをもち、入力装置3からの指令入力によ
り、考課者の甘辛及びデータのバラツキの補正を行いな
がら、考課データ処理作業を進める。この計算処理デー
タ及び設定データは、外部記憶装置1のデータ・フアイ
ルに記憶される。入力装置の指令入力により、表示装置
3にマスタ・フアイルを基軸データとして、諸情報を現
覚的に把握しやすいグラフ形式で表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、企業等諸法人団体にお
ける労務管理の人事考課において、複数の考課者が、複
数被考課者に対して行う考課結果のデータが、考課者に
より、寛大さ、厳正さ、中心化傾向の大小等、異なった
尺度の数値を、より公正な値に修正計算し、給与、賞与
への反映まで、人為的介入をより小さくし、その多くを
計算処理で実施する装置および方法である。
【0002】
【従来の技術】人事考課においては、考課基準として、
その職務に合わせた複数の考課項目と、各項目毎のウエ
イト(重み付け)を設定し、各項目毎、3、4あるいは
5段階のどの段階に位置するか、各被考課者別に、専用
の考課用紙を設け、その用紙上で筆記具の記入で考課を
行つている。5段階では、1、2、3、4、5と数字で
表現したり、A、B、C、D、Eで、あるいは、S、
A、B、C、D等で表し、考課結果の表現は、項目別
に、この記号を記入するか、5段階の目盛り図上に印を
付けるかの方法で行われている。
【0003】参考文献 日本経営者団体連盟広報部編集
発行「人事考課制度事例集」平成4年8月10日発行
P65の図表8、P134の図表7 P182の図表20、P244の図表8、P292の図
表13 これらの形式により集められるデータは、予め、考課者
同士が事前相談して成した、あるいは、考課結果を相互
に交換検討修正した等の過程を経たデータでなければ、
多くの場合、考課者各々が、異なった傾向の考課データ
となることは避けがたい。異なった傾向とは、直属の部
下に甘い、寛大な考課、逆に辛い、厳正な考課、また、
被考課者相互に大きな差が無いとする、あるいは、皆平
均値としてしまう中心化傾向、逆に大きく差をつける考
課である。
【0004】このデータを単純に集計して、直接、その
結果を、昇給、賞与、昇格の答とすることは難しい。何
故なら、被考課者相互の点数に大きな差のあるデータ
は、中心化傾向のデータより、被考課者の順位決定に大
きな影響力をもつこと、また、甘い考課者が、集団の一
部の被考課者のみ考課した場合、その被考課者群は有利
となり、逆に辛い考課者であったら、不利になってしま
う。
【0005】被考課者の側からは、考課結果による処遇
を納得するには、考課結果自体の開示が求められるが、
考課者の考課尺度のばらつきが、直接的に結果に出てい
るデータ、反映に結び付けられないデータでは、直接開
示は困難である。従来は、このデータのもつ問題点を解
決する数学的方法が提起されていなかったため、人事考
課とその結果の反映との間に、人為的な曖昧な要素が存
在することを避けられなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】人事考課をより公正に
して、職員の能力を引き出す自己啓発に結び付けるに
は、考課の基準が公開されていること、多面考課(一人
の被考課者に対して、複数の考課者による考課)にし
て、考課の公正度、納得性を高めること、結果を被考課
者に伝えることが求められる。
【0007】公正度を大きくする多面考課を実施するに
は、従来多くの企業、団体で行われている、直属上司に
よる一次考課、その上の上司による二次考課といった方
式よりも、多くの考課データを取り扱うこととなり、考
課データの集計、分析作業の機械化は必須である。ま
た、データを多くしても、考課データのもつ甘辛、分布
の差を考慮した処理を行わねば、不公正な要素が残る。
適正な考課点数が得られても、昇給、賞与への反映に、
単なる参考データとしてしまえば、被考課者への説明に
窮することとなり、納得を得られない。機械化処理を生
かして、考課結果と反映も数学的に結び付けることが求
められる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数考課者に
よる多面考課を実施するための、複数考課集団編成、各
集団、職種に対応する考課体系の設定、項目別考課定義
の設定、考課フアイルの生成、考課結果の元データ検討
比較、考課者ウエイト設定、考課結果の甘辛調整計算、
考課反映計算まで一貫した処理を行い、考課データの多
角的な検討のため、社員マスタ・フアイル、給与体系フ
アイル他の諸マスタ・フアイルを基軸データとして、諸
情報を視覚的に把握検討し易い形に加工表示し、考課
者、被考課者への各種情報を印字出力できる、一つの装
置としてまとめている。
【0009】
【作用】人事考課においては、考課される側は、その考
課値の高低よりも、職場における他者との相互差、順位
を注視し、また、人事決定部門が考課結果に沿った人事
を実行するために、順位、相互差の妥当性は、人事デー
タの重要な要件である。本発明においては、この相互差
のより妥当な値を求める計算処理を行うことにより、そ
の結果の数値を、昇給、賞与の反映案算出まで、一貫し
た計算処理を可能にした。複数の考課者各々の同一被考
課者群への考課は、異なることもあって当然であり、そ
のデータ、違いは生かされねばならない。本発明は、こ
の元データを生かして複数考課者の被考課者間相互差
を、より公正に集合計算することにより、被考課者に結
果を開示でき、かつ、その数字に直接結び付いた反映
は、納得性を上げることができる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明装置の一実施例の全体構成で
あって、外部記憶装置1には、給与体系フアイルと同フ
アイルの任意項目を定義付け、細目設定を行う役職マス
タ、家族マスタ、勤務地マスタ、資格諸手当マスタと、
社員データ・マスタ、部門マスタ、群マスタの諸マスタ
・フアイルと、考課体系、考課定義、考課値集合、考課
値計算フアイルの諸データ・フアイルの記憶領域があ
り、本装置の各種処理内容の説明情報、処理選択案内情
報、入力データおよび計算処理データを表示する表示装
置2、各種処理を指令入力する、また、データを入力す
る入力装置3、マスタ・フアイルのデータ、入力考課値
データ、同計算処理データを印字する出力装置5、以上
の処理、諸計算の総てを処理制御する中央処理装置4よ
り構成される。
【0011】図2は、本発明装置のもつ処理機能の流れ
の全体像である。21の給与体系処理は、給与を構成す
る諸手当、その合計、賞与等、給与賞与の項目名およ
び、その属性を定義設定、更新する処理であり、後述す
る社員マスタ、反映計算、賃金分布、年度更新処理時の
データ参照、登録、更新、転送の共通指標となる。任意
項目を家族、役職、勤務地、資格諸手当の補助マスタを
設定することにより、個別データ管理をより簡便に、正
確に取り扱うことを可能にしている。
【0012】22の社員マスタ処理は、人事考課に必要
な氏名、生年月日、給与、賞与他の個人データを登録更
新処理するものであり、給与賞与のデータ、家族、役
職、勤務地、資格諸手当は、21の給与体系の設定に従
って登録され、そのデータは、年齢、部門、群他の指定
順序に並べ換え、指定の制限条件で、諸データの印字出
力を行う。
【0013】23の部門、群マスタ処理は、人事考課に
おいて考課者、被考課者の関係になり得る職域、組織を
抽出し、部門として設定、各人を各部門に登録、後述考
課集団設定の参考データ、誤設定検出に生かす。群は、
人事考課で相互比較が意味をもつ各級同水準、同資格を
抽出設定し、考課集団の被考課者構成の参考データとす
る他、時給、年俸等、給与形態の異なる集団の区分けを
する。
【0014】24の考課集団登録フアイル生成は、22
の社員マスタから、23の部門、群のデータを参照し、
被考課者と考課者で構成する集団を設定、25で設定さ
れる考課体系を含んで、各考課集団別の考課データ・フ
アイル群として生成、各考課者が人事考課を行う時の基
本データ・フアイルとなる。
【0015】25の考課体系処理は、各考課集団の職
種、職位に合わせた、考課項目と項目ウエイトの設定更
新処理を行い、考課項目別の考課の観点、考課内容の定
義を定義フアイルに設定する。
【0016】26の元データ処理は、考課データの入力
処理と、27の集計計算処理を行う前に、その元データ
である各考課者の各被考課者に対する考課値を、考課者
別に、あるいは被考課者別に、図示、印字し、集計計算
設定条件の検討を助ける。その結果、必要に応じて考課
者ウエイトの設定を行う。
【0017】27の集計計算処理は、各考課者の考課値
を元データとして、項目ウエイト、考課者ウエイトによ
り、集計計算し、各被考課者の考課点を算出する。計算
結果は点数順リスト、分布図として、表示、印字するこ
とができる。考課者ウエイトを変え、この結果の点数が
妥当なものであると判断したとき、決定値としてマスタ
登録する。被考課者への個別の明細報告書出力も行う。
【0018】28の賃金分布出力は、昇給前、昇給後の
給与、前期賞与、当該期賞与の年齢分布を表示、併せ
て、業界モデル賃金ラインの入力でデータ比較ができ、
人事考課反映の検討資料とする。
【0019】29の反映計算出力は、能力主義的な指数
である考課点数と、年功主義的要素をもつ給与項目の選
択により、適度の反映をされた昇給、賞与額の計算を行
い、その結果を社員マスタに登録し、表示装置に表示、
また、出力装置で印字出力する。
【0020】図3は、本装置の動作開始のフロー・チヤ
ートであり、各処理の選択を行う。1の給与体系処理を
選択すると、1のフロー・チヤートに示す給与体系設定
更新処理が行われる。図10は給与体系マスタの設定例
であり、その項目9を諸口手当マスタとして展開、項目
8を役職マスタとして展開した例である。給与マスタの
設定は、項目名称、補助マスタ設定、構成欄を入力、一
律金額項目はその金額を入力する。例図では、補助マス
タ設定P、K、Y、Sを項目6、7、8、9に、また、
時給、年俸者の時給、年俸設定項目としてJを項目5、
16、17に設定している。
【0021】図10では、補助マスタとして、諸口手当
マスタと役職手当マスタの設定例を示す。群指定での、
時給者は、社員マスタ表示において、時給と月の定時間
数との積である月額を同時表示し、年俸者は、年俸額と
年俸額を12で除した月額の同時表示をし、指令入力に
より、同内容の印字出力を行う。
【0022】図4は、2の社員マスタおよび3の群、部
門マスタ処理のフロー・チヤートであり、社員マスタの
入力例を図11に示す。図11において、項目14の役
職、16の家族、17の勤務地、18の有効資格諸口手
当欄を選択すると、図10に示した補助マスタを開き、
数字の選択で入力設定を行うことができる。同時に補助
マスタに金額設定されている項目は、社員マスタの給与
項目欄に金額が自動設定される。
【0023】社員マスタのデータは、登録番号順、年齢
順、部門順、群(資格)順、氏名順等の並べ換えを選択
し、特定部門、群、年齢、性別等の制限を付して、表示
し、印字出力することができる。図12はその出力例で
あり、任意の2項目、例では基本給と基準内賃金を選択
し、棒グラフにして出力をする。
【0024】3の群、部門マスタ処理では、部門は、組
織、勤務地、業務関係で接触があり、相互にお互いの成
果、能力を考課できる集団を単位として分け、群は、組
織の上下関係、資格制度で分ける。さらに群において
は、時給、年俸制など、給与体系の異なる群をも分け、
人事考課とその反映の集団分類に役立てる。図13は、
部門の設定と構成員の設定例を示し、図14は群の設定
とその構成員を示す。
【0025】図5は、4の考課集団登録生成と5の考課
体系処理のフロー・チヤートを示し、図15に考課集団
設定例、図16に考課体系設定例を示す。考課集団は、
人事考課に際して、全体をどのような被考課者の集団に
分けるかの設定であり、それに基づいて、各集団の被考
課者を設定、この被考課者を考課すべき考課者を設定す
る。また、各集団別に考課体系、考課定義フアイルを設
定して、考課者が人事考課を専用装置で考課するのに必
要なデータ・フアイルを生成する。図23は、各部門の
各考課者が、どの考課集団を考課するかの考課者リスト
出力例である。
【0026】5の考課体系処理は、各考課集団の職務に
合わせて、考課内容を設定し、考課項目、項目ウエイ
ト、項目定義内容を登録する。ここで設定されたフアイ
ルは、各考課集団別に選択登録される。図16は、考課
体系およびその定義の設定例である。
【0027】図6の、6は考課されたデータの集計計算
される前の元のデータを確認、考課者ウエイト設定を行
うフロー・チヤートであり、7は各員の考課点数を計算
し、結果を出力するフロー・チヤートである。図17
に、考課者別に考課結果への影響力を左右する、考課者
ウエイトの設定例と、特定考課者が、被考課者をどのよ
うに考課したか、また、特定被考課者が、複数考課者か
らどのように考課されているかを図示した例を示す、デ
ータ入力は、各考課者の考課データを入力装置より入力
する処理であり、図22は、その入力要領表示および入
力時の表示画面例である。
【0028】本装置への考課データ入力は、前述の入力
方法の他、既述の考課集団フアイル生成により生成され
たデータ・フアイル群により、各考課者が人事考課装置
により入力したデータを、本装置外部記憶装置の考課値
集合フアイルにデータ転送することにより、入力を完了
することができる。
【0029】7の集計計算処理において、図中に示す0
6−6、考課点集計計算の、詳細フロー・チヤートを図
9に示す。09−2の調整除外項目設定とは、売上粗利
益ランクあるいは、付加価値生産額ランク、有資格ラン
クなど、考課者の考課に関係しない項目を調整から除外
するものである。考課者被考課者選択は、同一考課集団
にあっても、組織、業務の関係から、考課データが複数
集団に分離しており、かつ、相互に甘辛の差が見られる
場合、別集団として、分離して反映まで処理することで
異集団相互の調整を行うものである。
【0030】特定被考課者hの考課項目iの点数TE
(h,i)は、考課項目ウエイトW(i)、考課者kの
ウエイトF(k)、考課ランク値をAG(h,i,
k)、考課有無をAC(h,i,k)とすれば、計算式
は数式1のようになる。この式で、Σは全考課者kの合
計を表す。
【数1】
【0031】この計算式の点数を全考課項目で合計すれ
ば、各被考課者の考課点数が導き出されるが、考課者の
被考課者に対する考課ランクの与え方に、考課者による
差があり、数式1での集計結果では、不公平を生ずる危
険性を含んでいる。特定集団で、ある考課者が、全被考
課者を考課せず、他の考課者と比して甘いあるいは辛い
考課をなした場合である。また、被考課者相互の差を大
きくする考課者と小さくする考課者が存在する場合、大
きくする考課者が結果を大きく左右することとなる。
【0032】この不公平を是正するため、数式1で、全
被考課者のデータ算出後、全考課者の考課者別の考課点
の平均値、標準偏差と、同一対象の被考課者集団に、全
考課者の出した平均値と標準偏差(平均偏差でも同様の
効果をもつ)を算出し、数式2で、考課者別のデータの
分布の大きさBU(k)と数式4で、甘辛の度合いを表
すAM(k)を計算する。
【数2】
【数3】
【数4】
【0033】考課者が被考課者各々を考課者の平均値に
対して、どう位置付けたかの値を偏りKA(h,k)と
して、数式3で算出し、最終的に、考課者の各考課ラン
ク値調整値CH(h,k)を数式5にて求める。この式
の意味は、甘辛に対しては、その値だけ平行移動し、各
被考課者に対する考課者の出した相互差は生かし、その
分布の大きさは、考課者全体の値に合わせるということ
である。
【数5】
【0034】甘辛調整計算は、前述調整値を入れて、数
式6により計算される。なお、考課者の考課が、特定被
考課者において、全項目考課されない場合の補正とし
て、考課者の出している平均値HEt(k)、対応する
全考課者の平均値HE(k)は考課された考課項目ウエ
イトを全項目ウエイトで除した値で除した数値である。
【数6】
【0035】図18は甘辛調整計算結果の出力例であ
り、上から分布図、点数順リスト、特定被考課者データ
の表示である。分布図での氏名との対応はランクを色で
分け、かつ、氏名は点数順配列としてあり、多くは、こ
の表示のままで各対応の識別が可能であるが、カーソル
とリターン・キーの操作で、指定被考課者のマークを塗
りつぶし表示し、確認することができる。
【0036】図7は8の賃金分布出力のフロー・チヤー
トであり、給与マスタの任意項目を指定することによ
り、年齢に対して、その給与項目値がどのように分布し
ているか表示され、同時に、年齢別員数分布も表示す
る。図21はその表示例である。この分布と同時に、複
数の任意のモデル賃金を図中に線グラフとして設定表示
することも可能であり、そのモデル値を給与マスタに登
録、実績値とモデル値との差を出力することもできる。
【0037】図7の給与データ項目間移動は、給与体系
の改変時、あるいは、年度更新時、現行項目を前期項目
に転記する際の処理であり、図21は、その操作画面例
である。社員マスタの入社年月日を元データとして、勤
続1年何円の設定で、勤続給の設定、社員マスタの給与
欄への登録もここで行うことができる。
【0038】図8は反映計算出力のフロー・チヤートで
あり、08−4の任意2者設定試算の操作過程表示、試
算結果表示が図19である。計算式は数式7に示す通り
であり、この試算過程では、高点数、基準額大の人、低
点数、基準額小の人2名を選び、NK(図19ではK)
を設定、2名の反映額設定でTEK(図19ではS)お
よびSI(図19ではX)を求める。
【数7】
【0039】この図の査定値とは、図18の甘辛調整計
算結果による考課点数であり、前期値は、この反映が夏
期賞与であれば、図10に示す給与マスタの項目23前
期夏期賞与を指定することで、自動読み出しが行われ
る。Kを変え、点数の影響度合いを変えて、前期との比
較、個別被考課者の増減額を検討し、妥当なKとSを求
めるのがこの処理の目的である。
【0040】図20は、08−2の決定額計算の操作画
面およびその計算結果の表示例であり、前項で求めた
K、Sと反映額の最高額を入力、四捨五入桁の指定で計
算および登録を行う。群別に号俸給を設定している場合
は、級指定で、反映額が越えている号番号を表示する。
【発明の効果】以上説明したように本発明の人事考課計
算装置は、人事考課をより公正なものとするため、複数
考課者のデータ処理を主目的とし、かつ、考課者がも
つ、相互の考課尺度の違いを補正して、より公平な結果
を得る計算をなし、かつ、その結果の数字を、人事反映
に直接に生かすことを可能とする。従来、人事考課に関
しては、考課制度の輪郭、職務職階別考課基準設定への
言及はあっても、考課結果の数学的処理方法は提起され
ていない。人事考課の結果反映は、昇格を除き、昇給、
賞与は、本発明の方法でより客観的な処理が可能とな
り、人事データを管理運営する機関の業務を合理化でき
る。さらに、人事考課の結果を人材育成に生かすには、
考課結果に基づく面接指導を欠かせないが、直属上司
が、考課データを被考課者に提示して、説明する場合、
上司のみの考課データを開示することは心理的にも負担
であり、甘い考課、差のない考課に逃げたくなるもので
ある。複数考課者のデータとすることで、考課者もより
厳正なデータを出し易くなり、かつ、被考課者も、その
開示されたデータと計算式で反映されることで納得性を
上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】人事考課計算装置の機器構成の概要を示すブロ
ツク図である。
【図2】本装置がもつ処理機能の概要を示す図である。
【図3】初期動作と給与体系処理のフロー・チヤートで
ある。
【図4】社員マスタと群部門マスタ処理のフロー・チヤ
ートである。
【図5】考課集団登録生成と考課体系処理のフロー・チ
ヤートである。
【図6】元データ処理と集計計算処理のフロー・チヤー
トである。
【図7】賃金分布、モデル賃金、年度更新処理のフロー
・チヤートである。
【図8】反映計算処理のフロー・チヤートである。
【図9】集計計算処理の甘辛調整計算処理のフロー・チ
ヤートである。
【図10】給与体系マスタ、諸口手当マスタ、役職手当
マスタの表示例である。
【図11】社員マスタ、給与データの表示例である。
【図12】給与データの印字出力例である。
【図13】部門設定の表示例である。
【図14】群(資格制度)設定の表示例である。
【図15】考課集団設定の表示例である。
【図16】考課体系設定の表示例である。
【図17】考課者ウエイト設定、元データ(考課者別、
被考課者別)の表示例である。
【図18】甘辛調整計算結果のリスト、分布図の表示例
である。
【図19】反映定数決定処理の操作、計算結果の表示例
である。
【図20】反映計算決定額処理の操作、計算結果の表示
例である。
【図21】賃金分布、モデル賃金、データ移動の表示例
である。
【図22】考課入力要領表示および入力処理の表示例で
ある。
【図23】部門別考課者の各考課者が考課する考課集団
リスト出力例である。
【符号の説明】
1 外部記憶装置 2 表示装置 3 入力装置 4 中央処理装置 5 出力装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人事考課データ計算処理のための装置で
    あり、表示装置、入力装置、外部記憶装置、出力装置、
    中央処理装置とから構成され、 外部記憶装置は、マスタ・フアイルとして、考課者、被
    考課者となる社員の氏名、生年月日、入社年月日、給与
    他の諸情報を記憶する社員データ・マスタと、社員の所
    属部門を登録する部門マスタと、資格、年俸、月給、時
    給を種別する群マスタと、一つの集団として、考課者、
    被考課者となる考課集団を登録する考課集団マスタと、
    各種手当、有意の小計を規定登録する給与体系マスタ
    と、このマスタの補助情報としての、役職マスタ、家族
    マスタ、勤務地マスタ、資格諸手当マスタからなり、デ
    ータ・フアイルとして、考課項目名、項目ウエイトを登
    録する考課体系フアイルと、考課項目の定義を登録する
    考課定義フアイルと、複数考課者の考課値を考課集団別
    に集合した、考課値集合フアイルと、考課値を甘辛調整
    計算した結果の諸数値を記憶する考課値計算フアイルを
    含み、 表示装置は、本装置各種処理の操作内容を表示し、上記
    入力装置より、処理内容を選択指令入力し、各種データ
    が上記入力装置あるいは外部記憶装置フアイル間データ
    転送より、上記外部記憶装置データ・フアイルに入力さ
    れた時、そのデータあるいは処理加工したデータを表示
    するものであり、 上記中央処理装置は、上記表示装置に、給与体系入力の
    ための枠を表示し、任意の項目名、任意の小計とその項
    目構成、役職、家族、勤務地、資格諸手当、時給、年俸
    の項目の設定を、上記入力装置より入力設定し、上記外
    部記憶装置の給与体系フアイルに記憶、更新し、社員マ
    スタの給与データ・フアイルの項目構成を設定する第1
    の処理手段と、 上記入力装置より入力され、上記外部記憶装置に記憶さ
    れた社員マスタの氏名、年齢、部門、群の上記表示装置
    への表示で、考課者と被考課者の選択設定を、上記入力
    装置から行い、上記外部記憶装置の考課集団マスタ、社
    員マスタに記憶、更新を行い、上記入力装置から入力
    し、記憶更新設定する考課体系、考課定義フアイルと合
    わせて、考課集団別の考課フアイルを生成する第2の処
    理手段と、 上記入力装置より入力される考課者ウエイト、考課項目
    ウエイト、考課値データより、考課者のデータの甘辛、
    データの平均偏差、標準偏差の傾向に沿った補正をして
    集計計算を行い、考課点を計算、上記外部記憶装置の考
    課値計算フアイルに記憶、上記入力装置からの処理選択
    指定により、上記表示装置に、点数順リスト、2次元の
    分布図に表示、上記出力装置により、点数リスト、分布
    図、被考課者別データを出力する第3の処理手段と上記
    外部記憶装置の考課集団マスタを、上記表示装置に表
    示、上記入力装置で、集団を選択、考課値計算フアイル
    の考課値と、社員マスタの給与フアイルの指定給与項目
    データから、考課反映額を計算、指定給与項目欄に記憶
    更新、上記出力装置より、結果の給与リストを出力する
    第4の処理手段と上記外部記憶装置の給与体系フアイル
    の指定項目の金額を縦軸に、年齢を横軸として、年齢別
    の給与分布図、員数分布図を上記表示装置に表示、上記
    出力装置に出力する第5の処理手段とを含んでいる、人
    事考課データ計算のための装置および方法。
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