JP2005128149A - トナー製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外添微粒子を効率よく、均一に樹脂粉体の表面へ付着させるトナー製造装置を提供すること。
【解決手段】材料の投入口および排出口を有し、内部が繭型のケーシングと、シャフトと、シャフトに取り付けられた多段羽根による攪拌羽根と、シャフトを回転させる駆動手段とを有し、ケーシング内の前記投入口の下方に設置され、材料を混合する混合手段と、ケーシングの内壁に沿って回転するスクレーパと、スクレーパを回転する駆動手段を有し、ケーシングの内壁に付着した材料をかき落とすかき落とし手段と、混合手段の内部に配置され、ケーシング内部および材料を所定温度に保持する冷却手段とを備えた製造装置本体と、製造装置本体を所定角度傾斜して支持する支持台とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、樹脂粉体の表面に外添微粒子を付着したトナーを製造するトナー製造装置に関する。
従来より、電子写真や、静電記録等に着色粒子として使用されるトナーは、粒径が5〜10μm程度の大きさで、樹脂粉体の表面に外添微粒子が付着された構造になっており、樹脂粉体には、低融点、低溶解粘度のものが用いられる。電子写真や、静電記録等においては、記録媒体上に定着されたトナーはカラーフィルターとして機能し、このフィルターを通して記録媒体表面で反射される光(OHP用紙では透過される光)を認識している。このためトナー粒子間にエアギャップが存在したり、トナー層表面が凹凸であったりすると光が乱反射されて光量が低下し、色が黒ずんでしまう。したがって色再現の面からは、融解後のトナー層はフィルム状になっていることが好ましい。そのため、トナーとしては定着時にトナーが溶け合ってフィルム状になるような特性を持ったトナーを用い、例えば、熱ローラ方式等によって記録媒体への加熱定着を行うため、樹脂粉体は低融点、低溶解粘度である必要がある。
また、樹脂粉体の付着される外添微粒子は粒径が10〜500nm程度と非常に小さい超微粒子である。外添微粒子は、トナーの粉体流動性の向上、摩擦帯電性向上、長期保存性改善、クリーニング特性改善、感光性表面層磨耗特性制御等の機能を担う非常に重要な材料であるため、この外添微粒子をトナーの表面に均一に付着させることにより、上記の粉体流動性、摩擦帯電性、長期保存性、クリーニング特性、感光性表面層磨耗特性等が均一なトナーを得ることができる。
このようなトナーは、例えば、円筒型混合槽の底に攪拌翼が設けられ、攪拌翼が高速で回転することで、粉体は液体のように流動化し、強力な拡散、せん断が行われるヘンシェルミキサ等の攪拌混合機を使用して、樹脂粉体と外添微粒子を混合することで、樹脂粉体の表面に外添微粒子を付着させたトナーが製造される。
しかしながら、上記のような攪拌混合機を使用して混合を行うと、混合時に、攪拌翼が高速で回転するため、上記のようにせん断力が働き、摩擦熱が発生する。このため、融点の低い樹脂粉体が変質、凝集するという問題点があった。
また、外添微粒子は超微粒子であるため、混合時に空気中に舞う、混合槽の内壁に付着する、凝集する、樹脂粉体と大きさに差があるために混合が効率よく進まないという問題点があった。
上記のように、樹脂粉体や外添微粒子が凝集したり、内壁に付着することにより、混合されない樹脂粉体や外添微粒子が発生するため樹脂粉体に外添微粒子が均一に付着せず、粉体流動性、摩擦帯電性、長期保存性、クリーニング特性、感光性表面層磨耗特性等が不均一なトナーとなってしまう。このようなトナーを使用して画像を形成すると、カブリと称する画像汚れが発生したり、画像形成に寄与しないで回収されるトナー量が増大してしまうという問題点があった。
そこで、本発明の目的は、上記問題を解決し、外添微粒子を効率よく、均一に樹脂粉体の表面へ付着させるトナー製造装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、樹脂粉体および外添微粒子を材料とし、前記樹脂粉体の表面に前記外添微粒子が付着したトナーを製造するトナー製造装置であって、前記材料の投入口および排出口を有し、内部が繭型のケーシングと、シャフトと、前記シャフトに取り付けられた多段羽根による攪拌羽根と、前記シャフトを回転させる駆動手段とを有し、前記ケーシング内の前記投入口の下方に設置され、前記投入口より投入された前記材料を混合する混合手段と、前記ケーシングの内壁に沿って回転するスクレーパと、前記スクレーパを回転する駆動手段を有し、前記ケーシングの内壁に付着した前記材料をかき落とすかき落とし手段と、前記混合手段の内部に配置され、前記ケーシング内部および前記材料を所定温度に保持する冷却手段とを備えた製造装置本体と、前記製造装置本体を所定角度傾斜して支持する支持台とを備えることを特徴とするトナー製造装置を提供する。
また、前記冷却手段によって保たれる前記所定温度が20℃〜40℃であることが好ましい。
また、前記冷却手段は、前記シャフトの内部に備えられた軸冷却機構であることが好ましい。
ここで、本明細書中での付着とは、機械的付着、電気的付着等の複合的な付着である。
上記本発明のトナー製造装置によれば、短時間で効率よく樹脂粉体の表面に外添微粒子が均一に付着したトナーを製造することが可能となる。
以下、本発明のトナー製造装置を添付図面とともに詳細に説明する。
図1は、本発明のトナー製造装置10の概略側面図である。
トナー製造装置10は、製造装置本体20と支持台12で構成され、支持台12は、製造装置本体20を鉛直方向に対して所定角度、例えば30度傾斜させて支持している。
以下、製造装置本体20について説明する。製造装置本体20は、支持部22、スリーブ24、ケーシング26、シリンダー36で構成されている。
支持部22は、鉛直方向に対して所定角度傾斜させて、支持台12に設置されている。支持部22内には、かき落とし手段用モータ(図示せず)、混合手段用モータ(図示せず)が配置されており、それぞれが後述するかき落とし手段40、および混合手段42と接続している。
スリーブ24は、円筒形状であり、支持部22上に設置されている。また、スリーブ24上には、ケーシング26が配置されており、スリーブ24とケーシング26との接触面は樹脂粉体および外添微粒子が漏れ出さないように固着されている。
また、上記スリーブ24およびケーシング26は、支持部22に垂直に(鉛直方向に対して所定角度傾斜させて)設置さてれおり、その内部には、後述するかき落とし手段40、混合手段42および冷却手段44が設置されている。
ケーシング26は、その上部に材料(樹脂粉体および外添微粒子)を投入する投入口28を備え、その下部に混合された樹脂粉体および外添微粒子を排出する排出口30を備えている。また、ケーシング26は混合時にその内部を密閉する必要があるので、投入口28、および排出口30に上蓋32、および下蓋34が設置されている。
また、上蓋32には上蓋32を開閉させるためのシリンダー36が設置されている。本実施形態では、シリンダー36によって上蓋32の開閉を行うがこれに限定されず、どのような方法で開閉を行ってもよい。また、下蓋34も同様にどのような方法で開閉を行ってもよい。
図2は上記トナー製造装置本体20の概略断面図であり、ケーシング26およびスリーブ24の内部に配置されているかき落とし手段40、混合手段42、および冷却手段44が示されている。
ここで、図2に示すようにケーシング26内部は直胴部とその上下になめらかな曲面を備えた形状となっており、さらに、その曲面と直胴部の接続部もなめらかな形状の繭型になっている。
このように、繭型は直胴部を備えるため、球型の形状に比べて、容量の大きいケーシングを容易に作製することができる。
上述のようにケーシング26の内部には、樹脂粉体および外添微粒子を混合する際にケーシング26内壁に付着する樹脂粉体および外添微粒子をかき落とすかき落とし手段40が設置されている。
かき落とし手段40は、スクレーパ46、中空軸48、プーリ50で構成されている。
スクレーパ46は、ケーシング26の内壁に沿うように配置され、内壁と接触する面に、例えばシリコンゴム等の弾性部材46aを備えている。スクレーパ46の基部は中空軸48の先端部に固着されている。また、スクレーパ46は等間隔に3本配置されているが、配置間隔、配置本数に限定はなく、スクレーパ46(中空軸48)が1周回転することで、ケーシング26の内壁の全面に付着した樹脂粉体および外添微粒子をかき落とす形状であればよい。
中空軸48はスリーブ24の内側に挿通され、ベアリング52a(ケーシング26側)、52b(支持部22側)を介して軸支されており、その基端部(スクレーパ46の逆側)には、プーリー50が配置されている。プーリー50は、図示しないベルトを介してかき落とし手段用モータに接続されている。
これにより、かき落とし手段40は、かき落とし手段用モータを駆動源として、かき落とし手段用モータの回転力をプーリ50を介して中空軸48に伝達し、中空軸48を回転させることでスクレーパ46が回転し、スクレーパ46の弾性部材46aをケーシング26の内壁と接触させつつ摺動させることで、内壁に付着した樹脂粉体および外添微粒子をかき落とすようになっている。さらに、ケーシング26内部はなめらかな形状であるため、混合する際に樹脂粉体および外添微粒子が滞留する空間はなく、内壁に付着した樹脂粉体および外添微粒子をすべてかき落とすことができる。
また、上述のようにケーシング26内部には、樹脂粉体および外添微粒子を混合する混合手段42が設置されている。
混合手段42は、攪拌羽根54、シャフト56、プーリ58で構成されている。
シャフト56は中空軸48の内側に挿通され、ベアリング60a(ケーシング26側)、60b(支持部22側)を介して軸支されており、その先端部の所定長さはケーシング26内に突出している。この突出している先端部には、攪拌羽根54が配置されている。また、ベアリング60a(ケーシング26側)、60b(支持部22側)を介して中空軸48に軸支されることにより、シャフト56と中空軸48とは同心的に回転するようになっている。
このように、スリーブ24内にシャフト56と中空軸48とを同心円上に配置する構造にすることにより、トナー製造装置を小型化することができる。
攪拌羽根54は、多段の羽根は一定の間隔をおいて、例えば互いに直交するようにシャフト56に固着されている。ここで、攪拌羽根54の段数や枚数は、特に限定されず、また、羽根の平面形状は、三角形、矩形等いかなるものでもよく、断面が三角形や、平坦な板羽根あるいは、折れ曲がりやねじれを有するもの等いずれでもよい。
シャフト56の基端部(攪拌羽根54の逆側)はプーリー58と接続しており、プーリー58は図示しないベルトを介して、混合手段側モータと接続している。
これにより、混合手段42は、混合手段側モータを駆動源として、混合手段側モータの回転力をプーリ58を介してシャフト56に伝達し、シャフト56が回転することで攪拌羽根54が回転し、ケーシング26内の樹脂粉体および外添微粒子を混合することが可能となる。
また、スリーブ24の上部と中空軸48との間、および、中空軸48の先端部とシャフト56との間には、ケーシング26内の樹脂粉体および外添微粒子が漏れ出すのを防止するために、それぞれリング状のシール部材が装着されている。このようなシール部材には、例えば、ゴム製Oリング、Vシール、オイルシール等が用いられる。
また、上蓋32とケーシング26との間、および、下蓋34とケーシング26との間も同様に、ケーシング26内の樹脂粉体および外添微粒子が漏れ出るのを防止するために、それぞれ、例えばOリング、スポンジパッキン等が装着されている。
本実施形態では、2個のモータにより、それぞれシャフト56および中空軸48を回転させているが、1個のモータによりシャフト56および中空軸48を回転させるような構成であってもよい。また、シャフト56および中空軸48への回転力の伝達は、プーリーおよびベルトを用いた機構により行う場合に限らず、ギア等の他の動力伝達手段を用いてもよい。
また、シャフト56および中空軸48の回転方向は各々いずれの方向でもよい。このうち、中空軸48は、一定間隔で時計方向回転、停止、反時計方向回転、停止を1サイクルとして繰り返し回転させるのがよい。この理由は、中空軸48の先端に取り付けられたスクレーパ46の回転方向が所定間隔で変わることで、混合槽であるケーシング26内の樹脂粉体および外添微粒子の流れがそれぞれの回転方向で異なることになり、樹脂粉体および外添微粒子の混合が進むので、混合時間が速くなり、最終混合度もよくなるからである。さらに、一定速度で進むことによるスクレーパ46の側面、つまり内壁との接触面と直角の面での材料の滞留を防ぐことができる。
ここで、回転時間および停止時間は特に限定されるものではないが、回転時間は時計方向と反時計方向とも等しくするのが好ましく、停止時間は回転時間より短くてよい。またシャフト56は比較的高速(例えば、300〜10000rpm)で、中空軸48は比較的低速(例えば、10〜100rpm)で回転させるのがよい。
図3は、図2の冷却手段を示した拡大断面図である。
図3に示すように、冷却手段44は、シャフト56内部に配置された供給流路62、排出流路64およびシャフト56基端部に接続されたロータリージョイント部66で構成されている。
供給流路62はシャフト56の中心に配置され、それを囲むように排出流路64が配置され、シャフト56の先端側(ロータリージョイント部66と逆側)は排出流路64がより先端側に配置されている、二重管構造になっている。ここで、供給流路62および排出流路64の形状、配置位置は特に限定されず、例えば先端部の流路、ベアリング周辺等、冷却が必要な部分の流路を太くしてもよく、さらに、排出流路が複数配置された形状等でもよい。
ロータリージョイント部66はシャフト56の基端部に接続され、供給口68、排出口70、供給流路72、排出流路74を備えている。
供給口68はロータリジョイント部側の供給流路72と接続され、ロータリージョイント部66側の供給流路72はシャフト56側の供給流路62と接続されている。
また、排出口70はロータリージョイント部66側の排出流路74と接続され、ロータリージョイント部66側の排出流路74はシャフト56側の排出流路64と接続されている。
さらに、供給口68および排出口70は、それぞれ図示しない冷却液循環手段と接続されている。
上記のような構造であって、例えば空気、水、油等の冷却液が冷却液循環手段から供給口68へ供給されロータリジョイント部66側の供給流路72からシャフト56側の供給流路62を通り、シャフト56の先端部に流れ、その後、シャフト56側の排出流路64からロータリージョイント側の排出流路74を通り排出口70から冷却液循環手段へ排出される。
ここで、ロータリージョイント部66側の供給流路72および排出流路74は、シャフト56側の供給流路62および排出流路64に対応する大きさになっており、その接続部は実質的に漏れがない形状になっている。
ロータリージョイント部66とシャフト56との接続(供給流路72と供給流路62、排出流路74と排出流路64との接続)は、シャフト56の回転する際もロータリージョイント部66は回転しないロータリージョイント構造となっている。また、ロータリージョイント部66とシャフト56との接続の回転部と非回転部の間で冷却液の漏れがないように回転部と非回転部との間はOリング等が装着されていることが好ましい。
また、供給流路72および供給流路62は、供給流路72をシャフト56の内部に挿入することで、供給流路62となる形状、すなわち供給流路72と供給流路62が同一の部材で構成され接続部を持たず、シャフトの回転に関係なく固定されている形状でもよい。
このように本実施形態では、シャフト56との1つの接続部から、シャフト56内への冷却液の供給、排出を行う軸冷却機構を用いているが、これに限定されずどのような軸冷却機構を用いてもよい。
このような軸冷却機構によって、所定範囲の温度の冷却液をシャフト56の先端部に常に供給することで、ケーシング26内およびその内部の材料を所定範囲の温度に保持することが可能となる。
ここで、所定範囲の温度は20℃〜40℃の範囲であることが好ましい。
上記のように冷却手段44の流路内に流す冷却液の温度、流量を制御することによって、ケーシング内の温度を目的の温度に容易に制御することが可能となる。
これにより混合時に樹脂粉体および外添微粒子を所定範囲の温度で混合することが可能となり、樹脂粉体の変質や凝集を起こすことなく混合することが可能となる。
また、樹脂粉体の温度が所定範囲になることにより、樹脂粉体の表面の硬さが所定範囲になる。これにより、外添微粒子の樹脂粉体への変形を伴った付着が均一に行われる。
ここで、冷却手段44は、さらに、ケーシングの外部から温度調節を行う温度調節装置、例えば、ケーシング26をジャケット構造とし、ジャケット部に冷却液を流通させる機構を備えてもよい。
以下、本発明のトナー製造装置10の作用について説明する。
ケーシング26内が所定範囲の温度となるように冷却手段44を用いて、温度を調節する。ケーシング内26が所定温度となったら、排出口30の下蓋34を閉じておき、投入口28の上蓋32を開いて、樹脂粉体および外添微粒子を投入口28より投入する。この時、樹脂粉体および外添微粒子は同時に投入しても、別々に投入してもよい。
次に上蓋32を閉じ、混合手段用モータおよびかき落とし手段用モータを駆動させ、スクレーパ46および攪拌羽根54を駆動(回転)させる。これにより、比較的高速で回転している攪拌羽根54、比較的低速で回転するスクレーパ46によってケーシング26内で混合される。
また、トナー混合装置本体20が所定角度傾斜していることにより、樹脂粉体および外添微粒子の混合方向が複雑になり効率よく混合される。また、所定角度傾斜していることにより、樹脂粉体および外添微粒子同士の接触による摩擦が少なくなり、これにより、発生する摩擦熱が抑えられる。
ここで、ケーシング26内壁に付着した樹脂粉体および外添微粒子はスクレーパ46により、かき落とされる。また、上述のようにスクレーパ46は一定間隔で時計方向回転、停止、反時計方向回転、停止を1サイクルとして繰り返すことで、ケーシング26内に樹脂粉体および外添微粒子が滞留することなく、また、ケーシング26との接触面と直角の面の進行方向側での樹脂粉体および外添微粒子の滞留も起こることがない。さらに、所定時間間隔でスクレーパ46の回転方向が変わることによって、混合時の樹脂粉体および外添微粒子の挙動がより複雑になり、混合が効率よく行われる。
ここで、冷却手段44は常にシャフト内の供給流路62および排出流路64に冷却液を流している。これにより、攪拌羽根54と樹脂粉体および外添微粒子との接触、ベアリング等で発生した熱を冷却し、ケーシング26内の温度を所定範囲に保つことができる。
これにより、ケーシング26内の樹脂粉体および外添微粒子の温度が所定範囲に保たれ、樹脂粉体の変質、凝集等が起こらず、樹脂粉体の表面に均一に外添微粒子が付着したトナーを製造することが可能となる。
さらに、冷却手段44によってケーシング26内の温度を制御することが可能となるため、従来よりも高速で回転させても、ケーシング26内の温度を所定範囲に保つことができ、これにより、短時間で効率よくトナーを製造することが可能となる。
以上のように、樹脂粉体および外添微粒子の混合が完了した後は、混合手段用モータおよびかき落とし手段用モータを停止し、下蓋34を開いて排出口30より、製造されたトナーを回収する。また、かき落とし手段用モータを駆動し、スクレーパ46を回転させることで、ケーシング26内のトナーを効率よく、回収することが可能となる。
ここで、図1に示す構造でケーシングの内径が750mmのトナー製造装置を用いて、スチレンアクリル系トナーの樹脂粉体とSiO2 (二酸化ケイ素)の外添微粒子とを100:0.1の割合で投入し、攪拌羽根を回転数1200rpmで、冷却液温度、水量を制御することでケーシング内の温度が40℃以下となるように制御した状態で5分間混合してトナーを製造した。
上記のような条件で製造したトナーは、樹脂粉体の表面に外添微粒子が従来よりも均一に付着した状態であることが確認された。また、この時ケーシング内に外添微粒子および樹脂粉体の凝集体は確認されなかった。
上記例では、樹脂粉体と外添微粒子との割合を100:0.1としたが、本発明はこれに限定されず、樹脂粉体と外添微粒子との割合を100:0.1〜100:2の範囲内で変化させた場合でも、樹脂粉体の表面に外添微粒子が均一に付着したトナーを製造することが可能である。
本発明では、樹脂粉体および外添微粒子の凝集が発生しないため、粉砕手段を備えてないが、必要に応じて設置してもよい。
また、樹脂粉体の表面に付着させる外添微粒子は1種類に限定されず、複数の種類の外添微粒子を付着させてもよい。
本発明は、樹脂粉体の表面に外添微粒子が付着したトナーの製造に限定されず、融点が低く、粒径の小さい粒子の混合に使用してよいのはもちろんである。
以上、トナー製造装置について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
本発明のトナー製造装置の一実施形態の概略構成を示す部分断面図である。 図1に示したトナー製造装置本体の概略構成を示す拡大断面図である。 図2に示した冷却手段を示す拡大断面図である。
符号の説明
10 トナー製造装置
12 支持台
20 トナー製造装置本体
22 支持部
24 スリーブ
26 ケーシング
28 投入口
30 排出口
32 上蓋
34 下蓋
36 シリンダー
40 かき落とし手段
42 混合手段
44 冷却手段
46 スクレーパ
48 中空軸
50、58 プーリー
52、60 ベアリング
54 攪拌羽根
56 シャフト
62、72 供給流路
64、74 排出流路
66 ロータリージョイント
68 供給口
70 排出口

Claims (3)

  1. 樹脂粉体および外添微粒子を材料とし、前記樹脂粉体の表面に前記外添微粒子を付着させてトナーを製造するトナー製造装置であって、
    前記材料の投入口および排出口を有し、内部が繭型のケーシングと、
    シャフトと、前記シャフトに取り付けられた多段羽根による攪拌羽根と、前記シャフトを回転させる駆動手段とを有し、前記ケーシング内の前記投入口の下方に設置され、前記投入口より投入された前記材料を混合する混合手段と、
    前記ケーシングの内壁に沿って回転するスクレーパと、前記スクレーパを回転する駆動手段を有し、前記ケーシングの内壁に付着した前記材料をかき落とすかき落とし手段と、
    前記混合手段の内部に配置され、前記ケーシング内部および前記材料を所定温度に保持する冷却手段とを備えた製造装置本体と、
    前記製造装置本体を所定角度傾斜して支持する支持台とを備えることを特徴とするトナー製造装置。
  2. 前記冷却手段によって保たれる前記所定温度が20℃〜40℃であることを特徴とする請求項1に記載のトナーの製造装置。
  3. 前記冷却手段は、前記シャフトの内部に備えられた軸冷却機構である請求項1〜2のいずれかに記載のトナー製造装置。
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