JP2000202316A - バッチ式サンドミル - Google Patents

バッチ式サンドミル

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JP2000202316A
JP2000202316A JP532699A JP532699A JP2000202316A JP 2000202316 A JP2000202316 A JP 2000202316A JP 532699 A JP532699 A JP 532699A JP 532699 A JP532699 A JP 532699A JP 2000202316 A JP2000202316 A JP 2000202316A
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JP
Japan
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sand mill
mill
dispersion
type sand
batch type
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JP532699A
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English (en)
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Takeshi Asami
剛 浅見
Kazuo Tsubushi
一男 津布子
Aiko Ishikawa
愛子 石川
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミル内壁に体積抵抗1×1010Ω・cm以上
の高抵抗の高分子材料又は無機材料を使用していてもミ
ルの洗浄が容易なバッチ式サンドミルを提供すること。
また、短時間で高粘性分散液を分散することのできるバ
ッチ式サンドミルを提供すること。また更に、メディア
やミル部材の分散液への混入がなく、分散液の色特性を
変化させないバッチ式サンドミルを提供すること。 【解決手段】 サンドミル内壁が体積抵抗1×1010Ω
・cm以上の高抵抗の高分子材料又は無機材料であり、
その中の少なくとも一部に体積抵抗1×102Ω・cm
以下の導電性物質が含有されていることを特徴とするバ
ッチ式サンドミル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真液体現像
剤の分散、調整、製造に用いられるものに関し、応用分
野として、感熱液、OPC塗布液、感熱リボン、インク
ジェットインキ、インク、塗料等の顔料、染料及び樹脂
を主成分とする分散液の製造、調整に用いられるものに
関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真に用いられるトナーのうち、液
体トナーは特開昭62−135842号公報に記載され
ているように、粒状のメディアを用いた分散機で製造さ
れる。従来、ボールミル、サンドミル等の分散において
は、メディア同士の接触や、ミル内壁とメディアの接触
等によりメディアやミル部材が摩耗し、液体トナー中に
混入するため、色特性を変化させたり、混入物が感光体
やブレード等に傷を付けたりすることが問題となってい
た。このため、内壁をウレタン、ナイロン等の摩耗しに
くい材質、メディアをジルコニア等のセラミックスにす
ることで解決してきた。しかし、液体トナーはプラス又
はマイナスに帯電している粒子により形成されており、
ナイロン、ウレタン等の高抵抗材質の場合、静電気によ
りトナーが付着してしまいミルの洗浄が困難であった。
【0003】また、バッチ式サンドミルはシャフトピン
を高回転で回転させ、液を循環させ、効率よく短時間で
分散させる構造である。しかし、1000mPa・s以
上の高粘度分散系になると、分散室から離れたミル壁面
部の液循環が悪くなり、分散室に分散液が入り込む回数
が少なくなる。このため、分散効率が悪くなり、分散時
間がかかり、粒径分布もブロードとなる欠点があった。
また、さらに高粘性の3000mPa・s以上の粘度の
高い分散液の場合には、2〜3μmの粒径までしか分散
させることができず、液体現像液(液体トナー)として
使用可能な特性を得るのに必要な、1μm以下の粒径ま
で分散させるには、100時間以上の長期にわたって分
散させなければならず、生産性が非常に悪いという問題
点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、ミル内壁に体積抵抗1×1010Ω・cm以上の高抵
抗の高分子材料又は無機材料を使用していてもミルの洗
浄が容易なバッチ式サンドミルを提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、短時間で高粘性分散液を
分散することのできるバッチ式サンドミルを提供するこ
とにある。また更に第3の目的は、メディアやミル部材
の分散液への混入がなく、分散液の色特性を変化させな
いバッチ式サンドミルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく鋭
意検討した結果、本発明の(1)「サンドミル内壁が体
積抵抗1×1010Ω・cm以上の高抵抗の高分子材料又
は無機材料であり、その中の少なくとも一部に体積抵抗
1×102Ω・cm以下の導電性物質が含有されている
ことを特徴とするバッチ式サンドミル」、(2)「前記
サンドミル内壁に沿って可動するスクレーパーを設けた
ことを特徴とする前記(1)項に記載のバッチ式サンド
ミル」、(3)「前記スクレーパーが、撥水性材料又は
撥油性材料から作られていることを特徴とする前記
(1)又は(2)項に記載のバッチ式サンドミル」、
(4)「前記サンドミルのメディア材質のからずり摩擦
率が10ppm/h以下であることを特徴とする前記
(1)乃至(3)項のうち何れか1に記載のバッチ式サ
ンドミル」、(5)「分散室の内径とミル内径との比
(分散室内径/ミル内径)が、0.5〜0.85である
ことを特徴とする前記(1)乃至(4)項のうち何れか
1に記載のバッチ式サンドミル」、(6)「前記サンド
ミル回転ピンの回転数を時間の経過に伴って変更するこ
とのできる回転数制御手段を有することを特徴とする前
記(1)乃至(5)項のうち何れか1に記載のバッチ式
サンドミル」、(7)「作業者が前記分散室の中の分散
液のメディアの流れ状況を確認することのできる窓が設
けられていることを特徴とする前記(1)乃至(6)項
のうち何れか1に記載のバッチ式サンドミル」、(8)
「ミル内の温度を制御するための分散室温度制御手段を
有することを特徴とする前記(1)乃至(7)項のうち
何れか1に記載のバッチ式サンドミル」によって達成さ
れることを見い出した。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。図1は、本発明の1例としてのサンドミ
ル分散機の側面図である。このサンドミル分散機(1)
は、分散室(2)及びミル(3)を有する。ミル(3)
は縦置きにした有底円筒状の形状を有し、垂直回転軸
(4)は、プーリー(5)を介して無段変速機を具備し
たモータ(6)に連結されている。垂直回転軸(4)に
はピン(9)が取り付けられており、分散室(2)内に
充填されたメディア(10)をピン(9)で撹拌させる
ことにより分散を行なう。ミル(3)は上部に運転蓋
(8)が設置されており、異物の混入を防止する。ミル
(3)には、その軸方向に延びるスクレーパー(11)
を有し、スクレーパー(11)はミル室(7)壁面に接
触しながら回転する。任意ではあるが、ミル(3)の側
壁に作業者が前記分散室の中の分散液の状態を確認する
ことのできる窓を付けてもよい。
【0007】図2は、本発明のサンドミル分散機のミル
室の上面図である。スクレーパー(11)は回転軸
(4)と逆方向に回転することにより高粘性分散液の滞
留を防止する。
【0008】図3は、本発明のサンドミル分散機の分散
液の流れを示した図である。分散室(2)で分散された
分散液は分散室下方よりミル(7)に突出され、液面
(12)付近から再び分散室(2)内に吸い込まれ分散
される。この繰り返しにより分散が進む。
【0009】本発明のミル室(7)内壁に使用される体
積抵抗1×1010Ω・cm以上の高抵抗の高分子材料と
しては、ウレタン、高密度ポリエチレン、シリコーンゴ
ム、ナイロン等の耐摩耗性材料が好ましい。また、無機
材料としては、アルミナ、ジルコニア、窒化ケイ素、ジ
ルコン等の耐摩耗性材料が好ましい。その中に混入させ
る体積抵抗1×102Ω・cm以下の導電性物質は、ニ
ッケル、銅、真鍮、ステンレス、金、銀、これらの合金
等がある。これらの導電性材料の内壁材料に対する含有
率は1〜30%、好ましくは5〜15%が好ましい。1
%以下では効果がなく、30%以上では内壁材料の耐摩
耗性が低下する。また、導電性材料は1mm以下の粉末
にした方が効果は大きく、望ましくは0.1mm以下が
よい。
【0010】可動スクレーパー(11)は、サンドミル
回転ピンと逆方向に回転した方が効果が大きく、回転速
度は周速0.1m/sec.〜1m/sec.程度がよ
い。周速0.1m/sec.以下では高粘性液体が滞留
してしまう場合があり、1m/sec.以上では、これ
以上回転速度を上げても効果は変わらず、逆に液ハネ等
の問題が発生する場合がある。スクレーパー(11)の
材質は、特にフッ素樹脂等の撥水、撥油性材料で作られ
ているが、これらの材料でコーティングされていると、
分散液の付着が少なく分散を円滑に進める上で好まし
く、清掃も容易となる。また、表面がフラクタルであれ
ば更によい。
【0011】本発明の分散機(1)と一緒に使用するこ
とのできるメディア(10)の条件としては、分散に用
いられる溶剤によって汚染されず、摩耗の少ないものが
望ましい。これに反して、摩耗し易いメディア、分散溶
剤に溶解し易いメディアを採用した場合には、摩耗材
料、溶剤に溶解した材料が分散液の中に混入して分散液
自体の変色、分散液の特性に悪影響を及ぼすことにな
る。本発明の分散機と一緒に使用できるメディアとして
は、例えばジルコニア、アルミナ、シリカ、窒化ケイ
素、ステンレスからなるメディアがある。メディア径は
0.5〜3.0mmが好ましい。代表的なメディアの特
性を表1に記載する。
【0012】
【表1】
【0013】ここで言う、からずり摩耗率とは、HD
A−5ポット分散機(容量2リットル)に直径10mm
ボール仕込量1リットル、水仕込量0.8リットルにて
回転数100rpmで48時間運転したときの単位時間
あたりの平均摩耗率をいう。上記表1から耐摩耗特性に
優れたジルコニアが本発明に適したものであることがわ
かる。
【0014】また、分散室(2)の内径とミル室(7)
の内径の比(分散室内径/ミル内径)は0.5〜0.8
5であるのが好ましい。0.5よりも小さい場合は、分
散室容積がミル容積に比べてかなり小さくなり、分散能
力以上の分散液を分散することになり、分散効率が悪く
なる。逆に、0.85以上になると、分散室で分散され
た分散液の循環が悪くなり、ショートパスや分散されな
い粒子が発生し、粒径分布がブロードになる。
【0015】回転ピン(9)の回転数は、時間の経過に
依存させることなく、一定であってもよいが、分散時間
の経過に応じて回転数を変更するようにしてもよい。こ
のように回転数を分散の進行度合いに応じて変更するこ
とにより、分散効率を一層向上させることができる。例
えば、分散液の特性として、一般的には、分散の開始直
後と、分散の中間段階と、最終段階とでは分散液の粘度
が異なったものになる。この粘度の差異に応じて、例え
ば分散開始当初の粘度が低いときには回転数を低めに設
定し、粘度が高くなったら、この粘度の上昇に応じて回
転数を高めに設定すれば、分散液の粘度に応じた最適な
分散状態が得られ、常に一定回転数で分散させる場合と
比較したときに、短時間でよりシャープな粒径の分散液
を得ることができる。回転数を変更する際の変速ショッ
クを抑えるには、無段変速機構を採用して無段階に変速
するのが好ましい。
【0016】前記サンドミルに作業者がミル内の分散液
のメディアの状態を確認することのできる窓を設けるの
が好ましい。これにより、作業者がミル内の液の流れが
正常であるか否かを確認することができる。また、ミル
内の温度を制御するための温度制御手段を設けること
で、季節の変化による外気の温度変化の影響を受けるこ
となく、年間を通じて管理された所定の温度で分散させ
ることができる。
【0017】図4には、本発明の別の1例としてのサン
ドミル分散機を示す。この例のサンドミル分散機は、図
1の装置に熱交換機(21)及び温水タンク(22)を
付加した構成を有する。この装置により分散、濃縮温度
をコントロールすることにより、効率よく分散液を製造
することができる。
【0018】図5は、本発明の更に別の1例としてのサ
ンドミル分散機を示す。この例のサンドミル分散機は、
ピン回転数を段階的に変更して分散性できるようにタイ
マ(30)及びリングコーン変速機(31)を付設した
システム(32)を有するサンドミル分散機である。
【0019】
【実施例】以下に、本発明の好ましい実施例を図面に基
き具体的に説明するため、図1で説明した本発明の分散
機(1)を用いた試験結果を説明する。 [試験例1] (1)試料:下記の組成からなる電子写真用液体現像剤
を試料とした。 (a)樹脂 50重量部 (b)着色剤(マゼンタ) 30重量部 (c)アイソパーM 120重量部 (2)メディア:クロム球を使用した。メディアの直径
は3mmであった。 (3)分散機:図1の分散機(1)を使用した。内容量
は10リットルであった。ミル室(7)の内壁の材料
は、銅粉含有ウレタン(含有率8%)であった。分散機
(1)は900rpmの回転ピン回転数で運転した。 以上の条件で、(a)、(b)、(c)を8時間分散
後、分散液を得た。分散温度は45℃で試料の分散時の
粘度は約800mPa・sであった。
【0020】[比較例1]試験例1の比較試験として、
ミル室(7)の内壁の材料にウレタンのみを使用して、
試験例1と同様に分散を行なった。分散液抜き出し後、
ミル内が十分洗浄されるまでの洗浄回数を表2に示す。
【0021】
【表2】 上記結果からも明らかなように、本発明の分散機(1)
は内壁の一部に導電性材料を含有しているため、静電気
の発生が防止でき、洗浄効率が高い。
【0022】試験例2 ミル内壁に沿って可動するスクレーパー(材質:ニトリ
ルゴム)を20rpmで、ピン回転と逆方向に回転させ
て、試験例1と同様に試料を調整した。結果を表3に示
す。
【0023】
【表3】 上記結果からも明らかなように、試験例2は、試験例1
に比べて2μm以上の粗大粒子割合が少なく、平均粒径
も小さくなり、このように、分散機にスクレーパーがつ
いている方が短時間で所定の粒径まで分散できる。
【0024】[試験例3]可動スクレーパーの材質を表
面をフラクタルにした撥油性のバイトンにした以外は、
試験例1と同一の条件で分散液を製造した。結果を表4
に示す。
【0025】
【表4】 上記結果からも明らかなように、撥油性のスクレーパー
にすることで、顔料、分散液の付着が少なくなり、粗大
粒子割合が更に少なくなり、分散後の清掃も簡単にでき
る。
【0026】[比較例4]分散機のメディアをからずり
摩耗率1000ppm/hのクロム球からからずり摩耗
率1ppm/hのジルコニアに変更した以外は、試験例
3と同一の条件で分散液を製造した。結果を表5に示
す。
【0027】
【表5】 *色差はX−Riteにより測定した。 上記結果からも明らかなように、粗大粒子の割合は若干
多くなったものの、原材料の色差変化が少なかった。ク
ロム球の場合は摩耗したメディア部材の混入により色が
若干変化したものと思われる。
【0028】[試験例5]分散室の内径とミル内径の比
が分散性に及ぼす影響を考察するために、本発明の1例
としての前記ボールミル分散機(1)において、分散室
(2)の内径/ミル(7)の内径の比を変えた3種類の
分散機を用意して、試験例1と同一の条件で試験を行な
った。結果を表6に示す。
【0029】
【表6】 *粗大粒子とは、2.0μm以上の粒子をいう。 上記結果からも明らかなように、分散室の内径とミル内
径の比が0.6のものは、0.3及び0.9のものと比
較して、粒径分布の点で優れた結果が得られることがわ
かった。0.3のものは、分散室容積に対してミル容積
が大きすぎるため分散の進みが遅く、0.9のものはミ
ル内の分散液の対流が十分行なわれないため、分散に偏
りが生じ、粒径分布がブロードになることがわかった。
【0030】[試験例6]図5に示したタイマ(30)
及びリングコーン変速機(31)を付設したシステム
(32)を有する装置を用いて、ピン回転数を段階的に
変更した場合の分散性の影響を試験したものである。変
速パターンは0〜2時間の当初の2時間は900rpm
の回転速度に設定し、2〜6時間の4時間は1200r
pmに設定し、6〜8時間までは1350rpmに設定
した。メディアは直径3mmのジルコニアからなる球体
を使用した。比較例として試験例4のもの(1200r
pm定速回転)を採用した。結果を表7に示す。
【0031】
【表7】 上記結果からも明らかなように、ピン回転数を段階的に
変更することで、効率的に分散液を製造できることがわ
かった。
【0032】[試験例7]図4に示され、図1の装置に
熱交換機(21)及び温水タンク(22)を付加した構
成を有するミルシステム(20)の装置により分散、濃
縮温度をコントロールすることにより、効率よく分散液
を製造することができる。
【0033】
【発明の効果】以上、詳細且つ具体的な説明より明らか
なように、本発明の請求項1のサンドミルにおいては、
ミル内の内壁が体積抵抗1×1010Ω・cm以上の高抵
抗の高分子材料又は無機材料であり、その中の少なくと
も一部に体積抵抗1×102Ω・cm以下の導電性物質
が含有されているため、静電気の発生が防止でき、洗浄
効率が高い。また、請求項2のバッチ式サンドミルにお
いては、ミル内壁に沿って可動するスクレーパーを設け
たことにより、高粘度の分散液でも短時間で分散するこ
とができる。また、請求項3のサンドミルにおいては、
前記スクレーパーが撥水性材料又は撥油性材料から作ら
れているため、分散液の付着が少なく、分散効率が向上
し、清掃も容易になる。また、請求項4のサンドミルに
おいては、メディア材質のからずり摩耗率が10ppm
/h以下であるため、メディア部材の摩耗による混入が
なく、分散液の色特性を変化させることがない。また、
請求項5のサンドミルにおいては、分散室の内径とミル
内径との比(分散室内径/ミル内径)が、0.5〜0.
85であるため、分散効率がよく、シャープな粒径分布
の分散液が得られる。また、請求項6のサンドミルにお
いては、回転ピンの回転数を時間の経過に伴って変更す
ることのできる回転数制御手段を有するため、効率的に
高品質の分散液を得ることができる。また、請求項7の
サンドミルにおいては、作業者が分散室の中の分散液の
状況を確認することのできる窓が設けられているため、
作業性が向上する。また、請求項8のサンドミルにおい
ては、ミル内の温度を制御するための分散室温度制御手
段を有するため、効率的に高品質の分散液を得ることで
きるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサンドミル分散機の1例を示した側面
図である。
【図2】本発明のサンドミル分散機のミル室の上面図で
ある。
【図3】分散液の流れを示す図である。
【図4】本発明のサンドミル分散機の他の1例を示した
ものである。
【図5】本発明のサンドミル分散機の更に別の1例を示
したものである。
【符号の説明】
1 サンドミル分散機 2 分散室 3 ミル 4 垂直回転軸 5 プーリー 6 モータ 7 ミル室 8 運転蓋 9 ピン 10 メディア 11 スクレーパー 12 液面 20 温度制御装置 21 熱交換機 22 温水タンク 30 タイマ 31 リングコーン変速機 32 回転数変換装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 愛子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 4D063 FF14 FF21 FF34 FF37 GA10 GB04 GC23 GD19 GD22 GD24 5G067 AA32 CA01 DA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンドミル内壁が体積抵抗1×1010Ω
    ・cm以上の高抵抗の高分子材料又は無機材料であり、
    その中の少なくとも一部に体積抵抗1×10 2Ω・cm
    以下の導電性物質が含有されていることを特徴とするバ
    ッチ式サンドミル。
  2. 【請求項2】 前記サンドミル内壁に沿って可動するス
    クレーパーを設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    バッチ式サンドミル。
  3. 【請求項3】 前記スクレーパーが、撥水性材料又は撥
    油性材料から作られていることを特徴とする請求項1又
    は2に記載のバッチ式サンドミル。
  4. 【請求項4】 前記サンドミルのメディア材質のからず
    り摩擦率が10ppm/h以下であることを特徴とする
    請求項1乃至3のうち何れか1に記載のバッチ式サンド
    ミル。
  5. 【請求項5】 分散室の内径とミル内径との比(分散室
    内径/ミル内径)が、0.5〜0.85であることを特
    徴とする請求項1乃至4のうち何れか1に記載のバッチ
    式サンドミル。
  6. 【請求項6】 前記サンドミル回転ピンの回転数を時間
    の経過に伴って変更することのできる回転数制御手段を
    有することを特徴とする請求項1乃至5のうち何れか1
    に記載のバッチ式サンドミル。
  7. 【請求項7】 作業者が前記分散室の中の分散液のメデ
    ィアの流れ状況を確認することのできる窓が設けられて
    いることを特徴とする請求項1乃至6のうち何れか1に
    記載のバッチ式サンドミル。
  8. 【請求項8】 ミル内の温度を制御するための分散室温
    度制御手段を有することを特徴とする請求項1乃至7の
    うち何れか1に記載のバッチ式サンドミル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101390724B1 (ko) * 2013-10-01 2014-04-30 베스트화학기계공업(주) 수직형 입자 분쇄 장치
WO2022056580A1 (en) * 2020-09-21 2022-03-24 Deakin University Production of boron nitride nanosheets

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KR101390724B1 (ko) * 2013-10-01 2014-04-30 베스트화학기계공업(주) 수직형 입자 분쇄 장치
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